説明

電子部品用キャリアテープ

【課題】薄手の母材テープからキャリアテープを形成する場合でも、収容凹部の座屈強度を確保できる電子部品用キャリアテープを提供する。
【解決手段】電子部品用キャリアテープ1では、矩形状の底部2aと、この底部2aを取り囲む4つの第1〜第4側壁部2b〜2eとから形成される収容凹部2が延在方向に周期的に形成されており、第1〜第4側壁部2b〜2eの端部3a,3b,4a,4b,5a,5b,6a,6bの厚みが第1〜第4側壁部2b〜2eのその他の部分の厚みよりも大きく形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子部品用キャリアテープに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、電子部品を搬送する際にキャリアテープが用いられている。例えば特許文献1に記載の製造方法にて製造されたキャリアテープでは、その延在方向に電子部品を収容する収容凹部が周期的に形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2000−62023号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、電子部品を収容するキャリアテープには、コストの観点から薄手の母材テープが用いられることがあるが、この場合、電子部品を収容する収容凹部の強度を確保し難い。そのため、薄手の母材テープからなる電子部品用のキャリアテープでは、収容凹部が座屈変形し易いといった問題があった。収容凹部の座屈変形は電子部品の破損などにつながるため、キャリアテープでは、収容凹部の座屈強度の向上が求められている。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、薄手の母材テープから形成する場合でも、収容凹部の座屈強度を確保できる電子部品用キャリアテープを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明に係る電子部品用キャリアテープは、電子部品が収容される収容凹部が延在方向に複数形成された電子部品用キャリアテープであって、収容凹部は、矩形状の底部と、当該底部から延びる4つの側壁部とから形成されており、側壁部は、当該側壁部に接する一対の側壁部の対向方向における端部の厚みが当該端部以外の厚みよりも大きいことを特徴とする。
【0007】
この電子部品用キャリアテープでは、収容凹部を形成する側壁部において、この側壁部に接する一対の側壁部の対向方向における端部の厚みが当該端部以外の厚みよりも大きい。すなわち、応力が集中し易い側壁部の端部の連結部分である角部分が、側壁部のその他の部分よりも肉厚に形成されている。したがって、収容凹部において応力が集中し易い角部分の強度を確保できる。これにより、薄手の母材テープを用いて作製した場合であっても、収容凹部の座屈強度を確保することができる。その結果、低コストを実現しつつ、座屈強度を確保できる。なお、上記対向方向とは、キャリアテープの延在方向(長手方向)及び/又は延在方向に直交する方向(幅方向)である。
【0008】
側壁部は、端部が当該端部以外の部分よりも収容凹部の外側に突出していることが好ましい。このような構成によれば、側壁部の端部が収容凹部の内側の領域に入り込まないので、電子部品を収容するスペースを確保できる。
【0009】
4つの側壁部は、互いに対向する一対の第1側壁部と互いに対向する一対の第2側壁部とから構成され、一対の第1側壁部は延在方向に沿って設けられており、一対の第2側壁部は延在方向に直交する方向に沿って設けられており、第2の側壁部は、端部の厚みが当該端部以外の厚みよりも大きい構成とすることができる。このような構成によれば、キャリアテープの幅方向側に端部が突出して設けられないため、キャリアテープを搬送する際に肉厚に形成された端部が搬送装置と接触して破損するなどといった不具合を防止できる。
【0010】
4つの側壁部は、互いに対向する一対の第1側壁部と互いに対向する一対の第2側壁部とから構成され、一対の第1側壁部は延在方向に沿って設けられており、一対の第2側壁部は延在方向に直交する方向に沿って設けられており、隣接する収容凹部同士において、一方の収容凹部の第1側壁部は、端部の厚みが当該端部以外の厚みよりも大きく、他方の収容凹部の第2側壁部は、端部の厚みが当該端部以外の厚みよりも大きい構成とすることができる。このような構成によれば、隣接する収容凹部において肉厚に形成された端部同士が対向しない。これにより、キャリアテープをリールなどに巻き取る際に、隣接する収容凹部において端部同士が干渉しないため、収容凹部が潰れることを防止できる。
【0011】
底部と側壁部との角部分の厚みは、側壁部の端部以外の厚みよりも大きいことが好ましい。このような構成によれば、側壁部からなる角部分に加えて底部と側壁部との角部分も側壁部のその他の部分よりも肉厚に形成されるため、収容凹部の角部分がフレーム構造を成している。したがって、座屈強度を更に確保することができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、薄手の母材テープからキャリアテープを形成する場合でも、収容凹部の座屈強度を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】第1実施形態に係る電子部品用キャリアテープを示す図である。
【図2】図1に示す電子部品用キャリアテープを上から見た図である。
【図3】(a)は図2におけるb−b線断面図であり、(b)は(a)におけるb−b線断面図である。
【図4】(a)は図2におけるa−a線端面図であり、(b)は図2におけるb−b線端面図である。
【図5】第2実施形態に係る電子部品用キャリアテープを上から見た図である。
【図6】(a)は図5におけるa−a線端面図、(b)は図5におけるb−b線端面図、(c)は図5におけるc−c線端面図である。
【図7】変形例に係る電子部品用キャリアテープを上から見た図である。
【図8】変形例に係る電子部品用キャリアテープを上から見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0015】
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る電子部品用キャリアテープを示す図である。図1に示すように、電子部品用キャリアテープ1は、例えばコンデンサ等の電子部品を輸送、保管するためのテープである。電子部品用キャリアテープ1には、電子部品を収容するための収容凹部2と、送り穴Hとが形成されている。収容凹部2及び送り穴Hは、電子部品用キャリアテープ1の延在方向に周期的に複数形成されている。収容凹部2は、収容する電子部品のサイズに合わせて形成されている。電子部品用キャリアテープ1は、リールRに巻き取られており、この状態で輸送、保管等が行われている。電子部品用キャリアテープ1の厚みは、例えば0.25mm以下である。
【0016】
続いて、収容凹部2について、図2〜4を参照しながら説明する。図2は、図1に示す電子部品用キャリアテープを上から見た図である。図3(a)は、図2におけるb−b線断面図、図3(b)は、(a)におけるb−b線断面図である。図4(a)は、図2におけるa−a線端面図、図4(b)は、図2におけるb−b線端面図である。
【0017】
各図に示すように、収容凹部2は、底部2aと、この底部2aから延びる4つの第1〜第4側壁部2b〜2eとから形成されている。底部2aは、上面視において矩形状を呈しており、収容凹部2の開口面積よりも面積が小さくなっている。第1〜第4側壁部2b〜2eは、電子部品用キャリアテープ1の主面5と底部2aとを連結している。
【0018】
収容凹部2において、第1側壁部2b及び第2側壁部2cは、電子部品用キャリアテープ1の延在方向(以下、単に延在方向)に沿って設けられており、第3側壁部2d及び第4側壁部2eは、電子部品用キャリアテープ1の幅方向(以下、単に幅方向)に沿って設けられている。互いに対向する一対の第1側壁部2b及び第2側壁部2cの対向方向は、幅方向に沿っており、互いに対向する一対の第3側壁部2d及び第4側壁部2eの対向方向は、延在方向に沿っている。
【0019】
第1側壁部2bの両端部3a,3bは、第1側壁部2bの端部3a,3b以外の部分(例えば中央部分)よりも厚みが大きくなるように肉厚に形成されている。第2側壁部2cの両端部4a,4bは、第2側壁部2cの端部4a,4b以外の部分よりも肉厚に形成されている。また、第3側壁部2dの両端部5a,5bは、第3側壁部2dの端部5a,5b以外の部分よりも肉厚に形成されている。第4側壁部2eの両端部6a,6bは、第4側壁部2eの端部6a,6b以外の部分よりも肉厚に形成されている。
【0020】
すなわち、第1〜第4側壁部2b〜2eの端部3a,3b,4a,4b,5a,5b,6a,6bが連結される収容凹部2の角部分は、第1〜第4側壁部2b〜2eのその他の部分よりも肉厚に形成されている。言い換えれば、第1〜第4側壁部2b〜2eの端部3a,3b,4a,4b,5a,5b,6a,6b以外の部分は、端部3a,3b,4a,4b,5a,5b,6a,6bよりも厚みが小さく(薄く)形成されている。
【0021】
第1〜第4側壁部2b〜2eの端部3a,3b,4a,4b,5a,5b,6a,6bは、第1〜第4側壁部2b〜2eの外面よりも収容凹部2の外側に厚く形成されている。つまり、第1〜第4側壁部2b〜2eの端部3a,3b,4a,4b,5a,5b,6a,6bは、第1〜第4側壁部2b〜2eの外面よりも収容凹部2の外側に突出して膨らんでいる。これにより、収容凹部2の内側は、電子部品Cの収容スペースが確保されている。第1〜第4側壁部2b〜2eの端部3a,3b,4a,4b,5a,5b,6a,6bの厚みは、例えば第1〜第4側壁部2b〜2eの中央部分の約1.5〜2.5倍程度となっている。
【0022】
なお、図3(b)では、第1〜第4側壁部2b〜2eの端部3a,3b,4a,4b,5a,5b,6a,6bが連結される角部分の断面が湾曲形状を成しているが、角部分の断面形状は、例えば矩形状などであってもよい。
【0023】
以上説明したように、電子部品用キャリアテープ1では、第1〜第4側壁部2b〜2eの端部3a,3b,4a,4b,5a,5b,6a,6bが第1〜第4側壁部2b〜2eの端部3a,3b,4a,4b,5a,5b,6a,6b以外の例えば中央部分よりも肉厚に形成されている。そのため、応力が集中する収容凹部2の角部分(第1〜第4側壁部2b〜2eの連結部分)の強度を確保することができる。したがって、例えば0.25mm以下の薄手の母材テープから電子部品用キャリアテープ1を作製した場合であっても、収容凹部2の座屈強度を確保することができる。その結果、低コストを実現しつつ、座屈強度を確保できる。また、電子部品用キャリアテープ1の収容凹部2に収容した電子部品Cを保護することができる。
【0024】
また、電子部品用キャリアテープ1では、第1〜第4側壁部2b〜2eの端部3a,3b,4a,4b,5a,5b,6a,6bが収容凹部2の外側に突出している。そのため、端部3a,3b,4a,4b,5a,5b,6a,6bを肉厚に形成しても、収容凹部2の内側の収納スペースに肉厚部分が入り込まないので、電子部品Cの収容スペースを確保できる。
【0025】
[第2実施形態]
続いて、第2実施形態について説明する。図5は、第2実施形態に係る電子部品用キャリアテープを上から見た図である。図6(a)は、図5におけるa−a線端面図、図6(b)は、図5におけるb−b線端面図、図6(c)は、図5におけるc−c線端面図である。
【0026】
各図に示すように、収容凹部11において、第1側壁部11b及び第2側壁部11cは、電子部品用キャリアテープ10の延在方向(以下、単に延在方向)に沿って設けられており、第3側壁部11d及び第4側壁部11eは、電子部品用キャリアテープ10の幅方向(以下、単に幅方向)に沿って設けられている。互いに対向する一対の第1側壁部11b及び第2側壁部11cの対向方向は、幅方向に沿っており、互いに対向する一対の第3側壁部11d及び第4側壁部11eの対向方向は、延在方向に沿っている。
【0027】
第1側壁部11bの両端部12a,12bの厚みは、第1側壁部11bの端部12a,12b以外の部分(例えば中央部分)よりも厚みが大きく肉厚に形成されている。第2側壁部11cの両端部13a,13bの厚みは、第2側壁部11cの端部13a,13b以外の部分よりも肉厚に形成されている。第3側壁部11dの両端部14a,14bの厚みは、第3側壁部11dの端部14a,14b以外の部分よりも肉厚に形成されている。第4側壁部11eの両端部15a,15bの厚みは、第4側壁部11eの端部15a,15b以外の部分よりも肉厚に形成されている。
【0028】
すなわち、第1〜第4側壁部11b〜11eが連結される収容凹部11の角部分の厚みは、第1〜第4側壁部11b〜11eのその他の部分よりも肉厚に形成されている。言い換えれば、第1〜第4側壁部11b〜11eの端部12a,12b,13a,13b,14a,14b,15a,15b以外の部分は、端部12a,12b,13a,13b,14a,14b,15a,15bに比べて厚みが小さく(薄く)形成されている。
【0029】
第1〜第4側壁部11b〜11eの端部12a,12b,13a,13b,14a,14b,15a,15bは、第1〜第4側壁部11b〜11eの外面よりも収容凹部11の外側に厚く形成されている。つまり、第1〜第4側壁部11b〜11eの端部12a,12b,13a,13b,14a,14b,15a,15bは、第1〜第4側壁部11b〜11eの外面よりも収容凹部11の外側に突出して膨らんでいる。第1〜第4側壁部11b〜11eの端部12a,12b,13a,13b,14a,14b,15a,15bの厚みは、例えば第1〜第4側壁部11b〜11eの中央部分の約1.5〜2.5倍程度となっている。
【0030】
また、収容凹部11では、底部11aと第1〜第4側壁部11b〜11eとが連結される角部分16a,17a,18a,19aが第1〜第4側壁部11b〜11eの中央部分よりも肉厚に形成されている。具体的には、図6に示すように、第1側壁部11bと底部11aとによって形成される角部分16aの厚みは、第1側壁部11bの端部12a,12b以外の部分よりも肉厚に形成されており、第2側壁部11cと底部11aとによって形成される角部分17aの厚みは、第2側壁部11cの端部13a,13b以外の部分よりも肉厚に形成されている。
【0031】
また、第3側壁部11dと底部11aとによって形成される角部分18aの厚みは、第3側壁部11dの端部14a,14b以外の部分よりも肉厚に形成されており、第4側壁部11eと底部11aとによって形成される角部分19aの厚みは、第4側壁部11eの端部15a,15b以外の部分よりも肉厚に形成されている。角部分16a,17a,18a,19aは、底部11a及び第1〜第4側壁部11b〜11eよりも収納凹部11の外側に突出して膨らんでいる。
【0032】
すなわち、角部分16a,17a,18a,19aの厚みは、第1〜第4側壁部11b〜11eの端部12a,12b,13a,13b,14a,14b,15a,15bと同様に肉厚に形成されている。このような構成により、収容凹部11では、角部分が全て肉厚に形成されており、角部分がフレーム構造を成している。なお、図6では、第1〜第4側壁部11b〜11eと底部11aとの角部分16a,17a,18a,19aの断面が湾曲形状を成しているが、角部分の断面形状は、例えば矩形状などであってもよい。
【0033】
以上説明したように、電子部品用キャリアテープ10では、第1〜第4側壁部11b〜11eの端部12a,12b,13a,13b,14a,14b,15a,15bがそれぞれ肉厚に形成されていると共に、第1〜第4側壁部11b〜11eと底部11aとにより形成される角部分16a,17a,18a,19aがそれぞれ肉厚に形成されている。そのため、応力が集中する収容凹部2の第1〜第4側壁部11b〜11eの連結部分及び角部分16a,17a,18a,19aの強度を確保することができる。したがって、例えば0.25mm以下の薄手の母材テープから電子部品用キャリアテープ10を作製した場合であっても、収容凹部11の座屈強度を確保することができる。その結果、低コストを実現しつつ、座屈強度を確保できる。また、電子部品用キャリアテープ10の収容凹部11に収容した電子部品Cを保護することができる。
【0034】
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、第1実施形態では、第1〜第4側壁部2b〜2eの両端部3a,3b,4a,4b,5a,5b,6a,6bを肉厚に形成しているが、図7に示すように、第3側壁部2dの端部5a,5b及び第4側壁部2eの端部6a,6bの端部だけを肉厚に形成してもよい。すなわち、電子部品用キャリアテープ20では、第3側壁部2d,2eの端部5a,5b,6a,6bのみが肉厚となっている。このような電子部品用キャリアテープ20では、主面5にカバーフィルムを貼付する際などにおいて搬送されるときに、搬送装置に収容凹部2の端部(角部分)が引っ掛かるなどといった不具合を防止できる。
【0035】
また、電子部品用キャリアテープは、図8に示すような構成であってもよい。図8に示すように、電子部品用キャリアテープ30では、隣接する収容凹部31,32において、一方(図示左側)の収容凹部31における第1側壁部2bの端部3a,3b及び第2側壁部2cの端部4a,4bが肉厚に形成されていると共に、他方(図示右側)の収容凹部32における第3側壁部2dの端部5a,5b及び第4側壁部2eの端部6a,6bが肉厚に形成されている。すなわち、電子部品用キャリアテープ30では、隣接する収容凹部31,32において、肉厚に形成された端部同士が対向しない。
【0036】
このような電子部品用キャリアテープ30では、狭いピッチで収容凹部31,32を形成した場合であっても、巻き取る際に端部同士が干渉しないため、収容凹部31,32が潰れることを防止できる。
【符号の説明】
【0037】
1,10,20,30…電子部品用キャリアテープ、2,11…収容凹部、2a,11a…底部、2b〜2e,11b〜11e…第1〜第4側壁部(第1側壁部、第2側壁部)、3a,3b,4a,4b,5a,5b,6a,6b,12a,12b,13a,13b,14a,14b,15a,15b…端部、16a,17a,18a,19a…角部分。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子部品が収容される収容凹部が延在方向に複数形成された電子部品用キャリアテープであって、
前記収容凹部は、矩形状の底部と、当該底部から延びる4つの側壁部とから形成されており、
前記側壁部は、当該側壁部に接する一対の前記側壁部の対向方向における端部の厚みが当該端部以外の厚みよりも大きいことを特徴とする電子部品用キャリアテープ。
【請求項2】
前記側壁部は、前記端部が当該端部以外の部分よりも前記収容凹部の外側に突出していることを特徴とする請求項1記載の電子部品用キャリアテープ。
【請求項3】
前記4つの側壁部は、互いに対向する一対の第1側壁部と互いに対向する一対の第2側壁部とから構成され、
前記一対の第1側壁部は前記延在方向に沿って設けられており、
前記一対の第2側壁部は前記延在方向に直交する方向に沿って設けられており、
前記第2の側壁部は、前記端部の厚みが当該端部以外の厚みよりも大きいことを特徴とする請求項1又は2記載の電子部品用キャリアテープ。
【請求項4】
前記4つの側壁部は、互いに対向する一対の第1側壁部と互いに対向する一対の第2側壁部とから構成され、
前記一対の第1側壁部は前記延在方向に沿って設けられており、
前記一対の第2側壁部は前記延在方向に直交する方向に沿って設けられており、
隣接する前記収容凹部同士において、一方の前記収容凹部の前記第1側壁部は、前記端部の厚みが当該端部以外の厚みよりも大きく、他方の前記収容凹部の前記第2側壁部は、前記端部の厚みが当該端部以外の厚みよりも大きいことを特徴とする請求項1又は2記載の電子部品用キャリアテープ。
【請求項5】
前記底部と前記側壁部との角部分の厚みは、前記側壁部の前記端部以外の厚みよりも大きいことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の電子部品用キャリアテープ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−210968(P2012−210968A)
【公開日】平成24年11月1日(2012.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−77809(P2011−77809)
【出願日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【出願人】(000003067)TDK株式会社 (7,238)
【Fターム(参考)】