説明

非ペプチドGLP−1受容体調節因子としてのフェニルアラニン誘導体およびその使用

式Iなどの非ペプチドGLP−1受容体調節因子化合物、そのような化合物を含む薬学的組成物、およびその調製プロセスを、本明細書に提供する。代謝障害を治療するためのそれらの使用の方法も提供する。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)

の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくはプロドラッグ:
式中、
Aは、C3−8カルボシクリル、C6−14アリール、C7−15アラルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルであり、
Eは、結合、C2−6アルケニレン、C2−6アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、カルボシクリレン、ヘテロシクリレンであり、但し、Eは、4−オキソ−イミダゾリジニレンではなく、
は、結合、−C(O)−、−C(O)O−、−OC(O)−、−C(O)NR1a−、−NR1aC(O)−、−O−、−OC(O)O−、−OC(O)NR1a−、−NR1aC(O)O−、−OS(O)−、−S(O)O−、−OS(O)−、−S(O)O−、−OS(O)NR1a−、−NR1aS(O)O−、−OS(O)NR1a−、−NR1aS(O)O−、−NR1a−、−NR1aC(O)NR1d−、−NR1aS(O)NR1d−、−NR1aS(O)NR1d−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−S(O)NR1a−、−NR1aS(O)−、−S(O)NR1a−、または−NR1aS(O)−であり、但し、(a)EおよびLは、同時に両方とも結合であることはなく、かつ(b)L−Eが一緒に−O−であるとき、Rは、ヨードまたはベンゾキシではなく、
mは、0、1、2、3、または4の整数であり、
は、−CHOH、−CONH、−COH、−P(O)(OH)、−P(OH)、テトラゾリル、または3−ヒドロキシイソオキサゾリルからなる群から選択されるカルボキシレートバイオアイソスターであり、
は、−CHN(R)−、−N(R)CH−、−N(R)−、−O−、−S−、−C(O)NR−、−NRC(O)−、−CHC(O)NR−、−NRC(O)CH−、−CH=CH−C(O)NR−、−NRC(O)−CH=CH−、−C≡C−C(O)NR−、−NRC(O)−C≡C−、−S(O)NR−、−NRS(O)−、−S(O)NR−、−NRS(O)−、−NRC(O)NR5a−、−NRS(O)NR5a−、−CHNRS(O)NR5a−、−NRS(O)NR5aCH−、−NRC(O)−アルキレン、−NRS(O)−アルキレン、−NRS(O)−アルキレン、−NRC(O)−アルケニレン、−NRS(O)−アルケニレン、または−NRS(O)−アルケニレンであるか、もしくは代替的に、または代替的に、LおよびVもしくはWは、それらが結合する他の原子と一緒に5〜8員の置換されていてもよいカルボシクリルまたはヘテロシクリルを形成するか、または代替的に、VもしくはWならびにR、L、およびLに結合する炭素原子が、それらが結合する他の原子と一緒に5〜8員の置換されていてもよいカルボシクリルまたはヘテロシクリルを形成し、
U、V、W、X、およびYは、それぞれ独立して、C、CH、またはNであり、U、V、W、X、およびYは、VおよびWが結合する炭素原子と一緒に芳香族6員環を形成し、但し、U、V、W、X、およびYのうちの最大で3つが、NまたはNHであり、
、R、およびRは、(i)、(ii)、(iii)、および(iv):
(i)R、R、およびRは、それぞれ独立して、(a)水素、ハロ、もしくはシアノ、(b)C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−8カルボシクリル、C6−14アリール、C7−15アラルキル、ヘテロアリール、もしくはヘテロシクリル、または(c)−C(O)R1a、−C(O)OR1a、−C(O)NR1b1c、−C(NR1a)NR1b1c、−OR1a、−OC(O)R1a、−OC(O)OR1a、−OC(O)NR1b1c、−OC(=NR1a)NR1b1c、−OS(O)R1a、−OS(O)1a、−OS(O)NR1b1c、−OS(O)NR1b1c、−NR1b1c、−NR1aC(O)R1d、−NR1aC(O)OR1d、−NR1aC(O)NR1b1c、−NR1aC(=NR1d)NR1b1c、−NR1aS(O)R1d、−NR1aS(O)1d、−NR1aS(O)NR1b1c、−NR1aS(O)NR1b1c、−SR1a、−S(O)R1a、−S(O)1a、−S(O)NR1b1c、もしくは−S(O)NR1b1cである、
(ii)RまたはRは、Rとともに二重結合を形成し、RおよびRのうちのもう一方は、(i)のように選択される、
(iii)R、R、およびRのうちの2つは、一緒に連結されて、C3−8カルボシクリルまたは3〜8員のヘテロシクリルを形成し、3番目は、(i)のように選択される、ならびに
(iv)RおよびVもしくはWは、それらが結合する他の原子と一緒に、C5−8カルボシクリルまたは5〜8員のヘテロシクリルを形成し、RおよびRは、(i)のように選択される
から選択され、
は、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−7カルボシクリル、C6−14アリール、C7−15アラルキル、ヘテロアリール、もしくはヘテロシクリルであるか、または代替的に、RおよびRは、それらが結合するN原子と一緒にヘテロシクリルを形成し、
およびR5aは、それぞれ独立して、水素、C1−6アルキル、−C(O)−C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−7カルボシクリル、C6−14アリール、C7−15アラルキル、ヘテロアリール、もしくはヘテロシクリルであるか、または代替的に、RおよびRは、一緒に連結されて、ヘテロシクリルを形成し、
は、シアノ、ハロ、アジド、ニトロ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−7カルボシクリル、C6−14アリール、C7−15アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−C(O)R1a、−C(O)OR1a、−C(O)NR1b1c、−C(NR1a)NR1b1c、−OR1a、−OC(O)R1a、−OC(O)OR1a、−OC(O)NR1b1c、−OC(=NR1a)NR1b1c、−OS(O)R1a、−OS(O)1a、−OS(O)NR1b1c、−OS(O)NR1b1c、−NR1b1c、−NR1aC(O)R1d、−NR1aC(O)OR1d、−NR1aC(O)NR1b1c、−NR1aC(=NR1d)NR1b1c、−NR1aS(O)R1d、−NR1aS(O)1d、−NR1aS(O)NR1b1c、−NR1aS(O)NR1b1c、−SR1a、−S(O)R1a、−S(O)1a、−S(O)NR1b1c、もしくは−S(O)NR1b1cであり、
U、V、W、X、およびYが、それぞれ、独立して、CまたはCHであり、R、R、およびRが、水素であり、Lが、−CONHまたは−COHであり、Lが、−NRC(O)−であり、かつRが、−ヘテロアリール−アリールであるとき、A−L−E−は、シアノ基であり、
各R1a、R1b、R1c、およびR1dは、独立して、水素、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−7カルボシクリル、C6−14アリール、C7−15アラルキル、ヘテロアリール、もしくはヘテロシクリルであるか、またはR1aおよびR1cは、それらが結合するCおよびN原子と一緒にヘテロシクリルを形成するか、またはR1bおよびR1cは、それらが結合するN原子と一緒にヘテロシクリルを形成し、
、R、R、R、R、R5a、R、R1a、R1b、R1c、R1d、A、およびE中の各アルキル、アルケニル、アルケニレン、アルキニル、アルキニレン、カルボシクリル、カルボシクリレン、アリール、アリーレン、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリーレン、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリレンは、1つ以上の置換基Qで置換されていてもよく、ここで、各Qは、独立して、
(a)シアノ、ハロ、アジド、およびニトロ、
(b)1つ以上の、一実施形態においては、1つ、2つ、3つ、または4つの置換基Qでそれぞれがさらに置換されていてもよい、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−7カルボシクリル、C6−14アリール、C7−15アラルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクリル、ならびに
(c)−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−C(NR)NR、−OR、−OC(O)R、−OC(O)OR、−OC(O)NR、−OC(=NR)NR、−OS(O)R、−OS(O)、−OS(O)NR、−OS(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR、−NRC(=NR)NR、−NRS(O)R、−NRS(O)、−NRS(O)NR、−NRS(O)NR、−SR、−S(O)R、−S(O)、−S(O)NR、および−S(O)NR
から選択され、式中、各R、R、R、およびRは、独立して、(i)水素であるか、(ii)1つ以上の、一実施形態においては、1つ、2つ、3つ、もしくは4つの置換基Qでそれぞれが置換されていてもよい、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−7カルボシクリル、C6−14アリール、C7−15アラルキル、ヘテロアリール、もしくはヘテロシクリルであるか、または(iii)RおよびRが、それらが結合するN原子と一緒にヘテロシクリルを形成し、1つ以上の、一実施形態では、1つ、2つ、3つ、または4つの置換基Qで置換されていてもよく、
各Qは、独立して、(a)シアノ、ハロ、およびニトロ、(b)C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−7カルボシクリル、C6−14アリール、C7−15アラルキル、ヘテロアリール、およびヘテロシクリル、ならびに(c)−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−C(NR)NR、−OR、−OC(O)R、−OC(O)OR、−OC(O)NR、−OC(=NR)NR、−OS(O)R、−OS(O)、−OS(O)NR、−OS(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR、−NRC(=NR)NR、−NRS(O)R、−NRS(O)、−NRS(O)NR、−NRS(O)NR、−SR、−S(O)R、−S(O)、−S(O)NR、および−S(O)NR
からなる群から選択され、各R、R、R、およびRは、独立して、(i)水素であるか、(ii)C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−7カルボシクリル、C6−14アリール、C7−15アラルキル、ヘテロアリール、もしくはヘテロシクリルであるか、または(iii)RおよびRは、それらが結合するN原子と一緒にヘテロシクリルを形成する。
【請求項2】
式(II)または(III):

の構造を有し、式中、A、L、R、E、m、Y、U、V、W、X、R、R、R、L、L、およびRは、請求項1で定義されるものと同じである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
式(IIa)、(IIb)、(IIIa)、または(IIIb):

の構造を有し、式中、A、L、R、E、m、Y、U、V、W、X、R、R、R、L、L、およびRは、請求項2で定義されるものと同じである、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
式(IV):

の構造を有し、式中、
A、L、R、E、R、R、R、L、L、およびRは、請求項1で定義されるものと同じであり、
mは、0、1、2、または3であり、
nは、0、1、2、または3であり、nが0のとき、Lは、Xに隣接する炭素原子に直接結合して、5員環を形成し、
(IIc)中のU、V、およびXは、独立して、CHまたはNである、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
−L−E−は、

の構造を有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項6】
Eは、5員ヘテロアリーレンまたは6員ヘテロシクリレンであり、
は、結合であるか、または−C(O)−、−C(O)O−、−OC(O)−、−C(O)NR1a−、−NR1aC(O)−、−OC(O)O−、−NR1aC(O)NR1d−、−OC(O)NR1a−、−NR1aC(O)O−、−OS(O)−、−S(O)O−、−OS(O)−、−S(O)O−、−S(O)NR1a−、もしくは−NR1aS(O)−である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項7】
Aは、1つ以上の置換基Qで置換されていてもよい、C3−8カルボシクリルまたはC6−14アリールであり、ここで、各Qは、独立して、
(a)シアノ、ハロ、アジド、およびニトロ、ならびに
(c)−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−C(NR)NR、−OR、−OC(O)R、−OC(O)OR、−OC(O)NR、−OC(=NR)NR、−OS(O)R、−OS(O)、−OS(O)NR、−OS(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR、−NRC(=NR)NR、−NRS(O)R、−NRS(O)、−NRS(O)NR、−NRS(O)NR、−SR、−S(O)R、−S(O)、−S(O)NR、および−S(O)NR
から選択され、式中、各R、R、R、およびRは、独立して、(i)水素であるか、(ii)1つ以上の、一実施形態においては、1つ、2つ、3つ、もしくは4つの置換基Qでそれぞれが置換されていてもよい、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−7カルボシクリル、C6−14アリール、C7−15アラルキル、ヘテロアリール、もしくはヘテロシクリルであるか、または(iii)RおよびRが、それらが結合するN原子と一緒にヘテロシクリルを形成し、1つ以上の、一実施形態では、1つ、2つ、3つ、または4つの置換基Qで置換されていてもよい、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項8】
およびRは、両方とも水素である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項9】
は、水素またはC1−6アルキルである、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項10】
−L−Rは、−NRS(O)−C1−6アルキル、−NRC(O)CH−C3−7カルボシクリル、−NRC(O)CH−C6−14アリール、−NRC(O)CH−ヘテロアリール、−NRC(O)CH−ヘテロシクリル、−N(R)−C3−7カルボシクリル、−N(R)−C6−14アリール、−N(R)−ヘテロアリール、−N(R)−ヘテロシクリル、−NRC(O)−CH=CH−C3−7カルボシクリル、−NRC(O)−CH=CH−C6−14アリール、−NRC(O)−CH=CH−ヘテロアリール、−NRC(O)−CH=CH−ヘテロシクリル、NRC(O)−C≡C−C3−7カルボシクリル、NRC(O)−C≡C−C6−14アリール、−NRC(O)−C≡C−ヘテロアリール、−NRC(O)−C≡C−ヘテロシクリル、−CHN(R)−C3−8カルボシクリル、−CHN(R)−C6−14アリール、−CHN(R)−ヘテロアリール、−CHN(R)−ヘテロシクリル、−NRC(O)−C3−7カルボシクリル、−NRS(O)−C3−7カルボシクリル、−NRC(O)NR5a−C3−7カルボシクリル、−NRS(O)NR5a−C3−7カルボシクリル、−NRC(O)−C6−14アリール、−NRS(O)−C6−14アリール、−NRC(O)NR5a−C6−14アリール、−NRS(O)NR5a−C6−14アリール、−NRC(O)−ヘテロアリール、−NRS(O)−ヘテロアリール、−NRC(O)NR5a−ヘテロアリール、−NRS(O)NR5a−ヘテロアリール、−NRC(O)−ヘテロシクリル、−NRS(O)−ヘテロシクリル、−NRC(O)NR5a−ヘテロシクリル、および−NRS(O)NR5a−ヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、前記C1−6アルキル、C3−7カルボシクリル、C6−14アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルのそれぞれは、1つ以上の置換基Qで置換されていてもよい、請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項11】
およびR5aは、それぞれ独立して、水素、C1−6アルキル、または−C(O)−C1−6アルキルであり、ここで、各C1−6アルキルは、1つ以上の置換基Qで置換されていてもよい、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項12】
U、V、W、X、およびYによって形成される6員環は、フェニル、ピリジン、ピリミジン、またはピペリジンである、請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項13】
mは、1または2であり、Rは、(i)シアノもしくはハロであるか、または(ii)1つ以上の置換基Qで置換されていてもよい、C1−6アルキルである、請求項1〜12のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項14】
式(VI):

の構造を有し、式中、
は、水素またはC1−6アルキルであり、
Aは、C3−8カルボシクリル、C6−14アリール、C7−15アラルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルであり、
−L−E−は、C2−6アルケニレン、C2−6アルキニレン、アリーレン、カルボシクリレン、ヘテロアリーレン、ヘテロシクリレン、−NR1aC(O)−アリーレン−、−NR1aC(O)−ヘテロアリーレン−、−NR1aC(O)−ヘテロシクリレン−、−NR1aS(O)−アリーレン−、−NR1aS(O)−ヘテロアリーレン−、−NR1aS(O)−ヘテロシクリレン−、−C(O)−、−C(O)O−、−OC(O)−、−C(O)NR1a−、または−NR1aC(O)−であり、
U、V、W、X、およびYは、VおよびWが結合する炭素原子と一緒に完全飽和または不飽和の6員環を形成し、
は、−CHOH、−CONH、−COH、−P(O)(OH)、−P(OH)、テトラゾリル、または3−ヒドロキシイソオキサゾリルであり、
は、−NRC(O)−、−NRS(O)−、−NRS(O)−、もしくは−NRS(O)NR5a−、−NRC(O)−アルキレン、−NRS(O)−アルキレン、−NRS(O)−アルキレン、−NRC(O)−アルケニレン、−NRS(O)−アルケニレン、もしくは−NRS(O)−アルケニレンであるか、または代替的に、LおよびVもしくはWは、それらが結合する他の原子と一緒に5〜8員の置換されていてもよいカルボシクリルまたはヘテロシクリルを形成し、
は、C1−6アルキル、C3−7カルボシクリル、C6−14アリール、C7−15アラルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルであり、
およびmは、請求項1で定義されるものと同じであり、
U、V、W、X、およびYが、それぞれ、独立して、CまたはCHであり、R、R、およびRが、水素であり、Lが、−CONHまたは−COHであり、Lが、−NRC(O)−であり、かつRが、−ヘテロアリール−アリールであるとき、A−L−E−は、シアノ基であり、
Aが、アリール、ヘテロアリール、カルボシクリル、またはヘテロシクリルであり、−L−E−が、ヘテロアリール、−NRC(O)−ヘテロアリール、または−NRC(O)−ヘテロシクリルであり、かつ−L−が、−NRC(O)−または−NRS(O)であるとき、Rは、置換されたアリールまたは置換されたヘテロアリールであり、前記置換基は、置換されていてもよいアリールまたは置換されていてもよいヘテロアリールであり、
、R、R5a、R、R1a、R1b、R1c、R1d、A、およびE中の各アルキル、アルケニル、アルケニレン、アルキニル、アルキニレン、カルボシクリル、アリール、アリーレン、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリーレン、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリレンは、請求項1で定義される1つ以上の置換基Qで置換されていてもよく、
中の各アルキル、アルケニル、アルケニレン、アルキニル、アルキニレン、カルボシクリル、アリール、アリーレン、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリーレン、ヘテロシクリル、およびヘテロシクリレンは、1つ以上の置換基Qで置換されていてもよく、ここで、各Qは、独立して、以下の(a)、(b)、および(c):
(a)シアノ、ハロ、アジド、およびニトロ、
(b)1つ以上の、一実施形態においては、1つ、2つ、3つ、または4つの置換基Qでそれぞれが置換されていてもよい、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、およびC2−6アルキニル、ならびに
(c)−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−C(NR)NR、−OR、−OC(O)R、−OC(O)OR、−OC(O)NR、−OC(=NR)NR、−OS(O)R、−OS(O)、−OS(O)NR、−OS(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR、−NRC(=NR)NR、−NRS(O)R、−NRS(O)、−NRS(O)NR、−NRS(O)NR、−SR、−S(O)R、−S(O)、−S(O)NR、および−S(O)NR
から選択され、式中、各R、R、R、およびRは、独立して、(i)水素であるか、(ii)1つ以上の、一実施形態においては、1つ、2つ、3つ、もしくは4つの置換基Qでそれぞれが置換されていてもよい、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−7カルボシクリル、C6−14アリール、C7−15アラルキル、ヘテロアリール、もしくはヘテロシクリルであるか、または(iii)RおよびRが、それらが結合するN原子と一緒にヘテロシクリルを形成し、1つ以上の置換基Qで置換されていてもよく、
−L−E−が−C(O)−のとき、Aは、1つ以上の置換基Qで置換されていてもよいC6−14アリールで置換されたC6−14アリールであり、
−L−E−が−NR1aC(O)−ヘテロアリーレン−または−NR1aC(O)−ヘテロシクリレン−であるとき、Aは、1つ以上の置換基Qで置換されていてもよいC6−14アリールで置換されたC6−14アリールまたはヘテロアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
式(VIa)または(VIb):

の構造を有し、式中、A、L、R、E、m、Y、U、V、W、X、R、L、L、およびRは、請求項14で定義されるものと同じである、請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
−L−E−は、

の構造を有する、請求項14または15に記載の化合物。
【請求項17】
式(VII)または(VIII):

の構造を有し、式中、A、L、R、E、m、Y、U、V、W、X、R、L、L、およびRは、請求項14で定義されるものと同じである、請求項14に記載の化合物。
【請求項18】
式(VIIa)、(VIIb)、(VIIIa)、または(VIIIb):

の構造を有し、式中、A、L、R、E、m、Y、U、V、W、X、R、L、L、およびRは、請求項17で定義されるものと同じである、請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
Y、U、V、W、およびXは、独立して、CHまたはCHである、請求項14〜18のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項20】
A−L−E−は、カルボシクリル−C≡C−、アリール−C≡C−、ヘテロアリール−C≡C−、ヘテロシクリル−C≡C−、カルボシクリル−ヘテロアリーレン−、アリール−ヘテロアリーレン−、ヘテロアリール−ヘテロアリーレン−、ヘテロシクリル−ヘテロアリーレン−、アリール−C(O)O−、ヘテロアリール−C(O)O−、アリール−S(O)O−、ヘテロアリール−S(O)O−、アリール−C(O)−、アリール−NR1aC(O)−ヘテロアリーレン−、ヘテロアリール−NR1aC(O)−ヘテロシクリレン−、アリール−NR1aC(O)−ヘテロアリーレン−、またはヘテロアリール−NR1aC(O)−ヘテロシクリレン−からなる群から選択される、請求項14、15、および17〜19のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項21】
は、−NRC(O)−、−NRS(O)−、−NRS(O)−、または−NRS(O)NR5a−であり、
は、C1−6アルキル、C3−7カルボシクリル、C6−14アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルである、請求項14〜20のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項22】
式(IX):

の構造を有し、式中、
A−L−E−は、カルボシクリル−C≡C−、アリール−C≡C−、ヘテロアリール−C≡C−、ヘテロシクリル−C≡C−、カルボシクリル−ヘテロアリーレン−、アリール−ヘテロアリーレン−、ヘテロアリール−ヘテロアリーレン−、ヘテロシクリル−ヘテロアリーレン−、アリール−C(O)O−、ヘテロアリール−C(O)O−、アリール−S(O)O−、ヘテロアリール−S(O)O−、アリール−C(O)−、アリール−NR1aC(O)−ヘテロアリーレン−、ヘテロアリール−NR1aC(O)−ヘテロシクリレン−、アリール−NR1aC(O)−ヘテロアリーレン−、またはヘテロアリール−NR1aC(O)−ヘテロシクリレン−からなる群から選択され、
は、−NRC(O)−、−NRC(O)CH−、−NRS(O)−、−NRS(O)−、または−NRS(O)NR5a−であり、
は、C1−6アルキル、C3−7カルボシクリル、C6−14アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルである、請求項14または17に記載の化合物。
【請求項23】
式(IXa)または(IXb):

の構造を有し、式中、A、L、R、E、m、R、L、L、およびRは、請求項22で定義されるものと同じである、請求項22に記載の化合物。
【請求項24】
式(X):

の構造を有し、式中、
A、L、R、E、R、L、L、およびRは、請求項14で定義されるものと同じであり、
mは、0、1、2、または3であり、
nは、0、1、2、または3であり、
U、V、およびXは、独立して、CHまたはNである、請求項14に記載の化合物。
【請求項25】
作動活性を有さない、請求項14〜24のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項26】
式(XII):

の構造を有し、式中、
は、水素またはC1−6アルキルであり、
Aは、C3−8カルボシクリル、C6−14アリール、C7−15アラルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルであり、
−L−E−は、C2−6アルケニレン、C2−6アルキニレン、アリーレン、カルボシクリレン、ヘテロアリーレン、ヘテロシクリレン、−C(O)−ヘテロアリーレン、−C(O)O−、−OC(O)−、−C(O)NR1a−、または−NR1aC(O)−であり、
U、V、W、X、およびYは、独立して、CH、CH、またはNであり、
は、−CHOH、−CONH、−COH、−P(O)(OH)、−P(OH)、テトラゾリル、または3−ヒドロキシイソオキサゾリルであり、
は、−N(R)CH−、−N(R)−、−O−、−S−、−NRC(O)−、−CHNRC(O)−、−NRC(O)CH−、−NRC(O)−CH=CH−、−NRC(O)−C≡C−、−NRS(O)−、−NRS(O)−、もしくは−NRC(O)NR5a−であるか、または代替的に、LおよびVもしくはWは、それらが結合する他の原子と一緒に5〜8員の置換されていてもよいカルボシクリルまたはヘテロシクリルを形成するか、または代替的に、VもしくはWならびにR、L、およびLに結合する炭素原子が、それらが結合する他の原子と一緒に5〜8員の置換されていてもよいカルボシクリルまたはヘテロシクリルを形成し、
およびmは、請求項1で定義されるものと同じであり、
は、−R4a−Rまたは−R4bであり、
4aは、C3−7カルボシクリレン、C6−14アリーレン、ヘテロアリーレン、またはヘテロシクリレンであり、
は、C3−7カルボシクリル、C6−14アリール、C7−15アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、またはヘテロシクリルであり、
4bは、C3−7カルボシクリル、C6−14アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルであり、
、R、R、A、および−L−E−中の各アルキル、アルケニレン、アルキニレン、カルボシクリル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アリーレン、カルボシクリレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンは、請求項1に定義される1つ以上の置換基Qで置換されていてもよく、
4a中の各カルボシクリレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレン、ならびにR4b中の各カルボシクリル、アリール、ヘテロアリール、およびヘテロシクリルは、1つ以上の置換基Qで置換されていてもよく、ここで、各Qは、独立して、
(a)シアノ、ハロ、アジド、およびニトロ、
(b)1つ以上の、一実施形態においては、1つ、2つ、3つ、または4つの置換基Qでそれぞれが置換されていてもよい、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、およびC2−6アルキニル、ならびに
(c)−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−C(NR)NR、−OR、−OC(O)R、−OC(O)OR、−OC(O)NR、−OC(=NR)NR、−OS(O)R、−OS(O)、−OS(O)NR、−OS(O)NR、−NR、−NRC(O)R、−NRC(O)OR、−NRC(O)NR、−NRC(=NR)NR、−NRS(O)R、−NRS(O)、−NRS(O)NR、−NRS(O)NR、−SR、−S(O)R、−S(O)、−S(O)NR、および−S(O)NR
から選択され、式中、各R、R、R、およびRは、独立して、(i)水素であるか、(ii)1つ以上の、一実施形態においては、1つ、2つ、3つ、もしくは4つの置換基Qでそれぞれが置換されていてもよい、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3−7カルボシクリル、C6−14アリール、C7−15アラルキル、ヘテロアリール、もしくはヘテロシクリルであるか、または(iii)RおよびRが、それらが結合するN原子と一緒にヘテロシクリルを形成し、1つ以上の置換基Qで置換されていてもよい、請求項1に記載の化合物。
【請求項27】
−L−E−が、C2−6アルケニレン、C2−6アルキニレン、−C(O)NR1a−、または−NR1aC(O)−であるとき、Rは、−R4a−Rである、請求項26に記載の化合物。
【請求項28】
式(XIIa)または(XIIb):

の構造を有し、式中、A、L、R、E、m、Y、U、V、W、X、R、L、L、およびRは、請求項26で定義されるものと同じである、請求項26に記載の化合物。
【請求項29】
式(XIII)または(XIV):

の構造を有し、式中、A、L、R、E、m、R、L、L、およびRは、請求項26で定義されるものと同じである、請求項26に記載の化合物。
【請求項30】
式(XIIIa)、(XIIIb)、(XIVa)、または(XIVb):

の構造を有し、式中、A、L、R、E、m、R、L、L、およびRは、請求項29で定義されるものと同じである、請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
A−L−E−は、アリール−C2−6アルケニレン、アリール−C2−6アルキニレン、アリール−ヘテロアリーレン−、アリール−C(O)O−、アリール−OC(O)−、アリール−C(O)NR1a−、アリール−NR1aC(O)−、またはヘテロシクリレン−C(O)−ヘテロアリーレン−である、請求項26〜30のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項32】
mは、1または2であり、Rは、(i)シアノもしくはハロであるか、または(ii)1つ以上の置換基Qで置換されていてもよいC1−6アルキルである、請求項26〜31のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項33】
A−L−E−は、アリール−C2−6アルケニレン、アリール−C2−6アルキニレン、アリール−ヘテロアリーレン−、アリール−C(O)O−、アリール−OC(O)−、アリール−C(O)NR1a−、アリール−NR1aC(O)−、またはヘテロシクリレン−C(O)−ヘテロアリーレン−であり、
は、−N(R)CH−、−N(R)−、−O−、−S−、−NRC(O)−、−CHNRC(O)−、−NRC(O)CH−、−NRC(O)−CH=CH−、−NRC(O)−C≡C−、−NRS(O)−、−NRS(O)−、または−NRC(O)NR5a−であり、
は、−R4a−Rである、請求項26〜32のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項34】
式(XV):

の構造を有し、式中、
−L−E−は、アリーレン、ヘテロアリーレン、−C(O)O−、−OC(O)−、−C(O)NR1a−、または−NR1aC(O)−であり、
Aは、アリールまたはヘテロアリールであり、
U、V、およびXは、独立して、CまたはCHであり、
nは、0、1、または2であり、
は、−NRC(O)−または−NRS(O)−である、請求項26に記載の化合物。
【請求項35】
感作活性を有さない、請求項26〜34のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項36】
2、5、または10μMの濃度で、A、B、またはCの作動活性レベルと、A、B、またはCの感作活性レベルを有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項37】
AまたはBの作動活性レベルおよびAまたはBの感作活性レベルを有する、請求項36に記載の化合物。
【請求項38】
表3Aの化合物163〜227からなる群から選択される、請求項36に記載の化合物。
【請求項39】
表2Aの化合物228〜327からなる群から選択される、請求項14に記載の化合物。
【請求項40】
表1Aの化合物1〜162からなる群から選択される、請求項26に記載の化合物。
【請求項41】
請求項1〜40のいずれか1項に記載の化合物と、1つ以上の薬学的に許容される担体とを含む、薬学的組成物。
【請求項42】
さらなる治療剤をさらに含む、請求項41に記載の薬学的組成物。
【請求項43】
グルカゴン様ペプチド−1(GLP−1)受容体の活性を調節する方法であって、請求項1〜40のいずれか1項に記載の化合物の有効量をGLP−1受容体を含有する細胞と接触させる工程を含む、方法。
【請求項44】
対象におけるGLP−1に関連する状態もしくは疾患、またはその1つ以上の症状を治療する方法であって、請求項1〜40のいずれか1項に記載の化合物の有効量を該対象に投与する工程を含む、方法。
【請求項45】
前記状態または疾患が、代謝障害、糖尿病、肥満、高脂血症、心血管疾患、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
対象におけるインスリン分泌を増加させるための方法であって、請求項1〜40のいずれか1項に記載の化合物の有効量を該対象に投与する工程を含む、方法。
【請求項47】
対象における胃運動を減少させるための方法であって、請求項1〜40のいずれか1項に記載の化合物の有効量を該対象に投与する工程を含む、方法。
【請求項48】
対象における胃排出を遅延させるための方法であって、請求項1〜40のいずれか1項に記載の化合物の有効量を該対象に投与する工程を含む、方法。
【請求項49】
対象における血漿グルカゴンレベルを低下させるための方法であって、請求項1〜40のいずれか1項に記載の化合物の有効量を該対象に投与する工程を含む、方法。
【請求項50】
対象における食事グルカゴン分泌を抑制するための方法であって、請求項1〜40のいずれか1項に記載の化合物の有効量を該対象に投与する工程を含む、方法。
【請求項51】
対象の食物摂取を減少させるための方法であって、請求項1〜40のいずれか1項に記載の化合物の有効量を該対象に投与する工程を含む、方法。
【請求項52】
対象の食欲を減少させるための方法であって、請求項1〜40のいずれか1項に記載の化合物の有効量を該対象に投与する工程を含む、方法。
【請求項53】
請求項1〜40のいずれか1項に記載の化合物が、さらなる治療剤と同時投与される、請求項44〜52のいずれか1項に記載の方法。

【公表番号】特表2013−518888(P2013−518888A)
【公表日】平成25年5月23日(2013.5.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−552055(P2012−552055)
【出願日】平成23年2月2日(2011.2.2)
【国際出願番号】PCT/US2011/023482
【国際公開番号】WO2011/097300
【国際公開日】平成23年8月11日(2011.8.11)
【出願人】(512201616)アーガシナ インコーポレイテッド (1)
【Fターム(参考)】