電気掃除機のノズル
【課題】平坦な被清掃面上の塵埃を吸引しやすい、固定されたブラシを有する電気掃除機のノズルを提供すること。
【解決手段】底面13に入口開口14が形成されたノズル本体11と、前記入口開口14と連通する接続部材12とを有し、前記ノズル本体11の入口開口14の前側及び後側に夫々毛束20,22を列状に植設して形成した前ブラシ列17及び後ブラシ列18を設けると共に、前記前ブラシ列17の毛束20同士の間隔P1を、前記後ブラシ列18の毛束22同士の間隔P2よりも大きくしたことで、前記ノズル3から塵埃を含んだ気流Sを吸引する場合、前記後ブラシ列18を構成する毛束22同士の間隙よりも、前記前ブラシ列17を構成する毛束20同士の間隙から、より多くの気流Sを吸引することができるので、塵埃を前記ノズル3の前方から良好に吸引することができる。
【解決手段】底面13に入口開口14が形成されたノズル本体11と、前記入口開口14と連通する接続部材12とを有し、前記ノズル本体11の入口開口14の前側及び後側に夫々毛束20,22を列状に植設して形成した前ブラシ列17及び後ブラシ列18を設けると共に、前記前ブラシ列17の毛束20同士の間隔P1を、前記後ブラシ列18の毛束22同士の間隔P2よりも大きくしたことで、前記ノズル3から塵埃を含んだ気流Sを吸引する場合、前記後ブラシ列18を構成する毛束22同士の間隙よりも、前記前ブラシ列17を構成する毛束20同士の間隙から、より多くの気流Sを吸引することができるので、塵埃を前記ノズル3の前方から良好に吸引することができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気掃除機のノズルに関するものであり、特に、固定されたブラシを有するノズルに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の電気掃除機のノズルとしては、ブラシ植毛を掃除面に複数配列して、これらの列の間に吸引口を設けると共に、この吸引口の後に吸引管を設けた特殊掃除ブラシが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】実開平6−41648号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
一般的に、床等の平坦な被清掃面上の塵埃を吸引しようとした場合、前記ノズルを前後に動かしながら、前記ノズルの前方の塵埃をその前方から吸引するのが一般的である。しかしながら、前述したような電気掃除機のノズルにおいては、前記ブラシの列が左右に並んでいるのであれば問題ないが、このようなブラシの列を前後に並べた場合、前後に並んだブラシの列が吸引気流の抵抗となるばかりでなく、前方と後方のブラシの列を通過する気流の量がほぼ同じになってしまうので、平坦な被清掃面を清掃するのに適さないという問題があった。
【0004】
本発明は以上の問題点を解決し、平坦な被清掃面上の塵埃を吸引しやすい、固定されたブラシを有する電気掃除機のノズルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の請求項1に記載の電気掃除機のノズルは、底面に入口開口が形成されたノズル本体と、前記入口開口と連通する接続部材とを有する電気掃除機のノズルにおいて、前記ノズル本体の入口開口の前側及び後側に夫々毛束を列状に植設して形成した前ブラシ列及び後ブラシ列を設けると共に、前記前ブラシ列の毛束同士の間隔を、前記後ブラシ列の毛束同士の間隔よりも大きくしたものである。
【0006】
また、本発明の請求項2に記載の電気掃除機のノズルは、請求項1において、前記ノズル本体の左右何れかの一端が前端となるように、前記ノズル本体が前記接続部材に対して回動可能とされていると共に、前記入口開口を挟むように且つ前記各ブラシ列と並列に一対のリブが形成されており、これらのリブが、前記毛束の取付面から下方に突出して形成されているものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明の請求項1に記載の電気掃除機のノズルは、以上のように構成することにより、このノズルから塵埃を含んだ気流を吸引する場合、前記後ブラシ列を構成する毛束の間よりも、前記前ブラシ列を構成する毛束の間から、より多くの気流を吸引することができるので、塵埃を前記ノズルの前方から良好に吸引することができる。
【0008】
また、前記ノズル本体の左右何れかの一端が前端となるように、前記ノズル本体を前記接続部材に対して回動可能とすると共に、前記入口開口を挟むように且つ前記各ブラシ列と並列に一対のリブを形成し、これらのリブを、前記毛束の取付面から下方に突出して形成したことで、前記ノズル本体の左右何れかの一端が前端となるように前記ノズル本体を前記接続部材に対して回動させた状態で、前記ノズルを被清掃面に押し付けて、前記各ブラシ列を構成する毛束を撓ませると、前記前ブラシ列の各毛束同士と取付面(場合によっては、これらと被清掃面)で囲まれる開口部の総面積と、前記後ブラシ列の各毛束同士と取付面(或いはこれらと被清掃面)で囲まれる開口部の総面積との差が、前記各毛束が直立した状態に比べて小さくなるばかりでなく、前記各開口部の前記取付面側が前記リブと重なることで、側方から前記各ブラシ列を通過して前記入口開口に流入する気流を少なくし且つ左右で大きく異ならせないようにすることで、塵埃を含む気流を良好に吸引することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、図1乃至図13に基づいて説明する。1は手持ち型の電気掃除機である。この電気掃除機1は、掃除機本体2と、この掃除機本体2に対して着脱自在に取り付けられるノズル3と、前記掃除機本体2に対して着脱自在に取り付けられる集塵手段4とを有して構成されている。
【0010】
前記掃除機本体2は、電動送風機5が内蔵された胴部6と、図示しない吸引経路が内部に設けられた接続部7と、把持部8と、電源コード9とを有して構成されている。また、前記把持部8には、前記集塵手段4を着脱するための操作部10及び図示しないスイッチ操作部が設けられている。そして、前記接続部7の吸引経路の一端には、前記ノズル3が着脱自在に取り付けられている。
【0011】
前記ノズル3について詳述する。このノズル3は、横長のノズル本体11と、このノズル本体11に対して回動可能に取り付けられる接続部材12とを有して構成されている。そして、前記ノズル本体11は、その底面13の中央に入口開口14が形成されている。また、この入口開口14を挟むように、前リブ15及び後リブ16が前記底面13から下方に突出するように、左右方向に延びて前記底面13と一体に形成されている。なお、前記前リブ15及び後リブ16は、図3に示すように、前記底面13からの突出量が等しくなるように形成されていると共に、図5に示すように、幅が等しく且つ平行に形成されている。また、前記入口開口14を挟むように、前記底面13に前ブラシ列17及び後ブラシ列18が左右方向に延びて設けられている。なお、前記前ブラシ列17と後ブラシ列18は、図5に示すように、互いに平行に設けられている。また、前記前ブラシ列17は、前記底面13の一部を構成する取付面19に複数の毛束20を直線状に且つ等間隔に植設して構成されていると共に、前記後ブラシ列18も、前記底面13の一部を構成する取付面21に複数の毛束22を直線状に且つ等間隔に植設して構成されている。そして、前記取付面19は、前記前リブ15よりも前方に設けられると共に、前記取付面21は、前記後リブ16よりも後方に設けられる。即ち、前記前ブラシ列17は、前記前リブ15よりも前方に設けられると共に、前記後ブラシ列18は、前記後リブ16よりも後方に設けられる。そして、前記前ブラシ列17は、前記前リブ15と平行に設けられると共に、前記後ブラシ列18も、前記後リブ16と平行に設けられる。また、前記各ブラシ列17,18を構成する毛束20,22の突出量は等しく形成されていると共に、前記各リブ15,16の突出量よりも大きく形成されている。また、前記前ブラシ列17を構成する毛束20同士の間隔P1は、前記後ブラシ列18を構成する毛束22同士の間隔P2よりも大きくされている。更に、前記各毛束20,22が植設される前記取付面19,21は、前記底面13の両端部とほぼ同じ高さに形成されていることで、前記前リブ15及び後リブ16は、前記取付面19,21からも下方に突出して形成されている。また、前記ノズル本体11の右側上面には、開口部23が形成されており、この開口部23からロック操作部24が露出している。
【0012】
前記接続部材12は、回動体25と、接続管26とを有して構成されている。前記回動体25は、前記入口開口14の中心を通る軸線Y回りに回動可能となるように、前記ノズル本体11に対して取り付けられている。また、前記接続管26は、前記軸線Yと直交して左右方向に延びる軸線X回りに回動可能となるように、前記回動体25に対して取り付けられている。
【0013】
なお、横長の前記ノズル本体11は、前記掃除機本体2に取り付けられる接続部材12を基準とした場合、前記前ブラシ列17が設けられた側11A(以下、単に前端という)、又は前記ロック操作部24が設けられた側11Bの何れか一方が前側となるように、90度の範囲で回動可能となっている。即ち、前記ノズル本体11は、図2乃至図6に示すように、前記ノズル本体11と接続部材12とが平面視でT字状となる第一の使用状態では、前端11Aが必ず前側となると共に、図7乃至図13に示すように、前記ノズル本体11と接続部材12とが平面視で直線状となる第二の使用状態では、前記ロック操作部24が設けられた側11B(以下、単に右端という)が必ず前側となる。
【0014】
次に、本実施形態の作用について説明する。前記掃除機本体2に前記ノズル3及び集塵手段4が取り付けられた状態で、前記電源コード9の先端に設けられた図示しない電源プラグを、同じく図示しない電源に接続した後、同じく図示しないスイッチ操作部を操作することで、前記電動送風機5が作動する。そして、このように前記電動送風機5が作動することで、前記ノズル3から図示しない吸引経路、前記集塵手段4を経て前記電動送風機5に至る吸引気流Sが形成される。この吸引気流Sに含まれる塵埃は、前記集塵手段4内で吸引気流Sから分離され、前記集塵手段4内に溜められる。
【0015】
前記ノズル3を第一の使用状態で使用する場合、吸引気流Sは、図6に示すように、その大部分が前記ノズル本体11の前方及び左右から前記入口開口14に流入し、前記ノズル本体11の後方からは殆ど流入しない。これは、前述したように、前記前ブラシ列17を構成する毛束20同士の間隔P1が、前記後ブラシ列18を構成する毛束22同士の間隔P2よりも大きく、前記前ブラシ列17の各毛束20同士と前記取付面19、及び被清掃面Fで囲まれる開口部の総面積が、前記後ブラシ列18の各毛束22同士と前記取付面21で囲まれる開口部の総面積よりも大きくなる(即ち、前記前ブラシ列17の方が前記後ブラシ列18よりも間隙が大きい)ことで、前記後ブラシ列18に比較して、吸引気流Sが前記前ブラシ列17を通過しやすいためである。また、前記ノズル本体11の左右両端には、少なくとも前記ノズル本体11の底面13と前記前リブ15及び後リブ16で規定される開口が確保されるので、吸引気流Sは前記ノズル本体11の左右からも多く吸引されることになる。従って、被清掃面F上で前記ノズル3を前後に動かすと、前記前ブラシ列17及び後ブラシ列18によって、被清掃面F上の塵埃が掻き上げられると共に、この掻き上げられた塵埃が、前記前ブラシ列17を構成する毛束20同士の間隙、及び前記ノズル本体11の左右から、吸引気流Sと共に前記入口開口14に流入し、前記集塵手段4にて吸引気流Sから分離される。このため、前記ノズル3は、使用者の前方及び両側方という、前記ノズル3を動かす際の移動先及びその周辺から吸引気流Sを多く吸引することができるので、被清掃面F上を良好に清掃することができる。
【0016】
前記ノズル3を第二の使用状態とする場合、前記ロック操作部24を操作して、前記右端11Bが前方となるように、前記ノズル本体11を90度回転させる。そして、この状態で使用する場合、図10乃至図12に示すように、前記ノズル3を被清掃面Fに強く押し付け、前記前ブラシ列17を構成する毛束22及び後ブラシ列18を構成する毛束22を撓ませる。この際、前記前ブラシ列17の各毛束20同士と前記取付面19と被清掃面Fで囲まれる開口部の総面積の方が、前記後ブラシ列18の各毛束22同士と前記取付面21で囲まれる開口部の総面積よりも大きいものの、それらの差は前記各毛束20,22が直立した状態に比べて小さくなるばかりでなく、前述したように、前記各リブ15,16が、前記各取付面19,21から下方に突出していることで、前記各毛束20,22の間隙の基端側、即ち各間隙の大きく開いている部分が前記各リブ15,16と重なって、吸引気流Sに対する抵抗となることで、図13に示すように、前記ノズル本体11の側方から前記各ブラシ列17,18を通過して前記入口開口14に流入する気流Sを少なくすると共に、これらの吸引気流Sが左右で大差ないようにすることで、塵埃を含む吸引気流Sを前記ノズル3の前方から良好に吸引することができる。なお、この際、吸引気流Sは前記ノズル3の後方からも吸引されることになるが、前述したように、前記ノズル3の左右両側方から前記入口開口14に流入する量が著しく制限されるので、充分な量の吸引気流Sを前記ノズル3の前方から吸引することができる。なお、前述したように、前記各リブ15,16が前記ノズル本体11の底面13から下方に突出していることで、少なくとも、被清掃面Fと前記底面13との間に、前記各リブ15,16の高さ分の隙間が確保されるので、前記ノズル3を被清掃面Fに押し付けすぎたとしても、前記電動送風機5に過大な負担をかけることがない。また、第二の使用状態では、前記右端11Bが前方となるので、前記接続部材12の接続管26が前記ロック操作部24と重なることがない。従って、第二の使用状態から第一の使用状態に戻すために前記ロック操作部24を操作する際に、前記接続管26が操作の邪魔になることがない。
【0017】
以上のように、本発明の電気掃除機1のノズル3は、底面13に入口開口14が形成されたノズル本体11と、前記入口開口14と連通する接続部材12とを有し、前記ノズル本体11の入口開口14の前側及び後側に夫々毛束20,22を列状に植設して形成した前ブラシ列17及び後ブラシ列18を設けると共に、前記前ブラシ列17の毛束20同士の間隔P1を、前記後ブラシ列18の毛束22同士の間隔P2よりも大きくしたことで、前記ノズル3から塵埃を含んだ気流Sを吸引する場合、前記後ブラシ列18を構成する毛束22同士の間隙よりも、前記前ブラシ列17を構成する毛束20同士の間隙から、より多くの気流Sを吸引することができるので、塵埃を前記ノズル3の前方から良好に吸引することができるものである。
【0018】
また、本発明の電気掃除機1のノズル3は、前記ノズル本体11の右端11B側が前端となるように、前記ノズル本体11を前記接続部材12に対して回動可能とし、前記入口開口14を挟むように且つ前記各ブラシ列17,18と並列に一対のリブ15,16を形成し、これらのリブ15,16を、前記毛束20,22の取付面19,21から下方に突出して形成したことで、前記ノズル本体11の右端11Bが前端となる第二の使用状態で、前記ノズル3を被清掃面Fに押し付けて、前記各ブラシ列17,18を構成する毛束20,22を撓ませると、前記前ブラシ列17の各毛束20同士と前記取付面19及び被清掃面Fで囲まれる開口部の総面積と、前記後ブラシ列18の各毛束22同士と前記取付面21で囲まれる開口部の総面積との差が、前記各毛束20,22が直立した状態に比べて小さくなるばかりでなく、前記各開口部の前記取付面19,21側、即ち大きく開いた部分が前記各リブ15,16と重なることで、前記ノズル本体11の側方から前記各ブラシ列17,18を通過して前記入口開口14に流入する気流Sを少なくすると共に、この気流Sを左右で大差ないようにすることで、塵埃を含む気流Sを前記ノズル3の前方から良好に吸引することができるものである。
【0019】
なお、本発明は以上の実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、上記実施形態では、前リブの前方に前ブラシ列を、後リブの後方に後ブラシ列を設けた(即ち、各ブラシ列の内側に各リブを形成した)が、図14及び図15に示すように、ノズル本体31と連結部材12とを有して構成されるノズル32において、前記ノズル本体31の底面33の中央に形成された入口開口34を挟むように、前リブ35及び後リブ36を形成すると共に、前記前リブ35の後方に前ブラシ列37、前記後リブ36の前方に後ブラシ列33(即ち、各リブ35,36の内側に各ブラシ列37,38)を設けてもよい。また、図16及び図17に示すように、ノズル本体41と連結部材12とを有して構成されるノズル42において、前記ノズル本体41の底面43の中央に形成された入口開口44を挟むように、二条の前リブ45,46及び二条の後リブ47,48を形成すると共に、前記各前リブ45,46の間に前ブラシ列49、前記各後リブ47,48の間に後ブラシ列50を設けてもよい。更に、図18及び図19に示すように、ノズル本体51と連結部材12とを有して構成されるノズル52において、前記ノズル本体51の底面53の中央に形成された入口開口54を挟むように、前リブ55及び後リブ56を形成すると共に、前記前リブ55の前後に夫々前ブラシ列57,58を設け、前記後リブ56の前後に夫々後ブラシ列59,60を設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の一実施形態を示す電気掃除機全体の外観図である。
【図2】同、第一の使用状態におけるノズルの正面図である。
【図3】同、第一の使用状態におけるノズルの右側面図である。
【図4】同、第一の使用状態におけるノズルの平面図である。
【図5】同、第一の使用状態におけるノズルの底面図である。
【図6】同、第一の使用状態における吸引気流を示す平面図である。
【図7】同、第二の使用状態におけるノズルの正面図である。
【図8】同、第二の使用状態におけるノズルの右側面図である。
【図9】同、第二の使用状態におけるノズルの平面図である。
【図10】同、第二の使用状態においてノズルを被清掃面に押し付けた際のノズルの正面図である。
【図11】同、第二の使用状態においてノズルを被清掃面に押し付けた際のノズルの右側面図である。
【図12】同、第二の使用状態においてノズルを被清掃面に押し付けた際のノズルの左側面図である。
【図13】同、第二の使用状態における吸引気流を示す平面図である。
【図14】本発明の他の実施形態を示すノズルの右側面図である。
【図15】同、底面図である。
【図16】本発明の更に他の実施形態を示すノズルの右側面図である。
【図17】同、底面図である。
【図18】本発明の更に他の実施形態を示すノズルの右側面図である。
【図19】同、底面図である。
【符号の説明】
【0021】
3,32,42,52 ノズル
11,31,41,51 ノズル本体
11A 前端
11B 右端
12 接続部材
13,33,43,53 底面
14,34,44,54 入口開口
15,35,45,46,55 前リブ
16,36,47,48,56 後リブ
17,37,49,57,58 前ブラシ列
18,38,50,59,60 後ブラシ列
19,21 取付面
20,22 毛束
F 被清掃面
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気掃除機のノズルに関するものであり、特に、固定されたブラシを有するノズルに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の電気掃除機のノズルとしては、ブラシ植毛を掃除面に複数配列して、これらの列の間に吸引口を設けると共に、この吸引口の後に吸引管を設けた特殊掃除ブラシが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】実開平6−41648号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
一般的に、床等の平坦な被清掃面上の塵埃を吸引しようとした場合、前記ノズルを前後に動かしながら、前記ノズルの前方の塵埃をその前方から吸引するのが一般的である。しかしながら、前述したような電気掃除機のノズルにおいては、前記ブラシの列が左右に並んでいるのであれば問題ないが、このようなブラシの列を前後に並べた場合、前後に並んだブラシの列が吸引気流の抵抗となるばかりでなく、前方と後方のブラシの列を通過する気流の量がほぼ同じになってしまうので、平坦な被清掃面を清掃するのに適さないという問題があった。
【0004】
本発明は以上の問題点を解決し、平坦な被清掃面上の塵埃を吸引しやすい、固定されたブラシを有する電気掃除機のノズルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の請求項1に記載の電気掃除機のノズルは、底面に入口開口が形成されたノズル本体と、前記入口開口と連通する接続部材とを有する電気掃除機のノズルにおいて、前記ノズル本体の入口開口の前側及び後側に夫々毛束を列状に植設して形成した前ブラシ列及び後ブラシ列を設けると共に、前記前ブラシ列の毛束同士の間隔を、前記後ブラシ列の毛束同士の間隔よりも大きくしたものである。
【0006】
また、本発明の請求項2に記載の電気掃除機のノズルは、請求項1において、前記ノズル本体の左右何れかの一端が前端となるように、前記ノズル本体が前記接続部材に対して回動可能とされていると共に、前記入口開口を挟むように且つ前記各ブラシ列と並列に一対のリブが形成されており、これらのリブが、前記毛束の取付面から下方に突出して形成されているものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明の請求項1に記載の電気掃除機のノズルは、以上のように構成することにより、このノズルから塵埃を含んだ気流を吸引する場合、前記後ブラシ列を構成する毛束の間よりも、前記前ブラシ列を構成する毛束の間から、より多くの気流を吸引することができるので、塵埃を前記ノズルの前方から良好に吸引することができる。
【0008】
また、前記ノズル本体の左右何れかの一端が前端となるように、前記ノズル本体を前記接続部材に対して回動可能とすると共に、前記入口開口を挟むように且つ前記各ブラシ列と並列に一対のリブを形成し、これらのリブを、前記毛束の取付面から下方に突出して形成したことで、前記ノズル本体の左右何れかの一端が前端となるように前記ノズル本体を前記接続部材に対して回動させた状態で、前記ノズルを被清掃面に押し付けて、前記各ブラシ列を構成する毛束を撓ませると、前記前ブラシ列の各毛束同士と取付面(場合によっては、これらと被清掃面)で囲まれる開口部の総面積と、前記後ブラシ列の各毛束同士と取付面(或いはこれらと被清掃面)で囲まれる開口部の総面積との差が、前記各毛束が直立した状態に比べて小さくなるばかりでなく、前記各開口部の前記取付面側が前記リブと重なることで、側方から前記各ブラシ列を通過して前記入口開口に流入する気流を少なくし且つ左右で大きく異ならせないようにすることで、塵埃を含む気流を良好に吸引することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、図1乃至図13に基づいて説明する。1は手持ち型の電気掃除機である。この電気掃除機1は、掃除機本体2と、この掃除機本体2に対して着脱自在に取り付けられるノズル3と、前記掃除機本体2に対して着脱自在に取り付けられる集塵手段4とを有して構成されている。
【0010】
前記掃除機本体2は、電動送風機5が内蔵された胴部6と、図示しない吸引経路が内部に設けられた接続部7と、把持部8と、電源コード9とを有して構成されている。また、前記把持部8には、前記集塵手段4を着脱するための操作部10及び図示しないスイッチ操作部が設けられている。そして、前記接続部7の吸引経路の一端には、前記ノズル3が着脱自在に取り付けられている。
【0011】
前記ノズル3について詳述する。このノズル3は、横長のノズル本体11と、このノズル本体11に対して回動可能に取り付けられる接続部材12とを有して構成されている。そして、前記ノズル本体11は、その底面13の中央に入口開口14が形成されている。また、この入口開口14を挟むように、前リブ15及び後リブ16が前記底面13から下方に突出するように、左右方向に延びて前記底面13と一体に形成されている。なお、前記前リブ15及び後リブ16は、図3に示すように、前記底面13からの突出量が等しくなるように形成されていると共に、図5に示すように、幅が等しく且つ平行に形成されている。また、前記入口開口14を挟むように、前記底面13に前ブラシ列17及び後ブラシ列18が左右方向に延びて設けられている。なお、前記前ブラシ列17と後ブラシ列18は、図5に示すように、互いに平行に設けられている。また、前記前ブラシ列17は、前記底面13の一部を構成する取付面19に複数の毛束20を直線状に且つ等間隔に植設して構成されていると共に、前記後ブラシ列18も、前記底面13の一部を構成する取付面21に複数の毛束22を直線状に且つ等間隔に植設して構成されている。そして、前記取付面19は、前記前リブ15よりも前方に設けられると共に、前記取付面21は、前記後リブ16よりも後方に設けられる。即ち、前記前ブラシ列17は、前記前リブ15よりも前方に設けられると共に、前記後ブラシ列18は、前記後リブ16よりも後方に設けられる。そして、前記前ブラシ列17は、前記前リブ15と平行に設けられると共に、前記後ブラシ列18も、前記後リブ16と平行に設けられる。また、前記各ブラシ列17,18を構成する毛束20,22の突出量は等しく形成されていると共に、前記各リブ15,16の突出量よりも大きく形成されている。また、前記前ブラシ列17を構成する毛束20同士の間隔P1は、前記後ブラシ列18を構成する毛束22同士の間隔P2よりも大きくされている。更に、前記各毛束20,22が植設される前記取付面19,21は、前記底面13の両端部とほぼ同じ高さに形成されていることで、前記前リブ15及び後リブ16は、前記取付面19,21からも下方に突出して形成されている。また、前記ノズル本体11の右側上面には、開口部23が形成されており、この開口部23からロック操作部24が露出している。
【0012】
前記接続部材12は、回動体25と、接続管26とを有して構成されている。前記回動体25は、前記入口開口14の中心を通る軸線Y回りに回動可能となるように、前記ノズル本体11に対して取り付けられている。また、前記接続管26は、前記軸線Yと直交して左右方向に延びる軸線X回りに回動可能となるように、前記回動体25に対して取り付けられている。
【0013】
なお、横長の前記ノズル本体11は、前記掃除機本体2に取り付けられる接続部材12を基準とした場合、前記前ブラシ列17が設けられた側11A(以下、単に前端という)、又は前記ロック操作部24が設けられた側11Bの何れか一方が前側となるように、90度の範囲で回動可能となっている。即ち、前記ノズル本体11は、図2乃至図6に示すように、前記ノズル本体11と接続部材12とが平面視でT字状となる第一の使用状態では、前端11Aが必ず前側となると共に、図7乃至図13に示すように、前記ノズル本体11と接続部材12とが平面視で直線状となる第二の使用状態では、前記ロック操作部24が設けられた側11B(以下、単に右端という)が必ず前側となる。
【0014】
次に、本実施形態の作用について説明する。前記掃除機本体2に前記ノズル3及び集塵手段4が取り付けられた状態で、前記電源コード9の先端に設けられた図示しない電源プラグを、同じく図示しない電源に接続した後、同じく図示しないスイッチ操作部を操作することで、前記電動送風機5が作動する。そして、このように前記電動送風機5が作動することで、前記ノズル3から図示しない吸引経路、前記集塵手段4を経て前記電動送風機5に至る吸引気流Sが形成される。この吸引気流Sに含まれる塵埃は、前記集塵手段4内で吸引気流Sから分離され、前記集塵手段4内に溜められる。
【0015】
前記ノズル3を第一の使用状態で使用する場合、吸引気流Sは、図6に示すように、その大部分が前記ノズル本体11の前方及び左右から前記入口開口14に流入し、前記ノズル本体11の後方からは殆ど流入しない。これは、前述したように、前記前ブラシ列17を構成する毛束20同士の間隔P1が、前記後ブラシ列18を構成する毛束22同士の間隔P2よりも大きく、前記前ブラシ列17の各毛束20同士と前記取付面19、及び被清掃面Fで囲まれる開口部の総面積が、前記後ブラシ列18の各毛束22同士と前記取付面21で囲まれる開口部の総面積よりも大きくなる(即ち、前記前ブラシ列17の方が前記後ブラシ列18よりも間隙が大きい)ことで、前記後ブラシ列18に比較して、吸引気流Sが前記前ブラシ列17を通過しやすいためである。また、前記ノズル本体11の左右両端には、少なくとも前記ノズル本体11の底面13と前記前リブ15及び後リブ16で規定される開口が確保されるので、吸引気流Sは前記ノズル本体11の左右からも多く吸引されることになる。従って、被清掃面F上で前記ノズル3を前後に動かすと、前記前ブラシ列17及び後ブラシ列18によって、被清掃面F上の塵埃が掻き上げられると共に、この掻き上げられた塵埃が、前記前ブラシ列17を構成する毛束20同士の間隙、及び前記ノズル本体11の左右から、吸引気流Sと共に前記入口開口14に流入し、前記集塵手段4にて吸引気流Sから分離される。このため、前記ノズル3は、使用者の前方及び両側方という、前記ノズル3を動かす際の移動先及びその周辺から吸引気流Sを多く吸引することができるので、被清掃面F上を良好に清掃することができる。
【0016】
前記ノズル3を第二の使用状態とする場合、前記ロック操作部24を操作して、前記右端11Bが前方となるように、前記ノズル本体11を90度回転させる。そして、この状態で使用する場合、図10乃至図12に示すように、前記ノズル3を被清掃面Fに強く押し付け、前記前ブラシ列17を構成する毛束22及び後ブラシ列18を構成する毛束22を撓ませる。この際、前記前ブラシ列17の各毛束20同士と前記取付面19と被清掃面Fで囲まれる開口部の総面積の方が、前記後ブラシ列18の各毛束22同士と前記取付面21で囲まれる開口部の総面積よりも大きいものの、それらの差は前記各毛束20,22が直立した状態に比べて小さくなるばかりでなく、前述したように、前記各リブ15,16が、前記各取付面19,21から下方に突出していることで、前記各毛束20,22の間隙の基端側、即ち各間隙の大きく開いている部分が前記各リブ15,16と重なって、吸引気流Sに対する抵抗となることで、図13に示すように、前記ノズル本体11の側方から前記各ブラシ列17,18を通過して前記入口開口14に流入する気流Sを少なくすると共に、これらの吸引気流Sが左右で大差ないようにすることで、塵埃を含む吸引気流Sを前記ノズル3の前方から良好に吸引することができる。なお、この際、吸引気流Sは前記ノズル3の後方からも吸引されることになるが、前述したように、前記ノズル3の左右両側方から前記入口開口14に流入する量が著しく制限されるので、充分な量の吸引気流Sを前記ノズル3の前方から吸引することができる。なお、前述したように、前記各リブ15,16が前記ノズル本体11の底面13から下方に突出していることで、少なくとも、被清掃面Fと前記底面13との間に、前記各リブ15,16の高さ分の隙間が確保されるので、前記ノズル3を被清掃面Fに押し付けすぎたとしても、前記電動送風機5に過大な負担をかけることがない。また、第二の使用状態では、前記右端11Bが前方となるので、前記接続部材12の接続管26が前記ロック操作部24と重なることがない。従って、第二の使用状態から第一の使用状態に戻すために前記ロック操作部24を操作する際に、前記接続管26が操作の邪魔になることがない。
【0017】
以上のように、本発明の電気掃除機1のノズル3は、底面13に入口開口14が形成されたノズル本体11と、前記入口開口14と連通する接続部材12とを有し、前記ノズル本体11の入口開口14の前側及び後側に夫々毛束20,22を列状に植設して形成した前ブラシ列17及び後ブラシ列18を設けると共に、前記前ブラシ列17の毛束20同士の間隔P1を、前記後ブラシ列18の毛束22同士の間隔P2よりも大きくしたことで、前記ノズル3から塵埃を含んだ気流Sを吸引する場合、前記後ブラシ列18を構成する毛束22同士の間隙よりも、前記前ブラシ列17を構成する毛束20同士の間隙から、より多くの気流Sを吸引することができるので、塵埃を前記ノズル3の前方から良好に吸引することができるものである。
【0018】
また、本発明の電気掃除機1のノズル3は、前記ノズル本体11の右端11B側が前端となるように、前記ノズル本体11を前記接続部材12に対して回動可能とし、前記入口開口14を挟むように且つ前記各ブラシ列17,18と並列に一対のリブ15,16を形成し、これらのリブ15,16を、前記毛束20,22の取付面19,21から下方に突出して形成したことで、前記ノズル本体11の右端11Bが前端となる第二の使用状態で、前記ノズル3を被清掃面Fに押し付けて、前記各ブラシ列17,18を構成する毛束20,22を撓ませると、前記前ブラシ列17の各毛束20同士と前記取付面19及び被清掃面Fで囲まれる開口部の総面積と、前記後ブラシ列18の各毛束22同士と前記取付面21で囲まれる開口部の総面積との差が、前記各毛束20,22が直立した状態に比べて小さくなるばかりでなく、前記各開口部の前記取付面19,21側、即ち大きく開いた部分が前記各リブ15,16と重なることで、前記ノズル本体11の側方から前記各ブラシ列17,18を通過して前記入口開口14に流入する気流Sを少なくすると共に、この気流Sを左右で大差ないようにすることで、塵埃を含む気流Sを前記ノズル3の前方から良好に吸引することができるものである。
【0019】
なお、本発明は以上の実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、上記実施形態では、前リブの前方に前ブラシ列を、後リブの後方に後ブラシ列を設けた(即ち、各ブラシ列の内側に各リブを形成した)が、図14及び図15に示すように、ノズル本体31と連結部材12とを有して構成されるノズル32において、前記ノズル本体31の底面33の中央に形成された入口開口34を挟むように、前リブ35及び後リブ36を形成すると共に、前記前リブ35の後方に前ブラシ列37、前記後リブ36の前方に後ブラシ列33(即ち、各リブ35,36の内側に各ブラシ列37,38)を設けてもよい。また、図16及び図17に示すように、ノズル本体41と連結部材12とを有して構成されるノズル42において、前記ノズル本体41の底面43の中央に形成された入口開口44を挟むように、二条の前リブ45,46及び二条の後リブ47,48を形成すると共に、前記各前リブ45,46の間に前ブラシ列49、前記各後リブ47,48の間に後ブラシ列50を設けてもよい。更に、図18及び図19に示すように、ノズル本体51と連結部材12とを有して構成されるノズル52において、前記ノズル本体51の底面53の中央に形成された入口開口54を挟むように、前リブ55及び後リブ56を形成すると共に、前記前リブ55の前後に夫々前ブラシ列57,58を設け、前記後リブ56の前後に夫々後ブラシ列59,60を設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の一実施形態を示す電気掃除機全体の外観図である。
【図2】同、第一の使用状態におけるノズルの正面図である。
【図3】同、第一の使用状態におけるノズルの右側面図である。
【図4】同、第一の使用状態におけるノズルの平面図である。
【図5】同、第一の使用状態におけるノズルの底面図である。
【図6】同、第一の使用状態における吸引気流を示す平面図である。
【図7】同、第二の使用状態におけるノズルの正面図である。
【図8】同、第二の使用状態におけるノズルの右側面図である。
【図9】同、第二の使用状態におけるノズルの平面図である。
【図10】同、第二の使用状態においてノズルを被清掃面に押し付けた際のノズルの正面図である。
【図11】同、第二の使用状態においてノズルを被清掃面に押し付けた際のノズルの右側面図である。
【図12】同、第二の使用状態においてノズルを被清掃面に押し付けた際のノズルの左側面図である。
【図13】同、第二の使用状態における吸引気流を示す平面図である。
【図14】本発明の他の実施形態を示すノズルの右側面図である。
【図15】同、底面図である。
【図16】本発明の更に他の実施形態を示すノズルの右側面図である。
【図17】同、底面図である。
【図18】本発明の更に他の実施形態を示すノズルの右側面図である。
【図19】同、底面図である。
【符号の説明】
【0021】
3,32,42,52 ノズル
11,31,41,51 ノズル本体
11A 前端
11B 右端
12 接続部材
13,33,43,53 底面
14,34,44,54 入口開口
15,35,45,46,55 前リブ
16,36,47,48,56 後リブ
17,37,49,57,58 前ブラシ列
18,38,50,59,60 後ブラシ列
19,21 取付面
20,22 毛束
F 被清掃面
【特許請求の範囲】
【請求項1】
底面に入口開口が形成されたノズル本体と、前記入口開口と連通する接続部材とを有する電気掃除機のノズルにおいて、
前記ノズル本体の入口開口の前側及び後側に夫々毛束を列状に植設して形成した前ブラシ列及び後ブラシ列を設けると共に、前記前ブラシ列の毛束同士の間隔を、前記後ブラシ列の毛束同士の間隔よりも大きくしたことを特徴とする電気掃除機のノズル。
【請求項2】
前記ノズル本体の左右何れかの一端が前端となるように、前記ノズル本体が前記接続部材に対して回動可能とされていると共に、前記入口開口を挟むように且つ前記各ブラシ列と並列に一対のリブが形成されており、これらのリブが、前記毛束の取付面から下方に突出して形成されていることを特徴とする請求項1記載の電気掃除機のノズル。
【請求項1】
底面に入口開口が形成されたノズル本体と、前記入口開口と連通する接続部材とを有する電気掃除機のノズルにおいて、
前記ノズル本体の入口開口の前側及び後側に夫々毛束を列状に植設して形成した前ブラシ列及び後ブラシ列を設けると共に、前記前ブラシ列の毛束同士の間隔を、前記後ブラシ列の毛束同士の間隔よりも大きくしたことを特徴とする電気掃除機のノズル。
【請求項2】
前記ノズル本体の左右何れかの一端が前端となるように、前記ノズル本体が前記接続部材に対して回動可能とされていると共に、前記入口開口を挟むように且つ前記各ブラシ列と並列に一対のリブが形成されており、これらのリブが、前記毛束の取付面から下方に突出して形成されていることを特徴とする請求項1記載の電気掃除機のノズル。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【公開番号】特開2009−285355(P2009−285355A)
【公開日】平成21年12月10日(2009.12.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−143768(P2008−143768)
【出願日】平成20年5月30日(2008.5.30)
【出願人】(000109325)ツインバード工業株式会社 (176)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年12月10日(2009.12.10)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年5月30日(2008.5.30)
【出願人】(000109325)ツインバード工業株式会社 (176)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]