電気掃除機用吸込具
【課題】電気掃除機用吸込具が、塵埃、あるいは汚水等の付着により汚れた場合には、簡易、かつ迅速に、被清掃面に当接して清掃する部材のみを使い捨てする事ができると共に、被清掃面に当接して清掃する部材のみを着脱して交換する事により、床面、畳、じゅうたん、壁面、天井、タイル面、石材面、階段、台所等の油脂付着面、トイレ、浴室等の水付着面等、いずれの被清掃面にたいしても、好適に使用することができる電気掃除機用吸込具を提供する。
【解決手段】被清掃面に付着した塵埃等を吸引する為の電気掃除機に使用する電気掃除機用吸込具において、前記電気掃除機用吸込具は、本体及び清掃部材より形成されてあり、前記本体は前記電気掃除機に連通可能な接続部を有すると共に、前記清掃部材は塵埃等吸引用の吸込口を有し、前記本体にたいして前記清掃部材が着脱可能に装着されてあるものである。
【解決手段】被清掃面に付着した塵埃等を吸引する為の電気掃除機に使用する電気掃除機用吸込具において、前記電気掃除機用吸込具は、本体及び清掃部材より形成されてあり、前記本体は前記電気掃除機に連通可能な接続部を有すると共に、前記清掃部材は塵埃等吸引用の吸込口を有し、前記本体にたいして前記清掃部材が着脱可能に装着されてあるものである。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、被清掃面に付着した塵埃等を吸引する為の電気掃除機に使用する電気掃除機用吸込具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の被清掃面に付着した塵埃等を吸引する為の電気掃除機に使用する電気掃除機用吸込具に関しては、さまざまな改良がなされ、例えば、底面に吸込口を有する床用吸込具の該底面を被掃除面に当接して集塵を吸引する電気掃除機において、前記底面における吸込口の後方および左右のそれぞれに、中央部に起毛布等からなる軟質ブラシ材を有し、かつ該軟質ブラシ材の周囲に植毛ブラシ等からなる硬質ブラシ材を配設して成るブラシを設け前記吸込口の前方を風路として構成したことを特徴とする電気掃除機が、電気掃除機として、特許第2903427号に開示されてある。
【0003】
また、例えば、略長方形の上下ケースで形成されたノズル本体に、エルボを接続してなる電気掃除機の床ノズルにおいて、前記ノズル本体とエルボとの接続部に、車輪を有し、かつ前記エルボの水平回転と連動して回転する回転板を設けたことを特徴とする電気掃除機の床ノズルが、電気掃除機の床ノズルとして、特許第3424151号に開示されてある。
【0004】
従来の電気掃除機用吸込具に関しては、上記の如くの改良がされてあるが、特許第2903427号に開示されてある技術においては、上記の如く、底面における吸込口の後方および左右のそれぞれに、中央部に起毛布等からなる軟質ブラシ材を有し、かつ該軟質ブラシ材の周囲に植毛ブラシ等からなる硬質ブラシ材を配設して成るブラシを設け前記吸込口の前方を風路として構成されてある為、被掃除面に当接して清掃するブラシを着脱する事は不可能であった。また、特許第3424151号に開示されてある技術においても、被清掃面に当接して清掃する部材を、分解する事無く、迅速に着脱する事は不可能であった。その為、従来の電気掃除機用吸込具においては、被清掃面に当接する部材、あるいは被清掃面に当接して清掃する部材が、塵埃、あるいは汚水等が付着して汚れた場合には、水洗い、布等による拭き取り、あるいは分解の後、洗浄水洗い等をする必要があった。また、水洗い等を実施しない場合、または被清掃面に当接する部材、あるいは被清掃面に当接して清掃する部材が汚れた後、清潔な場所を清掃する場合においては、被清掃面に付着した塵埃等を吸引できるにもかかわらず、電気掃除機用吸込具を廃棄するか、あるいは別の電気掃除機用吸込具を使用する必要があった。
【0005】
【特許文献1】 特許第2903427号
【特許文献2】 特許第3424151号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記のような課題を解決する為になされたもので、電気掃除機用吸込具が、塵埃、あるいは汚水等の付着により汚れた場合には、簡易、かつ迅速に、被清掃面に当接して清掃する部材のみを使い捨てする事ができると共に、被清掃面に当接して清掃する部材のみを着脱して交換する事により、床面、畳、じゅうたん、壁面、天井、タイル面、石材面、階段、台所等の油脂付着面、トイレ、浴室等の水付着面等、いずれの被清掃面にたいしても、好適に使用することができる電気掃除機用吸込具を提供する事を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明にかかる電気掃除機用吸込具は、次のように構成したものである。
(1)被清掃面に付着した塵埃等を吸引する為の電気掃除機に使用する電気掃除機用吸込具において、前記電気掃除機用吸込具は、本体及び清掃部材より形成されてあり、前記本体は前記電気掃除機に連通可能な接続部を有すると共に、前記清掃部材は塵埃等吸引用の吸込口を有し、前記本体にたいして前記清掃部材が着脱可能に装着されてあるものである。
【0008】
(2)上記(1)記載の電気掃除機用吸込具において、前記本体にたいして前記清掃部材を装着する事により塵埃等吸引用の吸込口が形成されてあるものである。
【0009】
(3)上記(1)あるいは(2)記載の電気掃除機用吸込具において、前記清掃部材が不織布、織布、紙あるいは合成樹脂発泡体にて形成されてあるか、あるいは前記清掃部材に不織布、織布、紙あるいは合成樹脂発泡体よりなる拭き部材が形成されてあるものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明の電気掃除機用吸込具は、次に示すような効果を得ることができる。なお、説明にあたっては、請求項の番号と同じ番号を付して説明する。
【0011】
(1)電気掃除機用吸込具は、本体、及び清掃部材より形成されてあると共に、清掃部材が、穴部を介して、本体を構成する台座の係止部にたいして、勘合して装着されてある。その為、電気掃除機用吸込具は、清掃部材を、必要に応じて、迅速に、着脱できる。また、清掃部材を着脱できる為、清掃部材が塵埃等により汚れた場合には、別の清掃部材と、容易に交換できる。また、使用する被清掃面の場所に応じて、例えば、フローリング床用、じゅうたん用、壁面用、寝具用、自動車内装用等、専用の清掃部材を、適時、着脱して使用できる。
【0012】
また、電気掃除機用吸込具は、清掃部材の材質に、紙が使用されてある為、可撓性あるいは弾性を有している。その為、形状加工が容易で、かつ変形させたり潰したりする事が容易にできる。また、可撓性あるいは弾性を有している為、外部からの衝撃を吸収する事ができると共に、耐衝撃吸収性が高く、かつ、破損しにくい清掃部材を製作できる。また、清掃部材は、紙を使用している為、軽量化をする事ができると共に、一般ごみ、あるいは可燃ごみとして、処理する事ができる。その為、使い捨てする事ができる。また、電気掃除機用吸込具は、本体、及び清掃部材にABS樹脂等を使用した場合に比べて、重量を軽くする事ができる。その為、電気掃除機用吸込具は、室内の床面、畳、じゅうたん、壁面、天井、タイル面、石材面、階段、台所等の油脂付着面、トイレ、浴室等の水付着面、各種デスク、ソファー、各種照明、換気扇、ガラス面、あるいは室外の玄関周り、コンクリート面、ベランダ、車のシート面、ダッシュボード、トランク内、ガラス面等、また、寝具、カーテン、ブラインド、衣類等、いずれの被清掃面にたいして使用した場合であっても、掃除する人の疲労を軽減できる為、疲れる事なく、長時間、連続で掃除する事ができる。
【0013】
また、電気掃除機用吸込具は、清掃部材に、塵埃等を吸引する為の吸込口、及び被清掃面に接触して、被清掃面に付着した塵埃等を捕捉、あるいは掻き出す為の凸部が形成されてある為、塵埃等を捕捉、あるいは掻き出すと同時に、吸引する事ができる。その為、塵埃等が、被清掃面に残留する事が無い。また、電気掃除機用吸込具は、清掃部材の下部に形成されてある凸部、及び清掃部材の枠部の下面との間に、段差が形成されてある為、清掃部材は、凸部を、被清掃面に接触させた状態において、互いに隣接して形成されてある凸部の間から、塵埃等を吸引する事ができる。その為、凸部を接触させて捕捉、あるいは掻き出す必要が無い塵埃等を、凸部の間から吸引する事ができる。その為、例えば、フローリング床に、紙屑等が落ちていると共に、塵埃等がこびりついている場合であっても、紙屑等を、凸部の間から吸引すると共に、こびりついている塵埃等を、凸部を接触させて捕捉、あるいは掻き出す事ができる。
【0014】
さらにまた、電気掃除機用吸込具は、複数の凸部が、清掃部材の長手方向にたいして、重合幅が形成されるように、所定の傾斜角度を有して互いに並列に形成されてある。その為、電気掃除機用吸込具を、清掃部材の長手方向にたいして垂直の方向に、移動させて使用した場合には、複数の凸部に形成されてある重合幅が、凸部が接触しない被清掃面が発生する事を防止できる。また、清掃部材の長手方向にたいして平行の方向に、移動させて使用した場合においても、凸部が接触しない被清掃面が発生する事を防止できる。また、清掃部材の傾斜角度にたいして平行の方向に、移動させて使用した場合には、幅にて、凸部を、被清掃面に接触させる事ができる。その為、被清掃面が、例えば、窓、網戸等の下枠の如くの形状の溝部を有する場合においても、凸部を、溝部に挿入させる事ができると共に、溝部の底面、あるいは側面に接触させる事ができる為、溝部の内部の清掃を、迅速、かつ的確にする事ができる。
【0015】
(1)他の実施の形態として、上部に、概箱形状の枠部が形成されてあると共に、枠部の側面に、本体の係止部にたいして勘合して装着する為の穴部が、形成されてあり、清掃部材の下部には、複数の吸込口、及び概円錐形状の凸部が形成されてあり、複数の吸込口、及び凸部は、互いに隣接するように形成されてあり、吸込口は、概円錐形状の凸部の斜面に形成されてあり、吸込口は、概円錐形状の凸部の端部に形成されてあり、清掃部材の材質に、紙が使用されてある清掃部材を使用した場合においては、清掃部材は、概円錐形状の凸部に隣接するように形成されてある吸込口、凸部の斜面に形成されてある吸込口、及び凸部の端部に形成されてある吸込口により、被清掃面に付着した塵埃等を吸引する事ができる。その為、被清掃面が、例えば、じゅうたん、パイル等の被清掃面の如く、付着した塵埃等が内部に入り込んでしまうような場合であっても、清掃部材を、じゅうたん、パイル等の被清掃面に接触させると共に、掻き出す事により、被清掃面の底部に入り込んだ塵埃等は、凸部の端部に形成されてある吸込口にて吸引する事ができる。また、被清掃面の中間部に入り込んだ塵埃等は、凸部の斜面に形成されてある吸込口にて吸引する事ができる。また、被清掃面の表面付近に付着した塵埃等は、概円錐形状の凸部に隣接するように形成されてある吸込口にて吸引する事ができる。その為、清掃部材は、じゅうたん、パイル等の被清掃面に接触させると共に、掻き出す事により、被清掃面の表面付近に付着した塵埃等、被清掃面の中間部に入り込んだ塵埃等、及び被清掃面の底部に入り込んだ塵埃等を、同時に、かつ迅速に清掃する事ができる。また、清掃部材は、凸部が概円錐形状にて形成されてある為、じゅうたん、パイル等の被清掃面にたいして、凸部を円滑、かつ、かじり付く事無く、接触させて、被清掃面の底部まで挿入させる事ができると共に、掻き出す事ができる。
【0016】
(1)他の実施の形態として、上部に、概箱形状の枠部が形成されてあると共に、枠部の側面に、本体の係止部にたいして勘合して装着する為の穴部が、形成されてあり、清掃部材の下部に、複数の概波形形状の凸部からなる清掃片が、形成されてあると共に、清掃部材の略中央部に、枠部及び清掃片を貫通するように、吸込口が形成されてあり、複数の概波形形状の凸部が、清掃片の長手方向にたいして、所定の傾斜角度を有して互いに並列に形成されてあり、清掃片に段差が形成されてあり、複数の接合部にて、枠部、及び清掃片が接合されてあり、清掃部材を構成する枠部、及び清掃片の材質に、紙が使用されてある清掃部材を使用した場合においては、清掃部材は、概箱形状の枠部、及び複数の概波形形状の凸部からなる清掃片が、形成されてあると共に、清掃部材の略中央部には、枠部及び清掃片を貫通するように、吸込口が形成されてある。その為、清掃部材は、被清掃面に付着した塵埃等を、複数の概波形形状の凸部にて捕捉、あるいは掻き出すと同時に、吸込口にて吸引する事ができる。その為、塵埃等が、被清掃面に残留する事が無い。また、複数の概波形形状の凸部が、清掃片の長手方向にたいして、所定の傾斜角度を有して互いに並列に形成されてある為、塵埃等を、概波形形状の凸部の間を通過させて、吸込口に導くことができる。また、清掃片に段差が形成されてある為、塵埃等を、段差が形成されてある概波形形状の凸部の間にて、確実に捕捉する事ができる。その為、被清掃面に塵埃等が残る事が無く、確実に清掃できる。さらにまた、清掃片の材質に不織布を使用した場合には、被清掃面に付着した塵埃等を、不織布が拭き取る事ができる為、清掃部材は、塵埃等を拭き取りながら捕捉、あるいは掻き出しする事ができると共に、吸引する事ができる。
【0017】
(2)電気掃除機用吸込具は、本体の係止部にたいして、清掃部材の穴部を、段差、及び幅が形成されるように、勘合させて装着する事により、塵埃等吸引用の吸込口が形成される。その為、清掃部材に吸込口を形成させる必要が無い為、清掃部材の形状を簡易にする事ができ、安価な清掃部材を製作できる。また、清掃部材の外形形状を、使用目的に応じて設定する事により、本体の形状を変更させる事無く、吸込口の形状、数量、形成箇所を設定できる。例えば、清掃部材の外形形状を概X字形状に設定した場合には、吸込口は、前後左右の周辺部に4箇所形成させる事ができる。また、電気掃除機用吸込具は、本体の係止部にたいして、清掃部材の穴部を勘合させて装着する事により、段差、及び幅が形成される。その為、使用目的に応じて、最適な吸引力が発生するような段差、及び幅が形成されるように、清掃部材の外形形状を設定する事により、最適な吸引力を有する電気掃除機用吸込具を製作できる。さらにまた、電気掃除機用吸込具は、吸込口を有すると共に、清掃部材の下部に湿式拭き部材が形成されてある為、吸引使用時においては、被清掃面に付着した塵埃等を吸込口から吸引する事ができると共に、吸込口の近傍に形成されてある拭き部材により、塵埃等を拭取る事ができる。その為、吸引使用後においては、例えば、床面等の被清掃面に、ざらつき感が残ることが無くかつ被清掃面を磨き上げる事ができる。
【0018】
(3)清掃部材の下部には、複数の概波形形状の凸部からなる清掃片が、形成されてあると共に、清掃片の下面にたいして、乾式拭き部材が、複数の概波形形状の凸部を形成するように、一体的に接合されてある。また、清掃部材の略中央部には、枠部、清掃片、及び乾式拭き部材を貫通するように、吸込口が形成されてある。その為、電気掃除機用吸込具は、被清掃面にたいして、略中央部に吸込口が形成されてあると共に、複数の概波形形状が形成されてある乾式拭き部材を、接触させる事ができる。その為、電気掃除機用吸込具は、被清掃面に付着した塵埃等を、複数の概波形形状の凸部からなる清掃片が、乾式拭き部材を介して掻き出す事ができると共に、複数の概波形形状の凸部からなる乾式拭き部材により、塵埃等を拭取る事ができる。また、被清掃面に付着した塵埃等を吸込口から吸引する事ができる。その為、吸引使用後においては、例えば、床面等の被清掃面に塵埃等が強靭にこびりついている場合であっても、確実に、塵埃等を掻き出す事ができると共に、拭取る事ができる為、被清掃面に、ざらつき感等が残ることが無く、被清掃面を磨き上げる事ができる。
【0019】
また、清掃片に形成されてある複数の概波形形状の凸部、及び乾式拭き部材に形成されてある複数の概波形形状の凸部が、清掃片、及び乾式拭き部材の長手方向にたいして、所定の傾斜角度を有して、互いに並列に形成されてある為、塵埃等を、概波形形状の凸部の間を通過させて、吸込口に導くことができる。また、枠部と乾式拭き部材との間には、段差が形成されてある為、塵埃等を、乾式拭き部材に形成されてある複数の概波形形状の凸部の間にて、確実に捕捉する事ができる。その為、被清掃面に塵埃等が残る事が無く、確実に清掃できる。
【0020】
(3)他の実施の形態として、上部に、概箱形状の枠部が形成されてあると共に、枠部の側面に、穴部が形成されてあり、本体を構成する台座の係止部にたいして、着脱可能に装着されてあり、枠部の下部に、複数の概波形形状の凸部からなる清掃片が、複数の接合部により、接合されてあり、清掃片の下部に、乾式拭き部材が、複数の接合部により、接合されてある清掃部材を使用した場合においては、清掃部材は、枠部の下部に、複数の概波形形状の凸部からなる清掃片が、複数の接合部により、接合されてあると共に、清掃片の下部に、乾式拭き部材が、複数の接合部により、接合されてある。その為、清掃部材は、被清掃面にたいして、乾式拭き部材の全面を、接触させる事ができる為、拭き残りを発生させること無く、迅速に清掃する事ができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
電気掃除機用吸込具が、塵埃、あるいは汚水等の付着により汚れた場合には、簡易、かつ迅速に、被清掃面に当接して清掃する部材のみを使い捨てする事ができると共に、被清掃面に当接して清掃する部材のみを着脱して交換する事により、床面、畳、じゅうたん、壁面、天井、タイル面、石材面、階段、台所等の油脂付着面、トイレ、浴室等の水付着面等、いずれの被清掃面にたいしても、好適に使用することができる電気掃除機用吸込具を提供するという目的を、被清掃面に付着した塵埃等を吸引する為の電気掃除機に使用する電気掃除機用吸込具において、前記電気掃除機用吸込具は、本体及び清掃部材より形成されてあり、前記本体は前記電気掃除機に連通可能な接続部を有すると共に、前記清掃部材は塵埃等吸引用の吸込口を有し、前記本体にたいして前記清掃部材が着脱可能に装着されてある構成において実現した。
【実施例1】
【0022】
図1から図9にて実施例1を示す。図1は、本発明の電気掃除機用吸込具を前面側から見た斜視図である。図1において、1は電気掃除機用吸込具、2は本体、3は清掃部材、4は接続部、5は吸込口、6は係止部、7は台座、8は凸部、9は穴部、57は筒状体である。図2は、図1に使用する本体を前面側から見た斜視図である。図2において、10は開口である。図3は、図1に使用する清掃部材を前面側から見た斜視図である。図3において、32は枠部、40は段差である。図4は、図3の清掃部材の平面図である。図4において、38は幅、64は傾斜角度、65は重合幅である。図5は、実施例1の他の実施の形態の清掃部材を前面側から見た斜視図である。図5において、13は清掃部材、15、55、75は吸込口、18は凸部、19は穴部、42は枠部である。図6は、図5の清掃部材の平面図である。図7は、実施例1の他の実施の形態の清掃部材を前面側から見た斜視図である。図7において、23は清掃部材、25は吸込口、28は凸部、29は穴部、52は枠部、73は清掃片である。図8は、図7の清掃部材の平面図である。図8において、74は傾斜角度である。図9は、図7の清掃部材の正面図である。図9において50は段差、66は接合部である。
【0023】
本発明の電気掃除機用吸込具1は、図1の如く、本体2、及び清掃部材3より形成されてある。本体2は、電気掃除機に連通可能な接続部4を有する筒状体57、及び概箱形状の台座7より形成されてあり、筒状体57は、台座7にたいして回動自在に装着されてある。清掃部材3には、塵埃等を吸引する為の吸込口5、及び被清掃面に接触して、被清掃面に付着した塵埃等を捕捉、あるいは掻き出す為の凸部8が形成されてある。本体2は、図2の如く、台座7の側面に、清掃部材3を装着する為の係止部6が形成されてあると共に、台座7の下面には、開口10が形成されてある。清掃部材3は、図3の如く、上部に、概箱形状の枠部32が形成されてあると共に、枠部32の側面に、本体2の係止部6にたいして勘合して装着する為の穴部9が、形成されてあり、本体2を構成する台座7の係止部6にたいして、着脱可能に装着されてある。また、清掃部材3の下部には、複数の吸込口5、及び凸部8が形成されてあり、凸部8、及び枠部32の下面との間には、段差40が形成されてある。また、複数の吸込口5、及び凸部8は、図4の如く、互いに隣接するように形成されてある。また、複数の凸部8は、清掃部材3の長手方向にたいして、重合幅65が形成されるように、所定の傾斜角度64を有して、幅38にて、互いに並列に形成されてある。
【0024】
また、電気掃除機用吸込具1を構成する本体2の材質には、合成樹脂の一種であるABS樹脂が使用されてあり、清掃部材3の材質には、紙が使用されてある。清掃部材3の製作方法は、紙を曲げるか折るか重ね合わせる事により、図3の如くの形状を製作するか、あるいは、接着剤を混合させた溶媒に、細かく粉砕した紙を撹拌混合したスラリ状の原料を、型に流し込んでプレス成形の上、乾燥させる事により、図3の如くの形状を製作する方法を使用する事ができる。また、例えば、鋏、カッター等を使用して、紙を切断する方法を使用したり、トムソン型等を使用して、プレス打ち抜きする方法を使用する事もできる。また、清掃部材3は、穴部9を介して、台座7の係止部6にたいして、勘合して装着されてあり、適時、着脱する事ができる。
【0025】
実施例1の電気掃除機用吸込具1は、上記の如くの構成となっているので、電気掃除機用吸込具1は、本体2、及び清掃部材3より形成されてあると共に、清掃部材3が、穴部9を介して、本体2を構成する台座7の係止部6にたいして、勘合して装着されてある。その為、電気掃除機用吸込具1は、清掃部材3を、必要に応じて、迅速に、着脱できる。また、清掃部材3を着脱できる為、清掃部材3が塵埃等により汚れた場合には、別の清掃部材3と、容易に交換できる。また、使用する被清掃面の場所に応じて、例えば、フローリング床用、じゅうたん用、壁面用、寝具用、自動車内装用等、専用の清掃部材3を、適時、着脱して使用できる。
【0026】
また、電気掃除機用吸込具1は、清掃部材3の材質に、紙が使用されてある為、可撓性あるいは弾性を有している。その為、形状加工が容易で、かつ変形させたり潰したりする事が容易にできる。また、可撓性あるいは弾性を有している為、外部からの衝撃を吸収する事ができると共に、耐衝撃吸収性が高く、かつ、破損しにくい清掃部材3を製作できる。また、清掃部材3は、紙を使用している為、軽量化をする事ができると共に、一般ごみ、あるいは可燃ごみとして、処理する事ができる。その為、使い捨てする事ができる。また、電気掃除機用吸込具1は、本体2、及び清掃部材3にABS樹脂等を使用した場合に比べて、重量を軽くする事ができる。その為、電気掃除機用吸込具1は、室内の床面、畳、じゅうたん、壁面、天井、タイル面、石材面、階段、台所等の油脂付着面、トイレ、浴室等の水付着面、各種デスク、ソファー、各種照明、換気扇、ガラス面、あるいは室外の玄関周り、コンクリート面、ベランダ、車のシート面、ダッシュボード、トランク内、ガラス面等、また、寝具、カーテン、ブラインド、衣類等、いずれの被清掃面にたいして使用した場合であっても、掃除する人の疲労を軽減できる為、疲れる事なく、長時間、連続で掃除する事ができる。
【0027】
また、電気掃除機用吸込具1は、清掃部材3に、塵埃等を吸引する為の吸込口5、及び被清掃面に接触して、被清掃面に付着した塵埃等を捕捉、あるいは掻き出す為の凸部8が形成されてある為、塵埃等を捕捉、あるいは掻き出すと同時に、吸引する事ができる。その為、塵埃等が、被清掃面に残留する事が無い。また、電気掃除機用吸込具1は、清掃部材3の下部に形成されてある凸部8、及び清掃部材3の枠部32の下面との間に、段差40が形成されてある為、清掃部材3は、凸部8を、被清掃面に接触させた状態において、互いに隣接して形成されてある凸部8の間から、塵埃等を吸引する事ができる。その為、凸部8を接触させて捕捉、あるいは掻き出す必要が無い塵埃等を、凸部8の間から吸引する事ができる。その為、例えば、フローリング床に、紙屑等が落ちていると共に、塵埃等がこびりついている場合であっても、紙屑等を、凸部8の間から吸引すると共に、こびりついている塵埃等を、凸部8を接触させて捕捉、あるいは掻き出す事ができる。
【0028】
さらにまた、電気掃除機用吸込具1は、複数の凸部8が、清掃部材3の長手方向にたいして、重合幅65が形成されるように、所定の傾斜角度64を有して互いに並列に形成されてある。その為、電気掃除機用吸込具1を、清掃部材3の長手方向にたいして垂直の方向に、移動させて使用した場合には、複数の凸部8に形成されてある重合幅65が、凸部8が接触しない被清掃面が発生する事を防止できる。また、清掃部材3の長手方向にたいして平行の方向に、移動させて使用した場合においても、凸部8が接触しない被清掃面が発生する事を防止できる。また、清掃部材3の傾斜角度64にたいして平行の方向に、移動させて使用した場合には、幅38にて、凸部8を、被清掃面に接触させる事ができる。その為、被清掃面が、例えば、窓、網戸等の下枠の如くの形状の溝部を有する場合においても、凸部8を、溝部に挿入させる事ができると共に、溝部の底面、あるいは側面に接触させる事ができる為、溝部の内部の清掃を、迅速、かつ的確にする事ができる。
【0029】
実施例1の電気掃除機用吸込具1は、上記の如くの構成となっているが、本体2にたいする清掃部材3の装着方法については、上記の如く、本体2を構成する台座7の係止部6にたいして、清掃部材3が、穴部9を介して、勘合して装着されてある方法以外にも、適時、着脱する事ができる方法であるならば、接着剤、両面テープ、粘着テープ、ホッチキス、粘着剤、圧着、溶着、挟み込み、縫製、面ファスナー等を使用した方法を採用する事ができる。例えば、本体2を構成する台座7の下部に、スライド溝を形成した後、清掃部材3の上部を、スライド溝にたいして挿入して装着する方法を採用したり、両面テープ、粘着テープ、あるいは面ファスナーを、本体2にたいする清掃部材3の装着に使用したり粘着材を本体2、あるいは清掃部材3の装着面に塗布する事により装着する方法を採用する等、使用目的に応じて、適時、設定できる。また、本体2の形状については、例えば、筒状体57の長手方向の長さを約80cmから約1mに設定する等、使用目的に応じて、設定できる。上記の如くの設定をした場合には、紙が使用されてある清掃部材3にて形成された約80cmから約1mの長さを有する筒状体57からなる電気掃除機用吸込具1を使用できる為、例えば、天井、壁面等にたいして、長時間、連続で掃除した場合であっても、疲労する事無く、掃除する事ができる。
【0030】
次に、図5、及び図6にて、実施例1の他の実施の形態の清掃部材を説明する。他の実施の形態の清掃部材13は、図5の如く、上部には、概箱形状の枠部42が形成されてあると共に、枠部42の側面には、本体2の係止部6にたいして勘合して装着する為の穴部19が、形成されてある。また、清掃部材13の下部には、複数の吸込口15、55、75、及び概円錐形状の凸部18が形成されてある。また、複数の吸込口15、及び凸部18は、図6の如く、互いに隣接するように形成されてある。また、吸込口55は、概円錐形状の凸部18の斜面に形成されてあり、吸込口75は、概円錐形状の凸部18の端部に形成されてある。また、清掃部材13の材質には、紙が使用されてある。
【0031】
実施例1の他の実施の形態の清掃部材13は、上記の如くの構成となっているので、清掃部材13は、概円錐形状の凸部18に隣接するように形成されてある吸込口15、凸部18の斜面に形成されてある吸込口55、及び凸部18の端部に形成されてある吸込口75により、被清掃面に付着した塵埃等を吸引する事ができる。その為、被清掃面が、例えば、じゅうたん、パイル等の被清掃面の如く、付着した塵埃等が内部に入り込んでしまうような場合であっても、清掃部材13を、じゅうたん、パイル等の被清掃面に接触させると共に、掻き出す事により、被清掃面の底部に入り込んだ塵埃等は、凸部18の端部に形成されてある吸込口75にて吸引する事ができる。また、被清掃面の中間部に入り込んだ塵埃等は、凸部18の斜面に形成されてある吸込口55にて吸引する事ができる。また、被清掃面の表面付近に付着した塵埃等は、概円錐形状の凸部18に隣接するように形成されてある吸込口15にて吸引する事ができる。その為、清掃部材13は、じゅうたん、パイル等の被清掃面に接触させると共に、掻き出す事により、被清掃面の表面付近に付着した塵埃等、被清掃面の中間部に入り込んだ塵埃等、及び被清掃面の底部に入り込んだ塵埃等を、同時に、かつ迅速に清掃する事ができる。また、清掃部材13は、凸部18が概円錐形状にて形成されてある為、じゅうたん、パイル等の被清掃面にたいして、凸部18を円滑、かつ、かじり付く事無く、接触させて、被清掃面の底部まで挿入させる事ができると共に、掻き出す事ができる。
【0032】
実施例1の他の実施の形態の清掃部材13は、上記の如くの構成となっているが、凸部18の形状については、上記の如く、概円錐形状以外にも、例えば、概角錐形状等、使用目的に応じて、適時、設定できる。また、吸込口15、55、75の有無についても、清掃部材13に、吸込口15、55、75のいずれかの吸込口が形成されてあれば良く、使用目的に応じて、適時、吸込口15、55、75の有無を設定できる。
【0033】
次に、図7から図9にて、実施例1の他の実施の形態の清掃部材を説明する。他の実施の形態の清掃部材23は、図7の如く、上部には、概箱形状の枠部52が形成されてあると共に、枠部52の側面には、本体2の係止部6にたいして勘合して装着する為の穴部29が、形成されてある。また、清掃部材23の下部には、複数の概波形形状の凸部28からなる清掃片73が、形成されてあると共に、清掃部材23の略中央部には、枠部52及び清掃片73を貫通するように、吸込口25が形成されてある。また、図8の如く、複数の概波形形状の凸部28が、清掃片73の長手方向にたいして、所定の傾斜角度74を有して互いに並列に形成されてある。また、清掃部材23は、図9の如く、清掃片73に段差50が形成されてあり、複数の接合部66にて、枠部52、及び清掃片73が接合されてある。また、清掃部材23を構成する枠部52、及び清掃片73の材質には、紙が使用されてある。清掃片73の材質については、例えば、清掃片73が、拭き性能を必要とする場合等、使用目的に応じて、不織布を使用することもできる。
【0034】
実施例1の他の実施の形態の清掃部材23は、上記の如くの構成となっているので、清掃部材23は、概箱形状の枠部52、及び複数の概波形形状の凸部28からなる清掃片73が、形成されてあると共に、清掃部材23の略中央部には、枠部52及び清掃片73を貫通するように、吸込口25が形成されてある。その為、清掃部材23は、被清掃面に付着した塵埃等を、複数の概波形形状の凸部28にて捕捉、あるいは掻き出すと同時に、吸込口25にて吸引する事ができる。その為、塵埃等が、被清掃面に残留する事が無い。また、複数の概波形形状の凸部28が、清掃片73の長手方向にたいして、所定の傾斜角度74を有して互いに並列に形成されてある為、塵埃等を、概波形形状の凸部28の間を通過させて、吸込口25に導くことができる。また、清掃片73に段差50が形成されてある為、塵埃等を、段差50が形成されてある概波形形状の凸部28の間にて、確実に捕捉する事ができる。その為、被清掃面に塵埃等が残る事が無く、確実に清掃できる。さらにまた、清掃片73の材質に不織布を使用した場合には、被清掃面に付着した塵埃等を、不織布が拭き取る事ができる為、清掃部材23は、塵埃等を拭き取りながら捕捉、あるいは掻き出しする事ができると共に、吸引する事ができる。
【0035】
実施例1の他の実施の形態の清掃部材23は、上記の如くの構成となっているが、吸込口25の形状、数量、形成箇所については、上記の如く、清掃部材23の略中央部以外にも、例えば、清掃部材23の前後左右の周辺部に4箇所形成する等、使用目的に応じて、適時、設定できる。また、傾斜角度74の形成状態についても、例えば、略中央部にたいして左右対称の概V字形状に形成する等、使用目的に応じて、適時、設定できる。
【実施例2】
【0036】
図10から図12にて実施例2を示す。図10は、本発明の電気掃除機用吸込具を前面側から見た斜視図である。図10において、11は電気掃除機用吸込具、12は本体、14は接続部、16は係止部、17は台座、33は清掃部材、35は吸込口、39は穴部、67は筒状体、69は湿式拭き部材である。図11は、図10の電気掃除機用吸込具の側面図である。図11において、60は段差、62は枠部、68は幅である。図12は、図10の電気掃除機用吸込具の平面図である。
【0037】
本発明の電気掃除機用吸込具11は、図10の如く、本体12、及び清掃部材33より形成されてある。本体12は、電気掃除機に連通可能な接続部14を有する筒状体67、及び概箱形状の台座17より形成されてあり、筒状体67は、台座17にたいして回動自在に装着されてある。本体12は、台座17の側面に、清掃部材33を装着する為の係止部16が形成されてある。清掃部材33は、図11の如く、上部に、概コの字形状の枠部62が形成されてあると共に、枠部62の側面には、本体12の係止部16にたいして勘合して装着する為の穴部39が、形成されてある。また、清掃部材33の下部には、湿式拭き部材69が形成されてあり、枠部62にたいして接合されてある。また、電気掃除機用吸込具11は、図11、及び図12の如く、本体12の係止部16にたいして、清掃部材33の穴部39を、段差60、及び幅68が形成されるように、勘合させて装着する事により、塵埃等吸引用の吸込口35が形成されてある。
【0038】
また、電気掃除機用吸込具11を構成する本体12の材質には、合成樹脂の一種であるABS樹脂が使用されてあり、清掃部材33を構成する枠部62の材質には、紙が使用されてある。また、清掃部材33を構成する湿式拭き部材69の材質には、合成樹脂発泡体が使用されてある。使用する合成樹脂発泡体の種類については、水分等を含浸、あるいは付着させることが可能な材質であるならば、使用目的に応じて、適時、設定できるが、例えば、ポリエチレン、ウレタン、エチレンビニルアセテート、エチレンエチルアクリレート等を使用した多孔質スポンジ状シート等が設定できる。また、枠部62の製作方法は、紙を曲げるか折るか重ね合わせるか、あるいは、接着剤を混合させた溶媒に、細かく粉砕した紙を撹拌混合したスラリ状の原料を、型に流し込んでプレス成形の上、乾燥させる事により製作する方法を使用する事ができる。また、例えば、鋏、カッター等を使用して、紙を切断する方法を使用したり、トムソン型等を使用して、プレス打ち抜きする方法を使用する事もできる。また、清掃部材33は、穴部39を介して、台座17の係止部16にたいして、勘合して装着されてあり、適時、着脱する事ができる。
【0039】
実施例2の電気掃除機用吸込具11は、上記の如くの構成となっているので、電気掃除機用吸込具11は、本体12の係止部16にたいして、清掃部材33の穴部39を、段差60、及び幅68が形成されるように、勘合させて装着する事により、塵埃等吸引用の吸込口35が形成される。その為、清掃部材33に吸込口を形成させる必要が無い為、清掃部材33の形状を簡易にする事ができ、安価な清掃部材33を製作できる。また、清掃部材33の外形形状を、使用目的に応じて設定する事により、本体12の形状を変更させる事無く、吸込口の形状、数量、形成箇所を設定できる。例えば、清掃部材33の外形形状を概X字形状に設定した場合には、吸込口は、前後左右の周辺部に4箇所形成させる事ができる。また、電気掃除機用吸込具11は、本体12の係止部16にたいして、清掃部材33の穴部39を勘合させて装着する事により、段差60、及び幅68が形成される。その為、使用目的に応じて、最適な吸引力が発生するような段差60、及び幅68が形成されるように、清掃部材33の外形形状を設定する事により、最適な吸引力を有する電気掃除機用吸込具11を製作できる。さらにまた、電気掃除機用吸込具11は、吸込口35を有すると共に、清掃部材33の下部に湿式拭き部材69が形成されてある為、吸引使用時においては、被清掃面に付着した塵埃等を吸込口35から吸引する事ができると共に、吸込口35の近傍に形成されてある拭き部材69により、塵埃等を拭取る事ができる。その為、吸引使用後においては、例えば、床面等の被清掃面に、ざらつき感が残ることが無くかつ被清掃面を磨き上げる事ができる。
【0040】
実施例2の電気掃除機用吸込具11は、上記の如くの構成となっているが、湿式拭き部材69の材質については、上記以外にも、紙、不織布、あるいは織布を使用する事ができる。拭き部材69の材質として不織布、あるいは織布が使用されてある場合には、被清掃面にたいする摩擦力を向上させる事ができる為、拭き部材69は、極めて高い塵埃捕捉性を有する事ができる。また、拭き部材69の材質として紙、あるいは紙製の不織布を使用した場合においては、軽量化、及び一般ごみ、あるいは可燃ごみとしての処理が可能であると共に、極めて高い塵埃捕捉性を有する事ができる。また、使用目的に応じて、湿式拭き部材69の代わりに、乾式の拭き部材を使用する事もできる。さらにまた、本体12にたいする清掃部材33の装着方法については、上記の如く、本体12を構成する台座17の係止部16にたいして、清掃部材33が、穴部39を介して、勘合して装着されてある方法以外にも、適時、着脱する事ができる方法であるならば、接着剤、両面テープ、粘着テープ、ホッチキス、粘着剤、圧着、溶着、挟み込み、縫製、面ファスナー等を使用した方法を採用する事ができる。
【実施例3】
【0041】
図13から図17にて実施例3を示す。図13は、本発明の電気掃除機用吸込具を前面側から見た斜視図である。図13において、21は電気掃除機用吸込具、22は本体、24は接続部、26は係止部、27は台座、43は清掃部材、45は吸込口、49は穴部、77は筒状体である。図14は、図13に使用する清掃部材を前面側から見た斜視図である。図14において、48、78は凸部、72は枠部、79は乾式拭き部材、83は清掃片である。図15は、図14の清掃部材の平面図である。図15において、84は傾斜角度である。図16は、図14の清掃部材の正面図である。図16において、70は段差、76は接合部である。図17は、実施例3の他の実施の形態の清掃部材の正面図である。図17において、53は清掃部材、58は凸部、80は段差、82は枠部、86、96は接合部、89は乾式拭き部材、93は清掃片である。
【0042】
本発明の電気掃除機用吸込具21は、図13の如く、本体22、及び清掃部材43より形成されてある。本体22は、電気掃除機に連通可能な接続部24を有する筒状体77、及び概箱形状の台座27より形成されてあり、筒状体77は、台座27にたいして回動自在に装着されてある。本体22は、台座27の側面に、清掃部材43を装着する為の係止部26が形成されてある。清掃部材43の側面には、本体22の係止部26にたいして勘合して装着する為の穴部49が形成されてあり、下面には、塵埃等を吸引する為の吸込口45が形成されてある。清掃部材43は、図14の如く、上部に、概箱形状の枠部72が形成されてあると共に、枠部72の側面には、穴部49が形成されてあり、本体22を構成する台座27の係止部26にたいして、着脱可能に装着されてある。また、清掃部材43の下部には、複数の概波形形状の凸部48からなる清掃片83が、形成されてあると共に、清掃片83の下面にたいして、乾式拭き部材79が、複数の概波形形状の凸部78を形成するように、一体的に接合されてある。また、清掃部材43の略中央部には、枠部72、清掃片83、及び乾式拭き部材79を貫通するように吸込口45が形成されてある。また、図15の如く、複数の概波形形状の凸部78は、乾式拭き部材79の長手方向にたいして、所定の傾斜角度84を有して互いに並列に形成されてある。また、清掃部材43は、図16の如く、枠部72の下部に、段差70が形成されてあり、複数の接合部76にて、枠部72、及び清掃片83が接合されてある。
【0043】
また、電気掃除機用吸込具21を構成する本体22の材質には、合成樹脂の一種であるABS樹脂が使用されてあり、清掃部材43を構成する枠部72、及び清掃片83の材質には、紙が使用されてある。また、乾式拭き部材79には、不織布が使用されてある。清掃部材43の材質としては、上記の紙以外にも、不織布、織布、あるいは合成樹脂発泡体を使用できる。また、乾式拭き部材79の材質としては、上記の不織布以外にも、織布、紙、あるいは合成樹脂発泡体を使用できる。また、枠部72、及び清掃片83の製作方法は、紙を曲げるか折るか重ね合わせるか、あるいは、接着剤を混合させた溶媒に、細かく粉砕した紙を撹拌混合したスラリ状の原料を、型に流し込んでプレス成形の上、乾燥させる事により製作する方法を、使用する事ができる。また、例えば、鋏、カッター等を使用して、紙を切断する方法を使用したり、トムソン型等を使用して、プレス打ち抜きする方法を使用する事もできる。また、乾式拭き部材79、及び清掃片83の接合方法としては接着剤、両面テープ、粘着テープ、ホッチキス、粘着剤、圧着、溶着、挟み込み、縫製、面ファスナー等の方法が使用できる。
【0044】
実施例3の電気掃除機用吸込具21は、上記の如くの構成となっているので、清掃部材43の下部には、複数の概波形形状の凸部48からなる清掃片83が、形成されてあると共に、清掃片83の下面にたいして、乾式拭き部材79が、複数の概波形形状の凸部78を形成するように、一体的に接合されてある。また、清掃部材43の略中央部には、枠部72、清掃片83、及び乾式拭き部材79を貫通するように、吸込口45が形成されてある。その為、電気掃除機用吸込具21は、被清掃面にたいして、略中央部に吸込口45が形成されてあると共に、複数の概波形形状が形成されてある乾式拭き部材79を、接触させる事ができる。その為、電気掃除機用吸込具21は、被清掃面に付着した塵埃等を、複数の概波形形状の凸部48からなる清掃片83が、乾式拭き部材79を介して掻き出す事ができると共に、複数の概波形形状の凸部78からなる乾式拭き部材79により、塵埃等を拭取る事ができる。また、被清掃面に付着した塵埃等を吸込口45から吸引する事ができる。その為、吸引使用後においては、例えば、床面等の被清掃面に塵埃等が強靭にこびりついている場合であっても、確実に、塵埃等を掻き出す事ができると共に、拭取る事ができる為、被清掃面に、ざらつき感等が残ることが無く、被清掃面を磨き上げる事ができる。
【0045】
また、清掃片83に形成されてある複数の概波形形状の凸部48、及び乾式拭き部材79に形成されてある複数の概波形形状の凸部78が、清掃片83、及び乾式拭き部材79の長手方向にたいして、所定の傾斜角度84を有して、互いに並列に形成されてある為、塵埃等を、概波形形状の凸部78の間を通過させて、吸込口45に導くことができる。また、枠部72と乾式拭き部材79との間には、段差70が形成されてある為、塵埃等を、乾式拭き部材79に形成されてある複数の概波形形状の凸部78の間にて、確実に捕捉する事ができる。その為、被清掃面に塵埃等が残る事が無く、確実に清掃できる。
【0046】
実施例3の電気掃除機用吸込具21は、上記の如くの構成となっているが、清掃片83及び乾式拭き部材79の形状については、上記の如くの、複数の概波形形状の凸部が形成されてある構成以外にも、例えば、概歯形形状、概歯切形状、概R凹凸形状等、使用目的に応じて、適時、設定できる。また、使用目的に応じて、乾式拭き部材79の代わりに、湿式の拭き部材を使用する事もできる。また、本体22にたいする清掃部材43の装着方法についても、上記の如く、本体22を構成する台座27の係止部26にたいして、清掃部材43が、穴部49を介して、勘合して装着されてある方法以外にも、適時、着脱する事ができる方法であるならば、接着剤、両面テープ、粘着テープ、ホッチキス、粘着剤、圧着、溶着、挟み込み、縫製、面ファスナー等を使用した方法を採用する事ができる。
【0047】
次に、図17にて、実施例3の他の実施の形態の清掃部材を説明する。他の実施の形態の清掃部材53は、上部に、概箱形状の枠部82が形成されてあると共に、枠部82の側面には、穴部が形成されてあり、本体22を構成する台座27の係止部26にたいして、着脱可能に装着されてある。また、枠部82の下部には、複数の概波形形状の凸部58からなる清掃片93が、複数の接合部86により、接合されてある。また、清掃片93の下部には、乾式拭き部材89が、複数の接合部96により、接合されてある。
【0048】
実施例3の他の実施の形態の清掃部材53は、上記の如くの構成となっているので、清掃部材53は、枠部82の下部に、複数の概波形形状の凸部58からなる清掃片93が、複数の接合部86により、接合されてあると共に、清掃片93の下部に、乾式拭き部材89が、複数の接合部96により、接合されてある。その為、清掃部材53は、被清掃面にたいして、乾式拭き部材89の全面を、接触させる事ができる為、拭き残りを発生させること無く、迅速に清掃する事ができる。
【産業上の利用可能性】
【0049】
本発明の電気掃除機用吸込具は、被清掃面に付着した塵埃等を吸引する為の電気掃除機に使用するものである。具体的には、室内の床面、畳、じゅうたん、壁面、天井、タイル面、石材面、階段、台所等の油脂付着面、トイレ、浴室等の水付着面、各種デスク、ソファー、各種照明、換気扇、ガラス面、あるいは室外の玄関周り、コンクリート面、ベランダ、車のシート面、ダッシュボード、トランク内、ガラス面等、また、寝具、カーテン、ブラインド、衣類等、いずれの被清掃面にたいしても、好適に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】 本発明の電気掃除機用吸込具を前面側から見た斜視図である。
【図2】 図1に使用する本体を前面側から見た斜視図である。
【図3】 図1に使用する清掃部材を前面側から見た斜視図である。
【図4】 図3の清掃部材の平面図である。
【図5】 実施例1の他の実施の形態の清掃部材を前面側から見た斜視図である。
【図6】 図5の清掃部材の平面図である。
【図7】 実施例1の他の実施の形態の清掃部材を前面側から見た斜視図である。
【図8】 図7の清掃部材の平面図である。
【図9】 図7の清掃部材の正面図である。
【図10】 本発明の電気掃除機用吸込具を前面側から見た斜視図である。
【図11】 図10の電気掃除機用吸込具の側面図である。
【図12】 図10の電気掃除機用吸込具の平面図である。
【図13】 本発明の電気掃除機用吸込具を前面側から見た斜視図である。
【図14】 図13に使用する清掃部材を前面側から見た斜視図である。
【図15】 図14の清掃部材の平面図である。
【図16】 図14の清掃部材の正面図である。
【図17】 実施例3の他の実施の形態の清掃部材の正面図である。
【符号の説明】
【0051】
1、11、21 電気掃除機用吸込具 2、12、22 本体
3、13、23、33、43、53 清掃部材 4、14、24 接続部
5、15、25、35、45、55、75 吸込口 6、16、26 係止部
7、17、27 台座 8、18、28、48、58、78 凸部
9、19、29、39、49 穴部 10 開口
32、42、52、62、72、82 枠部 38、68 幅
40、50、60、70、80 段差 57、67、77 筒状体
64、74、84 傾斜角度 65 重合幅 66、76、86、96 接合部
69 湿式拭き部材 73、83、93 清掃片 79 乾式拭き部材
【技術分野】
【0001】
本発明は、被清掃面に付着した塵埃等を吸引する為の電気掃除機に使用する電気掃除機用吸込具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の被清掃面に付着した塵埃等を吸引する為の電気掃除機に使用する電気掃除機用吸込具に関しては、さまざまな改良がなされ、例えば、底面に吸込口を有する床用吸込具の該底面を被掃除面に当接して集塵を吸引する電気掃除機において、前記底面における吸込口の後方および左右のそれぞれに、中央部に起毛布等からなる軟質ブラシ材を有し、かつ該軟質ブラシ材の周囲に植毛ブラシ等からなる硬質ブラシ材を配設して成るブラシを設け前記吸込口の前方を風路として構成したことを特徴とする電気掃除機が、電気掃除機として、特許第2903427号に開示されてある。
【0003】
また、例えば、略長方形の上下ケースで形成されたノズル本体に、エルボを接続してなる電気掃除機の床ノズルにおいて、前記ノズル本体とエルボとの接続部に、車輪を有し、かつ前記エルボの水平回転と連動して回転する回転板を設けたことを特徴とする電気掃除機の床ノズルが、電気掃除機の床ノズルとして、特許第3424151号に開示されてある。
【0004】
従来の電気掃除機用吸込具に関しては、上記の如くの改良がされてあるが、特許第2903427号に開示されてある技術においては、上記の如く、底面における吸込口の後方および左右のそれぞれに、中央部に起毛布等からなる軟質ブラシ材を有し、かつ該軟質ブラシ材の周囲に植毛ブラシ等からなる硬質ブラシ材を配設して成るブラシを設け前記吸込口の前方を風路として構成されてある為、被掃除面に当接して清掃するブラシを着脱する事は不可能であった。また、特許第3424151号に開示されてある技術においても、被清掃面に当接して清掃する部材を、分解する事無く、迅速に着脱する事は不可能であった。その為、従来の電気掃除機用吸込具においては、被清掃面に当接する部材、あるいは被清掃面に当接して清掃する部材が、塵埃、あるいは汚水等が付着して汚れた場合には、水洗い、布等による拭き取り、あるいは分解の後、洗浄水洗い等をする必要があった。また、水洗い等を実施しない場合、または被清掃面に当接する部材、あるいは被清掃面に当接して清掃する部材が汚れた後、清潔な場所を清掃する場合においては、被清掃面に付着した塵埃等を吸引できるにもかかわらず、電気掃除機用吸込具を廃棄するか、あるいは別の電気掃除機用吸込具を使用する必要があった。
【0005】
【特許文献1】 特許第2903427号
【特許文献2】 特許第3424151号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記のような課題を解決する為になされたもので、電気掃除機用吸込具が、塵埃、あるいは汚水等の付着により汚れた場合には、簡易、かつ迅速に、被清掃面に当接して清掃する部材のみを使い捨てする事ができると共に、被清掃面に当接して清掃する部材のみを着脱して交換する事により、床面、畳、じゅうたん、壁面、天井、タイル面、石材面、階段、台所等の油脂付着面、トイレ、浴室等の水付着面等、いずれの被清掃面にたいしても、好適に使用することができる電気掃除機用吸込具を提供する事を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明にかかる電気掃除機用吸込具は、次のように構成したものである。
(1)被清掃面に付着した塵埃等を吸引する為の電気掃除機に使用する電気掃除機用吸込具において、前記電気掃除機用吸込具は、本体及び清掃部材より形成されてあり、前記本体は前記電気掃除機に連通可能な接続部を有すると共に、前記清掃部材は塵埃等吸引用の吸込口を有し、前記本体にたいして前記清掃部材が着脱可能に装着されてあるものである。
【0008】
(2)上記(1)記載の電気掃除機用吸込具において、前記本体にたいして前記清掃部材を装着する事により塵埃等吸引用の吸込口が形成されてあるものである。
【0009】
(3)上記(1)あるいは(2)記載の電気掃除機用吸込具において、前記清掃部材が不織布、織布、紙あるいは合成樹脂発泡体にて形成されてあるか、あるいは前記清掃部材に不織布、織布、紙あるいは合成樹脂発泡体よりなる拭き部材が形成されてあるものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明の電気掃除機用吸込具は、次に示すような効果を得ることができる。なお、説明にあたっては、請求項の番号と同じ番号を付して説明する。
【0011】
(1)電気掃除機用吸込具は、本体、及び清掃部材より形成されてあると共に、清掃部材が、穴部を介して、本体を構成する台座の係止部にたいして、勘合して装着されてある。その為、電気掃除機用吸込具は、清掃部材を、必要に応じて、迅速に、着脱できる。また、清掃部材を着脱できる為、清掃部材が塵埃等により汚れた場合には、別の清掃部材と、容易に交換できる。また、使用する被清掃面の場所に応じて、例えば、フローリング床用、じゅうたん用、壁面用、寝具用、自動車内装用等、専用の清掃部材を、適時、着脱して使用できる。
【0012】
また、電気掃除機用吸込具は、清掃部材の材質に、紙が使用されてある為、可撓性あるいは弾性を有している。その為、形状加工が容易で、かつ変形させたり潰したりする事が容易にできる。また、可撓性あるいは弾性を有している為、外部からの衝撃を吸収する事ができると共に、耐衝撃吸収性が高く、かつ、破損しにくい清掃部材を製作できる。また、清掃部材は、紙を使用している為、軽量化をする事ができると共に、一般ごみ、あるいは可燃ごみとして、処理する事ができる。その為、使い捨てする事ができる。また、電気掃除機用吸込具は、本体、及び清掃部材にABS樹脂等を使用した場合に比べて、重量を軽くする事ができる。その為、電気掃除機用吸込具は、室内の床面、畳、じゅうたん、壁面、天井、タイル面、石材面、階段、台所等の油脂付着面、トイレ、浴室等の水付着面、各種デスク、ソファー、各種照明、換気扇、ガラス面、あるいは室外の玄関周り、コンクリート面、ベランダ、車のシート面、ダッシュボード、トランク内、ガラス面等、また、寝具、カーテン、ブラインド、衣類等、いずれの被清掃面にたいして使用した場合であっても、掃除する人の疲労を軽減できる為、疲れる事なく、長時間、連続で掃除する事ができる。
【0013】
また、電気掃除機用吸込具は、清掃部材に、塵埃等を吸引する為の吸込口、及び被清掃面に接触して、被清掃面に付着した塵埃等を捕捉、あるいは掻き出す為の凸部が形成されてある為、塵埃等を捕捉、あるいは掻き出すと同時に、吸引する事ができる。その為、塵埃等が、被清掃面に残留する事が無い。また、電気掃除機用吸込具は、清掃部材の下部に形成されてある凸部、及び清掃部材の枠部の下面との間に、段差が形成されてある為、清掃部材は、凸部を、被清掃面に接触させた状態において、互いに隣接して形成されてある凸部の間から、塵埃等を吸引する事ができる。その為、凸部を接触させて捕捉、あるいは掻き出す必要が無い塵埃等を、凸部の間から吸引する事ができる。その為、例えば、フローリング床に、紙屑等が落ちていると共に、塵埃等がこびりついている場合であっても、紙屑等を、凸部の間から吸引すると共に、こびりついている塵埃等を、凸部を接触させて捕捉、あるいは掻き出す事ができる。
【0014】
さらにまた、電気掃除機用吸込具は、複数の凸部が、清掃部材の長手方向にたいして、重合幅が形成されるように、所定の傾斜角度を有して互いに並列に形成されてある。その為、電気掃除機用吸込具を、清掃部材の長手方向にたいして垂直の方向に、移動させて使用した場合には、複数の凸部に形成されてある重合幅が、凸部が接触しない被清掃面が発生する事を防止できる。また、清掃部材の長手方向にたいして平行の方向に、移動させて使用した場合においても、凸部が接触しない被清掃面が発生する事を防止できる。また、清掃部材の傾斜角度にたいして平行の方向に、移動させて使用した場合には、幅にて、凸部を、被清掃面に接触させる事ができる。その為、被清掃面が、例えば、窓、網戸等の下枠の如くの形状の溝部を有する場合においても、凸部を、溝部に挿入させる事ができると共に、溝部の底面、あるいは側面に接触させる事ができる為、溝部の内部の清掃を、迅速、かつ的確にする事ができる。
【0015】
(1)他の実施の形態として、上部に、概箱形状の枠部が形成されてあると共に、枠部の側面に、本体の係止部にたいして勘合して装着する為の穴部が、形成されてあり、清掃部材の下部には、複数の吸込口、及び概円錐形状の凸部が形成されてあり、複数の吸込口、及び凸部は、互いに隣接するように形成されてあり、吸込口は、概円錐形状の凸部の斜面に形成されてあり、吸込口は、概円錐形状の凸部の端部に形成されてあり、清掃部材の材質に、紙が使用されてある清掃部材を使用した場合においては、清掃部材は、概円錐形状の凸部に隣接するように形成されてある吸込口、凸部の斜面に形成されてある吸込口、及び凸部の端部に形成されてある吸込口により、被清掃面に付着した塵埃等を吸引する事ができる。その為、被清掃面が、例えば、じゅうたん、パイル等の被清掃面の如く、付着した塵埃等が内部に入り込んでしまうような場合であっても、清掃部材を、じゅうたん、パイル等の被清掃面に接触させると共に、掻き出す事により、被清掃面の底部に入り込んだ塵埃等は、凸部の端部に形成されてある吸込口にて吸引する事ができる。また、被清掃面の中間部に入り込んだ塵埃等は、凸部の斜面に形成されてある吸込口にて吸引する事ができる。また、被清掃面の表面付近に付着した塵埃等は、概円錐形状の凸部に隣接するように形成されてある吸込口にて吸引する事ができる。その為、清掃部材は、じゅうたん、パイル等の被清掃面に接触させると共に、掻き出す事により、被清掃面の表面付近に付着した塵埃等、被清掃面の中間部に入り込んだ塵埃等、及び被清掃面の底部に入り込んだ塵埃等を、同時に、かつ迅速に清掃する事ができる。また、清掃部材は、凸部が概円錐形状にて形成されてある為、じゅうたん、パイル等の被清掃面にたいして、凸部を円滑、かつ、かじり付く事無く、接触させて、被清掃面の底部まで挿入させる事ができると共に、掻き出す事ができる。
【0016】
(1)他の実施の形態として、上部に、概箱形状の枠部が形成されてあると共に、枠部の側面に、本体の係止部にたいして勘合して装着する為の穴部が、形成されてあり、清掃部材の下部に、複数の概波形形状の凸部からなる清掃片が、形成されてあると共に、清掃部材の略中央部に、枠部及び清掃片を貫通するように、吸込口が形成されてあり、複数の概波形形状の凸部が、清掃片の長手方向にたいして、所定の傾斜角度を有して互いに並列に形成されてあり、清掃片に段差が形成されてあり、複数の接合部にて、枠部、及び清掃片が接合されてあり、清掃部材を構成する枠部、及び清掃片の材質に、紙が使用されてある清掃部材を使用した場合においては、清掃部材は、概箱形状の枠部、及び複数の概波形形状の凸部からなる清掃片が、形成されてあると共に、清掃部材の略中央部には、枠部及び清掃片を貫通するように、吸込口が形成されてある。その為、清掃部材は、被清掃面に付着した塵埃等を、複数の概波形形状の凸部にて捕捉、あるいは掻き出すと同時に、吸込口にて吸引する事ができる。その為、塵埃等が、被清掃面に残留する事が無い。また、複数の概波形形状の凸部が、清掃片の長手方向にたいして、所定の傾斜角度を有して互いに並列に形成されてある為、塵埃等を、概波形形状の凸部の間を通過させて、吸込口に導くことができる。また、清掃片に段差が形成されてある為、塵埃等を、段差が形成されてある概波形形状の凸部の間にて、確実に捕捉する事ができる。その為、被清掃面に塵埃等が残る事が無く、確実に清掃できる。さらにまた、清掃片の材質に不織布を使用した場合には、被清掃面に付着した塵埃等を、不織布が拭き取る事ができる為、清掃部材は、塵埃等を拭き取りながら捕捉、あるいは掻き出しする事ができると共に、吸引する事ができる。
【0017】
(2)電気掃除機用吸込具は、本体の係止部にたいして、清掃部材の穴部を、段差、及び幅が形成されるように、勘合させて装着する事により、塵埃等吸引用の吸込口が形成される。その為、清掃部材に吸込口を形成させる必要が無い為、清掃部材の形状を簡易にする事ができ、安価な清掃部材を製作できる。また、清掃部材の外形形状を、使用目的に応じて設定する事により、本体の形状を変更させる事無く、吸込口の形状、数量、形成箇所を設定できる。例えば、清掃部材の外形形状を概X字形状に設定した場合には、吸込口は、前後左右の周辺部に4箇所形成させる事ができる。また、電気掃除機用吸込具は、本体の係止部にたいして、清掃部材の穴部を勘合させて装着する事により、段差、及び幅が形成される。その為、使用目的に応じて、最適な吸引力が発生するような段差、及び幅が形成されるように、清掃部材の外形形状を設定する事により、最適な吸引力を有する電気掃除機用吸込具を製作できる。さらにまた、電気掃除機用吸込具は、吸込口を有すると共に、清掃部材の下部に湿式拭き部材が形成されてある為、吸引使用時においては、被清掃面に付着した塵埃等を吸込口から吸引する事ができると共に、吸込口の近傍に形成されてある拭き部材により、塵埃等を拭取る事ができる。その為、吸引使用後においては、例えば、床面等の被清掃面に、ざらつき感が残ることが無くかつ被清掃面を磨き上げる事ができる。
【0018】
(3)清掃部材の下部には、複数の概波形形状の凸部からなる清掃片が、形成されてあると共に、清掃片の下面にたいして、乾式拭き部材が、複数の概波形形状の凸部を形成するように、一体的に接合されてある。また、清掃部材の略中央部には、枠部、清掃片、及び乾式拭き部材を貫通するように、吸込口が形成されてある。その為、電気掃除機用吸込具は、被清掃面にたいして、略中央部に吸込口が形成されてあると共に、複数の概波形形状が形成されてある乾式拭き部材を、接触させる事ができる。その為、電気掃除機用吸込具は、被清掃面に付着した塵埃等を、複数の概波形形状の凸部からなる清掃片が、乾式拭き部材を介して掻き出す事ができると共に、複数の概波形形状の凸部からなる乾式拭き部材により、塵埃等を拭取る事ができる。また、被清掃面に付着した塵埃等を吸込口から吸引する事ができる。その為、吸引使用後においては、例えば、床面等の被清掃面に塵埃等が強靭にこびりついている場合であっても、確実に、塵埃等を掻き出す事ができると共に、拭取る事ができる為、被清掃面に、ざらつき感等が残ることが無く、被清掃面を磨き上げる事ができる。
【0019】
また、清掃片に形成されてある複数の概波形形状の凸部、及び乾式拭き部材に形成されてある複数の概波形形状の凸部が、清掃片、及び乾式拭き部材の長手方向にたいして、所定の傾斜角度を有して、互いに並列に形成されてある為、塵埃等を、概波形形状の凸部の間を通過させて、吸込口に導くことができる。また、枠部と乾式拭き部材との間には、段差が形成されてある為、塵埃等を、乾式拭き部材に形成されてある複数の概波形形状の凸部の間にて、確実に捕捉する事ができる。その為、被清掃面に塵埃等が残る事が無く、確実に清掃できる。
【0020】
(3)他の実施の形態として、上部に、概箱形状の枠部が形成されてあると共に、枠部の側面に、穴部が形成されてあり、本体を構成する台座の係止部にたいして、着脱可能に装着されてあり、枠部の下部に、複数の概波形形状の凸部からなる清掃片が、複数の接合部により、接合されてあり、清掃片の下部に、乾式拭き部材が、複数の接合部により、接合されてある清掃部材を使用した場合においては、清掃部材は、枠部の下部に、複数の概波形形状の凸部からなる清掃片が、複数の接合部により、接合されてあると共に、清掃片の下部に、乾式拭き部材が、複数の接合部により、接合されてある。その為、清掃部材は、被清掃面にたいして、乾式拭き部材の全面を、接触させる事ができる為、拭き残りを発生させること無く、迅速に清掃する事ができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
電気掃除機用吸込具が、塵埃、あるいは汚水等の付着により汚れた場合には、簡易、かつ迅速に、被清掃面に当接して清掃する部材のみを使い捨てする事ができると共に、被清掃面に当接して清掃する部材のみを着脱して交換する事により、床面、畳、じゅうたん、壁面、天井、タイル面、石材面、階段、台所等の油脂付着面、トイレ、浴室等の水付着面等、いずれの被清掃面にたいしても、好適に使用することができる電気掃除機用吸込具を提供するという目的を、被清掃面に付着した塵埃等を吸引する為の電気掃除機に使用する電気掃除機用吸込具において、前記電気掃除機用吸込具は、本体及び清掃部材より形成されてあり、前記本体は前記電気掃除機に連通可能な接続部を有すると共に、前記清掃部材は塵埃等吸引用の吸込口を有し、前記本体にたいして前記清掃部材が着脱可能に装着されてある構成において実現した。
【実施例1】
【0022】
図1から図9にて実施例1を示す。図1は、本発明の電気掃除機用吸込具を前面側から見た斜視図である。図1において、1は電気掃除機用吸込具、2は本体、3は清掃部材、4は接続部、5は吸込口、6は係止部、7は台座、8は凸部、9は穴部、57は筒状体である。図2は、図1に使用する本体を前面側から見た斜視図である。図2において、10は開口である。図3は、図1に使用する清掃部材を前面側から見た斜視図である。図3において、32は枠部、40は段差である。図4は、図3の清掃部材の平面図である。図4において、38は幅、64は傾斜角度、65は重合幅である。図5は、実施例1の他の実施の形態の清掃部材を前面側から見た斜視図である。図5において、13は清掃部材、15、55、75は吸込口、18は凸部、19は穴部、42は枠部である。図6は、図5の清掃部材の平面図である。図7は、実施例1の他の実施の形態の清掃部材を前面側から見た斜視図である。図7において、23は清掃部材、25は吸込口、28は凸部、29は穴部、52は枠部、73は清掃片である。図8は、図7の清掃部材の平面図である。図8において、74は傾斜角度である。図9は、図7の清掃部材の正面図である。図9において50は段差、66は接合部である。
【0023】
本発明の電気掃除機用吸込具1は、図1の如く、本体2、及び清掃部材3より形成されてある。本体2は、電気掃除機に連通可能な接続部4を有する筒状体57、及び概箱形状の台座7より形成されてあり、筒状体57は、台座7にたいして回動自在に装着されてある。清掃部材3には、塵埃等を吸引する為の吸込口5、及び被清掃面に接触して、被清掃面に付着した塵埃等を捕捉、あるいは掻き出す為の凸部8が形成されてある。本体2は、図2の如く、台座7の側面に、清掃部材3を装着する為の係止部6が形成されてあると共に、台座7の下面には、開口10が形成されてある。清掃部材3は、図3の如く、上部に、概箱形状の枠部32が形成されてあると共に、枠部32の側面に、本体2の係止部6にたいして勘合して装着する為の穴部9が、形成されてあり、本体2を構成する台座7の係止部6にたいして、着脱可能に装着されてある。また、清掃部材3の下部には、複数の吸込口5、及び凸部8が形成されてあり、凸部8、及び枠部32の下面との間には、段差40が形成されてある。また、複数の吸込口5、及び凸部8は、図4の如く、互いに隣接するように形成されてある。また、複数の凸部8は、清掃部材3の長手方向にたいして、重合幅65が形成されるように、所定の傾斜角度64を有して、幅38にて、互いに並列に形成されてある。
【0024】
また、電気掃除機用吸込具1を構成する本体2の材質には、合成樹脂の一種であるABS樹脂が使用されてあり、清掃部材3の材質には、紙が使用されてある。清掃部材3の製作方法は、紙を曲げるか折るか重ね合わせる事により、図3の如くの形状を製作するか、あるいは、接着剤を混合させた溶媒に、細かく粉砕した紙を撹拌混合したスラリ状の原料を、型に流し込んでプレス成形の上、乾燥させる事により、図3の如くの形状を製作する方法を使用する事ができる。また、例えば、鋏、カッター等を使用して、紙を切断する方法を使用したり、トムソン型等を使用して、プレス打ち抜きする方法を使用する事もできる。また、清掃部材3は、穴部9を介して、台座7の係止部6にたいして、勘合して装着されてあり、適時、着脱する事ができる。
【0025】
実施例1の電気掃除機用吸込具1は、上記の如くの構成となっているので、電気掃除機用吸込具1は、本体2、及び清掃部材3より形成されてあると共に、清掃部材3が、穴部9を介して、本体2を構成する台座7の係止部6にたいして、勘合して装着されてある。その為、電気掃除機用吸込具1は、清掃部材3を、必要に応じて、迅速に、着脱できる。また、清掃部材3を着脱できる為、清掃部材3が塵埃等により汚れた場合には、別の清掃部材3と、容易に交換できる。また、使用する被清掃面の場所に応じて、例えば、フローリング床用、じゅうたん用、壁面用、寝具用、自動車内装用等、専用の清掃部材3を、適時、着脱して使用できる。
【0026】
また、電気掃除機用吸込具1は、清掃部材3の材質に、紙が使用されてある為、可撓性あるいは弾性を有している。その為、形状加工が容易で、かつ変形させたり潰したりする事が容易にできる。また、可撓性あるいは弾性を有している為、外部からの衝撃を吸収する事ができると共に、耐衝撃吸収性が高く、かつ、破損しにくい清掃部材3を製作できる。また、清掃部材3は、紙を使用している為、軽量化をする事ができると共に、一般ごみ、あるいは可燃ごみとして、処理する事ができる。その為、使い捨てする事ができる。また、電気掃除機用吸込具1は、本体2、及び清掃部材3にABS樹脂等を使用した場合に比べて、重量を軽くする事ができる。その為、電気掃除機用吸込具1は、室内の床面、畳、じゅうたん、壁面、天井、タイル面、石材面、階段、台所等の油脂付着面、トイレ、浴室等の水付着面、各種デスク、ソファー、各種照明、換気扇、ガラス面、あるいは室外の玄関周り、コンクリート面、ベランダ、車のシート面、ダッシュボード、トランク内、ガラス面等、また、寝具、カーテン、ブラインド、衣類等、いずれの被清掃面にたいして使用した場合であっても、掃除する人の疲労を軽減できる為、疲れる事なく、長時間、連続で掃除する事ができる。
【0027】
また、電気掃除機用吸込具1は、清掃部材3に、塵埃等を吸引する為の吸込口5、及び被清掃面に接触して、被清掃面に付着した塵埃等を捕捉、あるいは掻き出す為の凸部8が形成されてある為、塵埃等を捕捉、あるいは掻き出すと同時に、吸引する事ができる。その為、塵埃等が、被清掃面に残留する事が無い。また、電気掃除機用吸込具1は、清掃部材3の下部に形成されてある凸部8、及び清掃部材3の枠部32の下面との間に、段差40が形成されてある為、清掃部材3は、凸部8を、被清掃面に接触させた状態において、互いに隣接して形成されてある凸部8の間から、塵埃等を吸引する事ができる。その為、凸部8を接触させて捕捉、あるいは掻き出す必要が無い塵埃等を、凸部8の間から吸引する事ができる。その為、例えば、フローリング床に、紙屑等が落ちていると共に、塵埃等がこびりついている場合であっても、紙屑等を、凸部8の間から吸引すると共に、こびりついている塵埃等を、凸部8を接触させて捕捉、あるいは掻き出す事ができる。
【0028】
さらにまた、電気掃除機用吸込具1は、複数の凸部8が、清掃部材3の長手方向にたいして、重合幅65が形成されるように、所定の傾斜角度64を有して互いに並列に形成されてある。その為、電気掃除機用吸込具1を、清掃部材3の長手方向にたいして垂直の方向に、移動させて使用した場合には、複数の凸部8に形成されてある重合幅65が、凸部8が接触しない被清掃面が発生する事を防止できる。また、清掃部材3の長手方向にたいして平行の方向に、移動させて使用した場合においても、凸部8が接触しない被清掃面が発生する事を防止できる。また、清掃部材3の傾斜角度64にたいして平行の方向に、移動させて使用した場合には、幅38にて、凸部8を、被清掃面に接触させる事ができる。その為、被清掃面が、例えば、窓、網戸等の下枠の如くの形状の溝部を有する場合においても、凸部8を、溝部に挿入させる事ができると共に、溝部の底面、あるいは側面に接触させる事ができる為、溝部の内部の清掃を、迅速、かつ的確にする事ができる。
【0029】
実施例1の電気掃除機用吸込具1は、上記の如くの構成となっているが、本体2にたいする清掃部材3の装着方法については、上記の如く、本体2を構成する台座7の係止部6にたいして、清掃部材3が、穴部9を介して、勘合して装着されてある方法以外にも、適時、着脱する事ができる方法であるならば、接着剤、両面テープ、粘着テープ、ホッチキス、粘着剤、圧着、溶着、挟み込み、縫製、面ファスナー等を使用した方法を採用する事ができる。例えば、本体2を構成する台座7の下部に、スライド溝を形成した後、清掃部材3の上部を、スライド溝にたいして挿入して装着する方法を採用したり、両面テープ、粘着テープ、あるいは面ファスナーを、本体2にたいする清掃部材3の装着に使用したり粘着材を本体2、あるいは清掃部材3の装着面に塗布する事により装着する方法を採用する等、使用目的に応じて、適時、設定できる。また、本体2の形状については、例えば、筒状体57の長手方向の長さを約80cmから約1mに設定する等、使用目的に応じて、設定できる。上記の如くの設定をした場合には、紙が使用されてある清掃部材3にて形成された約80cmから約1mの長さを有する筒状体57からなる電気掃除機用吸込具1を使用できる為、例えば、天井、壁面等にたいして、長時間、連続で掃除した場合であっても、疲労する事無く、掃除する事ができる。
【0030】
次に、図5、及び図6にて、実施例1の他の実施の形態の清掃部材を説明する。他の実施の形態の清掃部材13は、図5の如く、上部には、概箱形状の枠部42が形成されてあると共に、枠部42の側面には、本体2の係止部6にたいして勘合して装着する為の穴部19が、形成されてある。また、清掃部材13の下部には、複数の吸込口15、55、75、及び概円錐形状の凸部18が形成されてある。また、複数の吸込口15、及び凸部18は、図6の如く、互いに隣接するように形成されてある。また、吸込口55は、概円錐形状の凸部18の斜面に形成されてあり、吸込口75は、概円錐形状の凸部18の端部に形成されてある。また、清掃部材13の材質には、紙が使用されてある。
【0031】
実施例1の他の実施の形態の清掃部材13は、上記の如くの構成となっているので、清掃部材13は、概円錐形状の凸部18に隣接するように形成されてある吸込口15、凸部18の斜面に形成されてある吸込口55、及び凸部18の端部に形成されてある吸込口75により、被清掃面に付着した塵埃等を吸引する事ができる。その為、被清掃面が、例えば、じゅうたん、パイル等の被清掃面の如く、付着した塵埃等が内部に入り込んでしまうような場合であっても、清掃部材13を、じゅうたん、パイル等の被清掃面に接触させると共に、掻き出す事により、被清掃面の底部に入り込んだ塵埃等は、凸部18の端部に形成されてある吸込口75にて吸引する事ができる。また、被清掃面の中間部に入り込んだ塵埃等は、凸部18の斜面に形成されてある吸込口55にて吸引する事ができる。また、被清掃面の表面付近に付着した塵埃等は、概円錐形状の凸部18に隣接するように形成されてある吸込口15にて吸引する事ができる。その為、清掃部材13は、じゅうたん、パイル等の被清掃面に接触させると共に、掻き出す事により、被清掃面の表面付近に付着した塵埃等、被清掃面の中間部に入り込んだ塵埃等、及び被清掃面の底部に入り込んだ塵埃等を、同時に、かつ迅速に清掃する事ができる。また、清掃部材13は、凸部18が概円錐形状にて形成されてある為、じゅうたん、パイル等の被清掃面にたいして、凸部18を円滑、かつ、かじり付く事無く、接触させて、被清掃面の底部まで挿入させる事ができると共に、掻き出す事ができる。
【0032】
実施例1の他の実施の形態の清掃部材13は、上記の如くの構成となっているが、凸部18の形状については、上記の如く、概円錐形状以外にも、例えば、概角錐形状等、使用目的に応じて、適時、設定できる。また、吸込口15、55、75の有無についても、清掃部材13に、吸込口15、55、75のいずれかの吸込口が形成されてあれば良く、使用目的に応じて、適時、吸込口15、55、75の有無を設定できる。
【0033】
次に、図7から図9にて、実施例1の他の実施の形態の清掃部材を説明する。他の実施の形態の清掃部材23は、図7の如く、上部には、概箱形状の枠部52が形成されてあると共に、枠部52の側面には、本体2の係止部6にたいして勘合して装着する為の穴部29が、形成されてある。また、清掃部材23の下部には、複数の概波形形状の凸部28からなる清掃片73が、形成されてあると共に、清掃部材23の略中央部には、枠部52及び清掃片73を貫通するように、吸込口25が形成されてある。また、図8の如く、複数の概波形形状の凸部28が、清掃片73の長手方向にたいして、所定の傾斜角度74を有して互いに並列に形成されてある。また、清掃部材23は、図9の如く、清掃片73に段差50が形成されてあり、複数の接合部66にて、枠部52、及び清掃片73が接合されてある。また、清掃部材23を構成する枠部52、及び清掃片73の材質には、紙が使用されてある。清掃片73の材質については、例えば、清掃片73が、拭き性能を必要とする場合等、使用目的に応じて、不織布を使用することもできる。
【0034】
実施例1の他の実施の形態の清掃部材23は、上記の如くの構成となっているので、清掃部材23は、概箱形状の枠部52、及び複数の概波形形状の凸部28からなる清掃片73が、形成されてあると共に、清掃部材23の略中央部には、枠部52及び清掃片73を貫通するように、吸込口25が形成されてある。その為、清掃部材23は、被清掃面に付着した塵埃等を、複数の概波形形状の凸部28にて捕捉、あるいは掻き出すと同時に、吸込口25にて吸引する事ができる。その為、塵埃等が、被清掃面に残留する事が無い。また、複数の概波形形状の凸部28が、清掃片73の長手方向にたいして、所定の傾斜角度74を有して互いに並列に形成されてある為、塵埃等を、概波形形状の凸部28の間を通過させて、吸込口25に導くことができる。また、清掃片73に段差50が形成されてある為、塵埃等を、段差50が形成されてある概波形形状の凸部28の間にて、確実に捕捉する事ができる。その為、被清掃面に塵埃等が残る事が無く、確実に清掃できる。さらにまた、清掃片73の材質に不織布を使用した場合には、被清掃面に付着した塵埃等を、不織布が拭き取る事ができる為、清掃部材23は、塵埃等を拭き取りながら捕捉、あるいは掻き出しする事ができると共に、吸引する事ができる。
【0035】
実施例1の他の実施の形態の清掃部材23は、上記の如くの構成となっているが、吸込口25の形状、数量、形成箇所については、上記の如く、清掃部材23の略中央部以外にも、例えば、清掃部材23の前後左右の周辺部に4箇所形成する等、使用目的に応じて、適時、設定できる。また、傾斜角度74の形成状態についても、例えば、略中央部にたいして左右対称の概V字形状に形成する等、使用目的に応じて、適時、設定できる。
【実施例2】
【0036】
図10から図12にて実施例2を示す。図10は、本発明の電気掃除機用吸込具を前面側から見た斜視図である。図10において、11は電気掃除機用吸込具、12は本体、14は接続部、16は係止部、17は台座、33は清掃部材、35は吸込口、39は穴部、67は筒状体、69は湿式拭き部材である。図11は、図10の電気掃除機用吸込具の側面図である。図11において、60は段差、62は枠部、68は幅である。図12は、図10の電気掃除機用吸込具の平面図である。
【0037】
本発明の電気掃除機用吸込具11は、図10の如く、本体12、及び清掃部材33より形成されてある。本体12は、電気掃除機に連通可能な接続部14を有する筒状体67、及び概箱形状の台座17より形成されてあり、筒状体67は、台座17にたいして回動自在に装着されてある。本体12は、台座17の側面に、清掃部材33を装着する為の係止部16が形成されてある。清掃部材33は、図11の如く、上部に、概コの字形状の枠部62が形成されてあると共に、枠部62の側面には、本体12の係止部16にたいして勘合して装着する為の穴部39が、形成されてある。また、清掃部材33の下部には、湿式拭き部材69が形成されてあり、枠部62にたいして接合されてある。また、電気掃除機用吸込具11は、図11、及び図12の如く、本体12の係止部16にたいして、清掃部材33の穴部39を、段差60、及び幅68が形成されるように、勘合させて装着する事により、塵埃等吸引用の吸込口35が形成されてある。
【0038】
また、電気掃除機用吸込具11を構成する本体12の材質には、合成樹脂の一種であるABS樹脂が使用されてあり、清掃部材33を構成する枠部62の材質には、紙が使用されてある。また、清掃部材33を構成する湿式拭き部材69の材質には、合成樹脂発泡体が使用されてある。使用する合成樹脂発泡体の種類については、水分等を含浸、あるいは付着させることが可能な材質であるならば、使用目的に応じて、適時、設定できるが、例えば、ポリエチレン、ウレタン、エチレンビニルアセテート、エチレンエチルアクリレート等を使用した多孔質スポンジ状シート等が設定できる。また、枠部62の製作方法は、紙を曲げるか折るか重ね合わせるか、あるいは、接着剤を混合させた溶媒に、細かく粉砕した紙を撹拌混合したスラリ状の原料を、型に流し込んでプレス成形の上、乾燥させる事により製作する方法を使用する事ができる。また、例えば、鋏、カッター等を使用して、紙を切断する方法を使用したり、トムソン型等を使用して、プレス打ち抜きする方法を使用する事もできる。また、清掃部材33は、穴部39を介して、台座17の係止部16にたいして、勘合して装着されてあり、適時、着脱する事ができる。
【0039】
実施例2の電気掃除機用吸込具11は、上記の如くの構成となっているので、電気掃除機用吸込具11は、本体12の係止部16にたいして、清掃部材33の穴部39を、段差60、及び幅68が形成されるように、勘合させて装着する事により、塵埃等吸引用の吸込口35が形成される。その為、清掃部材33に吸込口を形成させる必要が無い為、清掃部材33の形状を簡易にする事ができ、安価な清掃部材33を製作できる。また、清掃部材33の外形形状を、使用目的に応じて設定する事により、本体12の形状を変更させる事無く、吸込口の形状、数量、形成箇所を設定できる。例えば、清掃部材33の外形形状を概X字形状に設定した場合には、吸込口は、前後左右の周辺部に4箇所形成させる事ができる。また、電気掃除機用吸込具11は、本体12の係止部16にたいして、清掃部材33の穴部39を勘合させて装着する事により、段差60、及び幅68が形成される。その為、使用目的に応じて、最適な吸引力が発生するような段差60、及び幅68が形成されるように、清掃部材33の外形形状を設定する事により、最適な吸引力を有する電気掃除機用吸込具11を製作できる。さらにまた、電気掃除機用吸込具11は、吸込口35を有すると共に、清掃部材33の下部に湿式拭き部材69が形成されてある為、吸引使用時においては、被清掃面に付着した塵埃等を吸込口35から吸引する事ができると共に、吸込口35の近傍に形成されてある拭き部材69により、塵埃等を拭取る事ができる。その為、吸引使用後においては、例えば、床面等の被清掃面に、ざらつき感が残ることが無くかつ被清掃面を磨き上げる事ができる。
【0040】
実施例2の電気掃除機用吸込具11は、上記の如くの構成となっているが、湿式拭き部材69の材質については、上記以外にも、紙、不織布、あるいは織布を使用する事ができる。拭き部材69の材質として不織布、あるいは織布が使用されてある場合には、被清掃面にたいする摩擦力を向上させる事ができる為、拭き部材69は、極めて高い塵埃捕捉性を有する事ができる。また、拭き部材69の材質として紙、あるいは紙製の不織布を使用した場合においては、軽量化、及び一般ごみ、あるいは可燃ごみとしての処理が可能であると共に、極めて高い塵埃捕捉性を有する事ができる。また、使用目的に応じて、湿式拭き部材69の代わりに、乾式の拭き部材を使用する事もできる。さらにまた、本体12にたいする清掃部材33の装着方法については、上記の如く、本体12を構成する台座17の係止部16にたいして、清掃部材33が、穴部39を介して、勘合して装着されてある方法以外にも、適時、着脱する事ができる方法であるならば、接着剤、両面テープ、粘着テープ、ホッチキス、粘着剤、圧着、溶着、挟み込み、縫製、面ファスナー等を使用した方法を採用する事ができる。
【実施例3】
【0041】
図13から図17にて実施例3を示す。図13は、本発明の電気掃除機用吸込具を前面側から見た斜視図である。図13において、21は電気掃除機用吸込具、22は本体、24は接続部、26は係止部、27は台座、43は清掃部材、45は吸込口、49は穴部、77は筒状体である。図14は、図13に使用する清掃部材を前面側から見た斜視図である。図14において、48、78は凸部、72は枠部、79は乾式拭き部材、83は清掃片である。図15は、図14の清掃部材の平面図である。図15において、84は傾斜角度である。図16は、図14の清掃部材の正面図である。図16において、70は段差、76は接合部である。図17は、実施例3の他の実施の形態の清掃部材の正面図である。図17において、53は清掃部材、58は凸部、80は段差、82は枠部、86、96は接合部、89は乾式拭き部材、93は清掃片である。
【0042】
本発明の電気掃除機用吸込具21は、図13の如く、本体22、及び清掃部材43より形成されてある。本体22は、電気掃除機に連通可能な接続部24を有する筒状体77、及び概箱形状の台座27より形成されてあり、筒状体77は、台座27にたいして回動自在に装着されてある。本体22は、台座27の側面に、清掃部材43を装着する為の係止部26が形成されてある。清掃部材43の側面には、本体22の係止部26にたいして勘合して装着する為の穴部49が形成されてあり、下面には、塵埃等を吸引する為の吸込口45が形成されてある。清掃部材43は、図14の如く、上部に、概箱形状の枠部72が形成されてあると共に、枠部72の側面には、穴部49が形成されてあり、本体22を構成する台座27の係止部26にたいして、着脱可能に装着されてある。また、清掃部材43の下部には、複数の概波形形状の凸部48からなる清掃片83が、形成されてあると共に、清掃片83の下面にたいして、乾式拭き部材79が、複数の概波形形状の凸部78を形成するように、一体的に接合されてある。また、清掃部材43の略中央部には、枠部72、清掃片83、及び乾式拭き部材79を貫通するように吸込口45が形成されてある。また、図15の如く、複数の概波形形状の凸部78は、乾式拭き部材79の長手方向にたいして、所定の傾斜角度84を有して互いに並列に形成されてある。また、清掃部材43は、図16の如く、枠部72の下部に、段差70が形成されてあり、複数の接合部76にて、枠部72、及び清掃片83が接合されてある。
【0043】
また、電気掃除機用吸込具21を構成する本体22の材質には、合成樹脂の一種であるABS樹脂が使用されてあり、清掃部材43を構成する枠部72、及び清掃片83の材質には、紙が使用されてある。また、乾式拭き部材79には、不織布が使用されてある。清掃部材43の材質としては、上記の紙以外にも、不織布、織布、あるいは合成樹脂発泡体を使用できる。また、乾式拭き部材79の材質としては、上記の不織布以外にも、織布、紙、あるいは合成樹脂発泡体を使用できる。また、枠部72、及び清掃片83の製作方法は、紙を曲げるか折るか重ね合わせるか、あるいは、接着剤を混合させた溶媒に、細かく粉砕した紙を撹拌混合したスラリ状の原料を、型に流し込んでプレス成形の上、乾燥させる事により製作する方法を、使用する事ができる。また、例えば、鋏、カッター等を使用して、紙を切断する方法を使用したり、トムソン型等を使用して、プレス打ち抜きする方法を使用する事もできる。また、乾式拭き部材79、及び清掃片83の接合方法としては接着剤、両面テープ、粘着テープ、ホッチキス、粘着剤、圧着、溶着、挟み込み、縫製、面ファスナー等の方法が使用できる。
【0044】
実施例3の電気掃除機用吸込具21は、上記の如くの構成となっているので、清掃部材43の下部には、複数の概波形形状の凸部48からなる清掃片83が、形成されてあると共に、清掃片83の下面にたいして、乾式拭き部材79が、複数の概波形形状の凸部78を形成するように、一体的に接合されてある。また、清掃部材43の略中央部には、枠部72、清掃片83、及び乾式拭き部材79を貫通するように、吸込口45が形成されてある。その為、電気掃除機用吸込具21は、被清掃面にたいして、略中央部に吸込口45が形成されてあると共に、複数の概波形形状が形成されてある乾式拭き部材79を、接触させる事ができる。その為、電気掃除機用吸込具21は、被清掃面に付着した塵埃等を、複数の概波形形状の凸部48からなる清掃片83が、乾式拭き部材79を介して掻き出す事ができると共に、複数の概波形形状の凸部78からなる乾式拭き部材79により、塵埃等を拭取る事ができる。また、被清掃面に付着した塵埃等を吸込口45から吸引する事ができる。その為、吸引使用後においては、例えば、床面等の被清掃面に塵埃等が強靭にこびりついている場合であっても、確実に、塵埃等を掻き出す事ができると共に、拭取る事ができる為、被清掃面に、ざらつき感等が残ることが無く、被清掃面を磨き上げる事ができる。
【0045】
また、清掃片83に形成されてある複数の概波形形状の凸部48、及び乾式拭き部材79に形成されてある複数の概波形形状の凸部78が、清掃片83、及び乾式拭き部材79の長手方向にたいして、所定の傾斜角度84を有して、互いに並列に形成されてある為、塵埃等を、概波形形状の凸部78の間を通過させて、吸込口45に導くことができる。また、枠部72と乾式拭き部材79との間には、段差70が形成されてある為、塵埃等を、乾式拭き部材79に形成されてある複数の概波形形状の凸部78の間にて、確実に捕捉する事ができる。その為、被清掃面に塵埃等が残る事が無く、確実に清掃できる。
【0046】
実施例3の電気掃除機用吸込具21は、上記の如くの構成となっているが、清掃片83及び乾式拭き部材79の形状については、上記の如くの、複数の概波形形状の凸部が形成されてある構成以外にも、例えば、概歯形形状、概歯切形状、概R凹凸形状等、使用目的に応じて、適時、設定できる。また、使用目的に応じて、乾式拭き部材79の代わりに、湿式の拭き部材を使用する事もできる。また、本体22にたいする清掃部材43の装着方法についても、上記の如く、本体22を構成する台座27の係止部26にたいして、清掃部材43が、穴部49を介して、勘合して装着されてある方法以外にも、適時、着脱する事ができる方法であるならば、接着剤、両面テープ、粘着テープ、ホッチキス、粘着剤、圧着、溶着、挟み込み、縫製、面ファスナー等を使用した方法を採用する事ができる。
【0047】
次に、図17にて、実施例3の他の実施の形態の清掃部材を説明する。他の実施の形態の清掃部材53は、上部に、概箱形状の枠部82が形成されてあると共に、枠部82の側面には、穴部が形成されてあり、本体22を構成する台座27の係止部26にたいして、着脱可能に装着されてある。また、枠部82の下部には、複数の概波形形状の凸部58からなる清掃片93が、複数の接合部86により、接合されてある。また、清掃片93の下部には、乾式拭き部材89が、複数の接合部96により、接合されてある。
【0048】
実施例3の他の実施の形態の清掃部材53は、上記の如くの構成となっているので、清掃部材53は、枠部82の下部に、複数の概波形形状の凸部58からなる清掃片93が、複数の接合部86により、接合されてあると共に、清掃片93の下部に、乾式拭き部材89が、複数の接合部96により、接合されてある。その為、清掃部材53は、被清掃面にたいして、乾式拭き部材89の全面を、接触させる事ができる為、拭き残りを発生させること無く、迅速に清掃する事ができる。
【産業上の利用可能性】
【0049】
本発明の電気掃除機用吸込具は、被清掃面に付着した塵埃等を吸引する為の電気掃除機に使用するものである。具体的には、室内の床面、畳、じゅうたん、壁面、天井、タイル面、石材面、階段、台所等の油脂付着面、トイレ、浴室等の水付着面、各種デスク、ソファー、各種照明、換気扇、ガラス面、あるいは室外の玄関周り、コンクリート面、ベランダ、車のシート面、ダッシュボード、トランク内、ガラス面等、また、寝具、カーテン、ブラインド、衣類等、いずれの被清掃面にたいしても、好適に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】 本発明の電気掃除機用吸込具を前面側から見た斜視図である。
【図2】 図1に使用する本体を前面側から見た斜視図である。
【図3】 図1に使用する清掃部材を前面側から見た斜視図である。
【図4】 図3の清掃部材の平面図である。
【図5】 実施例1の他の実施の形態の清掃部材を前面側から見た斜視図である。
【図6】 図5の清掃部材の平面図である。
【図7】 実施例1の他の実施の形態の清掃部材を前面側から見た斜視図である。
【図8】 図7の清掃部材の平面図である。
【図9】 図7の清掃部材の正面図である。
【図10】 本発明の電気掃除機用吸込具を前面側から見た斜視図である。
【図11】 図10の電気掃除機用吸込具の側面図である。
【図12】 図10の電気掃除機用吸込具の平面図である。
【図13】 本発明の電気掃除機用吸込具を前面側から見た斜視図である。
【図14】 図13に使用する清掃部材を前面側から見た斜視図である。
【図15】 図14の清掃部材の平面図である。
【図16】 図14の清掃部材の正面図である。
【図17】 実施例3の他の実施の形態の清掃部材の正面図である。
【符号の説明】
【0051】
1、11、21 電気掃除機用吸込具 2、12、22 本体
3、13、23、33、43、53 清掃部材 4、14、24 接続部
5、15、25、35、45、55、75 吸込口 6、16、26 係止部
7、17、27 台座 8、18、28、48、58、78 凸部
9、19、29、39、49 穴部 10 開口
32、42、52、62、72、82 枠部 38、68 幅
40、50、60、70、80 段差 57、67、77 筒状体
64、74、84 傾斜角度 65 重合幅 66、76、86、96 接合部
69 湿式拭き部材 73、83、93 清掃片 79 乾式拭き部材
【特許請求の範囲】
【請求項1】
被清掃面に付着した塵埃等を吸引する為の電気掃除機に使用する電気掃除機用吸込具において、前記電気掃除機用吸込具は本体及び清掃部材より形成されてあり、前記本体は前記電気掃除機に連通可能な接続部を有すると共に、前記清掃部材は塵埃等吸引用の吸込口を有し、前記本体にたいして前記清掃部材が着脱可能に装着されてあることを特徴とする電気掃除機用吸込具。
【請求項2】
請求項1記載の構成よりなる電気掃除機用吸込具において、前記本体にたいして前記清掃部材を装着する事により塵埃等吸引用の吸込口が形成されることを特徴とする電気掃除機用吸込具。
【請求項3】
請求項1あるいは2記載の構成よりなる電気掃除機用吸込具において、前記清掃部材が不織布、織布、紙あるいは合成樹脂発泡体にて形成されてあるか、あるいは前記清掃部材に不織布、織布、紙あるいは合成樹脂発泡体よりなる拭き部材が形成されてあることを特徴とする電気掃除機用吸込具。
【請求項1】
被清掃面に付着した塵埃等を吸引する為の電気掃除機に使用する電気掃除機用吸込具において、前記電気掃除機用吸込具は本体及び清掃部材より形成されてあり、前記本体は前記電気掃除機に連通可能な接続部を有すると共に、前記清掃部材は塵埃等吸引用の吸込口を有し、前記本体にたいして前記清掃部材が着脱可能に装着されてあることを特徴とする電気掃除機用吸込具。
【請求項2】
請求項1記載の構成よりなる電気掃除機用吸込具において、前記本体にたいして前記清掃部材を装着する事により塵埃等吸引用の吸込口が形成されることを特徴とする電気掃除機用吸込具。
【請求項3】
請求項1あるいは2記載の構成よりなる電気掃除機用吸込具において、前記清掃部材が不織布、織布、紙あるいは合成樹脂発泡体にて形成されてあるか、あるいは前記清掃部材に不織布、織布、紙あるいは合成樹脂発泡体よりなる拭き部材が形成されてあることを特徴とする電気掃除機用吸込具。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【公開番号】特開2006−130255(P2006−130255A)
【公開日】平成18年5月25日(2006.5.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−350439(P2004−350439)
【出願日】平成16年11月4日(2004.11.4)
【出願人】(391044797)株式会社コーワ (283)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年5月25日(2006.5.25)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年11月4日(2004.11.4)
【出願人】(391044797)株式会社コーワ (283)
【Fターム(参考)】
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