説明

電気掃除機

【課題】オゾンを効率よく集塵部に流すことができる電気掃除機を提供する。
【解決手段】外郭をなし、前側に吸気経路19を有した本体1と、本体1内に設けられ、吸引風を発生させる送風機22と、吸引風により吸引された含塵空気中の塵埃を捕集するように吸気経路19の下流側と送風機22の上流側との間に設けられ、含塵空気が進入するための開口部29aを上方に向けた集塵部29と、吸気経路19の集塵部29側近傍で開口部29aの直上に設けられ、オゾンを発生させるオゾンガス発生装置30と、を備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、電気掃除機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
電気掃除機として、集塵部を鉛直方向に取り付けるものが提案されている。この際、吸気経路は、集塵部の上流側に水平方向に形成される。含塵空気は、吸気経路を経由して、集塵部の開口部に進入する(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2011−120955号公報
【0004】
上記電気掃除機において、集塵部内の塵埃からの臭い等を抑制するために、集塵部内にオゾンを流すことを考える。この場合、吸気経路の集塵部近傍側にオゾン発生装置が取り付けられる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記構成においては、オゾン発生装置が排出したオゾンの一部しか集塵部に流れない。このため、オゾン発生装置が排出したオゾンの一部しか集塵部内の塵埃に達しない。
【0006】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、オゾンを効率よく集塵部に流すことができる電気掃除機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明に係る電気掃除機は、外郭をなし、前側に吸気経路を有した本体と、前記本体内に設けられ、吸引風を発生させる送風機と、前記吸引風により吸引された含塵空気中の塵埃を捕集するように前記吸気経路の下流側と前記送風機の上流側との間に設けられ、前記含塵空気が進入するための開口部を上方に向けた集塵部と、前記吸気経路の前記集塵部側近傍で前記開口部の直上に設けられ、オゾンを発生させるオゾンガス発生装置と、を備えたものである。
【発明の効果】
【0008】
この発明によれば、オゾンを効率よく集塵部に流すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】この発明の実施の形態1における電気掃除機の側面図である。
【図2】この発明の実施の形態1における電気掃除機の本体を後方から見た正面図である。
【図3】この発明の実施の形態1における電気掃除機の本体の平面図である。
【図4】この発明の実施の形態1における電気掃除機の本体の縦断面図である。
【図5】この発明の実施の形態1における電気掃除機の予備組立品から格子を取り外した場合の正面図である。
【図6】図5のA−A線における断面図である。
【図7】この発明の実施の形態1における電気掃除機の本体の予備組立品を後方から見た斜視図である。
【図8】この発明の実施の形態1における電気掃除機の本体の予備組立品を前方から見た斜視図である。
【図9】この発明の実施の形態1における電気掃除機から集塵部及びホース接続部を取り外した場合の縦断面図である。
【図10】図9のB−B線における断面図である。
【図11】図9のC−C線における断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
この発明を実施するための形態について添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0011】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における電気掃除機の側面図である。図2はこの発明の実施の形態1における電気掃除機の本体を後方から見た正面図である。図3はこの発明の実施の形態1における電気掃除機の本体の平面図である。
【0012】
図1において、1は掃除機本体である。掃除機本体1は、下ケース1aと上ケース1bとからなる。掃除機本体1は、電気掃除機の外郭をなす。掃除機本体1の前部下側には、一対の前輪2が設けられる。掃除機本体1の後部両側には、後輪3が設けられる。掃除機本体1の上部中央には、本体取手4が設けられる。掃除機本体1の後部下側には、コードリール巻き取りボタン5が設けられる。
【0013】
掃除機本体1の上部前側には、蓋6が設けられる。掃除機本体1の後部上側には、集塵部着脱レバー7が設けられる。掃除機本体1の前面は、上方に行くに従って後方に傾斜する。掃除機本体1の前面の上側には、ホース接続部8が設けられる。ホース接続部8の上面は、前方に行くに従って下方に傾斜する。ホース接続部8の前面は、垂直面からなる。
【0014】
ホース接続部8の前面には、ホース9の一端が接続される。ホース9は、可撓性を有するように蛇腹状に形成される。ホース9の他端には、手元ホース10の一端が接続される。手元ホース10には、ホース取手11が設けられる。ホース取手11には、操作スイッチ12が設けられる。手元ホース10の他端には、延長パイプ13の一端が接続される。延長パイプ13は、円筒状に真っ直ぐに形成される。延長パイプ13の他端には、吸込具14が接続される。
【0015】
図2に示すように、掃除機本体1の後部上側の一側には、コード出口15が形成される。掃除機本体1の後部上側の他側には、格子状の第1排気口16が形成される。第1排気口16の内側には、排気フィルタ(図示せず)が設けられる。コード出口15の下側では、掃除機本体1に第2排気口17が形成される。第2排気口17は、二次元配列の微細孔からなる。
【0016】
図3に示すように、ホース接続部8の上面の全面に渡って、表示部18が設けられる。表示部18は、ホース接続部8の上面と同様に、前方に行くに従って下方に傾斜する。
【0017】
次に、図4を用いて、掃除機本体1の内部を説明する。
図4はこの発明の実施の形態1における電気掃除機の本体の縦断面図である。
【0018】
図4に示すように、ホース接続部8内には、吸気経路19が形成される。吸気経路19は、ホース接続部8の前後を貫通する。表示部18と吸気経路19との間には、表示用基板20が配置される。
【0019】
掃除機本体1の後方には、予備組立品21が着脱自在に組み込まれる。予備組立品21は、電動送風機22、カバー23、保持体24、制御基板25、放熱フィン26、ケース27、保持部材28等を備える。
【0020】
電動送風機22は、吸引口が上方かつ前方に向くように配置される。その結果、電動送風機22の後部は、掃除機本体1内の後部の下側に配置される。カバー23は、電動送風機22を外側から覆う。保持体24は、電動送風機22とカバー23とを固定する。制御基板25は、電動送風機22の前部の下方に配置される。
【0021】
放熱フィン26は、制御基板25に取り付けられる。放熱フィン26は、電動送風機22の上流側に配置される。ケース27は、制御基板25を囲った状態で保持する。保持部材28は、板状に形成される。保持部材28は、上方に行くに従って後方に傾くように配置される。保持部材28は、カバー23とケース27とを保持する。
【0022】
蓋6の下方では、吸気経路19と予備組立品21との間に空間が形成される。当該空間は、上方に行くに従って後方に傾く。当該空間は、傾斜方向が長手方向となるように略直方体状に形成される。
【0023】
当該空間には、集塵部29が着脱自在に取り付けられる。集塵部29は、掃除機本体1の空間に合わせて、直方体状に形成される。集塵部29の前側の側面には、開口部29aが形成される。開口部29aは、前方かつ上方に向いた状態で、吸気経路19と連結される。集塵部29内には、集塵袋(図示せず)が収納される。集塵袋の前側は、開口部が形成される。集塵袋の開口部は、集塵部29の開口部29aと重なるように配置される。
【0024】
吸気経路19の後側には、オゾンガス発生装置30が設けられる。オゾンガス発生装置30の下部には、排出口30aが設けられる。排出口30aは、集塵部29の開口部29aの直上に配置される。
【0025】
次に、図5〜図8を用いて、予備組立品21を説明する。
図5はこの発明の実施の形態1における電気掃除機の予備組立品から格子を取り外した場合の正面図である。図6は図5のA−A線における断面図である。図7はこの発明の実施の形態1における電気掃除機の本体の予備組立品を後方から見た斜視図である。図8はこの発明の実施の形態1における電気掃除機の本体の予備組立品を前方から見た斜視図である。
【0026】
図5に示すように、放熱フィン26は、電動送風機22の吸引口22aからずれた位置に配置される。図6に示すように、保持部材28の電動送風機22側には、環状のリブ28dが形成される。リブ28dの制御基板25側には、開口部が形成される。当該開口部には、パッキン31が配置される。パッキン31は、リブ28dの開口部の内周面と放熱フィン26の外周面の間の隙間を塞ぐ。
【0027】
図7に示すように、ケース27の一側面には、配線出口27aが形成される。配線出口27aを介して、配線32aの一端が制御基板25に接続される。配線32aの他端は、電動送風機22に接続される。配線出口27aを介して、配線32bの一端が制御基板25に接続される。配線出口27aの上方では、保持部材28に鉤状の結束部28aが形成される。結束部28aは、保持部材28の内側に開口する。結束部28aには、配線32aが引っ掛けるように保持される。
【0028】
図8に示すように、保持部材28の一側には、鉤状の結束部28bが形成される。結束部28bは、保持部材28の内側に開口する。結束部28bには、配線32bが引っ掛けるように保持される。保持部材28の下部中央には、突き当て部28cが形成される。保持部材28の上部には、格子33が形成される。格子33は、略正方形状の領域に形成される。格子33は、利用者の指等が入らないように細かく形成される。格子33の手前には、略正方形状のフィルタ(図示せず)が嵌め込まれる。当該フィルタの手前では、略正方形のシール部材34が取り付けられる。シール部材34は、集塵部29との気密をとるようにゴム等で形成される。
【0029】
このような予備組立品21においては、まず、保持部材28にシール部材34が取り付けられる。その後、フィルタの上から保持部材28が重ねられる。その後、電動送風機22の前縁部の全面がリブ28dと接触するように電動送風機22が重ねられる。その結果、保持部材28と電動送風機22との間には、送風空間が形成される。その後、電動送風機22を上方から覆うようにカバー23が重ねられる。その後、カバー23の上方から保持体24が固定される。この状態で、カバー23の前部が保持部材28にねじ等で固定される。
【0030】
制御基板25の電子素子には、放熱フィン26が取り付けられる。その後、制御基板25に配線32aの一端と配線32bの一端とが接続される。その後、制御基板25を囲むようにケース27が組み付けられる。その後、リブ28dの開口部に放熱フィン26を挿入するように、ケース27が移動される。この状態で、ケース27が保持部材28にねじ等で固定される。その後、配線32aの他端が電動送風機22に接続される。この接続により、予備組立品21の組立が完了する。
【0031】
予備組立品21を掃除機本体1に組み付ける際、保持部材28を垂直に立てた状態で突き当て部28cが掃除機本体1の下部の所定箇所に突き当てられる。その後、突き当て部28cを支点として、予備組立品21が回動される。この回動により、予備組立品21は、保持部材28が上方に行くに従って傾斜する位置まで移動する。すなわち、電動送風機22と制御基板とが掃除機本体1に配置された状態で、保持部材28が掃除機本体1の開口部を塞ぐ。この状態で、保持部材28が掃除機本体1に固定される。
【0032】
次に、図9〜図11を用いて、予備組立品21を掃除機本体1に組み込んだ状態を説明する。
図9はこの発明の実施の形態1における電気掃除機から集塵部及びホース接続部を取り外した場合の縦断面図である。図10は図9のB−B線における断面図である。図11は図9のC−C線における断面図である。
【0033】
図9に示すように、第1排気口16の直下では、遮音体1cが配置される。遮音体1cは、掃除機本体1の後面から前方に突出する。カバー23の下部の前側には、開口部23aが形成される。カバー23の開口部23aの直前には、ケース27が配置される。掃除機本体1の底面とカバー23の下面との間には、第1空間35aが形成される。掃除機本体1の後面とカバー23の後面との間には、第2空間35bが形成される。
【0034】
図10に示すように、掃除機本体1の一側には、壁36が形成される。掃除機本体1の一側面と壁36との間には、コードリール室(図示せず)が形成される。コードリール室には、回転軸37が設けられる。回転軸37は、掃除機本体1の幅方向に延びる。回転軸37には、円形のコードリール38が軸支される。このとき、壁36は、コードリール38を固定するコード固定部として機能する。コードリール38の外周面には、電源コード39が巻き取り自在に巻き回される。図11に示すように、壁36の前部の下側には、流入口36aが形成される。
【0035】
次に、電気掃除機の使用方法を説明する。
まず、利用者によって、電源コード39が外部の商用交流電源(図示せず)に接続される。この接続により、掃除機本体1に電力が供給される。この状態で、利用者によって操作スイッチ12が操作される。この操作により、電動送風機22が駆動する。この際、表示部18には、電気掃除機の運転状態や注意喚起等が表示される。表示は、前方かつ上方に向く。すなわち、当該表示は、ホース取手11を持つ利用者側に向く。
【0036】
電動送風機22の駆動により、吸引風が発生する。当該吸引風により、被掃除面上の塵が空気とともに吸込具14内へ吸い込まれる。当該含塵空気は、延長パイプ13、手元ホース10、ホース9を介して吸気経路19に搬送される。
【0037】
当該含塵空気は、吸気経路19を経由して集塵部29の開口部29aと集塵袋35の開口部とを通過する。当該塵埃空気の塵埃は、集塵袋内に留まる。塵埃を取り除かれた空気は、集塵袋35を通過して、電動送風機22に吸引される。当該空気は、電動送風機22から排出される。当該空気は、カバー23の開口部23aを通過して、ケース27の後面に当たる。
【0038】
当該空気は、第1空間35aを後方に向かって進む。当該空気は、第2空間35bを上方に向かって進む。当該空気は、遮音体1cに当たる。当該空気は、遮音体1cの下面に沿って前方に進む。当該空気は、遮音体1cの先端側を回り込むように後方に進む。当該空気は、第1排気口16から排出される。
【0039】
このとき、電動送風機22から排出された空気は、流入口36aを介して、コードリール室にも侵入する。当該空気は、コードリール38の下側と上側とに分流するように進む。当該空気によって、電源コード39が冷却される。電源コード39を冷却した空気は、第2排気口17近傍で合流する。合流した空気は、第2排気口17から排出される。
【0040】
操作スイッチ12の操作により電動送風機22が停止すると、集塵袋内の塵埃は、集塵部29の開口部29aよりも下方に堆積する。その後、所定時間が経過すると、オゾンガス発生装置30が動作する。この動作により、オゾンガスが発生する。当該オゾンガスは、排出口30aから排出される。当該オゾンガスは空気より重い。このため、当該オゾンガスは下方へ移動する。当該オゾンガスは、集塵部29の開口部29aと集塵袋35の開口部を通過する。当該オゾンガスは、集塵袋35内の塵埃に接触する。これにより、集塵部29内の塵埃からの臭いが抑制される。
【0041】
以上で説明した実施の形態1によれば、掃除機本体1の底面と後面を沿うように排気経路が形成される。このため、排気経路を長くした分、排気音を小さくすることができる。
【0042】
また、電動送風機22は、吸引方向が斜め下方となるように配置される。このため、電動送風機22からの排気を容易に下側に向けることができる。
【0043】
また、電動送風機22からの排気は、遮音体1cによって迂回する。このため、排気音をより小さくすることができる。
【0044】
また、電動送風機22からの排気は、コードリール室も通過する。すなわち、コードリール室は、第1空間35aと第2空間35bとは独立した冷却経路として機能する。このため、電源コード39を冷却することができる。さらに、電動送風機22からの排気は、第1排気口16と第2排気口17とに分散される。このため、排気時の風切音を小さくすることができる。
【0045】
また、電動送風機22と制御基板25とは、保持部材28に保持される。すなわち、電動送風機22と制御基板25とを掃除機本体1に直接組み付ける必要がない。このため、容易に電動送風機22と制御基板25とを組み立てることができる。この際、接続作業のために配線等を長くする必要もない。また、重要な部品である電動送風機22と制御基板25とをまとめて着脱できる。このため、不具合時のメンテナンスを容易に行うことができる。
【0046】
また、電動送風機22と制御基板25とは、保持部材28の同一面に保持される。このため、電動送風機22と制御基板25とを組み付ける際に、保持部材28の向きを変更する必要がない。すなわち、より容易に予備組立品21を組み立てることができる。
【0047】
また、保持部材28は、集塵部29の搭載面を兼ねる。このため、部品を増やすことなく、より容易に予備組立品21を組み立てることができる。
【0048】
また、制御基板25は、掃除機本体1の底面と電動送風機22と保持部材28との間に形成された空間に配置される。このため、掃除機本体1を小さくすることができる。
【0049】
また、電動送風機22と制御基板25とは配線で接続される。このため、予備組立品21の段階で電動送風機22と制御基板25との接続を完了することができる。すなわち、配線作業が簡単となる。
【0050】
また、配線32aは結束部28aに保持される。このため、配線がばらけることを防止できる。その結果、予備組立品21を掃除機本体1に取り付ける際に、配線が邪魔にならない。
【0051】
また、電動送風機22の前縁部の全面がリブ28dに接触する。このため、電動送風機22が発生させた吸引風を無駄にしない。
【0052】
また、放熱フィン26は、電動送風機22と保持部材28との間に配置される。このため、吸気側の空気を放熱フィン26に当てることができる。すなわち、より確実に電子素子を冷却することができる。
【0053】
また、リブ28dの開口部の内周面と放
熱フィン26の外周面との間には、パッキン31が設けられる。このため、電動送風機22が発生させた吸引風が送風空間から漏れることを防止できる。
【0054】
また、予備組立品21は、保持部材28の突き当て部28cを支点として回動して掃除機本体1に組み込まれる。このため、ユニット化されて重くなった予備組立品21であっても、持ち上げることなく、所定の移動により容易に組み立てられる。すなわち、予備組立品21を掃除機本体1に組み込む際、予備組立品21が掃除機本体1の意匠面に当たることがない。このため、電気掃除機の外観不良を抑制することができる。
【0055】
また、オゾンガス発生装置30は、集塵部29の開口部29aの直上に設けられる。このため、オゾンを効率よく集塵部29に流すことができる。
【0056】
また、集塵部29は、開口部29aよりも下側に塵埃を堆積させる。このため、オゾンガスが溜めやすい。
【0057】
また、集塵部29は、斜めに取り付けられる。このため、集塵部29を大きくしつつ、掃除機本体1を小型にすることができる。この際、集塵部29を垂直に立てた場合よりも集塵部29の上面面積が拡大する。その結果、オゾンガスによる消臭効果が向上する。
【0058】
また、表示部18がホース接続部8の上面に設けられる。このため、掃除中の利用者は、容易に表示部18を視認することができる。
【0059】
また、表示部18は、掃除機本体1の前方に行くに従って下方に傾く。このため、掃除中の利用者は、より容易に表示部18を視認することができる。
【0060】
また、掃除機本体1の前面は、上方に行くに従って後方に傾斜する。このため、ホース接続部8の上面の面積が拡大する。これに伴い、表示部18の面積を拡大することができる。
【符号の説明】
【0061】
1 掃除機本体、 1a 下ケース、 1b 上ケース、 1c 遮音体、
2 前輪、 3 後輪、 4 本体取手、 5 コードリール巻き取りボタン、
6 蓋、 7 集塵部着脱レバー、 8 ホース接続部、 9 ホース、
10 手元ホース、11 ホース取手、12 操作スイッチ、13 延長パイプ、
14 吸込具、 15 コード出口、 16 第1排気口、 17 第2排気口、
18 表示部、 19 吸気経路、 20 表示用基板、 21 予備組立品、
22 電動送風機、 22a 吸引口、 23 カバー、 23a 開口部、
24 保持体、 25 制御基板、 26 放熱フィン、 27 ケース、
27a 配線出口、 28 保持部材、 28a 結束部、 28b 結束部、
28c 突き当て部、 28d リブ、 29 集塵部、 29a 開口部、
30 オゾンガス発生装置、 30a 排出口、 31 パッキン、 32a 配線、
32b 配線、 33 格子、 34 シール部材、 35a 第1空間、
35b 第2空間、 36 壁、 36a 流入口、 37 回転軸、
38 コードリール、 39 電源コード

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外郭をなし、前側に吸気経路を有した本体と、
前記本体内に設けられ、吸引風を発生させる送風機と、
前記吸引風により吸引された含塵空気中の塵埃を捕集するように前記吸気経路の下流側と前記送風機の上流側との間に設けられ、前記含塵空気が進入するための開口部を上方に向けた集塵部と、
前記吸気経路の前記集塵部側近傍で前記開口部の直上に設けられ、オゾンを発生させるオゾンガス発生装置と、
を備えた電気掃除機。
【請求項2】
前記集塵部は、前記開口部よりも下側に前記塵埃を堆積させるための堆積部を有した請求項1記載の電気掃除機。
【請求項3】
前記本体は、前記吸気経路と前記送風機との間に、上方に行くに従って後方に傾く空間部を有し、
前記集塵部は、前記空間部内に配置された際に前記堆積部の長手方向が前記空間部の傾斜方向となるように直方体状に形成された請求項2記載の電気掃除機。
【請求項4】
前記吸気経路の直上で前記本体の上面に設けられた表示部、
を備えた請求項1〜請求項3のいずれかに記載の電気掃除機。
【請求項5】
前記表示部は、前記本体の前方に行くに従って下方に傾いた請求項4記載の電気掃除機。
【請求項6】
前記本体は、上方に行くに従って後方に傾斜する前面を有し、当該前面の前方に吸引経路を形成した請求項4又は請求項5に記載の電気掃除機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2013−31585(P2013−31585A)
【公開日】平成25年2月14日(2013.2.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−169659(P2011−169659)
【出願日】平成23年8月2日(2011.8.2)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【出願人】(000176866)三菱電機ホーム機器株式会社 (1,201)
【Fターム(参考)】