説明

霧化装置のノズル構造

【課題】 使用者の安全を確保できる霧化装置のノズル構造を提供する。
【解決手段】 本体1があり、本体1に霧化室10が設けられている。霧化室10に霧化器11が設けられ、霧化室10の天辺にノズル2が設けられている。ノズル2に霧化液体の噴射樋20が設けられ、噴射樋20に化粧ランプ21が設けられている。化粧ランプ21の前側に光ファイバー管が設けられている。化粧ランプ21の前側に光カバーが設けられている。霧化室10の天辺に化粧ランプ21が設けられている。霧化液体の噴射状態により霧化装置内に液体があるかどうかを判明できるため、使用者の安全を確保できる。霧化装置によって液体を霧化してから送出する時、化粧ランプ21が生じる投射効果を利用して、投射光束をノズル2の前方に発生させると、使用者が霧化状態を明確に了解できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、霧化装置のノズル構造に関するものであり、特に、本体に設けた霧化室の天辺にノズルを設けて、ノズルの噴射樋に化粧ランプを設けて、化粧ランプから生じる投射光源を利用して、前記ノズルの噴射樋から噴出した霧状液体を照り出させることによって霧状液体を噴出している動態表現が見え、装飾及び実用効果のある霧化装置を造り出すものを指す。
【背景技術】
【0002】
従来知られている霧化装置によると、それは、振動型加湿器を参考にする(特許文献1参照)。その種の加湿器に採用される霧化器とは、超音波振動子(Ultrasonic oscillator15)であり、無色の液体が前記霧化器に霧化されたら、霧化室の天辺に設けられたノズルから室内に噴出されるが、無色の霧化液体を室内に噴出しても目立った効果がなく、即ち、全く無色の霧化液体で可視ではないため、使用者としては前記霧化装置が正常に稼動しているか否かは分からなくなる。その欠点とは、使用者が霧化装置の霧化槽に液体があるかどうかが分からないまま、霧化装置をスタートさせるため、無負荷運転という安全問題をもたらすことにある。殆どの霧化装置には皆安全探知装置が設けてあるが、避けられないのは、前記安全探知装置が故障した場合、随時、使用者の不注意による危険をもたらす可能性があるという問題である。
そこで、本発明の発明者は、目下各種の従来知られた霧化装置の構造問題について特に研究を重ねてから、本発明を発明したのである。
【0003】
【特許文献1】アメリカ特許第4643351号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、該霧化装置の霧化液体の噴射状態により霧化装置内に液体があるかどうかをすべて判明できるため、使用者の安全を確保できることにある。
本発明のもう一つの目的は、装飾作用のある霧化装置を提供することにあり、該霧化装置によって液体を霧化してから送出する時、ノズルに設けた化粧ランプが生じる投射効果を利用して、投射光束をノズルの前方に発生させると、使用者が霧化状態を明確に了解でき、また、装飾の美感も持てる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
1.本発明における霧化装置のノズル構造とは、本体の霧化室の天辺にノズルを設けて、ノズルの噴射樋に化粧ランプをつけて、化粧ランプから生じる投射光源によって前記ノズルにある噴射樋から噴射した霧状液体を照り出させて、十分に霧状液体の動態を表して、装飾且つ実用効果のある霧化装置を造り出すものである。
【0006】
2.本発明における霧化装置のノズル構造は、噴射樋につけた化粧ランプから生じる投射光源を利用して、前記ノズルの噴射樋において霧状液体の光束を発生させることにより、霧状液体の動態及び装飾の美感を表現できるのである。
【0007】
本発明における霧化装置のノズル構造は、化粧ランプの前側に集光のための光ファイバー管が設けてあり、該光ファイバーの集光及びスポットライトの機能を利用して光線を束ねる効果が高められて、一層美感を増やすものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、別添の図面にしたがって説明する。
図1及び図2に示すのは、本発明の霧化装置の実施例一であり、その中において実施例一の霧化装置には次のようなものが含まれている。
【0009】
本体1があり、本体1に霧化室10を設けて、霧化室10には一部の液体或いは霧化した液体を貯留でき、霧化室10に霧化器11を設けて、該霧化器11とは振動子或いは加熱器であってもいい。霧化室10の天辺にノズル2を設けて、ノズル2に霧化液体を噴射する噴射樋20を設けて、噴射樋20に化粧ランプ21を設けて、化粧ランプ21は投射光源(図2を参照)を発生でき、また、化粧ランプ21の前側に他に一つの光カバー210(図3に示されたのを参照)或いは一つの光ファイバー管211(図4に示すのを参照)を設けることができ、前記化粧ランプ21の前側に設けられた光カバー210または光ファイバー211によって集光の効果が生じるため、該化粧ランプ21から投射された光源は一層集光の効果を持つようになり、そこで、前記霧化器11によって液体が霧化したら、霧化された液体が前記ノズルの噴射樋20を通して室内へ噴出されると、前記化粧ランプは前記噴射樋20の集光機能を利用して、前記化粧ランプ21から生じた光束を前記のノズル2の噴射樋20から噴出した霧状液体に照射して、また、前記ノズル2の噴射樋20の先端に霧状液体の光束を発生させるため、霧状液体の噴出動態が表現できるだけではなく、更に室内を装飾する効果にもなるので、霧化装置の実用価値を向上できる。
【0010】
それから、図5に示すのは、本発明の霧化装置の実施例四であり、その中において、実施例四の霧化装置と前記実施例一とは、構造及び外観ではちょっと違っているが、霧化液体のノズル構造において皆前記実施例一と同じであり、即ち、ノズルの噴射樋20に化粧ランプ21が設けてあり、前記実施例一と同じような装飾及び実用という効果を有する。このため、本実施例は霧化装置の形状と構造に限られず、凡そノズルの設置は本実施例と同じ構造のある化粧ランプがあったら、すべて本実施例の構造に相当するため、本発明に拘束されるべきである。
【0011】
更に図6に示すのは、本発明の霧化装置の実施例五であり、その中において、実施例五の霧化装置と前記実施例一及び実施例四とは、構造及び外観ではちょっと異なるが、前記実施例一及び実施例四の構造における特徴を延長したものであり、本実施例五では、ノズルの下方、即ち、霧化室10の天辺に一つ以上の化粧ランプ21Aが設けてあり、そこで霧化された液体はノズル2の噴射樋20から噴出されたら、前記化粧ランプ21Aから生じた投射効果によって前記実施例一及び実施例四と同じような装飾及び実用効果が生じ、それは本実施例の構成である。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施例一による霧化装置のノズル構造を示す断面図である。
【図2】本発明の実施例一による霧化装置のノズル構造の動作を示す断面図である。
【図3】本発明の実施例二による霧化装置のノズル構造を示す断面図である。
【図4】本発明の実施例三による霧化装置のノズル構造を示す断面図である。
【図5】本発明の実施例四による霧化装置のノズル構造を示す断面図である。
【図6】本発明の実施例五による霧化装置のノズル構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0013】
1 本体、2 ノズル、10 霧化室、11 霧化器、20 噴射樋、21 化粧ランプ、21A 化粧ランプ、210 光カバー、211 光ファイバー管、211A 光ファイバー管

【特許請求の範囲】
【請求項1】
霧化装置のノズル構造であって、
本体があり、本体に霧化室が設けられ、霧化室に霧化器が設けられ、前記霧化室の天辺にノズルが設けられ、ノズルに霧化液体の噴射樋が設けられ、噴射樋に化粧ランプが設けられていることを特徴とする霧化装置のノズル構造。
【請求項2】
化粧ランプの前側に光ファイバー管が設けられていることを特徴とする請求項1記載の霧化装置のノズル構造。
【請求項3】
化粧ランプの前側に光カバーが設けられていることを特徴とする請求項1記載の霧化装置のノズル構造。
【請求項4】
本体に設けられている霧化室の天辺に化粧ランプが設けられていることを特徴とする請求項1記載の霧化装置のノズル構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−326493(P2006−326493A)
【公開日】平成18年12月7日(2006.12.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−153628(P2005−153628)
【出願日】平成17年5月26日(2005.5.26)
【出願人】(503456016)
【出願人】(505196082)
【Fターム(参考)】