説明

電気接続箱

【課題】 電気接続箱内の水滴をケーシング内に留まらせることなく、排水させることを目的とする。
【解決手段】 電気接続箱60は回路基板11を内部に収容し、その下部に排水口Rを有するケーシング20を主体として構成され、エンジンルーム内において縦置きに配置される。このうち、ケーシング20は枠体21、金属製の放熱板53並びにカバー55から構成されている。このうち枠体21は回路基板11の外形に沿った形状であって、縦壁22、23の内周側には下部コネクタ30を装着するための取り付け座部27、28が内向きに突設されている。このような突出部分には水滴がたまり易いが、取り付け座部27、28の上面は排水斜面27A、28Aが設けられ下降傾斜している。そのため、水滴は同部分に留まることなく排水口Rより排水される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気接続箱に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、自動車に搭載される電気接続箱においては内部に収容される基板の保護、或いはバスバー、端子等のショート対策を行うため種々の防水対策が講じられてきた(特許文献1)。
このものは回路基板5を収容するための枠体3の上面に、外部コネクタ接続用の取付部3cが一体的に設けられている。この取付部3cには上下に貫通する端子収容孔3dが設けられており、そこには、外部コネクタの備える端子と回路基板5を接続するための接続端子(バスバー)が収容されている。そのため、この端子収容孔3dを介して侵入した水分がバスバーを伝って電気接続箱内部の回路基板5を浸水させる虞があった。
そこで、取付部3cから回路基板5に至る経路上においてバスバーの外周に別部品を液密状に嵌着し、これにより、バスバーを伝う水分の経路を変えることで回路基板5を保護するようにしていた。
【特許文献1】特開2003−348732公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
電気接続箱内には結露等による水分の侵入等もあるため、接続箱内部の水分を放置しておくと、電気接続箱内に水がたまってしまう。特に、回路基板を覆うケーシングの内壁にはコネクタ、基板等を装着するために取りつけ用の段部が形成されるため、その部分に水がたまり易く改良の余地があった。
本発明は上記のような事情に基づいてなされたものであって、電気接続箱内の水滴をケーシング内に留まらせることなく、排水させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、回路基板を縦向きに収容するケーシングの下部に排水口を設けた電気接続箱であって、前記ケーシングの内壁の縦壁部分に内向きに突出する段部が形成されたものにおいて、前記段部の上面には縁部に向かって下降傾斜する排水斜面が形成されているところに特徴を有する。
【0005】
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記段部はコネクタをねじ止めするための取り付け座部であるところに特徴を有する。
【0006】
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記ケーシングの縦壁の下部に前記排水口に向かって下降傾斜し、その下端が前記排水口に連続する斜面部が設けられるとともに、この斜面部上に前記段部が形成されているところに特徴を有する。
【0007】
請求項4の発明は、請求項2または請求項3に記載のものにおいて、前記ケーシングの下部に設けられる取り付け凹部に前記コネクタが装着されるとともに、前記コネクタと前記取り付け凹部との対向面間に前記排水口が設けられているところに特徴を有する。
【0008】
請求項5の発明は、請求項2ないし請求項4のいずれかに記載のものにおいて、前記コネクタは前面を開放したフード部内に雄型端子を配設してなる雄型コネクタであり、前記フード部の開放面を下向きにして取り付けられているところに特徴を有する。
【0009】
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5に記載のものにおいて、前記ケーシングの上部に、前面を開放したフード部内に雄型端子を配設してなる上部コネクタが前記フード部の開口面を下向きにして取り付けられているところに特徴を有する。
【0010】
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項6に記載のものにおいて、前記段部の下面には縁部から前記縦壁との連結部に向かって傾斜する案内斜面が設けられているところに特徴を有する。
【発明の効果】
【0011】
<請求項1及び請求項2の発明>
請求項1及び請求項2の発明によれば、段部の上面の水滴はケーシング下部に流れてゆくから、排水性が高まる。
【0012】
<請求項3の発明>
請求項3の発明によれば、水滴は斜面部によって排水口へ案内されるから、更に排水性が高まる。
【0013】
<請求項4の発明>
請求項4の発明によれば、対向面間に排水口が形成されているから、ケーシング側を伝う水滴、コネクタを伝う水滴の双方を円滑に排水出来る。
【0014】
<請求項5の発明>
請求項5の発明によれば、コネクタはフード部の開放面を下向きにした状態で装着されているから、水滴が侵入し難くなる。
【0015】
<請求項6の発明>
請求項6の発明によれば、上部コネクタはフード部の開放面を下向きにした状態で装着されているから、水滴が侵入し難くなる。
【0016】
<請求項7の発明>
請求項7の発明によれば、水滴は案内斜面を伝ってケーシング下部に集まり、排水口より排水される。このような排水経路であれば、水滴が排水ケーシングの下部に到達する過程で、基板等に付着し難くなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
本発明の一実施形態を図1ないし図8によって説明する。
図1に示す60は自動車に使用される電気接続箱であって、バッテリ等の電源と電気的負荷との間に介設され、電源から供給される電力を各電装品に分配・供給するとともに、これら電力供給の切り替え等の制御を行うものである。電気接続箱60は回路構成体10を放熱機能を有するケーシング20内に収容しており、エンジンルーム内において縦向きに配置される。
【0018】
図5に示すように、回路構成体10を構成する回路基板11は下部の左側部が対向する縁に向かって傾斜するような略5角形をなす。回路基板11のうち表面には電子部品12が実装され、裏面には電源(図示せず)に接続される金属板材からなるバスバー(電力用導電路)13が配されている。尚、回路基板11とバスバー13とは、絶縁性を有する接着材(図示せず)を介して一体化されている。また、ここでいう接着材には接着剤及び接着シート等が含まれるものとする。
【0019】
次に、ケーシング20は合成樹脂製の枠体21、熱伝導率の高い金属製(例えば、アルミニウム合金)の放熱板53並びにカバー55から構成されている。
【0020】
枠体21は図6に示すように4つの壁体、すなわち左右縦壁22、23、上壁24、下壁25を環状に繋いで構成され、その外周部分には外方に張り出す鍔縁21Aが形成されている。より具体的に説明すると各壁体は回路基板11の各片に倣った形状をなしており、上壁24並びに下壁25は共に図6における水平方向に真っ直ぐに延びているのに対し、右側の縦壁22は図6における上下方向に真っ直ぐに延びている。そして、左側の縦壁23はその下部が右側の縦壁22に向かって傾斜している。尚、この傾斜した部分を斜面部23Aとする。
【0021】
枠体21における4つの角の表面には、位置決めピン26が突設される一方、回路基板11並びにバスバー13の対応した位置には、位置決めピン26が嵌まる位置決め孔18が開口されている(図3参照)。これにより、回路基板11は位置決めされた状態で枠体内部に嵌め合わされることとなる。
放熱板53は、枠体21の外形と概ね同じ形状とされ、枠体21に対して図2における底面側から組み付けられるようになっている。また、枠体21内にはゲル状のポッティング剤が図7に示す一点鎖線Lの高さまで投入され、これにより回路基板11の表面を被覆することで回路基板11の保護(防水)を図っている。
【0022】
両縦壁22、23の上部は図6に示すように、いずれも厚肉化されて内側に張り出しており、そこには、ヒューズボックス取り付け用の支持座部(本発明の段部に相当する)29が形成されている。支持座部29はその端面部分(図6における表面)にねじ孔29Bを設けるとともに、下面29Aは基端側(縦壁と支持座部とが連続する部分)に向かって斜めに傾斜している(本発明の案内斜部に相当する)。ヒューズボックス51は図2に示すように横長なブロック状をなすとともに、その左右両側には前記支持座部29の相手側となる接続部51Aが設けられている。また、このヒューズボックス51に対してはフード部52A内に雄型端子(図示せず)を配設した上部コネクタ52が同フード部52Aを下に向けた状態(図2における手前側を向けた状態)で装着されるようになっている。
【0023】
また、枠体21の下壁25はその全幅に亘って壁の高さ(図3における上下方向の高さ)が他の壁22、23、24に比べて低くなっており、そこは下部コネクタ装着用の取り付け凹部25Bとされている。
【0024】
下部コネクタ30を構成する下部コネクタハウジング31は横長な箱形をなすとともに、一対の隔壁31Aによって内部が前方に開口する3つのフード部32に仕切られている。また、下部コネクタ30の左右両側面には側方に張り出すようにして取り付け縁31Bが形成されている。
【0025】
一方、図6に示すように、枠体21の右縦壁22の下部並びに、左縦壁23の斜面部23A上には取り付け座部27、28(本発明の段部に相当する)が設けられている。この取り付け座部27、28の端面部分には前記取り付け縁31Bをねじ止めするためのねじ孔を備えた突部27B、28Bが設けられている。
これら両取り付け座部27、28の上面は、いずれも枠体21の中央(取り付け座部27にあっては右側、取り付け座部28にあっては左側)に向かって下降するように傾斜(以下、排水斜面27A、28Aとする)している。そして、この排水斜面27A、28Aは取り付け座部27、28の全幅(図6における奥行き方向(紙面と直交する方向)の全幅)に亘って形成されている。
【0026】
下部コネクタ30はフード部32の開口面31Cを下に向けた状態で取り付け凹部25Bに対して嵌め合わされ、その状態からねじによって取り付け縁31Bを取り付け座部27、28に締め込むことで枠体21に対して固定されるようになっている。
【0027】
各フード部32の上面37には図7に示すように、図示上方へ突出する取り付け突部38、39が2列形成されている。この取り付け突部38、39は各フード部32の幅方向に沿って形成されており(図5参照)、そこには上面37を貫通するようにして複数本の端子(本発明の雄型端子に相当する)33が圧入されている。
【0028】
端子33の先端部分はケーシング20の内で回路基板11側に向けて約90度屈曲されている。端子33の屈曲端は回路基板11に設けられた挿通孔14に挿通された後、回路基板11に対して半田付けにより接続されるようになっている。尚、この下部コネクタ30に対しては図5に示すように下側から相手側コネクタ57が嵌合されるようになっている。
【0029】
また、図1に示すように、下部コネクタ30と下壁25との対向面間に排水口Rが形成されるようになっている。具体的には、枠体下壁25における下部コネクタ30との対向面上には幅方向に複数個の支持部25Aが間欠的に設けられている。この支持部25Aは枠体下壁25の壁面から下部コネクタ30と対面する側に突出している。これにより、隣接する支持部25A間には、開口高さが支持部25Aの突出高さとほぼ同じ高さとされた排水口Rが複数個形成される。この排水口Rからは電気接続箱60内部に侵入した水滴のうち、主としてポッティング剤の表面を伝う水滴が排水されるとともに、排水口Rのうち左端に位置する排水口Rに対しては、前記した左縦壁23の斜面部23Aの終端が連続する構成とされている。
尚、取り付け状態において、下部コネクタ30は支持部25Aの端面に対して突き当たった状態にはなく、両間には若干の隙間が設定されている。
【0030】
また、図8に示すように、下部コネクタ30の上面37並びに露出面(カバー55から露出される面)40の両面に亘って排水溝41が形成されている。各排水溝41は下部コネクタ30の上面37の基端部分を始端として真っ直ぐ外向き(図8における上方向)にのびている。そして、露出面40に至った後、排水溝41は下部コネクタハウジング31の開口面に向かって真っ直ぐのび、その終端は同開口面31Cに達している。尚、この排水溝41からは電気接続箱60内部に侵入した水滴のうち、主として次述するカバー55の内面を伝う水滴が排水される。
【0031】
次に、カバー55は枠体21の開口面(図2における上面)を閉止可能な大きさに形成されており、枠体21に対して図示上方より組み付けられる。カバー55の下端部には図7に示すように内向きに突出する凸部56Aが設けられる一方、取り付け突部38、39のうちカバー55寄りに位置する取り付け突部39の上端部には突片が形成され、コネクタ上面37との間に凹部39Aが形成されている。これら凸部56Aと凹部39Aとは互いに凹凸嵌合するようになっている。このような構成とすることでコネクタハウジング31に作用する抜き方向への力(相手側コネクタ57をコネクタハウジング31から取り外す際にコネクタハウジング31に加わる力)に抗するようになっている。
また、カバー55はその下端部をコネクタハウジング31の上面37に対して沿わせるように配置されている。これによりコネクタハウジング31に作用する挿入方向へ力(相手側コネクタ57をコネクタハウジング31に取りつける際にコネクタハウジング31に加わる力)に抗するようになっている。
【0032】
次に、本実施形態の作用及び効果を説明する。
結露等に起因して電気接続箱60内には水滴が侵入することがあるが、この場合に侵入した水滴はポッティング剤の表面を通って電気接続箱60の下部に伝ってゆく経路(図7における矢印aで示す経路)、カバー55の内面を伝ってゆく経路(図7における矢印bで示す経路)、或いは枠体21の縦壁22、23を伝ってゆく経路(図4における矢印cで示す経路)のいずれかの経路をとる。
【0033】
このうち、カバー55の内面を伝った場合には、水滴はやがて、下部コネクタ30の上面37に達する。その後、水滴は上面37に沿って拡がるが、そこには排水溝41が形成されているため、水滴は排水溝41に達すると同溝41に沿って流れてゆき、やがて、電気接続箱60の下方に排水される。また、この場合において、水滴が排水溝41から排水されず、仮に側面壁36側に流れ出た場合であっても、水滴は排水口Rを通って排水される。
一方、ポッティング剤の表面を伝う水滴はやがて下部コネクタ30と枠体21との合わせ部分(側面壁36)に達する。すると、水滴は側面壁36と枠体21との間に形成される排水口R(図1参照)を通って電気接続箱60の下方に排水される。
【0034】
また、枠体21の左縦壁23を伝う水滴は斜面部23Aを下降した後、排水口Rより排水される。一方、枠体21の右縦壁22を伝う水滴も、左縦壁23の場合と同じく、壁面を伝って下降してゆき、やがて、排水口Rより排水される
【0035】
このように本実施形態によれば、電気接続箱60の内部の水滴は回路基板11を伝う経路、カバー55の内面を伝う経路、枠体21の縦壁22、23のいずれの経路をとった場合であっても装置外に排水されるから、電気接続箱60の内部に水滴が留まることがない。
【0036】
また、先に述べたように、枠体21の縦壁22、23は共に水滴の排水経路になっているが、そこには内部に突出するようにして取り付け座部27、28が形成されている。このように、水滴の排水経路上に突出部分があると、その上面27A、28Aでは水滴が貯まり易く、排水性を損なう虞があるが、取り付け座部27、28の上面は下降傾斜する排水斜面27A、28Aとなっているから、水滴は当該部分に留まることがなく、排水される。
加えて、左側の縦壁23の下部は傾斜しており、その終端は排水口Rに連続している(斜面部23A)。従って、同部分を伝う水滴は排水口Rに向かって案内されることとなるから、水滴を迅速かつ確実に排水することが可能となる。
【0037】
また、排水口Rは下部コネクタ30と下壁25との対向面間に形成されているから排水に好適であり、両面いずれの側を水滴が伝っても円滑に排水出来る。
【0038】
更に下部コネクタ30、上部コネクタ52はいずれも、フード部32、52Aを下方に向けた状態で装着されており、水滴が電気接続箱60内に侵入し難い構造となっている。また、支持座部29の下面29Aは基端側(縦壁と支持座部とが連続する部分)に向かって斜めに傾斜しているから、水滴は支持座部29から滴り落ちることなく、下面29Aを伝う排水経路をとる。このような構成であれば、水滴の落下を未然に回避することも可能である。
【0039】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【0040】
(1)本実施形態では、下部コネクタ30をねじ止めするための取り付け座27、28の上面に排水斜面27A、28Aを形成したが、ケーシング20の縦壁部分において内向きに突出するような段差部分であれば適用が可能であり、例えばカバー55に対して形成されるものに対しも適用可能である。
【0041】
(2)また、本実施形態では、排水斜面(取り付け座部の上面)27A、28Aは一方向に傾斜するものであったが、排水斜面27A、28Aは縁部に向かって下降傾斜するものであればよく、例えば幅方向の中央部分から左右の側縁に向かって2方向に傾斜(山型の傾斜)するものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の一実施形態に係る電気接続箱の斜視図
【図2】電気接続箱の分解斜視図
【図3】カバーと回路構成体の分解斜視図
【図4】カバーを外した状態の正面図(下部コネクタが装着されてない状態)
【図5】カバーを外した状態の正面図(下部コネクタが装着されている状態)
【図6】枠体の正面図
【図7】電気接続箱の断面図
【図8】排水溝を表す斜視図
【符号の説明】
【0043】
20…ケーシング
21…枠体
22…縦壁
23…縦壁
27…取り付け座部(段部)
28…取り付け座部(段部)
27A…排水斜面
28A…排水斜面
60…電気接続箱

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回路基板を縦向きに収容するケーシングの下部に排水口を設けた電気接続箱であって、
前記ケーシングの内壁の縦壁部分に内向きに突出する段部が形成されたものにおいて、
前記段部の上面には縁部に向かって下降傾斜する排水斜面が形成されていることを特徴とする電気接続箱。
【請求項2】
前記段部はコネクタをねじ止めするための取り付け座部であることを特徴とする請求項1記載の電気接続箱。
【請求項3】
前記ケーシングの縦壁の下部に前記排水口に向かって下降傾斜し、その下端が前記排水口に連続する斜面部が設けられるとともに、この斜面部上に前記段部が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電気接続箱。
【請求項4】
前記ケーシングの下部に設けられる取り付け凹部に前記コネクタが装着されるとともに、前記コネクタと前記取り付け凹部との対向面間に前記排水口が設けられていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の電気接続箱。
【請求項5】
前記コネクタは前面を開放したフード部内に雄型端子を配設してなる雄型コネクタであり、前記フード部の開放面を下向きにして取り付けられていることを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の電気接続箱。
【請求項6】
前記ケーシングの上部に、前面を開放したフード部内に雄型端子を配設してなる上部コネクタが前記フード部の開口面を下向きにして取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の電気接続箱。
【請求項7】
前記段部の下面には縁部から前記縦壁との連結部に向かって傾斜する案内斜面が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の電気接続箱。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−50814(P2006−50814A)
【公開日】平成18年2月16日(2006.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−229552(P2004−229552)
【出願日】平成16年8月5日(2004.8.5)
【出願人】(395011665)株式会社オートネットワーク技術研究所 (2,668)
【出願人】(000183406)住友電装株式会社 (6,135)
【出願人】(000002130)住友電気工業株式会社 (12,747)
【Fターム(参考)】