説明

電話交換機システム及びその機能キーへの情報割当表示方法、並びに電話交換機主装置

【課題】システム内の保留情報等を電話機端末の機能キーに割り当てて表示することにより、本来の機能キーとは別の機能を実現することが可能な電話交換機システムを提供する。
【解決手段】主装置101は複数の電話機端末102の少なくとも保留中であるか否かを示す保留情報を有する保留デーベース104を有し、電話機端末102から特定番号等の発信時に保留データベース104から保留情報を読み出す。そして、主装置101は読み出した保留情報を該当する電話機端末102の機能キーに割り当てて設定する。また、機能キーに割り当てられた保留情報が保留中か否かに応じて発光素子を点灯又は消灯させることによって複数の機能キーに割り当てられた保留情報を表示させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電話交換機システム及びその機能キーへの情報割当表示方法、並びに電話交換機主装置に関し、特に、電話機端末の機能キーにシステム内の保留情報等を割り当てて別の機能を実現する技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、電話交換機システムでは、電話機端末に保留キーが配置され、保留キーを押下することで通話を保留することが行われている。また、電話機端末には複数の機能キーが配置され、例えば、機能キーに電話番号の短縮を割り当てることで電話番号の入力作業を簡単化することが行われている。
【0003】
このような電話交換機システムの機能は、通話の保留や電話番号の短縮等、それぞれ個別に使用されており、これらの機能を組み合わせて更に有効に使用することは行われていない。
【0004】
そこで、従来の電話交換機システムとしては、例えば、特許文献1乃至3に記載されたものがある。特許文献1には、同一の機能キーに複数の機能を割り当て、これら複数の機能を切り替えて選択可能とし、選択された機能を機能キーの操作で実現することが記載されている。
【0005】
また、特許文献2には、LCD表示機能付きのボタン電話機に通話保留を行ったボタン電話機の番号等の固有情報及び保留された回線番号を表示することにより、システム内のボタン電話機の通話保留状態を正確に把握できるようにすることが記載されている。
【0006】
更に、特許文献3には、ボタン電話装置において主装置は保留モードを記憶するための保留モードメモリと、保留モードの切替操作が可能な時間を制限するタイマーを有することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2007−6010号公報
【特許文献2】特開平01−274595号公報
【特許文献3】特開平05−176059号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1乃至3には、電話機端末の同一の機能キーに複数の機能を割り当てて選択可能とし、選択された機能を機能キーの操作で実現すること等は記載されているが、電話交換機システムが有する機能を組み合わせて更に別の機能を実現することは記載されていない。
【0009】
本発明の目的は、システム内の保留情報等を電話機端末の機能キーに割り当てて表示することにより、本来の機能キーの機能とは別の機能を実現することが可能な電話交換機システム及び電話交換機システムの機能キーへの情報割当表示方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る電話交換機システムは、電話交換機主装置と、前記電話交換機主装置に収容され、それぞれ所定機能が割り当てられ、且つ、発光素子を備えた複数の機能キーを有する複数の電話機端末とを備えた電話交換機システムであって、前記電話交換機主装置は、前記電話機端末毎に少なくとも現在保留中であるか否かを示す保留情報を有する保留データベースと、前記電話機端末の特定の操作時に前記保留データベースから保留情報を読み出し、読み出した保留情報を該当する電話機端末の機能キーに割り当てて設定し、且つ、前記機能キーに割り当てられた保留情報が保留中か否かに応じて前記発光素子を点灯又は消灯させることによって前記複数の機能キーに割り当てられた保留情報を表示させる手段と、を備えたことを特徴とする。
【0011】
また、本発明に係る電話交換機システムは、電話交換機主装置と、前記電話交換機主装置に収容され、それぞれ所定機能が割り当てられ、且つ、発光素子を備えた複数の機能キーを有する複数の電話機端末とを備えた電話交換機システムであって、前記電話交換機主装置は、前記電話機端末毎に少なくとも前記電話機端末によって会議中か否かを示す会議情報を有する会議データベースと、前記電話機端末の特定の操作時に前記会議データベースから会議情報を読み出し、読み出した会議情報を該当する電話機端末の機能キーに割り当てて設定し、且つ、前記機能キーに割り当てられた会議情報が会議中か否かに応じて前記発光素子を点灯又は消灯させることによって前記複数の機能キーに割り当てられた会議情報を表示させる手段と、を備えたことを特徴とする。
【0012】
また、本発明に係る電話交換機システムの機能キーへの情報割当表示方法は、電話交換機主装置と、前記電話交換機主装置に収容され、それぞれ所定機能が割り当てられ、且つ、発光素子を備えた複数の機能キーを有する複数の電話機端末とを備えた電話交換機システムの機能キーへの情報割当表示方法であって、前記電話機端末毎に少なくとも現在保留中であるか否かを示す保留情報を有する保留デーベースを有し、前記電話交換機主装置は、前記電話機端末の特定の操作時に前記保留データベースから保留情報を読み出し、読み出した保留情報を該当する電話機端末の機能キーに割り当てて設定し、且つ、前記機能キーに割り当てられた保留情報が保留中か否かに応じて前記発光素子を点灯又は消灯させることによって前記複数の機能キーに割り当てられた保留情報を表示させることを特徴とする。
【0013】
また、本発明に係る電話交換機システムの機能キーへの情報割当表示方法は、電話交換機主装置と、前記電話交換機主装置に収容され、それぞれ所定機能が割り当てられ、且つ、発光素子を備えた複数の機能キーを有する複数の電話機端末とを備えた電話交換機システムの機能キーへの情報割当表示方法であって、前記電話機端末毎に少なくとも前記電話機端末によって会議中か否かを示す会議情報を有する会議データベースを有し、前記電話交換機主装置は、前記電話機端末の特定の操作時に前記会議データベースから会議情報を読み出し、読み出した会議情報を該当する電話機端末の機能キーに割り当てて設定し、且つ、前記機能キーに割り当てられた会議情報が会議中か否かに応じて前記発光素子を点灯又は消灯させることによって前記複数の機能キーに割り当てられた会議情報を表示させることを特徴とする。
【0014】
また、本発明に係る電話交換機主装置は、電話機端末毎に少なくとも現在保留中であるか否かを示す保留情報を有する保留デーベースと、前記電話機端末の特定の操作時に前記保留データベースから保留情報を読み出し、読み出した保留情報を該当する電話機端末の機能キーに割り当てて設定し、且つ、前記機能キーに割り当てられた保留情報が保留中か否かに応じて前記発光素子を点灯又は消灯させることによって前記複数の機能キーに割り当てられた保留情報を表示させる手段と、を備えたことを特徴とする。
【0015】
また、本発明に係る電話交換機主装置は、電話機端末毎に少なくとも前記電話機端末によって会議中か否かを示す会議情報を有する会議データベースと、前記電話機端末の特定の操作時に前記会議データベースから会議情報を読み出し、読み出した会議情報を該当する電話機端末の機能キーに割り当てて設定し、且つ、前記機能キーに割り当てられた会議情報が会議中か否かに応じて前記発光素子を点灯又は消灯させることによって前記複数の機能キーに割り当てられた会議情報を表示させる手段と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、電話機端末の簡単な操作によって主装置が持つ保留情報や会議情報等を電話機端末の機能キーに割り当てて表示することにより、機能キーの本来の機能とは別の機能を実現することができる。例えば、電話機端末の機能キーにシステム内の保留情報を割り当てて表示すれば保留中の電話の中から所望の電話に応答することが可能となり、また、電話機端末の機能キーにシステム内の会議情報を割り当てて表示すれば、現在会議中の会議の中から目的の会議に割り込みで電話による参加が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明に係る電話交換機システムの一実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】電話機端末の盤面を示す平面図である。
【図3】本発明に係る電話交換機システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明の他の実施形態を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
次に、発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係る電話交換機システムの一実施形態の構成を示すブロック図である。図1に示すように電話交換機主装置(以下、主装置という)101は、例えば、PBX(構内電話交換機)等である。主装置101には、複数の電話機端末102が接続(収容)されている。
【0019】
また、図2に示すように電話機端末102の盤面には、電話番号等を入力するキー群201、複数の機能キーからなる機能キー群202(例えば、32個とする)、保留キー203、各種情報を表示するLCD表示部204等が配置されている。各機能キーにはそれぞれ所定機能が割り当てられる。LCD表示部204には、例えば、30文字の文字列を1行分表示可能である。また、各機能キーには、その機能を使用中に点灯する発光素子(LED等)が配置されている。
【0020】
主装置101は、電話回線103を介して公衆電話網107に接続され、内線や外線の発着信の制御等を行う。主装置101内には、システム内の電話機端末102の保留情報を記憶する保留データベース104や、電話機端末102毎の各機能キーと各機能キーに割り当てられた機能との対応を示す機能データベース105が設けられている。機能データベース15は電話機端末102側で持ってもよい。
【0021】
図1の機能データベース105の例では、ある電話機端末102の機能キー1に「外線」が割り当てられ、機能キー2に「短縮1」が割り当てられ、機能キー3には「短縮2」が割り当てられていることを示す。
【0022】
また、主装置101内には、内線や外線の発着信の制御や、電話機端末102の機能キーへの保留情報の割り当て等システム内の制御を行うCPU等のプログラム制御によって動作する制御部106が設けられている。制御部106は、詳しく後述するように保留データベース104から保留情報を読み出し、電話機端末102の機能キーに割り当てて表示する等の制御を行う。
【0023】
保留データベース104には、図1に保留情報の表として示すようにシステム内に収容された複数の電話機端末102の保留情報を記憶する複数の保存領域(保留1、2、3、…、)が設けられている。保留データベース104の各保存領域には、保留中の通話の種類(外線か内線)、保留相手の電話番号(又はポート番号)等の保留情報が保存される。
【0024】
図1の例では、保留1、2、3、…、を示しているが、これは主装置101に収容された複数の電話機端末102の保留情報を一覧として示す。例えば、保留1はある電話機端末102の保留キー203は押下されず、保留情報は「空き」であることを示す。保留2は別の電話機端末102の保留キー203が押下され、現在「使用中(保留中)」であり、通話の種類は外線で、通話相手の電話番号は外線01である。その際、外線01とは、主装置101側のポート番号であり、主装置101がポート番号01を使って外線と接続していることを示す。そのため、ポート番号ではなく、外線番号で管理しても構わない。
【0025】
保留3は更に別の電話機端末102の保留キー203が押下され、同様にその電話機端末102は現在「使用中(保留中)」であり、通話の種類は内線で、通話相手の電話番号は301であることを示す。301は内線番号である。このように保留データベース104には、主装置101に収容された全ての電話機端末102の現在の保留情報が格納されている。
【0026】
また、電話機端末102の各機能キーには、それぞれ所定の機能が割り当てられる。図1にはある電話機端末102の機能キーとそれに割り当てられた機能との対応を示す。主装置101内には、各電話機端末毎に機能キーと機能との対応を示す機能データベース105が設けられている。図1に示す機能データベース105の例では、ある電話機端末102の機能キー1は外線に、機能キー2は短縮1(予め短縮1として電話番号を設定)に、機能キー3は短縮2(予め短縮2として電話番号を設定)に割り当てられている。
【0027】
主装置101内の制御部106は、保留データベース104の各保存領域に保留情報を書き込んだり、保留情報を読み出して電話機端末102に通話を接続して保留情報を削除する機能を有する。また、制御部106は電話機端末102からの特定の操作(例えば、キー群201からの予め設定された番号の入力等)によって保留データベース104の保留情報を読み出し(図1に示す保留1、2、3、…、)、その読み出した各保留情報を電話機端末102に通知し、その各保留情報を各機能キーに割り当てるように通知する。
【0028】
更に、制御部106は電話機端末102から保留情報の保存領域が指定されると、その保留領域に保留情報が保存されているなら、その保留情報を使って保留中の通話を電話機端末に接続する制御を行う。或いは、その保存領域に保留情報がなく、電話機端末102が通話中である場合には、その通話を指定された保存領域に保留する制御を行う。
【0029】
また、電話機端末102は主装置101に対して保留データベース104の保存領域の参照範囲を指定することが出来る。なお、各電話機端末102から主装置101の保留データベース104にアクセスするための操作としては、上述のように電話機端末102からの特別に設定された番号の入力による操作の他に、例えば、主装置101側で予め認識している特定ボタンを電話機端末102側で押下することによって操作する等がある。更に、ネットワークを介して主装置101と接続されているPC(図示せず)によるアクセス等の操作であっても良い。
【0030】
次に、本実施形態の動作を図1、図2、図3を用いて説明する。図3は本実施形態の動作を説明するフローチャートである。本実施形態では、例えば、電話機端末102の機能キーの数は32個、保留データベース104の保存領域の数は50個とする。また、電話機端末102のLED表示部204は文字列が30文字1行分の表示領域を有するものとする。ユーザが電話機端末102から特番を発信、即ち、予め設定された番号をキー群201から入力すると(図3のS101)、電話機端末102から主装置101に保留情報の読み出し要求が送信される。
【0031】
主装置101では電話機端末102からこの要求を受けると、制御部106は保留データベース104の1〜32番目の保留情報を読み出し、その読み出した保留情報を電話機端末102の各機能キーに対応させて割り当てて設定する指示を該当する電話機端末102に送信する(S102)。保留データベース104の1〜32番目の保留情報を読み出すのは、電話機端末102が32個の機能キーを持っているからである。もちろん、本発明はこの限りではなく、保留情報の数は任意に設定しても良い。また、制御部106は該当する電話機端末102に対してLCD表示部204に保留情報1〜32を表示中であることを示す文字列の表示指示を発行する。
【0032】
そのため、電話機端末102の32個の機能キーは、一時的にシステム内の電話機端末102の保留情報を反映した状態となる。また、保留情報を機能キーに割り当てた場合、後述するように現在使用中(保留中)が割り当てられた機能キーのLED等の発光素子が点灯し、そうでない機能キーの発光素子は消灯する(S103)。また、電話機端末102のLCD表示部204には、主装置101の指示により保留情報1〜32を表示中である旨が表示される。保留情報の表示とは、上述のように現在(使用中(保留中))の機能キーの発光素子は点灯し、使用中ではない機能キーは発光素子が消灯することにより、各機能キーに割り当てられた保留情報(保留中か否か)を表示することをいう。
【0033】
ここで、通常の動作としては、ある電話機端末102の機能キーが押下されると、主装置101はその電話機端末102の機能キーに割り当てられた機能の表(図1参照)からその機能キーに該当する機能を探し、その機能に対する操作を行う。これは、機能キー毎に該当する操作を行う。例えば、図1の例では、機能キー2が押下されると、短縮1に発信する操作を行う。また、外線を使用中の場合には機能キーの発光素子が使用中を示す点灯状態となる。
【0034】
本実施形態では、上述のように電話機端末102から特定番号の入力等によって特番が発信されると、制御部106の制御により主装置101の保留データベース104から保留情報が読み出され、その読み出した各保留情報を電話機端末102の各機能キーに割り当てて表示する指示が発行される。例えば、図1に示すように電話機端末102の機能キー1が保留1に、機能キー2が保留2に、機能キー3が保留3に、…、というように電話機端末102の機能キー1、2、3、…、にそれぞれ保留1、2、3、…、が割り当てられる。
【0035】
その際、保留1は「空き」であるため、機能キー1の発光素子は使用中(保留中)であることを示す点灯はせず、消灯状態となる。また、機能キー2、3にそれぞれ保留2、3が割り当てられると、図1に示すように保留2、3は使用中であるため、機能キー2、3の発光素子は使用中(保留中)であることを示す点灯状態となる。このように一時的に主装置101内の各保留情報を電話機端末102の各機能キーに割り当てて表示する処理がなされる。その上で、例えば、ユーザが図1に示す電話機端末102の機能キー2を押下すると(S104)、機能キー2は保留2(外線保留中)であるため、主装置101は保留された電話を接続し、ユーザは保留中の外線01に応答することが可能となる(S105)。
【0036】
つまり、ユーザが発光素子の点灯している機能キーを押下すると(例えば、機能キー2)、主装置101にその機能キーに対応する保存領域の情報が通知される。そうすると、制御部106は機能キーへの機能の割り当てとLCD表示部204の表示を元に戻す指示を発行した後、電話機端末102から通知された保存領域の保留情報を用いて電話機端末102と保留された通話(外線01)との接続を開始する。また、ユーザが別の機能キー3を押下すると、同様に電話機端末102と通話が保留された内線(301)との接続を開始する。
【0037】
一方、ユーザが機能キーを押さずに別の特番(予め設定された番号等)を入力することで、主装置101に対して、例えば、保留データベース104の33〜50番目の保留情報を読み出すように要求することも出来る。その際、保留データベース104から読み出された33〜50番目の保留情報が電話機端末102の各機能キーに割り当てられ、ユーザが発光素子の点灯している機能キーを押下することにより同様に保留中の外線や内線に応答することができる。
【0038】
このように本実施形態では、電話機端末102の簡単な操作によって主装置101が有する保留情報を電話機端末102の機能キーに割り当てて表示することにより、本来の機能キーとは別の機能を実現することができる。特に、システム内の電話機端末の保留情報を各機能キーに割り当てて設定し、各機能キーに配置された発光素子の点灯又は消灯により保留情報(保留中か否か)を表示することにより、ユーザは現在保留中の保留情報を選択することで、目的の保留中の電話機端末の外線や内線に応答することができる。また、機能キーの発光素子の点灯又は消灯によりシステム内の保留情報を視覚的に確認でき、しかも、システムの大きな変更なしにシステム内の保留情報をまとめて把握することも出来る。
【0039】
電話機端末102の機能キーに割り当てる機能は、ユーザが変更することもできるが、それぞれの機能キーに一つ一つ機能を設定する必要がある。また、変更を元に戻すには、再度、機能キーに機能を割り当てるための設定をしなおす必要がある。本実施形態では、元々の機能キーへの機能の割り当てを変更せずに、必要に応じて目的の保留情報を使用することができる。また、必要なときにシステム全体の保留情報を視覚的に確認することができる。
【0040】
また、本発明は、上述のように電話機端末102の機能キーに保留情報を割り当てたり、発光素子の点灯や消灯によって機能キーに保留情報を表示した場合、ユーザが発光素子の点灯している機能キーを押下せずに応答しないことが考えられる。その場合には、主装置101側で機能キーに保留情報を割り当ててからの時間を計測し、任意に設定された制限時間を過ぎた場合には、主装置101から電話機端末102に対して機能キーへの機能の割り当てや、機能キーの発光素子による保留情報の表示、或いはLCD表示部204の表示を元の状態に戻すように指示を発行するのが望ましい。
【0041】
その際、電話機端末102では、主装置101からの指示により自動的に機能キーに割り当てた機能を元に戻したり、LCD表示部204の表示等を元に戻す。そうすることで、手動で機能キーに割り当てられた機能を戻したり、機能キーの発光素子による保留情報の表示、或いはLCD表示部204の表示を元の状態に戻す手間を省くことが出来る。
【0042】
次に、本発明の他の実施形態について説明する。図4は本実施形態の構成を示すブロック図である。図4では図1と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。本実施形態の基本構成は図1と同様であるが、主装置101には保留データベース104の代わりに会議データベース108がある。会議データベース108には、図4に示すように、会議1、会議2、会議3、…、のように保存領域があり、各保存領域に現在使用中(会議中)か否かの情報と内線番号が格納されている。図4の例では、会議1は空きであり(会議中ではない)、会議2は使用中(会議中)で内線番号YYYであり、会議3は使用中(会議中)で内線番号ZZZである。会議に参加する時にはその内線番号に接続して参加する。
【0043】
主装置101の制御部106は、図1の実施形態と同様に電話機端末102から特定の番号が発信されると、会議データベース108から会議情報を読み出し、その会議情報を電話機端末102の機能キーに割り当てたり、LCD表示部204に会議情報が表示されている旨を表示する指示を電話機端末102に発行する。これは、第1の実施形態の保留情報の代わりに会議情報を用いただけで基本的な構成や動作は図1の実施形態と同様である。また、会議情報は機能キーの数に合わせて32個読み出して各機能キーに割り当ててもよいが、この限りではない。電話機端末102のLCD表示部204には、第1の実施形態と同様に会議情報(例えば32個)を表示している旨が表示される。
【0044】
また、電話機端末の各機能キーに各会議情報を割り当てた場合には、各機能キーに配置された発光素子が現在会議中であれは点灯し、現在会議中でなければ消灯する。図4の例では、会議1が割り当てられた機能キー1は消灯し、会議2、3が割り当てられた機能キー2、3は点灯する。この状態で、ユーザが、例えば、会議2が割り当てられた機能キー2を押下すると、主装置101の制御部106は会議2の内線番号YYYに発信し、その電話機端末102を会議に割り込ませて参加させる。また、機能キー1が押下された場合には、会議データベース108の会議1の会議情報は空きであるため何もしない。
【0045】
更に、会議は会議データベース108の保存領域を指定して会議を開始するのではなく、会議データベース107の空いている保存領域を自動で使用し、会議2、3のように会議情報を登録して開始する。更に、通話中の電話機端末102から操作を行った場合には会議に参加できない。
【0046】
本実施形態では、図1の実施形態と同様に電話機端末102の簡単な操作によって主装置101が有する会議情報を電話機端末102の機能キーに割り当てて表示することにより、本来の機能キーとは別の機能を実現することができる。特に、本実施形態では、システム内の会議情報を電話機端末の各機能キーに割り当てて設定し、各機能キーに配置された発光素子の点灯又は消灯により会議情報(会議中か否か)を表示することにより、ユーザは目的の機能キーを押下することで、会議に割り込みで参加することができる。また、機能キーの発光素子の点灯又は消灯により、システム内の会議情報を視覚的に確認できると共に、システム内の会議情報をまとめて確認することが出来る。
【0047】
また、本実施形態では、電話機端末102の機能キーに会議情報を割り当てたり、発光素子の点灯や消灯によって機能キーに会議情報を表示した場合、ユーザが発光素子の点灯している機能キーを押下せずに応答しないことが考えられる。その場合には、先の説明と同様に主装置101側で機能キーに会議情報を割り当ててからの時間を計測し、任意に設定された制限時間を過ぎた場合には、主装置101から電話機端末102に対して機能キーへの機能の割り当てや、機能キーの発光素子による会議情報の表示、或いはLCD表示部204の表示を元の状態に戻すように指示を発行するのが望ましい。こうすることで、手動で会議情報の機能キーへの割り当てや、機能キーによる会議情報の表示、或いはLCD表示部の表示を元の状態に戻す手間を省くことが出来る。
【0048】
なお、図4で説明した実施形態と図1等で説明した実施形態とは、システム内の保留情報を機能キーに割り当てるのか、システム内の会議情報を割り当てるのかの違いであり、基本的な構成と動作は同様である。また、本発明は、電話交換機システム内で保留情報を機能キーに割り当てて表示する機能、及び 会議情報を機能キーに割り当てて表示する機能のうち少なくとも一方を実現する構成としてもよい。その際、例えば、電話機端末から入力する特別の番号を異ならせることで機能キーに保留情報を割り当てて表示するのか、機能キーに会議情報を割り当てて表示するのかを選択することができる。
【0049】
なお、以上の実施形態の電話交換機主装置はハードウェアによっても実現できるが、コンピュータをその電話交換機主装置として機能させるためのプログラムをコンピュータがコンピュータ読み取り可能な記録媒体から読み込んで実行することによっても実現できる。
【0050】
また、上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限らない。
【0051】
(付記1)電話交換機主装置と、前記電話交換機主装置に収容され、それぞれ所定の機能が割り当てられ、且つ、発光素子を備えた複数の機能キーを有する複数の電話機端末とを備えた電話交換機システムであって、
前記電話交換機主装置は、
前記電話機端末毎に少なくとも現在保留中であるか否かを示す保留情報を有する保留データベースと、
前記電話機端末の特定の操作時に前記保留データベースから保留情報を読み出し、読み出した保留情報を該当する電話機端末の機能キーに割り当てて設定し、且つ、前記機能キーに割り当てられた保留情報が保留中か否かに応じて前記発光素子を点灯又は消灯させることによって前記複数の機能キーに割り当てられた保留情報を表示させる手段と、
を備えたことを特徴とする電話交換機システム。
【0052】
(付記2)前記電話交換機主装置は、前記保留情報が割り当てられた複数の機能キーのうち前記発光素子により保留中であることが表示されている機能キーが押下された時に当該機能キーに割り当てられた保留情報に含まれる通話相手との接続を開始する手段を有することを特徴とする付記1に記載の電話交換機システム。
【0053】
(付記3)前記電話交換機主装置は、前記保留データベースから前記機能キーの数だけ前記保留情報を読み出し、読み出した保留情報を前記電話機端末の機能キーに割り当てて設定するように該当する電話機端末に指示することを特徴とする付記1又は2に記載の電話交換機システム。
【0054】
(付記4)電話交換機主装置と、前記電話交換機主装置に収容され、それぞれ所定機能が割り当てられ、且つ、発光素子を備えた複数の機能キーを有する複数の電話機端末とを備えた電話交換機システムであって、
前記電話交換機主装置は、
前記電話機端末毎に少なくとも前記電話機端末によって会議中か否かを示す会議情報を有する会議データベースと、
前記電話機端末の特定の操作時に前記会議データベースから会議情報を読み出し、読み出した会議情報を該当する電話機端末の機能キーに割り当てて設定し、且つ、前記機能キーに割り当てられた会議情報が会議中か否かに応じて前記発光素子を点灯又は消灯させることによって前記複数の機能キーに割り当てられた会議情報を表示させる手段と、
を備えたことを特徴とする電話交換機システム。
【0055】
(付記5)前記電話交換機主装置は、前記会議情報が割り当てられた複数の機能キーのうち前記発光素子によって会議中であることが表示されている機能キーが押下された時に、該当する電話機端末から当該機能キーに割り当てられた会議情報に含まれる電話番号に発信することにより、当該会議に割り込みで参加させることを特徴とする付記4に記載の電話交換機システム。
【0056】
(付記6)前記電話交換機主装置は、前記会議データベースから前記機能キーの数だけ前記会議情報を読み出し、読み出した会議情報を前記電話機端末の機能キーに割り当てて設定するように該当する電話機端末に指示することを特徴とする付記4又は5に記載の電話交換機システム。
【0057】
(付記7)電話交換機主装置と、前記電話交換機主装置に収容され、それぞれ所定機能が割り当てられ、且つ、発光素子を備えた複数の機能キーを有する複数の電話機端末とを備えた電話交換機システムの機能キーへの情報割当表示方法であって、
前記電話機端末毎に少なくとも現在保留中であるか否かを示す保留情報を有する保留デーベースを有し、
前記電話交換機主装置は、前記電話機端末の特定の操作時に前記保留データベースから保留情報を読み出し、読み出した保留情報を該当する電話機端末の機能キーに割り当てて設定し、且つ、前記機能キーに割り当てられた保留情報が保留中か否かに応じて前記発光素子を点灯又は消灯させることによって前記複数の機能キーに割り当てられた保留情報を表示させることを特徴とする電話交換機システムの機能キーへの情報割当表示方法。
【0058】
(付記8)前記電話交換機主装置は、前記保留情報が割り当てられた複数の機能キーのうち前記発光素子により保留中であることが表示されている機能キーが押下された時に当該機能キーに割り当てられた保留情報に含まれる通話相手との接続を開始する手段を有することを特徴とする付記7に記載の電話交換機システムの機能キーへの情報割当表示方法。
【0059】
(付記9)前記電話交換機主装置は、前記保留データベースから前記機能キーの数だけ前記保留情報を読み出し、読み出した保留情報を前記電話機端末の機能キーに割り当てて設定するように該当する電話機端末に指示することを特徴とする付記7又は8に記載の電話交換機システムの機能キーへの情報割当表示方法。
【0060】
(付記10)電話交換機主装置と、前記電話交換機主装置に収容され、それぞれ所定機能が割り当てられ、且つ、発光素子を備えた複数の機能キーを有する複数の電話機端末とを備えた電話交換機システムの機能キーへの情報割当表示方法であって、
前記電話機端末毎に少なくとも前記電話機端末によって会議中か否かを示す会議情報を有する会議データベースを有し、
前記電話交換機主装置は、前記電話機端末の特定の操作時に前記会議データベースから会議情報を読み出し、読み出した会議情報を該当する電話機端末の機能キーに割り当てて設定し、且つ、前記機能キーに割り当てられた会議情報が会議中か否かに応じて前記発光素子を点灯又は消灯させることによって前記複数の機能キーに割り当てられた会議情報を表示させることを特徴とする電話交換機システムの機能キーへの情報割当表示方法。
【0061】
(付記11)前記電話交換機主装置は、前記会議情報が割り当てられた複数の機能キーのうち前記発光素子によって会議中であることが表示されている機能キーが押下された時に、該当する電話機端末から当該機能キーに割り当てられた会議情報に含まれる電話番号に発信することにより、当該会議に割り込みで参加させることを特徴とする付記10に記載の電話交換機システムの機能キーへの情報割当表示方法。
【0062】
(付記12)前記電話交換機主装置は、前記会議データベースから前記機能キーの数だけ前記会議情報を読み出し、読み出した会議情報を前記電話機端末の機能キーに割り当てて設定するように該当する電話機端末に指示することを特徴とする付記10又は11に記載の電話交換機システムの機能キーへの情報割当表示方法。
【0063】
(付記13)電話交換機主装置を、
電話機端末毎に少なくとも現在保留中であるか否かを示す保留情報を有する保留デーベースを作成する手段と、
前記電話機端末の特定の操作時に前記保留データベースから保留情報を読み出し、読み出した保留情報を該当する電話機端末の機能キーに割り当てて設定し、且つ、前記機能キーに割り当てられた保留情報が保留中か否かに応じて前記発光素子を点灯又は消灯させることによって前記複数の機能キーに割り当てられた保留情報を表示させる手段と、
して機能させるためのプログラム。
【0064】
(付記14)前記電話交換機主装置を、更に前記保留情報が割り当てられた複数の機能キーのうち前記発光素子により保留中であることが表示されている機能キーが押下された時に当該機能キーに割り当てられた保留情報に含まれる通話相手との接続を開始する手段として機能させる付記13に記載のプログラム。
【0065】
(付記15)前記電話交換機主装置を、更に前記保留データベースから前記機能キーの数だけ前記保留情報を読み出し、読み出した保留情報を前記電話機端末の機能キーに割り当てて設定するように該当する電話機端末に指示する手段として機能させる付記13又は14に記載のプログラム。
【0066】
(付記16)電話交換機主装置を、
電話機端末毎に少なくとも前記電話機端末によって会議中か否かを示す会議情報を有する会議データベースを作成する手段と、
前記電話機端末の特定の操作時に前記会議データベースから会議情報を読み出し、読み出した会議情報を該当する電話機端末の機能キーに割り当てて設定し、且つ、前記機能キーに割り当てられた会議情報が会議中か否かに応じて前記発光素子を点灯又は消灯させることによって前記複数の機能キーに割り当てられた会議情報を表示させる手段と、
して機能させるためのプログラム。
【0067】
(付記17)前記電話交換機主装置を、更に前記会議情報が割り当てられた複数の機能キーのうち前記発光素子によって会議中であることが表示されている機能キーが押下された時に、該当する電話機端末から当該機能キーに割り当てられた会議情報に含まれる電話番号に発信することにより、当該会議に割り込みで参加させる手段として機能させる付記16に記載のプログラム。
【0068】
(付記18)前記電話交換機主装置を、更に前記会議データベースから前記機能キーの数だけ前記会議情報を読み出し、読み出した会議情報を前記電話機端末の機能キーに割り当てて設定するように該当する電話機端末に指示する手段として機能させる付記16又は17に記載のプログラム。
【0069】
(付記19)電話機端末毎に少なくとも現在保留中であるか否かを示す保留情報を有する保留データベースと、
前記電話機端末の特定の操作時に前記保留データベースから保留情報を読み出し、読み出した保留情報を該当する電話機端末の機能キーに割り当てて設定し、且つ、前記機能キーに割り当てられた保留情報が保留中か否かに応じて前記発光素子を点灯又は消灯させることによって前記複数の機能キーに割り当てられた保留情報を表示させる手段と、
を備えたことを特徴とする電話交換機主装置。
【0070】
(付記20)電話機端末毎に少なくとも前記電話機端末によって会議中か否かを示す会議情報を有する会議データベースと、
前記電話機端末の特定の操作時に前記会議データベースから会議情報を読み出し、読み出した会議情報を該当する電話機端末の機能キーに割り当てて設定し、且つ、前記機能キーに割り当てられた会議情報が会議中か否かに応じて前記発光素子を点灯又は消灯させることによって前記複数の機能キーに割り当てられた会議情報を表示させる手段と、
を備えたことを特徴とする電話交換機主装置。
【符号の説明】
【0071】
101 電話交換機主装置(主装置)
102 電話機端末
103 電話回線
104 保留データベース
105 機能データベース
106 制御部
107 公衆電話網
108 会議データベース
201 キー群
202 機能キー群
203 保留キー
204 LCD表示部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電話交換機主装置と、前記電話交換機主装置に収容され、それぞれ所定機能が割り当てられ、且つ、発光素子を備えた複数の機能キーを有する複数の電話機端末とを備えた電話交換機システムであって、
前記電話交換機主装置は、
前記電話機端末毎に少なくとも現在保留中であるか否かを示す保留情報を有する保留データベースと、
前記電話機端末の特定の操作時に前記保留データベースから保留情報を読み出し、読み出した保留情報を該当する電話機端末の機能キーに割り当てて設定し、且つ、前記機能キーに割り当てられた保留情報が保留中か否かに応じて前記発光素子を点灯又は消灯させることによって前記複数の機能キーに割り当てられた保留情報を表示させる手段と、
を備えたことを特徴とする電話交換機システム。
【請求項2】
前記電話交換機主装置は、前記保留情報が割り当てられた複数の機能キーのうち前記発光素子により保留中であることが表示されている機能キーが押下された時に当該機能キーに割り当てられた保留情報に含まれる通話相手との接続を開始する手段を有することを特徴とする請求項1に記載の電話交換機システム。
【請求項3】
前記電話交換機主装置は、前記保留データベースから前記機能キーの数だけ前記保留情報を読み出し、読み出した保留情報を前記電話機端末の機能キーに割り当てて設定するように該当する電話機端末に指示することを特徴とする請求項1又は2に記載の電話交換機システム。
【請求項4】
電話交換機主装置と、前記電話交換機主装置に収容され、それぞれ所定機能が割り当てられ、且つ、発光素子を備えた複数の機能キーを有する複数の電話機端末とを備えた電話交換機システムであって、
前記電話交換機主装置は、
前記電話機端末毎に少なくとも前記電話機端末によって会議中か否かを示す会議情報を有する会議データベースと、
前記電話機端末の特定の操作時に前記会議データベースから会議情報を読み出し、読み出した会議情報を該当する電話機端末の機能キーに割り当てて設定し、且つ、前記機能キーに割り当てられた会議情報が会議中か否かに応じて前記発光素子を点灯又は消灯させることによって前記複数の機能キーに割り当てられた会議情報を表示させる手段と、
を備えたことを特徴とする電話交換機システム。
【請求項5】
前記電話交換機主装置は、前記会議情報が割り当てられた複数の機能キーのうち前記発光素子によって会議中であることが表示されている機能キーが押下された時に、該当する電話機端末から当該機能キーに割り当てられた会議情報に含まれる電話番号に発信することにより、当該会議に割り込みで参加させることを特徴とする請求項4に記載の電話交換機システム。
【請求項6】
前記電話交換機主装置は、前記会議データベースから前記機能キーの数だけ前記会議情報を読み出し、読み出した会議情報を前記電話機端末の機能キーに割り当てて設定するように該当する電話機端末に指示することを特徴とする請求項4又は5に記載の電話交換機システム。
【請求項7】
電話交換機主装置と、前記電話交換機主装置に収容され、それぞれ所定機能が割り当てられ、且つ、発光素子を備えた複数の機能キーを有する複数の電話機端末とを備えた電話交換機システムの機能キーへの情報割当表示方法であって、
前記電話機端末毎に少なくとも現在保留中であるか否かを示す保留情報を有する保留データベースを有し、
前記電話交換機主装置は、前記電話機端末の特定の操作時に前記保留データベースから保留情報を読み出し、読み出した保留情報を該当する電話機端末の機能キーに割り当てて設定し、且つ、前記機能キーに割り当てられた保留情報が保留中か否かに応じて前記発光素子を点灯又は消灯させることによって前記複数の機能キーに割り当てられた保留情報を表示させることを特徴とする電話交換機システムの機能キーへの情報割当表示方法。
【請求項8】
電話交換機主装置と、前記電話交換機主装置に収容され、それぞれ所定機能が割り当てられ、且つ、発光素子を備えた複数の機能キーを有する複数の電話機端末とを備えた電話交換機システムの機能キーへの情報割当表示方法であって、
前記電話機端末毎に少なくとも前記電話機端末によって会議中か否かを示す会議情報を有する会議データベースを有し、
前記電話交換機主装置は、前記電話機端末の特定の操作時に前記会議データベースから会議情報を読み出し、読み出した会議情報を該当する電話機端末の機能キーに割り当てて設定し、且つ、前記機能キーに割り当てられた会議情報が会議中か否かに応じて前記発光素子を点灯又は消灯させることによって前記複数の機能キーに割り当てられた会議情報を表示させることを特徴とする電話交換機システムの機能キーへの情報割当表示方法。
【請求項9】
電話機端末毎に少なくとも現在保留中であるか否かを示す保留情報を有する保留データベースと、
前記電話機端末の特定の操作時に前記保留データベースから保留情報を読み出し、読み出した保留情報を該当する電話機端末の機能キーに割り当てて設定し、且つ、前記機能キーに割り当てられた保留情報が保留中か否かに応じて前記発光素子を点灯又は消灯させることによって前記複数の機能キーに割り当てられた保留情報を表示させる手段と、
を備えたことを特徴とする電話交換機主装置。
【請求項10】
電話機端末毎に少なくとも前記電話機端末によって会議中か否かを示す会議情報を有する会議データベースと、
前記電話機端末の特定の操作時に前記会議データベースから会議情報を読み出し、読み出した会議情報を該当する電話機端末の機能キーに割り当てて設定し、且つ、前記機能キーに割り当てられた会議情報が会議中か否かに応じて前記発光素子を点灯又は消灯させることによって前記複数の機能キーに割り当てられた会議情報を表示させる手段と、
を備えたことを特徴とする電話交換機主装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2012−119870(P2012−119870A)
【公開日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−266936(P2010−266936)
【出願日】平成22年11月30日(2010.11.30)
【出願人】(000227205)NECインフロンティア株式会社 (1,047)
【Fターム(参考)】