説明

電子機器

【課題】コネクタカバーを開くときの操作性に優れた電子機器を提供すること
【解決手段】コネクタ102を露出および遮蔽するように開閉可能にビデオカメラ本体100に取り付けられたコネクタカバー103と、コネクタカバーの裏面103bに設けられた複数のボス104a〜104cと、ビデオカメラ本体に設けられ、それぞれが複数のボス104a〜104cのいずれかと係合する複数の孔部105a〜105bと、を有し、ボスの外形寸法は孔部の内径よりも大きくコネクタカバーを閉状態から開状態にする際に力が加えられる蓋操作部106から離れるに従ってボスの外形寸法と孔部の内径との寸法差を小さくする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタを露出および遮蔽するコネクタカバーを有する電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
ビデオカメラやデジタルスチルカメラなどの電子機器は、外部機器と接続可能なコネクタと、コネクタを露出および遮蔽するように開閉可能に構成されたコネクタカバーと、を有する。コネクタカバーの裏面には複数のボスが設けられ、電子機器本体のコネクタの近傍にもこれと対応する複数の孔部が設けられ、各ボスが対応する孔部に係合することによってコネクタカバーが閉じた状態が安定する。特許文献1は、コネクタカバーを弾性材料で構成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−283157号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、コネクタカバーを開くための力をユーザがコネクタカバーに加える操作部はコネクタカバーの端部である場合が多く、また、コネクタカバーは弾性材料から構成されているため、コネクタカバーを開く際にコネクタカバーが変形する。その結果、コネクタカバーを開ける際には操作部付近のボスと孔部との係合は解除されるが、操作部から遠いボスと孔部との係合は解除されず、操作性が悪いという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、コネクタカバーを開くときの操作性に優れた電子機器を提供することを例示的な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の電子機器は、コネクタおよび複数の第1係合部が形成される電子機器本体と、前記複数の第1係合部とそれぞれ係合する複数の第2係合部が形成されるコネクタカバーとを有する電子機器において、前記第1係合部および前記第2係合部の少なくとも一方を弾性変形させることで、前記第1係合部と前記第2係合部とを係合させるものであって、前記複数の第1係合部と前記複数の第2係合部との係合を解除する際に、前記コネクタカバーに力が与えられる位置から遠くなるほど、前記第1係合部と前記第2係合部とが係合する際の弾性変形量を小さくすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、コネクタカバーを開くときの操作性に優れた電子機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】電子機器の斜視図である。
【図2】図1に示す電子機器のコネクタカバーを開けた状態におけるコネクタ室の拡大平面図である。
【図3】図1に示す電子機器の部分拡大断面図である。
【図4】図1に示す電子機器をユーザが把持している状態を表す部分透過側面図である。
【図5】図1に示す電子機器のコネクタカバーを閉じた状態における部分透過側面図である。
【図6】図5に示すコネクタカバーを開ける際に各ボスに伝わる力の模式図である。
【図7】図5に示すコネクタカバーの側面図と裏面の平面図である。
【図8】図6に示すGPS受信装置の上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は、電子機器(携帯端末装置)の一例としてビデオカメラの斜視図であり、図1(a)はコネクタカバー103が閉じた閉状態を示し、図1(b)はコネクタカバー103が開いた開状態を示している。なお、本実施例は、デジタルスチルカメラ、PDA、ゲーム機などその他の電子機器にも適用可能である。図2は、コネクタカバー103を開けた状態におけるコネクタ室101の平面図である。
【0010】
図1と図2において、ビデオカメラ本体100の不図示の撮影光学系の光軸に平行な長手方向をX方向、これに垂直なビデオカメラ本体100の高さ方向をY方向とする。
【0011】
ビデオカメラは、図1に示すように、電子機器本体としてのビデオカメラ本体100に、コネクタ室101、コネクタカバー103、蓋操作部106を有する。
【0012】
コネクタ室101は、ビデオカメラ本体100の外部に向けて開口されており、ビデオカメラ本体100の外装面に対して凹形状となっている。図2に示すように、コネクタ室101の内部(底部)には、複数のコネクタ102と孔部105a〜105cが設けられている。
【0013】
コネクタ102は、外部機器と電気的に接続可能で、例えば、USBコネクタやHDMIコネクタなどのコネクタから構成される。コネクタ102の種類や数は限定されない。
【0014】
コネクタカバー103は、屈曲変位可能な加撓性を有する適宜の弾性材料から構成され、コネクタ102を埃塵や水滴から保護する。コネクタカバー103は、コネクタ室101にあるコネクタ102を露出および遮蔽するように開閉可能にビデオカメラ本体100に設けられている。
【0015】
コネクタカバー103は、図1(a)に示すように、閉状態のときにビデオカメラ本体100の外装面の一部を構成する表面103bを有する。X方向はコネクタカバー103の長手方向に対応し、Y方向はコネクタカバー103の短手方向に対応する。また、コネクタカバー103は、図1(b)に示すように、表面103aの反対側の裏面103bを有する。
【0016】
コネクタカバー103の裏面103bには、複数の第1係合部として機能する複数のボス104a〜104cと、一対のフック部107が設けられている。
【0017】
ボス104a〜104cは、断面十字形状の凸部であり、弾性を有している。また、複数のボス104a〜104cによってコネクタカバー103のビデオカメラ本体100に対するガタツキを防止している。複数のボス104a〜104cの中心はX方向に並んでいる。
【0018】
各ボスの断面十字形状が縦方向と横方向に延出している。ここで、縦方向はX方向であり、横方向はY方向である。
【0019】
複数の孔部105a〜105cは、ビデオカメラ本体100に設けられ、それぞれが複数のボス104a〜104cのいずれかと係合する複数の第2係合部として機能する。複数の孔部105a〜105cの中心はX方向に並んでいる。コネクタカバー103の閉状態において、ボス104a〜104cのそれぞれと対向した位置に設けられている。
【0020】
本実施例では、孔部105aがボス104aと対応し、孔部105bがボス104bと対応し、孔部105cがボス104cと対応する。このように、本実施例では、第1係合部であるボスと第2係合部である孔部のペアは3つであるが、ペアの数は2つ以上であればいくつであってもよい。
【0021】
本実施例では、第1係合部がボスで第2係合部が孔部であるが、これは逆でもよい。即ち、第1係合部と第2係合部の一方は凸部を有し、他方はその凸部が挿抜される凹部を有すれば足りる。本実施例の凹部は中空円筒形状を有する。
【0022】
また、本実施例では、ボスが弾性材料から構成されて係合時に弾性変形して孔部は殆ど弾性変形しない樹脂などから構成されている。しかし、第1係合部と第2係合部は係合時に少なくとも一方が弾性変形すれば足り、少なくとも一方が弾性材料から構成されていれば足りる。但し、コネクタカバー103が弾性材料から構成されているので第1係合部に弾性を持たせればコネクタカバー103と同時に射出成型などによって形成することができる。
【0023】
また、凸部の外形寸法は凹部の内径よりも大きく設定されている。凸部が円筒形状であれば凸部の外径と凹部の内径との間には締め代が存在することになる。これによって、ボスと孔部は保持力を有するのでコネクタカバー103は閉状態で安定する。
【0024】
コネクタカバー103の閉状態では、ボス104a〜104cが孔部105a〜105cにそれぞれ圧入され、摩擦力によりコネクタ102をカバーする閉状態に保持される。コネクタカバー103の開状態では、ボス104a〜104cが孔部105a〜105cから抜かれる。
【0025】
蓋操作部106は、コネクタカバー103を閉状態から開状態にする際にコネクタカバー103を開くための力(操作力)をユーザが加える力点として機能する部位である。蓋操作部106、ユーザの指を掛けやすいように窪みを含んでいる。
【0026】
蓋操作部106は、図1(a)に示すように、コネクタカバー103の右下端部に設けられている。蓋操作部106は、ビデオカメラ本体100に設けられた窪み101aとコネクタカバー103の右下の端部103cを有する。
【0027】
図3は、蓋操作部106での断面図であり、図3(a)は、コネクタカバー103の閉状態を示し、図3(b)はコネクタカバー103の開状態を示している。
【0028】
フック部107はコネクタカバー103と一体で形成され、コネクタカバー103をビデオカメラ本体100に連結させる。フック部107は、図3に示すように、ビデオカメラ本体100の内側にビデオカメラ本体100と一体に形成された係止ボス108に引っ掛かり、ビデオカメラ本体100の内側と押さえ部材109との間の空間に挟まれる。これによって、フック部107は、コネクタカバー103のビデオカメラ本体100に対する抜け止めを形成している。
【0029】
図4は、ビデオカメラ本体100をユーザが把持している状態を示す部分透過側面図である。図4において、110はビデオカメラ本体100を把持するユーザの手を表す。このとき、ユーザの手110とコネクタ102の位置関係を示すため、ユーザの手110およびコネクタカバー103を透明化して図示している。
【0030】
ビデオカメラ本体100を把持している時に使用しないコネクタ102は、図4に示すように、把持しているユーザの手110の内側に配置することによって、ビデオカメラ本体100のスペースを有効利用することができ、配置効率が良い。そのため、コネクタカバー103の表面103aは、閉状態ではビデオカメラ本体100の把持部の一部を形成する。
【0031】
コネクタカバー103の開き操作を指で操作しやすいように蓋操作部106を外装面から凸形状とすると、把持時にユーザの手110にその凸形状が当たってしまい、ビデオカメラ本体100の把持感が悪くなる。
【0032】
そこで、蓋操作部106は、図3(a)に示すように、コネクタカバー103側に設けた、外装面に対して凸形状でない端部103cと、ビデオカメラ本体100側に設けた、外装面に対して凹形状である窪み101aを対向させている。そして、ビデオカメラ本体100を掴んで持ち運ぶ際のコネクタカバー103の誤操作や、デザイン上の観点より、蓋操作部106を容易に触ることのできない位置で、かつ目立たない位置である底面側に配置している。
【0033】
以下、図3を参照して、コネクタカバー103の開閉動作について説明する。
【0034】
コネクタカバー103を開ける場合には、ユーザは蓋操作部106の窪み101aに指を入れて端部103cに指をかける。そして、ビデオカメラ本体100の底面側から上面側に向かう方向(図3(a)に示す矢印Aの方向)に、力Fを加え、孔部105a〜105cに押し込まれているボス104a〜104cを抜去する。この時、コネクタカバー103は、フック部107に設けられた溝端が係止ボス108に当接するまで引き出すことが可能である。
【0035】
コネクタカバー103を開状態から閉状態にする際には、ユーザはコネクタカバー103の表面103aを押して力を加える。これによって、ボス104a〜104cの先端が孔部105a〜105cの縁に当接し、その後、ユーザは更に力を加えることによってボス104a〜104cを孔部105a〜105cに圧入して両者を係合する。
【0036】
ボス104a〜104cの外形は孔部105a〜105cの内径よりも大きく設定しているため、弾性部材で形成されているボス104a〜104cが変形し、その摩擦力によって両者を係合および固定することができる。これにより、コネクタカバー103はコネクタ102をカバーする状態を保持することができる。
【0037】
コネクタカバー103は弾性部材で構成され、弾性変形が可能であるため、それを開く際にそれに加えられた力Fの一部はコネクタカバー103を変形させる力となり、ボス104a〜104cの抜去力には使用されない。そして、力を加えた蓋操作部106からボスまでの距離が遠くなるに従って、コネクタカバー103の変形量は大きくなり、ボスに伝わる抜去力は小さくなる。すなわち、ボス104a〜104cと孔部105a〜105cとの係合を解除する際に、コネクタカバー103に力が与えられる位置から遠くなるほど、ボス104a〜104cと孔部105a〜105cとの係合を解除する力は小さくなってしまう。
【0038】
図5はコネクタカバー103を閉じた状態のビデオカメラの側面図であり、蓋操作部106と各ボスの位置関係を示すため、コネクタカバー103を透明化している。図6はコネクタカバー103を開けるときに各ボスに伝わる力の模式図である。
【0039】
図5に示すように、ボス104a、104b、104cの蓋操作部106からの距離を蓋操作部106からの距離が近い順にLa、Lb、Lcとし、力Fを加えた時に各ボス104a、104b、104cに伝わる抜去力をそれぞれFa、Fb、Fcする。
【0040】
このとき、La<Lb<Lcであるため、図6に示すように、ボスに伝わる抜去力にはF>Fa>Fb>Fcの関係が成り立つ。そのため、従来の蓋構造のように、各ボスの保持力が全て一定では、蓋操作部106からの距離が近い個所から順番に抜去されていくこととなり、操作性が悪くなる。
【0041】
そこで、本実施例はボスの保持力を蓋操作部106から離れるに従って弱くし、各ボスに伝わる抜去力Fa〜Fcと等しくする。即ち、本実施例は、Fa=Pa>Fb=Pb>Fc=Paの関係式が成り立つようにすることによって全てのボスが同時に抜けることが可能となり、操作性を向上させている。
【0042】
図7はコネクタカバー103の側面図と裏面103bの平面図であり、ボスの高さ方向をZ方向とする。図8はコネクタカバー103を閉じた状態における各圧入部における保持力の模式図である。
【0043】
保持力を調整するために、ボス104a〜104cのZ方向の長さを変更して孔部105a〜105cに圧入する際の弾性変形量を変更することが考えられるが、圧入時の操作性を損なうおそれがあるため、本実施例はボス104a〜104cを同じ高さとしている。
【0044】
また、ユーザは、図4に示すように、ビデオカメラ本体100を把持するため、このときコネクタカバー103にはY方向の力がかかる。従って、Y方向の保持力を変化させてしまうと、蓋操作部106から遠くの圧入部ではガタツキに対する保持力が弱くなってビデオカメラ本体100を把持する際の把持感が悪化する。
【0045】
そこで、本実施例は、図8に示すように、全てのボスのY方向の保持力を一定とし、保持力を調整するためにX方向の延出長さを変化させ、Xa>Xb>Xcとしている。これにより、凸部であるボスのX方向の外形寸法と凹部である孔部の内径との寸法差は蓋操作部106から離れるに従って小さくなっている。すなわち、孔部105a〜105cに圧入されたボス104a〜104cを抜去する際に、コネクタカバー103に力が与えられる位置から遠くなるほど、孔部にボスを圧入する際の弾性変形量を小さくなる。これによって、孔部105a〜105cに圧入されたボス104a〜104cを抜去する際に、コネクタカバー103に力が与えられる位置から遠くなるほど、孔部からボスを抜去する力が小さくなる。この結果、X方向の保持力を蓋操作部106から離れるに従って小さくすることによって、部品点数を増やすことなくコネクタカバー103を把持時のガタつきを防止し、コネクタカバー103を開ける際の操作性を向上している。X方向の凸部の外形寸法は、凸部の高さ方向(Z方向)とビデオカメラ本体100の把持部が把持される際に力が加わるY方向の両方に直交する方向の寸法である。
【0046】
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0047】
本実施例の電子機器はコネクタを覆う蓋を有する電子機器に適用することができる。
【符号の説明】
【0048】
100 ビデオカメラ本体(電子機器本体)
102 コネクタ
103 コネクタカバー
104 ボス(第1係合部)
105 孔部(第2係合部)
106 蓋操作部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コネクタおよび複数の第1係合部が形成される電子機器本体と、前記複数の第1係合部とそれぞれ係合する複数の第2係合部が形成されるコネクタカバーとを有する電子機器において、
前記第1係合部および前記第2係合部の少なくとも一方を弾性変形させることで、前記第1係合部と前記第2係合部とを係合させるものであって、
前記複数の第1係合部と前記複数の第2係合部との係合を解除する際に、前記コネクタカバーに力が与えられる位置から遠くなるほど、前記第1係合部と前記第2係合部とが係合する際の弾性変形量を小さくすることを特徴とする電子機器。
【請求項2】
コネクタおよび複数の孔部が形成される電子機器本体と、前記複数の孔部にそれぞれ圧入される複数のボスが形成されるコネクタカバーとを有する電子機器において、
前記コネクタカバーは、前記ボスを前記孔部に圧入することで、前記コネクタをカバーする状態に保持するものであって、
前記複数の孔部に圧入された前記複数のボスを抜去する際に、前記コネクタカバーに力が与えられる位置から遠くなるほど、前記孔部から前記ボスを抜去する力を小さくすることを特徴とする電子機器。
【請求項3】
コネクタおよび複数の孔部が形成される電子機器本体と、前記複数の孔部にそれぞれ圧入される複数のボスが形成されるコネクタカバーとを有する電子機器において、
前記コネクタカバーは、前記ボスを弾性変形させて前記孔部に圧入することで、前記コネクタをカバーする状態に保持するものであって、
前記複数の孔部に圧入された前記複数のボスを抜去する際に、前記コネクタカバーに力が与えられる位置から遠くなるほど、前記孔部に前記ボスを圧入する際の弾性変形量を小さくすることを特徴とする電子機器。
【請求項4】
前記コネクタカバーは前記コネクタをカバーする状態となるときに、前記電子機器本体の把持部の一部となり、
前記ボスは、前記複数の孔部に圧入された前記複数のボスを抜去する際に、前記コネクタカバーに力が与えられる位置から遠くなるほど、前記ボスの高さ方向と前記把持部が把持される際に力が加わる方向の両方に直交する方向の外形寸法を小さくすることを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
【請求項5】
前記ボスは縦方向と横方向に延びる断面十字形状を有し、
前記縦方向は前記電子機器本体の把持部が把持される際に力が加わる方向に延出させるとともに、前記横方向は前記高さ方向と前記縦方向に直交する方向に延出させるものであって、
前記ボスは、前記複数の孔部に圧入された前記複数のボスを抜去する際に、前記コネクタカバーに力が与えられる位置から遠くなるほど、前記横方向の延出長さを小さくすることを特徴とする請求項4に記載の電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−79569(P2012−79569A)
【公開日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−224517(P2010−224517)
【出願日】平成22年10月4日(2010.10.4)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】