説明

電気化学センサ及び携帯用電気化学センサセット

【課題】利用者が携帯した場合でもセンサ部を保存液によって常に湿潤状態に維持し、安定した特性を維持することのできる電気化学センサを得る。
【解決手段】この尿糖センサ10においては、本体11にセンサカートリッジ12がカートリッジ支持部13を介して接続される。カートリッジ支持部13はヒンジ部14を介して図中の矢印で示す方向に回動する構成とされる。また、キャップ15が設けられ、キャップ15の図中右側内面に設けられたネジ部が、センサカートリッジ12の右側(根元)に設けられたネジ部16に螺合されることにより、破線矢印で示されるように、キャップ15がセンサカートリッジ12に取り付けられ、封止される。キャップ15の表面には、上限ライン151及び下限ライン152が表示されている。これらのラインは、キャップ内部に収容する保存液の適切な量を指示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、化学物質を電気化学的に検出するセンサ部を有し、測定時以外ではこのセンサ部を湿潤状態にして保持することが要求される電気化学センサに関する。また、この電気化学センサとこれを収容するカバーとからなる携帯用電気化学センサセットに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば酵素センサ等の電気化学センサは、センサ部を測定液に浸漬すると、測定液中の対象物がセンサ部の酵素電極と反応することによって発生した化学物質を電気変換し、対象物質の濃度を検出する。ここで、このセンサ部の性能を維持するためには、センサ部は常に湿潤状態で保持することが必要であり、この測定を行わない状態ではセンサ部は常に保存液中に浸漬された状態とされる。その後、測定直前にはセンサ部を保存液中から取り出し、基準液中に浸漬して校正が行われてからこれを測定液に浸漬し、測定を行う。
【0003】
しかしながら、例えば尿糖センサは、利用者が自分の尿中の尿糖値を自分で測定するために用いられる場合が多く、利用者は尿糖センサを携帯して、トイレでこの測定を自分で行う。この際に、利用者が上記の操作を全て行うことは実際には困難が大きい。特に、尿糖値の測定は必ずしも利用者の都合の良い時間に行えるわけではなく、例えば食後の所定時間等に行うことが必要であるため、特に外出先でも簡易にその測定を行えることが要求される。
【0004】
このため、利用者が上記の機能を容易に行うことができる携帯用電気化学センサが開発されている。例えば、特許文献1には、センサ部に着脱可能なキャップが取り付けられ、このキャップ内に保存液を収容した構成の酵素センサが記載されている。この場合、利用者は使用時にこのキャップを外して、測定を行う。これにより、携帯が容易で、センサ部の湿潤状態が保たれ、良好な状態で測定を行うことのできる酵素センサが得られた。
【0005】
また、特許文献2には、このキャップ内の保存液の漏れや脱着時の飛散を抑制した構造のキャップを用いた電気化学センサが記載されている。この技術においては、キャップ取付時には電気化学センサ本体とキャップとの嵌合部に設置された嵌合部材とキャップにおける弾性部材とを密着させることによって液漏れを防止する。また、嵌合部材の外周面に空気逃げとなる溝部を設けることにより、脱着時の圧力変動を抑制し、脱着時の保存液の飛散を抑制する。
【0006】
こうした技術によって、利用者が使用しやすい携帯用電気化学センサが得られた。
【特許文献1】特開平7−159366号公報
【特許文献2】特開2002−71618号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、実際に利用者が上記の電気化学センサを携帯して使用する場合には、様々な問題が発生する。例えば、利用者がこの電気化学センサを何度も使用する場合、キャップの脱着を多数回行うことになる。この場合、保存液の漏れや飛散が無くとも、センサ部付着した保存液は測定時等に外部に流出するため、この脱着を繰り返すうちに保存液の量は少なくなる。また、この電気化学センサを携帯する場合には、その上下方向の向きは様々となる。こうした場合に、センサ部が保存液の液面よりも高くなり、その湿潤状態が保たれないことがあり、その後の測定の精度が大きく低下することがあった。
【0008】
従って、利用者が携帯した場合でもセンサ部を保存液によって常に湿潤状態に維持し、安定した特性を維持することのできる電気化学センサを得ることは困難であった。
【0009】
本発明は、斯かる問題点に鑑みてなされたものであり、上記問題点を解決する発明を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、上記課題を解決すべく、以下に掲げる構成とした。
本発明の電気化学センサは、本体と、電気化学的に化学物質を検知するセンサ部を先端に有するセンサカートリッジとを備え、使用されない場合には、保存液が収容された状態で前記センサ部を封止するキャップが前記センサカートリッジに装着される電気化学センサであって、前記キャップは透明又は半透明の材質で構成され、前記封止時においては前記センサ部と前記本体との位置関係に関わらず前記センサ部が前記保存液の液面よりも下側となるべき前記保存液の収容量に対応する液面を表示するラインが前記キャップの表面に表示されていることを特徴とする。
本発明の電気化学センサは、前記キャップにおいて、前記ラインは、前記キャップを前記センサカートリッジに装着しない状態で前記センサカートリッジに装着される側を上側にした場合の前記収容量の最低量に対応した液面を表示することを特徴とする。
本発明の電気化学センサにおいて、前記センサカートリッジと前記本体との間に、前記センサカートリッジを前記本体に対して回動させるヒンジ部が設けられていることを特徴とする。
本発明の電気化学センサにおいて、前記検知される化学物質は尿糖であることを特徴とする。
本発明の携帯用電気化学センサセットは、前記電気化学センサと、前記センサカートリッジに装着される側を上側にして前記キャップを挿入することにより前記キャップを保持するキャップ挿入口が設けられ、かつ前記電気化学センサを内部に収容できるカバーと、からなることを特徴とする。
本発明の携帯用電気化学センサセットにおいて、前記ラインは、前記キャップが前記キャップ挿入口に保持された際の前記保存液の前記収容量に対応する液面を表示することを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明は以上のように構成されているので、利用者が携帯した場合でもセンサ部を保存液によって常に湿潤状態に維持し、安定した特性を維持することのできる電気化学センサを得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。以下では、本発明の実施の形態として、電気化学センサである尿糖センサについて説明する。利用者はこの尿糖センサを携帯し、尿糖値を検出するために用いることができる。
【0013】
この尿糖センサ10の外観構成を示す図が図1である。この尿糖センサ10においては、本体11にセンサカートリッジ12がカートリッジ支持部13を介して接続される。カートリッジ支持部13はヒンジ部14を介して図中の矢印で示す方向に回動する構成とされる。また、キャップ15が設けられ、キャップ15の図中右側内面に設けられたネジ部(図示せず)が、センサカートリッジ12の右側(根元)に設けられたネジ部16に螺合されることにより、破線矢印で示されるように、キャップ15がセンサカートリッジ12に取り付けられ、封止される。なお、図示していないが、ネジ部16の右側には、キャップ15が取り付けられた際のキャップ15とセンサカートリッジ12との間の気密性を維持するためのOリングが設けられている。
【0014】
キャップ15の表面には、上限ライン151及び下限ライン152が表示されている。これらのラインは、後述するように、キャップ15内部に収容する保存液の適切な量を指示する。
【0015】
本体11の内部には、センサカートリッジ12(センサ部121)から出力された電気信号を尿糖値に変換するための電気回路が設けられており、本体11の表面には、この尿糖値を表示する表示部111が設けられている。また、その表面にはキーボタン112が設けられており、利用者がキーボタン112を押すことにより前回値表示などのモード切替が行われる構成となっている。
【0016】
センサカートリッジ12の先端にあるセンサ部121は、測定液中の尿糖を検出し、その濃度を電気信号に変換する機能を有する。具体的には、尿糖(グルコース)を酵素が固定化された電極で反応させることによって過酸化水素を発生させ、この過酸化水素が電極表面で電気分解される際の電流を検出する。すなわち、利用者がセンサカートリッジ12の先端にあるセンサ部121を測定液(尿)中に浸漬させる、あるいはこの先端に尿をかけることによって尿糖値の測定が行われる。
【0017】
以上の構成・機能は、従来より知られる尿糖センサと同様である。
【0018】
ここで、利用者がこの測定を行うとき以外、例えば携帯される際には、例えば図2にその斜視図を示すように、センサカートリッジ12にキャップ15が取り付けられる。また、センサカートリッジ12及びカートリッジ支持部13がヒンジ部14を中心にして回動させて折り畳まれた状態とされる。これにより、利用者が携帯しやすい形態となる。この際、キャップ15内には保存液が収容され、これによってセンサカートリッジ12(センサ部121)が保存液に浸された状態となる。保存液は例えば生理食塩水に緩衝液及び防腐剤が混合された液であり、センサ部121の状態を常に最適に保つ。
【0019】
なお、センサカートリッジ12及びカートリッジ支持部13がヒンジ部14を中心にして回動して折り畳まれた状態(図2)から、これらを開いて図1の状態とした場合に、本体11における電気回路等の電源がオンされる設定とすることができる。この場合には、ヒンジ部14の動作と連動して動作するスイッチを設ければよい。
【0020】
ここで、キャップ15は、保存液によって悪影響を受けない透明又は半透明のプラスチックで形成される。従って、図2の状態においても、利用者は保存液の液面を確認することができる。ここで、利用者がキャップ15に保存液を入れる際には、図3に示されるように、キャップ15の開口部(センサカートリッジ12に装着される側)を上側にした状態で、保存液153の液面が上限ライン151と下限ライン152の間に来るべく調整する。
【0021】
この状態でキャップ15をセンサカートリッジ12に装着し、図2の形態にして携帯された場合、その向きは様々となる。特に、本体11とセンサ部121との位置関係に応じて保存液の液面とセンサ部121との関係は異なる。この位置関係に応じた保存液の液面とセンサカートリッジ12におけるセンサ部121との関係を示したのが図4である。同図(a)においては、センサ部121が下側となる場合(本体11が上側)、(b)においてはセンサカートリッジ12の長さ方向が水平となる場合(センサカートリッジ12と本体11が同じ高さ)、(c)においてはセンサ部121が上側となる場合(本体11が下側)について示されている。すなわち、キャップ15を装着しない状態でその液面を図3に示された範囲にした場合、装着後(図4)のどの場合においても保存液の液面がセンサ部121よりも上側になる量に調整される。この際、キャップ15が透明又は半透明であるため、利用者はこの液面を確認することができる。
【0022】
すなわち、封止時においてはセンサ部121と本体11との位置関係に関わらずセンサ部121が保存液の液面よりも下側となるべき保存液の収容量に対応する液面が下限ライン152によって表示されている。特に、この場合の下限ライン152は、キャップ15をセンサカートリッジ12に装着しない状態で、キャップ15の開口部(センサカートリッジ12に装着される側)を上側にした場合の保存液の適切な収容量の最低量に対応した液面を表示する。すなわち、図3の状態で液面が下限ライン152よりも下側となった場合には、図4(a)の状態ではセンサ部121が液面よりも下側となるが、図4(b)又は(c)の状態ではセンサ部121が液面よりも上側となるため、センサ部121の湿潤状態が保たれない。
【0023】
なお、上限ライン151は、図3の状態で保存液の液面がこれよりも上側となった場合には、キャップ15をセンサカートリッジ12に装着した際には保存液があふれるレベルに設定される。
【0024】
尿糖を測定する際には、利用者はキャップ15をセンサカートリッジ12から取り外して使用するが、その際に、キャップ15の開口部を上側にした状態とすれば、保存液の液面が上限ライン151と下限ライン152の間にあるか否かを確認することができる。
【0025】
なお、図2に示した形態となった尿糖センサ10を携帯する際に、図5(a)にその斜視図を示すカバー20と組み合わせて、携帯用尿糖センサセット(携帯用電気化学センサセット)として用いることができる。このカバー20は例えば耐衝撃性を有するプラスチック等で構成され、図中左側に図2の形態の尿糖センサ10を収容するための開口部21を有し、その他にキャップ挿入口22及び通気口23を具備する。図5(b)はこのカバー20に図2の形態の尿糖センサ10を収容した際の形態である。通気口23は、カバー20に尿糖センサ10を収容しやすくするために開口部21の反対側に設けられている。
【0026】
図5(b)の状態から尿糖センサ10を取り出して使用する際には、前記の通り、保存液が入ったキャップ15をセンサカートリッジ12から取り外し、センサカートリッジ12及びカートリッジ支持部13をヒンジ部14を支点にして回動させ、図1の形態とする。その後、センサ部121を測定液に浸漬させ、測定を行う。この際、図6に示すように、保存液が入ったキャップ15をカバー20におけるキャップ挿入口22に挿入すれば、キャップ15を垂直な状態で倒れないように安定して保持することができる。この際に、利用者が保存液の液面を確認することも容易であり、液面が下限ライン152を下回っていた場合には、適宜保存液を追加することができる。このため、特にカバー20の下面は平面形状であることが好ましく、カバー20内部の下面に、挿入されたキャップ15を固定する凹凸を設けたり、下面側にもキャップ挿入口22と同様の開口部を設けてもよい。また、カバー20の下面にこれを安定させるための複数の脚部を設けてもよい。上記の構成により、測定時のキャップ15の保持、保存液量の確認、保存液の追加等の作業を利用者が外出先で容易に行うことができる。また、この構成とすれば、この尿糖センサ10を携帯することも特に容易となる。
【0027】
また、この場合には、例えば下限ライン152を設けず、例えばカバー20の上面をこの下限ライン152と同様の液面を表示するようにすることもできる。
【0028】
このように、この尿糖センサ10においては、これを使用せず、携帯している場合に、常にセンサ部121を保存液による湿潤状態とすることができる。従って、常に安定した特性を維持することができる。特に、尿糖センサ10の製造後、出荷のときからこの状態を維持することができる。
【0029】
一般にセンサ部121には寿命があるため、ある積算使用時間(使用回数)後には、センサカートリッジ12のみを尿糖センサ10から取り外し、これを新品と交換することがある。この際のセンサカートリッジ12を、上記と同様の構造・機能をもち、その中に保存液が収容されたキャップと組み合わせることもできる。すなわち、新品のセンサカートリッジ12をこの形態で出荷することもできる。一般には、新品のセンサカートリッジ12を使用する場合には、そのセンサ部121を所定の液中で例えば4時間程度放置する処理(エージング処理)行うことが必要である。しかしながら、この構成を用いた場合には、出荷時からセンサ部121の状態が常に適正に保たれるため、このエージング処理時間を短縮あるいはこの処理を省略することができる。
【0030】
また、センサ部121の状態は経時変化や環境によって変動するため、例えば一定のグルコース濃度をもつ基準液を用いて感度の校正を適宜行う必要がある。しかしながら、上記の構成によれば、センサ部121の状態を出荷時から常時適正に保つことができるため、この頻度も少なくさせることが可能である。この場合、例えば利用者が外出先でこの校正を行うことも不要となり、携帯して精度の高い測定を行うことが更に容易となる。
【0031】
従って、利用者が携帯してこの尿糖センサ10を特に容易に用いることができる。
【0032】
なお、上記の保存液の適正量を示すライン(上限ライン151、下限ライン152)の表示方法は任意である。また、前記の例では、これらのラインを、センサカートリッジ12に装着される側を上側にして垂直にして設置した場合の保存液の適切な収容量に対応した液面を表示するものとしたが、これに限られるものではない。例えば、キャップ15をある所定の角度だけ傾けて設置した場合の適切な収容量に対応した液面を表示するものとしてもよい。この場合においても、キャップ15がキャップ挿入口22において保持される場合の角度をこの角度と等しくすれば、利用者は、保存液量の確認等の作業を容易に行うことができる。
【0033】
また、上記の形態ではセンサカートリッジ12がヒンジ部14を用いて折り畳める構成とすることによって、カバー20への収納を容易とし、携帯を容易としていたが、これに限られるものではない。例えば、センサカートリッジを本体内部に収容できる等の構成としてもよい。
【0034】
なお、上記の形態では、尿糖センサについて記載したが、これに限られるものではなく、センサ部を常に湿潤状態にして保持する必要がある電気化学センサであれば同様である。例えば、酵素センサ、PHセンサ等も同様の構成とすることができ、これらを携帯して容易に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の実施の形態となる尿糖センサの外観の構成図である。
【図2】本発明の実施の形態となる尿糖センサが携帯される際の外観図である。
【図3】本発明の実施の形態となる尿糖センサにおけるキャップが装着されていない状態での保存液の状態を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態となる尿糖センサにおいてキャップが装着されている状態での保存液とセンサ部の関係を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態となる携帯用尿糖センサセットにおいて用いられるカバー(a)とこれに尿糖センサが収容された状態(b)を示す外観図である。
【図6】本発明の実施の形態となる携帯用尿糖センサセットにおいて、尿糖センサがカバーから取り出されて使用される際の状態を示す外観図である。
【符号の説明】
【0036】
10 尿糖センサ
11 本体
12 センサカートリッジ
13 カートリッジ支持部
14 ヒンジ部
15 キャップ
16 ネジ部
20 カバー
21 開口部
22 キャップ挿入口
23 通風口
111 表示部
112 キーボタン
121 センサ部
151 上限ライン
152 下限ライン
153 保存液

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体と、電気化学的に化学物質を検知するセンサ部を先端に有するセンサカートリッジとを備え、使用されない場合には、保存液が収容された状態で前記センサ部を封止するキャップが前記センサカートリッジに装着される電気化学センサであって、
前記キャップは透明又は半透明の材質で構成され、前記封止時においては前記センサ部と前記本体との位置関係に関わらず前記センサ部が前記保存液の液面よりも下側となるべき前記保存液の収容量に対応する液面を表示するラインが前記キャップの表面に表示されていることを特徴とする電気化学センサ。
【請求項2】
前記キャップにおいて、前記ラインは、前記キャップを前記センサカートリッジに装着しない状態で前記センサカートリッジに装着される側を上側にした場合の前記収容量の最低量に対応した液面を表示することを特徴とする請求項1に記載の電気化学センサ。
【請求項3】
前記センサカートリッジと前記本体との間に、前記センサカートリッジを前記本体に対して回動させるヒンジ部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気化学センサ。
【請求項4】
前記検知される化学物質は尿糖であることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の電気化学センサ。
【請求項5】
請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の電気化学センサと、
前記センサカートリッジに装着される側を上側にして前記キャップを挿入することにより前記キャップを保持するキャップ挿入口が設けられ、かつ前記電気化学センサを内部に収容できるカバーと、
からなることを特徴とする携帯用電気化学センサセット。
【請求項6】
前記ラインは、前記キャップが前記キャップ挿入口に保持された際の前記保存液の前記収容量に対応する液面を表示することを特徴とする請求項5に記載の携帯用電気化学センサセット。



【図1】
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【図2】
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【図5】
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【図6】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−270883(P2009−270883A)
【公開日】平成21年11月19日(2009.11.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−120335(P2008−120335)
【出願日】平成20年5月2日(2008.5.2)
【出願人】(000133179)株式会社タニタ (303)