説明

電子装置及び電子装置内部へのアクセス方法

【課題】感電事故の防止、装置本体の損傷を防ぐことができる構造の電子装置を提供する。
【解決手段】カバー6の上部には、ACインレット34の周囲を取り囲むように形成されたインレット保護部61が形成されている。すなわち、ACインレット34と若干の隙間を有してインレット保護部61が嵌合するようになっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば保安時の安全性を考慮し、電源を容易に取り外しができる構造を備えた電子装置及び電子装置内部へのアクセス方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、電源コードが電源に接続されたままの状態であっても、容易に電源を脱着できたため、保守作業する作業者が感電する虞があったり、誤って装置を損傷させてしまうことがあった。
【0003】
そこで、装置の一部を開けて基板等の交換、付加の際、電源が落ちるようにして、感電の防止、基板等の損傷等防ぐ構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
これは、本体カバーの下方に底カバーが固定され、底カバーを取り付けた状態では、本体カバーと底モールドが接触するが、底板金は板金シャーシと0.5mmの隙間を保っている。本体後方には電源のACインレット、電源スイッチが板金シャーシに取り付けられた板金に固定され、本体カバー、底カバーの切り欠きから覗かせている。底板金の一部は本体カバーと板金との隙間からACインレットのうえに回り込んでおり、電源コードをACインレットに差し込んだままでは底カバーを取り外せない構造となっている。
【特許文献1】特開平3−234691号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記した特許文献1に開示された従来技術では、底カバーの取り外しについては配慮されているが、本体カバーや、ディスプレイ等の可動部分へのアクセスは、電源コードを引き抜かなくても可能であり、不安全な取り外しの抑止については、十分でないという問題点があった。
【0006】
そこで、本発明は、上記問題点を解決するために、感電事故の防止、装置本体の損傷を防ぐことができる構造を備えた電子装置及び電子装置内部へのアクセス方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様によれば、
装置の内部に収容した電源や基板類等の電機部品を覆う内側カバーと、
前記内側カバーに形成され、該装置が商用電源と接続するための電源コードプラグ用のインレットと、
前記インレットと嵌合するインレット保護部が形成され、前記内側カバーを覆って前記内側カバーに取り付けられるカバーとを備え、該電源コードプラグを抜脱することにより前記内側カバーにアクセス可能となることを特徴とする電子装置が提供される。
【0008】
本発明の電子装置においては、前記インレットと前記インレット保護部は、間隙を有して嵌合することを特徴とする。
【0009】
本発明の電子装置においては、前記カバーは、ABS樹脂モールド製であることを特徴とする。
【0010】
本発明の電子装置においては、前記カバーは、ローレット加工が施された摘みネジを介して、前記内側カバーに取り付け又は取り外しができることを特徴とする。
【0011】
本発明の電子装置においては、前記インレット保護部は、前記カバーと一体的に形成されていることを特徴とする。
【0012】
本発明の電子装置においては、前記カバーには、電源コード、ケーブル類をクランプするクランプ部が形成されていることを特徴とする。
【0013】
本発明の電子装置においては、前記カバー及び該装置の後背を覆う背面カバーを備えることを特徴とする。
【0014】
本発明の電子装置においては、前記電子装置は、POS端末部と、タッチ入力式ディスプレイを備えたPOS端末装置であることを特徴とする。
【0015】
本発明の別の一態様によれば、装置の内部に収容した電源や基板類等の電機部品が内側カバーで覆われた電子装置内部へのアクセス方法であって、
前記内側カバーに形成されたインレットから、商用電源と接続する電源コードプラグを抜脱し、
前記インレットと嵌合するインレット保護部が形成され、前記内側カバーを覆って前記内側カバーに取り付けられているカバーを取り外すことを特徴とする電子装置内部へのアクセス方法が提供される。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、簡易な構造で、感電事故の防止、装置本体の収容部品の損傷を確実に防ぐことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。尚、各図において同一箇所については同一の符号を付すとともに、重複した説明は省略する。
【0018】
本実施形態は、電子装置であるPOS(Point Of Sales)端末装置において適用したものである。尚、本発明に係る特徴的な構成は、POS端末装置以外にも適用できることは言うまでもない。
【0019】
図1は、POS端末装置100の外観を示す表側から見た斜視図であり、図2は、POS端末装置100の外観を示す裏側から見た斜視図である。図1に示すように、このPOS端末装置100は、大別すると、POS端末部1、ディスプレイ2で構成されている。このPOS端末装置100では、現金あるいは小切手等を収容するキャッシュドロワは、オプションで接続できるようになっている。POS端末部1は、いずれも図示しないCPU(Central Processing Unit)、メモリ等が搭載されたマザーボード等の基板類、HDD(Hard Disk Drive)、電源等が内側カバー70(後述)の中に収納されている。マザーボードには、例えば汎用OSがインストールされ、所定のアプリケーションで、POS端末装置100は機能する。POS端末部1の詳細については、必要に応じて、後述する。
【0020】
ディスプレイ2は、例えばタッチパネル式のTFT液晶ディスプレイが好適である。ディスプレイ2には、POS端末部1内のマザーボードに格納されているアプリケーションに応じて、POS端末装置100の操作画面が表示されるようになっている。ディスプレイ2の下部には、電源用LED21と、HDD用LED22が配設されている。電源用LED21は、POS端末装置100のON/OFF状態を示すためものである。HDD用LED22は、POS端末部1内のHDDにアクセス中、点灯する。
【0021】
図2に示すように、ディスプレイ2の背面側の下部には、電源スイッチ23と、輝度調整器24が配設されている。電源スイッチ23は、操作者がPOS端末装置100の電源のON又はOFFを切り替えるためのスイッチである。輝度調整器24は、ディスプレイ2の輝度を操作者が見易いように、調整するのに使用される。
【0022】
ディスプレイ2は、操作者が操作し易い位置、角度を選択できるように、例えば10〜60度の範囲で、図1あるいは図2に示すホームポジションから上方にチルト可能になっている。また、電源スイッチ23や輝度調整器24の操作の際に、ディスプレイ2をチルトさせた方が、操作部分が見易くなるので、適宜、チルト角を選択できるので好適である。
【0023】
図3は、電源コードプラグの接続を説明するための図である。図3に示すように、POS端末部1の後背は、背面カバー31で覆われている。背面カバー31は、樹脂モールド製で、いずれも後述するカバー6やコネクタ部40を覆うことにより塵埃等から保護している。
【0024】
POS端末装置100に電源コードプラグを接続するには、まずPOS端末部1の背面カバー31の両側面を押す(A)。背面カバー31はモールド製なので、押されることにより弾性変形し、背面カバー31に形成されている係止用32の爪がPOS端末部1の係止部33からはずれる。次いで、背面カバー31の下方を持ち上げる(B)。そして、背面カバー31を手前、すなわち操作者側に引っ張ると、背面カバー31は、POS端末部1から取り外すことができる。
【0025】
図3に示すように、POS端末部1には、上述した電源や基板類等の電機部品が内側カバー70にて覆われて収容されており、内側カバー70は更にカバー6で覆われている。内側カバー70にはACインレット34が設けられており、背面カバー31が取り外しできると、操作者は、ACインレット34にアクセス可能となる。そして、ACインレット34に所定の電源コードプラグを差し込むことにより、POS端末装置100に商用電源が供給可能となる。
【0026】
図4、図5は、POS端末装置100と外部機器等とを接続するための端子類を説明するための図である。
【0027】
図4において、POS端末部1の内部に配置され、箱体状に形成されたコネクタ部40の上部には、VFD(蛍光表示ディスプレイ)用コネクタ41が配設されている。コネクタ部40の左側には、上から、キャッシュドロワ用端子42が2箇所、配設されている。キャッシュドロワ用端子42の下方には、USB(Universal Serial Bus)ポート43が3箇所、配設されている。USBポート43の下方には、マウス用ポート44、キーボード用ポート45が並んで配設されている。また、マウス用ポート44の下方には、マイクロフォン用端子46と、スピーカ用端子47が並んで配設されている。マイクロフォン用端子46の下方には、イーサネット(登録商標)用のLAN端子48が配設されている。
【0028】
次に、図5において、POS端末部1の内部に形成されたコネクタ部40の右側には、最上部に外部VFD用コネクタ51が、配設されている。外部VFD用コネクタ51の下方には、汎用コネクタ52が配設されている。汎用コネクタ52には、雄タイプのコネクタで、モデム、バーコードスキャナ、シリアルインタフェース型のはかり、電子資金決済であるEFT(Electronic Fund Transfer)端末等を接続することができる。汎用コネクタ52の下方には、汎用コネクタ53、汎用コネクタ54が並んで配設されている。汎用コネクタ53は、例えば汎用コネクタ52と同じものが配設されている。汎用コネクタ54は、雌タイプのコネクタで、モデム、バーコードスキャナ、シリアルインタフェース型のはかり、電子資金決済であるEFT(Electronic Fund Transfer)端末等を接続することができる。汎用コネクタ53の下方には、USBポート55が配設されている。USBポート55は例えば、24VのパワードUSBとする。パワードUSBには、例えばレシート用のプリンタを接続すると好適である。USBポート55の下方には、拡張VGA(Video Graphics Array)インタフェース用雌型のコネクタ56が配設されている。
【0029】
図6は、POS端末部1から背面カバー31を取り外した際の、POS端末部1の下部、すなわち上記したコネクタ類、ポート等が配設されている部位のさらに下方を拡大した斜視図である。図6において、破線で示されている内側カバー70を覆っているカバー6が現れている。カバー6は、例えば絶縁性及び弾性をもたせるため、ABS樹脂等の樹脂モールド製が好適である。カバー6は、主として、POS端末部1の電源部、HDD、マザーボード等の基板類を収容している内側カバー70を、更に保護するためのものである。カバー6の上部には、ACインレット34の周囲を取り囲むように形成されたインレット保護部61が形成されている。すなわち、ACインレット34と若干の隙間を有してインレット保護部61が嵌合するようになっている。インレット保護部61は、ACインレット34を保護すると共に、位置合わせに好都合であるので、例えば2mm程度の高さの淵を形成すると好適である。
【0030】
また、インレット保護部61に隣接して、カバー6のPOS端末部1への取り付け部62が形成されている。取り付け部62には、例えば周囲にローレット加工が施された摘みネジ63が配設され、POS端末部1とカバー6がネジ止めするようになっている。摘みネジ63では、指で摘んで緩めることができるので、言わば工具を使用せずとも、カバー6の取り付け、取り外しが可能となる。カバー6は、インレット保護部61が形成された面から下方に折れ曲がって形成されている。この折れ曲がり部64には、POS端末部1と接続されるケーブル類を整理整頓して支持するために、ケーブル類の外形に近似した溝部65が、複数並んで形成されている。これら溝部65の溝の大きさは、溝に嵌まり込むケーブル類の外皮の径に応じて決めるのが好適である。一般的には、複数のケーブル類の外皮の径には大小があるので、径大用から次第に径小用に並べて溝部65を形成すれば、よりケーブル類の整理整頓には適している。
【0031】
図6中において、溝部65の右隣りには、細い信号線やケーブル類を捻って整束するための結束バンドを掛けるための掛着部66が形成されている。これら溝部65、掛着部66の下方には、断面が略L字形が対向した形状を呈したクランプ部67が、カバー6の一面から突設し、一体的に形成されている。クランプ部67は、例えば電源コードをその外形に沿ってクランプする電源コードクランプ部67aの役割と電源コード以外のコード類、信号ケーブル類を整列させて保持するための保持部67bの役割を担うものである。電源コードクランプ部67aは、一方の略L字形部67cの先端部分に一体的に形成され、例えば電源コードをその外形に沿ってクランプするために断面が略半円状に屈曲している。この屈曲部67dの幅方向の中央部分には、切り欠きが形成されており、屈曲部67dが切り欠きを挟んで並列している。また、他方の略L字形部67eの先端部分には、舌片部67fが、屈曲部67dの切り欠きに対して上下の位置関係で対向する形で形成されている。したがって、電源コードクランプ部67aは、一方の略L字形部67cの屈曲部67dと、他方の略L字形部67eの舌片部67fとで形成される領域に電源コードを保持するようになっている。また、略L字形部67eと溝部65とで形成される領域に電源コード以外のコード類を保持するようになっている。同様に、略L字形部67cと掛着部66とで形成される領域に信号ケーブル類を保持するようになっている。
【0032】
尚、上述した溝部65の溝の大きさを変える場合には、屈曲部67dに近い溝は径大用に、屈曲部67dから離れる方向にしたがって径小用を形成すると、電源コード、コード類、信号ケーブル類のまとまりが更に良くなる。
【0033】
また、図6に示すように、カバー6の他の面には、放熱用のスリット68が並列して形成されている。
【0034】
上述のように、クランプ部67において、電源コードクランプ部67a及び保持部67bが形成されていることにより、電源コード、電源コード以外のコード類、ケーブル類が整理整頓されてクランプできることから、これら電源コード等のコネクション箇所、例えばACインレットやコネクタ等にストレスが掛かるのを抑止することができる。
【0035】
次に、例えば点検や交換あるいはメモリ増設のため、このように構成されたPOS端末装置100の内部に収容されたマザーボード等にアクセスする場合について説明する。
【0036】
(1)まず、POS端末装置100のPOS端末部1の背面にある背面カバー31を取り外す。これは、上記したように、背面カバー31の両側面を押して、係止用32の爪をPOS端末部1の係止部33からはずし、背面カバー31の下方を持ち上げて、背面カバー31を手前に引っ張ると、背面カバー31は、POS端末部1から取り外すことができる。
【0037】
(2)背面カバー31を取り外すと、電源コードプラグが現れるので、ACインレット34から電源コードプラグを引き抜く。
【0038】
(3)電源コードをクランプ部67から外す。
【0039】
(4)電源コード以外のコード類や、ケーブル類を、屈曲部67dと舌片部67fの隙間を潜らせて、クランプ部67から外す。この際、ケーブル類の整束に結束バンドが使用されている場合には、掛着部66から結束バンドをねじってはずす作業が加わることになる。
【0040】
(5)次いで、摘みネジ63を緩めて抜き取り、カバー6を内側カバー70から取り外す。
【0041】
(6)内側カバー70をPOS端末部1の本体から取り外すことにより、マザーボード等にアクセスすることができるので、点検あるいは交換さらにはメモリの増設等の作業ができる。
【0042】
点検あるいは交換さらにはメモリの増設等の作業が終了後は、逆の手順を行うことにより、電源コード等のコネクション箇所、例えばACインレットやコネクタ等にストレスが掛かるのを抑止しつつ、整理整頓された状態で確実にクランプすることができる。
【0043】
本実施形態に係る構造によれば、必ず先に電源コードプラグを抜脱しなければ、マザーボード等の基板類、HDD、電源等のPOS端末部1の内部に収容された電機部品類にアクセス出来ないので、感電事故の防止、装置本体の収容部品の損傷を確実に防ぐことができる。
【0044】
本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】POS端末装置の外観を示す表側から見た斜視図である。
【図2】POS端末装置の外観を示す裏側から見た斜視図である。
【図3】電源コードの接続を説明するための図である。
【図4】POS端末装置と外部機器等とを接続するためのコネクタ類を説明するための図である。
【図5】POS端末装置と外部機器等とを接続するための端子類を説明するための図である。
【図6】カバーの斜視図である。
【符号の説明】
【0046】
100・・・POS端末装置、1・・・POS端末部、2・・・ディスプレイ、31・・・背面カバー、34・・・ACインレット、40・・・コネクタ部、6・・・カバー、61・・・インレット保護部、63・・・摘みネジ、67・・・クランプ部、67a・・・電源コードクランプ部、67b・・・保持部、67d・・・屈曲部、67f・・・舌片部、70・・・内側カバー。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置の内部に収容した電源や基板類等の電機部品を覆う内側カバーと、
前記内側カバーに形成され、該装置が商用電源と接続するための電源コードプラグ用のインレットと、
前記インレットと嵌合するインレット保護部が形成され、前記内側カバーを覆って前記内側カバーに取り付けられるカバーとを備え、該電源コードプラグを抜脱することにより前記内側カバーにアクセス可能となることを特徴とする電子装置。
【請求項2】
前記インレットと前記インレット保護部は、間隙を有して嵌合することを特徴とする請求項1記載の電子装置。
【請求項3】
前記カバーは、ABS樹脂モールド製であることを特徴とする請求項1又は2記載の電子装置。
【請求項4】
前記カバーは、ローレット加工が施された摘みネジを介して、前記内側カバーに取り付け又は取り外しができることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電子装置。
【請求項5】
前記インレット保護部は、前記カバーと一体的に形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電子装置。
【請求項6】
前記カバーには、電源コード、ケーブル類をクランプするクランプ部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電子装置。
【請求項7】
前記カバー及び該装置の後背を覆う背面カバーを備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の電子装置。
【請求項8】
前記電子装置は、POS端末部と、タッチ入力式ディスプレイを備えたPOS端末装置であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の電子装置。
【請求項9】
装置の内部に収容した電源や基板類等の電機部品が内側カバーで覆われた電子装置内部へのアクセス方法であって、
前記内側カバーに形成されたインレットから、商用電源と接続する電源コードプラグを抜脱し、
前記インレットと嵌合するインレット保護部が形成され、前記内側カバーを覆って前記内側カバーに取り付けられているカバーを取り外すことを特徴とする電子装置内部へのアクセス方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2009−98705(P2009−98705A)
【公開日】平成21年5月7日(2009.5.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−266523(P2007−266523)
【出願日】平成19年10月12日(2007.10.12)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】