説明

電気炊飯器

【課題】 冷やご飯或いは冷凍ご飯などから雑炊を簡単に作ることができる雑炊調理機能を付加した電気炊飯器を提供する。
【解決手段】
被炊飯物が投入される鍋4と、鍋が収納される収納ケース16と、鍋4を加熱する加熱手段5と、を有する炊飯器本体2と、炊飯器本体2に開閉自在に装着された蓋体3と、炊飯工程及び雑炊工程を実行する制御手段とを備えた炊飯器において、雑炊工程を、被炊飯物を判定する温度検出工程、判定された被炊飯物を加熱する加熱工程、被炊飯物を沸騰状態に維持する沸騰維持工程とに区分し、温度検出工程で、被炊飯物の温度を検出し、該検出温度に応じて、被炊飯物の温度状態を複数に区分する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気炊飯器に関するもので、冷やご飯或いは冷凍ご飯などから雑炊を簡単に作ることができる雑炊調理機能を付加した電気炊飯器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
炊飯器は、鍋内に米と水とからなる被炊飯物を投入し、この鍋内の被炊飯物を加熱して炊飯するもので、近年では、白米・玄米などの米の種類に応じた炊飯ができる炊飯メニュー、炊き上がりのご飯の硬さを調節できる硬さ調節メニューが設けられ、使用者の好みの炊飯が選択できるようになっている。また、通常の炊飯メニューの他に、おかゆや雑炊の調理もできる機能を設けた炊飯器が知られている。
【0003】
例えば、下記特許文献1には、残りご飯から雑炊を作る炊飯器が開示されている。この炊飯器は、本体に着脱自在に収納される内釜と、内釜に入れた米や水を加熱する加熱部と、加熱部を制御する制御部と、制御部へ入力操作するための操作部を備え、操作部には、生米から炊飯する通常加熱と、すでに炊いた御飯に水分を足して加熱する雑炊などを作る雑炊加熱を選択する選択手段を設けている。
【0004】
また、この炊飯器は、選択手段で雑炊加熱を選択した場合に、略沸騰まで強火で加熱し、略沸騰後は加熱を停止またはα化条件の20分以下の一定時間だけ弱火で加熱してから停止することで、まだ内釜内に水分が残った状態で加熱を終了することが可能である。
【0005】
また、下記特許文献2には、予約タイマ機能を有する炊飯器であって、雑炊メニューが選択されたときに、所定時刻に炊飯を完了する予約タイマ機能を無効するとするものが開示されている。特許文献2に記載の技術では、このような構成とすることにより、雑炊の調理時に予約タイマを使ってしまうという誤使用を未然に防止することが可能であり、その結果、ご飯が長時間水に浸されて腐敗が生じたり、ご飯が水を吸ってふやけてしまい、食味が低下したりするような問題を回避することが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2000−229025号公報
【特許文献2】特開2001−299580号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記特許文献1は、雑炊炊飯の開始と同時に高い加熱量で加熱し、沸騰検出手段の検出により沸騰を検出した後、加熱量を低下もしくは加熱を停止する制御を行っている。
【0008】
しかし、特許文献1の炊飯器は、保温状態の残りご飯あるいは保温していない冷たい残りご飯を炊飯する場合に対応しているが、冷凍ご飯には対応しておらず、冷凍ご飯の場合、ご飯の塊の外側の温度は上がっていても、中心部は冷凍のまま、或いはご飯の温度の低いまま炊飯が終了してしまい、食味が低下する恐れがあった。
【0009】
近年は炊き上がったご飯を冷凍保存することが多く、冷凍されたご飯をおいしく食することが求められている。雑炊炊飯に使用する場合、水で加熱すると外側が早く解凍するが、中心部が解凍し難いという問題がある。
【0010】
そこで、上記特許文献2に開示された炊飯器では、通常の雑炊コースに加えて冷凍雑炊コースを設け、この冷凍雑炊コースにおいては、食感が温かく感じる60℃以上にご飯が加熱され、水がほぼ沸騰または所定時間沸騰したら炊飯加熱を停止して雑炊に仕上げることにより、ご飯の外側の煮崩れおよび澱粉の溶出を抑制できるとともに、食感が冷たく感じることがなく、冷凍されたご飯を適切に雑炊として解凍できるとしている。
【0011】
しかし、特許文献2の炊飯器では、雑炊コースと冷凍雑炊コースとがあって使用者が毎回のご飯の状態によってコース設定をしなければならないため煩雑であった。
【0012】
また、特許文献1、2ともに炊飯量の判定を行っておらず、炊飯量が少ない場合には、加熱しすぎる恐れがあった。
【課題を解決するための手段】
【0013】
前記問題を解決するために、本願の請求項1に係る発明は、被炊飯物が投入される鍋と、鍋が収納される収納ケースと、鍋を加熱する加熱手段と、を有する炊飯器本体と、炊飯器本体に開閉自在に装着された蓋体と、炊飯工程及び雑炊工程を実行する制御手段とを備えた炊飯器において、雑炊工程は、被炊飯物の温度状態を判定する温度検出工程、判定された被炊飯物を加熱する加熱工程、被炊飯物を沸騰状態に維持する沸騰維持工程とに区分し、制御手段は、温度検出工程で、被炊飯物の温度を検出し、該検出温度に応じて、被炊飯物の温度状態を複数に区分し、区分された温度状態に基づいて、温度検出工程以降の工程を制御することを特徴とする。
【0014】
本願の請求項2に係る発明は、請求項1に記載の炊飯器において、温度検出工程では、被炊飯物の温度を、冷凍ご飯、常温または冷やご飯、保温ご飯の3種類に区分することを特徴とする。
【0015】
本願の請求項3に係る発明は、請求項1に記載の炊飯器において、加熱工程では、被炊飯物の量判定を行うことを特徴とする。
【0016】
本願の請求項4に係る発明は、請求項2に記載の炊飯器において、制御手段は、温度検出工程で検出された温度データと、加熱工程での量判定結果を基に沸騰維持工程の電力を調整することを特徴とする。
【0017】
本願の請求項5に係る発明は、請求項1に記載の炊飯器において、制御手段は、温度検出工程で検出された温度データを基に加熱工程以降の電力を調整することを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、温度検出工程で、被炊飯物の温度を検出し、被炊飯物の温度状態を複数に区分することによって、被炊飯物の温度状態に合わせて、使用者が炊飯コースの設定をする必要がなく、使用者の使い勝手が向上する。
【0019】
また、温度検出工程で被炊飯物の温度状態を区分することによって、その後の炊飯工程の電力を被炊飯物の温度状態に合わせて制御することができ、食味を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】図1は、本発明に係る圧力式炊飯器の正面図である。
【図2】図2は、図1の圧力式炊飯器の縦断面図である。
【図3】図3は、本発明に係る炊飯器の雑炊工程での鍋内の温度及び蒸気温度の変化を示した特性図である。図3(A)は高温時の鍋内の温度及び蒸気温度の変化を示した特性図である。図3(B)は常温時の鍋内の温度及び蒸気温度の変化を示した特性図である。図3(C)は低温時の鍋内の温度及び蒸気温度の変化を示した特性図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。ただし、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための圧力炊飯器を例示するものであって、本発明をこの圧力炊飯器に特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものにも等しく適用し得るものである。
【実施例】
【0022】
まず、図1及び図2を参照して本発明の実施例に係る炊飯器について説明する。なお、図1は、本発明の実施例に係る炊飯器の正面図である。図2は、本発明の実施例に係る炊飯器の断面図であり、図2中左が正面である。
【0023】
炊飯器1は、炊飯器本体(以下「本体」という)2と本体2を覆う開閉自在の蓋体3とで構成される。本体2には、被炊飯物である米及び水が投入される深底の容器からなる鍋4と、上方にこの鍋4が収容される開口部及び内部にこの鍋4を加熱して被炊飯物を加熱する加熱手段5を有しており、さらに炊飯を制御する制御部(図示省略)と、炊飯メニューを操作する操作部6と、操作された炊飯メニューを表示する表示部7が正面側に設けてある。
【0024】
操作部6は、炊飯メニュー選択ボタン8、炊飯スタート/保温ボタン9、予約ボタン10、取り消しボタン11、十字キー12よりなり、使用者は、これらの操作ボタンを操作することにより好みのメニューで炊飯を行うように設定することができる。
【0025】
本体2は、有底箱状の外部ケース13と、この外部ケース13に収容される収納ケース14とからなり、外部ケース13と収納ケース14との間に隙間が形成され、この隙間に制御部(制御手段)を構成する制御装置(図示省略)が配設されている。
【0026】
又、収納ケース14には鍋4が収容される。この鍋4は、例えばアルミニウムとステンレスとのクラッド材で形成されている。また、この収納ケース14は、側壁上面にある鉄よりなる上ケース15と、側壁下面から底壁にかけて設けた耐熱性樹脂からなる下ケース16より構成されており、その上ケース15及び下ケース16に対向してそれぞれ側面ヒータ17及び加熱コイル18が設けられ、収納ケース14底部に鍋底温度を検知するサーミスタ等からなる鍋底温度センサ19が設けられている。
【0027】
蓋体3は、本体2に着脱自在の内蓋20と、外方を覆う外蓋21とで構成されている。また、蓋体3には、線ヒータよりなる蓋ヒータ22、圧力弁23、圧力弁開放機構24、安全弁25、負圧弁(図示省略)、蒸気通路26、圧力弁から導入される蒸気の温度を検知する蒸気温度センサ27が設けられている。
【0028】
圧力弁23は、金属製の調圧ボール28と、台座29、カバー30からなり、圧力弁開放機構24は、調圧ボール28を強制的に移動させるソレノイドからなり、電磁コイルが巻回されたシリンダ31と、このシリンダ31内を電磁コイルの励磁により移動させるプランジャ32と作動棹、バネで構成されている。
【0029】
圧力弁23の台座29は中心に孔33が開けられており、鍋4内の加圧時は調圧ボール28が自重により台座29の真ん中に収まり、孔33を塞いで安定するように設計されている。調圧ボール28が孔33を塞いでいるときは、鍋4と内蓋20とは、内蓋20の周囲に取り付けられているパッキン37と圧力弁23の調圧ボール28とで密閉されている。プランジャ32は、制御部により制御されて密閉状態を解除する際に調圧ボール28を台座29の孔33の上から押しのける。
【0030】
また、蓋体3には、鍋4内の蒸気圧が所定圧力以上の異常圧力に上昇したときに、鍋4内の圧力を外部に逃がす安全弁25が設けられている。また、この蓋体3の蒸気通路26には、圧力弁23よりも噴出口側の位置に、温度センサである蒸気温度センサ27が取り付けられている。
【0031】
34はおねばタンクで、蓋体3の上方に蒸気通路と連通して着脱自在に設けられ、炊飯時に発生するおねばを貯留する。そのため、おねばタンク34の内部は蒸気とおねばとを分離させるために上下から分離構造を設けた多層構造となっており、噴出口35からは蒸気のみがでるようになっている。
【0032】
次に、図3を参照して本発明の雑炊工程について説明する。なお図3(A)は、鍋内の被炊飯物が高温の場合の雑炊工程の鍋4内の温度(太線)及び蒸気温度(細線)の変化を示した特性図である。図3(B)は、鍋4内の被炊飯物が常温の場合の雑炊工程の鍋4内の温度及び蒸気温度の変化を示した特性図である。図3(C)は、鍋4内の被炊飯物が低温の場合の雑炊工程の鍋4内の温度及び蒸気温度の変化を示した特性図である。
【0033】
雑炊工程は、図3に示すように、鍋4内の被炊飯物の温度状態を検出する温度検出工程Iと、被炊飯物を加熱する加熱工程IIと、この被炊飯物を沸騰状態に維持する沸騰工程IIIとに分けられる。なお、この雑炊工程では、圧力弁23は開放されている。
【0034】
雑炊炊飯をスタートすると、まず温度検出工程Iが始まり、図示せぬ制御装置が所定時間、例えば3分間のカウントを開始する。そして、鍋底温度センサ19によって温度検出工程I開始時点の鍋4内の温度(K1)が検出される。温度検出工程Iの間、加熱手段5は動作しない。所定時間、例えば3分が経過したと制御装置が判定すると、再び鍋底温度センサ19によって温度検出工程I終了時点の鍋4内の温度(K2)が検出される。
【0035】
制御部は、この鍋温度K1、K2の差を求めることにより、被炊飯物の温度状態を区別し、加熱工程II以降の工程において、制御装置に保存されている、表1に示すようなそれぞれの温度状態毎のデータを読み出して使用する。例えば、温度検出工程開始時点の鍋温度(K1)よりも温度検出工程終了時点の鍋温度(K2)が5度以上高い場合は、制御部は、鍋内の被炊飯物は高温であると判断し、表1の高温のデータを適用する。高温とは、例えば、保温されているご飯を使って雑炊を作るときが含まれる。高温は、室温(例えば25度)よりも10度以上高い。鍋温度K1と鍋温度K2の温度の差が−5度より高く5度未満の場合は常温であると判断し、表1の常温データを適用する。常温とは、例えば、冷やご飯を使って雑炊を作るときが含まれる。常温は、高温と低温の間のことを示す。鍋温度K1より鍋温度K2の温度が−5度以上の場合は低温と判断し、表1の低温データを適用する。低温とは、例えば、冷凍ご飯を使って雑炊を作るときが含まれる。低温は、室温(例えば25度)よりも10度以上低い。
【0036】
尚、これらの特性データは制御装置に格納されているが、これらの特性データは、制御装置と電気的に接続されている記憶装置(例えば、フラッシュメモリ)に格納する構成としても良い。
【0037】
温度検出工程Iにおいて判定した被炊飯物の温度状態のデータは、温度検出工程I以降の工程において反映される。すなわち、後述するように加熱工程Iにおいては、表1に示す通り温度状態ごとのテーブルを量判定に使用する際に用いられ、沸騰工程IIIでは、沸騰工程IIにおいて判定された炊飯量によって加熱量の制御が行われる。
【0038】
【表1】

【0039】
温度検出工程Iが終了すると、加熱工程IIに移行する。この加熱工程IIでは、制御部が加熱手段5を制御することにより、鍋4内の被炊飯物を略沸騰するまで加熱すると同時に、後述するように炊飯量の量判定を行う。炊飯量の量判定は例えば大、中、小に分けられる。また、判定した炊飯量に応じて、制御部は加熱工程II以降の工程で、炊飯量によって制御条件を変える。
【0040】
加熱工程IIでの炊飯量の量判定は、例えば、制御部が、加熱工程II開始から終了までの時間をカウントし、その時間によって炊飯量を判定する。制御部は、温度検出工程Iで区別された温度データを使用することにより被炊飯物の炊飯量を判別する。(表1)
例えば、制御部は、温度検出工程Iで被炊飯物が低温と判定し、加熱工程IIの時間が350秒だったと判定すると、表1に当てはめて、炊飯量は中量と判定する。
【0041】
鍋4内が略沸騰すると、加熱工程IIが終了し、沸騰工程IIIに移行する。沸騰工程IIIでは、制御部は加熱手段5を制御し、鍋4内の沸騰状態を所定時間維持する。例えば、最短で加熱工程II開始時点から15分経過した時点で沸騰工程IIIを終了するようにし、それ以降は使用者の任意の設定によって沸騰工程IIIを延長する。この沸騰工程IIIでの加熱は、加熱工程IIで判別された炊飯量によって制御される。例えば、加熱の制御は、デューティー比を用いて行われ、大量の場合は、8/16、中量の場合は、6/16、少量の場合は、4/16と制御される。沸騰工程IIIは所定時間の沸騰継続後終了し、雑炊工程は終了する。
【0042】
また、本実施例装置を以下に示す構成としても良い。例えば、本実施例装置では、加熱工程IIにおいて、被炊飯物の温度状態に関係なく加熱を行ったが、温度検出工程Iで検出された状態によって加熱量を変化させてもよい。その場合、高温の場合は加熱量を高く、低温の場合は加熱量を低く制御することにより被炊飯物の食味が向上する。加熱量の制御は例えば、デューティー比の制御によって行われ、温度検出工程Iで判定された被炊飯物の温度状態によって、加熱工程IIの加熱制御を以下の通り行う。温度検出工程Iにおいて、高温と判定された場合には、加熱工程IIのデューティー比を14/16で制御し、強火でぐつぐつと煮る。常温と判定されたときには、加熱工程IIのデューティー比を11/16で制御する。低温と判定されたときには、加熱固定IIのデューティー比を8/16で制御し、ゆっくり煮る。低温時にゆっくり煮ることによって、被炊飯物の温度状態が冷凍であった場合の食味がより向上する。
【0043】
また、本実施例装置では雑炊工程において、圧力弁23は開放している。すなわち非圧力状態での雑炊工程を説明したが、加圧状態で行ってもよい。加圧状態で行う場合には、最初から圧力弁23を閉じていてもよく、加熱工程IIのみ、沸騰工程IIIのみ、加熱工程IIと沸騰工程IIIの間圧力弁23を閉じてもよい。鍋4内を加圧することによって、雑炊の具として、お肉など柔らかくしたい食材を投入している場合に有効である。
【符号の説明】
【0044】
1:圧力式炊飯器
2:炊飯器本体(本体)
3:蓋体
4:鍋
5:加熱手段
23:圧力弁
24:圧力弁開放機構
25:安全弁
26:蒸気通路
34:おねばタンク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被炊飯物が投入される鍋と、該鍋が収納される収納ケースと、前記鍋を加熱する加熱手段と、を有する炊飯器本体と、炊飯器本体に開閉自在に装着された蓋体と、炊飯工程及び雑炊工程を実行する制御手段と、を備えた炊飯器において、
前記雑炊工程は、被炊飯物の温度状態を判定する温度検出工程と、判定された被炊飯物を加熱する加熱工程と、被炊飯物を沸騰状態に維持する沸騰維持工程と、に区分され、
前記制御手段は、前記温度検出工程において被炊飯物の温度を検出し、検出した検出温度に応じて、被炊飯物の温度状態を複数に区分し、該区分された温度状態に基づいて、前記温度検出工程以降の工程を制御することを特徴とする炊飯器。
【請求項2】
前記温度検出工程では、被炊飯物の温度を、冷凍ご飯、常温または冷やご飯、保温ご飯の3種類に区分することを特徴とする請求項1に記載の炊飯器。
【請求項3】
前記加熱工程では、被炊飯物の量判定を行うことを特徴とする請求項1に記載の炊飯器。
【請求項4】
前記制御手段は、前記温度検出工程で検出された温度データと、前記加熱工程での量判定結果を基に前記沸騰維持工程の電力を調整することを特徴とする請求項2に記載の炊飯器。
【請求項5】
前記制御手段は、前記温度検出工程で検出された温度データを基に前記加熱工程以降の工程で加熱制御をすることを特徴とする請求項1に記載の炊飯器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−78616(P2011−78616A)
【公開日】平成23年4月21日(2011.4.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−234097(P2009−234097)
【出願日】平成21年10月8日(2009.10.8)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【出願人】(000214892)三洋電機コンシューマエレクトロニクス株式会社 (1,582)
【Fターム(参考)】