電気泳動表示用分散液およびその製造方法、ならびに電気泳動表示用マイクロカプセル、電気泳動表示用シートおよび電気泳動表示装置
【課題】 分散媒と粒子の比重を調整することなく、分散媒に対する粒子の分散安定性を向上させて粒子の沈降や浮上を防止することができ、かつ鮮明な色調差によって優れた表示品質を与えることができる電気泳動表示用分散液、それを用いた電気泳動表示用のマイクロカプセルおよびシートを提供すること。
【解決手段】 分散媒中に電気泳動粒子と非電気泳動粒子を含有し、前記非電気泳動粒子が数平均分子量２，０００以上のポリマーをグラフトさせた固体粒子である電気泳動表示用分散液。カプセル殻体に前記分散液を内包してなる電気泳動表示用マイクロカプセル。基材フィルム上に導電層を形成してなる基材シートの前記導電層上に前記マイクロカプセルを含む層を形成してなる電気泳動表示用シート。
【解決手段】 分散媒中に電気泳動粒子と非電気泳動粒子を含有し、前記非電気泳動粒子が数平均分子量２，０００以上のポリマーをグラフトさせた固体粒子である電気泳動表示用分散液。カプセル殻体に前記分散液を内包してなる電気泳動表示用マイクロカプセル。基材フィルム上に導電層を形成してなる基材シートの前記導電層上に前記マイクロカプセルを含む層を形成してなる電気泳動表示用シート。
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【特許請求の範囲】
【請求項１】
分散媒中に電気泳動粒子と非電気泳動粒子を含有し、前記非電気泳動粒子が数平均分子量２，０００以上のポリマーをグラフトさせた固体粒子であることを特徴とする電気泳動表示用分散液。
【請求項２】
前記電気泳動粒子の濃度が１質量％以上、２５質量％以下であり、かつ前記電気泳動粒子に対する前記非電気泳動粒子の質量比が０．０２以上、５以下である請求項１記載の分散液。
【請求項３】
前記非電気泳動粒子を構成する固体粒子が顔料粒子である請求項１または２記載の分散液。
【請求項４】
前記電気泳動粒子を構成する固体粒子が顔料粒子であり、前記顔料粒子がカップリング剤またはポリマーで表面処理されている請求項１〜３のいずれか１項記載の分散液。
【請求項５】
請求項１〜４のいずれか１項記載の電気泳動表示用分散液を製造する方法であって、固体粒子に数平均分子量２，０００以上のポリマーをグラフトさせることにより非電気泳動粒子を調製し、分散媒中に電気泳動粒子と前記非電気泳動粒子を分散させることを特徴とする電気泳動表示用分散液の製造方法。
【請求項６】
前記電気泳動粒子が顔料粒子であり、前記顔料粒子をカップリング剤またはポリマーで表面処理することを特徴とする請求項５記載の製造方法。
【請求項７】
カプセル殻体に請求項１〜４のいずれか１項記載の分散液を内包してなることを特徴とする電気泳動表示用マイクロカプセル。
【請求項８】
基材フィルム上に導電層を形成してなる基材シートの前記導電層上に請求項７記載のマイクロカプセルを含む層を形成してなることを特徴とする電気泳動表示用シート。
【特許請求の範囲】
【請求項１】
分散媒中に電気泳動粒子と非電気泳動粒子を含有し、前記非電気泳動粒子が数平均分子量２，０００以上のポリマーをグラフトさせた固体粒子であることを特徴とする電気泳動表示用分散液。
【請求項２】
前記電気泳動粒子の濃度が１質量％以上、２５質量％以下であり、かつ前記電気泳動粒子に対する前記非電気泳動粒子の質量比が０．０２以上、５以下である請求項１記載の分散液。
【請求項３】
前記非電気泳動粒子を構成する固体粒子が顔料粒子である請求項１または２記載の分散液。
【請求項４】
前記電気泳動粒子を構成する固体粒子が顔料粒子であり、前記顔料粒子がカップリング剤またはポリマーで表面処理されている請求項１〜３のいずれか１項記載の分散液。
【請求項５】
請求項１〜４のいずれか１項記載の電気泳動表示用分散液を製造する方法であって、固体粒子に数平均分子量２，０００以上のポリマーをグラフトさせることにより非電気泳動粒子を調製し、分散媒中に電気泳動粒子と前記非電気泳動粒子を分散させることを特徴とする電気泳動表示用分散液の製造方法。
【請求項６】
前記電気泳動粒子が顔料粒子であり、前記顔料粒子をカップリング剤またはポリマーで表面処理することを特徴とする請求項５記載の製造方法。
【請求項７】
カプセル殻体に請求項１〜４のいずれか１項記載の分散液を内包してなることを特徴とする電気泳動表示用マイクロカプセル。
【請求項８】
第１の基材フィルム上に第１の導電層を形成してなる第１の基材シートの前記第１の導電層上に請求項７記載のマイクロカプセルを含む層を形成してなることを特徴とする電気泳動表示用シート。
【請求項９】
請求項８記載の電気泳動表示用シートと、第２の基材フィルム上に第２の導電層を形成してなる第２の基材シートとを有し、
前記電気泳動表示用シートの前記マイクロカプセルを含む層を前記第２の導電層上に配置してなることを特徴とする電気泳動表示装置。
【請求項１】
分散媒中に電気泳動粒子と非電気泳動粒子を含有し、前記非電気泳動粒子が数平均分子量２，０００以上のポリマーをグラフトさせた固体粒子であることを特徴とする電気泳動表示用分散液。
【請求項２】
前記電気泳動粒子の濃度が１質量％以上、２５質量％以下であり、かつ前記電気泳動粒子に対する前記非電気泳動粒子の質量比が０．０２以上、５以下である請求項１記載の分散液。
【請求項３】
前記非電気泳動粒子を構成する固体粒子が顔料粒子である請求項１または２記載の分散液。
【請求項４】
前記電気泳動粒子を構成する固体粒子が顔料粒子であり、前記顔料粒子がカップリング剤またはポリマーで表面処理されている請求項１〜３のいずれか１項記載の分散液。
【請求項５】
請求項１〜４のいずれか１項記載の電気泳動表示用分散液を製造する方法であって、固体粒子に数平均分子量２，０００以上のポリマーをグラフトさせることにより非電気泳動粒子を調製し、分散媒中に電気泳動粒子と前記非電気泳動粒子を分散させることを特徴とする電気泳動表示用分散液の製造方法。
【請求項６】
前記電気泳動粒子が顔料粒子であり、前記顔料粒子をカップリング剤またはポリマーで表面処理することを特徴とする請求項５記載の製造方法。
【請求項７】
カプセル殻体に請求項１〜４のいずれか１項記載の分散液を内包してなることを特徴とする電気泳動表示用マイクロカプセル。
【請求項８】
基材フィルム上に導電層を形成してなる基材シートの前記導電層上に請求項７記載のマイクロカプセルを含む層を形成してなることを特徴とする電気泳動表示用シート。
【特許請求の範囲】
【請求項１】
分散媒中に電気泳動粒子と非電気泳動粒子を含有し、前記非電気泳動粒子が数平均分子量２，０００以上のポリマーをグラフトさせた固体粒子であることを特徴とする電気泳動表示用分散液。
【請求項２】
前記電気泳動粒子の濃度が１質量％以上、２５質量％以下であり、かつ前記電気泳動粒子に対する前記非電気泳動粒子の質量比が０．０２以上、５以下である請求項１記載の分散液。
【請求項３】
前記非電気泳動粒子を構成する固体粒子が顔料粒子である請求項１または２記載の分散液。
【請求項４】
前記電気泳動粒子を構成する固体粒子が顔料粒子であり、前記顔料粒子がカップリング剤またはポリマーで表面処理されている請求項１〜３のいずれか１項記載の分散液。
【請求項５】
請求項１〜４のいずれか１項記載の電気泳動表示用分散液を製造する方法であって、固体粒子に数平均分子量２，０００以上のポリマーをグラフトさせることにより非電気泳動粒子を調製し、分散媒中に電気泳動粒子と前記非電気泳動粒子を分散させることを特徴とする電気泳動表示用分散液の製造方法。
【請求項６】
前記電気泳動粒子が顔料粒子であり、前記顔料粒子をカップリング剤またはポリマーで表面処理することを特徴とする請求項５記載の製造方法。
【請求項７】
カプセル殻体に請求項１〜４のいずれか１項記載の分散液を内包してなることを特徴とする電気泳動表示用マイクロカプセル。
【請求項８】
第１の基材フィルム上に第１の導電層を形成してなる第１の基材シートの前記第１の導電層上に請求項７記載のマイクロカプセルを含む層を形成してなることを特徴とする電気泳動表示用シート。
【請求項９】
請求項８記載の電気泳動表示用シートと、第２の基材フィルム上に第２の導電層を形成してなる第２の基材シートとを有し、
前記電気泳動表示用シートの前記マイクロカプセルを含む層を前記第２の導電層上に配置してなることを特徴とする電気泳動表示装置。
【公開番号】特開２００６−２０１６１７（Ｐ２００６−２０１６１７Ａ）
【公開日】平成１８年８月３日（２００６．８．３）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００５−１４７３８（Ｐ２００５−１４７３８）
【出願日】平成１７年１月２１日（２００５．１．２１）
【出願人】（０００００２３６９）セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【出願人】（０００００４６２８）株式会社日本触媒 (2,292)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１８年８月３日（２００６．８．３）
【国際特許分類】
【出願日】平成１７年１月２１日（２００５．１．２１）
【出願人】（０００００２３６９）セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【出願人】（０００００４６２８）株式会社日本触媒 (2,292)
【Ｆターム（参考）】
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