説明

電子機器

【課題】一例として、アンテナによる通信についてより不都合の少ないテレビジョン受像機および電子機器を得る。
【解決手段】実施形態にかかるテレビジョン受像機は、表示装置と、回路基板と、筐体と、アンテナと、シールド部と、を備える。表示装置は、表示画面を有した。回路基板は、表示装置の表示画面とは反対側に位置された。筐体には、表示装置および回路基板が収容された。アンテナは、筐体内に設けられ、通信部とグラウンド部とを有した。シールド部は、筐体内でグラウンド部の周縁部に沿って設けられ、アンテナと回路基板との間に位置された。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、テレビジョン受像機および電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、表示装置の表示画面とは反対側にアンテナが設けられた電子機器が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2011−114582号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この種の電子機器では、アンテナによる通信についてより不都合の少ない構成が望まれていた。
【0005】
そこで、本発明の実施形態は、一例として、アンテナによる通信についてより不都合の少ないテレビジョン受像機および電子機器を得ることを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施形態にかかるテレビジョン受像機は、表示装置と、回路基板と、筐体と、アンテナと、シールド部と、を備える。表示装置は、表示画面を有した。回路基板は、表示装置の表示画面とは反対側に位置された。筐体には、表示装置および回路基板が収容された。アンテナは、筐体内に設けられ、通信部とグラウンド部とを有した。シールド部は、筐体内でグラウンド部の周縁部に沿って設けられ、アンテナと回路基板との間に位置された。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】図1は、第1実施形態にかかるテレビジョン受像機の一例が示された正面図である。
【図2】図2は、第1実施形態にかかるテレビジョン受像機の一例が示された側面図である。
【図3】図3は、第1実施形態にかかるテレビジョン受像機の一例の一部の内部構成が示された正面図である。
【図4】図4は、図1のIV−IV断面図である。
【図5】図5は、第2実施形態にかかるテレビジョン受像機がドッキングステーションに保持された状態の一例が示された斜視図である。
【図6】図6は、第2実施形態にかかるテレビジョン受像機の一例が示された斜視図である。
【図7】図7は、第2実施形態にかかるテレビジョン受像機の一例が示された正面図である。
【図8】図8は、第2実施形態にかかるテレビジョン受像機の一例が示された背面図である。
【図9】図9は、第2実施形態にかかるテレビジョン受像機の一例が示された側面図である。
【図10】図10は、第2実施形態にかかるテレビジョン受像機の一例が示された分解斜視図である。
【図11】図11は、第2実施形態にかかるテレビジョン受像機の内部の構成の一例が示された平面図である。
【図12】図12は、図7のXII−XII断面図である。
【図13】図13は、第2実施形態にかかるテレビジョン受像機の第二部材の一部の一例が示された斜視図である。
【図14】図14は、第2実施形態にかかるテレビジョン受像機の第三部材の一例が示された平面図である。
【図15】図15は、第2実施形態にかかるドッキングステーションにテレビジョン受像機が保持された状態の一例が示された側面図である。
【図16】図16は、第2実施形態にかかるドッキングステーションにテレビジョン受像機が保持された状態の一例が示された背後側から見た斜視図である。
【図17】図17は、第2実施形態にかかるドッキングステーションの一例が示された上側から見た斜視図である。
【図18】図18は、第2実施形態にかかるドッキングステーションの一例が示された上側の別の角度から見た斜視図である。
【図19】図19は、図5のXIX−XIX断面図である。
【図20】図20は、図5のXX−XX断面図である。
【図21】図21は、第1変形例にかかるテレビジョン受像機の一例の一部の内部構成が示された正面図である。
【図22】図22は、第2変形例にかかるテレビジョン受像機の一例の断面図である。
【図23】図23は、第3変形例にかかるテレビジョン受像機の一例の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下の例示的な複数の実施形態には、同様の構成要素が含まれている。よって、以下では、同様の構成要素には共通の符号が付されるとともに、重複する説明が省略される。また、各図では、便宜上、方向(X方向、Y方向、Z方向)が示されている。X方向は、テレビジョン受像機の表示画面に対する正面視での長手方向、Y方向は、表示画面に対する正面視での短手方向、Z方向は表示画面に対する正面視での前後方向(奥行方向、筐体の厚さ方向)である。X方向、Y方向、およびZ方向は、相互に直交している。
【0009】
また、以下の実施形態では、電子機器がテレビジョン受像機として構成された場合が例示されるが、本実施形態にかかる電子機器は、これらには限定されない。本実施形態にかかる電子機器は、例えば、ノート型や、デスクトップ型、タブレット型、スレート型等のパーソナルコンピュータや、スマートフォン、スマートテレビ、スマートブック、携帯電話機、PDA(personal digital assistant)、映像表示装置、テレビ電話機等の種々の電子機器として構成することができる。
【0010】
<第1実施形態>
本実施形態にかかる電子機器の一例であるテレビジョン受像機1Aは、図1,2に示されるように、支持部(支部、台、スタンド)2Aと、筐体3Aと、を備える。支持部2Aは、机や、棚、台等の載置部(図示されず)上に載置され、筐体3Aを支持する。支持部2Aは、筐体3Aを固定的に支持してもよいし、移動可能(回動可能、スライド可能)に支持してもよい。筐体3Aの支持部2Aに対する回動形態としては、例えばチルトや、スイベル、ピボット等がある。
【0011】
筐体3Aは、図1に示されるように、正面視では矩形状(本実施形態では一例として長方形状)に構成されている。また、筐体3Aは、図2に示されるように、前後方向に薄い扁平な直方体状に構成されている。筐体3Aは、前面(正面、面、第一面、第一面部)3aとこの反対側の後面(背面、面、第二面、第二面部)3bと、を有する。前面3aと後面3bとは略並行している。また、筐体3Aは、図1に示されるように、正面視では、四つの端部(辺部、縁部)3c〜3fと、四つの角部(尖部、曲部、端部)3g〜3jと、を有する。また、端部3c,3eは、長辺部の一例である。端部3d,3fは、短辺部の一例である。
【0012】
また、筐体3Aは、前面3aを有する壁部(第一壁部、第一部分、プレート、フレーム、前壁部、表壁部、天壁部)3kと、後面3bを有する壁部(第二壁部、第二部分、プレート、後壁部、裏壁部、底壁部)3mと、を有する。壁部3k,3mは、矩形状(本実施形態では一例として長方形状)である。また、筐体3Aは、壁部3kと壁部3mとの間に亘った側面(面、周面、第三面)3pを有する四つの壁部(第三壁部、第三部分、プレート、側壁部、端壁部、立壁部、亘部)3nを有する。そして、壁部3kには、一例としては矩形状の開口部3rが設けられている。
【0013】
さらに、筐体3Aは、複数の部品(分割体、部材)が組み合わせられて構成されることができる。筐体3Aは、一例としては、少なくとも壁部3kを含む第一部材(第一部分、前側部材、カバー)3Frと、少なくとも壁部3mを含む第二部材(第二部分、後側部材、ベース、ボトム)3Rrとを有する。壁部3nは、第一部材3Frおよび第二部材3Rrのうち少なくともいずれか一方(例えば、第二部材3Rr)に含まれることができる。また、筐体3Aは、第一部材3Frおよび第二部材3Rrとは別に、これらの間に位置した第三部材3Md(第三部分、中間部材、隔部材、障壁部材、壁部材、介在部材、インナプレート、ミドルプレート、ミドルフレーム、図4参照)を有する。その場合、壁部3nは、第三部材3Mdに含まれることもできる。筐体3Aは、金属材料や、合成樹脂材料等で構成されることができる。
【0014】
筐体3A内には、表示装置(表示部、ディスプレイ、パネル)4が収容されている。表示装置4の、前面3a側に位置した表示画面4aは、開口部3rを介して筐体3Aの前方(外方)に露出しており、使用者は、前方側から開口部3rを介して表示画面4aを視認することができる。表示装置4は、正面視では矩形状(本実施形態では一例として長方形状)に構成されている。また、表示装置4は、前後方向に薄い扁平な直方体状に構成されている。表示装置4は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD,liquid crystal display)や有機ELディスプレイ(OELD,organic electro-luminescent display)等である。
【0015】
表示装置4の前側(表側、壁部3k側)には、透明な比較的薄い矩形状の入力操作パネル(一例としてはタッチパネル、タッチセンサ、操作面)5が設けられている。入力操作パネル5は、表示画面4aを覆っている。操作者(ユーザ等)は、例えば手指やスタイラス等によって、入力操作パネル5に対して、触れる、押す、擦る、あるいは入力操作パネル5の近傍で動かす等の操作を行うことで、入力処理を実行することができる。また、表示装置4の表示画面4aから出た光は、入力操作パネル5を通過して壁部3kの開口部3rから筐体3Aの前方(外方)へ出る。入力操作パネル5は、入力部の一例である。
【0016】
筐体3A内には、表示装置4の後側(裏側、背後側、壁部3m側、表示画面4aとは反対側)に、複数の基板6,7(回路基板)が収容されている。基板6,7は、相異なる位置に配置され、いずれも、表示装置4と並行して設けられている。また、基板6,7は、壁部3k,3m,3n等と離間した状態で、すなわち、壁部3k,3m,3n等との間に空間が形成された状態で、設けられている。基板6,7は、表示装置4に沿って並べて配置され、筐体3Aの厚さ方向には重なり合わないのが好適である。また、基板6,7は、例えばねじ等の固定具によって、筐体3Aに固定されている。
【0017】
図1に示される基板(第一基板、第一回路基板、制御基板、メイン基板)6には、CPU(central processing unit)等の複数の電子部品(部品、素子、図示されず)が実装されている。電子部品には、発熱体が含まれる。また、発熱量の大きな電子部品(発熱体)には、冷却機構(放熱部、受熱部、図示されず)を設けることができる。基板6および電子部品によって、制御回路(図示されず)の少なくとも一部が構成されている。制御回路は、例えば、映像信号処理回路や、チューナ部、HDMI(high-definition multimedia interface)信号処理部、AV(audio video)入力端子、リモコン信号受信部、制御部、セレクタ、オンスクリーンディスプレイインタフェース、記憶部(例えば、ROM(read only memory)、RAM(random access memory)、HDD(hard disk drive)等)、音声信号処理回路等を、含むことができる。制御回路は、表示装置4の表示画面4aでの映像(動画や静止画等)の出力や、スピーカ(図示されず)での音声の出力、LED(light emitting diode、図示されず)での発光等を制御する。表示装置4や、スピーカ、LED等は、出力部の一例である。
【0018】
図1に示されるように、基板6,7は、筐体3Aの端部3cに寄って位置されている。また、図1,3に示されるように、筐体3A内には、アンテナ26が設けられている。アンテナ26は、端部3cとは反対側の端部3eに寄って位置されるとともに、端部3eの長手方向の端部としての角部3hに寄って位置されている。このような配置により、一例としては、基板6,7とアンテナ26とをより遠ざけて配置することができる。よって、一例としては、基板6,7に設けられた電磁波を発生する部品(例えば、CPU、メモリ等、図示されず)で生じた電磁波によるノイズがアンテナ26が通信する電磁波(信号)に混入する(重畳する、影響を及ぼす、悪影響を及ぼす)のが抑制されやすい。
【0019】
本実施形態では、一例として、アンテナ26は、図3に示されるように、矩形状(本実施形態では、一例として長方形状)かつ板状(カード状、フィルム状)に構成されている。本実施形態では、一例として、アンテナ26の長辺方向の一方側に通信部26aが設けられ、他方側にグラウンド部26bが設けられている。
【0020】
本実施形態では、一例として、アンテナ26は、壁部3mに設けられている。具体的に、グラウンド部26bは、筐体3Aの壁部3mの面3m1(内面、壁面)に固定されている。壁部3m(第二部材3Rr)は導電性を有した材料(例えば、マグネシウム合金等の金属材料)で構成されている。グラウンド部26bは、一例としては導電性接着剤で壁部3mに固定され、かつ電気的に接続されている。よって、本実施形態によれば、一例としては、グラウンド部26bと壁部3mとの電位差が小さくなりやすく、アンテナ26の信号にノイズがより混入しにくくなる。
【0021】
また、本実施形態では、一例として、図3,4に示されるように、壁部3mには、開口部80が設けられている。開口部80は、本実施形態では、一例として、矩形状の切欠部として設けられている。そして、開口部80は、部材81で覆われ、塞がれている。部材81は、壁部3mより導電性の低い材料(例えば、絶縁体、不導体、合成樹脂材料、プラスチック等)で構成されている。部材81は、板状(壁状)かつ矩形状に構成されている。部材81の外面81aは、筐体3の後面3bの一部を構成している。また、部材81は、端部3d(壁部3n、側面3p)の一部を構成している。そして、通信部26aが、正面視(筐体3Aの厚さ方向の視線)で、壁部3mとは重ならない部分を有し、開口部80および部材81と重なっている。さらに、壁部3kの、少なくとも開口部80(部材81、通信部26a)と重なり合う部分(本実施形態では、一例として第一部材3Frの全体)も、壁部3mより導電性の低い材料(例えば、絶縁体、不導体、合成樹脂材料、プラスチック等)で構成されている。また、第三部材3Mdは、導電性を有した材料(例えば、マグネシウム合金等の金属材料)で構成されている。しかし、通信部26aの少なくとも一部は、図4に示されるように、第三部材3Mdの端部としての端部30bより端部3d側に位置し、第三部材3Mdの端部30bとも重なっていない。よって、本実施形態によれば、一例としては、導電性材料(導体)によってアンテナ26の通信特性が損なわれるのが抑制されやすい。
【0022】
また、本実施形態では、一例として、アンテナ26のグラウンド部26bの周縁部の少なくとも一部に沿って、シールド部90が設けられている。シールド部90は、第二部材3Rrの壁部3mと第三部材3Mdの壁部32aとの間に亘っている。具体的には、シールド部90は、壁部3mの面3m1(内面、壁面)に設けられた部材90aと、第三部材3Mdの壁部32aの面32a1(内面、壁面)から突出した突出部90b(リブ、壁部)と、を有する。部材90aは、本実施形態では、一例として、矩形状断面を有して延びた直方体状(角柱状)の外観を呈する。部材90aは可撓性を有する。部材90aは、例えば、発泡材料や弾性材料(スポンジや、ゴム、エラストマ等)で構成された内側部材と、この内側部材の周囲を覆った外側部材(布や、シート、膜等)と、を含むことができる。外側部材は、導電性材料で構成することができ、内側部材も、導電性材料で構成することができる。また、部材90aは、一例としては、導電性接着剤により、壁部3mに接合(固定、結合、接続)されている。よって、部材90aは、壁部3mと電気的に接続され、ひいては、グラウンド部26bとも電気的に接続されている。突出部90bは、部材90aと面して(対向して)設けられ、アセンブリされた状態では、部材90aと接触している。本実施形態では、一例として、突出部90bは、部材90aに食い込んでいる。よって、壁部32aも、突出部90bおよび部材90aを介して、グラウンド部26bと電気的に接続されている。本実施形態では、一例として、基板6,7は、第二部材3Rrの壁部3mと、第三部材3Mdの壁部32aとの間に位置されている。そして、シールド部90は、図1,3からわかるように、アンテナ26(のグラウンド部26b)と基板6,7との間に位置されている。壁部3mは、第一壁部の一例であり、壁部32aは、第二壁部の一例である。また、部材90aは、第一部分(第一部材、第一部)の一例であり、突出部90bは、第二部分(第二部材、第二部)の一例である。なお、本実施形態では、一例として、シールド部90は、壁部3mの面3m1から突出した壁部90cを有する。この壁部90cも、導電性を有しており、シールド機能の一部を担うことができる。また、壁部90cは、部材90aに沿っている。よって、本実施形態によれば、一例としては、壁部90cは、部材90aを壁部3mに取り付ける際の目標、ガイド、位置決めとして機能することができる。また、本実施形態によれば、一例としては、壁部90cによって壁部3m(第二部材3Rr)の剛性が向上する。
【0023】
また、上述したように、本実施形態では、一例として、アンテナ26は、筐体3の角部3hに寄せて設けられている。このため、図3に示されるように、矩形状のアンテナ26(グラウンド部26b)の一辺を、筐体3の壁部3n(側壁)に沿わせる(対向させる)ことができる。よって、この壁部3nを導電性を有した部材で構成することにより、この辺については、当該辺に沿った周縁部に位置された壁部3nをシールド部として用いることができる。ただし、この壁部3nによっては、筐体3外からの電磁波のアンテナ26の電磁波(信号)に対する混入が抑制される。
【0024】
以上のように、本実施形態では、アンテナ26と基板6,7との間に、シールド部90が位置されている。よって、本実施形態によれば、一例としては、基板6,7(に設けられた部品、電子部品等)からの電磁波がアンテナ26の電磁波(信号)に混入する(重畳する、影響を及ぼす、悪影響を及ぼす)のが抑制されやすい。
【0025】
また、本実施形態では、一例として、シールド部90は、壁部32aの面32a1から突出した突出部90bを含む。また、本実施形態では、一例として、シールド部90は、壁部3mの面3m1に導電性接着剤によって接合された部材90aを含む。よって、本実施形態によれば、一例としては、シールド部90を比較的簡素な構成として得ることができる。
【0026】
また、本実施形態では、一例として、基板6,7は、筐体3の端部3cに寄って位置され、アンテナ26は、端部3cとは反対側の端部3eに寄って位置された。また、本実施形態では、一例として、アンテナ26は、端部3eの長手方向の端部に位置した角部3hに寄って位置された。よって、本実施形態によれば、一例としては、基板6,7とアンテナ26とがより離間して配置される。よって、一例としては、基板6,7(に設けられた部品、電子部品等)からの電磁波がアンテナ26の電磁波(信号)に混入する(重畳する、影響を及ぼす、悪影響を及ぼす)のがより一層抑制されやすい。
【0027】
また、本実施形態では、一例として、シールド部90が、壁部3mと壁部32aとに亘って設けられた。また、本実施形態では、一例として、基板6,7が壁部3mと壁部32aとの間に位置された。よって、本実施形態によれば、一例としては、基板6,7(に設けられた部品、電子部品等)からの電磁波がアンテナ26の電磁波(信号)に混入する(重畳する、影響を及ぼす、悪影響を及ぼす)のがより一層抑制されやすい。
【0028】
また、本実施形態では、一例として、シールド部90が、可撓性を有した部材90aと、部材90aに当接する突出部90bとを含む。よって、本実施形態によれば、一例としては、シールド部90の隙間が減りやすい。よって、一例としては、シールド部90によるシールド効果がより確実に得られやすい。
【0029】
また、本実施形態では、一例として、グラウンド部26bが、壁部3m,32aに重なる部分を有し、通信部26aが、壁部3m,32aに重ならない部分を有する。また、本実施形態では、一例として、壁部3mには開口部80が設けられ、開口部80が壁部3mより導電性の低い部材81で覆われている。よって、本実施形態によれば、一例としては、壁部3m,32aによって、通信部26aによる通信の障害が生じるのが抑制されやすい。
【0030】
<第2実施形態>
本実施形態では、一例として、図5に示されるように、支持部の一例であるドッキングステーション2に、電子機器の一例であるテレビジョン受像機1が装着されて、テレビシステム(電子機器システム)100が構成される。本実施形態では、ドッキングステーション2(支持部)は、テレビジョン受像機(電子機器)1が接続された場合に、例えば、そのテレビジョン受像機1用の、すなわち、テレビジョン受像機1内の回路等に電気的に接続されたコネクタが付加されたり、当該コネクタの数が増えたりする等、テレビジョン受像機1が有していない機能を付加したり、テレビジョン受像機1が有している機能を拡張したり増大したりすることができる。すなわち、ドッキングステーション2(支持部)は、テレビジョン受像機(電子機器)1に対応した機能拡張装置の一例である。
【0031】
また、ドッキングステーション2は、表示装置4が収容されたテレビジョン受像機1の筐体3を支持する。すなわち、ドッキングステーション2は、テレビジョン受像機1の支持装置(支持台、スタンド)の一例である。また、ドッキングステーション2は、表示装置4の表示画面4aの角度を調節可能な機構(図5には示されず)を備えている。すなわち、ドッキングステーション2は、表示画面4a(表示装置4が収容された筐体3)の角度調整装置の一例である。
【0032】
(テレビジョン受像機(電子機器))
テレビジョン受像機1の筐体3は、本実施形態では、一例として、図5〜8に示されるように、正面視および背面視では矩形状(本実施形態では、一例として長方形状)に構成されている。また、筐体3は、本実施形態では、一例として、図6,9に示されるように、前後方向に薄い扁平な直方体状に構成されている。筐体3は、前面(正面、面、第一面、第一面部)3aとこの反対側の後面(背面、面、第二面、第二面部)3bと、を有する。前面3aと後面3bとは略並行している。また、筐体3は、図6〜8に示されるように、正面視では、四つの端部(辺部、縁部)3c〜3fと、四つの角部(尖部、曲部、端部)3g〜3jと、を有する。端部3c,3eは、長辺部の一例である。また、端部3d,3fは、短辺部の一例である。
【0033】
また、筐体3は、前面3aを有する壁部(第一壁部、第一部分、プレート、フレーム、前壁部、表壁部、天壁部)3kと、後面3bを有する壁部(第二壁部、第二部分、プレート、後壁部、裏壁部、底壁部)3mと、を有する。壁部3k,3mは、矩形状(本実施形態では、一例として長方形状)である。また、筐体3は、壁部3kと壁部3mとの間に亘った側面(面、周面、第三面)3pを有する四つの壁部(第三壁部、第三部分、プレート、側壁部、端壁部、立壁部、亘部)3nを有する。壁部3kには、一例としては矩形状の開口部3rが設けられている。
【0034】
さらに、筐体3は、複数の部品(分割体)が組み合わせられて構成されることができる。筐体3は、本実施形態では、一例として、少なくとも壁部3kを含む第一部材(第一部分、前側部材、カバー)3Frと、少なくとも壁部3mを含む第二部材(第二部分、後側部材、ベース、ボトム)3Rrとを有する。壁部3nは、第一部材3Frおよび第二部材3Rrのうち少なくともいずれか一方(例えば、第二部材3Rr)に含まれる。また、本実施形態では、図10,12に示されるように、筐体3は、第一部材3Frおよび第二部材3Rrとは別に、これらの間に位置した第三部材(第三部分、中間部材、隔部材、障壁部材、壁部材、介在部材、インナプレート、ミドルプレート、ミドルフレーム)3Mdを有する。壁部3nの一部は、第三部材3Mdに含まれることができる。筐体3は、金属材料や、合成樹脂材料等で構成されることができる。一例として、第二部材3Rrおよび第三部材3Mdは、比較的剛性の高い材料(例えば、マグネシウム合金等の金属材料等)で構成されることができ、第一部材3Frは、比較的剛性の低い材料(第二部材3Rrおよび第三部材3Mdより剛性の低い材料、例えば合成樹脂材料等)で構成されることができる。なお、第一部材3Fr、第二部材3Rr、および第三部材3Mdには、リブ等の壁部(突出部、突出壁部)が設けられることができる。壁部により、筐体3の剛性が高くなりやすい。また、第三部材3Mdには、貫通孔等の開口部30aが設けられることができる。開口部30aにより、筐体3をより軽量に構成することができる。
【0035】
また、本実施形態では、一例として、図9に示されるように、長手方向を横向きにした使用状態で下側または手前側(ユーザに近い側)となる第一部3Baの厚さが、当該使用状態で上側または奥側(ユーザから遠い側)となる第二部3Bbの厚さより薄い。このため、机等の載置面P上に載せて使用する状態では、筐体3の前面3aおよび表示画面4a(図6参照)の載置面(水平面)Pからの高さが、手前側(下側)から奥側(上側)に向かうにつれて、高くなる。よって、本実施形態によれば、一例としては、テレビジョン受像機1に対して図9の左側に位置したユーザにとって、表示画面4aが所謂チルトの状態となり、ユーザが表示画面4aを見やすいという利点がある。図9の状態での表示画面4aの載置面Pとの角度(鈍角側)は、135°以上でありかつ180°未満であることができる。本実施形態では、一例として、筐体3の後面3bに複数の突出部3v(3v,3v)が設けられている。図9から明らかとなるように、図9の右側の第二部3Bbに位置された突出部3vの先端部分と表示画面4aとの距離は、図9の左側の第一部3Baに位置された突出部3vの先端部分と表示画面n4aとの距離より長い。本実施形態では、図9の左側の突出部3v(の先端部分)は第一接触部の一例であり、図9の右側の突出部3v(の先端部分)は第二接触部の一例である。
【0036】
そして、筐体3には、部品16を出入可能に収容した部品収容部17が設けられている。部品収容部17の開口部17aは、本実施形態では、一例として、端部3dに開口している。この開口部17aは、いずれかの使用姿勢(上述の例では、第一姿勢または第二姿勢)で上側となり、かつ非使用姿勢では下側とならない端部3dに設けられている。このような構成によれば、使用姿勢では、開口部17aが上側に位置される。よって、一例としては、部品16が部品収容部17から重力の作用によって脱落するのを抑制しやすくなる。部品16は、具体的には、例えば、スタイラス、スタイラスペン、ペン等である。
【0037】
また、本実施形態では、一例として、図7に示されるように、バッテリ18と、表示装置4とが、筐体3の厚さ方向には重ならず、厚さ方向と直交する方向(前面3aまたは後面3bに沿う方向、X方向またはY方向、本実施形態では一例として、Y方向)に並んで配置されている。よって、一例としては、バッテリ18と表示装置4とが筐体3の厚さ方向に重なった場合に比べて、筐体3をより薄く構成することができる。また、一例としては、バッテリ18と表示装置4とが筐体3の厚さ方向に重なった場合に比べて、バッテリ18をより厚くしやすくなり、ひいては、バッテリ18の単位体積あたりの容量を高めやすくなる。また、図9に示されるように、本実施形態では、筐体3は、薄い第一部3Baと、厚い第二部3Bbとを有している。バッテリ18を収容するバッテリ収容部(バッテリ支持部)3sは、厚い第二部3Bbの端部3cに設けられている。よって、一例としては、バッテリ収容部3sが第一部3Baに設けられた場合に比べて、バッテリ18を厚くしやすくなり、ひいては、バッテリ18の単位体積あたりの蓄電容量を高めやすくなる。
【0038】
また、本実施形態では、一例として、バッテリ収容部3sが設けられた端部3cと反対側の端部3eが、ドッキングステーション2に支持される。よって、一例としては、作業者(ユーザ等)は、テレビジョン受像機1がドッキングステーション2に支持された状態で、バッテリ18を筐体3に着脱することができる。また、端部3eには、図6,7に示されるように、ドッキングステーション2のコネクタ43(図17等参照)と接続されるコネクタ19が設けられている。よって、一例としては、バッテリ収容部3sおよびコネクタ19が、相互に干渉することなく、筐体3に設けられやすい。なお、端部3eには、スピーカカバー3tも露出している。コネクタ19およびスピーカカバー3tは、端部3eの壁部3nに設けられた開口部3uを介して露出している。コネクタ19は、第一コネクタの一例である。
【0039】
また、本実施形態では、一例として、図5,6,7,9に示されるように、筐体3の前面3aや側面3pには、操作部20やコネクタ21が設けられている。操作部20は、押しボタンや、押しスイッチ、スライドスイッチ、ポインティングデバイス等であることができる。コネクタ21は、電源ケーブル用のコネクタや、USBコネクタ、イヤホンやマイクのコネクタ等である。操作部20やコネクタ21は、筐体3の壁部3k,3nに設けられた開口部3uを介して露出している。また、前面3aには、カメラ(カメラモジュール、撮像装置)31を設けることができる。
【0040】
また、本実施形態では、一例として、図6,8,9に示されるように、筐体3の後面3bや側面3pには、電子部品12(図11,12参照)の冷却等に用いる空気を導入したり排出したりする通気口22が設けられている。本実施形態では、一例として、後面3b(壁部3m)に、空気を導入する導入口22aが設けられ、側面3p(壁部3n、端部3d)に、空気を排出する排出口22bが設けられている。本実施形態では、導入口22aや排出口22bは、壁部3m,3nに設けられた複数の小孔22cが集まった部分として設けられている。なお、後面3bには突出部3vが設けられている。よって、図9に示されるような後面3bが載置面P上に載せられた状態でも、導入口22aは塞がれない。また、本実施形態では、筐体3の薄い第一部3Baと厚い第二部3Bbとの境界部分に、傾斜部3Bcが設けられている。そして、図8に示されるように、導入口22aのうちの一つ22a1が、傾斜部3Bcの後面3bに設けられている。図9に示されるように、傾斜部3Bcと載置面Pとの間の距離は、他の部分と載置面Pとの間の距離より大きくなるため、この傾斜部3Bcに設けられた導入口22a1については、空気の通流抵抗を減らしやすくなって、冷却効率をより高めやすくなる。また、本実施形態では、複数の導入口22aが設けられている。よって、一例としては、何らかの原因で一つの導入口22aが塞がれたような場合にあっても、他の導入口22aから空気流を筐体3内に導入することができ、冷却性能が損なわれにくくなる。なお、筐体3内は、冷却機構23(図11,12等参照)によって冷却してもよいし、自然冷却(対流冷却)によって冷却してもよい。
【0041】
本実施形態では、一例として、図10,12に示されるように、第一部材3Frと第三部材3Mdとの間に、表示装置(表示部、ディスプレイ、パネル)4が収容されている。表示装置4の、前面3a側に位置した表示画面4aは、開口部3rを介して筐体3の前方(外方)に露出しており、使用者は、前方側から開口部3rを介して表示画面4aを視認することができる。表示装置4は、正面視では矩形状(本実施形態では一例として長方形状)に構成されている。また、表示装置4は、前後方向に薄い扁平な直方体状に構成されている。表示装置4は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD,liquid crystal display)や有機ELディスプレイ(OELD,organic electro-luminescent display)等である。
【0042】
また、本実施形態では、一例として、表示装置4の前側(表側、壁部3k側)には、透明な比較的薄い矩形状の入力操作パネル(一例としてはタッチパネル、タッチセンサ、操作面)5が設けられている。入力操作パネル5は、表示画面4aを覆っている。操作者(ユーザ等)は、例えば、手指や部品16(スタイラス)等で入力操作パネル5に対して、触れる、押す、擦る、あるいは手指やスタイラス等を入力操作パネル5の近傍で動かす等の操作を行うことで、入力処理を実行することができる。また、表示装置4の表示画面4aから出た光は、入力操作パネル5を通過して壁部3kの開口部3rから筐体3の前方(外方)へ出る。入力操作パネル5は、入力部の一例である。
【0043】
そして、本実施形態では、一例として、図10に示されるように、筐体3内には、表示装置4の後側(裏側、背後側、壁部3m側、表示画面4aとは反対側)、本実施形態では、一例として、第二部材3Rrと第三部材3Mdとの間に、複数の基板6,7,25が収容されている。基板6,7,25は、相異なる位置に配置され、いずれも、表示装置4と並行して設けられている。また、基板6,7,25は、壁部3k,3m,3n等と離間した状態で、すなわち、壁部3k,3m,3n等との間に空間が形成された状態で、設けられている。基板6,7,25は、表示装置4に沿って並べて配置され、筐体3の厚さ方向には重なり合わないことができる。また、基板6,7,25は、ねじ等の固定具によって、筐体3に固定されている。
【0044】
また、本実施形態では、一例として、基板(第一基板、第一回路基板、制御基板、メイン基板)6には、例えば、CPU(central processing unit)や、グラフィックコントローラ、電源回路部品、PCH(platform controller hub)、メモリスロットコネクタ、LCDコネクタ、I/O(input/output)コネクタ、電源コイル、素子、コネクタ等の複数の電子部品12(図11,12参照、図12には一部のみ図示)を実装することができる。電子部品12には、発熱体が含まれる。発熱量の大きな電子部品(発熱体)12には、冷却機構23を設けることができる。冷却機構23は、ヒートシンク(受熱部、図示されず)、ヒートパイプ23a、放熱部23b、ファン24等を含んでいる。基板6および電子部品12によって、制御回路(図示されず)の少なくとも一部が構成されている。また、制御回路は、例えば、映像信号処理回路や、チューナ部、HDMI(high-definition multimedia interface)信号処理部、AV(audio video)入力端子、リモコン信号受信部、制御部、セレクタ、オンスクリーンディスプレイインタフェース、記憶部(例えば、ROM(read only memory)、RAM(random access memory)、HDD(hard disk drive)、SSD(solid state drive)等)、音声信号処理回路等を、含むことができる。制御回路は、表示装置4の表示画面4aでの映像(動画や静止画等)の出力や、スピーカ(図示されず)での音声の出力、LED(light emitting diode、図示されず)での発光等を制御する。表示装置4や、スピーカ、LED等は、出力部の一例である。
【0045】
また、本実施形態では、一例として、図9,11からわかるように、基板6,7および冷却機構23は、筐体3の厚い第二部3Bbに位置されている。よって、一例としては、基板6,7および冷却機構23が薄い第一部3Baに位置された場合に比べて、空間をより広く確保しやすくなり、冷却機構23のファン24によって流される空気流による冷却効果が得られやすい。また、本実施形態では、一例として、ファン24および放熱部23bは、規定された(制御された)使用状態で上側となる端部3cと端部3dとが接続される角部3gに設けられている。したがって、一例としては、テレビジョン受像機1の使用姿勢によらず、ファン24および放熱部23bを筐体3内の上側に配置することができる。よって、一例としては、熱が筐体3内に留まりにくくなる。なお、ファン24および放熱部23bは、排出口22bに隣接して設けられている。
【0046】
また、本実施形態では、一例として、基板7は、冷却機構23との間で基板6を挟む位置(第二部3Bbで基板7、基板6、および冷却機構23の順に並ぶ位置)に設けられる。このような構成により、外部から吸気された空気が基板6の位置に到達する前に基板7に当たる。よって、一例としては、基板7の放熱効率が高くなりやすい。また、モジュール8A,8Bが実装された基板7が、筐体3内の部品の中では比較的重量が大きく筐体3の中央に位置した基板6に対し、他の重量物である冷却機構23と反対側に位置される。よって、一例としては、テレビジョン受像機1の重量バランスがより良くなる。よって、一例としては、ユーザは、テレビジョン受像機1を持ち運ぶ際に、より持ちやすい。
【0047】
また、本実施形態では、一例として、図12に示されるように、筐体3の壁部3mに、ファン24に近い導入口22a2と、基板6を挟んで導入口22a2の反対側に位置した導入口22a3と、導入口22a2,22a3より発熱体としての電子部品12に近い導入口22a1と、が設けられている。導入口22a2が設けられたことで、筐体3内により効率良く空気流を流すことができる。また、導入口22a3から導入された空気流Sは、基板6の後側の第二面6bに沿ってファン24に向けて流れる空気流S2と、基板6のファン24とは反対側に位置した端部6cの外側を通過して(回り込んで、迂回して)基板6の前側の第一面6aに沿ってファン24に向けて流れる空気流S1と、に分けられる。よって、基板6の第一面6aおよび第二面6bの両側に設けられた電子部品(発熱体)12を冷却することができる。
【0048】
また、本実施形態では、一例として、図11,12に示されるように、基板7およびモジュール8A,8Bは、表示装置4に沿って配置されている。また、基板25には、電子部品12が設けられている。また、筐体3内には、フレキシブルケーブル27が収容されている。フレキシブルケーブル27は、基板6,7,25や、表示装置4、コネクタ19等の間を、電気的に接続している。フレキシブルケーブル27は、例えば、フレキシブルプリント配線板や、フラットケーブル等である。
【0049】
また、図11に示されるように、筐体3内には、複数のアンテナ26が収容されている。本実施形態では、一つの通信モジュール(例えば、モジュール8B)に接続された複数のアンテナ26が、相互に離間して配置されている。本実施形態では、一例として、一つのアンテナ26は、筐体3の端部3dおよび端部3eの近傍(角部3hの近傍)に配置され、もう一つのアンテナ26は、筐体3の端部3eおよび端部3fの近傍(角部3iの近傍)に配置されている。これにより、一例としては、アンテナ26の空間ダイバーシティを構成することができる。なお、アンテナ26とモジュール8Bとは、ケーブル28を介して電気的に接続されている。なお、一方のアンテナ26を送受信用とし、他方のアンテナ26を受信専用とするなど、複数のアンテナ26,26で機能を分けることもできるし、一方のアンテナ26を他方のアンテナ26の予備として利用することもできる。
【0050】
アンテナ26や、シールド部90、壁部3m,32a,3k等の構成は、上記第1実施形態と同様である。よって、本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の効果が得られる。すなわち、部品(電磁波の発生源、電子部品12等)からの電磁波が、アンテナ26の電磁波(信号)に混入するのが抑制されやすい。また、本実施形態では、一例として、図13に示されるように、壁部3mには、アンテナ26を支持する支持部82が設けられている。支持部82は、本実施形態では、一例として、壁部3mから突出した突出部(壁部、リブ)として構成されている。本実施形態によれば、一例としては、支持部82によって、アンテナ26(通信部26a)がより強固に支持されやすい。また、アンテナ26(通信部26a)がより好適な姿勢に保持されやすい。
【0051】
また、図14に示されるように、第三部材3Mdの壁部32aの面32a1には、部材90aに対応する(対向する)位置に、突出部90bが設けられている。また、第三部材3Mdの端部30bには、開口部83が設けられている。本実施形態では、一例として、開口部83は、切欠部として構成されている。この開口部83は、第二部材3Rrの壁部3mに設けられた開口部80に対応し、開口部80と筐体3の厚さ方向に重なっている。よって、壁部3mによってアンテナ26の通信部26aによる通信が妨げられるが抑制されやすい。
【0052】
(ドッキングステーション)
本実施形態では、一例として、図15に示されるように、ドッキングステーション2は、第一支持部2aと、第二支持部2bと、を有する。第一支持部2aは、載置面P上に載せられ、土台(台部、底部、下部、基礎部、基底、基底部、載部、脚部、脚、倒れ抑制部、抑制部)として機能する。第二支持部2bは、第一支持部2a(の底部)から載置面P上に突出し、テレビジョン受像機1の筐体3を所定の姿勢(位置)で保持する。すなわち、第二支持部2bは、保持部(起立部、縦部、上部、受部、持部、覆部、当接部、接触部、ガイド部)として機能する。なお、第一支持部2aと第二支持部2bとは、部品として明確に分けられている必要は無く、部品の部位等であってもよい。また、本実施形態では、一例として、ドッキングステーション2は、第一支持部2aと第二支持部2bとの間に位置され、第一支持部2aの上方かつ第二支持部2bの後方に突出した突出部2cを有する。この突出部2cは、部品を収容した部品収容部41としての機能を有するとともに、第一支持部2aと第二支持部2bとの間に介在して、第二支持部2bを支持した支持部として機能している。ドッキングステーション2、第一支持部2a、第二支持部2b、および突出部2cは、テレビジョン受像機(電子機器)1を支持する支持部の一例である。第一支持部2a、第二支持部2b、および突出部2cは、種々のスペック(形状や、構造、数等)で具現化することができる。ドッキングステーション2は、当該ドッキングステーション2の所定位置(装着位置、保持位置、載置位置)に位置されたテレビジョン受像機(電子機器)1に、機械的ならびに電気的に接続される。
【0053】
ドッキングステーション2は、装着されたテレビジョン受像機(電子機器)1に関する種々の機能を提供することができる。ドッキングステーション2は、例えば、表示画面4aを起立させるためのスタンドとして機能することができる。この場合、ドッキングステーション2は、表示画面4aの角度(テレビジョン受像機1の姿勢)を可変設定する機能を有することができる。これについては後述する。また、ドッキングステーション2は、例えば、テレビジョン受像機1の充電装置として機能することができる。この場合、ドッキングステーション2は、テレビジョン受像機1に対して電気的に接続された有線の充電装置として機能することができる他、非接触充電(ワイヤレス給電)を行う充電装置として機能することができる。この場合、非接触充電部は、一例としては、第二支持部2bに設けられる。また、ドッキングステーション2は、例えば、テレビジョン受像機1に電気的に接続されるコネクタを増やすコネクタ部(コネクタ用ハブ、データや信号等の中継装置)として機能することができる。また、ドッキングステーション2は、例えば、テレビジョン受像機1のスピーカとして機能することができる。また、ドッキングステーション2は、例えば、テレビジョン受像機1の冷却機能を備えることもできる。その場合、一例としては、ドッキングステーション2の筐体40内に通気経路やファン等が設けられ、通気経路を通る空気により、テレビジョン受像機1の冷却を補助あるいは促進することができる。また、通気経路は、テレビジョン受像機1の通気口22と面した開口部を有することができる。また、一例としては、ドッキングステーション2は、テレビジョン受像機1に面した冷却部を有しても良い。また、ドッキングステーション2は、例えば、ACアダプタの機能を備えることもできる。
【0054】
また、本実施形態では、一例として、ドッキングステーション2は、少なくとも部分的に中空構造を有する。ドッキングステーション2は、筐体40を有し、筐体40内に、基板(図示されず)や、コネクタ43,44、電子部品(図示されず)、ハーネス(図示されず)等の各種部品の少なくとも一部が収容されている。筐体40は、合成樹脂材料や金属材料(本実施形態では、一例として合成樹脂材料)で構成されることができる。また、本実施形態では、一例として、筐体40内には、フレーム(枠部材、骨格部材、高剛性部材、剛性部材、強度部材、図示されず)が設けられている。フレームは、金属材料や合成樹脂材料(本実施形態では、一例として、金属材料)で構成されることができる。コネクタ43は、第二コネクタの一例である。また、本実施形態では、一例として、筐体40の一部であり突出部2cとして構成された部品収容部41には、基板(図示されず)および当該基板に設けられたコネクタ44や電子部品(図示されず)等が収容されている。
【0055】
本実施形態では、一例として、図15〜18に示されるように、第一支持部2aは、載置面Pに沿った側方視(図15の視線)では薄く、載置面Pと垂直な平面視では矩形状(台形状)の外観を呈し、載置面Pに沿う扁平な形状(板状、壁状)に構成されている。また、本実施形態では、一例として、第二支持部2bは、第一支持部2aの端部2a2から垂直より後側(テレビジョン受像機1を装着した状態での後側、端部2a2の反対側の端部2a3側)へ僅かに倒れた方向に突出している。第二支持部2bは、図15〜20に示されるように、テレビジョン受像機1の筐体3の一端部(本実施形態では、一例として、端部3e)の一部を、テレビジョン受像機1を所定位置(保持位置、保持領域)に装着する(挿入する)方向(本実施形態では、一例として上方)を除く各方向、すなわち、下方、後方、側方(左方および右方)、ならびに前方から囲う(覆う)ように保持する(支持する、持つ、支える)。また、端部3e(図7参照)に沿った部分も、第二支持部2bで覆うことができる。また、第二支持部2bは、テレビジョン受像機1がドッキングステーション2の所定位置に向けて移動する(スライドする、変位する、挿入される、装着される)際に、テレビジョン受像機1の筐体3を当該所定位置に案内するガイドとしても機能する。すなわち、第二支持部2bは、案内部(ガイド部、スライド部、滑部)の一例である。本実施形態では、一例として、第二支持部2bは、壁部2e〜2hを有する。壁部(第一壁、第一壁部、底壁部、下壁部)2eは、所定位置に保持された筐体3の下方に位置され、筐体3を下方から覆う。壁部(第二壁、第二壁部、後壁部、背壁部)2fは、筐体3の後方に位置され、筐体3を後方(後側、後面側、背面側、背後側)から覆う。壁部(第三壁、第三壁部、側壁部)2gは、筐体3の側方に位置され、筐体3を側方から覆う。壁部(第四壁、第四壁部、前壁部)2hは、筐体3の前方に位置され、筐体3を前方から覆う。なお、壁部2eは、第一支持部2aの一部として構成することもできる。
【0056】
また、本実施形態では、一例として、ドッキングステーション2は、テレビジョン受像機(電子機器)1の機能部分を露出させた状態で、あるいは機能部分がドッキングステーション2の周囲と連通された状態で、テレビジョン受像機1を覆っている。一例として、本実施形態では、図5,17に示されるように、テレビジョン受像機1の前方に対応して、第二支持部2bには、開口部2iが設けられている。開口部2iは、切欠部や貫通孔等(本実施形態では、一例として切欠部)として設けることができる。すなわち、本実施形態では、テレビジョン受像機1がドッキングステーション2に装着された姿勢で、筐体3の前面3aの左右両側に位置する端部3d,3fに沿った部分であって、表示画面4aおよび開口部3rから外れた部分が、第二支持部2b(の壁部2h)で覆われている。このような構成により、一例としては、表示画面4aの視認性が確保されやすい。なお、筐体3の前面3aの下側に位置する端部3eを覆う部材(例えば、第二支持部2b、第一支持部2a、筐体40の一部、筐体40とは別の部材等)で覆われてもよい。
【0057】
また、本実施形態では、一例として、ドッキングステーション2は、テレビジョン受像機1の筐体3に設けられた通気口22が露出した状態で、テレビジョン受像機1を保持している。図16,8,9からわかるように、通気口22は、筐体3の第二部3Bbおよび傾斜部3Bcに設けられている。そして、図15,16からわかるように、通気口22は、第二支持部2bの各部の上側の端部(縁部、辺部)2jより上方に位置し、ドッキングステーション2に覆われず、露出している。よって、一例としては、通気口22を通る空気(空気流)がドッキングステーション2に妨げられるのが抑制されやすい。また、筐体3に設けられたコネクタ21の開口部3uや、部品16を収容した部品収容部17の開口部17a、操作部20の開口部3u等も露出している。よって、本実施形態では、一例としては、ドッキングステーション2によって開口部3u,17aに対する部品や手指等の接近や操作が妨げられるのが抑制されやすい。また、上記構成により、筐体3中で発熱量の大きい領域の一例である筐体3の第二部3Bbが、ドッキングステーション2から露出する。よって、一例としては、第二部3Bbがドッキングステーション2で覆われた場合に比べて、放熱性が大きくなりやすい。また、一例としては、冷却効率が高くなりやすい。
【0058】
また、本実施形態では、一例として、図15,17,19に示されるように、筐体3を支持する壁部2fの面(前面)2kには、突出部(突起)2m,2nが設けられている。具体的には、図17に示されるように、複数(本実施形態では、一例として二つ)の突出部2mが、壁部2fの端部2jに沿って間隔をあけて配置されている。突出部2mは、筐体3のドッキングステーション2への出入方向(進退方向、挿入方向、着脱方向、装着方向)Iに沿って略一定の幅で延びている。また、図15に示されるように、突出部2mの外縁(端縁、前縁、先端、前端)は、壁部2fの法線方向に向けて凸となる形状に曲がっている。また、図17に示されるように、複数(本実施形態では、一例として二つ)の突出部2nが、壁部2gとの端部に沿って位置されている。突出部2nは、筐体3のドッキングステーション2への出入方向Iに沿って略一定の幅で延びている。また、図19に示されるように、突出部2nの外縁(端縁、前縁、先端、前端)は、壁部2fの面2kに沿って当該面2kと並行して平面状に延びている。そして、突出部2m,2nは、筐体3の後面(面、第二面)3bに接触する。突出部2m,2nは、筐体3のドッキングステーション2への出入方向に沿って異なる位置で相互に離間して設けられるとともに、出入方向と直交する方向に沿って異なる位置で相互に離間して設けられている。よって、本実施形態によれば、一例としては、所定位置に位置されたテレビジョン受像機1の筐体3は、後方(後側、後面側、背面側、背後側)から複数の位置に相互に離間して配置された突出部2m,2nによって、より安定的に支持される。また、突出部2m,2nによって、図19に示されるように、壁部2fの面2kと筐体3の後面3bとが離間され、面2kと後面3bとの間に隙間g1が設けられる。よって、本実施形態では、一例としては、面2kと後面3bとの接触による摩擦力が増大してテレビジョン受像機(電子機器)1の筐体3がドッキングステーション2に対して動きにくくなるのが、抑制される。また、一例としては、隙間g1での空気流が確保されやすく、その分、冷却性能が高くなりやすい。また、本実施形態では、一例として、図19に示されるように、壁部2hの裏側(後側、後面側、背面側、背後側)にも、突出部2pが設けられている。この突出部2pは、筐体3の前面(面、第一面)3aに接触する。筐体3の面3aと壁部2hの面(裏面、後面)2sとの間にも隙間g3が設けられる。この突出部2pも、所定位置でのテレビジョン受像機1の筐体3のより安定的な保持に寄与することができる。
【0059】
また、本実施形態では、一例として、図17に示されるように、壁部2eには開口部2rが設けられ、この開口部2rからコネクタ43が露出し、かつ壁部2e上に突出している。このコネクタ43は、テレビジョン受像機1の筐体3の開口部3uから筐体3内へ入り、コネクタ19に結合され、当該コネクタ19と電気的に接続される。なお、コネクタ43の側端部かつ先端部となる角部には、コネクタ19との結合の際にガイドとなる突出部(突起、ガイド、図示されず)が設けられている。
【0060】
また、本実施形態では、一例として、図19,20に示される壁部2g,2hは、不導体(非導電性材料、一例としては合成樹脂材料等)によって構成される。ドッキングステーション2に装着された際、テレビジョン受像機1の、壁部2g,2hに対応した部分には、アンテナ26が位置される。よって、本実施形態によれば、一例として、アンテナ26の通信性能が低下するのが抑制されやすい。すなわち、本実施形態では、一例として、アンテナ26に対応した部分が、少なくとも一方側(本実施形態では、一例としてテレビジョン受像機1をドッキングステーション2に装着した状態での表示画面4aに対する正面視で前方かつ側方)では、電磁的に露出されている(導体で覆われていない)。
【0061】
また、本実施形態では、一例として、図15に示されるように、部品収容部41は、上方に位置された壁部(上壁、天壁、第一壁部)41a、背面視(正面視)で左右両側に位置された壁部(側壁、縦壁、立壁、起立壁、第二壁部)41b、後方(背後側)に位置された壁部(後壁、背壁、第二壁部)41c、を有する。壁部41bは、部品収容部41の側方の端部の一例である。また、壁部41cは、部品収容部41の後方の端部の一例である。
【0062】
また、本実施形態では、一例として、図16,18に示されるように、コネクタ44は部品収容部41(筐体40)の壁部41cの面41dに設けられた開口部41eから露出している。そして、本実施形態では、一例として、第一支持部2aの端部2a3が、壁部41c(面41d、端部)に対して、コネクタ44の開放側(開口部41eの開放側、開口側、本実施形態では、一例として後方)に離間している。すなわち、本実施形態では、一例として、第一支持部2aには、壁部41cより後側に、壁部41cから当該開放側に突出した突出部(張出部、フランジ部、延部、周辺部、周縁部、底部、敷部、脚部、壁部)2a1が設けられている。なお、突出部2a1は、本実施形態では、一例として、平板状に設けられているが、種々の形状に構成されることができる。例えば、突出部2a1は、帯状や、棒状、メッシュ状、環状等であってもよいし、切欠や貫通孔等の開口部や、凹凸部分が設けられることができる。また、本実施形態では、一例として、突出部2a1は、コネクタ44に結合されるコネクタやケーブル(ハーネス、配線)等(図示されず)を下側から覆っている。すなわち、突出部2a1は、覆部(カバー部、保護部)の一例である。また、突出部2a1が壁部41cから突出することで、コネクタ44に結合されるコネクタやケーブル等に、他の物(壁や、機器、部品等)が当たるのが抑制される。すなわち、突出部2a1は、抑制部(保護部)の一例である。また、突出部2a1は、載置面P(図15参照)に沿って、後方に対して交叉する方向(本実施形態では、一例として、直交方向、正面視および背面視での左右方向)にも延びている。すなわち、突出部2a1は、壁部41bから側方にも突出している。よって、一例としては、突出部2a1の上方に、コネクタやケーブルを通すスペース(領域)を確保しやすくなる。なお、突出部2a1には、ケーブルを引っ掛けたり、固定したりする機構(例えば、突出部、壁部、凹部、溝、係部、フック等)が設けられることができる。また、壁部41bに、開口部41eが設けられ、当該開口部41eからコネクタ44が露出されてもよい。
【0063】
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は一例に過ぎない。本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。例えば、図21に示されるように、シールド部90(部材90a)は、アンテナ26(グラウンド部26b)の三つの周縁部に沿って設けられることができる。また、図示されないが、一つの周縁部に沿って設けられることもできる。また、例えば、図22,23に示されるように、シールド部90は、導電性を有した他の構成(例えば、フィルム、箔、シート、布、テープ、塗料等、図22では、導電性を有したテープ90d、図23では、導電性を有した塗料の層90e)であってもよい。また、図22,23では、二つの壁部3m,32a間で、一つのシールド部90(図22ではテープ90d、図23では部材90a)が亘っている。また、図23の例では、壁部3mが合成樹脂材料等の絶縁性材料であった場合でも、その面3m1に導電性を有した層90eを設けることで、上記実施形態と同様のシールド効果が得られる。なお、アルミニウム箔(フィルム)等を貼り付ける等することでも、同様の効果が得られる。壁部32aが合成樹脂材料等の絶縁性材料であった場合も同様である。また、シールド部の固定構造(取付構造)としても種々の構成を採用することができる。図23のように、可撓性(弾性)を有した部材90の場合、二つの壁部3m,32a間に挟むことで、より強固に保持されやすい。また、上記各実施形態の技術的特徴は、適宜に組み合わせて実施することができる。また、各構成要素のスペック(構造や、種類、方向、形状、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質等)は、適宜に変更して実施することができる。
【符号の説明】
【0064】
1,1A…テレビジョン受像機(電子機器)、3,3A…筐体、3c…端部、3e…端部(第二端部)、3h…角部、3m…壁部(第一壁部)、3m1…面(壁面)、4…表示装置、4a…表示画面、6,7…基板(回路基板)、12…電子部品(部品)、26…アンテナ、26a…通信部、26b…グラウンド部、32a1…面(壁面)、32a…壁部(第二壁部)、80…開口部、81…部材、90…シールド部、90a…部材(第一部分)、90b…突出部(第二部分)。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示画面を有した表示装置と、
前記表示装置の前記表示画面とは反対側に位置された回路基板と、
前記表示装置および前記回路基板が収容された筐体と、
前記筐体内に設けられ、通信部とグラウンド部とを有したアンテナと、
前記筐体内で前記グラウンド部の周縁部に沿って設けられ、前記アンテナと前記回路基板との間に位置されたシールド部と、
を備えた、テレビジョン受像機。
【請求項2】
前記シールド部は、前記筐体内の壁部から突出した突出部を含んだ、請求項1に記載のテレビジョン受像機。
【請求項3】
前記シールド部は、前記筐体内の壁部に、導電性接着剤によって接合された部材を含んだ、請求項1または2に記載のテレビジョン受像機。
【請求項4】
前記回路基板は、前記筐体の端部に寄って位置され、
前記アンテナは、前記端部の反対側の第二端部に寄って位置された、請求項1〜3のうちいずれか一つに記載のテレビジョン受像機。
【請求項5】
前記アンテナは、前記第二端部の長手方向の端部に位置した角部に寄って位置された、請求項4に記載のテレビジョン受像機。
【請求項6】
前記筐体に設けられ、導電性を有し、前記表示装置の前記表示画面とは反対側を覆った第一壁部と、
前記筐体に設けられ、導電性を有し、前記表示装置の前記表示画面とは反対側を覆い、前記表示装置と前記第一壁部との間に位置した第二壁部と、
を備え、
前記アンテナの少なくとも一部が、前記第一壁部と前記第二壁部との間に位置し、
前記シールド部が、前記第一壁部と前記第二壁部との間に亘って設けられた、請求項1〜5のうちいずれか一つに記載のテレビジョン受像機。
【請求項7】
前記回路基板が、前記第一壁部と前記第二壁部との間に位置した、請求項6に記載のテレビジョン受像機。
【請求項8】
前記シールド部が、前記第一壁部および前記第二壁部のうち一方に設けられ可撓性を有した第一部分と、他方に設けられ当該第一部材と当接する第二部分と、を含んだ、請求項6または7に記載のテレビジョン受像機。
【請求項9】
前記グラウンド部が前記第一壁部および前記第二壁部のうち少なくとも一方に重なる部分を有し、前記通信部が前記第一壁部および前記第二壁部の双方に重ならない部分を有した、請求項6〜8のうちいずれか一つに記載のテレビジョン受像機。
【請求項10】
前記第一壁部には、開口部が設けられ、
前記開口部が、前記第一壁部より導電性の低い部材で覆われ、
前記通信部が前記第一壁部より導電性の低い部材に重なった、請求項9に記載のテレビジョン受像機。
【請求項11】
筐体と、
前記筐体内に収容されたアンテナと、
前記筐体に収容され電磁波を発生する部品と、
前記筐体内の壁面に設けられ、前記アンテナと前記部品との間に位置されたシールド部と、
を備えた、電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【公開番号】特開2013−81000(P2013−81000A)
【公開日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−218646(P2011−218646)
【出願日】平成23年9月30日(2011.9.30)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】