説明

電子装置

【課題】電子装置において、簡素な構成で且つ他の装置に依存することなく、音響部品の出力信号または入力信号を反射させる。
【解決手段】音響部品2が収容された筐体3を備える電子装置1において、筐体3に固定され、音響部品2から出力される出力信号例えば音声S、または、音響部品2に入力される入力信号例えば音声を反射させると共に、筐体3を支持する反射支持部材4を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、音響部品を備える電子装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)などの携帯端末装置、ミュージックプレーヤ、パーソナルコンピュータ、携帯型テレビ、デジタルカメラ、ラジオ受信機、電子手帳等の電子装置においては、スピーカ、マイク、レシーバ等の音響部品が配置される。
【0003】
しかしながら、近年の電子装置の小型化・高機能化の要求に伴い音響部品の配置スペースが制限され、例えば装置背面等の音質特性上好ましくない位置に音響部品を配置することがある。
【0004】
そこで、電子装置の背面等に配置された音響部品からの音声を電子装置の正面側に反射させる種々の技術が開示されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
上記特許文献1記載の電子機器は、表示部およびその反対面側に位置するスピーカを有する第1の筐体と、この第1の筐体に対し270度以上の角度で回動自在な第2の筐体と、この第2の筐体に配置された音響反射部とを備える。
【0005】
上記特許文献2記載のスピーカは、背面側に向かうスピーカの開口部と、背面板側に着脱自在に枢着された反射板とを有する。
上記特許文献3記載の卓上ホルダは、正面に画像表示部が設けられその他の面にスピーカが設けられた携帯端末を保持すると共に、スピーカから発生して正面以外の方向に向かう音を正面方向に向かわせる方向変換手段を備える。
【特許文献1】特開2006−261758号公報
【特許文献2】特開平2003−23686号公報
【特許文献3】特開2005−136895号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1記載の電子機器および上記特許文献2記載のスピーカは、音響反射部・反射板を配置することで、部品点数が増加してしまう。
また、上記特許文献3記載の卓上ホルダは、携帯端末を卓上ホルダに保持させた状態でなければ携帯端末の音を反射させることができない。
【0007】
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、簡素な構成で且つ他の装置に依存することなく、音響部品の出力信号または入力信号を反射させることができる電子装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この電子装置は、音響部品が収容された筐体を備える電子装置において、上記筐体に固定され、上記音響部品から出力される出力信号または上記音響部品に入力される入力信号を反射させると共に上記筐体を支持する反射支持部材を備えることを要件とする。
【発明の効果】
【0009】
開示の電子装置によれば、簡素な構成で且つ他の装置に依存することなく、音響部品の出力信号または入力信号を反射させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態に係る電子装置について、図面を参照しながら説明する。
<一実施の形態>
図1は、本発明の一実施の形態に係る、表示部5を正面側に移動させた状態の電子装置1を前方から示す斜視図である。
【0011】
図2は、表示部5を正面側に移動させた状態の電子装置1を後方から示す斜視図である。
図3は、図2のA−A断面図である。
図4は、反射支持部材4により筐体3を支持した状態の電子装置1を示す図2のA−A断面図である。
【0012】
電子装置1は、図2〜図4に示す2つの音響部品2,2と、音響部品2,2が収容された筐体3と、音響部品2,2から出力される出力信号、例えば音声を反射させると共に筐体3を下方から支持する図2〜図4に示す2つの反射支持部材4,4と、筐体3に設けられた図1および図4に示す表示部5とを備える例えば携帯電話機である。
【0013】
筐体3は、表示部5が設けられた可動部3aと、例えばスピーカである音響部品2を収容すると共に図示しない操作部が設けられた固定部3bと、この固定部3bに対し回動軸A1,A2の2軸方向に回動自在に可動部3aを軸支する本体ヒンジ部3cと、を有する。
【0014】
なお、図1〜図4に示す状態の可動部3aは、通話時の状態から、回動軸A1を中心に180度回転し、更に、回動軸A2を中心に約180度回転して折り畳まれた状態であり、音響部品2は筐体3の背面側に位置する。
【0015】
図3および図4に示すように、各反射支持部材4は、筐体側ヒンジ部4aと、第1のプレート4bと、第2のプレート4cと、これらプレート4b、4cを接続するプレート用ヒンジ部4dとを有し、筐体側ヒンジ部4aにおいて筐体3の固定部3bに固定されている。
【0016】
第1のプレート4bおよび第2のプレート4cは、筐体側ヒンジ部4aを介して筐体3に接続されているため、筐体3に対し回動自在となっている。また、第2のプレート4cは、プレート用ヒンジ部4dを介して第1のプレート4bに接続されているため、第1のプレート4bに対し回動自在となっている。
【0017】
各反射支持部材4は、第1のプレート4bおよび第2のプレート4cが筐体3に収容される図3に示す収容位置(P1)と、第1のプレート4bおよび第2のプレート4cによって、音響部品2から発せられる音声Sを反射させると共に筐体3を支持する図4に示す反射支持位置(P2)とに移動する。
【0018】
具体的には、収容位置(P1)における反射支持部材4は、第2のプレート4cがプレート用ヒンジ部4dを中心に第1のプレート4bと当接するまで折り畳まれた状態で、固定部3bに形成された収容凹部3dに第1のプレート4bおよび第2のプレート4cが収容されている。
【0019】
なお、反射支持部材4は、収容位置(P1)において、筐体3のうち音響部品2と同一面に位置する。また、第1のプレート4bおよび第2のプレート4cには、収容位置(P1)において音響部品2に連通する貫通孔4e,4fが形成されている。
【0020】
反射支持位置(P2)における反射支持部材4は、収容位置(P1)から、第1のプレート4bおよび第2のプレート4cが筐体側ヒンジ部4aを中心に回動し、更に、第2のプレート4cがプレート用ヒンジ部4dを中心に第1のプレート4bと直角をなすまで回動した状態である。この状態の反射支持部材4は、第2のプレート4cが地面に沿って水平に延び、第1のプレート4bが鉛直方向に延びることで、筐体3を下方から持ち上げた状態で支持している。
【0021】
なお、筐体側ヒンジ部4aは、例えば、偏心軸を有する偏心ヒンジ等とすることで、第1のプレート4bおよび第2のプレート4cが筐体3に対し所定の角度まで回動すると、その角度で保持されるように回動に抵抗を与えるとよい。同様に、プレート用ヒンジ部4dも、第2のプレート4cが第1のプレート4bに対し所定の角度まで回動すると、その角度で保持されるように回動に抵抗を与えるようにするとよい。筐体3の本体ヒンジ部3cについても同様である。
【0022】
反射支持位置(P2)における反射支持部材4は、音響部品2から斜め下方に発せられる音声Sを第1のプレート4bにより斜め下方に反射させ、その反射された音声Sを第2のプレート4cにより斜め上方に反射させる。これにより、筐体3の可動部3aに設けられた表示部5の表示方向(矢印D)と同一方向に音声Sが伝わる。なお、第1のプレート4bおよび第2のプレート4cは、音声Sの劣化を抑えるために、凹凸が少なく且つ反射率の優れた材料から構成するとよい。
【0023】
以上説明した本実施の形態の電子装置1では、筐体3に固定された反射支持部材4は、音響部品2から出力される出力信号例えば音声Sを反射させると共に筐体3を支持する。よって、本実施の形態の電子装置1によれば、簡素な構成で且つ他の装置に依存することなく、音響部品2の出力信号を反射させることができる。
【0024】
本実施の形態では、反射支持部材4は、筐体側ヒンジ部4aを介して筐体3に回動可能に固定されている。更には、本実施の形態では、反射支持部材4は、音声Sを反射させると共に筐体3を支持する反射支持位置(P2)と、筐体3に収容される収容位置(P1)とに移動する。これらにより、電子装置1をコンパクトにすることができる。
【0025】
本実施の形態では、反射支持部材4は、反射支持位置(P2)から折り畳まれて収容位置(P1)に移動する。更には、反射支持部材4は、音響部品2から発せられる音声を反射させると共に筐体3を支持する第1のプレート4bおよび第2のプレート4cを有し、これら第1のプレート4bおよび第2のプレート4cは、筐体3に対し回動自在で且つ互いに回動自在である。これらにより、収容位置(P1)における反射支持部材4をコンパクトにすることができ、したがって、電子装置1を簡素な構成にすることができる。
【0026】
本実施の形態では、反射支持部材4は、収容位置(P1)において、筐体3のうち音響部品2と同一面に位置する。そのため、収容位置(P1)における反射支持部材4が音響部品2の周囲に配置されるため、電子装置1を簡素にすることができる。
【0027】
本実施の形態では、反射支持部材4には、収容位置(P1)において音響部品2に連通する貫通孔4e,4fが形成されている。そのため、反射支持部材4が収容位置(P1)に位置する際にも、音響部品2を使用することができる。
【0028】
本実施の形態では、スピーカ2から発せられる出力信号、例えば音声Sを、反射支持部材4により表示部5の表示方向(矢印D)と略同一方向に反射させることで、出力信号をユーザに伝えやすくさせることができる。
【0029】
本実施の形態では、音響部品2を、出力信号例えば音声Sを発するスピーカであると説明したが、音響部品2に、入力信号例えば音声が入力されるマイク、レシーバ等を用いることも可能である。その場合には、反射支持部材4は、外部からの入力信号を音響部品2に反射させることになる。
【0030】
本実施の形態では、音響部品2が筐体3のうち表示部5の反対側の背面に位置する例について説明したが、音響部品2の配置スペースは、例えば、音響部品2の使用時における電子装置1の底面および上面や側面としてもよく、背面に限定されない。
【0031】
本実施の形態では、可動部3a、固定部3bおよび本体ヒンジ部3cを有する筐体3を例に説明したが、筐体3は折り畳み式でないものを用いてもよい。
本実施の形態では、第1のプレート4bと第2のプレート4cとがプレート用ヒンジ部4dで接続され、反射支持部材4が折り畳み式であるものとして説明したが、反射支持部材4が折り畳み式でなくとも、例えば、反射支持部材4を筐体3に対し回動自在にすれば、筐体3を支持することが可能である。
【0032】
本実施の形態では、収容位置(P1)における反射支持部材4が筐体3のうち音響部品2と同一面に位置するため電子装置1をコンパクトにすることができるが、収容位置(P1)における反射支持部材4が音響部品2と異なる面に位置するようにしてもよい。更には、反射支持部材4を音響部品2と同一の面で且つ収容位置(P1)において音響部品2を覆わない位置に配置してもよい。
【0033】
本実施の形態では、収容位置(P1)における第1のプレート4bおよび第2のプレート4cの全部が筐体3に収容されているため反射支持部材4を非常にコンパクトにすることができるが、第1のプレート4bおよび第2のプレート4cの少なくとも一部が収容されていれば、反射支持部材4をコンパクトにすることは可能である。
【0034】
本実施の形態では、音響部品2から発せられる音声Sが反射支持部材4により表示部5の表示方向(矢印D)と同一方向に反射される例について説明したが、音声Sの反射方向と表示部5の表示方向(矢印D)とが完全に同一でなくとも、例えば表示部5を見るユーザに音声Sを伝えやすくさせることは可能であるため、反射支持部材4による音声Sの反射方向は表示部5の表示方向(矢印D)に限定されない。
【0035】
本実施の形態では、電子装置1として例えば携帯電話機であると説明したが、電子装置としては、スピーカ、マイク、レシーバ等の音響部品を備える装置であればよく、例えば、PDA(Personal Digital Assistant)、ミュージックプレーヤ、パーソナルコンピュータ、携帯型テレビ、デジタルカメラ、ラジオ受信機、電子手帳等の他の電子装置を用いてもよい。
【0036】
図5は、本発明の他の実施の形態に係る、電子装置11を示す斜視図である。
図6は、反射支持部材14により筐体12を支持した状態の電子装置11を示す斜視図である。
【0037】
電子装置11は、図6に示す2つの音響部品12,12と、これら音響部品12,12が収容された筐体13と、音響部品12,12から出力される出力信号、例えば音声を反射させると共に筐体13を支持する2つの反射支持部材14,14と、表示部15とを備える。
【0038】
筐体13の正面には、表示部15が設けられている。図6に示すように、筐体13の両
側面下部には、例えばスピーカである音響部品12,12が内蔵されている。また、筐体13の両側面下部には、反射支持部材14,14を収容する収容凹部13a(図6の左側は図示せず)が形成されている。収容凹部13aの中央には、音響部品12に連通する貫通孔13bが形成されている。
【0039】
各反射支持部材14は、プレート14aと、筐体13に固定されプレート14aを回動自在に軸支するヒンジ部14bとを有する。プレート14aの中央には、貫通孔14cが形成されている。
【0040】
各反射支持部材14は、筐体13に収容される図5に示す収容位置(P1)と、音響部品12から発せられる音声Sを反射させると共に筐体13を支持する図6に示す反射支持位置(P2)とに移動する。
【0041】
具体的には、収容位置(P1)における反射支持部材14は、プレート14aが筐体13の収容凹部13aに収容されている。なお、反射支持部材14は、収容位置(P1)において、筐体13のうち音響部品12と同一面、即ち側面に位置する。また、プレート14aの貫通孔14cは、収容位置(P1)において、筐体13の貫通孔13bおよび音響部品12に連通している。
【0042】
反射支持位置(P2)における反射支持部材14は、プレート14aがヒンジ部14bを中心に回動した状態である。この状態では、プレート14aの底面が地面に接することで、筐体3を支持している。
【0043】
ヒンジ部14bは、例えば、偏心軸を有する偏心ヒンジ等とすることで、プレート14aが筐体13に対し所定の角度まで回動するとその角度で保持されるように回動に抵抗を与えるとよい。
【0044】
反射支持位置(P2)における反射支持部材14は、音響部品12から水平に発せられる音声Sをプレート14aにより水平に反射させる。これにより、表示部15の表示方向(矢印D)と同一方向に音声Sが伝わる。
【0045】
以上説明した本実施の形態の電子装置11では、上記一実施の形態と同様に、反射支持部材14は、音響部品12から発せられる出力信号例えば音声Sを反射させると共に筐体13を支持する。よって、本実施の形態の電子装置11によっても、簡素な構成で且つ他の装置に依存することなく、音響部品12の出力信号を反射させることができる。
【0046】
本実施の形態のように音響部品12が筐体13の側面に内蔵されていても、上記一実施の形態のように音響部品2が筐体3の背面に内蔵される場合と同様に、上記一実施の形態で述べた効果を得ることができる。
【0047】
なお、本実施の形態では、音響部品12を、出力信号、例えば音声Sを発するスピーカであると説明したが、入力信号例えば音声が入力されるマイク、レシーバ等を用いることも可能である。その場合には、反射支持部材14は、外部からの入力信号を音響部品12に反射させることになる。
【0048】
本実施の形態では、音響部品12から発せられる出力信号、例えば音声Sが反射支持部材14により表示部15の表示方向(矢印D)と同一方向に反射される例について説明したが、音声Sの反射方向と表示部15の表示方向(矢印D)とが互いに同一でなくとも、表示部15を見るユーザに音声Sを伝えやすくさせることは可能であるため、反射支持部材14による音声Sの反射方向は表示部15の表示方向(矢印D)に限定されない。
【0049】
本実施の形態の反射支持部材14は、プレート14aがヒンジ部14bを中心に回動することで、収容位置(P1)と反射支持位置(P2)とに移動するが、例えば、筐体13の背面から側方にスライドすることで反射支持位置(P2)に移動する反射支持部材を用いてもよい。
【0050】
本実施の形態の電子装置11としては、スピーカ、マイク、レシーバ等の音響部品を備える装置であればよく、例えば、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、ミュージックプレーヤ、パーソナルコンピュータ、携帯型テレビ、デジタルカメラ、ラジオ受信機、電子手帳等の電子装置を用いることができる。
【0051】
以上説明した一実施の形態および他の実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。(付記1)
音響部品が収容された筐体を備える電子装置において、
前記筐体に固定され、前記音響部品から出力される出力信号または前記音響部品に入力される入力信号を反射させると共に前記筐体を支持する反射支持部材を備える、
ことを特徴とする電子装置。
(付記2)
前記反射支持部材は、前記筐体に回動可能に固定されていることを特徴とする付記1記載の電子装置。
(付記3)
前記反射支持部材は、前記出力信号または前記入力信号を反射させると共に前記筐体を支持する反射支持位置と、少なくとも一部が前記筐体に収容される収容位置とに移動することを特徴とする付記1記載の電子装置。
(付記4)
前記反射支持部材は、前記反射支持位置から折り畳まれて前記収容位置に移動することを特徴とする付記3記載の電子装置。
(付記5)
前記反射支持部材は、前記出力信号または前記入力信号を反射させると共に前記筐体を支持する第1のプレートおよび第2のプレートを有し、
該第1のプレートおよび第2のプレートは、前記筐体に対し回動自在で且つ互いに回動自在である、
ことを特徴とする付記4記載の電子装置。
(付記6)
前記反射支持部材は、前記収容位置において、前記筐体のうち前記音響部品と同一面に位置することを特徴とする付記3記載の電子装置。
(付記7)
前記反射支持部材には、前記収容位置において前記音響部品に連通する貫通孔が形成されていることを特徴とする付記6記載の電子装置。
(付記8)
表示部を更に備え、
前記音響部品は、前記出力信号を出力するスピーカであり、
前記反射支持部材は、前記スピーカから出力される出力信号を、前記表示部の表示方向と略同一方向に反射させる、
ことを特徴とする付記1記載の電子装置。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】本発明の一実施の形態に係る、表示部を正面側に移動させた状態の電子装置を前方から示す概略斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る、表示部を正面側に移動させた状態の電子装置を後方から示す概略斜視図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る、反射支持部材により筐体を支持した状態の電子装置を示す図2のA−A断面図である。
【図5】本発明の他の実施の形態に係る電子装置を示す斜視図である。
【図6】本発明の他の実施の形態に係る、反射支持部材により筐体を支持した状態の電子装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0053】
1 電子装置
2 音響部品
3 筐体
3a 可動部
3b 固定部
3c 本体ヒンジ部
3d 収容凹部
4 反射支持部材
4a 筐体側ヒンジ部
4b 第1のプレート
4c 第2のプレート
4d プレート用ヒンジ部
4e,4f 貫通孔
5 表示部
11 電子装置
12 音響部品
13 筐体
13a 収容凹部
13b 貫通孔
14 反射支持部材
14a プレート
14b ヒンジ部
14c 貫通孔
15 表示部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
音響部品が収容された筐体を備える電子装置において、
前記筐体に固定され、前記音響部品から出力される出力信号または前記音響部品に入力される入力信号を反射させると共に前記筐体を支持する反射支持部材を備える、
ことを特徴とする電子装置。
【請求項2】
前記反射支持部材は、前記筐体に回動可能に固定されていることを特徴とする請求項1記載の電子装置。
【請求項3】
前記反射支持部材は、前記出力信号又は前記入力信号を反射させると共に前記筐体を支持する反射支持位置と、少なくとも一部が前記筐体に収容される収容位置とに移動することを特徴とする請求項1記載の電子装置。
【請求項4】
前記反射支持部材は、前記反射支持位置から折り畳まれて前記収容位置に移動することを特徴とする請求項3記載の電子装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−147924(P2010−147924A)
【公開日】平成22年7月1日(2010.7.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−324370(P2008−324370)
【出願日】平成20年12月19日(2008.12.19)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】