説明

電子部品ユニット

【課題】電子部品を収納ケースに格納する際、接着剤等を使用せず、電子部品を収納ケースに固定することで、部品点数や製造工程を削減し、コストの削減を図った電子部品ユニットを提供する。
【解決手段】中央に貫通孔が形成され、トロイダルコア3を収容し、第1及び第2の導線が巻き回されているコイルボビン4を有する電子部品と、上部が開口しており、前記電子部品を上部より収納する収納ケース2とを備えた電子部品ユニットであって、収納ケース2の底面略中央部にコイルボビン4を掛止する掛止部が設けられており、コイルボビンに設けた被掛止部に掛止することにより電子部品を収納ケース2に固定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トロイダルコアにボビンを介してコイルを巻き回している電子部品を、収納ケースに収納した電子部品ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、トロイダルコアにボビンを介してコイルを巻き回している電子部品を、収納ケースに収納し、接着剤で固定している電子部品ユニットや、はんだにより固定されている電子部品ユニットが、知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録3147143号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記電子部品を収納ケースに収納する際、接着剤等で固定すると、コスト高になっていた。
また、はんだにより収納ケースに固定するのは、手間が掛かかり、これもコスト高につながっていた。
そこで、本発明は、電子部品を収納ケースに格納する際、接着剤等を使用せず、電子部品を収納ケースに固定することで、部品点数や製造工程を削減し、コストの削減を図った電子部品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、中央に貫通孔が形成され、トロイダルコアを収容し、コイルが巻き回されているコイルボビンを有する電子部品と、上部が開口し、前記電子部品を上部より収納する収納ケースと、を備えた電子部品ユニットであって、前記収納ケースには、底面略中央部に設けられ、前記コイルボビンに設けられた前記貫通孔に挿通し前記コイルボビンを掛止する掛止部を有し、前記コイルボビンは、前記収納ケースに前記電子部品を収納した際、該コイルボビンの前記貫通孔側上面に前記掛止部に掛止される被掛止部を有することを特徴とする電子部品ユニットである。
【0006】
本発明は、更に、前記掛止部は、収納ケースの底面から立設され径方向に弾性を有する掛止支持部と、該掛止支持部の上部に径方向外側に突出し、前記被掛止部に当接する凸部とを有していることを特徴とする電子部品ユニットである。
【0007】
本発明は、更に、前記掛止部は、前記ケースの直径方向に2つ設けられ、該2つの掛止部は、前記電子部品を前記ケースに収納した際、前記収納ケースにおける前記コイルボビンの軸の中心を通る径方向に2カ所で前記コイルボビンと当接することを特徴とする電子部品ユニットである。
【0008】
以上の発明により収納ケースに格納した電子部品をより安定して上下方向に動かないように保持することができる。
【0009】
本発明は更に、前記2つの掛止部の間には、該2つの掛止部を連結し支持する連結支持部を有することを特徴とする電子部品ユニットである。

【0010】
本発明により、掛止部の強度を高めることができる。
【0011】
本発明は、更に、前記収納ケースには、該収納ケース内における前記コイルボビンの回転方向への動きを規制する回転保持部を有し、前記コイルボビンには、前記回転保持部に対向する位置に該回転保持部と係合する被回転保持部を有することを特徴とする電子部品ユニットである。
【0012】
本発明は、更に、前記回転保持部は、収納ケースの側面に配置され、該収納ケース内側に凸設されていることを特徴とする電子部品ユニットである。
【0013】
本発明は、更に、前記コイルボビンは、所定の間隔を空けて該コイルボビンの外周から前記貫通孔に向かって形成される一対のリブを有し、前記被掛止部又は前記被回転保持部は、前記リブの間に配置されていることを特徴とする電子部品ユニットである。
【0014】
以上の本発明により、ケース内に収納した電子部品の回転方向の動きをさらに安定して防止することが出来る。
【0015】
本発明は、更に、前記リブの上端は、前記コイルボビンに巻き回されたコイル上面と同一又は当該上面よりも高く突出していることを特徴とする電子部品ユニットである。
【0016】
本発明は、更に、前記収納ケースの側面は、コイルを巻き回したコイルボビンを収納ケースに収納した際、コイルの上面と同一又は当該上面よりも高く突出していることを特徴とする電子部品ユニットである。
【0017】
本発明により、ケースに収納した電子部品の絶縁をすることが出来る。
【0018】
本発明は、更に、前記収納ケースには、該収納ケースの外側に向かってに端子台が設けられ、該端子台には、コイルの引き出し用の溝を有していることを特徴とする電子部品ユニットである。
【0019】
本発明により、コイルの引き出しを容易に行うことが出来る。
【0020】
本発明は、更に、前記収納ケースの外側には、基板に設けられた孔に該電子部品ユニットを実装する際に、前記収納ケースを所定の高さに保持するために前記収納ケース外周に突出して設けられた基板保持部を有することを特徴とする電子部品ユニットである。
【0021】
本発明により、孔の空いた基板へ実装を容易に行うことが出来る。
【発明の効果】
【0022】
本発明により、接着剤等を使用せず、電子部品を収納ケースに収納することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の実施の形態に係る電子部品ユニットの斜視図。
【図2】本発明の実施の形態に係る収納ケースの斜視図。
【図3】本発明の実施の形態に係るコイルボビンの斜視図。
【図4】本発明の実施の形態に係るコイルボビンの分解斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明の実施の形態に係る電子部品ユニットについて、図1乃至図3に基づき説明をする。図1に示されている電子部品ユニットである基板に搭載するための収納ケース付きリアクトル1は、収納ケース2、トロイダルコア3、コイルボビン4、第1の導線5、第2の導線6とから構成されている。以下の記述においては、円環状のコイルボビン4の中心軸が延びる方向を軸方向、中心軸から外側に向かう方向を径方向として定義し、軸方向の下記に示す底板側を下側、他端側を上側として説明する。
【0025】
収納ケースは、図2に示されるように、全体が上面の開口した円筒状で形成され、この円筒側面に、一対の端子台21、21と、一対の側面25、25とを備えるとともに、底板26と、底板26の中央に掛止部27と、一対の回転保持部28、28とを主に備えて構成されている。また、収納ケース2を構成する一対の端子台21、21、一対の側面25、25、及び一対の回転保持部28、28は、点対称に構成され、中心軸周りに180°回転させた時に同一形状を採るようになっている。
【0026】
上述のように、それぞれの端子台21は、中心軸を挟んで点対称に配置されている。それぞれの端子台21は、側面25の円弧形状の一部に配置され、端子台21の両端には端子が挿入され固定されている挿着部23、23を有し、それぞれの挿着部の内側には、第1及び第2の導線の巻端を導出するために2つの切り欠き部22、22を有し、2つの切り欠き部22の間にあり、回転保持部28と接続されている中間部24とを有する構成となっている。切り欠き部22は、端子台21の上から下まで切り欠かれている構成ではなく、端子台の径方向に対して3分の2程度の長さまで、導出する台が構成されている。
また、回転保持部28は、上述の中間部24に接続され、側面25の収納ケース内側に向かって、凸部を形成している。この凸部は、後述するコイルボビン4を収納ケースに固定した際に、内部において回転しないように保持するものである。
【0027】
掛止部27は、リアクトル1である電子部品を収納ケースに収納した際、コイルボビン4の軸の中心を通る径方向に設けられている。具体的に図2では、収納ケースにある上述の回転保持部28、28をそれぞれ結ぶ直線上で底板26の略中央部に、底板26から立設されており、回転保持部28、28のそれぞれに対向する位置に凸部30を有する掛止支持部29、29を有し、掛止支持部29、29の間には、平板状で、両端に掛止支持部29、29を連結し、支持する連結支持部31とを有する構成となっている。また、平板状の連結支持部31が薄圧方向に転倒しないように、連結支持部31を直交する方向から支持をする補助支持部材33を有する構成となっている。
【0028】
底板26は、トロイダルコア3と同じ円形状を成しており、トロイダルコア3を収容したコイルボビン4より若干大きな円形状である。
【0029】
側面25は、底板26の縁に沿って立設されており、トロイダルコア3を収容したコイルボビン4に第1及び第2の導線が巻回されている電子部品を収納ケースに収納した際、電子部品の高さと同じ又は、高く、立設されている。
【0030】
さらに、収納ケースの側面25には、端子台21、21と中心軸に対し90°回転した位置に円筒状の側面25から方形状に出っ張りを形成した基板高さ保持部32a、32bが設けられている。基板高さ保持部32a、32bは、側面25の底面26側から所定の高さ上部に上がった位置にその底部が設定され、この底部は、電子部品を収納した収納ケースを基板に搭載する際の基板との当接部分となる。すなわち、近年の基板への電子部品の搭載においては、搭載する電子部品の高さを低背化するため、基板に孔を空け、本実施形態のリアクトルをその孔に電子部品を搭載した際、この基板高さ保持部32a、32bが引っかかることで、基板に対して一定の高さを保つようになる。また、端子台の下側にも基板高さ保持部32c、32dを配置してもよい。このように、基板高さ保持部32c、32dも設け、基板高さ保持部32a、32bとともに、ケースを基板上で保持することで、より安定して電子部品を基板に搭載することができる。
【0031】
コイルボビン4は、図3に示されるように、中央に貫通孔40が形成されて、略環状体を成しており、コア収容部41と、中心軸を挟んで直線上に2ヵ所に配置された一対のリブ42と、リブの間に形成された一対の被掛止部43、被回転保持部44とから主に構成され、コア収容部41が上下二分割になるように、上下方向に分割可能に構成されている。また、コイルボビン4は、軸方向において下側と上側とが対称な形状に構成されていると共に、中心軸の周りに点対称に構成され、180°回転させた時に同一形状を採るようになっている。
【0032】
コア収容部41は、断面が略長方形の環状体に構成され、内部にトロイダルコア3を収容可能な空間が形成されるように構成されている。また、コア収容部41の表面は、下端側に位置する下面41Aと、上端側に位置する上面41Bと、貫通孔40を形成し下面41Aと上面41Bとを接続する内周面41Cと、下面41Aと上面41Bとを接続する外周面41Dとから構成されている。また、コイルボビン上で、表面をリブにより二分割された一方の領域には第1の導線5が巻回される第一導線巻回領域4Aが構成され、他方には第二の導線6が巻回される第二導線巻回領域4Bが構成されている。
【0033】
一対のリブ42、42はそれぞれ同形状を成しており、コイルボビンの中心軸を挟んで直線上2カ所に位置し、コイルボビン4の外周面41Dから内周面41Cにわたりそれぞれ形成されている。リブ42は、下面41Aから下側に向けて突出する下側リブ42Aと、上面41Bから上側に向けて突出する上側リブ42Bと、内周面41Cから中心軸に向けて突出する内周リブ42Cと、外周面41Dから中心軸の外側に向けて突出する外周リブ42Dとが一連となって構成されている。一対の下側リブ42Aによって、中心軸に対する半径方向に延びる下側溝42aが形成され、一対の上側リブ42Bによって中心軸に対する半径方向に延びる上側溝42bが形成されている。また、一対の内周リブ42Cには、軸方向に延びる内周側溝42cが形成され、一対の外周リブ42Dには、軸方向に延びる外周側溝42dが形成されている。この外側溝42a、上側溝42b、内周側溝42c、外周側溝42dは一連になっている。
【0034】
上側溝42bの内周面41C側に、被掛止部43が一対構成されており、外周側溝42dが被回転保持部44が一対構成されている。また下側リブ42A及び上側リブ42Bの下面41A及び上面41Bからの突出量は、それぞれ同じであり、側面部25の高さと等しくなるように形成されている。
【0035】
さらに、内周リブ42Cの突出量を大きくすることにより、一対の第2の被回転保持部45、45が、構成されている。
【0036】
また、下側リブ42A及び上側リブ42Bのそれぞれは、中心軸から径方向外側に向かうに従って徐々に幅広になるように形状化されている。なお、凸部30と回転保持部28を固定するためであり、この形状に限定されるものではない。
【0037】
図4に示すように、コイルボビン4は、コアを格納するため、上側ボビン51と下側ボビン52に分離することが出来る。上側ボビン51と下側ボビン52にある内周溝42cと外周溝42dに、それぞれに切り欠き部があり、線対称となるように内側レール53と外側レール54がコイルボビンの内周面41Cと外周面41Dを構成している。具体的には、下側ボビン52に一方の外側溝42dから他方の外側溝42dに対し、図面左側にはコイルボビンの外周面に沿って、内側レール53が構成されている。さらに、その内側レール53の外側には、上側ボビン51に形成されている外側レール54が装着される部分が構成されている。また、図面右側にはコイルボビンの外周面に沿って、外側レール54が構成されている。さらに、その外側レール54の内側には、上側ボビン51に形成されている内側レール53が装着される部分が構成されている。同一形状のものが上側ボビンにも構成されており、さらに、内側溝も同様の形状となっているため、上側ボビン51と下側ボビン52とを嵌合することができ、コアをボビンに格納することができる。
【0038】
図1に示すように、第一の導線5及び第二の導線6は、いずれも絶縁体が被覆された被覆導線であり、それぞれ第一導線巻回領域4A及び第二導線巻回領域4Bに巻回されてコイルを形成している。このコイルは、軸方向における上面及び下面が、それぞれ上側リブ42Bの上端縁及び下側リブ42Aの下端縁と略同じ高さ、若しくは、上側リブ42B及び下側リブ42Aの高さより低く巻回されている。第一導線巻回領域4A及び第二導線巻回領域4Bは、一対のリブ42、42によって仕切られているため、第一導線巻回領域4Aに巻回されている第一の導線5と、第二導線巻回領域4Bに巻回されている第二の導線6とは接触することを防止することができ、短絡等を防止することができる。
【0039】
以上のような構成からなる電子部品ユニットの組み立て手順について説明する。
図3に示すように、コア収容部41内にトロイダルコア3を収容し、第一導線巻回領域4A及び第二導線巻回領域4Bに第1の巻線5及び第2の巻線6を巻回してコイルを形成した状態で、図1に示すように、収納ケース2にコイルボビン4を収納する。収納する際、収納ケース上面から、収納ケースに設けられた回転保持部28と第1の被回転保持部44及び掛止部27と第2の被回転保持部45とを嵌め合わせ挿入し、連結支持部31の上部にある凸部30を被掛止部43に掛止する。このように、本実施形態では、接着剤を用いることなく、収納ケースにリアクトルを収納することが出来、固定することが出来る。
【0040】
収納ケース2にコイルボビン4を収納する前後で、第一の導線及び第二の導線の両端を一対の端子台21、21にある端子に装着する。具体的には、切り欠き部22を介して端子に導線を絡げる。
端子は、収納ケースの底板26までの深さより長くしておけば、トロイダルコアを収納した収納ケースを基板に実装した際、基板の回路に接続することができる。
また、収納ケースの実装する孔が空いている基板であっても、端子の長さが基板までの距離だけあれば、実装は可能である。
【0041】
また、コイルボビン4は、上下方向において対称となる構成を採っているため、製造時に上下を考慮する必要が無く、製造を簡略化することができる。
【0042】
本発明による電子部品ユニットは上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、本実施形態では掛止部27を板状の部材を用いたが、コイルボビン4に掛止できる掛止部を有していれば良いし、またリブ42によって回転を保持される様な構成となっていればよい。さらに、収納ケース側の回転保持部も同様で実施例に限定されず、回転を保持する構成であればよい。
【0043】
さらに、下側溝、上側溝、内周溝及び外周溝の底面は、下面、上面、内周面及び外周面と面一でなくてもよい。特に上側溝は、掛止部により掛止できれば良い。
【符号の説明】
【0044】
1・・・リアクトル、2・・・収納ケース、3・・・トロイダルコア、4・・・コイルボビン、5・・・第1の導線、6・・・第2の導線、21・・・端子台、22・・・切り欠き部、23・・・挿着部、24・・・中間部、25・・・側面、26・・・底板、27・・・掛止部、28・・・回転保持部、29・・・掛止支持部、30・・・凸部、31・・・連結支持部、32・・・基板高さ保持部、40・・・貫通孔、41A・・・上面、41B・・・下面、41C・・・内周面、41D・・・外周面、42・・・リブ、43・・・被掛止部、44・・・被回転保持部、45・・・被回転保持部、51・・・上側ボビン、52・・・下側ボビン、53・・・内側レール、54・・・外側レール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
中央に貫通孔が形成され、トロイダルコアを収容し、コイルが巻き回されているコイルボビンを有する電子部品と、
上部が開口し、前記電子部品を上部より収納する収納ケースと、を備えた電子部品ユニットであって、
前記収納ケースには、底面略中央部に設けられ、前記コイルボビンに設けられた前記貫通孔に挿通し前記コイルボビンを掛止する掛止部を有し、
前記コイルボビンは、前記収納ケースに前記電子部品を収納した際、該コイルボビンの前記貫通孔側上面に前記掛止部に掛止される被掛止部を有する
ことを特徴とする電子部品ユニット。
【請求項2】
前記掛止部は、収納ケースの底面から立設され径方向に弾性を有する掛止支持部と、該掛止支持部の上部に径方向外側に突出し、前記被掛止部に当接する凸部とを有していることを特徴とする請求項1記載の電子部品ユニット。
【請求項3】
前記掛止部は、前記ケースの直径方向に2つ設けられ、該2つの掛止部は、前記電子部品を前記ケースに収納した際、前記収納ケースにおける前記コイルボビンの軸の中心を通る径方向に2カ所で前記コイルボビンと当接することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電子部品ユニット。
【請求項4】
前記2つの掛止部の間には、該2つの掛止部を連結し支持する連結支持部を有することを特徴とする請求項3記載の電子部品ユニット。
【請求項5】
前記収納ケースには、該収納ケース内における前記コイルボビンの回転方向への動きを規制する回転保持部を有し、
前記コイルボビンには、前記回転保持部に対向する位置に該回転保持部と係合する被回転保持部を有する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の電子部品ユニット。
【請求項6】
前記回転保持部は、収納ケースの側面に配置され、該収納ケース内側に凸設されちることを特徴とする請求項5記載の電子部品ユニット。
【請求項7】
前記コイルボビンは、所定の間隔を空けて該コイルボビンの外周から前記貫通孔に向かって形成される一対のリブを有し、
前記被掛止部又は前記被回転保持部は、前記リブの間に配置されていることを特徴とする請求項6記載の電子部品ユニット。
【請求項8】
前記リブの上端は、前記コイルボビンに巻き回されたコイル上面と同一又は当該上面よりも高く突出していることを特徴とする請求項7記載の電子部品ユニット。
【請求項9】
前記収納ケースの側面は、コイルを巻き回したコイルボビンを収納ケースに収納した際、コイルの上面と同一又は当該上面よりも高く突出していることを特徴とする請求項8記載の電子部品ユニット。
【請求項10】
前記収納ケースには、該収納ケースの外側に向かってに端子台が設けられ、該端子台には、コイルの引き出し用の溝を有していることを特徴とする請求項1乃至請求項9記載のいずれかに記載の電子部品ユニット。
【請求項11】
前記収納ケースの外側には、基板に設けられた孔に該電子部品ユニットを実装する際に、前記収納ケースを所定の高さに保持するために前記収納ケース外周に突出して設けられた基板保持部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の電子部品ユニット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−93388(P2013−93388A)
【公開日】平成25年5月16日(2013.5.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−233414(P2011−233414)
【出願日】平成23年10月24日(2011.10.24)
【出願人】(390005223)株式会社タムラ製作所 (526)
【Fターム(参考)】