説明

電気照明型タイムカプセルキャンドル

【課題】着火照明によるキャンドルのほか、電気の照明によるキャンドル、そして、着火による費消によって記念品をタイムカプセル式に取り出すようにした電気照明型タイムカプセルキャンドルを提供する。
【解決手段】キャンドル本体A1に筒C5を設け、皿A26に通気口A10を複数個設け、座金A8と芯A6を設け、キャンドル本体B2には、筒A3と筒B4を設け、皿B27には、通気口を複数個設け、中心部に仕掛け口12を設け、そして、座金B9を設け、その後キャンドル材28を設け、全ネジ15の上部に仕掛けキャンドル15と芯B7を設け、その下部には、接続金具16とチェーン14を設け、バネ17に磁石18を設け、筒A3には、収納カプセル19を設け、キャンドル台20には、アーム25と電源コード22と電球24を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、着火照明によるキャンドルのほか、電気の照明によるキャンドル、そして、照明のみにならず、着火による費消によって記念品をタイムカプセル式に取り出すように工夫した電気照明型タイムカプセルキャンドルに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のタイムカプセルは、簡単に取り出すことができなかった。
タイムカプセルを埋め込む際、手間と時間がかかっていた。
着火照明によるキャンドル以外、電気照明によるキャンドルの要望があり作りたかった。
インパクトがある大きなキャンドルを作り、インテリアになるようなオシャレなキャンドルの要望があり作りたかった。
結婚式のキャンドルサービスは、メインテーブルと各テーブルに火を灯すだけのサービスであった。
電気照明型タイムカプセルキャンドルは、収納カプセル内に参列者の方々に、お礼のメッセージカードなど入れ、仕掛けキャンドル部分に火が点くと、キャンドル本体の下から収納カプセル落ちてくる。
参列者の方々にサプライズ的な演出ができ、感謝の気持ちを直接伝えることができる。
会場にいる皆様が一体になれる、温かなキャンドルを作りたかった。
結婚式のキャンドルサービスは、火を灯すだけのサービスであった。
この電気照明型タイムカプセルキャンドルは、火を灯す演出はもちろん、新郎新婦がお互いに書いた手紙などの思い出の品を収納カプセル内に入れ、記念日などにカプセルを開けることができる。
キャンドル自体を持ち帰ることができ、思い出の品として、ずっと傍に置いておくことができるキャンドルなのである。
費消によってタイムカプセルをキャンドル内から取り出すと、カプセルを収納していた部分が空洞になってしまう。
カプセルを取り出してしまった後は、使い道がなくなってしまう。
【先行技術文献】
【0003】
【特許文献1】 登録実用新案第3098923号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
収納カプセルを取り出すのに時間がかかり、容易ではなかった。
収納カプセルを埋める際、手間と時間がかかっていた。
照明に関して、着火照明によるキャンドルしか使えなかった。
キャンドルは着火してしまうと、芯が黒く、焦げるため、全体的に色彩の見栄えが悪くなっていた。
電気照明型タイムカプセルキャンドルは、電気照明を使うことによって部屋のインテリアになり見栄えもよくなる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(イ)キャンドル本体A(1)に筒C(5)を設ける。
皿A(26)に通気口A(10)を複数個設け、座金A(8)と芯A(6)を設け る。
(ロ)キャンドル本体B(2)には、筒A(3)と筒B(4)を設ける。
(ハ)皿B(27)には、通気口を複数個設け、中心部に仕掛け口(12)を設ける。
(ニ)そして、座金B(9)を設け、その後キャンドル材(28)を設ける。
(ホ)全ネジ(15)の上部に仕掛けキャンドル(15)と芯B(7)を設ける。
その下部には、接続金具(16)とチェーン(14)を設ける。
(ヘ)バネ(17)に磁石(18)を設ける。
(ト)筒A(3)には、収納カプセル(19)を設ける。
(チ)キャンドル台(20)には、アーム(25)と電源コード(22)と電球(24) を設ける。
以上のように構成された電気照明型タイムカプセルキャンドル。
【発明の効果】
【0006】
キャンドル本体の土台が二層構造になっているため、電気照明をした場合、直接電球の熱がキャンドル本体に伝わらず、キャンドルが溶けない。
キャンドル本体内に電球の熱がこもらないために通気口を作り、内部の熱を外部に出せる。
キャンドル本体が上下に分解できるようにし、普通にキャンドルを使用するときと、収納カプセルを取り出すときとを使い分けることができる。
収納カプセルを取り出した後でも、いままでと見た目が変わらず使うことができる。
また、キャンドル自体をアロマキャンドルにした場合、電球の熱でキャンドル本体が温められ、香を楽しむことができる。
収納カプセルをキャンドル本体に収納する方法として、磁石を使用するので、収納カプセルを容易に収納できる。
そして、磁石に反応できるものであれば対応できる。
収納カプセルを接続する磁石の部分にバネを付け、振動に強い。
キャンドル本体と全ネジ部分にチェーンと取り付けてので、チェーンの長さを調節すれば、収納カプセルのみキャンドル本体から出てくる。
少し熱くなった全ネジを直接手に触れなくてもいい。
キャンドル本体をアロマキャンドルにした場合、電球の熱でアロマ効果が増す。
電気の照明になるので、火を使わないキャンドルとして火災の恐れが少なくなる。
部屋の電気を消し、キャンドルの着火照明で過ごす。
電気を消すことにエコロジーになる。
電気照明で使用しても、電球にLEDを使用するので、こちらもエコロジーになる。
キャンドル台にアームを取り付けたので、収納カプセルを取り出す際、電球を容易に移動できる。
キャンドル本体に穴を空けて収納カプセルを埋めるわけではないので、収納カプセルを取り出した後でも、キャンドル本体の見た目がかわらない。
たとえば、結婚式での記念セレモニーなどのイベントで、意外性を得られ、楽しむ興趣性あるものとすることができる。
装飾品として部屋に飾っておいても、インテリアになりオシャレである。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】 本発明の分解斜視図である。
【図2】 本発明の分解した状態を示した断面図である。
【図3】 本発明の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
電気照明型タイムカプセルキャンドルは、収納カプセル(19)をすぐに取り出せる構造になっている。
たとえば、結婚式のとき、収納カプセル(19)の中に参列者、一人一人にお礼のメッセージカードを書いて入れる。
新郎新婦がキャンドルサービル同様に、各テーブルに周り火を灯す。
仕掛けキャンドル(13)に火が点くと、キャンドルのロウが溶ける。
そして、全ネジ(15)に熱が伝わり、重力の力で収納カプセル(19)が落ちてくる仕組みになっている。
たとえば、テーブルごとに、代表者を決めておく。
その代表者が落ちてきた収納カプセル(19)を開け、同じテーブルの参列者一人一人に、新郎新婦が書いたメッセージカードを配る。
収納カプセルが落ちてくる際、収納カプセル(19)、磁石(18)、バネ(17)、全ネジ(15)がくっ付いた状態で落ちてくる。
キャンドル本体B(2)と全ネジ(15)部分に接続金具(16)によってチェーン(14)が取り付けられている。
収納カプセル(19)が磁石(18)に反応してくっ付いているので、収納カプセル(19)を引っ張れば簡単に取れる仕組みになっている。
チェーン(14)を取り付けた理由として、仕掛けキャンドル(13)が溶け、全ネジ(15)熱が伝わるため、全ネジ(15)が少し熱くなる。
熱くなった全ネジ(15)を直接手で触らないようチェーン(14)の長さを調節し、収納カプセル(19)のみ、キャンドル本体B(2)の下に出てくるようにした。
収納カプセル(19)を取ったあと、チェーン(14)を取り出せるようにしたので、いままで同様に使うことができる。
メッセージを読んだ参列者の方々は、新郎新婦からの感謝の言葉に感動し、忘れることのできない印象深い結婚式になる。
新郎新婦の入退場の際、会場の照明を消したとき、キャンドルを電気照明にしておけば、温かくやわらかな光がテーブルを彩る。
何も使用しなくても、テーブルの装飾品として飾ってあってもかなり印象付けられる。
新郎新婦にも、いろいろな使い方がある。
たとえば、お互いに書いた手紙を収納カプセル(19)の中に入れる。
そして、二人の記念日などに収納カプセル(19)を取り出し手紙を読む。
書いた当時を思い出すことによって、一層絆が深まることでしょう。
収納カプセル(19)を取り出す記念日までは、電気照明として使うことができる。
また、キャンドルの着火照明として使い、そしてアロマキャンドルとして使う。
キャンドル本体は、大きくインパクトがあるので、部屋のインテリアにもなる。
そして、アロマキャンドルは、火を点けなくても電気照明時に出る熱で香を楽しむことができる。
キャンドル本体B(2)に電球(24)を仕掛けるため、電球(24)の熱でキャンドル本体B(2)が温まり香を発する。
自分のお気に入りの香りを手軽に安全に楽しむことができる。
しかし、電球(24)の熱でキャンドル本体B(2)溶かしてしまう心配はない。
キャンドル本体B(2)は、筒B(4)の中に筒A(3)を入れ、二層構造になっている筒が土台になっている。
二層にすることによって、筒B(4)と筒A(3)との間に空気の層があり、よって電球の熱が直接キャンドル本体B(2)に熱を伝えることはない。
電気照明型タイムカプセルキャンドルは、結婚式を例えにするのであれば、参列者の方々にサプライズ的な演出と、メッセージを感謝の言葉とともに贈ることができる。
そして、テーブルに置いてあることによってインパクトがあり、電気照明を点ければテーブルを彩る。
新郎新婦にもお互いの手紙を書き、収納カプセル(19)に入れ、タイムカプセルのように使用する。
収納カプセル(19)を取り出すまでは、着火照明のキャンドルとして使用できる。
電気照明のキャンドルと使用できる。
アロマキャンドルとして使用できる。
このように、多用途に使えるので、いつまでも記念品として残る。
そして、インテリアとして、いつまでも傍に置いておくことができるキャンドルである。
この電気照明型タイムカプセルキャンドルは、キャンドル本体A(1)とキャンドル本体B(2)が上下に分かれるようになっている。
日頃は、キャンドル本体A(1)とキャンドル本体B(2)が重なったままの状態で使用する。
しかし、キャンドル本体A(1)の芯A(6)部分に、仕掛け口(12)と仕掛けキャンドル(13)を設ければ、上下に分かれる電気照明型タイムカプセルキャンドルではなく、一体化した電気照明型タイムカプセルキャンドルになる。
収納カプセル(19)を取り出すとき、キャンドル本体A(1)を取り外す。
すると仕掛けキャンドル(13)が出てくる。
アーム(25)を動かし、電球(24)の位置を移動し、収納カプセル(19)を取り出せるようにする。
仕掛けキャンドル(13)に火と点けると収納カプセル(19)が落ちてくる。
使用に応じて使い分けることができ、サプライズ的な演出も行うことができる。
部屋の電気を消し、キャンドルの明かりでときを過ごせばエコロジーにもなる。
この電気照明型タイムカプセルキャンドルの特徴の一つとして、電気照明のキャンドルとして使うことができる。
電気照明として使う電球(24)は、LED電球を使用するので、こちらも環境にやさしくエコロジーである。
LED電球(24)を使用しても、電球自体の熱は出てしまう。
キャンドル本体B(2)内に電球(24)を仕掛けるため、キャンドル本体B(2)に熱がこもらないように通気口A(10)と通気口B(11)を取り付けた。
しかし、電球(24)をキャンドル本体B(2)に取り入れるため、キャンドル台(20)の中心部に穴が開いている。よって、熱の逃げ道ができる。通気口A(10)と通気口B(11)は、用途によって取り付ける。
通気口A(10)と通気口B(11)を取り付けたことによって、キャンドル本体B(2)内にこもった熱を外部へ逃がすことができる。
このキャンドルは、環境にやさしく安全に使うことのできるキャンドルなのである。
電源部(23)は、AC電源、DC電源、バッテリーにしてもいい。
【符号の説明】
【0009】
1 キャンドル本体A
2 キャンドル本体B
3 筒A
4 筒B
5 筒C
6 芯A
7 芯B
8 座金A
9 座金B
10 通気口A
11 通気口B
12 仕掛け口
13 仕掛けキャンドル
14 チェーン
15 全ネジ
16 接続金具
17 バネ
18 磁石
19 収納カプセル
20 キャンドル台
21 キャンドル台足
22 電源コード
23 電球部
24 電球
25 アーム
26 皿A
27 皿B
28 キャンドル材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
キャンドル本体A(1)に筒C(5)を設け、皿A(25)に通気口A(10)を複数個設け、座金A(8)と芯A(6)を設け、キャンドル本体B(2)には、筒A(3)と筒B(4)を設け、皿B(27)には、通気口を複数個設け、中心部に仕掛け口(12)を設け、そして、座金B(9)を設け、その後キャンドル材(28)を設け、全ネジ(15)の上部に仕掛けキャンドル(15)と芯B(7)を設け、その下部には、接続金具(16)とチェーン(14)を設け、バネ(17)に磁石(18)を設け、筒A(3)には、収納カプセル(19)を設け、キャンドル台(20)には、アーム(25)と電源コード(22)と電球(24)を設けたことを特徴とする電気照明型タイムカプセルキャンドル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−62456(P2012−62456A)
【公開日】平成24年3月29日(2012.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−227944(P2010−227944)
【出願日】平成22年9月17日(2010.9.17)
【出願人】(510268211)
【Fターム(参考)】