説明

非接触光ICカードシステムおよびその動作方法

【課題】電磁波を放射しない非接触光ICカードシステムを提供する。
【解決手段】ICカード装置1は、リーダライタ装置2からのデータを処理し、新たなデータを生成するコントローラ12と、リーダライタ装置2への光にデータを変調する変調器13と、リーダライタ装置2からの光の一部を反射する反射器14と、リーダライタ装置2からの光の一部を受光する受光器15と、受光器15からの出力信号を平滑する平滑器16と、受光器15からの出力信号からデータを復調する復調器17とを備える。リーダライタ装置2は、上位機器3からのコマンドに基づきデータを生成するコントローラ21と、ICカード装置1への光にデータを変調する変調器22と、ICカード装置1への光を発光させる発光器23と、ICカード装置1からの光を受光する受光器24と、受光器24からの信号からデータを復調する復調器25と、電源26とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、非接触光ICカードシステムおよびその動作方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
非接触ICカードの情報の読み書き方式の従来技術として、国際規格ISO/IEC14443で規定された通信規格等がある。また、日本国内では代表的なものに公共サービスで利用されている住民基本台帳カードや、鉄道改札で利用されている交通系ICカード等がある。このようなシステムでは13.56MHzのHF帯の周波数を利用し、リーダライタから電磁誘導でカードに電力を供給するとともに、リーダライタと情報の授受を行っているため、周囲に強力な電磁波を放射している。よって、非接触ICカード機能を内蔵した携帯電話等の機器や、非接触ICカードと電界通信などの他の通信手段を組み合わせた機器を開発する際には相互の混信や妨害の有無について常に注意を払う必要があり、開発には混信を回避しなければならないという困難を伴っていた。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】”ISO/IEC 14443−1:2008”,[online], International Organization for Standardization, [平成22年10月26日検索]、インターネット<URL:http://www.iso.org/iso/catalogue_detail.htm?csnumber=39693>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、電磁波を放射しない非接触光ICカードシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するために、第1の本発明は、ICカード装置とリーダライタ装置とを備える非接触光ICカードシステムであって、前記リーダライタ装置は、光を発光する発光器と、該光にデータを変調する変調器と、光を受光する受光器と、該光からデータを復調する復調器とを備え、前記ICカード装置は、光を受光する受光する受光器と、光にデータを変調する変調器とを備えることを特徴とする非接触光ICカードシステムをもって解決手段とする。
【0006】
第2の本発明は、ICカード装置とリーダライタ装置とを備える非接触光ICカードシステムの動作方法であって、前記リーダライタ装置の発光器が光を発光し、前記リーダライタ装置の変調器が当該光にデータを変調し、前記ICカード装置の受光器が当該光を受光し、前記ICカード装置の復調器が当該光からデータを復調することを特徴とする非接触光ICカードシステムの動作方法をもって解決手段とする。
【0007】
第3の本発明は、ICカード装置とリーダライタ装置とを備える非接触光ICカードシステムの動作方法であって、前記ICカード装置の反射器が前記リーダライタ装置からの光を反射し、前記ICカード装置の変調器が当該光にデータを変調し、前記リーダライタ装置の受光器が当該光を受光し、前記リーダライタ装置の復調器が当該光からデータを復調することを特徴とする非接触光ICカードシステムの動作方法をもって解決手段とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、電磁波を放射しない非接触光ICカードシステムを提供することができ、電磁波による混信や妨害を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本実施の形態に係る非接触光ICカードシステムの構成図である。
【図2】非接触光ICカードシステムの斜視図である。
【図3】発光器23と受光器24の構造を示す図である。
【図4】変調器13と反射器14と受光器15の断面構造を示す図である。
【図5】非接触光ICカードシステムの動作を示すシーケンス図である。
【図6】1回の光通信の詳細動作を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0011】
図1は、本実施の形態に係る非接触光ICカードシステムの構成図であり、図2は、非接触光ICカードシステムの斜視図である。
【0012】
図1に示すように、非接触光ICカードシステムは、ICカード装置1と、リーダライタ装置2とを備え、リーダライタ装置2は、POS端末や駅の改札ゲート内に設けられた機器である上位機器3に通信回線を介して接続される。
【0013】
図2に示すように、リーダライタ装置2は、改札ゲートなど設けられ、近づいてきたICカード装置1と通信する。
【0014】
図1に戻り、ICカード装置1は、データを記憶するファイルシステム11と、リーダライタ装置2からのデータを処理し、新たなデータを生成するコントローラ12と、リーダライタ装置2への光にデータを変調する変調器13と、リーダライタ装置2からの光の一部を反射する反射器14と、リーダライタ装置2からの光の一部を受光する受光器15と、受光器15からの出力信号を平滑する平滑器16と、受光器15からの出力信号からデータを復調する復調器17とを備える。
【0015】
リーダライタ装置2は、上位機器3からのコマンドに基づきデータを生成するコントローラ21と、ICカード装置1への光にデータを変調する変調器22と、ICカード装置1への光を発光させる発光器23と、ICカード装置1からの光を受光する受光器24と、受光器24からの信号からデータを復調する復調器25と、電源26とを備える。
【0016】
図3は、発光器23と受光器24の構造を示す図である。
【0017】
発光器23は、複数の発光素子231を2次元のアレー状に配置したものである。図3はこれを真横から見たものであり、奥行き方向にさらに発光素子が配列される。これにより、発光器23の指向性を広くでき、光軸をあわせる動作を不要にすることができる。
【0018】
受光器24は、複数の受光素子241を2次元のアレー状に配置したものである。例えば、受光器24は、発光器23からの光を受けない位置に配置される。例えば、各受光素子241は、発光素子231と発光素子231の間に配置される。
【0019】
発光素子231としては発光ダイオード、受光素子241としてはフォトトランジスタが利用可能である。
【0020】
図4は、変調器13と反射器14と受光器15の断面構造を示す図である。
【0021】
変調器13は、液晶シャッタ131を備える。変調器13は、コントローラ12からの制御信号13Sの電圧の高さにより液晶シャッタ131の開度を制御するようになっている。
【0022】
反射器14は、ハーフミラー141を備え、ハーフミラー141は、液晶シャッタ131の背後に配置される。
【0023】
受光器15は、受光パネル151を備え、受光パネル151は、ハーフミラー141の背後に配置される。つまり、液晶シャッタ131、ハーフミラー141および受光パネル151が3層構造を形成する。
【0024】
受光パネル151は、受光量に応じた出力信号15Sを出力するようになっている。
【0025】
平滑器16は、出力信号15Sを平滑し、こうして得た直流分を電源としてコントローラ12に与えるようになっている。つまり、ICカード装置1は、平滑器16から得られる直流分を電源として動作する。
また、復調器17は、出力信号15Sからクロック信号を生成し、コントローラ12に与えるようになっている。また、復調器17は、出力信号15Sからデータを復調し、コントローラ12に与えるようになっている。
【0026】
(非接触光ICカードシステムの動作)
図5は、非接触光ICカードシステムの動作を示すシーケンス図である。
【0027】
まず、リーダライタ装置2からICカード装置1への光にクロック信号を定常的に含ませる方法を説明する。
【0028】
変調器22は一定の電流で定常的に発光器23を発光させる。発光器23は発光量Mで発光する。
【0029】
コントローラ21は変調器22に一定周期のクロック信号を定常的に与える。
【0030】
変調器22は、クロック信号の周期で電流を低下させ、これにより発光器23の発光量を低下させる。発光器23は発光量mで発光する。
【0031】
こうして、ICカード装置1への光にクロック信号が含まれる。
【0032】
次に、リーダライタ装置2からICカード装置1への光にデータを変調する方法を説明する。
【0033】
コントローラ21は、上位機器3からのコマンドに基づき、データを生成しクロック信号に変調する。例えば、コントローラ21は、データが値「0」を呈する期間においては、クロック信号の振幅を維持し、データが値「1」を呈する期間においては、クロック信号の振幅を低下させる。
【0034】
これにより、変調器22からの電流ならびに発光器23の発光量も同様に変化する。
【0035】
発光器23は、データが値「1」を呈する期間においては、発光量nで発光する。
【0036】
こうして、ICカード装置1への光に対し、値「1」のスタートビットから始まるデータがクロック信号に同期して変調される。
【0037】
次に、ICカード装置1からリーダライタ装置2への光にデータを変調する方法を説明する。
【0038】
コントローラ12は、データを生成し、変調器13に与える。
【0039】
変調器13は、クロック信号に同期して、データが値「0」を呈する期間においては液晶シャッタ131の開度を開度Jにし、データが値「1」を呈する期間においては液晶シャッタ131の開度を開度Jより小さい開度Kにする。
【0040】
リーダライタ装置2からのクロック信号で変調された光は、こうして開度を制御された液晶シャッタ131を通過する。
【0041】
液晶シャッタ131を通過した光の一部はハーフミラー141で反射し、液晶シャッタ131を再び通過する。
【0042】
液晶シャッタ131を通過し反射する光の量は、データが値「0」を呈する期間においては多く、データが値「1」を呈する期間においては少なくなる。
【0043】
こうして、リーダライタ装置2への反射光に対し、値「1」のスタートビットから始まるデータがクロック信号に同期して変調される。
【0044】
次に、リーダライタ装置2とICカード装置1の間での光通信の動作を説明する。
【0045】
リーダライタ装置2は、上記の方法で、ICカード装置1への光に対し、断続的にポーリング用のデータを変調し、近づいてきたICカード装置1から応答が送信され、こうして1回目の光通信が実行されつまりセッションが確立する。
【0046】
リーダライタ装置2とICカード装置1は、続いて、例えば、複数回の光通信を実行し、最後の光通信でセッションを開放する。
【0047】
図6は、1回の光通信の詳細動作を示すシーケンス図である。
【0048】
上位機器3は、送信すべきデータを生成し(S1)、データを含んだコマンドをリーダライタ装置2に送信する(S3)。
【0049】
リーダライタ装置2のコントローラ21は、コマンドを受信し、これに基づき、データを生成しクロック信号とともに変調する。これにより変調器22は一定であった電流を、発光器23は一定であった発光量を変化させ(S5)、その後、変調器22は電流を、発光器23は発光量を、クロック信号送出の状態に戻す。
【0050】
つまり、リーダライタ装置2は、クロック信号のみが変調されかつデータが変調されていない光をクロック信号とデータが変調された光に変化させ、ICカード装置1に放射し(S7)、その後、光をクロック信号のみが変調されかつデータが変調されていない状態に戻す。
【0051】
ICカード装置1では、通常、コントローラ12は制御信号13Sを予め定められた液晶シャッタ開放電圧に制御し、これにより、変調器13は、液晶シャッタ131の開度を最大に制御する。
【0052】
リーダライタ装置2からの、データが変調された光は、こうして最大の開度となった液晶シャッタ131を通過する。
【0053】
液晶シャッタ131を通過した光の一部はハーフミラー141を通過する。
【0054】
受光器15の受光パネル151は、ハーフミラー141を通過した光を受光し、受光量に応じた出力信号15Sを出力する。受光パネル151は、出力信号15Sの振幅を、受光量が少ない期間では小さく、受光量が多い期間では大きくする。
【0055】
平滑器16は、出力信号15Sを平滑し、こうして得た直流分を電源としてコントローラ12に与える。
【0056】
一方、復調器17は、出力信号15Sの振幅が最大か否かを内部の比較器にて判定し、比較器の出力をPLLなどの逓倍器で高周波のクロック信号に変換し、コントローラ12に与える。
【0057】
また、復調器17は、出力信号15Sの振幅が最小か否かを内部の別の比較器にて判定し、比較器の出力つまりデータをコントローラ12に与える。
【0058】
コントローラ12は、平滑器16から与えられる直流分を電源として動作し、復調器17からのクロック信号により内部の回路を動作させる。
【0059】
コントローラ12は、データを受信し(S9)、例えば、ファイルシステム11に予め記憶されたプログラムやデータなどを用いて、データを処理し(S11)、処理結果に応じたデータを生成する(S13)。
【0060】
コントローラ12は、出力信号15Sと同周期のクロック信号を変調器13に与えるとともに、クロック信号に同期させて、データを変調器13に与える。
【0061】
変調器13は、最大の開度となっている液晶シャッタ131の開度をデータにより制御する。つまり、変調器13は、データが値「0」を呈する期間においては液晶シャッタ131の開度を大きく(例えば、最大に)し、データが値「1」を呈する期間においては液晶シャッタ131の開度を小さくする(S15)。
【0062】
こうして、液晶シャッタ131を完全には閉じないことで、液晶シャッタ131を通過した光の一部はハーフミラー141を通過する。受光器15の受光パネル151は、ハーフミラー141を通過した光を受光し、出力信号15Sを出力する。平滑器16は、出力信号15Sを平滑し、得た直流分をコントローラ12に与える。また、復調器17は、出力信号15Sの振幅を比較器にて判定し、比較器の出力を高周波のクロック信号に変換し、コントローラ12に与える。よって、コントローラ12は、直流分を電源として動作し、クロック信号により内部の回路を動作させ、クロック信号とデータを変調器13に与えることができる。
【0063】
さて、このときは既に、リーダライタ装置2からの光にはクロック信号のみが変調されかつデータが変調されておらず、光の量はクロック信号に応じて変化を繰り返している。光は、開度を制御された液晶シャッタ131を通過する。
【0064】
液晶シャッタ131を通過した光の一部はハーフミラー141で反射し、液晶シャッタ131を再び通過する。
【0065】
ICカード装置1からのデータの送出は、リーダライタ装置2から送られてくるクロック信号に同期して液晶シャッタ131の開度を変化することにより行う。
【0066】
液晶シャッタ131を通過する光の量は、データが値「0」を呈する期間においては多く、データが値「1」を呈する期間においては少なくなる。
【0067】
つまり、ICカード装置1は、データが変調された光をリーダライタ装置2に放射する(S17)。
【0068】
リーダライタ装置2では、受光器24がリーダライタ装置2からの光を受光し、受光量に応じた信号を出力する。受光器24は、信号の振幅を、受光量が少ない期間では小さく、受光量が多い期間では大きくする。例えば、発光器23からの光を受けない位置に配置され、こうして、リーダライタ装置2からの光に対し、発光器23からの光が混在するのを防止することができる。
【0069】
復調器25は、クロック信号の存在期間の信号の振幅を内部の比較器にて判定し、比較器の出力つまりデータをコントローラ21に与える(S19)。
【0070】
コントローラ21は、データを含んだ応答を上位機器3に送信する(S21)。
【0071】
以上の動作が、データの内容に差異はあれども、各回の光通信にて実行される。
【0072】
以上のように、本実施の形態に係る非接触光ICカードシステムよれば、ICカード装置1とリーダライタ装置2とを備え、リーダライタ装置2は、光を発光する発光器23と、該光にデータを変調する変調器22と、光を受光する受光器24と、該光からデータを復調する復調器25とを備え、ICカード装置1は、光を受光する受光する受光器15と、該光からデータを復調する復調器17と、光にデータを変調する変調器13とを備えることで、光による通信が行え、よって、UHF帯以下の電波や電界を利用した他の通信手段も持つ通信機器や情報処理機器に混信や妨害などの悪影響を与えない非接触ICカード機能を搭載した機器を実現することができる。
【0073】
また、ICカード装置1は、受光器15の出力信号を平滑する平滑器16を備え、平滑器16から得られる直流分を電源として動作するので、バッテリーなどの電源を不要にすることができる。
【0074】
また、ICカード装置1は、光を反射する反射器14を備え、変調器13は、反射器14で反射した光にデータを変調するので、ICカード装置1において発光器を不要とすることができる。
【0075】
また、変調器13は、反射器14で反射した光を通過させる液晶シャッタ131を備え、液晶シャッタ131の開度をデータに応じて変化させるので、光にデータを変調することができる。
【0076】
また、反射器14は、ハーフミラー141を備え、変調器13は、ハーフミラー141で反射した光にデータを変調するので、ICカード装置1において発光器を不要とすることができる。
【0077】
また、ICカード装置1の受光器15は、ハーフミラー141を通過した光を受光するので、ICカード装置1において発光器を不要にでき、かつ、リーダライタ装置2からの光を受光することができる。
【0078】
また、リーダライタ装置2の受光器24は、発光器23の光を受けない位置に配置されているので、リーダライタ装置からの光に対し、発光器23からの光が混在するのを防止でき、よって、受光器24により受光された光からデータを復調することができる。
【符号の説明】
【0079】
1…ICカード装置
2…リーダライタ装置
3…上位機器
11…ファイルシステム
12、21…コントローラ
13、22…変調器
14…反射器
15、24…受光器
16…平滑器
17、25…復調器
23…発光器
26…電源
131…液晶シャッタ
141…ハーフミラー
151…受光パネル
231…発光素子
241…受光素子

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ICカード装置とリーダライタ装置とを備える非接触光ICカードシステムであって、
前記リーダライタ装置は、光を発光する発光器と、該光にデータを変調する変調器と、光を受光する受光器と、該光からデータを復調する復調器とを備え、
前記ICカード装置は、光を受光する受光器と、該光からデータを復調する復調器と、光にデータを変調する変調器とを備える
ことを特徴とする非接触光ICカードシステム。
【請求項2】
前記ICカード装置は、前記ICカード装置の受光器の出力信号を平滑する平滑器を備え、前記平滑器から得られる直流分を電源として動作する
ことを特徴とする請求項1記載の非接触光ICカードシステム。
【請求項3】
前記ICカード装置は、光を反射する反射器を備え、
前記ICカード装置の変調器は、前記反射器で反射した光にデータを変調する
ことを特徴とする請求項1または2記載の非接触光ICカードシステム。
【請求項4】
前記ICカード装置の変調器は、前記反射器で反射した光を通過させる液晶シャッタを備え、当該液晶シャッタの開度をデータに応じて変化させる
ことを特徴とする請求項3記載の非接触光ICカードシステム。
【請求項5】
前記反射器は、ハーフミラーを備え、
前記ICカード装置の変調器は、前記ハーフミラーで反射した光にデータを変調する
ことを特徴とする請求項3記載の非接触光ICカードシステム。
【請求項6】
前記ICカード装置は、ハーフミラーを備え、
前記ICカード装置の受光器は、前記ハーフミラーを通過した光を受光する
ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の非接触光ICカードシステム。
【請求項7】
前記リーダライタ装置の受光器は、前記リーダライタ装置の発光器の光を受けない位置に配置されている
ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の非接触光ICカードシステム。
【請求項8】
ICカード装置とリーダライタ装置とを備える非接触光ICカードシステムの動作方法であって、
前記リーダライタ装置の発光器が光を発光し、前記リーダライタ装置の変調器が当該光にデータを変調し、
前記ICカード装置の受光器が当該光を受光し、前記ICカード装置の復調器が当該光からデータを復調する
ことを特徴とする非接触光ICカードシステムの動作方法。
【請求項9】
ICカード装置とリーダライタ装置とを備える非接触光ICカードシステムの動作方法であって、
前記ICカード装置の反射器が前記リーダライタ装置からの光を反射し、前記ICカード装置の変調器が当該光にデータを変調し、
前記リーダライタ装置の受光器が当該光を受光し、前記リーダライタ装置の復調器が当該光からデータを復調する
ことを特徴とする非接触光ICカードシステムの動作方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2012−113529(P2012−113529A)
【公開日】平成24年6月14日(2012.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−262262(P2010−262262)
【出願日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【出願人】(000004226)日本電信電話株式会社 (13,992)
【Fターム(参考)】