説明

電子自費出版システム

【課題】インターネット上に発表意欲ある人の文書を低価格で公開し、この公開文書を第三者が自由に容易に閲覧できる。
【解決手段】サーバー1はインターネット30で電子自費出版サイトを公開し、料金表5に予め設定した料金とその他の規則からなる募集要項を公開する。電子端末から希望者を募集して、会員データーベース4を作成する。投稿希望者は電子端末からサーバー1に自己の属性と金融機関の情報を送信する。会員は電子データからなる文書をサーバーにインターネット上で投稿する。複数の電子端末のいずれかから、アクセスがあれば、要求されたキーワードに従い、投稿ファイル101から該当する候補の投稿文書の表題を一覧表示する。電子端末が指定した投稿文書をサーバー1は読み出して、当該電子端末にダウンロードする。サーバー1は、料金表5に基づき当該会員に課金し、金融機関に対して当該会員から前記料金を回収するよう通知する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、電子自費出版システムに関し、特に携帯電話やパソコン及び携帯用通信電子端末を使用したインターネットによる自費出版システム関する。
【背景技術】
【0002】
今日ではある程度基礎教育を受けた、知的な市民は自らの意見や物語の構想を一般社会に問いたい思いを抱いている。
例えば我が闘病記、趣味の世界、哲学的考察、冒険物語、ふるさと便り、思い出の青春、詩集、句歌集、文芸書、研究書など、多く見られる。更に本格的な小説を世に問いたい個人も多く、中には本格的な長編小説などがある。
【0003】
ここで、従来よりインターネット上の視聴者参加型の動画投稿サイト(例えば「YouTube」(登録商標)など。)が知られている。
しかし文字原稿の自費出版では、殆どが出版社に持ち込まれた(電子メールによる投稿相談)原稿を印刷による書物(本)に製本により、自費出版で行われているのみである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
知的基礎教育を受けた市民は自らの意見や物語の構想を一般社会に問いたい思いを抱いている。しかしながら今日の印刷業界では自費出版の費用は200万円程度必要で、思いとはとは別に自己負担が大きく、せっかくのいい作品も日の目を見ないという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明は、上記問題を解決するためになされたもので、第1の発明では、有線または無線によりインターネット上で通信可能なサーバーと複数の電子端末とからなり、前記サーバーは課金処理のために金融機関と決済契約に従った決済通信手段と通信機能を備えるとともに、前記サーバーは、会員データベースと料金表と時計と期限プログラムと、投稿ファイルとから構成され、前記サーバーはインターネット上で電子自費出版サイトを公開し、前記料金表5に予め設定した料金とその他の規則からなる募集要項を公開し、前記電子端末に対して電子データからなる文書の投稿希望・会員登録・参加者を募集して、会員データーベースを作成し、投稿希望・会員登録・参加者は前記電子端末から前記サーバーに固有の属性と自己の金融決済機関の情報を送信する会員登録行い、その後、当該会員は前記募集要項に同意を理解了解した上で、電子データからなる文書の投稿を前記サーバーにインターネット上で行い、前記サーバーは、この電子データからなる投稿文書を前記投稿ファイルに格納し、前記料金表5に基づき当該会員に課金し、前記会員データーベースに記録し、前記金融機関に対して当該会員から前記料金を回収するよう依頼し、前記サーバーはインターネット上の前記電子自費出版サイトを公開し、複数の電子端末のいずれかから、アクセスがあれば、要求されたキーワードに従い、前記投稿ファイルから該当する候補の投稿文書の表題を一覧表示し、前記電子端末が指定した投稿文書を読み出し、当該電子端末に送信ダウンロードする電子自費出版システム。
商品を与えるようにしたことを特徴とする。
【0006】
第2の発明では、電子端末に送信された前記投稿文書に関して、当該電子端末から前記サーバーに感想文の通知があれば、サーバーはこの感想文を前記投稿ファイルに格納することを特徴とする。
第3の発明では、前記電子端末から前記電子データからなる文書を投稿する際には、前記投稿ファイルに当該文書が格納される期間を指定するようにしたことを特徴とする。
【0007】
第4の発明では前記サーバーの前記期限プログラムは、前記時計と前記指定された期間と計算して、前記投稿ファイルから当該文書を削除することを特徴とする
【発明の効果】
【0008】
インターネット上に一般人から発表意欲ある人の文書を低価格で公開し、この公開文書を第三者に容易に閲覧してもらう。その中でこの文書に関心や興味を持った出版社や個人が別途出版資金を出して、印刷物として、あるいは電子出版物として、読み物の商品化に発展できるようにする。
インターネット上に掲載された文書を広く読者・消費者に開示し、閲覧可能とし、反響が大きい場合には、当該文書を有料で販売できるような道筋を整える。
巨大メデイアのインターネットを利用して大衆参加による書物ビジネスを広く世界に向かって展開できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】この発明の電子自費出版システムが実施される全体の構成を示す図である。
【図2】この発明の電子自費出版システムのサーバー側の構成を示すブロック図である。
【図3】この発明のこの発明の電子自費出版システムのサーバー側に設けた会員データベースの構成を示す図である。
【図4】この発明のサーバー側に設けた料金表の構成を示す図である。
【図5】この発明のサーバー側に設けた文字書籍形態パターンの構成を示す図である。
【図6】この発明のサーバー側に設けた投稿ファイルの構成を示す図である。
【図7】この発明の電子自費出版システムのサーバー側の会員登録と投稿ファイルの公開動作を示すフロー図である。
【図8】この発明の電子自費出版システム上の料金同意と電子原稿の登録の動作を示すフロー図である。
【図9】この発明の電子自費出版システムの端末からの投稿と閲覧の動作を示すフロー図である。
【図10】この発明の電子自費出版システムを構築し、動作させる全体を説明するフロー図である。
【図11】この発明の電子自費出版システムの第6図の感想文欄の内容を説明する図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明のインターネットシステムを利用した電子自費出版システムを事業化する際の全体の流れを、まず図10に従って説明する。ステップS1では運営企業を設立し、ステップS2では運営企業のサーバー1に電子自費出版システム用のプログラムを設定する。
【0011】
ステップS3では運営企業は料金決済用に、銀行25やクレジット企業を募集し、取り扱い料金を取り決めた契約をする。
そしてステップS4で図5の募集用の料金表5を作成する。ステップS5では運営企業は新聞、雑誌、TV、ラジオ、チラシを介して、電子自費出版システムと掲載料金とその他規則を広告する。
ステップS6では電子自費出版システムをインターネットの当該運営企業のホームページ上に公開する。ここでも再度投稿原稿の掲載料金とその他規則を広告する。
【0012】
ステップS7では電子自費出版システムのCM・広告を閲覧した消費者のうち参加希望者の電話やEメールを会員属性として登録する。
ステップS8では出版希望会員が広く社会に発表したい文書の電子データ原稿を電子通信ネット上でサーバー1に送信(アップロード・投稿)する。このとき投稿者に課金する。ステップS9ではサーバー1は受信した電子データ原稿を所定の枠型・ページパターンに編集して、運営企業の電子自費出版サイト(ホームページ)上で公開する。
【0013】
ステップS10では、特定電子書物に関心を抱いた一般利用者は、無料で当該電子書物の全文(電子データ)をダウンロード(受信)し、自己のメモリに記録できる。
不特定多数のインターネットの一般利用者は、運営企業のホームページ上の電子自費出版画面で各種キーワードから好みの文書を選択して当該電子書物を読むことができる。
【0014】
ステップS11ではサーバーは当該電子書物にアクセス(読み出し・閲覧)が発生するごとに回数を累積して表示する。
所定の期間が過ぎて、投稿した会員は自己の電子書物に関する読者数を知ることができる。読者数が投稿者の納得できる数字であれば、ステップS12では投稿者は印刷物による自費出版を実行したり、断念したりできる。
【実施例1】
【0015】
本発明の電子自費出版システムの全体の構成を、参加者が携帯電話または卓上パソコン及び携帯用通信電子端末を使用する場合について、図1に従って説明する。
このシステムを運営する企業のサーバー1は複数の携帯電話21及び携帯用通信電子端末100とは無線通信により、またパソコン22とは通信回線23によりインターネット30を介して通信可能である。サーバー1は担当者から操作を受け付けるためにキーボード8、マウス9など入力装置を備えている。
【0016】
正確には携帯電話21及び携帯用通信電子端末100はプロバイダーと無線通信を行い、このプロバイダーがインターネット30を介してサーバー1と通信可能となる。
これらの通信は電子メールやインターネット30を使用する世界に公開されたデータの相互交換通信方式である。
運営企業は、このシステム運営の前に、銀行やクレジット企業25の例えば「HTB」、「あさひ」、東セラ」等と集金業務の契約を行う。
【0017】
サーバー1の詳細構成は図2に示すように、演算部(CPU)2と通信制御部(モデム)3と会員データベース4と料金表5と文字及び枠組みパターン6と演算用記憶装置(RAM)7とキーボード8とマウス9とタイマー(時計)10とカウンター11と表示部12と期限プログラム20と、重要な投稿ファイル101とから構成される。
タイマー(時計)10は実際に日付と時間を計数し、カウンター11は掲載された投稿小説に対するアクセス回数を累計する。期限プログラム20は後述する掲載期間とタイマー(時計)10の現在と日付と時間とを比較し、演算部(CPU)2に通知する。
【0018】
図3において会員データベース4を説明する、会員毎に作成され、後述する図7のステップS15でこの電子自費出版システムに参加を希望者した消費者の氏名・住所・電話・電子メールアドレスなどの属性及び会員登録日が記録されている。
また投稿した順番に、原稿のデータ量と掲載開始日、掲載期間、掲載に対する課金料金、掲載後に発生した読み出し回数(アクセス累積)とが記録される。
更に複数の原稿が投稿された場合は、1回目原稿のキーワード例えば、航空冒険小説、2回目原稿のキーワード例えば、登山冒険小説、3回目原稿のキーワード例えば、海洋冒険小説などである。
【0019】
図4において料金表5を説明する、この電子自費出版サイトに原稿が掲載されるためにサーバー経営者に投稿者が支払うべき代金である。
まず小説文書のデータ量例えば1M(メガバイト)、2M、3M・・・に応じて、1千円、2千円、3千円のように値段が上がる、更に掲載・公開期間例えば、3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月・・・期間が長いほど、同じデータ量でも、1千円、2千円、3千円のように値段が高く設定される。また細かい規則やルールが設定されている。
【0020】
図5において文字及び枠組みパターン6を説明する、ここにはイメージ上の製本形態が文庫本タイプ、B5本タイプ、A4本タイプ、その他特殊形本タイプ等が準備されている。掲載原稿・小説・文書をインターネット上で、閲覧者の希望に応じて使用端末の画面形態に応じて指定の製本形態で掲示・公開するためである。
【0021】
更に表示文字の種類例えばMS明朝、HSGゴシック、行書体等が準備されている。掲載原稿・小説・文書をインターネット上で、閲覧者の希望に応じて指定の文字種で掲示・公開するためである。
又更に、言語種では和文、英文、中国文、韓国文なども準備されており、閲覧者の希望に応じて指定の言語文字で掲示・公開するためである。
【0022】
図6において投稿ファイル101を説明する、ここには自費出版を実行・申し込んだ投稿会員毎に、例えば山田太郎、投稿原稿のデータ量1M、掲載開始日が5月8日、その日から期限3ヶ月間掲載・公開、一般閲覧者からのアクセス回数例えば10回、内容データには南極飛行などが記録されている。感想文欄には評価上・中・下と感想文が、アクセス回数は掲載・公開期間中時間経過とともに増加が予想され、内容データは実際の小説データが正確に記録され、アクセスがある毎に、一般閲覧者に送られる投稿された小説である。
【0023】
図7において、一般閲覧者のパソコン22などから電子自費出版サイトにアクセスを受けた際のサーバー1の動作を説明する。
まず、ステップS13でサーバー1は、インターネット上電子自費出版サイトを公開しているので、ステップS14でアクセスを受け付ける。
ステップS15では、識別番号IDとパスワードPS入力による会員登録を希望するのか、もしくはしない一般閲覧かを、パソコン22に問い合わせを送信し、相手からの反応を受けてCPU2が判定する。
【0024】
受信内容が自費出版希望・投稿をもくろむ会員登録希望であれば、ステップS16に行き会員データベース4に名簿追加を行う、ステップS17では、パソコン22などから受けた氏名、住所、電話番号、電子メールアドレスなどの登録者の属性と、その固有のIDやPSを会員データベース4に追加・登録する。
ステップS18では、電子自費出版に投稿するかどうか当該パソコン22などに問い合わせ、応答を受けてCPUが原稿投稿希望かそうではないか、判定する。
今回は投稿希望でなければ、ステップS19に進む。一般閲覧者は広告や口コミ情報からで電子自費出版サイトをアクセスするので、小説のジャンルや作者名を指定して、検索がかかってくる。
【0025】
投稿ファイル101に該当する要求項目があれば、投稿されている小説などを読み出し、当該パソコン22に向けてインターネット上で送信する。ここが電子自費出版システムの果たす本来の役割である。
ステップS20では当該小説アクセス受信回数をカウンター11で累積し、投稿ファイル101にアクセス回数として、更新記録する。
【0026】
ステップS18で投稿希望であれば、図8のステップS31に進む。
ここではサーバー1のCPU2は、料金表5から掲載料金条件を読み出しパソコン22に送信する。ステップS32では、サーバー1は、料金表5から規則を読み出しパソコン22に送信する。
図示しないが、パソコン22側には自費出版のための料金などの諸条件が送られてくるので、投稿のための諸条件が画面に表示される。
ステップS33これら諸条件を理解し承諾・同意するかどうか自費出版希望者のパソコン22問い合わせる。同意があればステップS34に進み、なければ図7のステップS19に進む。
【0027】
自費出版希望者のパソコン22から、支払い元となる銀行やクレジット企業の口座番号や固有番号などがサーバー1に送られてくるので、サーバー1では、ステップS34でこれらクレジット企業などの固有番号か実在するものか、既存の信用確認方法で照合・確認する。有効であれば、ステップS36に進み、無効ならステップS19に戻る。
で投稿入力画面をパソコン22に送る。
【0028】
ステップS36では、自費出版(投稿)希望者のパソコン22から所定の入力画面にしたがって自己の作品・小説がサーバー1に投稿・アップロードされて来るものを受信する。この際データ量により受信には所定の時間かかかる。
ステップS37では、受信した投稿作品の内容とデータ量の確認と、掲載期間の問い合わせをサーバー1はパソコン22に送る。
対応してパソコン22では投稿内容とデータ量とを確認し、サーバー1に希望の掲載期間を指定して送信する。
【0029】
ステップS38では、サーバー1のCPU2は、料金表5のデータ量と受信した掲載期間に基づいた料金を算出して、パソコン22に送る。対応して自費出版(投稿)希望者のパソコン22ではこれらを確認し了承または不同意を送信する。
【0030】
ステップS39では、サーバー1は承諾・同意を受信したらステップS40に進み、無効ならステップS19に戻る。
ステップS40では、投稿ファイル101に、CPU2により例えば山田太郎、投稿原稿のデータ量1M、掲載開始日が5月8日、その日から期限3ヶ月間掲載・公開、課金額・三千円など、投稿小説の全内容が登録される。
【0031】
ステップS41では、サーバー1は投稿ファイル101から当該課金額を、投稿者のクレジット企業25に通知する。
対応してその後、クレジット企業25は該当者の口座から清算・引き落としを実行され、手数料を引いた小説掲載代金がサーバー1経営者・社に後日支払われる。
【0032】
ステップS42では、サーバー1はインターネット上の電子自費出版サイトに投稿ファイル101から読み出した、例えば著者:山田太郎、投稿小説:「ああ金満お坊ちゃん」などを公開する。
この場合、図7のステップS20のカウンター11は、投稿ファイル101にアクセス回数として、更新記録する。
【0033】
テップS43では、CPU2はタイマー(時計)10の現在日時と掲載開始日と掲載期限とを比較し、期限満了であれば、掲載を終了する。期限満了でなければステップS42に戻り掲載を続ける。
【0034】
図9において、一般閲覧者のパソコン22などの端末から電子自費出版サイトにアクセスをした際の端末側の動作を説明する。
まず、ステップS44でパソコン(端末)22は、インターネット上電子自費出版サイトに入る。
ステップS45では、識別番号IDとパスワードPS入力による会員登録を希望するのか、もしくはしない一般閲覧かを、考えて入力する。
【0035】
自費出版希望・投稿をもくろむ会員登録希望であれば、ステップS46に行き電子自費出版サイトのサーバー1に会員登録を行う、自己の氏名、住所、電話番号、電子メールアドレスなどの登録者の属性と、その固有のIDやPSを送信する。
ステップS47では、サーバー1から電子自費出版のための料金などの諸条件が送られてくるので、画面に表示する。これら諸条件に同意してステップS48では、支払い元となる銀行やクレジット企業の口座番号や固有番号などを通知・送信する。
【0036】
ステップS49では、電子自費出版(投稿)希望者はパソコン22から入力画面にしたがって自己の作品・小説をサーバー1に投稿・アップロードする、この際データ量により送信には所定の時間かかかる。
入力後に、作品内容とデータ量と、掲載期間の問い合わせがサーバー1からパソコン22に送れてくる。ステップS50では、パソコン22では投稿内容とデータ量とを確認し、料金表を参照して所定の掲載期間を指定してサーバー1に送信する。
【0037】
サーバー1では、料金表5のデータ量と掲載期間に基づいて算出された料金と投稿小説の題名とデータ量などを、パソコン22に送る。ステップS51では、自費出版(投稿)希望者のパソコン22ではこれらを確認し、ステップS52では同意・了承を送信する。
サーバー1では前述の図8のフローに従って、ステップS42で当該投稿小説を公開する。
【0038】
ステップS45で一般ならステップS55に行き、好みの読み物小説ジャンルのキーワード、例えば航空小説や海洋冒険または作家名を入力する。
ステップS46の投稿者が一般閲覧者になって電子自費出版サイトをアクセスする場合も同様であり、自己の作品が掲載された作品を閲覧できる。
【0039】
当該キーワードに該当する小説名一覧が表示される。第三者なら、自費出版を既に登録していた自称作家の知人から知らされていた場合、そのキーワードや作家名を入力する。
一般閲覧者は広告や口コミ情報からで電子自費出版サイトをアクセスするので、小説のジャンルや作者名を指定して、検索がかかってくる。
ステップS56では、サーバー1からダウンロードした当該小説を端末の画面に表示し、利用者は読むことになる。
【0040】
ステップS57では一般閲覧者はこの自費出版された小説を読み始めることができるが、大体小説は一気に読みきれないので、小説データの全部をサーバーから自己の記録装置、HDまたUSBメモリなどにダウンロードできる。後日メモリからPCや携帯電子端末・機器に読み出して通勤電車内や自宅や図書館の読書室で続きを読むことができる。
図11の感想欄については、印刷された投稿小説を読んだ読者が、この電子自費出版サイトに自由に感想を送信できる。これは一般の公開ホームページに対する閲覧者からの受付プログラムで行う。この場合図8のステップS56の読者に限るおとなく、印刷された投稿小説を渡されて読んだ一般読者からの感想も受け付ける。サーバー1側では運営者が読まれた小説を判断し、キー8などを使用して投稿ファイル101の感想欄に記入する。
【産業上の利用可能性】
【0041】
インターネットを使用する消費者は通勤電車内の携帯電話21から、街角で他者の待ち合わせ中に携帯電話から、また脳活性化を望む高齢者は所有する携帯通信端末から、更に仕事休めのパソコン22から電子自費出版システムにアクセスして、自己の創作小説などをサーバー1にアップロードできる。または本格的なエッセイ、小説、短歌集、詩集、俳句集、論文などを電子投稿により低価格で自費出版できる。
【0042】
知人に電子自費出版データの在処ホームページを知らせ、自己の著作物の作品を読むことを進めることができる。一般閲覧者は当該著作物の作品のデータを読む前にUSBメモリなどに全文ダウンロードし、その後PCを使用してプリンターで印字して、製本することができる。プリンターで印字したものを多数複写機で複写することで、複数の本を作ることもできる。
インターネット上で電子自費出版サイトへの反響が大きい場合は、一般出版社が当該投稿原稿・小説を商業的に電子書籍や本として出版・販売に仕上げる道筋が形成される。
【符号の説明】
【0043】
1 サーバー
2 CPU
3 通信モデム
4 会員データベース
5 料金表
6 文字・書籍パターン
7 メモリ
8 キーボード
9 マウス
10 タイマー
12 表示装置
20 期限プログラム
21 携帯電話
22 卓上計算機(PC)
25 銀行
30 インターネット
100 携帯通信端末
101 投稿ファイル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
有線または無線によりインターネット上で通信可能なサーバーと複数の電子端末とからなり、前記サーバーは課金処理のために金融機関と決済を行う決済手段と通信機能を備え、
前記サーバーは、会員データベースと料金表と時計と期限プログラムと、投稿ファイルとから構成され、
前記サーバーはインターネット上で電子自費出版サイトを公開し、前記料金表に予め設定した料金とその他の規則からなる募集要項を公開し、前記電子端末に対して電子データからなる文書の投稿希望・会員登録・参加者を募集して、会員データーベースを作成し、
投稿希望・会員登録・参加者は前記電子端末から前記サーバーに固有の属性と自己の金融決済機関の情報を送信する会員登録行い、その後、当該会員は前記募集要項に同意をした上で、電子データからなる文書を前記サーバーにインターネット上で投稿し、
前記サーバーは、この電子データからなる投稿文書を前記投稿ファイルに格納し、前記料金表に基づき当該会員に課金し、前記会員データーベースに記録し、前記金融機関に対して当該会員から前記料金を回収するよう通知し、
前記サーバーはインターネット上の前記電子自費出版サイトを公開し、複数の電子端末のいずれかから、アクセスがあれば、要求されたキーワードに従い、前記投稿ファイルから該当する候補の投稿文書の表題を一覧表示し、前記電子端末が指定した投稿文書を読み出し、当該電子端末に送信する電子自費出版システム。
【請求項2】
前記電子端末に送信された前記投稿文書に関して、当該電子端末から前記サーバーに感想文の通知があれば、サーバーはこの感想文を前記投稿ファイルに格納することを特徴とする請求項1に記載の電子自費出版システム。
【請求項3】
前記電子端末から前記電子データからなる文書を投稿する際には、前記投稿ファイルに当該文書が格納される期間を指定するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の電子自費出版システム。
【請求項4】
前記サーバーの前記期限プログラムは、前記時計と前記指定された期間と計算して、前記投稿ファイルから当該文書を削除することを特徴とする請求項3に記載の電子自費出版システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2011−258089(P2011−258089A)
【公開日】平成23年12月22日(2011.12.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−133553(P2010−133553)
【出願日】平成22年6月11日(2010.6.11)
【出願人】(595115396)
【Fターム(参考)】