説明

電子POP広告端末及び電子POP広告端末用補助表示装置

【課題】視覚効果を相乗的に高めるPOP端末を提供する。
【解決手段】商品棚やカウンタなどの広告場所に設置して、販売商品に関する広告を提供する電子POP広告を再生表示する電子POP広告端末及びそれに接続して使用される補助表示装置で、情報処理部と、記憶部と、記憶部に記憶された第1コンテンツデータを表示する主画面30と、記憶部に記憶された第2コンテンツデータを表示する少なくとも一つの補助画面20と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、広告提供技術に関し、特に、商品棚やカウンタなどの広告場所に設置して、販売商品に関する広告を提供する電子POP広告を再生表示する電子POP広告端末及びそれに接続して使用される補助表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、映像や音声などのコンテンツデータを再生表示する機能を有する端末を店舗の商品棚やカウンタなどの広告場所に設置して、販売商品に関する広告を提供する方法が広く利用されている。一般に、このような映像や音声などのコンテンツを用いた広告を電子POP広告(Point Of Purchase advertising)という。そして、電子POP広告を提供する端末(以下「POP端末」という)が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のPOP端末は、通信インターフェース部と、電子メールを受信する電子メール処理手段と、コンテンツデータを再生する広告再生手段とを有しており、メールサーバーから送信されたメールに添付されているコンテンツデータを自己の画面表示装置に再生することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−109190号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されたPOP端末によれば、LCD(Liquid Crystal Display)やPDP(Plasma Display Panel)などの画面表示装置にコンテンツデータを再生表示して、近傍の消費者、客、通行人等(以下「消費者等」という)に広告を提供することができる。しかしながら、LCDの画面は視野角が限られているので、画面の正面近くにいる消費者等からはその映像などを視認することができるが、側方にいる消費者等(画面の法線に対して大きい角度となる場所に位置する消費者等)からはその映像などを視認することができない。PDPの画面であれば、LCDよりも大きな視野角を確保することができるものの、やはり、画面の法線に対して垂直に近い動線上を移動する消費者等からはその映像を観ることができない。さらに、POP端末は、設置される広告場所により、省スペースとする必要があるため、通常は、小型の画面が用いられる。このため、消費者等からの十分な注目を集めることが難しい場合もあり、画面から遠く離れている消費者等や店舗内などを広く動き回る消費者等に対しては十分な視覚効果を発揮できないこともあった。
【0005】
本発明は、前述した問題に鑑みてなされたものであって、従来よりも、側方や遠方の消費者等に対しても、視覚効果の高い広告を行うことが可能な電子POP広告端末を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した課題を解決するため、本発明の電子POP広告端末は、情報処理部と、記憶部と、前記記憶部に記憶された第1コンテンツデータを表示する主画面と、前記記憶部に記憶された第2コンテンツデータを表示する少なくとも一つの補助画面と、を備えることを特徴とする。
【0007】
さらに、上記電子POP広告端末において、前記補助画面は、前記主画面の法線方向とは異なる方向に、前記補助画面の法線方向を変更可能であることが好ましい。
【0008】
さらに、上記電子POP広告端末において、前記主画面は、電子POP広告端末本体に設けられ、前記補助画面は、可動式接続部材によって前記電子POP広告端末本体に取り付けられた補助表示装置に設けられており、前記補助表示装置は、前記電子POP広告端末との間で通信可能な通信部を有していてもよい。
【0009】
さらに、上記電子POP広告端末において、前記記憶部は、前記電子POP広告端末本体に設けられ、前記第1コンテンツデータが記憶された第1記憶部と、前記補助表示装置に設けられ、前記第2コンテンツデータが記憶された第2記憶部とを有していてもよい。
【0010】
さらに、上記電子POP広告端末において、前記可動式接続部材によって、前記可動式接続部材の回転軸周りの方向に可動するとともに、前記回転軸に対して垂直な方向にもスライド移動してもよい。
【0011】
さらに、上記電子POP広告端末において、前記補助画面を複数個設け、前記情報処理部は、前記複数の補助画面のそれぞれに対し、異なる第2コンテンツデータを表示させることが好ましく、さらに、前記情報処理部は、前記複数の補助画面の配置に対応させて、各補助画面に異なる第2コンテンツデータを表示させることが好ましい。
【0012】
さらに、上記電子POP広告端末において、前記情報処理部は、前記主画面に表示される第1コンテンツデータと連携させて、前記補助画面に第2コンテンツデータを表示させることが好ましい。
【0013】
また、本発明の電子POP広告端末の補助表示装置は、前記電子POP広告端末との間で通信可能な通信部と、前記電子POP広告端末の主画面に表示される第1コンテンツデータとは異なる第2コンテンツデータを表示する補助画面と、を備え、前記電子POP広告端末に取り付けられることを特徴とする。
【0014】
さらに、上記補助表示装置おいて、前記電子POP広告端末に、可動式接続部材によって、前記主画面の法線方向とは異なる方向に、前記補助画面の法線方向を変更可能に取り付けられることが好ましい。
【0015】
さらに、上記補助表示装置において、前記第2コンテンツデータの再生表示処理を実行する情報処理部を備え、前記情報処理部は、前記第1コンテンツデータと前記第2コンテンツデータとの表示順序を示した情報に基づいて、前記第1コンテンツデータの表示と連携させて、前記第2コンテンツデータを前記補助画面に再生表示することが好ましい。
【0016】
さらに、上記補助表示装置において、前記電子POP広告端末の筺体の側部に接続され、前記可動式接続部材によって、前記主画面の法線方向に対して前記補助画面の法線が少なくとも略90度となる範囲まで可動することが好ましい。
【0017】
さらに、上記補助表示装置において、前記可動式接続部材によって、前記可動式接続部材の回転軸周りの方向に可動するとともに、前記回転軸に対して垂直な方向にもスライド移動することが好ましい。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、第1コンテンツデータの内容を表示する主画面と、主画面の法線方向とは異なる方向に、法線方向を変更可能な補助画面とを備え、補助画面に第2コンテンツデータを表示することができるため、電子POP広告端末によって、正面だけではなく、側方や遠方の消費者等に対しても広告することができ、消費者等に対して的確な情報伝達が可能であり、商品販促を効果的に高めることができる。
【0019】
また、可動式接続部材によって電子POP広告端末本体に取り付けられ、電子POP広告端末との間で通信可能な通信部を有する補助表示装置として補助画面を設ければ、補助画面を有していない電子POP広告端末を、補助画面付きの電子POP広告端末として利用することが可能であり、従来の資源を使って実現できるので好ましい。
【0020】
さらに、複数の補助画面のそれぞれに対し、異なる第2コンテンツデータを表示させたり、複数の補助画面の配置に対応させて、各補助画面に異なる第2コンテンツデータを表示させたり、主画面に表示される第1コンテンツデータと連携させて、補助画面に第2コンテンツデータを表示させたりすることにより、電子POP広告の視覚効果を相乗的に高める補助表示装置を提供することが可能となる。
【0021】
また、本発明の補助表示装置は、既存のPOP端末に一体的に取り付けられ、補助画面の法線方向を変更可能であるので、POP端末の主画面に表示される第1コンテンツデータと連携して、正面だけではなく、側方や遠方の消費者等に対しても広告することができ、消費者等に対して的確な情報伝達が可能であり、商品販促を効果的に高めることができる。その他の効果については、発明を実施するための形態において述べる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明のPOP端末の概略構成を示す説明図
【図2】POP端末及び補助表示装置のブロック図
【図3】対応データの一例を示す説明図
【図4】POP端末の再生表示処理の一例を示すフローチャート
【図5】補助表示装置の再生表示処理の一例を示すフローチャート
【図6】(A)(B)(C)(D)は、補助表示装置及びPOP端末の背面図、上面図(回転時)、上面図(スライド移動時)、正面図
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、本発明は、以下の例に限定されるものではない。
【0024】
図1は、本発明のPOP端末3の概略構成を示す説明図である。本発明のPOP端末3は、主画面30と少なくとも一つの補助画面20(図1では2つ)を有している。図1において、POP端末3は、主画面の左右両側に可動式接続部材5によって表示方向を変更可能に補助画面20が設けられている。本発明のPOP端末3において、補助画面20は、可動式接続部材5によって表示方向を変更できることが好ましいが、補助画面20の表示方向が主画面30の表示方向と同一となる又は異なるように固定した状態で設けられてもよい。少なくとも一つの補助画面20が主画面30の表示方向とは異なる向きに設けられていれば広範囲の消費者等の注目を集めることができる。
【0025】
補助画面20は、補助表示装置2(例えば、補助表示装置2A、補助表示装置2B)を、POP端末3本体に取り付けることによって設けてもよい。この場合、POP端末3それ自体は、従来の構成のものを利用することもできるので、従来のハード資源を有効活用することができる。POP端末3は、広告場所に設置され、主画面に電子POP広告を表示する。広告場所とは、例えば、小売業などの種々の店舗内であり、特に、顧客の購買意欲を効果的に高めるために、広告対象の販売商品の近傍(例えば、商品陳列棚)であることが好ましい。本明細書では、POP端末3の主画面の法線方向をX方向、X方向と直交する水平方向をY方向、X−Y平面に対して直交する方向(垂直方向)をZ方向とする。
【0026】
図1では、2台の補助表示装置2Aと補助表示装置2Bが、可動式接続部材5によってPOP端末3の筐体の左端部と右端部に取り付けられているが、本発明はこれに限定されない。補助表示装置2は、広告場所の余剰スペースなどに応じて、POP端末3の筐体の左端部又は右端部のどちらか一方に取り付けることができるし、取り外して他方に付け替えることもできる。さらに、POP端末3の筐体の上端部及び/又は下端部に取り付けることもできるし、取り外すこともできる。また、補助表示装置2は、可動式接続部材5を介して可動可能にPOP端末3に取り付けられるのではなく、固定した状態で取り付けられてもよい。さらに、取外し可能な補助表示装置2ではなく、POP端末3と一体の補助画面であってもよい。以下、基本的にはPOP端末3に補助表示装置2を取り付けた態様について説明するが、一体型についても、特別断らない限り、同様に適用される。また、補助表示装置2A、2Bのいずれにも共通する説明をする場合、その説明において、補助表示装置2A、2Bを総称して、単に補助表示装置2と記載することもある。
【0027】
補助表示装置2は、取付け時の初期位置においては、その補助画面20の法線がPOP端末3の主画面30の法線方向と平行(X方向)であるが、可動式接続部材5によって、その法線方向を変更可能に構成される。具体的には、図1に示された補助表示装置2A(左用)を例にすると、補助表示装置2Aは、初期位置を基準として、その補助画面20の法線方向が回転軸51(Z軸)周りに回転可能に構成される。つまり、その法線方向がZ軸周りにマイナスY方向からプラスY方向までの範囲で変更されるように回転可能に構成される。回転軸51は、主画面30の法線方向から離れる方向に、少なくとも略90度まで回転可能に構成されることが好ましい。さらに、補助表示装置2Aは、Y軸周りに回転可能に構成されてもよいし、X、Y、Z方向のいずれかにスライド移動可能に構成されてもよい。例えば、補助表示装置2Aを主画面30よりも前方に突出させ、補助画面が消費者等の注意を引くようにしてもよい。可動式接続部材5には、ヒンジやボールジョイントを採用することができる。さらに、変更後の補助画面20の位置を固定する固定具を具備していてもよい。
【0028】
POP端末3の主画面30に第1コンテンツデータを表示する一方で、補助画面20には、第2コンテンツデータを表示する。第2コンテンツデータは、第1コンテンツデータとは異なるものであり、第1コンテンツデータの広告内容を補足するものであることが好ましい。POP端末3の主画面30は、表示装置であり、LCD(Liquid Crystal Display)を採用することが好ましいが、これに限定されない。PDP(Plasma Display Panel)、有機ELディスプレイ(Organic Electroluminescence Display)などを使用してもよい。第1コンテンツデータは、電子POP広告の内容を示すデータであり、例えば、MPEG、MP4、AVI、MP3、JPG、TXT形式などの動画像データ、音声データ、静止画像データ、テキストデータの集合である。
【0029】
補助画面20は、表示装置であり、マトリクス状のLED(Light Emitting Diode)、LCD、PDP、有機ELディスプレイ等の表示板である。特にLED表示板は、軽量・薄型であり、余剰スペースの少ない設置場所にも容易に配置することができ、また、視野角が約160度以上と広いので、上下左右と様々な位置から視認することができるので好ましい。
【0030】
第2コンテンツデータは、第1コンテンツデータと同様に電子POP広告の内容を示すデータであり、例えば、MPEG、MP4、AVI、MP3、JPG、TXT形式などの動画像データ、音声データ、静止画像データ、テキストデータの集合である。テキストデータとしては、例えば、「新発売」「キャンペーン中」「セール中」「特売」などの文字が用いられるが、通常の文字だけでなく、絵文字、キャラクター文字などを含んでもよい。また、複数の補助画面20が設けられる場合、それぞれの補助画面20には、第2コンテンツデータとして、同一のデータを再生表示してもよいし、配置に応じて異なるデータを再生表示してもよい。また、補助画面20には、静止状態のテキストデータを表示させてもよいが、できるだけ多くの注目を集めるために、テキストデータを流れるように表示(スクロール表示)させてもよいし、ブリンクさせて表示させてもよい。さらに、主画面における第1コンテンツデータ(例えば、動画像データ)の表示と連携して、補助画面に第2コンテンツデータを表示すると、相乗的に広告の視覚効果を高めることができ好ましい。なお、主画面における表示とは独立して補助画面に第2コンテンツデータを表示してもよい。
【0031】
このように、本発明の補助表示装置は、POP端末3の左右両端部などに可動可能に一体的に接続され、POP端末3による広告内容(第1コンテンツデータ)と連携して、これを補足する情報(第2コンテンツデータ)を再生表示するので、POP端末3の正面付近に位置する消費者等だけでなく、側面近傍にいる消費者等からも注目を集めることができる。すなわち、この相乗作用によって、広告の視覚効果を高めることができるのである。
【0032】
図2は、POP端末及び補助表示装置のブロック図である。POP端末3及び補助表示装置2は、広告場所に一体的に設置されてそれぞれ各種コンテンツデータを再生表示する装置であり、可搬式記憶媒体4(例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリ、CD−ROMなど)を直接接続することにより、コンテンツデータなどを更新することが可能である。可搬式記憶媒体4(以下、「USBメモリ4」と記載することもある)は、広告データファイルやPOP端末3や補助表示装置のプログラムを更新するための更新プログラムなども各記憶領域(フォルダ)に格納する。
【0033】
広告データファイルとは、広告を表示するために必要とされるデータのファイルであり、前述した主画面用の第1コンテンツデータ及び左右補助画面用の第2コンテンツデータのほか、例えば、スケジュールデータなどを含む。スケジュールデータは、再生表示の対象とする第1コンテンツデータや第2コンテンツデータ、それらの表示順序や再生時間帯(再生表示開始時刻、終了時刻)、広告を提供する曜日(曜日指定、平日のみ、土日祝日のみなど)、広告を提供する期間などを示すデータである。スケジュールデータは、第1コンテンツデータと第2コンテンツデータとを連携させて表示するための対応データを含んでもよい。
【0034】
図3は、対応データ6の一例を示す説明図である。対応データ6は、第1コンテンツデータと第2コンテンツデータとの対応関係と表示順序を示した情報であり、表示順序を示す再生番号61、第1コンテンツデータの識別情報62、左補助画面用の第2コンテンツデータの識別情報63、右補助画面用の第2コンテンツデータの識別情報64などを含む。また、対応データではなく、他の手段によって第1コンテンツデータと第2コンテンツデータとを連携、対応させてもよい。ただし、第1コンテンツデータと第2コンテンツデータとを独立して主画面及び補助画面に表示してもよく、この場合は、対応データは不要となる。
【0035】
図2を参照すると、POP端末3は、主画面30、通信部31、記憶部32、主メモリ35、情報処理部34、操作入力部36、音声処理部37、計時部38及び電源部39を備え、さらに、通信部を介して電気的に接続された補助表示装置2の補助画面20を備えている。
【0036】
主画面30は、表示装置によって構成され、情報処理部34からの指示に基づき、第1コンテンツデータを表示する機能を有する。主画面30は、LCD、PDP、有機ELディスプレイ等であることが好ましい。通信部31は、所定の規格に準拠した汎用的なインターフェースであり、接続された装置との間でデータを送受信する。本実施形態では、通信部31は、USB規格に準拠して構成されるのが好ましい。通信部31は、複数が設けられてもよく、複数台の補助表示装置2が接続されてもよいし、USBメモリ4が接続されてもよい。また、補助表示装置2やUSBメモリ4のほか、他の周辺機器(例えば、パーソナルコンピュータ、ハードディスク装置など)が接続されてもよい。また、通信部31は、USBインターフェースに限定されず、シリアルインターフェースであってもよいし、Bluetooth(登録商標)に準拠したインターフェースであってもよい。
【0037】
POP端末3の記憶部32は、広告データファイルや後述する情報処理部34での処理に用いる各種情報を記憶する機能を有し、少なくとも、各記憶領域に第1コンテンツデータ321、スケジュールデータ323、及びプログラム324を格納する。さらに、各記憶領域に左補助画面用の第2コンテンツデータ322A、右補助画面用の第2コンテンツデータ322Bを格納してもよい。
【0038】
第1コンテンツデータ321、第2コンテンツデータ322A(322B)、スケジュールデータ323は、各々、USBメモリ4の記憶領域に記憶された広告データファイルに含まれる第1コンテンツデータ、第2コンテンツデータ、スケジュールデータをコピーしたものである。スケジュールデータ323には、対応データ6の全部又は一部が含まれる。プログラム324は、情報処理部34での各種処理を実行するためのプログラムであり、USBメモリ4の記憶領域に記憶されたPOP端末3の更新プログラムをコピーしたものである。また、補助表示装置2の更新プログラムをコピーしたものを含んでもよい。
【0039】
記憶部32には、メモリカード(例えば、SDカード、メモリスティック、xDピクチャーカード)やSPI(Serial Peripheral Interface」)フラッシュメモリなどを採用することができる。また、他の半導体メモリやハードディスクなどの記憶装置によって構成されてもよい。
【0040】
主メモリ35は、後述する情報処理部34のプロセッサが直接アクセスすることができる揮発性の半導体メモリである。主メモリには、例えば、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)を採用することができる。
【0041】
情報処理部34は、各種処理を実行する処理部であり、プロセッサ及びその周辺回路によって構成される。具体的には、情報処理部34は、図示しないプロセッサによって、記憶部32に格納されたプログラム324を主メモリ35にロードし、ロードされたプログラムを読み出して実行し、ハードウェアとプログラムとを協働させて以下に述べる各処理の一つ又は全部の機能を実現する。
【0042】
情報処理部34は、通信部31に接続された周辺機器や可搬式記憶媒体4からの割込み要求を契機として、接続された周辺機器や可搬式記憶媒体4から広告データファイルや更新プログラムを記憶部32にコピーする処理を実行する。また、記憶部32に格納されたスケジュールデータ323を読み込んで第1コンテンツデータ321の表示順序や方法を制御し、第1コンテンツデータ321を主画面30や音声処理部37に再生表示する。
【0043】
操作入力部36は、オペレータの操作を検出して情報処理部34へ出力する機能を有する。操作入力部36は、例えば、各種設定のためのキーなどによって構成される。
【0044】
計時部38は、プロセッサやその周辺回路の持つタイマ機能を用いて日時を計時する。電源部39は、情報処理部34からの指示に基づき、当該POP端末3の各部に電力を供給する。電源部39は、通信部31を介して接続される補助表示装置2に対しても電力を供給可能であることが好ましい。電源部39は、専用の電源回路によって構成される。電源部39は、外部から電力の供給を受ける構成であってもよいし、内蔵バッテリーによって構成されてもよい。
【0045】
補助表示装置2は、POP端末3に接続されて使用される装置であって、補助画面20及び通信部21を備えており、さらに記憶部22、情報処理部24、主メモリ25、操作入力部26及び電源部29を備えていてもよい。なお、記憶部22、情報処理部24、主メモリ25、操作入力部26及び電源部29は、POP端末3の記憶部32、情報処理部34、主メモリ35、操作入力部36及び電源部39の一部を利用してもよいし、兼用してもよい。
【0046】
補助画面20は、表示装置によって構成され、情報処理部24からの指示に基づき、第2コンテンツデータ(好ましくはテキストデータ)を表示する機能を有する。補助画面20は、LED表示板、LCD、PDP、有機ELディスプレイ等であることが好ましい。
【0047】
通信部21は、所定の規格に準拠した汎用的なインターフェースであり、接続された装置との間でデータを送受信する。本実施形態では、通信部21は、POP端末3と接続するため少なくとも一つ有しており、POP端末3の通信部31と同様に、USB規格に準拠して構成されるのが好ましい。通信部21には、POP端末3が接続されるが、USBメモリ4や他の周辺機器が接続されてもよい。通信部21とPOP端末の通信部31とはUSBケーブルを介して相互に通信可能に接続されることが好ましい。また、通信部21は、これに限定されず、例えば、シリアルインターフェース、Bluetooth(登録商標)で構成されてもよい。なお、一体型の場合は、通信部21の代わりにPOP端末3の情報処理部34から補助画面に第2コンテンツデータを伝達する配線が設けられる。
【0048】
記憶部22は、広告データファイルの一部と後述する情報処理部24での処理に用いる各種情報を記憶する機能を有し、その各記憶領域に第2コンテンツデータ222、対応データ223、及びプログラム224を格納する。第2コンテンツデータ222は、USBメモリ4の記憶領域に記憶された広告データファイルに含まれる第2コンテンツデータをコピーしたものである。対応データ223は、スケジュールデータに含まれる対応データ6の全部又は一部である。また、2台の補助表示装置2がPOP端末3の左右端部に備えられる場合、その配置に応じて、各記憶部22は、第2コンテンツデータ222として、左補助画面用の第2コンテンツデータ222A又は右補助画面用の第2コンテンツデータ222Bのいずれかを格納してもよい。第2コンテンツデータ222A又は222Bは、USBメモリ4の記憶領域に記憶された広告データファイルに含まれる左補助画面用又は右補助画面用の第2コンテンツデータをコピーしたものであるか、又はPOP端末3の記憶部32に格納された第2コンテンツデータ322A又は322Bをコピーしたものである。
【0049】
なお、本実施形態では、補助表示装置2は、装着されたUSBメモリ4から所望のデータをコピーし、それらを記憶部22の各フォルダに格納するが、これに限定されない。例えば、USBメモリ4に格納された各データが一旦POP端末3の記憶部32の各フォルダに格納された後、必要に応じて所望のデータだけが補助表示装置2の記憶部22にコピーされる構成としてもよい。また、記憶部22自体が、POP端末3の記憶部32の一部を利用してもよい。
【0050】
プログラム224は、情報処理部24での各種処理を実行するための各種のプログラムである。記憶部22には、不揮発性の各種半導体メモリを採用することができる。記憶部22には、大容量の不揮発性の半導体メモリとして、SPIフラッシュメモリを採用するのが好ましいが、これに限定されず、他の半導体メモリやハードディスクなどの記憶装置によって構成されてもよい。
【0051】
主メモリ25は、後述する情報処理部24のプロセッサが直接アクセスすることができる揮発性の半導体メモリである。主メモリには、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)/FLUSHを採用するのが好ましい。
【0052】
情報処理部24は、各種処理を実行する処理部であり、プロセッサ及びその周辺回路によって構成される。具体的には、情報処理部24は、図示しないプロセッサによって、記憶部22に格納されたプログラム224を読み出して実行し、ハードウェアとプログラムとを協働させ、以下に述べる各処理の一つ又は全部の機能を実現する。
【0053】
情報処理部24は、通信部21に接続された周辺機器や可搬式記憶媒体4からの割込み要求を契機として、接続されたPOP端末3や可搬式記憶媒体4から広告データファイルや更新プログラムを記憶部22にコピーする処理を実行する。また、記憶部22に格納された対応データ6やPOP端末3から通知されたコンテンツデータの再生番号などに基づいて、第2コンテンツデータ222の表示順序や方法を制御し、第1コンテンツデータの再生表示と連携して、第2コンテンツデータ222を補助画面20に再生表示する。
【0054】
また、複数台の補助表示装置2が設けられた場合、POP端末3の情報処理部34又はいずれか一方の情報処理部24が、第2コンテンツデータ222Aや第2コンテンツデータ222Bをそれぞれの補助画面20に再生表示するように制御してもよい。
【0055】
操作入力部26は、オペレータの操作を検出して情報処理部24へ出力する機能を有する。操作入力部26は、例えば、各種設定のためのキーなどによって構成される。各種設定とは、例えば、テキストの大きさ、色の指定、背景色の指定、ハイライト表示、スクロール表示(縦又は横方向へのスクロールイン、スクロールアウトの動作)、ブリンク表示、明るさの設定などが含まれる。
【0056】
計時部28は、プロセッサやその周辺回路の持つタイマ機能を用いて日時を計時する機能を有する。また、計時部28は、POP端末3の計時部38と時刻を整合することができる構成であってもよい。電源部29は、通信部21を介してPOP端末3が接続されると、例えば、USBバスの電源ラインを経由してPOP端末3の電源部39から電力の供給を受け、補助表示装置2の各部に給電する。
【0057】
なお、図2では、オペレータの手作業を介在させて、USBメモリ4を挿着することによって、広告データファイルなどを更新したが、他の態様として、POP端末3又は補助表示装置2がデータ通信機能を備え、有線又は無線のオンラインネットワークにより適宜広告データファイルなどを更新する構成としてもよい。
【0058】
図4は、POP端末における再生表示処理を示すフローチャートの一例である。まず、情報処理部34は、記憶部32の所定のフォルダにスケジュールデータ323があるか否か判定する(ステップ401)。ステップ401において、スケジュールデータ323がないと判定された場合(No)、情報処理部34は、エラー表示を主画面30に表示する(ステップ402)。一方、ステップ401において、スケジュールデータ323があると判定された場合(Yes)、情報処理部34は、スケジュールデータ323を参照して、広告の再生開始時刻であるか否か判定する(ステップ403)。この場合、情報処理部34は、例えば、計時部38によって示される現在時刻とスケジュールデータ323に示された再生開始時刻とを比較してもよい。
【0059】
ステップ403において、再生開始時刻ではないと判定された場合(No)、情報処理部34は所定の時間待機した後、再度ステップ403の処理を実行する。一方、ステップ403において、再生開始時刻であると判定された場合(Yes)、情報処理部34は、スケジュールデータ323に記載された表示順序などに従って、順次、第1コンテンツデータ321を主画面30及び音声処理部37において順次再生する(ステップ404〜407)。具体的には、情報処理部34は、対応データ6を参照し、対応データ6に記載された再生番号を取得し(ステップ404)、取得した再生番号を補助表示装置2A、2Bの情報処理部24に通知し(ステップ405)、当該再生番号が付与された第1コンテンツデータ321を再生表示する(ステップ406)。すべての再生番号(1〜N)について、上記の再生表示の繰返し処理が終了する(ステップ407)と、情報処理部34は、第1コンテンツデータの再生表示処理を終了する。
【0060】
なお、ステップ401において、スケジュールデータ323が存在しないと判定された場合、情報処理部34は、プログラム324による所定の設定に基づいて、第1コンテンツデータ321の一部又は全部をリピート再生してもよい。すなわち、POP端末3は、詳細な再生方法が設定されたスケジュールデータ323に基づいて第1コンテンツデータ321を再生表示することもできるし、あらかじめ定められた簡易な設定に基づいて第1コンテンツデータ321の一部又は全部を繰返し再生表示することもできる。また、他の再生表示処理として、POP端末3が備える人感センサー(図示省略)によって、人がPOP端末3に接近した場合に、あらかじめ定められたリピート再生を実行するように構成してもよい。
【0061】
図5は、補助表示装置における再生表示処理を示すフローチャートの一例である。補助表示装置2の情報処理部24は、まず、POP端末3から再生番号の通知があるか否か判定する(ステップ501)。ステップ501において、再生番号の通知がないと判定された場合(No)、情報処理部24は、所定の時間待機した後、再度ステップ501の処理を実行する。一方、ステップ501において、再生番号の通知があると判定された場合(Yes)、すなわち、図4のステップ405において通知された再生番号を取得したと判定された場合、情報処理部34は、対応データ223を参照して、通知された再生番号に対応する第2コンテンツデータ222(テキストデータ)を補助画面20に再生表示する(ステップ502)。次いで、情報処理部24は、再生番号が最後であるか否か判定する(ステップ503)。ステップ503において、再生番号が最後でないと判定された場合(No)、情報処理部24は、所定の時間待機した後、再度ステップ501の処理を実行する。一方、ステップ503において、再生番号が最後であると判定された場合(Yes)、情報処理部24は、第2コンテンツデータの再生表示処理を終了する。
【0062】
複数台の補助表示装置2(2A、2B)が設けられた場合、いずれか一方の情報処理部24が、主画面用の第1コンテンツデータに連携させるとともに、左補助画面用の第2コンテンツデータと右補助画面用の第2コンテンツデータとを同期させてそれぞれの補助画面20に再生表示することが好ましい。左右補助画面用の各第2コンテンツデータを同期させて表示するとは、例えば、スクロール表示において、先頭の文字の表示タイミングを合わせることや、ブリンク表示において、点滅のタイミングを合わせること、あるいは互い違いにすることなどを含む。もちろん、各情報処理部24は、それぞれ独立して、各第2コンテンツデータとの表示タイミングを考慮しないで、別々に表示してもよい。
【0063】
また、主画面に対する補助画面の配置、例えば、主画面の右側、左側、上側又は下側に配置したか、を認識可能にしておき、配置に応じた第2コンテンツデータ(例えば、左補助画面用の第2コンテンツデータ)を対応する補助画像(左側に配置された補助画面)に表示させるように構成されていてもよい。補助画面の配置を認識可能とする手段は、一体型であれば、予め特定することができるが、補助表示装置2を取り付ける場合は、接続される通信部21、31の位置や、可動式接続部材5の取り付け位置等によって特定することもできるし、補助表示装置2の操作入力部26を用いて配置を入力することもできる。また、補助表示装置2が、重力加速度センサを備え、自己の姿勢を感知し、姿勢に応じて、補助画面20における表示方向を任意に切り換えられるように構成してもよい。これによって、補助表示装置2は、POP端末3のいずれの側部に接続された場合でも、補助画面20に正しく第2コンテンツデータを表示することができる。
【0064】
さらに、POP端末3の情報処理部34が、各補助画面の再生表示を行ってもよい。この場合、情報処理部34は、図4のステップ404において、再生番号を取得した後、ステップ405において、取得した再生番号を補助表示装置2A、2Bの情報処理部24に通知する代わりに、図5における補助画面の表示(ステップ502)をステップ406の当該再生番号が付与された第1コンテンツデータ321を再生表示する処理と同時又は順次処理すればよい。
【0065】
なお、補助表示装置2の情報処理部24は、ステップ501において、所定の時間が経過しても、POP端末3から再生番号の通知がないと判断した場合、プログラム224による所定の設定に基づいて、第2コンテンツデータ222の一部又は全部をリピート再生したり、ランダム再生したりしてもよい。すなわち、補助表示装置2は、表示順序が示された対応データ223に基づいて、主画面30に表示される第1コンテンツデータと連携して、補助画面20に第2コンテンツデータを再生表示することもできるし、POP端末3の本体側の動作には依存せずに、所定の設定に基づいて第2コンテンツデータを再生表示することもできる。さらに、POP端末3の制御に基づいて第2コンテンツデータを再生表示している場合であっても、操作入力部26を介してオペレータから入力された指示に従って、所望の第2コンテンツデータを順次切り替えて表示することもできるし、その表示の際の強調効果(明るさ、ブリンクなど)を変更することもできる。
【0066】
図6(A)(B)(C)(D)は、POP端末及び補助表示装置の実施例の外観図であり、同図(A)はPOP端末及び補助表示装置の背面図(取り付け前)であり、同図(B)は上面図(補助表示装置を回転移動させた場合)、同図(C)は上面図(補助表示装置をさらにスライド移動させた場合)、同図(D)は正面図である。
【0067】
図6(A)では、補助表示装置2Aが可動式接続部材5によってPOP端末3の左端部に取り付けられる前の状態が示されている。可動式接続部材5は、補助表示装置2AがZ軸周りに回転可能とする回転軸とZ方向に垂直な方向にスライド移動可能とするスライド部を有する。補助画面20は、LEDマトリクス表示板であり、最大で60文字までのテキストを表示することができる。
【0068】
図6(B)に示したように、POP端末3の右端部に取り付けられた補助表示装置2Bは、可動式接続部材5の回転軸51によって、Z軸周りに奥行き側に略90度まで折れ曲がるように構成される。さらに、図6(C)に示したように、当該補助表示装置2Bは、可動式接続部材5のスライド部52によって、手前側にスライドするように構成される。よって、図6(D)に示したように、POP端末3の主画面の法線(Z方向)に対して、補助表示装置2Bの補助画面20の法線はY方向となる。
【0069】
以上説明したとおり、本発明によれば、POP端末の主画面に表示される第1コンテンツデータと連携して、補助画面に第2コンテンツデータを再生表示することができるので、広告の視覚効果を相乗的に高めることができる。また、補助表示装置は、可動式接続部材によって可動可能にPOP端末に接続され、補助画面の法線方向を主画面の法線方向とは異なる向きに変更することができるので、POP端末の正面に位置する消費者等だけでなく、側面付近に位置する消費者等や遠くから近づいてくる消費者等からの注目を集めることができる。また、補助表示装置は、簡易なLED表示板から構成されるので、低コストで視覚効果の高い広告を提供することができる。
【符号の説明】
【0070】
2 補助表示装置
3 POP端末
4 可搬式記憶媒体(USBメモリ)
5 可動式接続部材
6 対応データ
20 補助画面
21 通信部
22 記憶部
24 情報処理部
30 主画面
31 通信部
32 記憶部
222 第2コンテンツデータ
223 対応データ
321 第1コンテンツデータ
323 スケジュールデータ
324 プログラム
34 情報処理部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理部と、
記憶部と、
前記記憶部に記憶された第1コンテンツデータを表示する主画面と、
前記記憶部に記憶された第2コンテンツデータを表示する少なくとも一つの補助画面と、を備えることを特徴とする電子POP広告端末。
【請求項2】
前記補助画面は、前記主画面の法線方向とは異なる方向に、前記補助画面の法線方向を変更可能であることを特徴とする請求項1に記載の電子POP広告端末。
【請求項3】
前記主画面は、電子POP広告端末本体に設けられ、
前記補助画面は、可動式接続部材によって前記電子POP広告端末本体に取り付けられた補助表示装置に設けられており、
前記補助表示装置は、前記電子POP広告端末との間で通信可能な通信部を有していることを特徴とする請求項2に記載の電子POP広告端末。
【請求項4】
前記記憶部は、前記電子POP広告端末本体に設けられ、前記第1コンテンツデータが記憶された第1記憶部と、前記補助表示装置に設けられ、前記第2コンテンツデータが記憶された第2記憶部とを有することを特徴とする請求項3に記載の電子POP広告端末。
【請求項5】
前記可動式接続部材によって、前記可動式接続部材の回転軸周りの方向に可動するとともに、前記回転軸に対して垂直な方向にもスライド移動することを特徴とする請求項3又は4に記載の電子POP広告端末。
【請求項6】
前記補助画面を複数個設け、
前記情報処理部は、前記複数の補助画面のそれぞれに対し、異なる第2コンテンツデータを表示させることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の電子POP広告端末。
【請求項7】
前記情報処理部は、前記複数の補助画面の配置に対応させて、各補助画面に異なる第2コンテンツデータを表示させることを特徴とする請求項6に記載の電子POP広告端末。
【請求項8】
前記情報処理部は、前記主画面に表示される第1コンテンツデータと連携させて、前記補助画面に第2コンテンツデータを表示させることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の電子POP広告端末。
【請求項9】
電子POP広告端末の補助表示装置であって、
前記電子POP広告端末との間で通信可能な通信部と、
前記電子POP広告端末の主画面に表示される第1コンテンツデータとは異なる第2コンテンツデータを表示する補助画面と、を備え、
前記電子POP広告端末に取り付けられることを特徴とする補助表示装置。
【請求項10】
前記電子POP広告端末に、可動式接続部材によって、前記主画面の法線方向とは異なる方向に、前記補助画面の法線方向を変更可能に取り付けられることを特徴とする請求項9に記載の補助表示装置。
【請求項11】
前記第2コンテンツデータの再生表示処理を実行する情報処理部を備え、
前記情報処理部は、前記第1コンテンツデータと前記第2コンテンツデータとの表示順序を示した情報に基づいて、前記第1コンテンツデータの表示と連携させて、前記第2コンテンツデータを前記補助画面に再生表示することを特徴とする請求項9又は10に記載の補助表示装置。
【請求項12】
前記電子POP広告端末の筺体の側部に接続され、
前記可動式接続部材によって、前記主画面の法線方向に対して前記補助画面の法線が少なくとも略90度となる範囲まで可動することを特徴とする請求項10又は11に記載の補助表示装置。
【請求項13】
前記可動式接続部材によって、前記可動式接続部材の回転軸周りの方向に可動するとともに、前記回転軸に対して垂直な方向にもスライド移動することを特徴とする請求項10乃至12の何れか1項に記載の補助表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−185324(P2012−185324A)
【公開日】平成24年9月27日(2012.9.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−48300(P2011−48300)
【出願日】平成23年3月4日(2011.3.4)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用申請有り 日経MJ新聞(2011年2月25日付朝刊)
【出願人】(599019591)株式会社 シアーズ (2)