説明

非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤

式(I):


[式中、A環は(ii−a)、(ii−b)、(ii−c)、(ii−d)又は(ii−e)であり、n、L、M、U、X、Y、Z、R、R、R、R2A、R2B、R2C、R、R、R及びR10は本明細書に定義する通りである。]の複素芳香族化合物はHIV逆転写酵素阻害剤である。式Iの化合物とその医薬的に許容可能な塩及びプロドラッグはHIV逆転写酵素の阻害、HIV感染の予防及び治療、並びにエイズの予防、発症又は進行遅延及び治療に有用である。これらの化合物とその塩及びプロドラッグは他の抗ウイルス剤、免疫調節剤、抗生物質又はワクチンと併用して医薬組成物の成分として利用することができる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化1】

の化合物又はその医薬的に許容可能な塩もしくはプロドラッグ
{式中、A環は
【化2】

であり;
ここで、アステリスク(*)はA環とLの結合点を表し;
はAryA、CycA又はHetAであり;
CycAはC3−8シクロアルキル、C5−8シクロアルケニル、又は一方の環が他方の環と縮合もしくは架橋しているC7−12二環式飽和もしくは不飽和非芳香環系である炭素環であり、前記炭素環は合計1から6個の置換基で置換されていてもよく、ここで、
(i)0から6個の置換基は各々独立して
(1)ハロゲン、
(2)CN、
(3)C1−6アルキル、
(4)OH、
(5)O−C1−6アルキル、
(6)C1−6ハロアルキル、
(7)O−C1−6ハロアルキル、
(8)C1−6アルケニル、又は
(9)CNで置換されたC1−6アルケニルであり、
(ii)0から2個の置換基は各々独立して
(1)CycQ、
(2)AryQ、
(3)HetQ、
(4)HetR、
(5)J−CycQ、
(6)J−AryQ、
(7)J−HetQ、
(8)J−HetR、
(9)CycQ、AryQ、HetQ、HetR、J−CycQ、J−AryQ、J−HetQもしくはJ−HetRで置換されたC1−6アルキル、
(10)CycQ、AryQ、HetQ、HetR、J−CycQ、J−AryQ、J−HetQもしくはJ−HetRで置換されたC2−6アルケニル、又は
(11)CycQ、AryQ、HetQ、HetR、J−CycQ、J−AryQ、J−HetQもしくはJ−HetRで置換されたC2−6アルキニルであり;
AryAは合計1から8個の置換基で置換されていてもよいアリールであり、ここで、
(i)0から8個の置換基は各々独立して
(1)C1−6アルキル、
(2)C1−6ハロアルキル、
(3)各々独立してOH、O−C1−6アルキル、O−C1−6ハロアルキル、CN、NO、N(R)R、C(O)N(R)R、C(O)R、CO、SR、S(O)R、S(O)、S(O)N(R)R、N(R)C(O)R、N(R)CO、N(R)S(O)、N(R)S(O)N(R)R、OC(O)N(R)R、N(R)C(O)N(R)RもしくはN(R)C(O)C(O)N(R)Rである1から3個の置換基で置換されたC1−6アルキル、
(4)C2−6アルケニル、
(5)各々独立してOH、O−C1−6アルキル、O−C1−6ハロアルキル、CN、NO、N(R)R、C(O)N(R)R、C(O)R、CO、SR、S(O)R、S(O)、S(O)N(R)R、N(R)C(O)R、N(R)CO、N(R)S(O)、N(R)S(O)N(R)R、OC(O)N(R)R、N(R)C(O)N(R)RもしくはN(R)C(O)C(O)N(R)Rである1から3個の置換基で置換されたC2−6アルケニル、
(6)C2−6アルキニル、
(7)各々独立してOH、O−C1−6アルキル、O−C1−6ハロアルキル、CN、NO、N(R)R、C(O)N(R)R、C(O)R、CO、SR、S(O)R、S(O)、S(O)N(R)R、N(R)C(O)R、N(R)CO、N(R)S(O)、N(R)S(O)N(R)R、OC(O)N(R)R、N(R)C(O)N(R)RもしくはN(R)C(O)C(O)N(R)Rである1から3個の置換基で置換されたC2−6アルキニル、
(8)O−C1−6アルキル、
(9)O−C1−6ハロアルキル、
(10)OH、
(11)ハロゲン、
(12)CN、
(13)NO
(14)N(R)R
(15)C(O)N(R)R
(16)C(O)R
(17)C(O)−C1−6ハロアルキル、
(18)C(O)OR
(19)OC(O)N(R)R
(20)SR
(21)S(O)R
(22)S(O)
(23)SON(R)R
(24)N(R)S(O)
(25)N(R)S(O)N(R)R
(26)N(R)C(O)R
(27)N(R)C(O)N(R)R
(28)N(R)C(O)−C(O)N(R)R、又は
(29)N(R)COであり、
(ii)0から2個の置換基は各々独立して
(1)CycQ、
(2)AryQ、
(3)HetQ、
(4)HetR、
(5)J−CycQ、
(6)J−AryQ、
(7)J−HetQ、
(8)J−HetR、
(9)CycQ、AryQ、HetQ、HetR、J−CycQ、J−AryQ、J−HetQもしくはJ−HetRで置換されたC1−6アルキル、
(10)CycQ、AryQ、HetQ、HetR、J−CycQ、J−AryQ、J−HetQもしくはJ−HetRで置換されたC2−6アルケニル、又は
(11)CycQ、AryQ、HetQ、HetR、J−CycQ、J−AryQ、J−HetQもしくはJ−HetRで置換されたC2−6アルキニルであり;
HetAは合計1から8個の置換基で置換されていてもよい複素環であり、ここで、
(i)0から8個の置換基は各々独立して
(1)C1−6アルキル、
(2)O−C1−6アルキル、C(O)R、CO、C(O)N(R)R、SR、S(O)RもしくはSOで置換されていてもよいC1−6ハロアルキル、
(3)各々OH、O−C1−6アルキル、O−C1−6ハロアルキル、CN、NO、N(R)R、C(O)N(R)R、C(O)R、CO、SR、S(O)R、S(O)、S(O)N(R)R、N(R)C(O)R、N(R)CO、N(R)S(O)、N(R)S(O)N(R)R、OC(O)N(R)R、N(R)C(O)N(R)RもしくはN(R)C(O)C(O)N(R)Rである1から3個の置換基で置換されたC1−6アルキル、
(4)C2−6アルケニル、
(5)各々独立してOH、O−C1−6アルキル、O−C1−6ハロアルキル、CN、NO、N(R)R、C(O)N(R)R、C(O)R、CO、SR、S(O)R、S(O)、S(O)N(R)R、N(R)C(O)R、N(R)CO、N(R)S(O)、N(R)S(O)N(R)R、OC(O)N(R)R、N(R)C(O)N(R)RもしくはN(R)C(O)C(O)N(R)Rである1から3個の置換基で置換されたC2−6アルケニル、
(6)C2−6アルキニル、
(7)各々独立してOH、O−C1−6アルキル、O−C1−6ハロアルキル、CN、NO、N(R)R、C(O)N(R)R、C(O)R、CO、SR、S(O)R、S(O)、S(O)N(R)R、N(R)C(O)R、N(R)CO、N(R)S(O)、N(R)S(O)N(R)R、OC(O)N(R)R、N(R)C(O)N(R)RもしくはN(R)C(O)C(O)N(R)Rである1から3個の置換基で置換されたC2−6アルキニル、
(8)O−C1−6アルキル、
(9)O−C1−6ハロアルキル、
(10)OH、
(11)オキソ、
(12)ハロゲン、
(13)CN、
(14)NO
(15)N(R)R
(16)C(O)N(R)R
(17)C(O)R
(18)C(O)−C1−6ハロアルキル、
(19)C(O)OR
(20)OC(O)N(R)R
(21)SR
(22)S(O)R
(23)S(O)
(24)S(O)N(R)R
(25)N(R)S(O)
(26)N(R)S(O)N(R)R
(27)N(R)C(O)R
(28)N(R)C(O)N(R)R
(29)N(R)C(O)−C(O)N(R)R、又は
(30)N(R)COであり、
(ii)0から2個の置換基は各々独立して
(1)CycQ、
(2)AryQ、
(3)HetQ、
(4)HetR、
(5)J−CycQ、
(6)J−AryQ、
(7)J−HetQ、
(8)J−HetR、
(9)CycQ、AryQ、HetQ、HetR、J−CycQ、J−AryQ、J−HetQもしくはJ−HetRで置換されたC1−6アルキル、
(10)CycQ、AryQ、HetQ、HetR、J−CycQ、J−AryQ、J−HetQもしくはJ−HetRで置換されたC2−6アルケニル、又は
(11)CycQ、AryQ、HetQ、HetR、J−CycQ、J−AryQ、J−HetQもしくはJ−HetRで置換されたC2−6アルキニルであり;
各CycQは独立してC3−8シクロアルキル又はC5−8シクロアルケニルであり、前記シクロアルキル又はシクロアルケニルは各々独立してハロゲン、C1−6アルキル、OH、O−C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル又はO−C1−6ハロアルキルである1から4個の置換基で置換されていてもよく;
各AryQは独立してフェニル又はナフチルであり、前記フェニル又はナフチルは各々独立してハロゲン、CN、NO、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、OH、O−C1−6アルキル、O−C1−6ハロアルキル、N(R)R、C(O)N(R)R、C(O)R、CO、SR、S(O)R、SO、SON(R)R又はSON(R)C(O)Rである1から5個の置換基で置換されていてもよく;
各HetQは独立してヘテロアリールであり、前記ヘテロアリールは各々独立してハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、OH、O−C1−6アルキル、O−C1−6ハロアルキル、N(R)R、C(O)N(R)R、C(O)R、CO、SO、N(R)C(O)N(R)R又はN(R)COである1から4個の置換基で置換されていてもよく;
各HetRは独立して少なくとも1個の炭素原子と、独立してN、O及びSから選択される1から4個のヘテロ原子を含む4から7員飽和又は不飽和非芳香族複素環であり、各SはS(O)又はS(O)に酸化されていてもよく、前記飽和又は不飽和複素環は各々独立してハロゲン、CN、C1−6アルキル、OH、オキソ、O−C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、O−C1−6ハロアルキル、C(O)N(R)R、C(O)R、CO又はSOである1から4個の置換基で置換されていてもよく;
各Jは独立して
(i)O、
(ii)S、
(iii)S(O)、
(iv)S(O)
(v)O−C1−6アルキレン、
(vi)S−C1−6アルキレン、
(vii)S(O)−C1−6アルキレン、
(viii)S(O)−C1−6アルキレン、
(ix)N(R)、又は
(x)N(R)−C1−6アルキレンであり;
2A、R2B、R2Cは各々独立して
(1)H、
(2)C1−6アルキル、
(3)C1−6ハロアルキル、
(4)各々独立してOH、O−C1−6アルキル、O−C1−6ハロアルキル、CN、NO、N(R)R、C(O)N(R)R、C(O)R、CO、SR、S(O)R、S(O)、S(O)N(R)R、N(R)C(O)R、N(R)CO、N(R)S(O)、N(R)S(O)N(R)R、OC(O)N(R)R、N(R)C(O)N(R)RもしくはN(R)C(O)C(O)N(R)Rである1から3個の置換基で置換されたC1−6アルキル、
(5)アルキルがOH、O−C1−6アルキル、O−C1−6ハロアルキル、CN、N(R)R、C(O)N(R)R、C(O)R、CO、SR、S(O)R、S(O)もしくはS(O)N(R)Rで置換されていてもよいO−C1−6アルキル、
(6)O−C1−6ハロアルキル、
(7)ハロゲン、
(8)CN、
(9)NO
(10)N(R)R
(11)C(O)N(R)R
(12)C(O)R
(13)C(O)−C1−6ハロアルキル、
(14)C(O)OR
(15)OC(O)OR
(16)OC(O)N(R)R
(17)SR
(18)S(O)R
(19)S(O)
(20)S(O)N(R)R
(21)N(R)S(O)
(22)N(R)S(O)N(R)R
(23)N(R)C(O)R
(24)N(R)C(O)N(R)R
(25)N(R)C(O)−C(O)N(R)R
(26)N(R)CO
(27)N(R)R
(28)C(O)N(R)R
(29)OC(O)N(R)R
(30)S(O)N(R)R
(31)N(R)S(O)N(R)R
(32)N(R)C(O)N(R)R
(33)N(R)C(O)−C(O)N(R)R
(34)C3−8シクロアルキル、又は
(35)O−C3−8シクロアルキルであり;
はOHであるか又は独立してR2Aと同義であり;
XはN又はC(R)であり;
YはN又はC(R)であり、但し、XとYのいずれか一方がNであるか又はXとYが同時にNであり;
はH、C1−6アルキル、ハロゲン、CN又はC1−6フルオロアルキルであり;
はH、C1−6アルキル、ハロゲン、CN又はC1−6フルオロアルキルであり;
Uは
(1)O、
(2)S、
(3)S(O)、
(4)S(O)
(5)CH
(6)CH(CH)、又は
(7)C(CHであり;
Lは
(1)A環をMと直接結合する単結合、
(2)O、
(3)N(R)、
(4)S、
(5)S(O)、
(6)S(O)
(7)CH
(8)CH(CH)、又は
(9)C(CHであり;
MはCH、CH(CH)、C(CH、CH(OH)又はC(O)N(R)であり;
ZはG、G、G又はGであり;

【化3】


であり;

【化4】

であり;

【化5】


であり;

【化6】

であり;
但し、
(a)ZがG又はGであり、A環がii−a又はii−b又はii−d又はii−eであるとき、LはA環をMと直接結合する単結合、CH、CH(CH)又はC(CHであり、MはCH、CH(CH)、C(CH又はCH(OH)であり;
(b)ZがG又はGであり、A環がii−cであるとき、LはCH、CH(CH)又はC(CHであり、MはCH、CH(CH)、C(CH又はCH(OH)であり;
(c)ZがGであり、A環がii−cであるとき、LはA環をMと直接結合する単結合、CH、CH(CH)又はC(CHであり、MはCH、CH(CH)、C(CH又はCH(OH)であり;
(d)ZがGであるとき、A環はii−cであり、LはCH、CH(CH)又はC(CHであり、MはC(O)N(R)であり;
及びRは各々独立して
(1)H、
(2)C1−6アルキル、
(3)C1−6ハロアルキル、
(4)OH、O−C1−6アルキル、O−C1−6ハロアルキル、CN、NO、N(R)R、C(O)N(R)R、C(O)R、CO、SR、S(O)R、S(O)、S(O)N(R)R、N(R)C(O)R、N(R)CO、N(R)S(O)、N(R)S(O)N(R)R、OC(O)N(R)R、N(R)C(O)N(R)RもしくはN(R)C(O)C(O)N(R)Rで置換されたC1−6アルキル、
(5)アルキルがOH、O−C1−6アルキル、O−C1−6ハロアルキル、CN、N(R)R、C(O)N(R)R、C(O)R、CO、SR、S(O)R、S(O)もしくはS(O)N(R)Rで置換されていてもよいO−C1−6アルキル、
(6)O−C1−6ハロアルキル、
(7)ハロゲン、
(8)CN、
(9)NO
(10)N(R)R
(11)C(O)N(R)R
(12)C(O)R
(13)C(O)−C1−6ハロアルキル、
(14)C(O)OR
(15)OC(O)OR
(16)OC(O)N(R)R
(17)SR
(18)S(O)R
(19)S(O)
(20)S(O)N(R)R
(21)N(R)S(O)
(22)N(R)S(O)N(R)R
(23)N(R)C(O)R
(24)N(R)C(O)N(R)R
(25)N(R)C(O)−C(O)N(R)R
(26)N(R)CO
(27)N(R)R
(28)C(O)N(R)R
(29)OC(O)N(R)R
(30)S(O)N(R)R
(31)N(R)S(O)N(R)R
(32)N(R)C(O)N(R)R
(33)N(R)C(O)−C(O)N(R)R
(34)C3−8シクロアルキル、
(35)O−C3−8シクロアルキル
(36)OH、又は
(37)イミダゾリルであり;
はH、C1−6アルキル、OH、O−C1−6アルキル、N(R)R又はN(R)Rであり;
及びR”は各々独立してH又はC1−6アルキルであり;
はH又はC1−6アルキルであり;
各RはH又はC1−6アルキルであり;
各R10はH又はC1−6アルキルであり;
nは1又は2に等しい整数であり;
AryBは独立してAryAと同義であり;
HetBは各々独立して
(1)C1−6アルキル、
(2)O−C1−6アルキル、C(O)R、CO、C(O)N(R)R、SR、S(O)RもしくはSOで置換されていてもよいC1−6ハロアルキル、
(3)各々OH、O−C1−6アルキル、O−C1−6ハロアルキル、CN、NO、N(R)R、C(O)N(R)R、C(O)R、CO、SR、S(O)R、S(O)、S(O)N(R)R、N(R)C(O)R、N(R)CO、N(R)S(O)、N(R)S(O)N(R)R、OC(O)N(R)R、N(R)C(O)N(R)RもしくはN(R)C(O)C(O)N(R)Rである1から3個の置換基で置換されたC1−6アルキル、
(4)O−C1−6アルキル、
(5)O−C1−6ハロアルキル、
(6)OH、
(7)ハロゲン、
(8)CN、
(9)NO
(10)N(R)R
(11)C(O)N(R)R
(12)C(O)R
(13)C(O)−C1−6ハロアルキル、
(14)C(O)OR
(15)OC(O)N(R)R
(16)SR
(17)S(O)R
(18)S(O)
(19)S(O)N(R)R
(20)N(R)S(O)
(21)N(R)S(O)N(R)R
(22)N(R)C(O)R
(23)N(R)C(O)N(R)R
(24)N(R)C(O)−C(O)N(R)R
(25)N(R)CO
(26)N(R)R
(27)C(O)N(R)R
(28)OC(O)N(R)R
(29)S(O)N(R)R
(30)N(R)S(O)N(R)R
(31)N(R)C(O)N(R)R
(32)N(R)C(O)−C(O)N(R)R
(33)C3−8シクロアルキル、又は
(34)O−C3−8シクロアルキル
である1から6個の置換基で置換されていてもよいヘテロアリールであり;
各アリールは独立して(i)フェニル、(ii)少なくとも一方の環が芳香環である9もしくは10員二環式縮合炭素環系、又は(iii)少なくとも1個の環が芳香環である11から14員三環式縮合炭素環系であり;
各複素環は独立して(i)4から8員飽和もしくは不飽和単環、(ii)7から12員二環系、又は(iii)10から18員三環系であり、(ii)又は(iii)における各環は相互に独立しているか、縮合しているか、又は架橋しており、各環は飽和又は不飽和であり、前記単環は1から4個のヘテロ原子と残余の炭素原子を含み;二環系又は三環系は1から8個のヘテロ原子と残余の炭素原子を含み、環の1個以上は1個以上のヘテロ原子を含み;ヘテロ原子はN、O及びSから選択され;窒素及び硫黄ヘテロ原子の任意の1個以上は酸化されていてもよく、窒素ヘテロ原子の任意の1個以上は四級化されていてもよく;
各ヘテロアリールは独立して(i)独立してN、O及びSから選択される1から4個のヘテロ原子を含む5もしくは6員複素芳香環(なお、各Nは酸化物形態であってもよい。)、又は(ii)独立してN、O及びSから選択される1から4個のヘテロ原子を含む9もしくは10員二環式縮合複素環系[なお、環の一方又は両方が1個以上のヘテロ原子を含み、少なくとも一方の環は芳香環であり、各Nは酸化物形態であってもよく、非芳香環の各SはS(O)又はS(O)であってもよい。]であり;
各Rは独立してH又はC1−6アルキルであり;
各Rは独立してH又はC1−6アルキルであり;
各Rは独立してH又はC1−6アルキルであり;
各Rは独立してH又はC1−6アルキルであり;
あるいは、RとRの各対はそれらが同時に結合している窒素と一緒になり、RとRが結合しているN以外にN、O及びSから選択されるヘテロ原子を含んでいてもよい4から7員飽和又は不飽和単環を形成し、前記環は各々独立してC1−6アルキル、C(O)R、C(O)OR、C(O)N(R)R又はS(O)である1又は2個の置換基で置換されていてもよく;ならびに前記環に存在していてもよいSはS(O)又はS(O)形態であってもよい。}
但し、
(A)式Iの化合物は1−[(3−メチル−4−フェノキシ−2−ピリジニル)メチル]−1H−ベンゾイミダゾール以外のものであり、
(B)式Iの化合物は6−メチル−6’−フェノキシ−2,2’−メチレンジピリジン以外のものである。
【請求項2】
がAryAである請求項1に記載の式Iの化合物又はその医薬的に許容可能な塩もしくはプロドラッグ。
【請求項3】
がフェニル又はナフチルであるAryAであり、前記フェニル又はナフチルは各々独立してハロゲン、CN、NO、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、C2−4アルケニル、CNで置換されたC2−4アルケニル、OH、O−C1−4アルキル、O−C1−4ハロアルキル、N(R)R、C(O)N(R)R、C(O)R、CO、SR、S(O)R、SO、SON(R)R又はSON(R)C(O)Rである1から3個の置換基で置換されていてもよく;AryAの一部である任意のR又はRはH又はC1−4アルキルである請求項2に記載の式Iの化合物又はその医薬的に許容可能な塩もしくはプロドラッグ。
【請求項4】
2A、R2B及びR2Cが各々独立して
(1)H、
(2)C1−4アルキル、
(3)CF
(4)CHCF
(5)CHOH、
(6)CHO−C1−4アルキル、
(7)CHCN、
(8)CHN(R)R
(9)CHC(O)N(R)R
(10)CHC(O)R
(11)CHCO
(12)CHS(O)
(13)O−C1−4アルキル、
(14)OCF
(15)Cl、
(16)Br、
(17)F、
(18)CN、
(19)NO
(20)N(R)R
(21)C(O)N(R)R
(22)C(O)R
(23)C(O)−C1−4フルオロアルキル、
(24)C(O)OR
(25)S(O)
【化7】

(38)シクロプロピル、又は
(39)O−シクロプロピルであり;
VがH、CH、C(O)CH、C(O)OCH又はS(O)CHであり;

(1)H、
(2)OH、
(3)C1−4アルキル、
(4)CF
(5)O−C1−4アルキル、
(6)OCF
(7)Cl、
(8)Br、
(9)F、
(10)CN、
(11)NO
(12)N(R)R
(13)C(O)N(R)R
(14)C(O)R
(15)C(O)CF
(16)C(O)OR
(17)OC(O)R
(18)SR
(19)S(O)、又は
(20)S(O)N(R)Rである
請求項1に記載の式Iの化合物又はその医薬的に許容可能な塩もしくはプロドラッグ。
【請求項5】
2A、R2B及びR2Cが各々独立して
(1)H、
(2)C1−3アルキル、
(3)CF
(4)CHCF
(5)CHOH、
(6)CHOCH
(7)CHCN、
(8)CHNH
(9)CHN(H)CH
(10)CHN(CH
(11)CHC(O)NH
(12)CHC(O)N(H)CH
(13)CHC(O)N(CH
(14)CHC(O)CH
(15)CHCOCH
(16)CHS(O)CH
(17)O−C1−3アルキル、
(18)OCF
(19)Cl、
(20)Br、
(21)F、
(22)CN、
(23)NO
(24)NH
(25)N(H)CH
(26)N(CH
(27)C(O)NH
(28)C(O)N(H)CH
(29)C(O)N(CH
(30)C(O)CH
(31)C(O)CF
(32)COCH、又は
(33)S(O)CHであり;ならびに

(1)H、
(2)OH、
(3)C1−3アルキル、
(4)CF
(5)O−C1−3アルキル、
(6)OCF
(7)Cl、
(8)Br、
(9)F、
(10)CN、
(11)NO
(12)NH
(13)N(H)CH
(14)N(CH
(15)C(O)NH
(16)C(O)N(H)CH
(17)C(O)N(CH
(18)C(O)H、
(19)C(O)CH
(20)C(O)CF
(21)C(O)OCH
(22)OC(O)CH
(23)SCH
(24)S(O)CH
(25)S(O)CH、又は
(26)S(O)NHである
請求項4に記載の式Iの化合物又はその医薬的に許容可能な塩もしくはプロドラッグ。
【請求項6】
2A、R2B及びR2Cが各々独立してH、CH、CHCH、CF、OCH、OCF、Cl、Br、F又はCNであり;ならびにRがH、OH、CH、CHCH、CF、OCH、OCF、Cl、Br、F又はCNである請求項5に記載の式Iの化合物又はその医薬的に許容可能な塩もしくはプロドラッグ。
【請求項7】
LがMをA環と直接結合する単結合、O、N(H)、N(CH)、CH、CH(CH)又はC(CHであり;ならびにMがCH、CH(CH)又はC(CHであり;但し、
(a)ZがG又はGであり、ならびにA環がii−a又はii−b又はii−d又はii−eであるとき、LはA環をMと直接結合する単結合、CH又はCH(CH)であり、ならびにMはCH又はCH(CH)であり;
(b)ZがG又はGであり、ならびにA環がii−cであるとき、LはCH又はCH(CH)であり、ならびにMはCH又はCH(CH)であり;ならびに
(c)ZがGであり、A環がii−cであるとき、LはA環をMと直接結合する単結合、CH、CH(CH)又はC(CHであり、ならびにMはCH、CH(CH)又はC(CHである
請求項1に記載の式Iの化合物又はその医薬的に許容可能な塩もしくはプロドラッグ。
【請求項8】
LがO、N(H)又はCHであり;ならびにMがCHであり;但し、
ZがG又はGであるとき、LはCHであり、ならびにMはCHであり、ならびに
ZがGであり、A環がii−cであるとき、LはCHであり、ならびにMはCHである
請求項7に記載の式Iの化合物又はその医薬的に許容可能な塩もしくはプロドラッグ。
【請求項9】
ZがG又はGであり;

【化8】

であり;ならびに

【化9】

である
請求項1に記載の式Iの化合物又はその医薬的に許容可能な塩もしくはプロドラッグ。
【請求項10】
及びRが各々独立して
(1)H、
(2)C1−4アルキル、
(3)CF
(4)CHCF
(5)CHOH、
(6)CHO−C1−4アルキル、
(7)CHCN、
(8)CHN(R)R
(9)CHC(O)N(R)R
(10)CHC(O)R
(11)CHCO
(12)CHS(O)
(13)O−C1−4アルキル、
(14)OCF
(15)Cl、
(16)Br、
(17)F、
(18)CN、
(19)NO
(20)N(R)R
(21)C(O)N(R)R
(22)C(O)R
(23)C(O)−C1−4フルオロアルキル、
(24)C(O)OR
(25)S(O)
【化10】

(38)シクロプロピル、
(39)O−シクロプロピル、
(40)OH、又は
(41)イミダゾリルであり;ならびに
各Tは独立してH、C1−4アルキル、C(O)R、C(O)OR、C(O)N(R)R又はS(O)である
請求項1に記載の式Iの化合物又はその医薬的に許容可能な塩もしくはプロドラッグ。
【請求項11】
及びRが各々独立してH、CH、CHCH、CF、OCH、OCF、Cl、Br、F、CN、NH、N(H)CH、N(CH又はOHである請求項10に記載の式Iの化合物又はその医薬的に許容可能な塩もしくはプロドラッグ。
【請求項12】
がH又はC1−3アルキルである請求項1に記載の式Iの化合物又はその医薬的に許容可能な塩もしくはプロドラッグ。
【請求項13】
がH又はC1−4アルキルであり、ならびにR”がHである請求項1に記載の式Iの化合物又はその医薬的に許容可能な塩もしくはプロドラッグ。
【請求項14】
AryBがフェニル又はナフチルであり、前記フェニル又はナフチルは各々独立してハロゲン、CN、NO、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、OH、O−C1−4アルキル、O−C1−4ハロアルキル、N(R)R、C(O)N(R)R、C(O)R、CO、SR、S(O)R、SO、SON(R)R又はSON(R)C(O)Rである1から3個の置換基で置換されていてもよく;
HetBがピロリル、ピラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、トリアゾリル、ピリジン、ピリミジン及びピラジンから構成される群から選択される複素芳香環であり、前記複素芳香環は各々独立してハロゲン、CN、NO、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、OH、O−C1−4アルキル、O−C1−4ハロアルキル、N(R)R、C(O)N(R)R、C(O)R、CO、SR、S(O)R、SO、SON(R)R、SON(R)C(O)R又はOHである1から3個の置換基で置換されていてもよく;ならびに
AryB又はHetBの置換基の一部である任意のR又はRはH又はC1−4アルキルである
請求項1に記載の式Iの化合物又はその医薬的に許容可能な塩もしくはプロドラッグ。
【請求項15】
化合物が式II:
【化11】

[式中、
はフェニル又はナフチルであるAryAであり、前記フェニル又はナフチルは各々独立してハロゲン、CN、NO、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、C2−4アルケニル、CNで置換されたC2−4アルケニル、OH、O−C1−4アルキル、O−C1−4ハロアルキル、N(R)R、C(O)N(R)R、C(O)R、CO、SR、S(O)R、SO、SON(R)R又はSON(R)C(O)Rである1から3個の置換基で置換されていてもよく;
2A
(1)H、
(2)C1−4アルキル、
(3)CF
(4)CHCF
(5)CHOH、
(6)CHO−C1−4アルキル、
(7)CHCN、
(8)CHN(R)R
(9)CHC(O)N(R)R
(10)CHC(O)R
(11)CHCO
(12)CHS(O)
(13)O−C1−4アルキル、
(14)OCF
(15)Cl、
(16)Br、
(17)F、
(18)CN、
(19)NO
(20)N(R)R
(21)C(O)N(R)R
(22)C(O)R
(23)C(O)−C1−4フルオロアルキル、
(24)C(O)OR
(25)S(O)
【化12】

(38)シクロプロピル、又は
(39)O−シクロプロピルであり;
VはH、CH、C(O)CH、C(O)OCH又はS(O)CHであり;

(1)H、
(2)OH、
(3)C1−4アルキル、
(4)CF
(5)O−C1−4アルキル、
(6)OCF
(7)Cl、
(8)Br、
(9)F、
(10)CN、
(11)NO
(12)N(R)R
(13)C(O)N(R)R
(14)C(O)R
(15)C(O)CF
(16)C(O)OR
(17)OC(O)R
(18)SR
(19)S(O)、又は
(20)S(O)N(R)Rであり;
XはN、CH、C(−C1−4アルキル)、C(Br)、C(Cl)、C(F)、C(CN)又はC(CF)であり;
YはN、CH、C(−C1−4アルキル)、C(Br)、C(Cl)、C(F)、C(CN)又はC(CF)であり;
但し、XとYのいずれか一方がNであるか又はXとYが同時にNであり;
LはXとYの間の環炭素をMと直接結合する単結合、O、N(H)、N(CH)、CH又はCH(CH)であり;
MはCH、CH(CH)又はCH(OH)であり;
ZはG又はGであり;

【化13】

であり;

【化14】

であり;
但し、ZがGであるとき、LはXとYの間の環炭素をMと直接結合する単結合、CH又はCH(CH)であり、ならびにMはCH又はCH(CH)であり;
及びRは各々独立して
(1)H、
(2)C1−4アルキル、
(3)CF
(4)CHCF
(5)CHOH、
(6)CHO−C1−4アルキル、
(7)CHCN、
(8)CHN(R)R
(9)CHC(O)N(R)R
(10)CHC(O)R
(11)CHCO
(12)CHS(O)
(13)O−C1−4アルキル、
(14)OCF
(15)Cl、
(16)Br、
(17)F、
(18)CN、
(19)NO
(20)N(R)R
(21)C(O)N(R)R
(22)C(O)R
(23)C(O)−C1−4フルオロアルキル、
(24)C(O)OR
(25)S(O)
【化15】

(38)シクロプロピル、
(39)O−シクロプロピル、
(40)OH、又は
(41)イミダゾリルであり;
各Tは独立してH、C1−4アルキル、C(O)R、C(O)OR、C(O)N(R)R又はS(O)であり;

(1)H、
(2)C1−4アルキル、
(3)OH、
(4)O−C1−4アルキル、
(5)NH
(6)N(H)−C1−4アルキル、
(7)N(−C1−4アルキル)、又は
(8)1−アゼチジニル、1−ピロリジニル、1−ピペリジニル、1−ピペラジニル、1−アゼパニル、4−モルホリニル及び4−チオモルホリニルから構成される群から選択される飽和複素環であり、前記複素環におけるSはS(O)又はS(O)であってもよく、前記複素環は各々独立してC1−4アルキル、C(O)−C1−4アルキル、C(O)O−C1−4アルキル、C(O)NH、C(O)NH(−C1−4アルキル)、C(O)N(−C1−4アルキル)又はS(O)−C1−4アルキルである1又は2個の置換基で置換されていてもよく;
はH又はC1−4アルキルであり;
各Rは独立してH又はC1−4アルキルであり;ならびに
各Rは独立してH又はC1−4アルキルである。]
の化合物である請求項1に記載の式Iの化合物又はその医薬的に許容可能な塩もしくはプロドラッグ。
【請求項16】
が各々独立してCl、Br、F、CN、NO、C1−4アルキル、C1−4フルオロアルキル、CH=CH−CN、OH、O−C1−4アルキル、O−C1−4フルオロアルキル、NH、N(H)CH、N(CH、C(O)NH、C(O)N(H)CH、C(O)N(CH、C(O)CH、COCH、COCHCH、SCH、S(O)CH、SOCH、SONH、SON(H)CH又はSON(CHである1から3個の置換基で置換されていてもよいフェニルであるAryAであり;
2A
(1)H、
(2)C1−3アルキル、
(3)CF
(4)CHCF
(5)CHOH、
(6)CHOCH
(7)CHCN、
(8)CHNH
(9)CHN(H)CH
(10)CHN(CH
(11)CHC(O)NH
(12)CHC(O)N(H)CH
(13)CHC(O)N(CH
(14)CHC(O)CH
(15)CHCOCH
(16)CHS(O)CH
(17)O−C1−3アルキル、
(18)OCF
(19)Cl、
(20)Br、
(21)F、
(22)CN、
(23)NO
(24)NH
(25)N(H)CH
(26)N(CH
(27)C(O)NH
(28)C(O)N(H)CH
(29)C(O)N(CH
(30)C(O)CH
(31)C(O)CF
(32)COCH、又は
(33)S(O)CHであり;

(1)H、
(2)OH、
(3)C1−3アルキル、
(4)CF
(5)O−C1−3アルキル、
(6)OCF
(7)Cl、
(8)Br、
(9)F、
(10)CN、
(11)NO
(12)NH
(13)N(H)CH
(14)N(CH
(15)C(O)NH
(16)C(O)N(H)CH
(17)C(O)N(CH
(18)C(O)H、
(19)C(O)CH
(20)C(O)CF
(21)C(O)OCH
(22)OC(O)CH
(23)SCH
(24)S(O)CH
(25)S(O)CH、又は
(26)S(O)NHであり;
XがNであり、ならびにYがCH、C(CH)、C(Br)、C(Cl)、C(F)、C(CN)もしくはC(CF)であるか;又は
YがNであり、ならびにXがCH、C(CH)、C(Br)、C(Cl)、C(F)、C(CN)もしくはC(CF)であり;
LがXとYの間の環炭素をMと直接結合する単結合、O、N(H)又はCHであり;
MがCH又はCH(OH)であり;
Zが
【化16】

であるGであり;
及びRが各々独立して
(1)H、
(2)C1−3アルキル、
(3)CF
(4)CHCF
(5)CHOH、
(6)CHOCH
(7)CHCN、
(8)CHNH
(9)CHN(H)CH
(10)CHN(CH
(11)CHC(O)NH
(12)CHC(O)N(H)CH
(13)CHC(O)N(CH
(14)CHC(O)CH
(15)CHCOCH
(16)CHS(O)CH
(17)O−C1−3アルキル、
(18)OCF
(19)Cl、
(20)Br、
(21)F、
(22)CN、
(23)NO
(24)NH
(25)N(H)CH
(26)N(CH
(27)C(O)NH
(28)C(O)N(H)CH
(29)C(O)N(CH
(30)C(O)CH
(31)C(O)CF
(32)COCH
(33)S(O)CH、又は
(34)OHであり;ならびに
がH又はCHである
請求項15に記載の式IIの化合物又はその医薬的に許容可能な塩もしくはプロドラッグ。
【請求項17】
が3−クロロ−5−シアノフェニルであるAryAであり;
2AがH、CH、Cl、Br、F又はCNであり;
がH、OH、CH、Cl、Br、F又はCNであり;
XがNであり、ならびにYがCH、C(Cl)もしくはC(F)であるか;又は
YがNであり、ならびにXがCH、C(Cl)もしくはC(F)であり;
Zが
【化17】

であり;ならびに
がH又はNHである
請求項16に記載の式IIの化合物又はその医薬的に許容可能な塩もしくはプロドラッグ。
【請求項18】
化合物が式III:
【化18】

[式中、
はフェニル又はナフチルであるAryAであり、前記フェニル又はナフチルは各々独立してハロゲン、CN、NO、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、C2−4アルケニル、CNで置換されたC2−4アルケニル、OH、O−C1−4アルキル、O−C1−4ハロアルキル、N(R)R、C(O)N(R)R、C(O)R、CO、SR、S(O)R、SO、SON(R)R又はSON(R)C(O)Rである1から3個の置換基で置換されていてもよく;
2B及びR2Cは各々独立して
(1)H、
(2)C1−4アルキル、
(3)CF
(4)CHCF
(5)CHOH、
(6)CHO−C1−4アルキル、
(7)CHCN、
(8)CHN(R)R
(9)CHC(O)N(R)R
(10)CHC(O)R
(11)CHCO
(12)CHS(O)
(13)O−C1−4アルキル、
(14)OCF
(15)Cl、
(16)Br、
(17)F、
(18)CN、
(19)NO
(20)N(R)R
(21)C(O)N(R)R
(22)C(O)R
(23)C(O)−C1−4フルオロアルキル、
(24)C(O)OR
(25)S(O)
【化19】

(38)シクロプロピル、又は
(39)O−シクロプロピルであり;
VはH、CH、C(O)CH、C(O)OCH又はS(O)CHであり;
はH、C1−4アルキル、Br、Cl、F又はCNであり;
Lは環窒素をMと直接結合する単結合、CH又はCH(CH)であり;
MはCH又はCH(CH)であり;
ZはG又はGであり;

【化20】

であり;

【化21】

であり;
但し、ZがGであるとき、LはCH又はCH(CH)であり、ならびにMはCH又はCH(CH)であり;
及びRは各々独立して
(1)H、
(2)C1−4アルキル、
(3)CF
(4)CHCF
(5)CHOH、
(6)CHO−C1−4アルキル、
(7)CHCN、
(8)CHN(R)R
(9)CHC(O)N(R)R
(10)CHC(O)R
(11)CHCO
(12)CHS(O)
(13)O−C1−4アルキル、
(14)OCF
(15)Cl、
(16)Br、
(17)F、
(18)CN、
(19)NO
(20)N(R)R
(21)C(O)N(R)R
(22)C(O)R
(23)C(O)−C1−4フルオロアルキル、
(24)C(O)OR
(25)S(O)
【化22】

(38)シクロプロピル、
(39)O−シクロプロピル、
(40)OH、又は
(41)イミダゾリルであり;
各Tは独立してH、C1−4アルキル、C(O)R、C(O)OR、C(O)N(R)R又はS(O)であり;

(1)H、
(2)C1−4アルキル、
(3)OH、
(4)O−C1−4アルキル、
(5)NH
(6)N(H)−C1−4アルキル、
(7)N(−C1−4アルキル)、又は
(8)1−アゼチジニル、1−ピロリジニル、1−ピペリジニル、1−ピペラジニル、1−アゼパニル、4−モルホリニル及び4−チオモルホリニルから構成される群から選択される飽和複素環であり、前記環におけるSはS(O)又はS(O)であってもよく、前記複素環は各々独立してC1−4アルキル、C(O)−C1−4アルキル、C(O)O−C1−4アルキル、C(O)NH、C(O)NH(−C1−4アルキル)、C(O)N(−C1−4アルキル)又はS(O)−C1−4アルキルである1又は2個の置換基で置換されていてもよく;
はH又はC1−4アルキルであり;
各Rは独立してH又はC1−4アルキルであり;ならびに
各Rは独立してH又はC1−4アルキルである。]
の化合物である請求項1に記載の式Iの化合物又はその医薬的に許容可能な塩もしくはプロドラッグ。
【請求項19】

【化23】

(K及びKは各々独立してBr、Cl又はCNである。)であるAryAであり;
2BがH、CH、CF、Cl、Br、F又はCNであり;
2CがH、CH、CF、Cl、Br、F又はCNであり;
がHであり;
Lが結合又はCHであり;
MがCHであり;
Zが
【化24】

であり;ならびに
がH又はNHである
請求項18に記載の式IIIの化合物又はその医薬的に許容可能な塩もしくはプロドラッグ。
【請求項20】
が3−クロロ−5−シアノフェニル、3−ブロモ−5−クロロフェニル、3,5−ジシアノフェニル及び3,5−ジクロロフェニルから構成される群から選択されるAryAであり;
2BがH、CH、CF又はClであり;
2CがH、CH又はClであり;
Lが結合である
請求項19に記載の式IIIの化合物又はその医薬的に許容可能な塩もしくはプロドラッグ。
【請求項21】
が3−クロロ−5−シアノフェニルである請求項19に記載の式IIIの化合物又はその医薬的に許容可能な塩もしくはプロドラッグ。
【請求項22】
化合物が式IV:
【化25】

[R、R2B、R2C、R、R及びRは各々請求項18に定義した通りであり;
LはCH又はCH(CH)であり;
MはC(O)NH又はC(O)N(CH)であり;
各Rは独立してH又はC1−4アルキルであり;ならびに
各Rは独立してH又はC1−4アルキルである。]
の化合物である請求項1に記載の式Iの化合物又はその医薬的に許容可能な塩もしくはプロドラッグ。
【請求項23】
化合物が式V:
【化26】

[R
【化27】

(K及びKは各々独立してBr、Cl又はCNである。)であるAryAであり;
2BはH、CH、CF、Cl、Br、F又はCNであり;
2CはH、CH、CF、Cl、Br、F又はCNであり;
はHであり;
MはC(O)NH又はC(O)N(CH)であり;
はH、CH、Cl又はBrであり;ならびに
はH、Cl、Br、S(O)NH又はC(O)NHであり;
但し、R及びRが同時にHになることはない。]
の化合物である請求項22に記載の式IVの化合物又はその医薬的に許容可能な塩もしくはプロドラッグ。
【請求項24】
が3−クロロ−5−シアノフェニル、3−ブロモ−5−クロロフェニル、3,5−ジシアノフェニル及び3,5−ジクロロフェニルから構成される群から選択されるAryAであり;
2BがH、CH、CF又はClであり;ならびに
2CがH、CH又はClである
請求項23に記載の式Vの化合物又はその医薬的に許容可能な塩もしくはプロドラッグ。
【請求項25】
化合物が、
3−クロロ−5−({5−クロロ−3−フルオロ−6−[(1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イルメチル)アミノ]ピリジン−2−イル}オキシ)ベンゾニトリル(1−7);
3−[(6−{[(6−アミノ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)メチル]アミノ}−5−クロロ−3−フルオロピリジン−2−イル)オキシ]−5−クロロベンゾニトリル(2−7);
3−クロロ−5−({3−クロロ−2−オキソ−6−[2−(1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)エチル]−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル}オキシ)ベンゾニトリル(3−8);
3−クロロ−5−({2−オキソ−6−[2−(1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)エチル]−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル}オキシ)ベンゾニトリル(3−9);
3−({6−[2−(6−アミノ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)エチル]−3−クロロ−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル}オキシ)−5−クロロベンゾニトリル(4−4);
3−クロロ−5−({3,5−ジクロロ−2−オキソ−6−[2−(1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)エチル]−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル}オキシ)ベンゾニトリル(5−6);
3−クロロ−5−({3,5−ジクロロ−2−オキソ−6−[2−(1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)エチル]−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル}オキシ)安息香酸エチル(5−7);
3−クロロ−5−({5−クロロ−2−[2−(1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)エチル]ピリジン−4−イル}オキシ)ベンゾニトリル(6−5);
3−クロロ−5−{[3,5−ジクロロ−2−メチル−6−(1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イルメトキシ)ピリジン−4−イル]オキシ}ベンゾニトリル(7−1);
3−クロロ−5−({3−クロロ−2−オキソ−6−[(1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イルメチル)アミノ]−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル}オキシ)ベンゾニトリル(8−5);
3−クロロ−5−({3−クロロ−2−オキソ−6−[(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾイミダゾール−1−イル)メチル]−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル}オキシ)ベンゾニトリル(9−8);
3−クロロ−5−({3−クロロ−2,5−ジフルオロ−6−[(1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イルメチル)アミノ]ピリジン−4−イル}オキシ)ベンゾニトリル(10−4);
3−クロロ−5−{[4−メチル−2−オキソ−1−(1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イルメチル)−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル]オキシ}ベンゾニトリル(11−7);
3−クロロ−5−({4−メチル−2−オキソ−1−[2−(1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)エチル]−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル}オキシ)ベンゾニトリル(12−7);
3−クロロ−5−{[2−オキソ−1−(1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イルメチル)−4−(トリフルオロメチル)−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル]オキシ}ベンゾニトリル(13−2);
N−(2−クロロベンジル)−2−[3−(3−クロロ−5−シアノフェノキシ)−2−オキソ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−1(2H)−イル]−N−メチルアセトアミド(14);
N−[4−(アミノスルホニル)−2−クロロフェニル]−2−[3−(3−クロロ−5−シアノフェノキシ)−2−オキソ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−1(2H)−イル]アセトアミド(15);
N−[4−(アミノスルホニル)−2−クロロフェニル]−2−[3−(3−ブロモ−5−クロロフェノキシ)−2−オキソ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−1(2H)−イル]アセトアミド(16);
3−{[1−[(6−アミノ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)メチル]−2−オキソ−4−(トリフルオロメチル)−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル]オキシ}−5−クロロベンゾニトリル(17−2);
5−{[2−オキソ−1−(1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イルメチル)−4−(トリフルオロメチル)−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル]オキシ}イソフタロニトリル(18−4);
3−(3,5−ジクロロフェノキシ)−1−(1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イルメチル)−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2(1H)−オン(19−4);
1−[(6−アミノ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)メチル]−3−(3,5−ジクロロフェノキシ)−4−(トリフルオロメチル)ピリジン−2(1H)−オン=塩酸塩(20−3);
3−クロロ−5−{[4−クロロ−2−オキソ−1−(1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イルメチル)−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル]オキシ}ベンゾニトリル(21−8);
3−({1−[(6−アミノ−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)メチル]−4−クロロ−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル}オキシ)−5−クロロベンゾニトリル=トリフルオロ酢酸塩(22);
3−クロロ−5−{[4,5−ジクロロ−2−オキソ−1−(1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イルメチル)−1,2−ジヒドロピリジン−3−イル]オキシ}ベンゾニトリル(23−2);
3−クロロ−5−{[3−クロロ−2−オキソ−6−(1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イルメチル)−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル]オキシ}ベンゾニトリル(24−7);
3−クロロ−5−({3−クロロ−6−[ヒドロキシ(1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)メチル]−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル}オキシ)ベンゾニトリル(25);
から構成される群から選択される請求項1に記載の式Iの化合物及びその医薬的に許容可能な塩。
【請求項26】
有効量の請求項1から25のいずれか一項に記載の化合物又はその医薬的に許容可能な塩もしくはプロドラッグと、医薬的に許容可能なキャリヤーを含有する医薬組成物。
【請求項27】
処置を必要とする対象におけるHIV感染の予防もしく治療方法又はエイズの予防、治療もしくは発症遅延方法であって、有効量の請求項1から25のいずれか一項に記載の化合物又はその医薬的に許容可能な塩もしくはプロドラッグを前記対象に投与する段階を含む前記方法。
【請求項28】
HIVプロテアーゼ阻害剤、HIVインテグラーゼ阻害剤、非ヌクレオシド系HIV逆転写酵素阻害剤、ヌクレオシド系HIV逆転写酵素阻害剤、HIV融合阻害剤及びHIV侵入阻害剤から構成される群から選択される第2のHIV抗ウイルス剤を対象に投与する段階を更に含む請求項27の方法。
【請求項29】
処置を必要とする対象におけるHIV感染の予防もしく治療用医薬又はエイズの予防、治療もしくは発症遅延用医薬の製造用としての請求項1から25のいずれか一項に記載の式Iの化合物又はその医薬的に許容可能な塩もしくはプロドラッグ。

【公表番号】特表2011−503230(P2011−503230A)
【公表日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−534947(P2010−534947)
【出願日】平成20年11月14日(2008.11.14)
【国際出願番号】PCT/US2008/012774
【国際公開番号】WO2009/067166
【国際公開日】平成21年5月28日(2009.5.28)
【出願人】(390023526)メルク・シャープ・エンド・ドーム・コーポレイション (924)
【Fターム(参考)】