説明

電磁弁試験機

【課題】電磁弁試験における電磁弁の電気的接続を簡易に行うことができる電磁弁試験機を提供することである。
【解決手段】本発明に係る電磁弁試験機100には、コネクタ370および電気接続端子371,372,373がアタッチメント300に設けられている。コネクタ370は、当該アタッチメント300に取付けられる電磁弁400のコネクタ410に対して設けられており、電磁弁400をアタッチメント300に取付けることにより、電磁弁400のコネクタ410がアタッチメント300のコネクタ370と接続される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電磁弁の動作確認のために使用される電磁弁試験機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電磁弁に対して、一定期間毎に、正常に駆動が可能か、または弁体の漏れがないか等の試験が行われている。この電磁弁を試験するための電磁弁試験機については、種々の研究または開発が行われている。
【0003】
例えば、特許文献1には、電磁弁の一例であるブレーキ弁の試験を読み取りや記録間違い等を生じることなく安定して自動的に行うブレーキ弁自動試験装置について開示されている。
【0004】
特許文献1記載のブレーキ弁自動試験装置においては、車両等のブレーキ装置に設けられ、ブレーキ弁本体のカム軸を回転させることにより、このカム軸の回転角度に応じて制動に必要な圧力を出力するとともに電気信号を出力するブレーキ弁を試験するブレーキ弁自動試験装置であって、カム軸に係合し、このカム軸を回転させる駆動モータと、該駆動モータによって回転されるカム軸の回転角度に応じて出力される圧力を測定する圧力センサと、駆動モータによって回転されるカム軸の回転角度に応じて開閉される電気接点の開閉を検出する検出部と、駆動モータの駆動を制御する制御部と、圧力センサ及び検出部からの信号に基づいて、カム軸の回転角に応じたブレーキ弁の出力圧及び電気接点の開閉状態を試験結果として求めるデータ処理部とを具備することを特徴とするものである。
【0005】
また、特許文献2には、部品点数が少なく、且つ作業者が手を挟み込むことがなく、安全性の高いワークのチャッキング装置を提供するワークのチャッキング装置について開示されている。
【0006】
特許文献2記載のワークのチャッキング装置は、圧力流体源から供給される圧力流体を方向切換弁を介してチャッキングレバーが接続された流体圧シリンダに切換供給することにより、チャッキングレバーを作動させるワークのチャッキング装置において、流体圧シリンダを、ロッド側室のピストン受圧面積に対しヘッド側室のピストン受圧面積を大きく設定するとともに、方向切換弁からヘッド側室に圧力流体を導入されてチャッキングレバーをチャッキングさせ、またロッド側室に圧力流体を導入されてチャッキングレバーをアンチャックさせる構成とし、流体圧シリンダのロッド側室と方向切換弁とを接続する定常位置と、このロッド側室とヘッド側室とを連通する連通位置とに切り換える連通切換弁を設けたものである。
【0007】
さらに、特許文献3には、少ない構成部品で試験時間の短縮も図ることができる電磁弁試験装置について開示されている。
【0008】
特許文献3記載の電磁弁試験装置においては、電磁弁の性能を試験する電磁弁試験装置であって、電磁弁が取付けられる複数の取付け台と、取付け台に取付けられた電磁弁を駆動させる制御部と、制御部と電磁弁とを接続する電気線と、電磁弁の流体流入側である1次側に作動流体を供給する作動流体供給源と、作動流体供給源と電磁弁とを接続する流体供給経路と、各取付け台にそれぞれ対応して流体供給経路に設けられ、電磁弁の1次側で当該経路を連通状態と遮断状態とにそれぞれ切り換える1次側切換弁と、各取付け台にそれぞれ対応して設けられ、電磁弁の1次側圧力をそれぞれ測定する1次側圧力センサと、を備え、電磁弁が複数取付けられている場合に、各1次側切換弁を介して各電磁弁の1次側に一斉に所定の圧力の作動流体を閉じ込めた後に、各1次側圧力センサにより各電磁弁の1次側の圧力降下を測定し、各電磁弁からの作動流体の漏洩の有無を試験するものである。
【0009】
【特許文献1】特開平11−165632号公報
【特許文献2】特開平11−300563号公報
【特許文献3】特開2004−125809号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、特許文献1のブレーキ弁自動試験装置、特許文献2のワークのチャッキング装置および特許文献3の電磁弁試験装置のいずれにおいても、電磁弁を試験機に取付けた後に、電磁弁と電磁弁試験機との間の圧縮空気供給のための流体的接続および電磁弁の制御や各種センサの信号入力のための電気的接続を行う必要がある。その結果、同種多数個の電磁弁の試験を行う場合であっても、これらの接続を個々に行う必要があり、接続の段取りにかかる手間がとてつもなく大きな時間のロスとなっていた。
【0011】
本発明の目的は、電磁弁試験における電磁弁の電気的接続を簡易に行うことができる電磁弁試験機を提供することである。
本発明の他の目的は、電磁弁試験における電磁弁の電気的接続および流体的接続を1工程で簡易に行うことができる電磁弁試験機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
(1)
本発明に係る電磁弁試験機は、複数種の電磁弁毎に対応して設けられた取付けアタッチメントと、取付けアタッチメントを取付ける共通の台座を有する試験機本体と、を含み、取付けアタッチメントは、試験機本体からの電気信号が入力される第1の電気的接続部と、第1の電気的接続部から入力された電気信号が出力され、かつ複数種の電磁弁を取付ける部位に表出して設けられた第2の電気的接続部と、が設けられたものである。
【0013】
本発明に係る電磁弁試験機には、第1の電気的接続部および第2の電気的接続部が取付けアタッチメントに設けられている。第2の電気接続部は、当該取付けアタッチメントに取付けられる電磁弁の電極に対して設けられており、電磁弁を取付けアタッチメントに取付けることにより、電磁弁の電極が取付けアタッチメントの第2の電気接続部と接続される。また、共通の台座に取付けできるように各種の取付けアタッチメントが形成されている。
【0014】
この電磁弁試験機を使用する場合、電気的接続を行う労力を削減することができる。すなわち、複数種の電磁弁の電極は、種毎に位置が異なる。しかし例えば、同種の電磁弁を多数個連続して試験する場合において、一個の電磁弁の試験を行う度に試験機と電気的接続を行う必要があったが、取付けアタッチメントに第1の電気的接続部と導通する第2の電気的接続部が設けられているので、取付けアタッチメントに電磁弁を取付けるだけで電気的接続を行うことができ、個別に電気的接続を行う必要がなくなる。すなわち、電磁弁の電気的接続を1工程で簡易に行うことができる。また、共通の台座を有するので、取付けアタッチメントを交換することにより、他種の電磁弁の試験を容易に行うことができる。
【0015】
(2)
取付けアタッチメントは、複数種の電磁弁の種別を示す識別情報が付与され、試験機本体の共通の台座は、この識別情報を認識する読取手段を有してもよい。
【0016】
この場合、取付けアタッチメントには電磁弁の種別を示す識別情報が付与され、試験機本体の共通の台座には、読取手段が設けられているので、取付けアタッチメントを試験機本体の台座に取付けることにより試験しようとする電磁弁の種別を自動的に判定することができる。したがって、試験を行う作業員が、改めて試験機本体に電磁弁の種別を入力する必要がなく、作業を簡素化することができ、更に作業ミスを排除することができる。
【0017】
(3)
試験機本体の台座は、取付けアタッチメントを密着保持させる固定装置をさらに含んでもよい。
【0018】
この場合、試験機本体の台座には、取付けアタッチメントを密着保持させる固定装置が設けられているので、取付けアタッチメントを容易に交換し、固定装置によりワンタッチで容易に取付けることができる。
【0019】
(4)
固定装置は、取付けアタッチメントを台座の垂直上方向から垂直下方向に押圧する押圧機構を含んでもよい。
【0020】
固定装置は、押圧機構により取付けアタッチメントを台座の垂直上方向から垂直下方向に押圧することができる。また、取付けアタッチメントの自重を利用することができる。その結果、取付けアタッチメントを、台座に堅固に取付けることができる。
【0021】
(5)
取付けアタッチメントは、試験機本体からの流体を取り込む第1の流体接続部と、第1の流体接続部と連通され、かつ複数種の電磁弁を取付ける部位に表出して設けられた第2の流体接続部と、が設けられてもよい。
【0022】
この場合、電磁弁試験機において流体接続を行う労力を削減することができる。すなわち、複数種の電磁弁の流体導入口は、種毎に位置が異なる。しかし例えば、同種の電磁弁を多数個連続して試験する場合、一個の電磁弁の試験を行う度に試験機と流体接続を行う必要があったが、取付けアタッチメントに第1の流体接続部と連通する第2の流体接続部が設けられているので、取付けアタッチメントに電磁弁を取付けるだけで流体接続を行うことができ、個別に流体接続を行う必要がなくなる。すなわち、電磁弁の流体接続を1工程で簡易に行うことができる。また、共通の台座を有するので、取付けアタッチメントを交換することにより、他種の電磁弁の試験を行うことができる。
【0023】
(6)
第1の流体接続部は、押圧機構により押圧される方向に沿って接続口が設けられてもよい。
【0024】
第1の流体接続部の接続口は、押圧機構により押圧される方向に設けられているので、接続口に対して押圧機構による押圧を加えることができ、接続口からの流体の漏れを防止することができる。
【0025】
(7)
取付けアタッチメントは、複数種の電磁弁を支持する弾性支持部材を備えてもよい。
【0026】
この場合、取付けアタッチメントは、複数種の電磁弁を支持する弾性支持部材を備えているので、作業者が、電磁弁の交換作業を行う場合に、弾性支持部材により電磁弁の重量を支持させることができ、電磁弁の交換作業を容易に行うことができる。特に、電磁弁を取り外すためにチャッキングを解除した際に、電磁弁の重量によって第2の電気的接続部が破損するのを防止するために、チャッキング解除時に、作業者が電磁弁を保持する必要がないため、電磁弁の交換作業を容易に行うことができる。
【0027】
(8)
弾性支持部材は、板バネ部材およびローラからなることが好ましい。
【0028】
この場合、弾性支持部材は、板バネ部材およびローラからなる。例えば、板バネ部材の先端にローラを設けることが好ましい。また、電磁弁の交換時に電磁弁と弾性支持部材との摩擦をローラにより低減することができる。さらに、板バネ部材によりローラを電磁弁に常に密着させることができるので、特に、電磁弁を取り外すためにチャッキングを解除した際に、電磁弁の重量によって第2の電気的接続部が破損するのを防止するのを防止することができる。
【0029】
(9)
取付けアタッチメントは、複数種の電磁弁をその取付け位置へ案内する案内部材を備えてもよい。
【0030】
この場合、取付けアタッチメントは、複数種の電磁弁を、その取付け位置へ案内する案内部材を備えているので、作業者が、電磁弁の交換作業を行う時に、電磁弁の位置合わせが容易となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0031】
以下、本発明に係る実施の形態について説明する。本実施の形態においては、電磁弁試験機を鉄道車両の電磁弁試験機に適用した場合について説明を行う。なお、本発明は、鉄道車両の電磁弁試験機に限定されるものではなく、その他任意の電磁弁試験機に適用することができる。
【0032】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る電磁弁試験機100の一例を示す模式図である、図1(a)は電磁弁試験機100の正面図を示し、図1(b)は電磁弁試験機100の側面図を示す。
【0033】
図1(a)に示すように、電磁弁試験機100は、試験機本体101および制御ボックス102からなる。制御ボックス102には、制御盤、コンピュータ、キーボード、マウスおよびプリンタ等(図示せず)が設けられている。また、図1(a)に示すように、試験機本体101には、上部に信号灯900a,900bが配設され、液晶ディスプレイおよび計測器800が配設されている。
【0034】
これらの計測器800は、圧力変換器および圧力センサ等が使用されている。例えば、空気圧測定用としてアンプ内蔵型歪ゲージ式圧力変換器等が用いられ、漏れ測定および空気源圧力測定用としてアンプ内蔵型半導体式圧力センサ等が用いられる。また、計測器800には、電気信号を空気圧に変換する電空レギュレータ等も内蔵される。
【0035】
また、図1(b)に示すように、試験機本体101には、水平部を有する試験台テーブル111が設けられ、その試験台テーブル111の面上に2台の取付け台200a,200bが設けられる。取付け台200a,200bは、説明上符号を付しているが、いずれも同一形状のものからなる。また、取付け台200a,200bには、それぞれ個々にアタッチメント300が取付けられる。以下、取付け台200a,200bおよびアタッチメント300の取付け詳細について説明する。
【0036】
図2は、取付け台200a,200bおよびアタッチメント300の接続状態を説明するための模式的斜視図である。
【0037】
図2に示すように、取付け台200a,200bは、主にアタッチメント取付け台(以下、ベース部と呼ぶ。)201と、ベース部201から鉛直上方向に延在するアタッチメントチャッキング機構230a,230bから構成される。本実施の形態において、アタッチメントチャッキング機構230a,230bは、エアクランプ機構からなり、アタッチメントチャッキングレバー231a,231bおよびシリンダ232a,232bを有する。当該アタッチメントチャッキング機構230a,230bの詳細については後述する。
【0038】
図2に示すように、ベース部201の上面には、アタッチメント位置決めピン210a,210b、電気接続端子241,242,243、空気ポート接続部251,252,253および3個のリミットスイッチで構成されるアタッチメント種別認識スイッチ260が設けられる。空気ポート接続部251,252,253の空気通路の開閉は、図示しない電磁開閉弁により行われる。なお、この電磁開閉弁として、小流量回路には直動式小型電磁弁等を使用することができ、大流量回路には、パイロット電磁弁型膜板式開閉弁を用いることができる。なお、電気接続端子241,242,243は、電磁弁400の制御のために試験機本体101から出力される電気信号を出力する他、電磁弁400に圧力センサなどが設けられている場合は、この圧力センサの電気信号を試験機本体101に入力するために用いられる。
【0039】
一方、図2に示すように、アタッチメント300には、電気接続端子371,372,373、空気ポート接続部351,352,353、電磁弁の種別を示すアタッチメント種別情報部360、コネクタ370、電磁弁空気ポート接続部381,382,383、電磁弁を保持するための電磁弁チャッキング機構390a,390bおよびハンドル395a,395bが設けられる。電磁弁チャッキング機構390a,390bは、ポリウレタンチューブまたはナイロンチューブを使用したエアクランプ機構からなり、継手は、簡易な差込ワンタッチ方式からなる。
【0040】
ここで、作業者は、アタッチメント300のハンドル395a,395bを把持して、取付け台200a,200bに対して上方から矢印R1の方向に取付ける。
【0041】
次に、図3は、図2に示した取付け台200a,200bにアタッチメント300が取付けられる一例の工程を説明する模式的工程図である。図3(a),(b),(c)は、順に取付け台200a,200bにアタッチメント300が取付けられる工程を示す。
【0042】
まず、図3(a)に示すように、取付け台200a,200bにアタッチメント300が上方から下降され、ベース部201上のアタッチメント位置決めピン210a,210bがアタッチメント300の下面に設けられた穴310a,310bにそれぞれ嵌挿される。
【0043】
それにより、アタッチメント300がベース部201の所定の位置に配設される。なお、ベース部201上のアタッチメント位置決めピン210a,210bは、均等配置されず、アタッチメント300の下面に設けられた穴310a,310bとの関係で、アタッチメント300の逆挿禁止となるように設けられている。
【0044】
続いて、図3(b)に示すように、アタッチメントチャッキング機構230a,230bのアタッチメントチャッキングレバー231a,231bがアタッチメント300の上方にスライド移動される。当該アタッチメントチャッキングレバー231a,231bは、アタッチメントチャッキング支持部233a,233b近傍において軸支されている。
【0045】
最後に、図3(c)に示すように、アタッチメントチャッキング機構230a,230bのシリンダ232a,232bが矢印F3の方向に延伸し、アタッチメントチャッキングレバー231a,231bの他端側が、鉛直上方向に押し上げられる。それにより、軸支されているアタッチメントチャッキングレバー231a,231bの一端側により、アタッチメント300が鉛直上方向から鉛直下方向(矢印F2の方向)に押圧される。その結果、アタッチメント300は、取付け台200a,200bに押圧され取付けられる。また、この場合、アタッチメントチャッキング機構230a,230bはエアクランプ機構からなるので、作業者は、工具が不要となり、ワンタッチでアタッチメント300を取付け台200a,200bに取付けることができる。
【0046】
続いて、図4、図5および図6は、図3に示した取付け台200a,200bに取付けられたアタッチメント300に電磁弁400が取付けられる一例の工程を説明する模式的工程図である。図4,図5,図6は、順に取付け台200a,200bに取付けられたアタッチメント300に電磁弁400が取付けられる工程を示す。
【0047】
まず、図4に示すように、電磁弁チャッキング機構390a,390bの電磁弁チャッキングレバー392a,392bは、電磁弁400に接触しないように矢印−M2の方向に移動される。その後、電磁弁400が、矢印M1の方向に移動され、アタッチメント300に取付けられる。
【0048】
続いて、図5に示すように、電磁弁チャッキング機構390a,390bの電磁弁チャッキングレバー392a,392bが、矢印M2の方向に移動される。
【0049】
最後に、図6に示すように、電磁弁チャッキング機構390a,390bのシリンダ391a,391bが矢印M3の方向に延伸し、電磁弁チャッキングレバー392a,392bの他端側が、図中下方向に移動される。それにより、軸支されている電磁弁チャッキングレバー392a,392bが矢印R4の方向に移動し、電磁弁チャッキングレバー392a,392bの一端側が、電磁弁400を矢印M5の方向に押圧する。その結果、電磁弁400は、アタッチメント300に押圧され取付けられる。また、この場合、電磁弁チャッキング機構390a,390bはエアクランプ機構からなるので、作業者は、工具が不要となり、ワンタッチで電磁弁400をアタッチメント300に取付けられる。
【0050】
続いて、図7および図8は、電磁弁400、アタッチメント300および取付け台200a,200bの接続を説明するための模式的断面図である。
【0051】
まず、図7に示すように、電磁弁400には、電磁弁の制御信号を入力するためのコネクタ410、空気ポート接続部421,422,423が設けられている。更に、電磁弁400には圧力センサなどのセンサが設けられる場合もある。この場合、このセンサの信号はコネクタ410を経由して出力される。また、アタッチメント300には、電磁弁の制御信号を出力したり、電磁弁400に設けられたセンサの信号を入力するためのコネクタ370、電気接続端子371,372,373、電磁弁空気ポート接続部381,382,383、空気ポート接続部351,352,353が設けられている。このコネクタ370および電気接続端子371,372,373は、アタッチメント300の内部で導通されている。ここで導通とは、直接電気的配線が行われる他、間接的なもの、例えば、このコネクタ370および電気接続端子371,372,373との間に半導体やマイコンが介在するようなものも含む概念である。また電磁弁空気ポート接続部381,382,383および空気ポート接続部351,352,353は、アタッチメント300の内部で連通されている。さらに、取付け台200a,200bには、空気ポート接続部251,252,253、電気接続端子241,242,243が設けられている。
【0052】
図7に示すように、電磁弁チャッキング機構390a,390bにより矢印M5の方向に力が加えられ、空気ポート接続部421,422,423および電磁弁空気ポート接続部381,382,383が図示しないOリング又はガスケットなどを介して密着して接続され、コネクタ410およびコネクタ370が堅固に接続される。
【0053】
また、アタッチメントチャッキング機構230a,230bにより矢印F2の方向に力が加えられ、空気ポート接続部351,352,353および空気ポート接続部251,252,253が密着して接続され、電気接続端子371,372,373および電気接続端子241,242,243が堅固に接続される。
【0054】
さらに、図8に示すように、アタッチメント種別情報部360とアタッチメント種別認識スイッチ260とが堅固に接続される。
【0055】
続いて、図9は、電磁弁400の種別が異なる毎に設けられるアタッチメント300の種類を説明するための模式図である。図9(a)は、一のアタッチメント300を説明するための模式図であり、図9(b)は、他のアタッチメント301を説明するための模式図である。
【0056】
まず、図9(a)に示すように、電磁弁400のコネクタ370は、中央部に配設されているが、図9(b)に示すように、電磁弁400のコネクタ370aは、右方向に配設されている。この配置は、電磁弁400のコネクタ410の配置にしたがって設けられる。
また、図9(a)に示すように、電磁弁空気ポート接続部381および電磁弁空気ポート接続部382が、コネクタ370の左側部に設けられ、電磁弁空気ポート接続部383が、コネクタ370の右側部に設けられているが、図9(b)に示すように、電磁弁空気ポート接続部384が、コネクタ370aの左側部に設けられ、電磁弁空気ポート接続部385および電磁弁空気ポート接続部386が、コネクタ370aの右側部に設けられている。コネクタ370と同様に、これらの電磁弁空気ポート接続部の配置は、電磁弁400のコネクタ410の配置にしたがって設けられる。
【0057】
なお、図9(a)および図9(b)に示すアタッチメント300のアタッチメント種別情報部360は、個々のアタッチメント種別を示すため、異なる形でアタッチメント種別認識スイッチと接触するよう設けられている。
【0058】
例えば、図9(a)に示すように、アタッチメント種別認識スイッチ260の3個のリミットスイッチのうち、中央に位置するリミットスイッチのみオンさせるために、このリミットスイッチに対向する部分が突出するようにアタッチメント300のアタッチメント種別情報部360は構成されている。
一方、図9(b)では、アタッチメント種別認識スイッチ260の3個のリミットスイッチのうち、右に位置するリミットスイッチのみオンさせるように、このリミットスイッチに対向する部分が突出するようにアタッチメント300のアタッチメント種別情報部360は構成されている。
したがって、アタッチメント300とアタッチメント301との違いを電磁弁試験機100に自動認識させることができるので、作業者が、アタッチメント300およびアタッチメント301との違いを電磁弁試験機100に入力する必要がなくなり、作業を簡素化することができ、更に作業ミスを排除することができる。
【0059】
なお、本実施の形態においては、アタッチメント種別情報部360を機械的に構成したが、例えば、アタッチメントの種別を認識するための情報を1次元あるいは2次元バーコードや、ICタグや、電磁的手段により記憶させてもよい。この場合、アタッチメント種別認識スイッチ260は、例えば、バーコードリーダ等によって当該情報が認識可能に構成される。
また、本実施例では、アタッチメント種別認識スイッチ260は3個のリミットスイッチ、すなわち3ビットの情報を読み取るようにしたが、これに限られず、より多数の種別を認識すべく、ビット数を増加させてもよい。
さらに、情報は2進数による表現の他、10進数、16進数等による表現が適宜選択できる。
【0060】
次に、図10は、電磁弁400の試験を行う場合の工程の一例を示すフローチャートである。
【0061】
まず、電磁弁400の種別Aの弁に対応したアタッチメント300を取付け台200a,200bに前記した手順で取付ける。次に図10に示すように、電磁弁400の種別Aの弁が前記したような手順で2台取付けられる(ステップS1)。次に、電磁弁400の2台分の記事データが入力される(ステップS2)。例えば、電磁弁400のシリアルナンバー等が入力される。なお、この入力は作業員がキーボードでするが、その他にバーコードや、ICタグなどを電磁弁400に添付して自動化してもよい。これ以降、取付け台200aおよび取付け台200bの2台が設けられているので、2つの処理が並行して行われる。
【0062】
取付け台200aおよび取付け台200bにおいて、個々に電磁弁400のならし動作が行われる(ステップS3a,S3b)。次に、取付け台200aおよび取付け台200bにおいて、個々に電磁弁400の漏洩試験が行われる(ステップS4a,S4b)。さらに、取付け台200aおよび取付け台200bにおいて、個々に電磁弁400の動作圧力試験が行われる(ステップS5a,S5b)。さらに、取付け台200aおよび取付け台200bにおいて、個々に電磁弁400の容量試験が行われる(ステップS6a,S6b)。そして、取付け台200aおよび取付け台200bにおいて、個々に電磁弁400の全体漏れ試験(ステップS7a,S7b)が行われる。
【0063】
その後、電磁弁400の試験結果確認が行われる(ステップS8)。そして、電磁弁400の再試験が必要か否かが判定される(ステップS9)。再試験が必要と判定された場合には、ステップS2の処理からステップS8の処理を繰り返し行う。一方、再試験が必要でないと判定された場合には、電磁弁400の種別変更をするか否かが判定される(ステップS10)。
【0064】
種別変更をしないと判定された場合には、ステップS1からステップS9までの処理を繰り返し行う。この場合、電磁弁400の交換が前記したような手順で行われる。一方、種別変更をすると判定された場合には、アタッチメント300の取替えが前記したような手順で行われる。
【0065】
上記実施例においては、電磁弁400の交換時に電気的接続および流体的接続を個別に行う必要がないため、作業時間を削減することができる。
【0066】
以上のように、本発明に係る電磁弁試験機100においては、電磁弁400の交換時に電気的接続を行う労力を削減することができる。すなわち、複数種の電磁弁400のコネクタ410は、種毎に位置が異なる。その種毎にアタッチメント300が設けられる。また、例えば、同種の電磁弁400を多数個連続して試験する場合において、一個の電磁弁400の試験を行う度に電磁弁試験機100と電気的接続を行う必要があったが、アタッチメント300に電気接続端子371,372,373と導通したコネクタ370が設けられているので、アタッチメント300に電磁弁400を取付けるだけでコネクタ410と電気的接続を行うことができ、個別に電気的接続を行う必要がなくなる。
【0067】
また、電磁弁試験機100においては、電磁弁400の交換時に流体的接続を行う労力を削減することができる。すなわち、複数種の電磁弁400の流体導入口は、種毎に位置が異なる。その種毎にアタッチメント300が設けられる。また、例えば、同種の電磁弁400を多数個連続して試験する場合において、一個の電磁弁400の試験を行う度に電磁弁試験機100と流体的接続を行う必要があったが、アタッチメント300に空気ポート接続部351,352,353と導通する電磁弁空気ポート接続部381,382,383が設けられているので、アタッチメント300に電磁弁400を取付けるだけで空気ポート接続部421,422,423と流体的接続を行うことができ、個別に流体的接続を行う必要がなくなる。
【0068】
また、アタッチメント300には電磁弁400の種別を示すアタッチメント種別情報部360が設けられ、電磁弁試験機100の試験機本体101の取付け台200a,200bには、アタッチメント種別認識スイッチ260が設けられているので、アタッチメント300を取付け台200a,200bに取付けることにより、試験する電磁弁400の種別を自動的に判定することができる。したがって、試験を行う作業員が、改めて試験機本体101に電磁弁400の種別を入力する必要がなく、作業を簡素化することができ、更に作業ミスを排除することもできる。
【0069】
さらに、取付け台200a,200bには、アタッチメント300を密着保持させるアタッチメントチャッキング機構230a,230bが設けられているので、アタッチメント300を容易に取替えることができ、アタッチメントチャッキング機構230a,230bによりワンタッチで容易に取付けることができる。
また、アタッチメントチャッキング機構230a,230bは、エアクランプ機構によりアタッチメント300を取付け台200a,200bの逆方向から取付け台200a,200b方向に押圧することができる。その結果、アタッチメント300を、取付け台200a,200bに堅固に取付けることができる。
【0070】
さらに、空気ポート接続部251,252,253の接続口は、エアクランプ機構により押圧される方向に設けられているので、アタッチメント300の自重およびエアクランプ機構による押圧を接続口に加えることができ、流体の漏れを防止することができる。
【0071】
(第2の実施の形態)
次いで、本発明に係る第2の実施の形態について説明を行う。第2の実施の形態においては、第1の実施の形態と異なる点について説明を行う。第2の実施の形態においては、アタッチメント300の代わりにアタッチメント300aを使用する。
【0072】
図11は、取付け台200a,200bおよびアタッチメント300aの接続状態を説明するための模式的斜視図である。
【0073】
図11に示すように、取付け台200a,200bは、図2の取付け台200a,200bと同一の構成からなる。また、アタッチメント300aは、第1の実施の形態と異なる電磁弁400aを取付けるため、アタッチメント300aは、アタッチメント300にさらに、一対の案内棒311および一対の支持部材320を備える。
また、本実施の形態において、アタッチメント300aには、電気接続端子371,372,373および空気ポート接続部351,352,353の図示を省略している。
【0074】
続いて、図12は、図11の一対の支持部材320の構造の一例を説明するための模式的拡大図である。
【0075】
図12に示すように、一対の支持部材320は、弾性板321、ローラ322、固定板323および軸325を含む。弾性板321は、曲げ弾性を有する板材からなる。
【0076】
固定板323は、アタッチメント300aの電磁弁400aを取付ける位置の下方に突出して形成され、弾性板321が固定板323にボルトBTにより固定される。弾性板321の先端部は、略コ字状に形成されており、略コ字状を形成する立ち壁に軸325が設けられている。また、軸325には、ローラ322が軸325を軸として回転可能に設けられている。
【0077】
次に、図13,図14,図15は、図11,12に示したアタッチメント300aに電磁弁400aが取付けられる一例の工程を説明する模式的工程図である。
【0078】
図13に示すように、電磁弁400aには、一対の穴部211が形成されている。
また、作業者は、電磁弁400aを矢印M21の方向に移動させ、アタッチメント300aに近付ける。そして、図13および図14に示すように、電磁弁400aの下端部が、一対の支持部材320のローラ322に接触する。
この場合、電磁弁400aの重量が、一対の支持部材320の弾性板321により弾性的に保持される。なお、弾性板321は、電磁弁400aの重量によって、コネクタ370を破損させない程度に保持できる程度の弾性を有している。
【0079】
続いて、作業者により、図14に示すように、一対の支持部材320のローラ322に支持された電磁弁400aが、矢印M11の方向に移動される。
【0080】
この場合、電磁弁400aに設けられた一対の穴部211に、一対の案内棒311が挿入される。この場合、一対の案内棒311の先端部は、面取りが形成されているので、電磁弁400aの穴部211の内周と、アタッチメント300aの案内棒311の外周とにあそび、すなわち余裕空間が存在するので、位置ずれを吸収して円滑に互いを嵌合ことができる。
【0081】
また、この場合、電磁弁400aは、一対の支持部材320のローラ322に支持されているので、作業者は、容易に電磁弁を矢印M11の方向に移動させることができる。すなわち、電磁弁400aの重量が一対の支持部材320に支持されつつ、ローラ322の働きにより摩擦抵抗が少ない状態で、電磁弁400aを移動させることができる。
【0082】
最後に、図15に示すように、一対の穴部211に一対の案内棒311が嵌合される。
その後、第1の実施の形態と同様に、電磁弁チャッキング機構390a,390bにより、電磁弁400aが、アタッチメント300aに押圧され取付けられる。
また、電磁弁400aを取り外す際には、まず電磁弁チャッキング機構390a,390bによる押圧を解除する。このとき電磁弁400aは、アタッチメント300aから電磁弁400aの重量によって、電磁弁400aの穴部211の内周と、アタッチメント300aの案内棒311の外周とにあるあそびの分だけ、鉛直下方に落下又は傾こうとする。しかし、電磁弁400aは、一対の支持部材320の弾性板321により弾性的に保持されているので、このようにあそびがあっても、電磁弁400aは鉛直下方に落下又は傾くことなく、保持される。従って、電磁弁400aの重量によって、コネクタ370が破損するのを有効に防止することができる。
【0083】
本発明の実施形態においては、電磁弁400,400aが電磁弁に相当し、アタッチメント300,301,300aが取付けアタッチメントに相当し、取付け台200a,200bが台座に相当し、試験機本体101が試験機本体に相当し、電気接続端子371,372,373が第1の電気的接続部に相当し、コネクタ370が第2の電気的接続部に相当し、電磁弁試験機100が電磁弁試験機に相当し、アタッチメント種別情報部360が識別情報に相当し、アタッチメント種別認識スイッチ260が読取手段に相当し、アタッチメントチャッキング機構230a,230bが固定装置に相当し、アタッチメントチャッキングレバー231a,231bおよびシリンダ232a,232bが押圧機構に相当し、空気ポート接続部251,252,253が第1の流体接続部および接続口に相当し、電磁弁空気ポート接続部351,352,353が第2の流体接続部に相当し、一対の支持部材320は弾性支持部材に相当し、弾性板321は板バネ部材に相当し、ローラ322はローラに相当し、一対の案内棒311は案内部材に相当する。
【0084】
本発明の好ましい一実施の形態は上記の通りであるが、本発明はそれだけに制限されない。本発明の精神と範囲から逸脱することのない様々な実施形態が他になされることは理解されよう。さらに、本実施形態において、本発明の構成による作用および効果を述べているが、これら作用および効果は、一例であり、本発明を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0085】
【図1】本発明の実施の形態に係る電磁弁試験機の一例を示す模式図
【図2】取付け台およびアタッチメントの接続状態を説明するための模式的斜視図
【図3】図2に示した取付け台にアタッチメントが取付けられる一例の工程を説明する模式的工程図
【図4】図3に示した取付け台に取付けられたアタッチメントに電磁弁が取付けられる一例の工程を説明する模式的工程図
【図5】図3に示した取付け台に取付けられたアタッチメントに電磁弁が取付けられる一例の工程を説明する模式的工程図
【図6】図3に示した取付け台に取付けられたアタッチメントに電磁弁が取付けられる一例の工程を説明する模式的工程図
【図7】電磁弁、アタッチメントおよび取付け台の接続を説明するための模式的断面図
【図8】電磁弁、アタッチメントおよび取付け台の接続を説明するための模式的断面図
【図9】電磁弁の種別が異なる毎に設けられるアタッチメント300の種類を説明するための模式図
【図10】電磁弁の試験を行う場合の工程の一例を示すフローチャート
【図11】取付け台およびアタッチメントの接続状態を説明するための模式的斜視図
【図12】図11の一対の支持部材の構造の一例を説明するための模式的拡大図
【図13】図11,12に示したアタッチメントに電磁弁が取付けられる一例の工程を説明する模式的工程図
【図14】図11,12に示したアタッチメントに電磁弁が取付けられる一例の工程を説明する模式的工程図
【図15】図11,12に示したアタッチメントに電磁弁が取付けられる一例の工程を説明する模式的工程図
【符号の説明】
【0086】
100 電磁弁試験機
101 試験機本体
200a,200b 取付け台
230a,230b アタッチメントチャッキング機構
241,242,243 電気接続端子
251,252,253 空気ポート接続部
260 アタッチメント種別認識スイッチ
300,301,300a アタッチメント
351,352,353 電磁弁空気ポート接続部
360 アタッチメント種別情報部
371,372,373 電気接続端子
400 電磁弁

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数種の電磁弁毎に対応して設けられた取付けアタッチメントと、
前記取付けアタッチメントを取付ける共通の台座を有する試験機本体と、を含み、
前記取付けアタッチメントは、
前記試験機本体からの電気信号が入力される第1の電気的接続部と、前記第1の電気的接続部から入力された前記電気信号が出力され、かつ前記複数種の電磁弁を取付ける部位に表出して設けられた第2の電気的接続部と、が設けられたことを特徴とする電磁弁試験機。
【請求項2】
前記取付けアタッチメントは、前記複数種の電磁弁の種別を示す識別情報が付与され、
前記試験機本体の共通の台座は、前記識別情報を認識する読取手段を有することを特徴とする請求項1記載の電磁弁試験機。
【請求項3】
前記試験機本体の共通の台座は、前記取付けアタッチメントを密着保持させる固定装置をさらに含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電磁弁試験機。
【請求項4】
前記固定装置は、前記取付けアタッチメントを台座の垂直上方向から垂直下方向に押圧する押圧機構を含むことを特徴とする請求項3記載の電磁弁試験機。
【請求項5】
前記取付けアタッチメントは、
前記試験機本体からの流体を取り込む第1の流体接続部と、前記第1の流体接続部と連通され、かつ前記複数種の電磁弁を取付ける部位に表出して設けられた第2の流体接続部と、が設けられたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電磁弁試験機。
【請求項6】
前記第1の流体接続部は、前記押圧機構により押圧される方向に沿って接続口が設けられていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の電磁弁試験機。
【請求項7】
前記取付けアタッチメントは、
前記複数種の電磁弁を支持する弾性支持部材を備えたことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の電磁弁試験機。
【請求項8】
前記弾性支持部材は、板バネ部材およびローラからなることを特徴とする請求項7記載の電磁弁試験機。
【請求項9】
前記取付けアタッチメントは、
前記複数種の電磁弁を、前記各電磁弁の取付け位置へ案内する案内部材を備えたことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の電磁弁試験機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2010−8395(P2010−8395A)
【公開日】平成22年1月14日(2010.1.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−271183(P2008−271183)
【出願日】平成20年10月21日(2008.10.21)
【出願人】(503405689)ナブテスコ株式会社 (737)
【Fターム(参考)】