説明

電話システム、構内交換機及びそれらに用いる自動応答方法並びにそのプログラム

【課題】 予定表への一度の設定によって電話機の設定(転送・ボイスメール応答・着信拒否等)を行うことが可能な電話システムを提供する。
【解決手段】 PBX1は電話機(#1)3−1、電話機(#2)3−2、電話機(#N)4に着信(外線/内線)があると、サーバ2内部の予定表データファイル22の中の電話機データを確認する。PBX1は予定表データファイル22の中に予定があり、設定時間があれば、時刻管理機能11を用いて現在の時間と設定された時間とを比較する。PBX1は該当時間であり、指定動作があれば、指定された動作を実行する。PBX1は予定表データファイル22の中に予定がないか、設定時間がないか、該当時間でないか、指定動作がなければ、通常着信として電話機(#1)3−1、電話機(#2)3−2、電話機(#N)4を呼び出す。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電話システム、構内交換機及びそれらに用いる自動応答方法並びにそのプログラムに関し、特に構内交換機の動作によって電話機を外線及び内線に接続する電話システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の電話システムでは、システムを構成する電話機への外線からの着信、内線からの着信、外線への発信、内線への発信を構内交換機(PBX:Private Branch eXchange)にて管理している。
【0003】
この構内交換機には、着信先が不在の時に他の電話機にその着信を転送する不在転送機能や発信先の音声を蓄積しておくボイスメール機能等を備えている。この構内交換機の不在転送機能等を動作させるための設定としては、設定を行う電話機から予め設定された特番をダイヤルする方法があるが、さらにその設定を簡易化する方法も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】特開2001−326733号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した従来の電話システムでは、構内交換機に備えた不在転送機能やボイスメール機能等を動作させるためにある種の設定(例えば、特番へのダイヤル等)を行っているが、各々異なる製品である構内交換機とスケジューラソフトウェア(グループウェアプログラム)とを連動させようとする技術は存在しない。
【0006】
構内交換機の利用者が外出中に電話連絡を受けたい場合には、スケジューラソフトウェアの予定表に外出予定を登録し、さらに構内交換機等の電話システムに対しても設定が必要となる。
【0007】
また、予定登録をしている利用者が席を外している時に電話着信があった場合には、その利用者の周りの人が代理で応答し、席を外している利用者の予定等を連絡しなければならない。
【0008】
通常、スケジューラソフトウェアへの予定の登録等はパーソナルコンピュータ(以下、パソコンとする)で行われているが、パソコンの操作に不慣れな人、パソコン嫌いの人にとっては、パソコン経由でスケジューラソフトウェアの予定表に予定を登録することが面倒になり、スケジューラソフトウェア自体の有効性が失われる。
【0009】
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、予定表への一度の設定によって電話機の設定(転送・ボイスメール応答・着信拒否等)を行うことができる電話システム、構内交換機及びそれらに用いる自動応答方法並びにそのプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明による電話システムは、スケジューラソフトウェアによる予定表データベースにアクセス可能な構内交換機を含む電話システムであって、
自機に収容する電話機への着信時に当該電話機に対応する予定データの前記予定表データベースへの登録の有無に応じて当該着信に対する自動応答を行う手段を前記構内交換機に備えている。
【0011】
本発明による構内交換機は、スケジューラソフトウェアによる予定表データベースにアクセス可能な構内交換機であって、
自機に収容する電話機への着信時に当該電話機に対応する予定データの前記予定表データベースへの登録の有無に応じて当該着信に対する自動応答を行う手段を備えている。
【0012】
本発明による自動応答方法は、スケジューラソフトウェアによる予定表データベースにアクセス可能な構内交換機を含む電話システムに用いる自動応答方法であって、前記構内交換機側に、前記構内交換機に収容する電話機への着信時に当該電話機に対応する予定データの前記予定表データベースへの登録の有無に応じて当該着信に対する自動応答を行うステップを備えている。
【0013】
本発明による自動応答方法のプログラムは、スケジューラソフトウェアによる予定表データベースにアクセス可能な構内交換機を含む電話システムに用いる自動応答方法のプログラムであって、前記構内交換機のコンピュータに、前記構内交換機に収容する電話機への着信時に当該電話機に対応する予定データの前記予定表データベースへの登録の有無に応じて当該着信に対する自動応答を行う処理を実行させている。
【0014】
すなわち、本発明の電話システムは、構内交換機(PBX:Private Branch eXchange)と、スケジューラソフトウェア(グループウェアプログラム)とを統合、または連携することによって、パーソナルコンピュータ(以下、パソコンとする)または多機能電話機から予定表(スケジューラ)への設定を簡易化し、さらに予定表への一度の設定によって電話機の設定(転送・ボイスメール応答・着信拒否等)を行えるようにしている。
【0015】
これによって、本発明の電話システムでは、不在者の周囲の人による不在者への電話の応答等を減らすことが可能となるので、業務の効率を向上させることが可能となる。
【0016】
また、本発明の電話システムでは、構内交換機とスケジューラソフトウェアとが用いるデータベースを共有しているので、一度の操作で予定表と電話の設定とを行うことが可能となるため、手間を省くことが可能となる。
【0017】
さらに、本発明の電話システムでは、パソコンだけでなく、電話機からも予定表の設定が可能となるので、スケジューラソフトウェアの操作性を向上させることが可能となる。
【発明の効果】
【0018】
本発明は、以下に述べるような構成及び動作とすることで、予定表への一度の設定によって電話機の設定(転送・ボイスメール応答・着信拒否等)を行うことができるという効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
次に、本発明の一実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例による電話システムの構成を示すブロック図である。図1において、本発明の一実施例による電話システムはPBX(Private Branch eXchange:構内交換機)1と、サーバ2と、電話機(#1)3−1と、電話機(#2)3−2と、電話機(#N)4と、PC(パーソナルコンピュータ)5と、PDA(Personal Digital Assistant)6と、携帯電話機7とから構成されている。
【0020】
PBX1は着信した時間が予め設定された時間(あるいは時間帯)かどうかを管理する時刻管理機能11と、発信先の音声を蓄積するボイスメール12と、PBX1内の各種処理(例えば、交換処理等の処理)を実現するためのプログラムを格納する記録媒体13とを備えている。
【0021】
サーバ2はスケジューラ(グループウェアプログラム)21と、電話機(#1)3−1、電話機(#2)3−2、電話機(#N)4各々の利用者から予め設定された予定表データを蓄積する予定表データファイル22とを備えている。
【0022】
PBX1は電話機(#1)3−1、電話機(#2)3−2、電話機(#N)4各々から入力された外出等の予定データをサーバ2の予定表データファイル22に転送・設定する。また、PBX1は着信があった場合、予定表データファイル22の設定にしたがってボイスメール応答・転送等の処理を行う。
【0023】
電話機(#1)3−1、電話機(#2)3−2、電話機(#N)4各々は多機能電話機であり、ボタン操作によって外出等の予定データを設定する。電話機(#1)3−1、電話機(#2)3−2、電話機(#N)4各々が設定したデータはPBX1を経由してサーバ2の予定表データファイル22に転送される。
【0024】
PC5、PDA6、携帯電話機7はそれぞれサーバ2にアクセス可能となっており、サーバ2にアクセスすることでスケジューラ21を利用したり、外出等の予定データを予定表データファイル22に設定することができる。
【0025】
図2は図1のPBX1の構成を示すブロック図である。図2において、PBX1は主制御部10と、主制御部10内に設けた時刻管理機能11と、ボイスメール12と、記録媒体13と、メモリ14と、外部I/F(インタフェース)部15と、タイマ16と、加入者回路17−1〜17−nと、スイッチ部18と、トランク回路19−1〜19−mとから構成されている。
【0026】
上記の電話機(#1)3−1、電話機(#2)3−2、電話機(#N)4各々は加入者回路17−1,17−2,17−nに接続され、発信する際に、加入者回路17−1,17−2,17−nからスイッチ部18及びトランク回路19−1〜19−mを介して公衆網、IP(Internet Protocol)網、移動網等に接続される。上記の電話機(#1)3−1、電話機(#2)3−2、電話機(#N)4各々は着信する際に、上記とは逆の経路で着信が通知されることとなる。
【0027】
主制御部10はCPU(中央処理装置)等からなり、記録媒体13のプログラムをメモリ14に移して実行することで、PBX1内の各部の制御を行うとともに、後述するスケジューラと統合、または連携した処理を実行する。また、主制御部10の時刻管理機能11も、主制御部10が記録媒体13のプログラムを実行することで実現される。その場合、時刻管理機能11はタイマ16からの時刻情報を基に時刻管理を行う。
【0028】
さらに、主制御部10は外部I/F部15を介してサーバ2に接続可能となっており、外部I/F部15を介してサーバ2にアクセスすることで、スケジューラ21との間でデータのやりとりを行ったり、予定表データファイル22との間で予定データのやりとりを行う。尚、主制御部10はスイッチ部18及びトランク回路19−1〜19−mを介してサーバ2にアクセスすることも可能である。
【0029】
図3は図1の予定表データファイル22の構成例を示す図である。図3において、予定表データファイル22は電話機番号(「#1」,「#2」,・・・)と、スケジュール(「外出」,「会議」,・・・)と、時刻(「10:00to12:00」,「08:30to17:00」,・・・)と、処理(「VM(ボイスメール)応答」,「内線転送 番号:#3」,・・・)とから構成されている。
【0030】
図4は本発明の一実施例による予定表データファイル22への登録方法の一例を示すシーケンスチャートである。図4においては、PBX1に接続された電話機(#1)3−1による予定表データファイル22への予定データの登録処理を示している。これら図1〜図4を参照してPBX1に接続された電話機(#1)3−1による予定表データファイル22への予定データの登録処理について説明する。
【0031】
電話機(#1)3−1の利用者が端末番号、予定、時間、動作を設定(内部にデータを作成)すると(図4のa1)、電話機(#1)3−1は設定された予定データをPBX1に送信する(図4のa2)。
【0032】
PBX1は電話機(#1)3−1から送信されてきた予定データを外部I/F部15を介してサーバ2に送信する(図4のa3)。サーバ2はPBX1を介して送信されてきた予定データを基に予定表データファイルを更新する(図4のa4)。これによって、PBX1に接続された電話機(#1)3−1による予定表データファイル22への予定データの登録処理が終了する。
【0033】
図5は本発明の一実施例による予定表データファイル22への登録方法の他の例を示すシーケンスチャートである。図5においては、PC5、PDA6、携帯電話機7等のサーバ2へのアクセスが許可された端末による予定表データファイル22への予定データの登録処理を示している。尚、図5ではPC5からの登録処理を示している。これら図1と図3と図5とを参照してPC5による予定表データファイル22への予定データの登録処理について説明する。
【0034】
PC5は予定表データファイル22への予定データの登録処理を行う場合、サーバ2のスケジューラ21にログインし(図5のb1)、スケジューラ21を介して予定表データファイルの更新処理を行う(図5のb2)。
【0035】
サーバ2ではスケジューラ21によってPC5から更新データを基に予定表データファイル22を更新する(図5のb3,b4)。この後、PC5はサーバ2のスケジューラ21からログアウトし(図5のb5)、処理を終了する。尚、PDA6、携帯電話機7等も、PC5と同様にして、予定表データファイル22への予定データの登録処理を行うことができる。
【0036】
図6は図1のPBX1による着信動作を示すフローチャートである。これら図1〜図3と図6とを参照してPBX1による着信動作について説明する。尚、図6に示す処理はPBX1の主制御部10が記録媒体13のプログラムを実行することで実現される。
【0037】
PBX1は電話機(#1)3−1、電話機(#2)3−2、電話機(#N)4に着信(外線/内線)があると(図6ステップS1)、サーバ2内部の予定表データファイル22の中の電話機データを確認する(図6ステップS2)。
【0038】
PBX1は予定表データファイル22の中に予定があり(図6ステップS3)、設定時間があれば(図6ステップS4)、時刻管理機能11を用いて現在の時間と設定された時間とを比較する(図6ステップS5)。PBX1は該当時間であり(図6ステップS6)、指定動作があれば(図6ステップS7)、指定された動作を実行する(図6ステップS8)。
【0039】
これに対し、PBX1は予定表データファイル22の中に予定がないか(図6ステップS3)、設定時間がないか(図6ステップS4)、該当時間でないか(図6ステップS6)、指定動作がなければ(図6ステップS7)、通常着信として電話機(#1)3−1、電話機(#2)3−2、電話機(#N)4を呼び出す(図6ステップS9)。
【0040】
例えば、AさんはPC5のキーボード(図示せず)または電話機(#1)3−1のボタン(図示せず)を操作し、予定表データファイル22に「7月30日13:00〜17:00外出」と登録し、その外出中は電話を受けることができないので、「ボイスメールで応答する」と設定する。
【0041】
すると、当日、外出中のAさんの電話番号に電話がかかってくると、「Aは、13時から17時まで外出しております。ボイスメールにメッセージをお願いします。」とPBX1のボイスメール12が自動応答することとなる。
【0042】
図7は図1のPBX1による具体的な着信動作を示すフローチャートである。これら図1〜図3と図7とを参照してPBX1による具体的な着信動作について説明する。尚、図7に示す処理はPBX1の主制御部10が記録媒体13のプログラムを実行することで実現される。
【0043】
PBX1は電話機(#1)3−1に着信(外線/内線)があると(図7ステップS11)、サーバ2内部の予定表データファイル22の中の電話機(#1)3−1のデータを確認する(図7ステップS12)。
【0044】
PBX1は予定表データファイル22の中に電話機(#1)3−1に対応する予定があり(図7ステップS13)、電話機(#1)3−1に対応する設定時間があれば(図7ステップS14)、時刻管理機能11を用いてタイマ16の現在の時間と設定された時間とを比較する(図7ステップS15)。
【0045】
PBX1は該当時間であり(図7ステップS16)、電話機(#1)3−1に対応する指定動作があれば(図7ステップS17)、ボイスメール12によって電話機(#1)3−1への着信に対して自動応答する(図7ステップS18)。この場合、PBX1はボイスメール12によって「10時から12時まで外出しております。ボイスメールにメッセージをお願いします。」とのメッセージを発信元に通知する。
【0046】
これに対し、PBX1は予定表データファイル22の中に電話機(#1)3−1に対応する予定がないか(図7ステップS13)、電話機(#1)3−1に対応する設定時間がないか(図7ステップS14)、該当時間でないか(図7ステップS16)、電話機(#1)3−1に対応する指定動作がなければ(図7ステップS17)、通常着信として電話機(#1)3−1を呼び出す(図7ステップS19)。
【0047】
このように、本実施例では、不在者の周囲の人が不在者への電話の応答等を行う回数を減らすことができるため、それらの人の作業を不在者への電話等の応答で中断するのを防ぐことができ、業務の効率を向上させることができる。
【0048】
また、本実施例では、予定表データファイル22等のデータベースをPBX1とサーバ2のスケジューラ21とで共有しているため、一度の操作で予定表と電話の設定とを行うことができるので、利用者の手間を省くことができる。
【0049】
さらに、本実施例では、スケジューラ21を利用するPC5、PDA6、携帯電話機7だけでなく、電話機(#1)3−1、電話機(#2)3−2、電話機(#N)4からも予定表の設定を行うことができるため、スケジューラ21等のグループウェアプログラムの操作性を向上させることができる。
【産業上の利用可能性】
【0050】
本発明は、スケジューラ等の機能を持ったグループウェアプログラムや着信をボイスメールで対応したり、転送・着信拒否等の着信設定を行うことができるPBXシステムに適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明の一実施例による電話システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1のPBXの構成を示すブロック図である。
【図3】図1の予定表データファイルの構成例を示す図である。
【図4】本発明の一実施例による予定表データファイルへの登録方法の一例を示すシーケンスチャートである。
【図5】本発明の一実施例による予定表データファイルへの登録方法の他の例を示すシーケンスチャートである。
【図6】図1のPBXによる着信動作を示すフローチャートである。
【図7】図1のPBXによる具体的な着信動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0052】
1 PBX
2 サーバ
3−1 電話機(#1)
3−2 電話機(#2)
4 電話機(#N)
5 PC
6 PDA
7 携帯電話機
10 主制御部
11 時刻管理機能
12 ボイスメール
13 記録媒体
14 メモリ
15 外部I/F部
16 タイマ
17−1〜17−n 加入者回路
18 スイッチ部
19−1〜19−m トランク回路
21 スケジューラ
22 予定表データファイル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
スケジューラソフトウェアによる予定表データベースにアクセス可能な構内交換機を含む電話システムであって、
自機に収容する電話機への着信時に当該電話機に対応する予定データの前記予定表データベースへの登録の有無に応じて当該着信に対する自動応答を行う手段を前記構内交換機に有することを特徴とする電話システム。
【請求項2】
前記着信時の時間と前記予定表データベースに登録された時間とを比較する時刻管理手段を前記構内交換機に含み、
前記自動応答を行う手段は、前記時刻管理手段で前記着信時の時間が前記予定表データベースに登録された時間に含まれることが検出された時に前記自動応答を行うことを特徴とする請求項1記載の電話システム。
【請求項3】
前記自動応答を行う手段は、少なくとも前記着信の転送とボイスメール応答と着信拒否とを行うことを特徴とする請求項1または請求項2記載の電話システム。
【請求項4】
前記予定データの前記予定表データベースへの登録を少なくともパーソナルコンピュータ及び多機能電話機から行うことを請求項1から請求項3のいずれか記載の電話システム。
【請求項5】
スケジューラソフトウェアによる予定表データベースにアクセス可能な構内交換機であって、
自機に収容する電話機への着信時に当該電話機に対応する予定データの前記予定表データベースへの登録の有無に応じて当該着信に対する自動応答を行う手段を有することを特徴とする構内交換機。
【請求項6】
前記着信時の時間と前記予定表データベースに登録された時間とを比較する時刻管理手段を含み、
前記自動応答を行う手段は、前記時刻管理手段で前記着信時の時間が前記予定表データベースに登録された時間に含まれることが検出された時に前記自動応答を行うことを特徴とする請求項5記載の構内交換機。
【請求項7】
前記自動応答を行う手段は、少なくとも前記着信の転送とボイスメール応答と着信拒否とを行うことを特徴とする請求項5または請求項6記載の構内交換機。
【請求項8】
前記予定データの前記予定表データベースへの登録を少なくともパーソナルコンピュータ及び多機能電話機から行われることを請求項5から請求項7のいずれか記載の構内交換機。
【請求項9】
スケジューラソフトウェアによる予定表データベースにアクセス可能な構内交換機を含む電話システムに用いる自動応答方法であって、前記構内交換機側に、前記構内交換機に収容する電話機への着信時に当該電話機に対応する予定データの前記予定表データベースへの登録の有無に応じて当該着信に対する自動応答を行うステップを有することを特徴とする自動応答方法。
【請求項10】
前記構内交換機側に、前記着信時の時間と前記予定表データベースに登録された時間とを比較する管理ステップを含み、
前記自動応答を行うステップは、前記管理ステップで前記着信時の時間が前記予定表データベースに登録された時間に含まれることが検出された時に前記自動応答を行うことを特徴とする請求項9記載の自動応答方法。
【請求項11】
前記自動応答を行うステップは、少なくとも前記着信の転送とボイスメール応答と着信拒否とを行うことを特徴とする請求項9または請求項10記載の自動応答方法。
【請求項12】
前記予定データの前記予定表データベースへの登録を少なくともパーソナルコンピュータ及び多機能電話機から行うことを請求項9から請求項12のいずれか記載の自動応答方法。
【請求項13】
スケジューラソフトウェアによる予定表データベースにアクセス可能な構内交換機を含む電話システムに用いる自動応答方法のプログラムであって、前記構内交換機のコンピュータに、前記構内交換機に収容する電話機への着信時に当該電話機に対応する予定データの前記予定表データベースへの登録の有無に応じて当該着信に対する自動応答を行う処理を実行させるためのプログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2006−19776(P2006−19776A)
【公開日】平成18年1月19日(2006.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−192390(P2004−192390)
【出願日】平成16年6月30日(2004.6.30)
【出願人】(000227205)NECインフロンティア株式会社 (1,047)
【Fターム(参考)】