説明

静電的に帯電した多目的経鼻適用製品及び方法

副鼻腔炎及びアレルギー性鼻炎を改善するために設計され、いくつかの化学物質を既存の製品と組合せることにより製造され、それによって相乗効果及び寛解をもたらす、一群の製品。当該化学物質は、鼻の周囲に静電場を作り出し、アレルゲンまたは汚染物質が鼻孔に入って使用者に反応、疾病、又は不快感引き起こすことを防ぐ。従って、本発明は、鼻に直接適用される製品のみならず、顔に適用され、従って鼻の周囲及び鼻道に適用される製品を含む。これらの製品としては、鼻腔用スプレー、リンス、洗浄液、日焼け止め剤、鼻用テープ(nasal strip)、(薬用及び非薬用の)綿棒、ティッシュ、ペーパータオル、化粧品、及び香料が挙げられるが、限定されない。一般の鼻腔用スプレーには、しばしば生理食塩水が含まれる。化粧品には、迷彩塗料又は演劇用化粧品が含まれる。本発明の主な機能は、鼻内にスプレーされるか、或いは顔、鼻、又は鼻道のいずれかに適用された場合、有害な気中浮遊微小粒子が鼻に入ることを防ぐことである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、2008年7月7日に出願された米国特許仮出願番号第61/078,472号(以降472出願と称する)に対応する非仮出願である。本出願は、全てここで言及することにより本明細書中に組み込まれる472出願の利益と優先権を主張するものである。
472出願は、2004年8月3日に出願され(今や失効した)、「静電的に帯電した多目的経鼻適用製品及び方法」と題された自らの先の米国特許仮出願番号第61/078,462号(以降462出願と称する)と同一の構成要素を開示する。472出願を作成するためには、462出願に何ら新規事項を追加していない。前記462出願は、全てここで言及することにより本明細書に組み込まれる。
本願は更に、「静電的に帯電した経鼻適用製品及び方法」と題され、1995年11月21日に発行された自らの米国特許出願番号第5,468,488号に関係する。この特許は、全てここで言及することにより本明細書に組み込まれる。
本願は更に、「静電的に帯電した経鼻適用製品」と題され、1997年10月7日に発行された自らの米国特許出願番号第5,674,481号に関係する。この特許は、全てここで言及することにより本明細書に組み込まれる。
本願はまた、「強度が増強された、静電的に帯電した経鼻適用製品」と題され、2005年1月18日に発行された自らの米国特許出願番号第6,844,005号に関係する。この特許は、全てここで言及することにより本明細書に組み込まれる。
【0002】
技術分野
本発明は、気中浮遊汚染物質を誘引できるか、又は寄せ付けなくできる静電場を作り出す化学物質と、ヒトの体に関連した種々の一般的な用途のために、別途開発された製品とを組合せることにより、製造された製品に関する。そのような製品の1つは、気中浮遊汚染物質の鼻道への流入の制限を可能にするためにカチオン性剤と組合わされ、現在、他の目的に用いられている、一群の鼻腔用スプレーである。これは、汚染物質を捕捉し、それらの体内への侵入を防ぐことにより、気中浮遊汚染物質の鼻道への流入を低減させる。第二の製品は顔に適用される化粧品であって、顔用化粧品、道化役用又は演劇用化粧品、或いは顔用迷彩塗料のような化粧品である。そのような製品は、気中浮遊汚染物質を捕捉し、それによって適用者の鼻道に侵入することを防ぐ。
【背景技術】
【0003】
背景技術
本発明においては、静電荷(electostatic charged)を作り出す化学物質は、以前の製品の用途、及び効果を強化する特性を有する新たな製品を作るために、異なる用途のための製品と組み合わせられ得る。所望の静電特性を有するそのような製品は、概して:
・タイプI:原子レベルで所望の性質を与えることによって作り出される製品。効果又は強度が増強された新たな生理食塩液が一例である。
・タイプII:公知の化学物質を分子レベルで混合することにより所望の性質を与えることによって作り出される製品。例えば、屋外の気中浮遊微小粒子を防ぐ(help)ために電荷が増強された、一般的な鼻用日焼け防止剤の製品。
・タイプIII:主題発明の下の製品又は上記言及された先行技術のいずれかについての製品による単回及び/又は複数回の使用のための、予め保湿され、又は予め適用された、アプリケーター又は適用するための手段。たとえば、1日使用のための再シール可能なホイルの袋中で予め保湿された、フェルトチップアプリケーター。
・タイプIV:上記タイプのいずれか2以上の製品のハイブリッド。例としては-抗菌性保湿ゲルに浸され、アレルギー又は感染性粒子の伝播に対抗するため静電特性が増強された、単回使用用のティッシュ;又は空気などから屋外のアレルゲンを濾過して除去する顔用迷彩塗料のスポンジ性アプリケーターゲル、
に分類され得る。
【0004】
これらの多目的製品は、組み合わされた各製品に共通して関連する媒体中で調製され得るか、又は、クリーム、ローション、ペーパータオル又はワイプ、化粧品又は塗料、スプレー、洗浄液、ゲル、ティッシュ、綿棒、フォームスワブ、マスクなどのようないずれかの態様で調製され得る。
【0005】
先行技術製品は、花粉症等の実質的な原因となる気中浮遊微小粒子を捕捉すること、及び有害微生物を死滅させるか、又はそれらの鼻への侵入を防ぐことに限られていた。それは前記使用と、他の無関係な顔又は鼻領域へ適用される製品とを組合せてはいなかったのである。
【0006】
花粉症の医学名であるアレルギー性鼻炎は、アレルゲンと呼ばれる空気中の微小物への人体の反応により引き起こされる。アレルゲンは一般的には無害であり、我々はそれらを絶えず吸い込み、吐き出している。ヒトがアレルギーに罹患すると、人体はこれらのアレルゲンが器官を攻撃していると考える。人体は、鼻道を刺激し、又は鼻道に炎症を起こすヒスタミンと呼ばれる化学物質を産生することにより応戦する。一般には、アレルギー性鼻炎は、深刻な健康問題を生じさせないが、それを罹っているヒトの生活を非常に不快なものにし得る。
【0007】
鼻詰まり、かゆみ及び/又は鼻水、くしゃみ、及び後鼻漏が、アレルギー性鼻炎のいくつかの最も一般的な症状である。これらの症状は季節性アレルゲン又は吸入された環境中刺激物質に対する、人体の自然な反応である。更に、鼻炎は特定の季節中に起こるか、又は1年中継続する。いかに長くアレルギー症状が続くかは、鼻炎のタイプに依存し得る。副鼻腔炎では、同様の症状がよく見られる。
【0008】
以下の5つのカテゴリー:
・鼻詰まり
・アレルギー
・副鼻腔感染症
・鼻水
・一般的な耳詰まり
から成るアレルギー及び副鼻腔炎の罹患者は、鼻腔用スプレーを用いて寛解を得ることができる。
【0009】
更に、当該スプレーは5つの主な区分:
抗ヒスタミンスプレー
処方薬のみ
塵埃及び花粉アレルギーに対して最も効果的
コルチコステロイド性鼻腔用スプレー
処方薬のみ
鼻詰まりを標的
炎症
腫れ物
抗炎症効果
クロモリンナトリウム鼻腔用スプレー
市販
目のかゆみを治療
鼻水
耳詰まりに対処しない
鼻詰まり用スプレー
市販
鼻詰まり低減に役立つ
耳詰まりを緩和する
塩溶液鼻腔用スプレー/塩洗浄液
全鼻腔用スプレー中、最も安全
鼻疾患予防対策
粘液蓄積を防止
鼻の保湿を持続、
に細分類される。
【0010】
鼻用テープ(nasal strip)、香料、日焼け止め剤、並びに迷彩塗料及び顔用化粧品等の化粧品等の、他の製品は顔に適用される。これらの製品は一般の用途を有する。それらはアレルギー罹患者の顔と同様に、アレルギーでない人の顔にも適用される。気中浮遊微小粒子アレルゲンの鼻への侵入及び鼻粘膜との接触が防止され得れば、アレルギー性鼻炎は大幅に緩和され得る。
【発明の概要】
【0011】
本発明は、いくつかの化学物質と既存の製品とを組合せることにより副鼻腔炎及びアレルギー性鼻炎の症状を改善するために設計され、それによって相乗効果をもたらす、一群の新製品である。化学物質が鼻の周囲に静電場を作り出し、アレルゲン、又は汚染物質が鼻孔に侵入して使用者に反応、疾病、又は不快感引き起こすことを防ぐ。従って、本発明は、鼻に直接適用される製品のみならず、顔に適用され、従って鼻の周囲及び鼻道に適用される製品を含む。これらの製品としては、鼻腔用スプレー、日焼け止め剤、鼻用テープ(nasal strip)、(薬用及び非薬用の)綿棒、ティッシュ、ペーパータオル、化粧品、及び香料が挙げられるが、限定されない。一般の鼻腔用スプレーには、しばしば塩溶液が含まれる。化粧品には、迷彩塗料又は顔用化粧品が含まれる。しかし、これらは、これらの化学物質と効果的に組み合せられてもよいタイプの製品の例である。本発明の主な機能は、鼻内にスプレーされるか、又は顔に適用されるかのいずれかの場合に、有害な気中浮遊微小粒子が鼻に入ることを防ぐことである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
発明の詳細な説明
本発明の多目的製品は、以下の特性:
・アレルゲン、汚染物質、及び他の混入物質が鼻道に入ることを防ぎ、それによってアレルギー反応及び他の有害反応を大幅に低減させる;及び
・顔及び鼻腔の周囲への適用に適した製品の例としては、
○鼻腔用スプレー。鼻腔用スプレーは、アレルギー及び風邪の症状の寛解をもたらすこと、並びに医薬の投与に有用である。これらの鼻腔用スプレーの1つと静電荷とを組合せることにより、使用者はアレルギー症状を緩和又は治療のいずれかをすることができ、一方、同時に将来のアレルギー反応を予防することができる。
○顔用迷彩塗料。顔用迷彩塗料は、軍隊が戦闘において、自身の変装のために用いる。当該塗料は顔全体を覆い、従って鼻の周囲に適用される。塵埃及び他のアレルゲンの侵入を防ぎ、アレルギーの発作を予防するために、この塗料は静電荷により強化され得、任務に当たる軍隊にとって非常に有用となる。
が挙げられるが、これらに限定されない、
を有する。
【0013】
アステリン(登録商標)は、季節性アレルゲン及び環境中の刺激性物質の両方により引き起こされる鼻の症状を治療するために承認された、唯一の抗ヒスタミンスプレー処方薬である。その有効成分は、塩酸アゼラスチンである。不活性成分としては:
・塩化ナトリウム、
・リン酸二ナトリウム、
・エデト酸二ナトリウム、
・クエン酸、
・塩化ベンザルコニウム、及び
・精製水(pH 6.8)
が挙げられる。
【0014】
ナソネックス(登録商標)は、屋内及び屋外の鼻アレルギーの鼻の症状及び通年の非アレルギー性の鼻の症状の治療に用いられるコルチコステロイド性抗炎症鼻腔用スプレーの例である。その有効成分はフランカルボン酸モメタゾン一水和物である。不活性成分としては:
・グリセリン、
・微結晶性セルロース、
・カルボキシメチルセルロースナトリウム、
・クエン酸ナトリウム、
・クエン酸、
・塩化ベンザルコニウム、及び
・ポリソルベート80
が挙げられる。
【0015】
アフリン(登録商標)は、鼻詰まりを治療するための種々の異なる製品を提供する。それらの有効成分は、鼻詰まり薬の塩酸オキシメタゾリン(0.05%)である。不活性成分としては:
・塩化ベンザルコニウム、
・ベンジルアルコール、
・エデト酸二ナトリウム、
・ポリエチレングリコール、
・ポビドン、
・プロピレングリコール、
・リン酸二ナトリウム、
・リン酸一ナトリウム、
・カンファー、
・ユーカリプトール、
・メントール、
・ポリソルベート80
・カモミラ・レクティタ(シカギク属)の花精油(香味料)、及び
・カルボキシメチルセルロースナトリウム
が挙げられる。
【0016】
ネーザルクロム(登録商標)は、クロモリンナトリウムをその有効成分として有する、クロモリンナトリウムの鼻腔用スプレーの例である。不活性成分としては、塩化ベンザルコニウム、エデト酸二ナトリウム、及びEDTAが挙げられる。塩溶液の鼻腔用スプレーは、例えば、クスレアー(Xlear)(登録商標)の商標名の下で販売されている。これにおいては、有効成分は塩溶液及びキシリトールである。不活性成分としては、重炭酸ナトリウム及びグレープフルーツ種子抽出物が挙げられる。
【0017】
迷彩塗料の例としては、
・二酸化チタン、
・鉱油、
・パラフィン、
・蜜ろう、
・コーニシア・セリフェラ ワックス、
・微結晶性ワックス、
・タルク、
・プロピルパラベン、
・トウモロコシ油、
・プロピレングリコール、
・BHA、
・BHT、
・没食子酸プロピル、及び
・クエン酸
が挙げられる。
【0018】
代替の迷彩塗料の例としては、
・セレシンワックス、
・ヒマシ油ワックス、
・鉱油(重粘性)、
・化粧品用イエロー、
・化粧品用グリーン(水和物及び無水物)、
・化粧品用ブラック、
・化粧品用バーントシェンナ、及び
・酸化チタン(アトラスホワイト)
が挙げられる。
【0019】
以上列記した鼻腔用スプレーにはすべて塩化ベンザルコニウムが含有されるが、迷彩塗料にはいずれも当該物質が含まれないことに留意されたい。両製品について、塩化ベンザルコニウムは、殺生物効果を最大化し、カチオンの皮膚接着特性を増大させ、そしてより大きな皮膚浸透性をもたらして有効成分を強化するために導入又は増量のいずれかがされる。同様に、殺生物剤として作用させ、且つ粘膜調整剤として作用させるために、塩酸リジンを鼻腔用スプレーに導入する。更に、保湿性効果を有する特別な等張成分が導入されるべきである。これらとしては、海藻抽出物、及び藻類抽出物が挙げられる。
【0020】
第一に、当該製品を用いることの恩恵を増大させるために有効量のカチオン性剤が導入される。これらのカチオン性剤としては:
・ポリクオタポリクオタニウム−6、
・ポリクオタポリクオタニウム−7、
・ポリクオタポリクオタニウム−10、
・ポリクオタポリクオタニウム−22、
・ポリクオタポリクオタニウム−88、
・ココジモニウムヒドロキシプロピル加水分解ケラチン、
・ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解ダイズタンパク質、
・ヒドロキシプロピルトリモニウムシルクタンパク質、
・ヒドロキシプロピルトリモニウムコムギタンパク質、及び
・ヒドロキシプロピルトリモニウムカラスムギタンパク質
が挙げられるが、限定されない。
【0021】
閉塞した副鼻腔を浄化するために、本発明者により多くの有効な鼻腔用スプレーが開発されている。そのようなスプレーの1つは、水性溶液中1重量%のポリクオタニウム−10を有効成分として含んだ。別のものは水性溶液中0.75重量%のポリクオタニウム−6を含んだが、それはより有効であることがわかった。
【0022】
既存の製品は、常にではないが、しばしば保存剤及び他の殺生物性物質を含む。最終製品はこれらの物質を含有すべきである。抗菌剤及びバイオファーグ(biopharg)剤が例である。これらの典型は、それぞれ塩化ベンザルコニウム及び塩酸リジンである。
【0023】
更に、前記化学物質は、すべて顔への適用に用いられる、ワイプ、ペーパータオル、及びウェットティッシュに導入されてもよい。
【0024】
要約すると、クリーム、ローション、ゲル、液体、スプレー、ミスト、洗浄液、綿棒、ストリップ、ワイプ、ペーパータオル、ティッシュ、スティックの形態、又は他のいずれかの方法で、塩溶液、香料、日焼け止め剤、保湿剤、化粧品、迷彩塗料、及び外科手術用マスク等の製品は、意図された使用のために十分な静電荷と、適切に一体化され得る。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヒトの鼻孔又はヒトの顔の鼻部付近に局所的に適用される製品であって、
・前記製品が種々の化学物質を含み、
・前記製品が初期製品に変更を加えることによって作り出され、且つ
・初期製品の改善が、ヒトの鼻孔又はヒトの鼻部付近に静電場を作り出す、有効量の更なる化学物質を取り入れることを含み、
・ヒトの鼻孔又は鼻部に、同様に帯電した気中浮遊微小粒子を寄せ付けず、且つ逆帯電した気中浮遊微小粒子は誘引し、
・そのことによりヒトの副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎の症状が改善される、
製品。
【請求項2】
前記製品が、
・鼻腔用スプレー、
・鼻腔用リンス、
・鼻腔用洗浄液、
・ヒトの顔に適用するための香料、
・ヒトの顔に適用するための化粧品、
・ウェットペーパータオル、
・ウェットティッシュ、及び
・スティックアプリケーター(stick applicators)
からなる群から選択される、請求項1の製品。
【請求項3】
顔の迷彩塗料、又は演劇用化粧品である、請求項2の製品。
【請求項4】
製品の物理的状態が、
・液体、
・クリーム、
・ローション、
・ゲル、及び
・エアロゾル
からなる群から選択される、請求項1の製品。
【請求項5】
更なる化学物質の少なくとも1つがカチオン性剤である、請求項1の製品。
【請求項6】
カチオン性剤が、
・ポリクオタニウム−6、
・ポリクオタニウム−7、
・ポリクオタニウム−10、
・ポリクオタニウム−22、
・ポリクオタニウム−88、
・ココジモニウムヒドロキシプロピル加水分解ケラチン、
・ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解ダイズタンパク質、
・ヒドロキシプロピルトリモニウムシルクタンパク質、
・ヒドロキシプロピルトリモニウムコムギタンパク質、及び
・ヒドロキシプロピルトリモニウムカラスムギタンパク質
からなる群から選択される、請求項5の製品。
【請求項7】
更なる化学物質の少なくとも1つが抗菌剤である、請求項1の製品。
【請求項8】
抗菌剤が塩化ベンザルコニウムである、請求項7の製品。
【請求項9】
更なる化学物質の少なくとも1つがバイオファーグ(biopharg)である、請求項1の製品。
【請求項10】
バイオファーグ(biopharg)が塩酸リジンである、請求項9の製品。
【請求項11】
カチオン性剤を含む鼻腔用スプレー溶液であって、当該溶液がヒトの鼻腔にスプレーされると、ヒトの鼻腔及びその付近に静電場が作り出され、そのことにより、ヒトに対する有害な気中浮遊微小粒子の影響が改善される、溶液。
【請求項12】
カチオン性剤が、
・ポリクオタニウム−6、
・ポリクオタニウム−7、
・ポリクオタニウム−10、
・ポリクオタニウム−22、
・ポリクオタニウム−88、
・ココジモニウムヒドロキシプロピル加水分解ケラチン、
・ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解ダイズタンパク質、
・ヒドロキシプロピルトリモニウムシルクタンパク質、
・ヒドロキシプロピルトリモニウムコムギタンパク質、及び
・ヒドロキシプロピルトリモニウムカラスムギタンパク質、
からなる群から選択される、請求項11の鼻腔用スプレー溶液。
【請求項13】
抗菌剤を更に含む、請求項11の鼻腔用スプレー溶液。
【請求項14】
抗菌剤が塩化ベンザルコニウムである、請求項13の鼻腔用スプレー溶液。
【請求項15】
バイオファーグ(biopharg)を更に含む、請求項11の鼻腔用スプレー溶液。
【請求項16】
バイオファーグ(biopharg)が塩酸リジンである、請求項15の鼻腔用スプレー溶液。

【公表番号】特表2011−527344(P2011−527344A)
【公表日】平成23年10月27日(2011.10.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−517457(P2011−517457)
【出願日】平成21年6月22日(2009.6.22)
【国際出願番号】PCT/US2009/048180
【国際公開番号】WO2010/005770
【国際公開日】平成22年1月14日(2010.1.14)
【出願人】(510172136)トルテック コーポレーション (5)
【Fターム(参考)】