説明

電球交換用シェード保持具

【課題】電球に被せられたシェードが建物の梁や桁などから吊り下げられた電灯用コードやチェーンなどに取り付けられている場合に、その電球のシェードを動かないように保持し、電球交換具の操作棒の上端に設けられた挟み部で電球を挟むときに、そのシェードと一緒に逃げないようにして、電球を挟み込むことができるようにした電球交換用シェード保持具を提供する。
【解決手段】長尺の操作体1と、この操作体1の上端に設けられる保持アーム2を備え、この保持アーム2は、電球BのシェードSを、弾力を付与させるようにして保持すると共に、保持アーム2の操作線条3により、前記操作体1の下端側からの遠隔操作によって、前記付与させた弾力を解放できるようにしたものとしている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、高い天井などに吊り下げられた照明器具の電球の交換の際に、その照明器具のシェードを揺れないように保持しておくための電球交換用シェード保持具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、高い天井などに配置された電球の交換の際には、電球交換具Eを使用している。この電球交換具Eは、例えば図9に示したように、長い竿などとした操作棒31と、この操作棒31の上端に設けられる弾性部材からなる電球挟み部32とから構成されたものなどとしている(特許文献1、特許文献2、非特許文献1)。
【0003】
この電球交換具Eは、操作棒31の下端を手に握り、挟み部32を高い天井などに配置された電球の真下に近付け、この電球を挟み込む。次に、操作棒31を回転させて、この電球を天井などから外し、手元に引き寄せ、挟み部32から取り去る。そして、新しい電球をその挟み部32に挟み込み、天井などの元の位置に戻し、再び操作棒31を回転させながら、この新しい電球を天井などの元に位置に取り付けるようにしている。
【0004】
さらに、前記電球交換具Eを使用しない場合には、電球の直下に高所作業台を組立設置し、その上に作業者が乗って電球交換をしていた。また、高所作業台を組立設置する代わりに、高所作業車を現場に導入する場合もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平7−14559号公報
【特許文献2】特開平10−27583号公報
【非特許文献】
【0006】
【非特許文献1】ジェフコム株式会社、2007年版「総合カタログ」Vol. 12(第154ページ)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記従来の電球交換具Eでは、天井などに配置された電球に被せられたシェードが、建物の梁や桁などに直接、固定されている場合には、操作棒31の上端に設けられた挟み部32で電球を挟むときにもその電球が逃げることなく問題がない。しかし、図9に示したように、そのシェードSが建物の梁や桁などから吊り下げられた電灯用コードやチェーンなどに取り付けられている場合には、その挟み具32で電球Bを挟もうとすると、その電球BがシェードSと一緒に逃げてしまい、挟むことができないという問題点を有する。
【0008】
さらに、上記従来の高所作業台を組立設置する場合には、その作業台を組立設置するために、ある程度広い平らなスペースが必要であり、どこでも可能ということはなかった。また、この高所作業台を組立設置したり、高所作業車を現場に導入する場合には、いずれも広い場所が必要であるばかりか、作業時間もかなりかかり、人件費と設備費用を考慮すると、高額な費用負担となっていた。
【0009】
そこで、この発明は、電球に被せられたシェードが建物の梁や桁などから吊り下げられた電灯用コードやチェーンなどに取り付けられている場合に、その電球のシェードを動かないように保持し、電球交換具の操作棒の上端に設けられた挟み部で電球を挟むときに、そのシェードと一緒に逃げないようにして、電球を挟み込むことができるようにした電球交換用シェード保持具を提供することを目的としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この発明の電球交換用シェード保持具は、長尺の操作体1と、この操作体1の上端に設けられる保持アーム2を備え、この保持アーム2は、電球BのシェードSを、弾力を付与させるようにして保持すると共に、保持アーム2の操作線条3により、前記操作体1の下端側からの遠隔操作によって、前記付与させた弾力を解放できるようにしたものとしている。
【0011】
この発明の電球交換用シェード保持具において、前記保持アーム2は、放射状に配置された複数本のそれぞれのアーム体2aの上端部に保持部材6を設け、これらアーム体2aに前記弾力を付与する弾力付与機構7を、これらアーム体2aの下端部に設けたものとしている。
【0012】
この発明の電球交換用シェード保持具において、前記保持部材6は、押え部6aと支え部6bにより略L字状に形成され、前記アーム体2aの上端部に揺動自在として設けられ、押え部6aと支え部6bの間に位置する窪み部10に前記シェードSの下周端部Saを入り込ませるようにしており、前記保持アーム2に弾力を付与させたときは、前記押え部6aが前記シェードSの下周壁部Sbを押圧するようにし、前記保持アーム2に付与させた弾力を解放したときは、前記押え部6aが前記シェードSの下周壁部Sbから離間するようにしている。
【0013】
この発明の電球交換用シェード保持具において、前記弾力付与機構7は、ベース体12、スライド体13、スライドコア14を備え、ベース本体12が操作体1の上端に固着され、このベース体12の上端にスライド体13が固着され、このスライド体13にスライドコア14が上方向に常にバネ付勢された状態で、上下に摺動自在として取り付けられ、スライド体13の上端に前記複数のアーム体2aの下端を、これらアーム体2aが放射状に開放するようにして軸支し、前記複数のアーム体2aの中間部にリンク4の一端をそれぞれ軸支し、これらリンク4の他端を前記スライドコア14の側周壁にそれぞれ軸支したものとしている。
【0014】
さらに、この発明の電球交換用シェード保持具は、前記スライド体13を略半円筒体18とし、この略半円筒体18の側周壁の内面18bを、電球交換具Eの操作棒31のスライド溝としている。
【発明の効果】
【0015】
この発明の電球交換用シェード保持具は、以上に述べたように構成されており、電球に被せられたシェードが建物の梁や桁などから吊り下げられた電灯用コードやチェーンなどに取り付けられている場合に、その電球のシェードを動かないように保持し、電球交換具の操作棒の上端に設けられた挟み部で電球を挟むときに、そのシェードと一緒に逃げないようにして、電球を挟み込むことができるようにしたので、その電球を容易に交換することができるものとなる。
【0016】
さらに、この発明の電球交換用シェード保持具は、電球交換具を使用して電球交換すれば、高所作業台を組立設置したり、高所作業車を現場に導入する必要はまったくなく、電球交換するのに広い場所が不要で、しかも作業時間もかかることがないので、高額な人件費や設備費の負担はないものとなる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】この発明の電球交換用シェード保持具の操作体の一部を省略して示す全体図である。
【図2】この発明の電球交換用シェード保持具の操作体の上端と、この上端に設けられた保持アームを示す説明図である。
【図3】この発明の電球交換用シェード保持具の保持アームの分解斜視図である。
【図4】この発明の電球交換用シェード保持具の保持アームの組立斜視図である。
【図5】この発明の電球交換用シェード保持具の保持アームの上端部に設けられた保持部材の一部拡大図である。
【図6】この発明の電球交換用シェード保持具の保持アームの弾力付与機構の分解斜視図である。
【図7】この発明の電球交換用シェード保持具によってシェードを保持しつつある状態を示す斜視図である。
【図8】この発明の電球交換用シェード保持具によってシェードを保持し、電球交換具によって電球を外した状態を示す説明図である。
【図9】建物の梁や桁などから吊り下げられたチェーンに取り付けられている電球に、電球交換具を近付けた状態を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、この発明の電球交換用シェード保持具の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0019】
この発明の電球交換用シェード保持具は、長尺の操作体1と、この操作体1の上端に設けられる保持アーム2を備えたものとしている。
【0020】
操作体1は、使用者が手に持った状態で、建物の梁や桁などから吊り下げられた電灯用コードやチェーンなどに取り付けられているシェードSに、前記保持アーム2が届く長さにしており、一本ものとしたり、複数の短棒や短管を継手などによって連結したものとしたり、複数の繰出し管より構成して伸縮自在としたものなどとすることができる。
【0021】
保持アーム2は、電球BのシェードSを、弾力を付与させるようにして保持すると共に、保持アーム2の操作線条3により、前記操作体1の下端側からの遠隔操作によって、前記付与させた弾力を解放できるようにしたものとしている。操作線条3は、図示したものは、その一端を、保持アーム2のアーム体2aに連結したものとしているが、このアーム体2aに軸支されたリンク4に連結したものとしてもよい。この操作線条3は、不操作時にはリール5などに巻き取られたものとし、操作時にこのリール5から繰り出せるようにしている。そして、操作時には、リール5から繰り出した操作線条3を操作体1の下端側から引くことにより、遠隔操作できるようにしている。
【0022】
さらに、保持アーム2は、放射状に配置された複数本のアーム体2aからなり、これら放射状に配置された複数本のそれぞれのアーム体2aの上端部に保持部材6を設け、これらアーム体2aに前記弾力を付与する弾力付与機構7を、これらの下端部に設けたものとしている。なお、図示したアーム体2aは、三本にしているが、複数本であれば特に限定されることはなく、二本にしても、四本以上にしてもよい。
【0023】
保持部材6は、一枚ものまたは二枚重ねにした板状体からなり、押え部6aと支え部6bにより略L字状に形成され、内壁にはゴムなどの滑止め体8を取り付け、前記アーム体2aの上端部に軸支することにより略L字状の角部9の上部を中心として揺動自在として設けられている。そして、この保持部材6は、押え部6aと支え部6bの間に位置する窪み部10に前記シェードSの下周端部Saを入り込ませるようにしており、前記アーム体2aに弾力を付与させたときは、前記押え部6aが前記シェードSの下周壁部Sbを押圧することにより、このシェードSを保持するようにし、前記アーム体2aに付与させた弾力を解放したときは、前記押え部6aが前記シェードSの下周壁部Sbから離間して、このシェードSが保持されなくなるようにしている。なお、保持部材6の押え部6aが前記シェードSの下周壁部Sbを押圧する際には、保持部材6の内部に設けられて、アーム体2aの上端を弾発するバネ体11によって、弾力を付与しながら押圧することにより、前記シェードSの下周壁部Sbをより保持し易くしている。
【0024】
弾力付与機構7は、ベース体12、スライド体13、スライドコア14を備え、ベース体12が操作体1の上端に固着され、このベース体12の上端にスライド体13が固着され、このスライド体13にスライドコア14が上方向に常にバネ付勢された状態で、上下に摺動自在として取り付けられている。
【0025】
ベース体12は、円筒体15の上端に傾斜板16を固着し、この傾斜板16に前記スライド体13を固着することにより、スライド体13が操作体1の軸線方向に10〜20度の角度をつけて、傾斜するようにしたものとしている。なお、傾斜板16には、前記スライド体12を固着するための複数の固着板17が放射状に位置するようにして突設されている。
【0026】
スライド体13は、略半円筒体18とし、この略半円筒体18の側周壁の外面18aに複数のウイング体19を放射状に突設し、これらウイング体19にはそれぞれスライド溝19aが設けられている。また、スライド体13は、略半円筒体18の側周壁の内面18bを、電球交換具Eの操作棒31のスライド溝としている。さらに、前記スライド体13の下端に位置するウイング体19のスライド溝19aには、前記ベース体12の傾斜板16に突設された固着板17が差し込まれ、両者をビス止めすることにより、前記したようにベース体12の上端にスライド体13が固着されている。
【0027】
スライドコア14は、略半円筒体20の側周壁の外面20aに複数の外リブ体21を放射状に突設し、その側周壁の内面20bに複数の内リブ体22を放射状に突設している。そして、このスライドコア14の複数の内リブ体22が、それぞれスライド体13のウイング体19のスライド溝19aにそれぞれ差し込まれて、前記したようにスライド体13にスライドコア14が摺動自在として取り付けられている。また、スライドコア14の側周壁の下端には、このスライドコア14が上方向に常にバネ付勢された状態にしておくためのコイルバネ23の下端の掛止溝24が設けられている。
【0028】
さらに、スライドコア14がスライド体13の上端から抜けないように、スライド体13の上端は、止板25で塞がれている。また、この止板25には、スライドコア14が上方向に常にバネ付勢された状態にしておくための前記コイルバネ23の上端の掛止孔26が設けられている。
【0029】
そして、この発明の電球交換用シェード保持具において、前記スライド体13の上端は、複数のアーム体2aの下端を、これらアーム体2aが放射状に開放するようにして軸支し、複数のアーム体2aの中間部に前記リンク4の一端をそれぞれ軸支し、これらリンク4の他端をスライドコア14の側周壁の外面20aに突設した外リブ体21にそれぞれ軸支し、これらアーム体2a、リンク4、およびスライド体13を摺動するスライドコア14によって、スライダ・クランク機構を構成したものとしている。
【0030】
さらに、スライド体13の止板25の掛止孔26には、コイルバネ23の上端が掛止され、スライドコア14の側周壁の下端の掛止溝24には、コイルバネ23の下端が掛止されることにより、前記スライド体13にスライドコア14が上方向に常にバネ付勢された状態で、上下に摺動自在として取り付けられている。
【0031】
以上のように構成したこの発明の電球交換用シェード保持具は、天井などに配置された電球に被せられたシェードが建物の梁や桁などから吊り下げられた電灯用コードやチェーンなどに取り付けられている場合には、次のようにして使用する。
【0032】
先ず、操作体1の下端を手に握り、操作線条3をリール5から繰り出した状態にし、保持アーム2をシェードSの下周端部Saに近付ける。そして、リール5から繰り出した線条3を操作体1の下端側から引く。すると、保持アーム2のそれぞれのアーム体2aは、スライド本体13の上端との軸支点を中心に下方に回動するので、図7に示したように、放射状に開放する。これらアーム体2aの開放によって、リンク4もアーム体2aの中間部との軸支点を中心に下方に回動し、このリンク4の回動によりコイルバネ23の弾力に打ち勝って、スライドコア14が押し下げられ、このスライドコア14がスライド本体13を下方に摺動する。
【0033】
次に、前記操作体1の下端側から線条3を引いた力を開放すると、前記コイルバネ23の弾力で、スライドコア14が引き上げられて、このスライドコア14がスライド本体13を上方に摺動する。すると、開放状態にあったそれぞれのアーム体2aは、図8に示したように、閉鎖状態となり、シェードSの下周端部Saが保持部材6の窪み部9に入り込み、シェードSの下周壁部Sbが保持部材6の押え部6aに押圧されて、シェードSが保持部材6に保持される。
【0034】
この状態で、手に持った操作体1を動かないようにしておくことにより、保持部材6に保持されたシェードSも動かないように保持しておくことができる。そして、電球交換具Eの操作棒31の下端を手に握り、その挟み部32をシェードS内の電球Bの真下に近付け、この電球Bを挟み込む。次に、操作棒31を回転させて、この電球Bを外し、手元に引き寄せ、挟み部32から取り去る。そして、新しい電球Bをその挟み部32に挟み込み、元の位置に戻し、再び操作棒31を回転させながら、この新しい電球BをシェードS内に取り付ける。
【0035】
そこで、リール5から繰り出した線条3を、再び操作体1の下端側から引く。すると、保持アーム2のそれぞれのアーム体2aは、前記したのと同様に軸支点を中心に下方に回動するので、図7に示したように、再び放射状に開放する。そして、この状態で操作体1を手元に引き寄せることにより、保持部材6をシェードSから取り外せば、電球の交換作業が一通り終了する。
【0036】
この場合、スライド体13が操作体1の軸線方向に10〜20度の角度をつけて、傾斜したものとしているので、スライド体13をシェードSの下で真っ直ぐにすると、操作体1が軸線方向に10〜20度の角度で傾くことになり、シェードSの真下から近付けた電球交換具Eの操作棒31とが重なり合うことがなくなり、これら操作体1および操作棒31どうしが邪魔し合うようなことはない。
【0037】
また、前記電球交換具Eの操作棒31は、スライド体13の略半円筒体18の側周壁の内面18bを摺動させて、その挟み部32をシェードS内の電球Bの真下に近付けるようにすれば、シェードSの中心位置と電球Bの中心位置が合致し、その操作が非常に行い易いものとなる。
【0038】
以上に述べた通り、この発明の電球交換用シェード保持具は、電球Bに被せられたシェードSが建物の梁や桁などから吊り下げられた電灯用コードやチェーンなどに取り付けられている場合に、その電球BのシェードSを動かないように保持することができ、電球交換具Eの操作棒31の上端に設けられた挟み部32で電球Bを挟むときには、そのシェードSと一緒に逃げないようにして、電球Bを挟み込むことができるので、その電球Bを容易に交換することができるものとなる。
【0039】
さらに、この発明の電球交換用シェード保持具は、従来の電球交換具Eを使用して電球交換すれば、高所作業台を組立設置したり、高所作業車を現場に導入する必要はまったくなく、電球交換するのに広い場所が不要で、しかも作業時間もかかることがないので、高額な人件費や設備費の負担はないものとなる。
【符号の説明】
【0040】
1 操作体
2 保持アーム
2a アーム体
3 操作線条
4 リンク
6 保持部材
6a 押え部
6b 支え部
7 弾力付与機構
10 窪み部
12 ベース体
13 スライド体
14 スライドコア
B 電球
S シェード
Sa 下周端部
Sb 下周壁部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
長尺の操作体(1)と、この操作体(1)の上端に設けられる保持アーム(2)を備え、この保持アーム(2)は、電球(B)のシェード(S)を、弾力を付与させるようにして保持すると共に、保持アーム(2)の操作線条(3)により、前記操作体(1)の下端側からの遠隔操作によって、前記付与させた弾力を解放できるようにしたことを特徴とする電球交換用シェード保持具。
【請求項2】
前記保持アーム(2)は、放射状に配置された複数本のそれぞれのアーム体(2a)の上端部に保持部材(6)を設け、これらアーム体(2a)に前記弾力を付与する弾力付与機構(7)を、これらアーム体(2a)の下端部に設けたものとしたことを特徴とする請求項1記載の電球交換用シェード保持具。
【請求項3】
前記保持部材(6)は、押え部(6a)と支え部(6b)により略L字状に形成され、前記アーム体(2a)の上端部に揺動自在として設けられ、押え部(6a)と支え部(6b)の間に位置する窪み部(10)に前記シェード(S)の下周端部(Sa)を入り込ませるようにしており、前記保持アーム(2)に弾力を付与させたときは、前記押え部(6a)が前記シェード(S)の下周壁部(Sb)を押圧するようにし、前記保持アーム(2)に付与させた弾力を解放したときは、前記押え部(6a)が前記シェード(S)の下周壁部(Sb)から離間するようにしたことを特徴とする請求項1記載の電球交換用シェード保持具。
【請求項4】
前記弾力付与機構(7)は、ベース体(12)、スライド体(13)、スライドコア(14)を備え、ベース本体(12)が操作体(1)の上端に固着され、このベース体(12)の上端にスライド体(13)が固着され、このスライド体(13)にスライドコア(14)が上方向に常にバネ付勢された状態で、上下に摺動自在として取り付けられ、スライド体(13)の上端に前記複数のアーム体(2a)の下端を、これらアーム体(2a)が放射状に開放するようにして軸支し、前記複数のアーム体(2a)の中間部にリンク(4)の一端をそれぞれ軸支し、これらリンク(4)の他端を前記スライドコア(14)の側周壁にそれぞれ軸支したものとしたことを特徴とする請求項2記載の電球交換用シェード保持具。
【請求項5】
前記スライド体(13)を略半円筒体(18)とし、この略半円筒体(18)の側周壁の内面(18b)を、電球交換具(E)の操作棒(31)のスライド溝としたことを特徴とする請求項4記載の電球交換用シェード保持具。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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