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電気配線構造、及び建物の施工方法
説明

電気配線構造、及び建物の施工方法

【課題】作業効率を向上することができる電気配線構造、及び建物の施工方法を提供する。
【解決手段】電気配線構造1は、引込線9を受ける仮設電柱2と、仮設電柱2から、外壁引き込み部を経由して、建物100内部の所定位置まで配線された本設幹線4と、建物100内部に配置され、本設幹線4の末端に接続された分電盤6と、分電盤6から建物100内部の所定の位置まで配線された本設分岐線7と、本設分岐線の末端に接続されたコンセントと、を備える。建物100の外部の仮設電柱2から、ドラムコードECを用いて電源を建物内部まで引き込む必要がない。また、建物100内部にコードが這わないので、見栄えがよく、建物100内の清掃もし易く、コードにつまづくことも防止でき安全性を向上することができる。本設幹線4や本設分岐線7を本設用としてそのまま使用可能となるので配線が無駄にならない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気配線構造、及び建物の施工方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、住宅等の比較的小規模な建物の建築工事で電気を使用する場合、工事中の敷地内にブレーカーとコンセントを内蔵する電気ボックスを備えた仮設電柱を立て、これに敷地外からの引込線を接続し、電気ボックス内のコンセントにドラムコード等の延長コードを接続して使用するのが一般的である(例えば、図3を参照)。建物の躯体が完成し、外壁、玄関ドア、サッシ等が取り付けられ、建物内部の工事に入ると、延長コードは玄関ドアやサッシから建物内部に引き込まれて使用される。建物の竣工間際に仮設電柱は撤去されて、引込線は建物外壁面等に設置された電力量計に接続される。
【0003】
また、特許文献1には、コネクタ接続により、使い回しが容易な仮設分電盤の記載がある。特許文献1では、所定の階に幹線からコネクタを予め引き出しておき、当該階に分電盤を設置するときに、幹線のコネクタと、分電盤のコネクタとを接続している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−010414号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の仮設電柱と延長コードを使用した図3に示すような建築工事には以下のような問題がある。すなわち、工事の開始、終了の度に延長コードを接続したり外したりする必要があり、手間がかかる。また、延長コードがドアやサッシを経由するので、養生(延長コードがドアやサッシに挟まれて破損しないように行う養生、サッシが樹脂サッシの場合にサッシが傷つかないように行う養生)を行う必要があり、手間がかかる。更に、延長コードが延々と床を這うので、見苦しく、清掃の邪魔にもなり、つまづいて怪我をする可能性もある。特に、建物が複数の階層を有する場合や、内部工事が進み居室を区画する間仕切り壁ができ上がってくると、この問題は顕著になり、更に、複数の作業者が電動工具等を使って作業する場合、タコ足配線とせざるをえず、当該問題がより顕著になる。
【0006】
また、特許文献1においても、幹線自体がコネクタを備えた仮設のものであり、竣工後に撤去する手間が発生する。また、仮設分電盤に電動工具がどのように接続されるのかも不明であり、実現性という面で問題がある。
【0007】
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、作業効率を向上することができる電気配線構造、及び建物の施工方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る電気配線構造は、工事中の建物における電気配線構造であって、建物の外部に設けられ、引込線を受ける仮設電柱と、仮設電柱から、外壁引き込み部を経由して、建物内部の所定位置まで配線された本設幹線と、建物内部に配置され、本設幹線の末端に接続された分電盤と、分電盤から建物内部の所定の位置まで配線された本設分岐線と、本設分岐線の末端に接続されたコンセントと、を備えることを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る建物の施工方法は、建物の躯体工事及び防水工事の完了後に、建物内部に、本設幹線、本設幹線から分岐された本設分岐線、及び本設分岐線の末端に接続されたコンセントを配設すると共に、本設幹線を、建物の外部に設けられた仮設電柱を介して引込線と接続する第1の工程と、本設幹線、本設分岐線及びコンセントから、建物の内部工事に必要な機器に電気を供給し、内部工事を行う第2の工程と、本設幹線及び本設分岐線を利用して、建物内部及び外部の本設電気工事を行う第3の工程と、を有することを特徴とする。
【0010】
本発明に係る電気配線構造及び建物の施工方法によれば、引込線、仮設電柱、本設幹線、及び本設分岐線を介して、コンセントから電気を供給することが可能となる。建物の外部の仮設電柱から、ドラムコード等を用いて電源を建物内部まで引き込む必要がないので、工事開始の度に外に出て外部の仮設電気ボックスにつなぐことが不要となり、玄関ドアやサッシの養生も不要となる。また、ドラムコード等を用いる場合に比して、建物内部にコードが這わないので、見栄えがよく、建物内の清掃もし易く、コードにつまづくことも防止でき安全性を向上することができる。また、本設幹線や本設分岐線を本設用としてそのまま使用可能となるので配線が無駄にならない。以上によって、作業効率を向上することができる。
【0011】
また、本発明に係る電気配線構造及び建物の施工方法では、コンセントが、間仕切り壁で区画される各居室に設けられることが好ましい。各居室にコンセントを備えているので、間仕切り壁で区角されたのち、ドラムコードを持って(長いコードをひきずりながら)居室間を移動する必要がなく労力が低減でき、コードの絡みや引っ掛かりなどによるロスも低減できる。また、見栄え、建物内の清掃性、安全性を更に高めることができる。
【0012】
また、本発明に係る電気配線構造及び建物の施工方法では、建物が複数の階層を有し、コンセントが各階層に設けられたことが好ましい。各階層にコンセントを備えているので、ドラムコードを持って(長いコードをひきずりながら)上下階を移動する必要がなく労力が低減でき、コードの絡みや引っ掛かりによるロスも低減できる。また、階段にコードが這わないので更に安全である。
【0013】
また、本発明に係る電気配線構造及び建物の施工方法では、本設分岐線は、本設時の専用回路線であることが好ましい。これによれば、専用回路線として使用される分岐線を使用することで、他のコンセントや分岐線と絡むことがなく、コンセントの本設(交換)時の手間が省ける。
【0014】
また、本発明に係る電気配線構造及び建物の施工方法では、本設幹線は、本設前に、電力量計ボックスの受け台の通線孔に通線されたことが好ましい。これによれば、電力量計設置の際に幹線を切断してつなぎ替える手間が省ける。電力量計ボックスの受け台(すなわち、電力量計ボックスを外壁に固定する為のベース部分)は、外壁目地部のシーリング打設や外壁塗装等の外部工事(この工事は、例えば、内部工事と並行して進められる)の工事後、且つ、「仮設」から「本設」への変更(すなわち、線のつなぎ換え)の前に外壁に取り付ける必要がある。一方で、内部工事が行われている間は仮設電力を常に使えるようにしておくことが求められる。従って、受け台の通線孔に本設幹線を通しておくことによって、仮設の電気配線構造における電力量計ボックスの受け台の取り付け工事を上記期間内に、いつでも、仮設電力の供給を中断することなく行うことができ、工事日の調整をし易くなる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、作業効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の実施形態に係る電気配線構造を示すモデル図である。
【図2】本設後の建物の様子を示すモデル図である。
【図3】従来の電気配線構造を示すモデル図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面を参照しつつ、本発明に係る電気配線構造、及び建物の施工方法の実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0018】
図1は、工事中の建物100における、電気配線構造1を示す模式図である。この電気配線構造1は、建物100の躯体工事及び防水工事が完了した後に、当該建物100の内部工事をする際に構築されるものである。図1に示すように、電気配線構造1は、建物100の外部であって敷地内に設けられた仮設電柱2と、仮設電柱2に設けられた仮設電気ボックス3と、仮設電気ボックス3から建物100の内部まで配線された本設幹線4と、本設幹線4の末端に接続された分電盤6と、分電盤から建物100内の所定の位置まで配線された本設分岐線7と、本設分岐線7の末端に接続されたコンセント8と、を備えている。
【0019】
仮設電柱2は、建物100の工事中に、外部から電力を確保するためのものであり、仮設電気ボックス3が設けられている。敷地外の電柱EPからは、敷地内へ電気を引っ張るための引込線9が引き出されている。仮設電柱2は、引込線9を受けており、当該引込線9を仮設電気ボックス3に接続している。
【0020】
本設幹線4は、敷地外側の末端が仮設電気ボックス3に接続され、敷地内側の末端が分電盤6に接続されている。本設幹線4は、建物100の外側において、仮設電気ボックス3から建物100の外壁100aの外壁引き込み部(電力量計ボックス11が設けられる位置)まで延ばされた外部配線部4Aと、外壁100aの外壁引き込み部(電力量計ボックス11が設けられる位置)から分電盤6の位置まで延ばされた室内配線部4Bと、を有している。これによって、本設幹線4は、仮設電柱2から、外壁引き込み部を経由し、新築用の幹線を利用した室内配線部4Bを介して建物100内部の分電盤6の位置まで配線される。本設幹線4の外部配線部4Aは、CD管で保護し、作業の妨げにならないように、足場にくくっておくか、建物100の直近部分の地上を這わしておくことが好ましい。
【0021】
本設幹線4は、本設前に、電力量計ボックス11の受け台11aの通線孔に予め通線しておくことが好ましい。この状態では、受け台11aは、外壁100aから離しておき、ダンボール箱のような箱体12で覆って保護しておくことが好ましい。当該箱体12は、足場などに固定しておく。外壁100aの塗装作業が終わった後に、箱体12を解体して受け台11aを取り出す。
【0022】
分電盤6は、本設幹線4からの電力を各部屋、各階層へ本設分岐線7を介して分岐させるためのものである。分電盤6として、新築用分電盤を用いてもよいが、仮設用のものとして仮分岐盤を用いてもよい。仮分岐盤を用いる場合、分電盤6は、例えば、板部材に子ブレーカーを複数取り付けることによって構成される。この子ブレーカーを介して、各部屋、各階層へ向かう本設分岐線7が接続される。板部材は、難燃性の合成樹脂成形品、または木製のものが好ましい。各回路には、配線用遮断器を設置しておくことが好ましい。分電盤6は、一階100Aの天井側の梁に固定しておくか、梁からぶら下げておく。
【0023】
本設分岐線7は、一階100Aの分電盤6から、各部屋、各階層の所定の位置まで配線されている。本設分岐線7の末端には、コンセント8が接続されている。コンセント8は、建物100の各階層100A,100B,100Cに設けられている。また、コンセント8は、間仕切り壁Wで区画される各居室に設けられている。このコンセント8は、建物100の完成時の室内のコンセントに対応する位置に配置されることが好ましい。また、本設分岐線7は、本設時の専用回路線であることが好ましい。これにより、本設前の電気配線構造1の本設分岐線7の這い回しの位置関係を変更することなく、そのまま建物100の完成時の這い回しとして用いることができる。コンセント8として、新築専用コンセントに代えて、仮コンセントを用いることが好ましい。コンセント8は、板材などに固定しておいてもよく、ぶら下げておいてもよい。
【0024】
次に、上述の電気配線構造1を用いた建物100の施工方法について説明する。
【0025】
まず、電気配線構造1を構築する工程を実行する(第1の工程)。この工程は、建物100の躯体工事及び防水工事の完了後に行われる。この工程では、建物100内部に、本設幹線4、本設幹線4から分電盤6を介して分岐された本設分岐線7、及び本設分岐線7の末端に接続されたコンセント8を配設すると共に、本設幹線4を仮設電柱2を介して引込線9と接続する。このとき、電力量計ボックス11の受け台11aの通線孔に本設幹線4を通線しておく。
【0026】
具体的には、一階100Aに分電盤6を配置すると共に、当該分電盤6と本設分岐線7を接続し、本設分岐線7の末端がコンセント8の位置に来るように引き延ばす。本設分岐線7の末端に、コンセント8を接続する。本設幹線4の外部配線部4AをCD管などで覆いながら配線し、受け台11aの通線孔に通線して、室内の分電盤6に接続する。この状態で、引込線9を仮設電柱2で受けて仮設電気ボックス3と接続する。これによって、電気配線構造1が構築される。
【0027】
次に、電気配線構造1を用いて内部工事を行う工程を実行する(第2の工程)。各階層、各居室に配置されたコンセント8の何れかに電気機器のプラグを挿入し、当該電気機器に引込線9、本設幹線4、分電盤6、本設分岐線7を介して電気を供給する。これによって、作業者は、各階層、各居室にて電気機器を用いた内部工事を行うことが可能となる。一の居室において内部工事が完了したら、コンセント8から電気機器のプラグを外し、次の居室へ移動し、当該居室に配置されたコンセント8を用いて内部工事を行う。内部工事では、木下地の、壁・天井のボード貼り、クロス貼り・スイッチ・コンセント、照明器具等の取り付けなどの作業が行われる。また、分電盤6やコンセント8として仮設用のものが用いられていた場合、新築用のものと交換される。
【0028】
なお、外壁目地部のシーリング打設や外壁塗装等の外部工事は、前述の第1の工程と並行して、または第2の工程と並行して、あるいは第1の工程及び第2の工程の両方と並行して実行される。電力量計ボックス11の受け台11aは、この外部工事の後であり、且つ、後述の第3の工程の前に、外壁100aに取り付けられる。
【0029】
内部工事が完了した後、本設幹線4及び本設分岐線7を利用して、建物100内部及び外部の本設電気工事を行う(第3の工程)。図2に示すように、本設分岐線7は、前工程で用いられていた位置関係をそのまま流用できる。本設幹線4は、前工程で用いられていた室内配線部4Bの位置関係をそのまま流用できる。本設幹線4の外部配線部4Aは、仮設電気ボックス3から外されて、建物100に設けられた電気を引き込むための引込部Cに接続される。また、引込線9も仮設電気ボックス3から外されて、引込部Cに接続される。電力量計ボックス11が受け台11aに取り付けられ、外壁100aに固定される。仮設電柱2及び仮設電気ボックス3は敷地内から取り外される。以上によって、建物100が完成する。
【0030】
次に、本実施形態に係る電気配線構造1、及び建物100の施工方法の作用・効果について説明する。
【0031】
まず、比較のために従来の方法について説明する。図3に示すように、建物100の外部に設けられた仮設電柱2に敷地外からの引込線9を接続する。この仮設電柱2の仮設電気ボックス3に、ドラムコードEC等の延長コードを接続して使用する。建物の躯体が完成し、外壁、玄関ドア、サッシ等が取り付けられ、建物内部の工事に入ると、ドラムコードECはドラムDRごと、玄関ドアやサッシから建物内部に引き込まれて使用される。このドラムコードECに、内部工事用の電気機器が接続され、電力の供給を受ける。この作業では、ドラムコードECのみが用いられ、本設幹線4、分電盤6、本設分岐線7は、当該作業時には用いられない。建物の竣工間際に仮設電柱2は撤去されて、引込線9は外壁100aに設置された電力量計ボックス11に接続される。
【0032】
このような従来の方法によれば、以下のような問題がある。すなわち、工事の開始、終了の度にドラムコードECを接続したり外したりする必要があり、手間がかかる。また、ドラムコードECがドアやサッシを経由するので、養生(ドラムコードECがドアやサッシに挟まれて破損しないように行う養生、サッシが樹脂サッシの場合にサッシが傷つかないように行う養生)を行う必要があり、手間がかかる。更に、ドラムコードECが延々と床を這うので、見苦しく、清掃の邪魔にもなり、つまづいて怪我をする可能性もある。特に、建物100が複数の階層を有する場合や、内部工事が進み居室を区画する間仕切り壁Wができ上がってくると、この問題は顕著になり、更に、複数の作業者が電動工具等を使って作業する場合、タコ足配線とせざるをえず、当該問題がより顕著になる。
【0033】
一方、本実施形態に係る電気配線構造1及び建物100の施工方法によれば、建物100の外部の仮設電柱2から、ドラムコードECを用いて電源を建物内部まで引き込む必要がないので、工事開始の度に外に出て外部の仮設電気ボックス3につなぐことが不要となり、玄関ドアやサッシの養生も不要となる。また、ドラムコードEC等を用いる場合に比して、建物内部にコードが這わないので、見栄えがよく、建物100内の清掃もし易く、コードにつまづくことも防止でき安全性を向上することができる。また、本設幹線4や本設分岐線7を本設用としてそのまま使用可能となるので配線が無駄にならない。以上によって、作業効率を向上することができる。
【0034】
また、コンセント8が、間仕切り壁Wで区画される各居室に設けられる。各居室にコンセント8を備えているので、間仕切り壁Wで区角されたのち、ドラムDRを持って(長いコードECをひきずりながら)居室間を移動する必要がなく労力が低減でき、コードの絡みや引っ掛かりなどによるロスも低減できる。また、見栄え、建物内の清掃性、安全性を更に高めることができる。
【0035】
また、建物100が複数の階層を有し、コンセント8が各階層に設けられる。各階層にコンセント8を備えているので、ドラムDRを持って(長いコードECをひきずりながら)上下階を移動する必要がなく労力が低減でき、コードの絡みや引っ掛かりによるロスも低減できる。また、階段にコードが這わないので更に安全である。
【0036】
また、本設分岐線7は、本設時の専用回路線である。これによれば、専用回路線として使用される分岐線を使用することで、他のコンセントや分岐線と絡むことがなく、コンセントの本設(交換)時の手間が省ける。
【0037】
また、本設幹線4は、本設前に、電力量計ボックス11の受け台11aの通線孔に通線さるこれによれば、電力量計設置の際に幹線を切断してつなぎ替える手間が省ける。電力量計ボックス11の受け台11a(すなわち、電力量計ボックス11を外壁100aに固定する為のベース部分)は、外壁目地部のシーリング打設や外壁塗装等の外部工事の工事後、且つ、「仮設」から「本設」への変更(線のつなぎ換え)の前に外壁100aに取り付ける必要がある。一方で、内部工事が行われている間は仮設電力を常に使えるようにしておくことが求められる。従って、受け台11aの通線孔に本設幹線4を通しておくことによって、仮設の電気配線構造1における電力量計ボックス11の受け台11aの取り付け工事を上記期間内に、いつでも、仮設電力の供給を中断することなく行うことができ、工事日の調整をし易くなる。
【0038】
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、上述で示した配線などの位置関係は一例に過ぎず、工事対象となる建物に応じて適宜変更してよい。
【符号の説明】
【0039】
1…電気配線構造、2…仮設電柱、3…仮設電気ボックス、4…本設幹線、6…分電盤、7…本設分岐線、8…コンセント、9…引込線、11…電力量計ボックス、11a…受け台、100…建物。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
工事中の建物における電気配線構造であって、
前記建物の外部に設けられ、引込線を受ける仮設電柱と、
前記仮設電柱から、外壁引き込み部を経由して、前記建物内部の所定位置まで配線された本設幹線と、
前記建物内部に配置され、前記本設幹線の末端に接続された分電盤と、
前記分電盤から前記建物内部の所定の位置まで配線された本設分岐線と、
前記本設分岐線の末端に接続されたコンセントと、
を備えることを特徴とする電気配線構造。
【請求項2】
前記コンセントが、間仕切り壁で区画される各居室に設けられたことを特徴とする請求項1記載の電気配線構造。
【請求項3】
前記建物が複数の階層を有し、前記コンセントが各階層に設けられたことを特徴とする請求項1または2記載の電気配線構造。
【請求項4】
前記本設分岐線は、本設時の専用回路線であることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項記載の電気配線構造。
【請求項5】
前記本設幹線は、本設前に、電力量計ボックスの受け台の通線孔に通線されたことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項記載の電気配線構造。
【請求項6】
建物の躯体工事及び防水工事の完了後に、前記建物内部に、本設幹線、前記本設幹線から分岐された本設分岐線、及び前記本設分岐線の末端に接続されたコンセントを配設すると共に、前記本設幹線を、前記建物の外部に設けられた仮設電柱を介して引込線と接続する第1の工程と、
前記本設幹線、前記本設分岐線及び前記コンセントから、前記建物の内部工事に必要な機器に電気を供給し、内部工事を行う第2の工程と、
前記本設幹線及び前記本設分岐線を利用して、前記建物内部及び外部の本設電気工事を行う第3の工程と、を有することを特徴とする建物の施工方法。
【請求項7】
前記コンセントが、間仕切り壁で区画される各居室に設けられたことを特徴とする請求項6記載の建物の施工方法。
【請求項8】
前記建物が複数の階層を有し、前記コンセントが各階層に設けられたことを特徴とする請求項6または7記載の建物の施工方法。
【請求項9】
前記本設分岐線は、本設時の専用回路線であることを特徴とする請求項6〜8の何れか一項記載の建物の施工方法。
【請求項10】
前記本設幹線は、前記第1の工程で、電力量計ボックスの受け台の通線孔に通線されたことを特徴とする請求項6〜9の何れか一項記載の建物の施工方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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