説明

電気泳動型表示装置

【課題】下部に配置したスイッチ操作のクリック感が良好になり、かつ耐久性を向上させた電気泳動型表示装置を提供する。
【解決手段】フレキシブル回路基板110の表面には、画素電極114が形成され、背面には、出力電極118と画素電極114とを接続する配線電極113が形成されている。出力電極118を除くフレキシブル回路基板110の背面には、コネクタ電極116、入力電極117及び出力電極118並びに画素電極114に対応する部位の周囲を除いて、配線電極113を保護するための保護層1(115)が被覆されている。即ち、画素電極114に対応する部位の周囲の保護層1(115)には、配線電極113を避けてスリット115aが形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気泳動型表示装置に関し、さらに詳しくは携帯電話等のキースイッチの上部に配置して、表示装置の上からスイッチを押圧して制御する電気泳動型表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電気泳動型表示装置の製造には、液相分散媒と電気泳動粒子とを含む電気泳動分散液を封入した多数のマイクロカプセルを接着層内に敷き詰めた画像表示層を、透明電極を有する透明基板の透明電極上に積層してシート状に形成した電子インクシートと呼ばれるものが活用されている。この電子インクシートを所望のサイズに裁断して、駆動電極として画素電極を有する駆動基板上に接着することにより、電気泳動により動作する表示装置本体を形成することができる。
【0003】
この表示装置は、可撓性や割れ難さ軽量化等の観点から基板にプラスチック等の材料が用いられていて柔軟性があり、バックライトが必要ないことから低コスト化や薄型化が可能となり、さらに、視野角が広くコントラストが高いことに加え、メモリ性を有するために電界を印加しなくても表示を保持できるので低消電であり、次世代の表示デバイスとして注目を集めている。
【0004】
しかし、プラスチック基板を透過したガスや水分が、表示装置内に浸入するとマイクロカプセルを劣化させるという問題があるために、表示装置本体の外周にはガスや水分を透過しにくい材料を用いた保護フィルムでサンドイッチ構造にして、この保護フィルムによって表示装置本体を封止して電気泳動型表示装置を完成する方法が広く利用されている。表示部側の保護フィルムは、表示を見るため透明であるが、裏面側の保護フィルムは、透明でも、不透明でも、問題ない。
【0005】
電気泳動型表示装置は通常の表示装置としても使えるが、近年、特にその柔軟性に着目して、携帯電話等のキースイッチの上に配設して用いる表示装置としての応用が考えられるようになった。この場合に表示装置には、異なるスイッチ機能に応じた内容の画像パターンをキートップに切り替えて表示させることができる。しかし、キースイッチ用の表示装置を実現させるためには、表示装置の一層の柔軟性を計る必要があった。
【0006】
従来のスイッチ用の表示装置には、可撓性を有する液晶表示パネルを用いたものがあり、表示装置の下方に複数のスイッチ手段を設け、表示装置とスイッチ手段の間に突起を有する補強板を新たに追加することによって、押圧手段がスイッチの真上でない場合でもスイッチの入力操作を確実にさせたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平11−15598号公報(図1、4頁)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、キースイッチ用の電気泳動型表示装置を実現するには、従来の標準的な電気泳動型表示装置の柔軟性では不十分で、特にスイッチのクリック感が弱くなってしまうという問題があり、また、電気泳動型表示装置そのものが押圧されるので、画像表示層の耐久性の点でも問題があった。
【0009】
上記発明は、このような従来の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、電気泳動型表示装置の柔軟性を向上させて、下部に配置したスイッチを押圧して制御する際のクリック感が良好で、かつ耐久性の向上したキースイッチ用の電気泳動型表示装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前述した目的を達成するための本発明の手段は、下部に配置したスイッチを押圧して制御するための電気泳動型表示装置であって、前記電気泳動型表示装置は透明電極を備える第一の基板と、画素電極を備える第二の基板と、前記透明電極と前記画素電極との間に電気泳動により動作する画像表示層とを備え、前記第二の基板の背面には前記画素電極に駆動電圧を印加するための配線電極を有し、前記配線電極を覆う保護層をさらに有し、前記保護層は前記画素電極に対応する部位が、その周囲よりも厚く形成されていることを特徴とする。
【0011】
また、前記保護層は前記画素電極の周囲にスリットを有することを特徴とする。
【0012】
また、前記スリットは前記配線電極を避けて形成されていることを特徴とする。
【0013】
また、前記保護層は前記画素電極に対応する部位では複数層形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、配線電極を覆う保護層の画素電極に対応する部位の周辺部を薄くしているので、スイッチを操作する際のクリック感が向上する。また、保護層が画素電極に対応する部位において、その周囲よりも平面形状で厚く形成されているので、押圧されたときの圧力が分散され、画像表示層へのダメージが少なくなり、耐久性が維持される。また、保護層の周辺部を薄くする手段として、画素電極の周囲にスリットを設ける、あるいは、画素電極に対応する部位では保護層を複数層形成する構成としているが、スリットを形成する場合には、スリットが配線電極を避けて形成するので、配線電極が保護されながらもクリック感は良好となり、また、保護層を複数層形成する場合には、スイッチからの反力が画像表示層に広い面積で分散してかかるようになるために、表示装置の耐久性が向上した。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の第一の実施の形態である電気泳動型表示装置を示す平面図である。
【図2】図1のA−A´断面を示す断面図である。
【図3】図1のB−B´断面を示す断面図である。
【図4】本発明の第一の実施の形態である電気泳動型表示装置の駆動基板を視認側から見た平面図である。
【図5】本発明の第一の実施の形態である電気泳動型表示装置の駆動基板の背面を示す平面図である。
【図6】本発明の第一の実施の形態である電気泳動型表示装置を用いたキーシートモジュールの構成を示す要部断面図である。
【図7】本発明の第二の実施の形態である電気泳動型表示装置の駆動基板の背面を示す断面図である。
【図8】本発明の第二の実施の形態である電気泳動型表示装置の駆動基板の背面を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施形態である電気泳動型表示装置について図面を参照して詳細に説明する。まず、本発明の第一の実施形態である電気泳動型表示装置の構成について説明する。図1は、電気泳動方表示装置の平面図、図2は、図1のA−A‘断面図、図3は、図1のB−B’断面図である。図1〜図3に示すように、平面視略長方形の電気泳動型表示装置100は、表示装置本体101がフレキシブル回路基板110の先端部111を除いて、表示装置本体101の視認側の面を覆う透明な上面保護フィルム131と背後側の面を覆う下面保護フィルム132とによって内包されている。
【0017】
表示装置本体101は、厚さ0.05μmのITOから成る透明電極123を備えた厚さ100μmのPET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂から成る透明で可撓性の第一の基板の透明基板124と、銅箔からなる画素電極114を備えた第二の基板のフレキシブル回路基板110と、透明電極123と画素電極114との間に電気泳動により動作する画像表示層120とを備えている。画像表示層120は直径30〜50μmの多数のマイクロカプセル122を接着層121内に敷き詰めて形成されている。
【0018】
画素電極114を形成したフレキシブル回路基板110の背面には、この画素電極114を駆動するための配線電極113が銅箔パターンで形成されている。そして、この配線電極113は画素電極114の開口部(画素部ビア)の底を埋めるように配置され画素電極114と導通している。さらに、フレキシブル回路基板110の背面は、この配線電極113の腐食を防止するための保護層1(115)が、配線電極113を覆うように配置されている。
【0019】
図4は、画素電極114が配置されているフレキシブル回路基板110の平面図である。フレキシブル回路基板110は、厚さ12μmのポリイミドフィルムから成る基材の両面に厚さ10μmの銅箔を張ったものを用いている。その表面には、図4に示すように、略長方形又は略正方形の画素電極114が形成されている。図4には、一部の画素電極114を拡大して図示した。画素電極114は、数字電極114aとひらがな電極114bと背景の周辺電極114cの3つの電極から構成されている。数字電極114aと周辺電極114cとの間、及びひらがな電極114bと周辺電極114cの間には、僅かな隙間が設けられているが、数十μmの隙間なので、隣り合う電極を同じ白表示、又は黒表示にした場合、斜め電界により、隙間の部分も動作し、隙間はほとんど認識されない。
【0020】
図5は、図4のフレキシブル回路基板110の裏面平面図である。図5に示すように、フレキシブル回路基板110には、出力電極118と画素電極114の数字電極114a、ひらがな電極114b、背景の周辺電極114cとは、1列ごとに1本の配線電極113に接続してあり、更に、対向電極(COM)と接続する配線電極と合わせ合計10本の配線電極113が形成されている。
【0021】
以上の各電極には、それぞれ厚さ1〜3μmのニッケルメッキとその上に厚さ0.05μmの金メッキが施されている。また、駆動用回路であるIC140が突起電極を介して入力電極117と出力電極118とに接続されている。ここで、駆動用回路としてIC140を例に示したが、外部の駆動用回路と接続するフレキシブル回路基板を出力電力118と接続しても構わない。また、透明基板124の透明電極123は、導電ゴム(図示せず)を用いて、図4に図示したフレキシブル回路基板110のCOMに接続してあり、COM及び導電ゴムを介して対向電圧を印加する。
【0022】
フレキシブル回路基板110の背面には、コネクタ電極116、入力電極117及び出力電極118並びに画素電極114に対応する部位の周囲を除いて、配線電極113を保護するための保護層1(115)が被覆されている。即ち、画素電極114に対応する部位の周囲の保護層1(115)には、配線電極113を避けてスリット115aが形成さ
れている。したがって、保護層1(115)は画素電極114に対応する部位が、その周囲よりも厚く形成されている。
【0023】
上面保護フィルム131にはシリカやアルミナ等の無機酸化膜を蒸着やスパッタリングで形成したPETフィルム等の湿度遮断性能に優れた薄くて透明なフィルムを用い、下面保護フィルム132には透明である必要がないのでアルミ箔をPETフィルムでサンドイッチ状に挟み込んだ薄い多層膜を用いた。上面保護フィルム131と下面保護フィルム132との対向する内面には図示しないが、熱可塑性の接着層を有している。上面保護フィルム131と下面保護フィルム132との端部には、図1のハッチング部で示すように、熱可塑性の接着剤を介して圧着された封止部133が形成されている。
【0024】
次に、この電気泳動型表示装置100の製造方法について説明する。まず、第二の基板であるフレキシブル回路基板110の製造方法について説明する。両面に銅箔を有するポリイミドフィルムの所定箇所にドリルやレーザーで、スルーホールを形成した後、電解銅メッキを施してスルーホールの上下の銅箔を接続し、その後、表面には画素電極114になる銅箔パターンを、裏面には各々コネクタ電極116、入力電極117、出力電極118及び配線電極113になる銅箔パターンをフォトエッチング加工により形成する。
【0025】
次に、保護層1(115)の形成方法について説明する。フレキシブル回路基板110の背面の配線電極113を形成してある部分に、感光性のアクリル系樹脂材料から成るフィルムを被覆して加圧式真空ラミネート装置に投入し、80℃で30秒間加圧した後、感度安定化のために45分以上放置する。その後、露光条件120mj/cm2 でフォトマスクを用いて所望のパターンを露光後、感度安定化のために15分以上放置する。次に、液温30℃、濃度1.0%の炭酸ナトリウム溶液の現像液を用いて、50〜60秒間現像してスリット115aを形成する。その後水洗し、85℃で乾燥する。その後、3j/cm2 のUV照射をして、最後に熱風循環式オーブンに投入し、160℃、1時間以上放置して前記フィルムを熱硬化させることにより保護層1(115)が形成され、その後、ニッケルメッキと金メッキを行うことで、フレキシブル回路基板110が完成する。
【0026】
なお、保護層1(115)の形成方法としては、例えば、厚さ12μmのポリイミド樹脂を型抜きし、厚さ10〜20μmの接着剤で貼り付ける方法もある。この方法でスリット115aを形成する場合には、スリットの一部を不連続にしておく必要があるが、配線電極113を避けてスリット115aを形成する場合にはスリットが不連続になり好都合である。また、以上の方法の他に、感光性樹脂をロールコータで塗布し、その後硬化させる方法もある。いずれの方法によっても、硬化前の樹脂は、配線電極113の有る箇所と無い箇所との段差を吸収するのに十分な厚さと柔軟性があるので、保護層1(115)の表面は平面となる。
【0027】
次に、透明基板124の透明電極123に接着された画像表示層120の接着層121を、画素電極114を形成したフレキシブル回路基板110の画素電極114上に接着して表示装置本体101を形成する。その後、表示装置本体101の視認側に上面保護フィルム131を配置し、次いで、表示装置本体101の背面側に下面保護フィルム132を配置する。その後、上面保護フィルム131、下面保護フィルム132の外側から加熱ローラーにより熱と圧力をかけることによって、両保護フィルムの内側全面に塗布した熱可塑性の接着剤(図示せず)を介して表示装置本体101の周囲を圧着し封止部133を形成することによって、電気泳動型表示装置100が完成する。
【0028】
次に、この電気泳動型表示装置100の作用について説明する。フレキシブル回路基板110の配線電極113を介して所定の表示用の制御電圧を、画素電極114と透明電極123との間に印加することにより、透明電極123側に白色又は黒色の電気泳動粒子を
移動させて、所望の図形、文字等を含む画像を表示装置本体101の視認側へ表示させることができる。図4において、数字電極114aを黒、ひらがな電極114bと周辺電極114cを白にすると、白のキーに黒の文字が表示できる。
【0029】
白色又は黒色の電気泳動粒子の大きさは、数ミクロンと小さく、制御電圧を取り除いても、分子間力により状態を保持するので、表示を維持することが可能である。また、制御電圧の印加時間を調整することで、白色又は黒色の電気泳動粒子の移動量が変わり、中間調を表示することも可能である。
【0030】
次に、本発明の第一の実施形態の効果について説明する。図6は、本発明の第一の実施形態である電気泳動型表示装置を用いたキーシートモジュールの構成を示す要部断面図である。図6に示すように、FPC上にメタルドームを貼り付けたドームスイッチ30の上に樹脂製のプッシュロッド20が配設され、その上に電気泳動型表示装置100が配置されている。最上部には薄く曲げやすい透明樹脂で形成したキートップ10が、透明な粘着剤で電気泳動型表示装置100と接着されている。
【0031】
指先でキートップ10の上から押圧したとき、電気泳動型表示装置100が撓んでプッシュロッド20を押し下げるから、プッシュロッド20によってドームスイッチ30が押されてスイッチが動作する。図2及び図5に示したように、フレキシブル回路基板110や保護フィルム131、132などに薄い材料を用いるとともに、背面に被覆した保護層1(115)には、画素電極114に対応する部位の周囲にスリット115aを形成したので、電気泳動型表示装置100の柔軟性が増して、下部に配置したドームスイッチ30を押圧する際に、スイッチの操作性(クリック感)が向上した。なお、スリット115aは配線電極113を避けて形成したが、配線電極113部を含んで形成しても同様の効果が期待できる。
【0032】
携帯電話用として、このキーシートモジュールを用いる場合、キートップ10は、透明であるので、電気泳動型表示装置100の表示をキーの表示文字として認識できる。電話番号を入力する場合には、数字電極114aを黒、ひらがな電極114bと周辺電極114cを白とすることで、数字がキーの中に表示できる。また、メール等で文字を入力する場合には、ひらがな電極114bを黒、数字電極114aと周辺電極114cを白とすることで、ひらがなだけがキーの内部に表示される。このように、入力に必要な文字が、必要なキーだけに表示されることで、入力しやすいフレキシブルインターフェイスを実現できた。
【0033】
なお、照明が必要な場合は、電気泳動型表示装置110とキートップ10の間に、フロントライトを挿入する事で、実現可能である。フロントライトは、厚さ0.1〜0.3mmの薄いプラスチック製の導光板が好ましく、いずれかの端面、または、複数の端面からLEDで照明する。
【0034】
次に、本発明の第二の実施形態である電気泳動型表示装置の構成について説明する。図7と図8に示すように、電気泳動型表示装置200には、保護層1(115)の画素電極114に対応する部位において、保護層1(115)には同じ材質で任意の平面形状、例えば円形の保護層2(215)が積層されて複数層(本実施形態では2層)になっている。即ち、画素電極114に対応する部位の保護層は、その周囲よりも厚く形成されている。なお、画素電極114に対応する部位の周囲には、第一の実施形態におけるスリット115aと同様なスリットが形成されていてもよい。保護層2(215)が円形の場合には、その周辺のスリットは円環状であってもよい。その他の構成要素は、第一の実施形態の電気泳動型表示装置と同じであるから、同じ構成要素には同じ符号と名称とを付して説明を省略する。
【0035】
次に、本発明の第二の実施形態の効果について説明する。画素電極114に対応する部位の保護層が複数層になっているために、電気泳動型表示装置200の上からスイッチを押圧した場合には、マイクロカプセル122にかかるスイッチからの反力が広い面積に分散されることになり、画像表示層120の耐久性が向上する。また、保護層2(215)の周囲にスリット115aが形成された場合には、電気泳動型表示装置200の柔軟性が一層増して、スイッチ操作のクリック感が良好になる。
【符号の説明】
【0036】
100、200 電気泳動型表示装置
110 フレキシブル回路基板
113 配線電極
114 画素電極
115 保護層1
115a スリット
120 画像表示層
123 透明電極
124 透明基板
215 保護層2

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下部に配置したスイッチを押圧して制御するための電気泳動型表示装置であって、前記電気泳動型表示装置は透明電極を備える第一の基板と、画素電極を備える第二の基板と、前記透明電極と前記画素電極との間に電気泳動により動作する画像表示層とを備え、前記第二の基板の背面には前記画素電極に駆動電圧を印加するための配線電極を有し、前記配線電極を覆う保護層をさらに有し、前記保護層は前記画素電極に対応する部位が、その周囲よりも厚く形成されていることを特徴とする電気泳動型表示装置。
【請求項2】
前記保護層は前記画素電極に対応する部位の周囲にスリットを有することを特徴とする請求項1に記載の電気泳動型表示装置。
【請求項3】
前記スリットは前記配線電極を避けて形成されていることを特徴とする請求項2に記載の電気泳動型表示装置。
【請求項4】
前記保護層は前記画素電極に対応する部位では複数層形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電気泳動型表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−248301(P2011−248301A)
【公開日】平成23年12月8日(2011.12.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−124322(P2010−124322)
【出願日】平成22年5月31日(2010.5.31)
【出願人】(000001960)シチズンホールディングス株式会社 (1,939)
【出願人】(000124362)シチズンセイミツ株式会社 (120)
【Fターム(参考)】