説明

電気紙切断装置

電気紙切断装置は、ドライブローラが第一方向で切断される紙を動かすために連結される筐体と、前記筐体に連結され、第二方向に動作可能な切断組み立て部品とを含む。ユーザインタフェースは、前記ユーザインタフェースを介して少なくとも1つの切断組み立て部品によって切断される形状をユーザが選択することを許可するために筐体内に実装され、ここで、ドライブローラ及び切断組み立て部品の制御された動きはシートに切断される形状を生じる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的に電気切断装置に関連し、特に、パソコンのような他の周辺装置に接続する必要がない独立型装置としての操作可能な電気切断装置に関する。
【背景技術】
【0002】
スクラップブック作りは国民的現象となっており、様々な新たな製品がスクラップブックページを装飾し、製作することを目標として紹介されている。重要な商業的成功をしている1つの製品は、様々なダイス切断装置の導入である。
【0003】
典型的に、ダイス切断装置は、特別の構成の切断用の刀を有する1以上のダイスを使用し、紙シートまたはシート形状の他の素材に対してダイスをしっかりと押し当てて当該ダイスを用いて当該シートを所望の形に切断する。これらのシステムは、典型的には手動操作である。
【0004】
材料を板形状に切断する別のシステムは、電気ビニルカッターである。電気ビニルカッターは、形状、また例えばバナーなど比較的に安価な標識を作成するためシートから剥離でき、他の材料にも適用できる裏面に粘着性のあるビニルシートにひと続きの形状を切り出すように構成される。これらの電気ビニルカッターは、相対的に高価であり、電気カッターを操作するためにコンピュータや、コンピュータソフトウェアに接続する必要性がある。
【0005】
電気ビニル切断装置は、芸術や特殊技術の産業において、紙材料を切断するために使用されている。しかしながら、装置は、カッターの動作を制御するためにソフトウェアを動かしている外部コンピュータに接続されなければならない。
【0006】
加えて、装置それ自体は、一般的に装置を単純に操作できる手順で構成されていない。そのため、紙や、また独立的にパソコンや他の外部装置との操作を容易にし、また操作できるシート形状の他の材料を切断するため特に構成される電気切断装置を必要とする。
【発明の開示】
【0007】
本発明に係る電気切断装置は、材料のシートを切断する切断部分と、前記シートの動作を制御するドライブローラと、前記切断部分及び前記ドライブローラの動作を制御するための電気機器とから成る。電気切断装置は、「X方向」に切断部分を、「Y方向」にシートを動かすことにより操作する。
【0008】
すなわち、切断要素がシートに対して置かれている時に、制御された切断は、前後方向に切断要素を動かすことによって作られる一方、シートは切断要素の動きに垂直に動かされる。これらの2つの動きをより正確に制御することによって、特定の形状がシートに切断される。
【0009】
本発明に係る電気切断装置は、パソコンや他の外部装置に接続する必要がない、独立型の装置として操作するように構成される。電気切断装置の機能の全ては、電気切断装置に備わるユーザインタフェースを介してユーザによって制御される。
【0010】
1つの実施の形態では、電気切断装置で切断される様々な形状が分離型のカートリッジにより提供される。ユーザが特定の画像を要求するときには、画像を保持するカートリッジが装置に挿入される。ユーザは、それからユーザインタフェース、例えばキーパッドを用いて切断される形状を選択し、装置に画像の切断を指示する。
【0011】
他の実施の形態では、切断される形状は装置のメモリに蓄積されている。そしてユーザは、ユーザインタフェースを、特定の形状や装置に蓄積される形状のライブラリから切断される一連の形状を選択するために使用する。
【0012】
装置は容易にユーザによって操作される。1つの実施の形態では、装置は、装置のオンボタンが押された時に開く“貝殻式”のドアの組を含む。底部ドアは切断される紙の支持トレイを形成するが、上部ドアは開けられたときユーザインタフェースを露出する。
【0013】
切断されるシートは、シートを取り外し可能に保持するために、そこに適用される粘着性を有するマット上に配置される。マットとシートは、装置に挿入され、刀保持部はユーザインタフェースを用いてマット上の選択位置上に動かされる。要求される形状が、切断のため選択され、装置は形状の切断を指示される。
【0014】
1つの実施の形態では、切断される画像のサイズは、画像の要求される形状を選択することによって、また、要求されるサイズが表示されるまでサイズ用の輪を回転することにより、ユーザによって拡大縮小される。
【0015】
本発明の1つの実施の形態においては、切断部分は、刀保持部と刀とから成る。刀保持部は、刀が自由に刀保持部内で旋回することができ、その結果、刀はそれ自身が作られる切断の方向に合わせる。
【0016】
刀保持部は、刀筐体から伸びている刀の長さが、ユーザによって容易にまた正確に調整されることを許容する。さらに、刀筐体は、製造工程の間、筐体内に刀を正確にセットできるように構成され、そのため、各刀保持部/刀組み立て部が正確に構成されることを保障している。
【0017】
前述の有利点や機能的な特徴は、後述の本発明のある実施の形態の説明から明らかになる。上記で述べた本発明の特徴や有利点は、また、追加的な特徴や有利点は、説明され、若しくは後述の詳細な説明や、請求の範囲でより充分に明らかになるだろう。
【0018】
この発明の考えられる特徴である新たな特徴は、付属の請求の範囲で説明される。さらに、本発明の特徴や有利点は本発明の実施によって学ばれ、若しくは、ここで後に説明される詳細な説明から当業者において明らかとなる。
【0019】
(発明の背景)
関連出願の相互参照
本出願は、2005年6月14日に出願された参照米国仮特許出願番号第60/699,210号に優先権を主張し、これに基づくものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
図面を参照すると、図1は本発明に係り、大まかには10で示される電気切断装置を示している。電気切断装置10は、外部コンピュータに接続することなしに充分な機能を有する独立型の機械である。
【0021】
切断装置10の切断部品の全ては、大まかには12で示された、切断装置10の外部筐体内に納められている。
【0022】
さらに、切断装置10の切断部品を駆動するためのソフトウェアや電気機器の全ては外部筐体内に納められ、また、取り外し可能な、そして/または切断成分によって切断されるダウンロード可能な画像、形状、フォント等を蓄積するためのメモリ蓄積装置もまた、外部筐体内に納められ、そのため、組み立て装置は、充分に運転可能及び独自保持するものである。
【0023】
筐体には、持ち上げ及び運搬するため、切断装置10の側面15及び16をつかむ箇所を提供する左側面及び右側面15,16上に凹部14が形成されている。さらに、回転可能な輪やダイヤル18,19、及び20が筐体12から突き出ている。
【0024】
輪18,19、及び20は、切断される画像のサイズ、切断されるときの刀の圧力、切断速度等の切断装置10のパラメータをユーザが変更するために回転可能となっている。
【0025】
さらに詳細を説明すると、ここで、切断過程でのスピードや圧力は、切断される材料の種類に応じて調整でき、その結果、材料が裂けることを防止でき、また/若しくは刀が材料を完全に切断することを確保する。
【0026】
ウインドウ21,23、及び25は各ダイヤル18,19、及び20にそれぞれ関連し、ダイヤル18,19、及び20の機能に応じる特定の特徴を可視化している。例えば、ダイヤル20は、切断される画像のサイズや形状を調整するために用いられる。
【0027】
このように、ダイヤル20の回転は、また、ウインドウ25の奥にある(図示していない)シリンダを回転する。シリンダは、異なるサイズ(例えば, 1, 1 1/4, 1 1/2, 2, 2 1/2, 3, 3 1/2, 4, 4 1/2, 5 および 5 1/2)を用いて印刷される。もちろん、他の図的な描写が、使用され、サイズの選択を表示する他の機能も用いることができる。
【0028】
ダイヤル20で特定のサイズに設定されると、切断装置10は、自動的に切断される画像のサイズや形状を調整し、ユーザから切断の指示があるときに、およそ指示された(高さ)サイズの画像を切断する。他には、ダイヤル18及び19は、それぞれのウインドウ21及び23を介して、切断の圧力、スピードをユーザに示すため、印刷されるキャラクタを備えるシリンダに接続される。
【0029】
各ダイヤル18,19,及び20は、対応するパラメータを変更する切断装置のプロセッサに信号を送信するため、電位差計や、若しくは従来より知られている他の装置に接続される。
【0030】
切断の速度に特定の参照に伴い、ダイヤルの1つの操作を介してのスピードの手動調節に加えて、切断装置自体が、切断されている、より厚い材料を示し、ユーザによって設定される圧力に応じた速度に自動的に調整するように設定される。
【0031】
さらに、ユーザにより設定される与えられた切断の速度のため、装置は切断の湾曲に応じた切断の速度を調整するだろう。例えば、直線を切断しているときには、装置は材料を裂くことなく、材料を介して、より急速に動くことができる。
【0032】
しかしながら、切断速度があまりに速いと、ピンと張った隅部で、材料は裂ける。そのように、より小さな半径の円弧を切断するときに材料が裂けるのを防止するために、装置は自動的に切断されている円弧の半径に応じてその速度を調整する。このため、切断する際に、装置は切断のスピードを“こっそりと”自動的に調整する。
【0033】
上面部には、装置正面の右側には、電源若しくは切断装置10の電源を入れるために使用されるオンボタン22がある。このボタン22は、二重の目的で使用される。第一には、ユーザによって押圧される時に、装置の電源が入るスイッチである。第二に、ボタン22は図示されている閉位置から開位置(図2参照)へのドア24及び26の作動を起こす。このため、ボタン22が押されるとき、ドア24及び26が、ユーザインタフェース及び切断装置10の切断組み立て部品を露出するために開かれる。
【0034】
図2では、切断装置10は、開位置を示しており、この開位置での大まかに30で示されるユーザインタフェース、大まかに32で示される切断組み立て部品が示される。上部のドア24の裏面表面34は、LCDディスプレイ等の可視表示部35を備える。
【0035】
例えば形状や切断のため選択される形状、形状のサイズ、特定の切断の進行状況、エラーメッセージ等の所定の関連性のあるデータは表示部35に表示され、その結果、ユーザは、装置の操作の視覚的なフィードバックを取得できる。
【0036】
底部のドア26の裏面表面37は、切断装置10によって切断される材料やマットのための補助的受け部となり、その結果、材料やマット(図示せず)は切断されている時に実質的に水平方向を維持する。
【0037】
さらに、カッターの内部の底部表面38はまた、実質的に平面で切断される材料を支持するために、一般的に水平及び平面である。ビニル標識切断分野を紙切断分野に適合している、いくつかの従来技術の装置においては、装置は一般的に曲がったサポート表面部を保持している。
【0038】
支持表面の湾曲は、一般的に切断される材料、すなわち、裏面が粘着性のビニル製品に、典型的には巻かれた形態で、適合して用いられる。
【0039】
そのような構成は、例えば紙等の材料の切断シートに対して特に適したものではないため、湾曲は切断されている画像部分が平面表面から持ち上がる原因となり得る。その切断されている画像の部分とは、切断されている形の材料を損傷させる可能性のある隆起部分を刀、または刀保持部が引っかかる原因となるシートにより決められる。
【0040】
このようにドア26の内部表面部37は、ドライブローラ39に隣接した切断装置の土台38若しくは内部の底部表面と実質的に同一平面上にある平面表面部分37' を含んでいる。
【0041】
さらに、内部表面部37は、ドア26が図1に示すような閉位置にあるときには、カートリッジ50に適合する凹部41を有する。
【0042】
これにより、ドア26内において適合するカートリッジ50により切断装置10の構成を、よりコンパクトにすることができる。このため、装置は、閉じられたドア26の状態で、内部に配置されるカートリッジ50と共に移動できる。
【0043】
さらに図2Aに示すように、底部のドア26は、外部表面片26'及び内部表面片26"の2つの主な部分からなる。
【0044】
この2つの部分26' 及び 26"は、穴部27等の穴部に挿入され、また杭29等の杭にねじ状に連結される複数のねじ部品(例えば、フィリップス頭部ネジ)で対とされる。
【0045】
もちろん、技術分野で知られているほかの方法、例えば溶接、ボンディング、接着等の他の適した手段は、2つの部分26' 及び 26"を接合するために用いられる。上部ドア24及び底部ドア26の両方は、コイルバネ17で開位置に偏らされる。
【0046】
さらに、ドア26の開きが制御するように、ドア26は歯車15及び19で駆動されるギアである。歯車15及び19は、制御された割合でドア26が開くようにする。
【0047】
駆動可能に取り付けられた支持アームは、開状態でドア26を支持するために歯車15及び19と反対側に取り付けられ、ドア26が図2に示すように、開状態に回転するようにしている。
【0048】
上述のように、ドア26の内部部分26"は、実質的に平面のマット支持表面37及びカートリッジの凹部41を明確にする2種の外形を有している。
【0049】
もちろん、凹部41の形状は、ドア26が図2に示されるカートリッジ50の周囲に隣接する形状に調整される。
【0050】
同時に、図2Bに示すように、上部ドア組み立て部品24は、切断装置10の外部表面の部分を形成する外部の骨組み部分24'、及び表示部35を収納する内部部分24"から成る。
【0051】
この例では、表示部は、内部部分24"に形成されたウインドウ51を介して可視できる液晶表示装置(LCD)から成る。
【0052】
透明なカバー53は、LCD35のスクリーン57を保護するために内部表面34に形成された凹部55内に装着されている。LCD35から切断装置10のプロセッサに接続される電線(図示せず)は、電線を保護し、また隠すためアーム59を介して延長されている。
【0053】
底部のドア26と同じように、上部ドア24は、装置10のオンボタン22(図1参照)を押すことにより選択的に開かれるように構成されている。
【0054】
オンボタン22を押すことで、ラッチ61を開放し、バネ63がドアを開位置にすることを許容する。歯車65及び67はドア24が制御されて、相対的にゆっくりとして開くようにしている。
【0055】
さらに、部分24' 及び24"は、穴69及びポスト71を結び付けているねじ山状の留め具(図示せず)で、ドア24を形成するために一緒にしっかり留められる。
【0056】
ドア24は、装置10の本体と駆動可能に連結され、文字通り延長している杭73及び75により回転して動く。
【0057】
上述したように、図5A及び図5Bに示すように、オン−オフ/オープンボタン集合部22は、装置の電源をオン若しくはオフするためのスイッチ70を駆動するのみでなく、ボタン22´に連結される小さなラッチ72を駆動する。
【0058】
ボタン集合部22は、半透明のレンズ76を介してLED74で点灯するボタン22´を含む。ラッチ72は、ラッチの筐体部品78及び80とボタン22に相対して、しっかりと留められる。ラッチ72は、連結された位置にコイルバネ82によって偏らされる。
【0059】
ボタン22が押下されると、ラッチ72は同ラッチの構成部分である上部及び下部ドア組み立て部品と共に開放するために引き込まれ、以上により上部及び底部ドアが開かれる。
【0060】
更に図3に示すように、ユーザインタフェース30は、キーボード40及び複数のボタン42を含む。キーパッド40及びボタン42間で、ユーザは切断装置10の操作を完全に制御できる。
【0061】
このため、切断装置10が選択された画像を切断するためのパソコンのような外部制御装置に切断装置10を接続する必要はない。
【0062】
図2に示すように、より詳細を説明すると、切断装置10は、切断装置10によって切断される様々な形状、例えばフォント、画像、言い回し等を蓄積するためにメモリ蓄積装置50を有する。本実施例においては、メモリ蓄積装置50は、可動かつ取り外し可能なカートリッジ内に備えられている。
【0063】
カートリッジは、キーボード40を使用して選択できる形状の組、若しくは特定のライブラリを提供できる。新たな形状の組が要求される時には、カートリッジ50は、そのソケット52から取り除かれ、要求される形状若しくは形状を有する別のカートリッジに置き換えられる。
【0064】
カートリッジ50の交換と組み合わせて、キーボード40は、可動で、オーバーレイの対応する引き上げられたキーが押されたときに、キーボード40のキーが押されるようにするタイプの材料、例えばシリコンゴムやPVCや他のゴムのような柔軟性のある材料で形成された取替え可能なオーバーレイ49を提供する。
【0065】
オーバーレイは、キーボード40のキーからの光がオーバーレイ49を介して見えるように明るく、透明な若しくは半透明な材料から形成される。
【0066】
特定のカートリッジに対応するオーバーレイを特定するためには、フォントまたは画像セットの特定の名称(個別のキャラクタ、言い回し、機能も含む)が、シルクスクリーン若しくは別の方法によって、オーバーレイ上、及び同じ名前が印刷されたカートリッジ上に印刷され、若しくはカートリッジに貼り付けられたラベル上に印刷される。
【0067】
また、要求するなら、特にキーボードオーバーレイ49の色とカートリッジ50の色とを一緒にすることにより、ユーザは容易に、正確なカートリッジ50/オーバーレイ49の組み合わせでの使用を、容易に変更することができる。オーバーレイはどのような色若しくは材料から形成でき、オーバーレイは完全に透明ではない。
【0068】
このため、上述した通り、特定のファンクションキー、例えばCAPSキー等が選択されたことをユーザに知らせるため、キー選択時にはキーを照らすためにLEDがキーの下に配置されている。
【0069】
そのようにして、少なくとも部分的に半透明な材料でオーバーレイ49を形成することで、オーバーレイ49を通してLEDがユーザに可視となる。
【0070】
このため、キーボードとオーバーレイ49のキーの両方は、2つの半透明の材料から形成される。
【0071】
図3に示すように、ユーザインタフェース30は、5行14列のキーの配列で設定されるキーボード40の形で、複数の入力キーを含む。もちろん、多少のキーは、本発明の範囲、本発明から逸脱することなしに用いられる。
【0072】
図4には、特定のキーボードオーバーレイ149が描画されている。キーボードオーバーレイは、大まかに152で示される複数の形状や画像補強キーを備え、大まかに154で示される複数の画像やフォントキーや、複数のカッター制御キー156を備えている。
【0073】
画像及びフォントキー154のそれぞれは、特定のカートリッジで有効なフォント、キャラクタ及び画像の図形の代表を提供する。本実施例では、「ベースキャンプ」と名称付けられた一連のキャラクタのため、形状や2,3の予め設定されたフレーズが提供される。
【0074】
画像補強キー152は、特定の選択された画像に実行される形を変形する様々なキャラクタを提供する。このため、例えば、文字「A」158を押下及び選択する等、様々な調整や補強が補強キー152の1つ又は可能ならそれ以上を押下することにより、選択される。
【0075】
補強キーは、様々な成分を文字に追加、例えば、長方形160、ドックタグ162、タグ163、飾り164によって文字を囲んだり、また、影165、又は影のブラックアウト166の形を追加することで文字「A」を補強する。
【0076】
さらに、様々な他のモード、例えば「ペーパーセーバ」、「リアルダイヤルサイズ」、「シフト」、又は「シフトロック」が選択される。
【0077】
切断制御キー156は、ユーザが打ち込んだ文字の間にスペースを追加する機能や特定の文字列のタイプ中に最後に打ち込んだ文字を削除する「バックスペース」機能を含んでいる。
【0078】
また、表示を消去、リセット、最後の文字の繰返し、装置の音のオン又はオフ、紙のサイズの設定、紙のロード若しくはアンロードのためのキーを備える。
【0079】
これらの特徴の全て若しくは一部は、切断ボタン44(図3参照)を囲んでいる方向キーを用いること、そしてLCD表示で視覚的にそのような形状を選択することによって選択されることも意図されている。
【0080】
さらに、「ロードラスト」キー168を備える。ロードラストキー168は、いくつかの材料がマットから切断された後に、ユーザがマットを切断装置の中に再挿入することを許容する。
【0081】
つまり、後述で詳細に説明するように、装置が特定の画像又は画像のセットを特定の紙/マットの組み合わせで切断するにつれて、マットが切断された形状を取り除くために取り除かれた後に、ユーザはそこに未だ装着されている残り紙を同じマットに再挿入するという選択肢を有している。
【0082】
「ロードラスト」キーを押すことにより、切断装置は、既に切断されているマットのエリアを知るためのデータを蓄積していく。ユーザが切断される新たなキャラクタや形状を選択するとき、切断装置は自動的にまだ切断されていない紙のエリアに切断頭部を動かす。
【0083】
さらに、切断装置は、特定の選択されたサイズの切断される特定のキャラクタや形状が残り紙に適合するかを認識できる。
【0084】
もし、ユーザによって選択された文字や形状が、大きすぎ残り紙から切断できないなら、切断装置は、視覚的又は警告音、例えばビープ音や画像が大きすぎるという表示部へのメッセージによってユーザに警告する。
【0085】
オーバーレイ149の各キー152、154、156は、その中のキーボードキー中を受ける凹部を形成している各キー152、154、156の裏側表示(図示せず)と共にベース表面170上に隆起される。
【0086】
そのようにして、切断装置のキーボード上に置かれるときには、オーバーレイ149は、自己整合し、その結果、適切なキー上に適切に配置される。
【0087】
またオーバーレイ149の周縁部172は、オーバーレイが適切に配置され、またオーバーレイが下に敷かれるキーパッドに正しく位置合わせされるのを確実にするため、キーボード上に敷く。
【0088】
再度図3を参照すると、原理的に複数のボタンは、切断組み立て部品の制御に対応する。すなわち、4つの矢印のボタン42’,42",42"’及び42""は、マット(図示せず)上の特定の位置に切断組み立て部品32を動かすために使用されることができる。
【0089】
このように、ユーザは、切断される材料上の特定の位置に刀を動かすための4つの矢印のボタンを使用して刀の位置を選択的に制御することができる。
【0090】
これは特に、もしユーザが、変な形状の紙シート若しくは選択された切断が特定の位置で要求される場所である紙シート上を切断しているならば、役立つものである。このため、ユーザが選択された切断が始まるシート上の位置を選択的に選択できる。
【0091】
ひとたびユーザインタフェース30で選択された画像が適切に配置され、また要求されると、「カット」ボタン44を押すことで切断装置10に選択された形状の切断を指示する。
【0092】
もし必要なら、ユーザはカットボタンに隣接して配置されるストップボタン46を押すことで、特定の切断中での切断過程は停止される。
【0093】
図6を参照すると、図6は、本発明の原理に応じ、大まかに100で示される切断組み立て部品である。カッターヘッドユニット102は、矢印Xで示されるように、切断装置10に対してX方向で端から端に動く。
【0094】
ヘッドユニット102の動きは、レール104に沿ってヘッドユニット102を動かすために、ヘッドユニット102に備えられるストッパーモータ(図示せず)によって制御される。要求される材料を切断するための刀(図示せず)を保持する刀保持部106がヘッドユニットに連結される。
【0095】
刀保持部は、第二の固定された留め具部品112に駆動可能に連結される第一の駆動可能な留め具部品110からなる開放可能な留め具機構108のヘッドユニット102に取り外し可能に連結される。2つはねじ部品114で一緒に開放可能にされている。
【0096】
この留め具機構108は、垂直方向に隣接して刀保持部と連動することによって、相対する刀保持部106の垂直方向の動きを防止する。
【0097】
刀保持部106は、ユーザによって容易に移動可能となるように構成され、その結果、ユーザは、あまりに鈍く適切に切断できなくなる、若しくは異なる厚さの材料に適合するため刀保持部から伸びる刀の量を調整できなくなる時に、刀を取り替えることができる。
【0098】
刀保持部106に連結し、支持することに加えて、ヘッドユニット102は、刀保持部106を支持する留め具部品112に連結するソレノイド(図示せず)を備える。ソレノイドは、切断するときに、刀が加える圧力の量を制御する。
【0099】
ソレノイドはまた、切断することなしに新たな切断部分に刀を動かすことを許容するために、材料から離れて刀を持ち上げているときに、刀保持部106の垂直方向の動きを制御する。
【0100】
ソレノイドによって刀に加える圧力は、図1に示すダイヤルの1つでユーザによって調整される。
【0101】
そのような圧力の調整は、与えられた材料を適切に切断するために要求される。例えば、一般的な紙を切断するために設定される圧力は、厚いカードの切断には適切とならない。
【0102】
その際には、圧力は増加されることを必要とする。逆に、もし、切断が設定しているあまりに高い圧力で試みられると、厚いカードを切断するために必要な圧力により、刀が通常の紙シートを裂くこととなる。
【0103】
図7は、大まかに120で示されるローラ組み立て部品を示し、この部品は、特定の形状やサイズの切断をする刀保持部の動きとの組み合わせで用いられる。ローラ組み立て部品120は、図6に示すX方向と実質的に垂直なY方向で材料を動かすため、切断される材料にかみ合うローラ122及び124の組から成る。
【0104】
切断されている材料は、ローラ122及び124を介して、またこれらの間で送りが与えられ、一連の切断の間、ローラ122及び124は、矢印Yで示されるように、材料のY位置を制御できる。
【0105】
ローラ122は、ドライブローラを構成し、ドライブローラ122に連結されるモータのシャフトと共にステッパーモータ126により駆動される。
【0106】
ドライブローラ122は、ローラ122及び切断されている材料、若しくは切断されている材料が一時的に装着されるマットとの間において、把持する動作を起こすために適用される生地を備える。
【0107】
偏りローラ124は、ドライブローラ122が回転するにつれて、ドライブローラ122と接触状態でドライブローラ122によって駆動される材料(そしてマット)を保持する。
【0108】
偏りローラ124は、ドライブローラ122と相対的に、またドライブローラ122側にバネ128及び130によって偏らされる。この偏っている形状は、ローラ122、124間に挿入される異なる厚さの材料を、2つのローラ122、124が受けるようにしている。
【0109】
ローラ124は、このように、取り付け具のL字取付金具132、134の駆動可能な動きを許容するバネ128、130で、装置に駆動可能に連結される隙間136、138を枢軸の上に置く駆動可能な取り付け具のL字取付金具132、134に駆動可能に装着される。
【0110】
切断装置のプロセッサは、プログラムされた切断を実行する作法で、切断される材料と、刀の動きを調整するためのドライブローラ122及びカッターヘッド102を制御するストッパーモータの動きを制御する。というのも、ストッパーモータの回転動作は正確に制御でき、正確な切断が実現できる。
【0111】
本発明の原理に従い、大まかに200で示される刀筐体は、図8A、8B、8Cで示される。
【0112】
刀筐体200は、切断装置に相対する刀202を支持及び保持し、また、内部筐体203に相対する刀202の容易な工場調節の機能を提供し、また、ユーザが切断の深さを調整するよう外部筐体204に相対する刀202の容易で制御された刀調整を提供する。
【0113】
刀保持部200は、切断装置のヘッド組み立て部品中に保持されて構成される。円周チャンネル206は、刀保持部を保持するために外部筐体204中に備えられる。
【0114】
外部筐体204の先端210は、それに関して実質的な一部分に渡って相対的に平面の底部表面212で定義される。
【0115】
平面の鼻形状端部品210の使用は、従来の刀保持部の一般的に局部端を覆う実質的な改善である。特に、平面の鼻形状端部品210は、刀が材料を介して動く間、切断されている材料を保持する。
【0116】
平面の鼻形状端部品210は、また、平面表面212に遷移する放射状の下端部214を含む。もちろん、下端214は、先端面取り部からも形成されることができる。
【0117】
底部表面部212は、充分な表面のエリアを有しているので、底部表面部が、既に切断された材料と引っかかったり、また、材料を持ち上げることなしに、切断されている材料上に乗り、また切断されている材料に沿って滑ることができる。
【0118】
さらに、刀202が材料を切断するにつれ、刀202が材料を裂くことなく材料を切断するため、底部表面212は刀の周りで材料を保持する。
【0119】
図8Dに示すように、それはまた、ミシン針回りの先端部にやや似ているが、同様の方法で刀294が平面表面293を介して平面の鼻形状端部210に伸張する平面表面293を形成できるように、丸端の従来の切断装置290の構造は、丸くされた端部292に比べて安定した一般的な平面の先端部291を用いられることができるように意図されている。
【0120】
このため、現在の端部の平面の鼻形状端部210が外部筐体204の内部部品になるものとして示されている一方、それはまた、装着された別々の部品となれることを意図されている。
【0121】
また、刀筐体200は、刀202の調整が外部筐体204に相対することを許容する。これは、内部筐体203で内部に形成される刀高さ調整ノブ216を掴み、また回転することにより外部筐体204に相対する内部筐体203を回転することにより達成される。
【0122】
外部筐体204と内部筐体203との結合により、2つの間の相対的な回転量が両方向で制限される。
【0123】
図8Aの示す形態においては、調整ノブ216は、突出の最低量から底部表面212を越えてその最大量まで、刀202を調整する(外部筐体に対してほぼ一回転できる)外部筐体に相対的に回転できる。
【0124】
そのような回転の調整を達成するためには、内部筐体203及び外部筐体204は、任意の相対的な回転量のため、2つの相対動作を決定しているねじのピッチで取り付けられる。例えば、四分の一回転では、おおよそ0.5mm刀を調整する。
【0125】
360度回転で4つの設定ポイントを有し、切断の刀の深さは、調整ノブ216の一回転で計2mm増加させることができる。もちろん、これより多少の設定ポイントが、様々な調整レベルを提供するために提供されるだろう。
【0126】
プランジャ218は、刀202が、ユーザが握るのに充分な程度、筐体200の先端210から外れるのを強制する調整ノブ216から延長している。
【0127】
それから刀202は、筐体200から引き出され、また取り除かれる。刀200の交換は、別の刀202を筐体200の中に挿入することによりなされる。その他の調整は必要ない。
【0128】
図8B及び図8Cに示すように、筐体200は内部筐体203及び外部筐体204からなる。
【0129】
内部筐体は、対にする外向きのねじ山部分220を有し、外部筐体203の内部上に形成される内部ねじ山222と係合している。
【0130】
O−リング226は、内部筐体203及び外部筐体204の間に配置され、内部筐体の円周のチャンネル224内に敷かれる。O−リングは、内部筐体203及び外部筐体204の間での回転抵抗を供する。
【0131】
内部筐体203及び外部筐体204の間の回転の分離した設定ポイントを提供するために、スナップベアリング228が、複数の戻り止め、若しくは内部筐体203の外部表面上に形成される凹部230と係合するように傾けられる。スナップベアリング228は、複数の凹部230の深さより大きな半径を有する金属球体である。
【0132】
凹部230の半径は、ベアリング228の半径に実質的に同一である。外部のねじ山のベアリング筐体232は、外部筐体204の側面の穴234中のねじ山に係合して構成される。
【0133】
コイルバネ236は、スナップベアリング228を凹部230中に付勢するためにベアリング筐体232とスナップベアリング228の間に配置される。そのようにして、内部筐体を回転させるにつれ、凹部230が適切にベアリング228に位置合わせされるときには、ベアリング228は特定の凹部230中に「はめ込み」をする。
【0134】
そのようにして、凹部230と係合されるときに、ベアリング228が、特に選択された具体的な設定ポイントに内部筐体203及び外部筐体204の相対的な位置を保持する。このため、ベアリング228のかみ合わせの与えられた設定ポイントのため、刀202の切断の深さは凹部230に正確に制御される。
【0135】
内部筐体203及び外部筐体204の位置を視覚的に表示するため、そして、このように、刀202の位置、調整ノブ216は特定のペイント色、若しくは特定の凹部230の円周方向に整列した垂直チャンネル237及び238をコーティングする他の適切な材料で、色分けされている。
【0136】
その他、他の表示器は、内部筐体及び外部筐体の間の相対位置の表示を提供する調整ノブ上で提供される。
【0137】
外部筐体204の上部分240は、それに関しては外側上に位置合わせマーク242と共に提供される。
【0138】
特定の色が付されたチャンネル237にマーク242を位置合わせすることにより、外部筐体204の端210から伸びる刀202の量は、正確に設定される。
【0139】
代わりに、垂直に正しい位置に置かれるチャンネルを構成している垂直マーカー243は上部部分240に形成される。再び、垂直マーカー243は、凹部230の一つに位置合わせされる。
【0140】
さらに、数字が、位置合わせマーカー242が配置される調整ノブの上げられる位置上に印刷され、若しくは形成される。
【0141】
刀202は、その先端及び円錐形形状の隣接した端部246に、鋭い切断端244で供給される。刀の本体248は、安定し制御され、しかし内部筐体203に相対的に刀202の自由な回転を実現する円筒形状である。
【0142】
切断端244は、先導端250及び後縁部252を提供するために先細りされている。そのため、刀202は、筐体203内で一方が自由に回転できるようになっている接合部とでき、また、切断の方向に応じて先導端250で自身を正しい位置に置く。刀202は、磁力的な刀止め254によって供給される磁力によって内部筐体203に取り外し可能に連結される。
【0143】
刀止め254は、磁力によって刀202を保持する一方、刀202の自由な回転を許可するため刀202の円錐端246にかみ合わせるベアリング表面を提供する。
【0144】
刀202の本体248の長手方向の軸は、筐体203の先端に隣接して配置される刀ベアリング258で筐体203の長手方向の軸に直線状、及び同心円状に位置を合わせる。
【0145】
筐体203から刀202を切り離すために、プランジャ218が供給される。プランジャ218は、筐体203に対して長手方向に移動可能であり、コイルバネ260で筐体203の隣接端部の方に偏っている。プランジャ218の先端部262は、磁石の刀止め254に隣接する。
【0146】
このため、筐体203に相対する先端部262の位置は、筐体203に相対する刀202の位置を決定し、そして、外部筐体204に相対する筐体203の長手方向の位置は、平面の鼻形状の端部210の表面212から伸びている刀202の先端244の長さを決定する。
【0147】
筐体203に相対する刀端部244の位置が適切に工場で設定されることを確信するために、工場の許容誤差のため部品寸法にばらつきが合って、与えられる設定ポイントの端部212に対する刀端244位置にばらつきが見られるという事実を考えると、工場の調整用の部材262が提供される。
【0148】
部材262は、筐体203の内部表面266上でねじでかみ合う外向きのねじ山部264を提供する。部材の上部部分266は、同様のサイズを有するソケットと回転可能となるため連結ヘッドを提供する。
【0149】
部材は、そこに、プランジャ218が相対的に摺動するようにするためプランジャ218の周囲にスリーブを形成する。
【0150】
部材262を筐体203中に装着することにより、部材262の長手方向の穴の内径270よりも広いプランジャ218の先端部262は、部材262が装着された筐体203中にその距離と等しい距離で筐体203の上部端中に押し込まれる。そのように、工場においては、部材262は、刀端244が筐体204の表面212と同一平面になるまで、筐体203内に装着されることができる。
【0151】
設定されるねじ265は、それから、筐体203に対する部材262の設定位置を保持するノブ216を介して筐体203の側面に装着されることができる。このため、各刀202は筐体203及び204に適切に長手方向に配置されることができ、その結果、ノブ216の回転による調整により、各刀筐体200の刀の同じ位置ずれが生じる。
【0152】
図8Cに示すように、筐体203は、2つの異なる直径を有する内部の穴の径272を含む。
【0153】
上部の大きな直径部及び下部の小さな直径部の間のインタフェースは、筐体203に相対する調整メンバ262の最大挿入部である、調整メンバ262に係合する隣接部となる。調整メンバ262とインタフェースとの間の小さな隙間が図示される。
【0154】
刀保持部200は図8Cに示すように充分に組み立ったときには、第一内部筐体203及び第二外部筐体204の相対的な調整は、両方向で制限され、調整位置の数の制限が提供される。
【0155】
本実施の形態においては、第一筐体203及び第二筐体204の間の相対的な動きの1つの充分な回転の制限の結果として、「留め金」位置の数は、4つに制限される。
【0156】
もちろん、より多くの「留め金」位置は、内部筐体内において戻り止めの数を増やすことによって供され得る。
【0157】
第一筐体203及び第二筐体204が近くの係合で回転されるにつれて、回転は筐体204の内部表面280に隣接する円周の隆起した部分278(図8B参照)の底部表面によって止められる。
【0158】
反対方向においては、第一筐体203及び第二筐体204がお互いに離れて回転するにつれ、ボール筐体232は、筐体204の側面壁を介して延長し、また隣接部を供するため突き出る。そのようにして、突起部分278の上部表面部282は、第一筐体203及び第二筐体204の更なる相対的な回転を防止するボール筐体232に隣接する。
【0159】
図1,2,4に示す切断装置の操作は単純である。図14は、大まかに600で示される、本発明に係る電気切断装置の操作方法の概略図である。
【0160】
切断装置は電気装置であるため、602に示すように、ユーザ電源コードが差される。604で示すように、オンボタン22を押すことによって、装置の電源が入れられ、ドア24及び26が開く。
【0161】
606で示すように、ユーザは表示部の淵と、マットレストを開く必要がある。608に示すように、特定のカートリッジ50及びキーボードオーバーレイ49が選択される。
【0162】
610に示すように、カートリッジ50はソケット52に挿入され、612に示すように、対応するキーボードオーバーレイはキーボード40上に配置される。
【0163】
オーバーレイ49は、対応するカートリッジ50に含まれる特定のコンテンツ、文字の形状、画像セットを示している。ユーザは、614に示すように、切断マットを選択し、616に示すように、それから切断マット上に紙シートを置く。
【0164】
図9に示すように、切断マット300は、紙、若しくは切断装置10で切断されるシート形状の他の材料を保持するために用いられる。マット300は、6インチ幅、12インチ長の紙シートを保持する構成である。
【0165】
マット300のグリッド表面部302は、切断されている間、紙を保持することができる取り外し可能な粘着性のある層307で表面を覆われるが、紙がマットから取り除かれることを許容するために、その紙に永久に接着するものではない。
【0166】
グリッド表面部302のグリッド線は、その上に、紙シートの位置のための位置合わせ用形状を供する。
【0167】
切断される紙が適用される箇所に、粘着性のあるマットの部分をコーティングするのみなので、マットが切断装置によって動かされるにつれて、マットからの粘着性がマットから切断ローラの構成材に転移されない。本質的には、マット300は、粘着性が、その効果的な接着能力を失う前に、様々な使用をする「粘着性のある」表面部を含む。
【0168】
マット300の上部右ハンドコーナ304には、刀位置合わせ表示マーク306がある。それに接着される6×12インチの紙シートと共にマット300は、切断装置10に流れ込まれる。
【0169】
再度図14を参照すると、618に示すように、紙シートを典型的なプリンタに挿入するように、マットは、抵抗にぶつかるまで装置のローラ間に挿入される。
【0170】
620に示すように、オーバーレイ49上の「ロードペーパー」ボタンが押され、マットは自動的に装置に流しこまれ、刀はマットの上部右ハンドコーナ304に動く。
【0171】
このように、装置は自動的に、1つのボタンを押すことによって切断される紙を運び、また刀を開始ポイントに動かし、切断される紙を搭載することを可能にする。そのようにして、装置は正確に、切断される紙に相対的な場所を認識する。ここで議論すると、矢印ボタンが、また、必要ならば刀の位置を調整するために選択される。
【0172】
622に示すように、切断される文字や形状は、キーボード40上でそれらをタイプすることにより選択される。キャラクタ及び/若しくは形状は、LCD表示部35に表示される。
【0173】
624に示すように、ひとたび要求されるキャラクタ及び/若しくは形状が622で選択されると、ユーザは切断する画像の要求サイズをダイヤルする。
【0174】
それからユーザは、626に示すように、「カット」ボタンを押し、切断装置は切断される画像の切断を開始する。切断過程が完成したときに、刀筐体は開始位置に戻り、628に示すように、ユーザはアンロードボタンを押し、装置は切断マットを外に押し出す。それから、630に示すように、切断される画像は、切断マットから取り除かれる。
【0175】
キーボードオーバーレイ上に印刷されたキャラクタを調整するために、上述したように、切断される画像を特注生産できるように特定の機能が提供される。
【0176】
「シフト」ボタンは上部キャラクタキー(図4で灰色で示されている)(例えば、上記の特定の文字の場合)を選択するために使用され、一方、「Caps」ボタンは対応するキーが押下されるときに、全ての上記灰色のキャラクタを選択するキーボードをロックする。
【0177】
典型的なコンピュータのキーボードに似て、「バックスペース」は最後に入力された選択を取り除き、「スペース」はキャラクタ間にスペースを挿入する。
【0178】
「クリアディスプレイ」キーはLCD表示部をクリアにし、「リセットオール」キーは、キー152から選択されたキャラクタ形状を含んでいるどんな以前の選択をも消去にするため装置をリセットする。
【0179】
仮に同じ形状若しくは選択された形状の複数の切断が繰り返されることを望むなら、「レポートラスト」キーが選択される。また、紙のサイズが、もし6×12インチシートを使用していないなら調整される。
【0180】
上述のように、ユーザは、容易に適切なダイヤルで要求するサイズをダイヤルすることにより切断するキャラクタのサイズを調整できる。
【0181】
特定のフォントに一致した文字のサイズを保持するために、与えられるフォント設定に含まれる最も大きくなる可能性のあるキャラクタの比率に応じて、サイズが自動的に調整される。
【0182】
もしあるものがサイズのこの比例の拡大縮小から外れることを要求する場合には、「Real Dial Sizing」キーで、選択されたサイズと等しい特定のキャラクタのサイズとなるように選択できる。
【0183】
例えば、もし文字「a」が切断されると選択されるなら、選択されている「Real Dial Sizing」を使用しないなら、文字「a」(小文字)が「A」(大文字)のフォントサイズに適合して比例的に大きくなる。もし、「Real Dial Sizing」が選択されるならば、文字「a」は文字「A」と同じサイズで切断される。
【0184】
要求されるキャラクタ及び画像の全てが選択されるときには、ユーザは「カット」ボタンを押し、切断装置10はその形状で切断する。
【0185】
形状ボタン52により、各設定のカスタム形状が可能になる。そのような形状は、拡張及び多用途性の様々な要素を追加した各特定のカートリッジで変更できる。選択される与えられた形状で、ユーザは、要求されたキャラクタ若しくは形状が適用される画像を選択した後に、その要求された形状ボタンを押すのみが必要である。このため、そのキャラクタは、要求される形状に対応するオーバーレイ上のボタンを押すことによって特定のオーバーレイ上に示されるものとして調整される。
【0186】
与えられるカートリッジの特定のフォントやキャラクタ、形状及び/若しくは画像セットを保持するために要求されるメモリを減らし、このため各カートリッジのコストを削減するために、画像やフォントはアルゴリズムとして記憶される。
【0187】
そのようにして、各キャラクタ、画像若しくは形状の単一のアルゴリズムで蓄積することによって、拡大縮小はそのキャラクタ、形状若しくは画像を示す特定のアルゴリズムに乗算因子を適用する単純なこととなる。そのようにして、カートリッジで各サイズでの別々の画像を蓄積する必要がなくなる。
【0188】
このため、追加した形状のキャラクタのサイズを調整する能力は、その形状/キャラクタの結合のためのアルゴリズムの単純な拡大縮小であり、また、それに追加される(例えば、輪郭を描くこと、陰影付け、アンダーライン付け、等)異なる形状の各形状/キャラクタの結合の記録を要求しない。
【0189】
このようにして、本発明に係るカートリッジに蓄積されたフォント、キャラクタ及び画像は、特定のシーケンスで、一連の直線及び/もしくは曲線を示すアルゴリズムにより解像度に依存しない。より高解像度の画像においては、より多くの個別の線や曲線セグメントが含まれる。
【0190】
カットボタンを囲む刀調整の矢印キーは、ユーザがマット上のどの要求する位置にも刀を動かすようにしている。
【0191】
そのような刀調整は、たびたび切断装置が与えられた紙シート上の要求する位置で画像を切断するようにするために必要となる。
【0192】
しかしながら、切断装置は、その能力において、もし特定の選択されたキャラクタやサイズが選択された紙のサイズに適合することを認識しているのみでなく、特定の紙から何が切断され、切断されている新たな選択された形状は、残り紙に適合するか否かも認識でき、とても洗練されている。
【0193】
例えば、ユーザがマットに装着された紙シートから第一画像を切断するときには、ユーザはアンロードペーパーキーを押し、切断された形状を取り除くことができる。
【0194】
それから、ロードラストキー168を押すことにより、残り紙との追加的な切断のため、マットは切断装置に再充填されることができる。
【0195】
このように、ユーザは、ロードラストキー168を押し、切断する新たな形状を選択し、カットボタンを押す。リセットされるまで、切断装置は以前に切断した形状や、マット上でのそれらの位置をメモリ部に蓄積する。
【0196】
ユーザは切断される新たなキャラクタや形状を選択し、ロードラストキー168を押すとき、切断装置は自動的に次の形状の切断のため、まだ切断していない紙の領域にカッターヘッドを動かす。
【0197】
さらに、切断装置は、特定の選択されたサイズの切断される特定のキャラクタや形状が、残り紙に適合するかを認識する。
【0198】
ユーザに選択されたキャラクタや形状が残り紙からの切断ではあまりに大きすぎるならば、切断装置は、ユーザに例えばビープや画像が大きすぎるという切断装置の表示部上でメッセージという視覚及び/若しくは警告音によって警告する。
【0199】
ユーザは、それから、要求されるサイズの切断に適合するため、マット上の紙に適し、若しくは置き換えてキャラクタを小型化するオプションを有している。
【0200】
図15に示すように、本発明に係る切断装置は、特定の選択されたキャラクタ、画像若しくは一連のキャラクタ、及び画像が、切断される紙、若しくは切断が既に実行された残り紙に適合するか否かを決定できる。
【0201】
図15に示すように、650においては、選択された切断が適合するか否かを決定する方法を示している。初めに、切断装置は、652に示すように、ユーザからロード紙の挿入を受け付け、その後、紙が切断装置中に搭載される。次に、654に示すように、ユーザは切断する紙のサイズを入力し、装置はこの情報を受け取る。
【0202】
また、紙のサイズは、例えば6×12インチの既定サイズとなる。656に示すように、それからユーザが上述したユーザインタフェースキーボードを用いて切断されるキャラクタ、画像、若しくは他の形状を入力し、切断装置は受け取る。
【0203】
658に示すように、ユーザは、それから、切断される画像(複数)のサイズを選択し、装置は受け取る。660に示すように、切断装置は、それから、紙、若しくは残り紙のサイズに相対する選択されたキャラクタ(複数)、形状(複数)若しくはサイズ(複数)を計算する。
【0204】
662に示すように、ユーザがカットボタンを押すと、切断装置は選択された切断が紙に適合するか否かを決定する。
【0205】
もしそうでないなら、664に示すように、切断装置はエラーメッセージを表示、及び/若しくは警告を鳴らし、658に示すように、選択されたキャラクタや画像の受付可能なサイズを受け付けるために待機する。もし、選択された画像のサイズが紙、若しくは残り紙に適合するならば、665に示すように、切断装置は画像を切断する。
【0206】
それから、668に示すように、切断装置は、切断した画像(複数)の切断情報を蓄積する。
【0207】
ユーザが“アンロードペーパー”ボタンを押して切断マットを取り除いた後に、切断マットから切断画像(複数)を取り除き、ユーザはマット上の残り紙に切断用マットを、装置の中に再挿入することができる。
【0208】
ひとたび挿入されると、670に示すように、もしユーザが「ロードラスト」ボタンを押すなら、切断装置はユーザが同じ紙シートを再び切断しようとしている、及び切断される次のキャラクタ若しくは画像のセットが紙に適合しているか否かを計算するための蓄積された切断情報を使用しようとしているかを認識できる。この特徴により、また、ユーザがページを搭載し、刀が以前の切断が終了した場所に自動的に戻ることが可能となる。
【0209】
これは、ユーザが切断を取り除くためにマットを搭載しない、また、ページの残りを切断することを終了するためにマットを戻すときに有効である。
【0210】
もし、「ロードラスト」ボタンが押されないならば、672に示すように、切断装置は自身でリセットし、その結果新たな紙が使用される。
【0211】
図10は、本発明にかかる原理に応じる、400で示される、切断装置の組立図を分解図で詳細に示したものである。
【0212】
切断装置400は、切断装置400の様々な部品が装着される主筐体402を備えている。右端キャップ組み立て部404及び左端キャップ組み立て部406は、切断装置400の側面を固定するために凹形状のハンドルとなると共に、筐体402の美しいカバーとなる。
【0213】
筐体402の左側408の連結は、モータマウント412でそこに装着されるステッパーモータ410である。モータ410は、刀筐体416に相対するマット(図示せず)を動かすドライブローラ414を駆動する。
【0214】
組み立てられた時には、ドライブローラ414はベースメンバ420のチャンネル418内に配置され、そのため、ローラ414の頂点部がマットの底部表面と係合するため、ベースメンバ420の頂点表面422上に延長している。
【0215】
筐体402の右側424に相対してマウントされている第二ストッパーモータ423は、切断組み立て部品426を駆動する。組み立てられたときには、刀保持部416はドライブローラ414に隣接して配置され、切断するときにそこに並行で動く。
【0216】
サーキットボード428は、筐体402の底部内に連結され備えられる。サーキットボード428は、ステッピングモータ、カートリッジ435との通信、ユーザインタフェース434との通信、LCD表示部436の制御、ファームウェアアップグレードのために外部コンピュータとの通信、カートリッジコンテンツのダウンロード等の作動を制御するための少なくとも一つのプロセッサ430及びメモリ432を備える。
【0217】
切断装置400のプロセッサ430は、128Kbのメモリを有するAtmel Mega 128チップとなるかもしれない。
【0218】
カートリッジ435は、例えばAtmel Mega 8 chip、4MB若しくは8MBのメモリチップに合う自身のプロセッサを含んでいる。もちろん、当業者に知られているプロセッサやメモリの他のサイズやスピード、タイプが本発明に応じて適用される。
【0219】
ユーザインタフェース434は、キーボード組み立て部437及びカッター制御ボタン438を含んでいる。キーボードの組み立て部は、複数の片面のキー442を含むキーパッド440を含む。
【0220】
切断制御ボタン438は、複数のボタン444を備える。キーパッド及びボタン444は両方プロセッサ430と通信するサーキットボード446に接続する。
【0221】
フェースプレート448は、キーパッド440やボタンを受付け、支持及び保持するために形成される複数の凹部を有している。
【0222】
キーパッドのキー442は、充分に高く、フェースプレートの凹部を介して突き出て、オーバーレイ450の背部に受け入れられる。
【0223】
図11A及び図11Bに示すように、オーバーレイ450は、ユーザによって押し下げられる、その正面側454上に複数の突出部を有している。
【0224】
裏面側456では、オーバーレイ450はキーパッド440の個別キー442を受け付けるために形成された複数の対応する凹部458を有している。
【0225】
オーバーレイは、鋳型により、ユーザがオーバーレイを引き下げることを許容する柔軟性があり弾力性のあるゴムのような材料から形成され、このためオーバーレイの下のボタンを押せる。このため、ユーザが特定の突起物452を押すときに、その突起の下の対応するキーが押される。
【0226】
キーと凹部458の係合は、キー442の上に置かれる時、キーがいつも適切にオーバーレイと位置合わせされるように、キーとこのようなキーパッドとの相対する位置にオーバーレイ450を保持する。
【0227】
図12に示すように、本発明に係るカートリッジ500は、プロセッサ512及びメモリ514を含むサーキットボード506を備える2つの筐体成分502及び504から成る。
【0228】
プロセッサ512は、サーキットボード端子若しくは接点516を介して切断装置と通信する。メモリ514は、特定のカートリッジ500に含まれる画像若しくはキャラクタを構成するアルゴリズムの形態で、様々なデータを蓄積する。プロセッサ512は、カートリッジに蓄積されたデータの切断装置への移動を許容するために、切断装置のプロセッサと通信する。
【0229】
そのようにして、典型的な構成では、カートリッジに含まれるデータは調整されることができなく、新たなカートリッジが新たなフォント及び/若しくは画像セットに使用される。
【0230】
切断装置のポート(例えばUSBポート)を介して、切断装置は、ある環境で、新たな画像や、フォント、ファームウェアをカートリッジ及び/若しくは切断装置にアップロードすることができる。
【0231】
筐体は、組み立てられる時に、切断装置のソケットに適合する大きさ及び形状でソケット挿入部分508を形成し、その結果、コンタクト516は、切断装置と通信するためカッターソケットと係合する。
【0232】
図13は、本発明に係る切断装置550の背面図を示す。
【0233】
切断装置550は、切断装置550の外部の輪郭と実質的に適合する運搬用ハンドル552を備える。
【0234】
切断装置の外部554は、その中にハンドル552を受け取るために構成される凹部556を有する。ハンドル552は、ソフトグリップの保持部分558を備える。握られ持ち上げられる時に、ハンドル552はユーザが切断装置550を運ぶために表面554に相対するように上側に回転する。
【0235】
さらに、切断装置550の裏面表面560は、切断の過程の間、マットが開口部を介して突き出すようにするための細長い開口部562を備える。
【0236】
また、切断装置550を外部コンピュータに装着するためのUSBポート、電源コードに接続するために電源アダプタポート564を備える。
【0237】
しかしながら、上述したように、切断装置550は、加えて装着される外部コンピュータの使用なしに充分に操作されることができる。
【0238】
そのため、接続部566は、全ての切断装置550のファームウェアに提供され、アップデートされるだけではなく、切断装置550と通信して、カートリッジに蓄積されたコンテンツを切断装置550を介してアップデートできる。
【0239】
本発明に係る切断装置は全てを自身で保持する独立型の装置として述べられているが、当業者は、様々な部品、過程、及びここで教えられまた述べられる手法が、従来より知られている、現存の切断装置に適用できることを理解できるだろう。
【0240】
加えて、さらに、切断装置は分離型カートリッジの使用なしに構成されることが意図され、そのために、全ての画像、形状及びキャラクタは固定型メモリに蓄積され、そのコンテンツは、パソコンへの接続でアップデートされる。
【0241】
さらに、本発明に係るカートリッジが特定のユニークな構成を持つものとして示されているが、もし置換可能型メモリモジュールが望まれるならば、例えば従来知られているフラッシュメモリカードの使用等、知られた構成のメモリ蓄積装置は、その中での使用のため適合されることができる。
【0242】
本発明に係る図16に示す切断装置700は、ユーザが切断される画像や、キャラクタ及び/若しくは形状をカスタマイズできる幅広い能力を有している。例えば、各カートリッジ702と、それに関連するオーバーレイ704は特注の効果を出す特徴ボタンを有する。これらの特徴は、拡張や多用途性の強い要素を加える各特定のカートリッジによって異なる。
【0243】
加えて、カットボタン706を囲む矢印のボタンは、刀を要求される位置に導くために使用されることができる。これは紙上でのあるスポットを切断することが必要なとき、特に捨てるのを防ぐときに、とても役立つ。
【0244】
切断マット710上に示される開始ポイント708から離れて動くときに、画像のサイズは切断装置が画像を切断するために縮小される必要があるかもしれない。
【0245】
もし残り紙のサイズが小さすぎるならば、切断装置はユーザに警告し、ユーザが切断する画像のサイズを縮小することを許容する。
【0246】
もし切断装置のための紙の標準のサイズ以外のサイズならば、ユーザは与えられた紙のサイズでの調整のためのサイズダイヤルや刀位置ボタンを使用することができる。
【0247】
「セットペーパーサイズ」ボタンを押すことにより、ユーザはカスタムの紙サイズを装置に入力でき、装置はロードされた紙の「ホーム」カット位置がどこかを認識する。
【0248】
装置は、「ダウン」で縦に切断し、画像の底部によって定義されるように、正面から装置を見ると紙の左端に向かった縦になっている。
【0249】
装置700は、また、たとえば「パワーセーブ」等の様々なユニークな特徴を提供する。この設定では、それらの一緒に集めて選択された形状を自動的に再調整し、紙上の他の空の空間を活用する。
【0250】
もし通常の紙若しくはカードストック以外に切断される材料が選択されるならば、装置はそのような他の材料にカスタマイズされる。例えば、刀が材料を破ることなしに材料を介して完全に切断するために、加圧ダイヤルは切断される材料に対する刀の圧力を減少若しくは増加させるため回転される必要があるかもしれない。
【0251】
加えて、いくつかの紙の材料は、より遅い切断スピードを要求する。このため、スピードダイヤルは、破ることなく刀が切断できるように減少させることができる。
【0252】
より厚い若しくはより薄い材料のため、刀の深さは上述したように刀筐体調整ノブを回転することにより調整されることができる。
【0253】
装置での画像や形状のデフォルトサイズは、「相関的」である。これは、与えられたキャラクタセットの切断結果の全ては、最も大きい可能性のあるキャラクタ若しくはセットに含まれる画像(キーとなる高さのキャラクタとして参照)に比例する、ということを意味する。
【0254】
これは、お互いに関係する正確にサイズされる文字を保持する。しかしながら、「Real Dial Sizing」ボタンを押すことにより、画像や文字の文字通りのサイズが選択される。このため、例えば、文字「c」は文字「f」より切断される時には短くされる。
【0255】
ここで使用される専門用語は、特定の実施例を述べる目的にのみ使われ、本発明の範囲に限定するものではない。さらに、ここでの用語“形状”の使用は、本発明の装置、装置のカートリッジ、若しくは装置に切断される他のどのような場所内に蓄積される特定の画像、フォント、若しくはキャラクタを参照する。
【0256】
さらに、ここでの用語“シート”の使用は、材料、例えばカラー紙、カードストック、プラスチック紙、カードボード、ホイル、従来から知られている他の材料を含む様々な厚さの紙を限定なく含み、本発明に係る装置で切断できる紙の形状のどのような材料をも参照する。
【0257】
ここで使用され、また請求項に付されている、単数の形“a,”“an,”及び“the”は、文脈から明らかに決定していないときには、複数の参照をも含む。
【0258】
もし他に定義されていないなら、ここで使用された全ての技術や科学的用語は本発明の属する分野での当業者により共通に理解できるものと同一の意味を有する。一方、本発明に係る様々な方法、部品、材料がここで述べられているが、ここで述べるのに似ている若しくは等しいどのような方法及び材料も、本発明の原理若しくは検査で使用される。
【0259】
ここで示唆される全ての参照は、全ての目的のために、また、それらの全ての参照によって組み込まれる。本発明の上述の有利点は、本発明の実施の形態中で明らかにされているが、様々な変更は、これらの有利性を達成するため本発明の構成、デザイン、及び構造に使われる。
【0260】
このように、本発明の構成及び機能の特定の詳細のここでの参照は、例示にすぎず、限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0261】
下記の図面は、本発明を実行するための典型的な実施例を示す。図中での同じ参照符号は、異なる視点、若しくは本発明の実施例中での同じ部分を参照する。
【図1】図1は、本発明の原理に応じ、閉状態の電気切断装置の正面遠近図である。
【図2】図2は、図1に示す電気切断装置の開状態の正面遠近図である。
【図2A】図2Aは、図2に示す底部ドアの分解された正面遠近図である。
【図2B】図2Bは、図2に示す上部ドアの分解された正面遠近図である。
【図3】図3は、図2に示す電気切断装置の上面図である。
【図4】図4は、本発明の原則に応じたキーボードオーバーレイの上面図である。
【図5A】図5Aは、本発明の原理に応じた“オン”スイッチの上面遠近図である。
【図5B】図5Bは、図5Aに示す“オン”スイッチの分解された上面遠近図である。
【図6】図6は、本発明の原理に応じた切断組み立て部品の正面遠近図である。
【図7】図7は、本発明の原理に応じたローラ組み立て部品の正面遠近図である。
【図8A】図8Aは、本発明の原理に応じた刀保持部の側面遠近図である。
【図8B】図8Bは、図8Aに示す刀保持部の分解された遠近図である。
【図8C】図8Cは、図8Aに示す刀保持部の側面断面図である。
【図8D】図8Dは、本発明の原理に応じた刀保持部の変形例の部分的な側面断面図である。
【図9】図9は、本発明の原理に応じたマットの上面図である。
【図10】図10は、本発明の原理に応じた切断装置の分解された右側遠近図である。
【図11A】図11Aは、本発明の原理に応じたオーバーレイの正面遠近図である。
【図11B】図11Bは、図11Aに示すオーバーレイの底面遠近図である。
【図12】図12は、本発明の原理に応じたカートリッジの分解された右側遠近図である。
【図13】図13は、本発明の原理に応じた切断装置の裏面側面図である。
【図14】図14は、本発明の原理に応じた電気切断装置の操作方法の機能的なブロック図である。
【図15】図15は、本発明の原理に応じ、切断がシート上に適合するか否かを決定する方法の機能的なブロック図である。
【図16】図16は、本発明の原理に応じた開設定での電気切断装置の変形例を示す正面遠近図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体と、
前記筐体と接続され、紙シートを切断する切断機構と、
開位置及び閉位置間で駆動可能である前記筐体に駆動可能に連結される第一ドアとから構成され、
前記第一ドアは、実質的に平面の内部表面を有し、
前記内部表面は、前記第一ドアが前記開位置にあるときには、紙支持表面を提供し、これにより、前記第一ドアは、前記開位置の時には、前記切断機構の少なくとも一部を露出する
紙切断装置。
【請求項2】
さらに、
電源をオン・オフする電源ボタンを備え、
前記電源ボタンは、当該電源ボタンが押されると、前記閉位置から前記第一ドアを開放する開放機構に連結される
請求項1記載の紙切断装置。
【請求項3】
さらに、
前記開位置で前記第一ドアを偏らせるため、前記第一ドアに連結される偏り機構を備える
請求項2記載の紙切断装置。
【請求項4】
さらに、
開位置と閉位置との間で駆動可能である前記筐体に、駆動可能に連結される第二ドアを備える
請求項1記載の紙切断装置。
【請求項5】
さらに、
電源をオン・オフするための電源ボタンを備え、
前記電源ボタンは、当該電源ボタンが押されると、前記閉位置から前記第二ドアを開放するための開放機構に連結され、前記第二ドアは開位置に偏らされる
請求項4記載の紙切断装置。
【請求項6】
さらに、
前記第二ドアの内部に連結されるユーザ表示部を備える
請求項5記載の紙切断装置。
【請求項7】
さらに、
ユーザが前記切断機構によって切断される少なくとも1つの形をユーザインタフェースを介して選択することを許すため、前記筐体内に合体されたユーザインタフェースと、
前記切断機構の動きを制御するため、および、前記ユーザインタフェースを介してコマンドを受信するために前記筐体内に配置されるプロセッサと、
前記プロセッサと通信するメモリ装置とを備え、
前記メモリ装置は、前記ユーザインタフェースを介してユーザによって選択され、前記切断機構で切断される一連の形状を記憶する
請求項1記載の紙切断装置。
【請求項8】
前記切断機構は、
第一方向で切断される紙を動かすドライブローラと、
前記第一方向に実質的に垂直な第二方向に可動に、前記ドライブローラに相対して配置される切断組み立て部品とを備え、
前記ドライブローラと前記切断組み立て部品の制御動作の組み合わせで、切断される形状を紙に作る
請求項1記載の紙切断装置。
【請求項9】
前記メモリ装置は、そこに蓄積される少なくとも1つのキャラクタに代表される少なくとも1つのアルゴリズムを形成するデータを保持する取り外し可能なカートリッジを備える
請求項7記載の紙切断装置。
【請求項10】
さらに、
前記カートリッジと前記プロセッサとの間の通信を許可するために、前記カートリッジを受けとる前記筐体に連結するソケットを備える
請求項9記載の紙切断装置。
【請求項11】
前記ユーザインタフェースは、キーボード、及びさらに取り外し可能なキーボードオーバーレイを備え、前記オーバーレイは、前記カートリッジの一連のキャラクタと適合する一連のキャラクタを含む
請求項7記載の紙切断装置。
【請求項12】
前記ユーザインタフェースは、ユーザが切断される形状のサイズを選択することを許可する
請求項7記載の紙切断装置。
【請求項13】
前記切断される形状のサイズは、3種類以上のサイズを含む
請求項12記載の紙切断装置。
【請求項14】
前記ユーザインタフェースは、ユーザが前記切断機構の少なくともスピードや加圧の1つを選択することを許可するための少なくとも1つ以上の装置からなる
請求項7記載の紙切断装置。
【請求項15】
さらに、
前記筐体の運搬のために前記筐体に合体される少なくとも1つ以上のハンドル部を備える
請求項1記載の紙切断装置。
【請求項16】
前記少なくとも1つのハンドル部は、前記筐体中に形成される少なくとも1つの凹部から成る
請求項15記載の紙切断装置。
【請求項17】
前記筐体は、そこで前記少なくとも1つのハンドル部の少なくとも1つの部分を受け取る少なくとも1つの凹部を備え、
前記少なくとも1つのハンドル部は、ユーザが前記筐体を運搬するために、ユーザに握られるときに、前記筐体に相対的に可動する
請求項15記載の紙切断装置。
【請求項18】
前記少なくとも1つのハンドル部は、前記筐体に駆動可能に連結される
請求項17記載の紙切断装置。
【請求項19】
紙切断装置であって、
筐体と、
前記筐体と接続され、紙シートの切断のために設定された切断機構と、
前記切断機構と隣接しているところから前記筐体の外側に伸びている実質的に平面の切断支持部とを備え、
前記切断支持部は、前記紙シートが前記切断機構によって切断されていくにつれて、前記紙シートを支持するために構成される
紙切断装置。
【請求項20】
前記切断支持部は、開位置及び閉位置の間で駆動可能な前記筐体に駆動可能に連結される第一ドアを備え、
前記第一ドアは、当該第一ドアが前記開位置の時に、前記実質的に平面の切断支持部であることを特徴とする
請求項19記載の紙切断装置。
【請求項21】
さらに、
電源をオン・オフする電源ボタンを備え、
前記電源ボタンは、当該電源ボタンが押されると、前記閉位置から前記第一ドアを開放する開放機構に連結される
請求項20記載の紙切断装置。
【請求項22】
さらに、
前記開位置で前記第一ドアを偏らせるため、前記第一ドアに連結される偏り機構を備える
請求項21記載の紙切断装置。
【請求項23】
さらに、
開位置と閉位置との間で駆動可能である前記筐体に、駆動可能に連結される第二ドアを備える
請求項20記載の紙切断装置。
【請求項24】
さらに、
電源をオン・オフするための電源ボタンを備え、
前記電源ボタンは、当該電源ボタンが押されると、前記閉位置から前記第二ドアを開放するための開放機構に連結され、前記第二ドアは開位置に偏らされる
請求項23記載の紙切断装置。
【請求項25】
さらに、
前記第二ドアの内部に連結されるユーザ表示部を備える
請求項24記載の紙切断装置。
【請求項26】
さらに、
ユーザが前記切断機構によって切断される少なくとも1つの形を前記ユーザインタフェースを介して選択することを許すため、前記筐体内に合体されたユーザインタフェースと、
前記切断機構の動きを制御するため、および、前記ユーザインタフェースを介してコマンドを受信するために前記筐体内に配置されるプロセッサと、
前記プロセッサと通信するメモリ装置とを備え、
前記メモリ装置は、前記ユーザインタフェースを介してユーザによって選択され、前記切断機構で切断される一連の形状を記憶する
請求項19記載の紙切断装置。
【請求項27】
前記切断機構は、
第一方向で切断される紙を動かすドライブローラと、
前記第一方向に実質的に垂直な第二方向に可動に、前記ドライブローラに相対して配置される切断組み立て部品とを備え、
前記ドライブローラと前記切断組み立て部品の制御動作の組み合わせで、切断される形状を紙に作る
請求項19記載の紙切断装置。
【請求項28】
前記メモリ装置は、そこに蓄積される少なくとも1つのキャラクタに代表される少なくとも1つのアルゴリズムを形成するデータを保持する取り外し可能なカートリッジを備える
請求項26記載の紙切断装置。
【請求項29】
さらに、
前記カートリッジと前記プロセッサとの間の通信を許可するために、前記カートリッジを受けとる前記筐体に連結するソケットを備える
請求項28記載の紙切断装置。
【請求項30】
前記ユーザインタフェースは、キーボード、及びさらに取り外し可能なキーボードオーバーレイを備え、前記オーバーレイは、前記カートリッジの一連のキャラクタと適合する一連のキャラクタを含む
請求項26記載の紙切断装置。
【請求項31】
前記ユーザインタフェースは、ユーザが切断される形状のサイズを選択することを許可する
請求項26記載の紙切断装置。
【請求項32】
前記切断される形状のサイズは、3種類以上のサイズを含む
請求項31記載の紙切断装置。
【請求項33】
前記ユーザインタフェースは、ユーザが前記切断機構の少なくともスピードや加圧の1つを選択することを許可するための少なくとも1つ以上の装置からなる
請求項26記載の紙切断装置。
【請求項34】
さらに、
前記筐体の運搬のために前記筐体に合体される少なくとも1つ以上のハンドル部を備える
請求項19記載の紙切断装置。
【請求項35】
前記少なくとも1つのハンドル部は、前記筐体中に形成される少なくとも1つの凹部から成る
請求項34記載の紙切断装置。
【請求項36】
前記筐体は、そこで前記少なくとも1つのハンドル部の少なくとも1つの部分を受け取る少なくとも1つの凹部を備え、
前記少なくとも1つのハンドル部は、ユーザが前記筐体を運搬するために、ユーザに握られるときに、前記筐体に相対的に可動する
請求項34記載の紙切断装置。
【請求項37】
前記少なくとも1つのハンドル部は、前記筐体に駆動可能に連結される
請求項36記載の紙切断装置。

【図1】
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【図2】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6】
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【図7】
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【図8A】
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【図8B】
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【図8C】
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【図8D】
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【図9】
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【図10】
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【図11A】
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【図11B】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公表番号】特表2009−501639(P2009−501639A)
【公表日】平成21年1月22日(2009.1.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−521673(P2008−521673)
【出願日】平成18年7月14日(2006.7.14)
【国際出願番号】PCT/US2006/027509
【国際公開番号】WO2007/011794
【国際公開日】平成19年1月25日(2007.1.25)
【出願人】(508011717)プロヴォ クラフト アンド ノヴェルティ インコーポレイテッド (10)
【Fターム(参考)】