説明

非接触ICカード製造機の重ね合せ装置

【課題】 上紙用印刷部と下紙用印刷部とインレットとの位置合わせを簡単に行えると共に、作業中に位置合せを再度行う必要がなく、しかも、連続基材シートの給走速度に対応した速度でインレットを供給できる重ね合せ装置を提供する。
【解決手段】 インレットの幅方向長さの2倍の幅方向長さを有しかつその一方の面に1対の印刷部が幅方向および長さ方向に所定の間隔だけ離間して整列するように印刷された連続基材シートの他方の面にホットメルトを塗布するホットメルト塗工装置と、連続基材シートのホットメルト塗布面の幅方向一端側の印刷部に対応した位置にインレットを供給するインレット供給装置と、連続基材シートの幅方向他端側のホットメルト塗布面が幅方向一端側のホットメルト塗布面に接合してインレットをその間に挟持するように連続基材シートを幅方向長さの中間位置で幅方向へ折り畳むための縦折り装置とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、非接触ICチップとアンテナコイルとからなる非接触ICモジュールを用いた非接触式のICカードまたはICタグ(以下、これらを「非接触ICカード」と総称する。)を製造するための機械装置、特に、非接触ICモジュールを基材シート間に挟持させるための重ね合せ装置に関する。
【0002】
本説明において、特に限定しない限り、「長さ方向」または「長さ」なる用語は、連続して走行される連続基材シートの走行方向またはその方向における長さを指し、「幅方向」または「幅」なる用語は、連続基材シートの走行方向に直交する方向またはその方向おける長さを指す。
【背景技術】
【0003】
これまでの非接触ICカード製造機では、所定の間隔で下紙用印刷部を印刷された下紙用連続基材シートを走行させ、下紙用連続基材シートの印刷面に対向する面にホットメルトを塗布し、非接触ICチップとアンテナコイルを有する合成樹脂製フィルム基板からなる総体的に方形のインレットをそのホットメルト塗布面上の下紙用印刷部に対応した位置に載置する一方、所定の間隔で上紙用印刷部を印刷された上紙用連続基材シートを走行させ、上紙用連続基材シートの印刷面に対向する面にホットメルトを塗布し、上紙用印刷部が下紙用印刷部に対応した位置となるように上紙用連続基材シートを下紙用連続基材シートと重ね合わすことにより、インレットを基材シート間に挟持させている。
【0004】
上紙用連続基材シートと下紙用連続基材シートにおける上紙用印刷部と下紙用印刷部は同一の離間間隔で長さ方向に印刷されている。しかしながら、連続基材シートの保存環境の違いや走行時におけるテンションの違い等により、極微小ではあるが両印刷部間の離間間隔にズレが発生するため、作業中に、再度、位置合せ作業を行わなければならなかった。このような両連続基材シートにおける印刷部間の離間間隔のズレを解消するために、上紙用連続基材シートを下紙用連続基材シートに重ね合わせる直前に、上紙用連続基材シートを上紙用印刷部を単位として切断することにより、両印刷部間の離間間隔の関係を断って重ね合わせる方法が取られている。
【0005】
このため、下紙用連続基材シートと上紙用連続基材シートへの印刷は、それぞれ別の工程で行わなければならず、また、連続基材シートの供給装置やホットメルト塗工装置を各連続基材シート毎にそれぞれ用意する必要があった。
【0006】
また、インレットを連続基材シートに付着させる装置は、ストッカに貯蔵されたインレットを上下のベルトコンベアで挟み込んで移動させ、連続基材シートに載置した後、一対のロール間を通過させることで付着させている。このため、連続基材シートに載置されたインレットは必ずしも固定された状態で保持されたものではなく、一対のロール間を通過させたときにインレットの位置ズレを生じる虞を有する。これに加え、インレットの供給速度を速めようとすると、連続基材シートに載置されたときの状態が不安定となってインレットの位置ズレを生じる可能性が高くなってしまうため、インレットの供給可能な速度は連続基材シートの走行速度に比べ相対的に低いものであった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従って、本発明の目的は、上紙用印刷部と下紙用印刷部とインレットとの位置合わせを簡単に行うことができると共に、作業中に位置合せを再度行う必要のない非接触ICカード製造機の重ね合せ装置を提供することにある。また、本発明の別の目的は、連続基材シートの給走速度に対応した速度でインレットを供給できる非接触ICカード製造機の重ね合せ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明による非接触ICカード製造機の重ね合せ装置は、インレットの幅方向長さの少なくとも2倍の幅方向長さを有しかつその一方の面に上紙用印刷部と下紙用印刷部とからなる少なくとも1対の印刷部が幅方向に相互に所定の間隔だけ離間して整列しかつ各対の印刷部の各々が長さ方向に相互に所定の間隔だけ離間して整列するように印刷された連続基材シートの他方の面にホットメルトを塗布するためのホットメルト塗工装置と、連続基材シートのホットメルト塗布面の幅方向一端側の上紙用または下紙用印刷部に対応した位置にインレットを供給するためのインレット供給装置と、連続基材シートの幅方向他端側のホットメルト塗布面が連続基材シートの幅方向一端側のホットメルト塗布面に接合してインレットをその間に挟持するように連続基材シートを幅方向長さの中間位置で幅方向へ折り畳むための縦折り装置とを有する。
【0009】
本発明による非接触ICカード製造機の重ね合せ装置はまた、連続基材シートとしてタック紙を使用することもできる。この場合、前述の重ね合せ装置において用いられているホットメルト塗工装置の代わりに、連続基材シートからセパレータを剥ぎ取るためのセパレータ巻取装置が用いられる。
【0010】
また、本発明による非接触ICカード製造機の重ね合せ装置は、インレットの幅方向長さの少なくとも4倍の幅方向長さを有する連続基材シートを用い、この連続基材シートに2対の印刷部を印刷し、縦折り装置によって各対における印刷部間においてそれぞれ連続基材シートを折り畳むようにも構成できる。
【0011】
さらに、本発明による非接触ICカード製造機の重ね合せ装置に用いられるインレット供給装置は、インレットを重ねて保持するためのインレットストッカと、その周面上を連続基材シートが走行する受け胴と、インレットストッカに収納されたインレットを受け胴上を走行する連続基材シートに載置するためのバキュームロールとから構成することもできる。バキュームロールは、インレットの長さに対応して相互に離間してバキュームロールの周面に配設される少なくとも1つのバキューム口を備え、かつ、バキューム口がインレットストッカの底部に設けられた取出し口に対応する位置から受け胴に隣接する位置までの領域に位置するときにバキューム口を介してインレットをバキュームロールの周面に吸着するように構成される。
【0012】
ここにおいて、連続基材シートへの印刷は、別工程で予め印刷しても、一連の流れとしてホットメルトを塗布する前、或いは、セパレータを剥ぎ取る前に印刷してもよい。また、重ね合わせた連続基材シート(インレットをその内部に挟持している。)の所要のカードまたはタグ形態への打抜き加工を別工程で行っても、一連の流れとして行ってもよい。
【発明の効果】
【0013】
1枚の連続基材シートを幅方向に折り畳むことにより、1枚の連続基材シートに幅方向へ整列して印刷された上紙用印刷部と下紙用印刷部とが重なり合うため、連続基材シートの長さ方向における上紙用印刷部と下紙用印刷部との位置関係は常に合致する。それ故、上紙用印刷部と下紙用印刷部の幅方向における位置関係、すなわち、縦折り装置による折り位置が調整されると、その後の上紙用印刷部と下紙用印刷部との位置関係にズレが生じる虞はなく、印刷作業中に位置調整を行う必要はない。このため、製造に必要な位置調整は、連続基材シートの折り位置の調整とインレットの載置位置の調整のみであり、簡単に位置調整を行うことができる。
【0014】
一方、インレットがインレットの長さに対応して離間されバキューム口によってバキュームロールの周面に確実に保持されて連続基材シートに載置されるため、インレットの供給速度はバキュームロールの回転速度に依存しており、そのため、例え連続基材シートの走行速度を上げたとしても、それに対応した速度でインレットを確実に供給することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
図1は、本発明における非接触ICカード製造機により製造される非接触ICカード1を示す図である。非接触ICカード1は、周知の非接触ICカードと同様に、非接触ICチップおよびアンテナコイルを装着された合成樹脂製フィルム基板からなるインレット2と、インレット2の両面に付着される上紙用および下紙用基材シート3および4とから構成される。上紙用および下紙用基材シート3および4の外面には、作成される非接触ICカードに応じた文字や模様や絵等の上紙用および下紙用印刷部5および6がそれぞれ設けられている。上紙用および下紙用基材シート3および4は、インレット2にそれぞれ付着すると共に、非接触ICチップやアンテナコイルが水等によって電気的に短絡したり、腐食したりするのを防止するために、インレット2の外側において相互に直接付着する。
【0016】
本発明で用いられる連続基材シート10は、図2に示すように、インレット2の幅Wiの少なくとも2倍の幅Wsを有しており、その一面には、上紙用および下紙用印刷部5および6が幅方向に所定の間隔Swで相互に離間して整列すると共に、上側および下側印刷部5および6がそれぞれ長さ方向に所定の間隔Slで相互に離間して整列するように印刷されている。連続基材シート10には、上述した上側および下紙用印刷部5および6のほかに、上紙用および下紙用印刷部5および6の位置をセンサ(図示なし)で読み取るための位置決めマーカ(図示なし)を印刷するのが好ましい。
【実施例1】
【0017】
図3および4は、本発明の実施例1による非接触ICカード製造機の重ね合せ装置を模式的に示す図で、その一面に上紙用および下紙用印刷部5および6を印刷された連続基材シート10の印刷面に対向する面にホットメルトを塗布するためのホットメルト塗工装置20と、インレット2を所定の間隔で供給して連続基材シート10の上紙用または下紙用印刷部5または6に対応した位置に付着させるためのインレット供給装置30と、連続基材シート10の下紙用または上紙用印刷部6または5が連続基材シート10に付着されたインレット2に対応した位置に重ね合わされるように連続基材シート10を幅方向中間位置で縦折りするための縦折り装置40とを備える。
【0018】
ホットメルト塗工装置20は、慣用のホットメルト塗工装置であり、連続基材シート10の印刷面に対向する面全体にホットメルトを塗布するのが好ましい。
【0019】
インレット供給装置30は、図5により詳細に示すように、インレット2を重ねて保持するためのインレットストッカ31と、連続基材シート10がその周面上を走行する受け胴32と、インレットストッカ31に収納されたインレット2を受け胴32上を走行する連続基材シート10に載置するためのバキュームロール33とから構成される。バキュームロール33は、バキュームロール33の周面に配設された少なくとも1つのバキューム口(図示の場合、2つのバキューム口34、35)を備えている。バキューム口34、35はそれぞれ、その内部に設けられたバキューム溝36を介して空気吸引機(図示なし)に接続される。バキューム溝36は、バキューム口34、35の各々がインレットストッカ31の底部に設けられた取出し口37に対応する位置から受け胴32に隣接する位置までの領域に位置する間、バキューム口34、35を介してインレット2の先端部を吸引し、バキュームロール33の周面にインレット2を吸着させるように設けられる。このとき、インレット2の後側部分は、バキュームロール33が回転することによりバキュームロール33の周面に巻き付けられて固定される。
【0020】
縦折り装置40は、対となる上紙用および下紙用印刷部5および6がインレット2を挟持して上下に対応した位置で重なり合うように、両印刷部5および6間で連続基材シート10を縦折りする。
【0021】
上述の如く構成される本発明の重ね合せ装置における重ね合せは次のようにして行われる。上紙用および下紙用印刷部5および6を印刷された連続基材シート10は、ホットメルト塗工装置20により、印刷面に対向する面にホットメルトを塗布された後、インレット供給装置30によりホットメルト塗布面上の上紙用または下紙用印刷部5または6に対応した位置にインレット2を付着される。インレット2を付着された連続基材シート10は、縦折り装置40により、上紙用および下紙用印刷部5および6が相互に対応した位置で重なり合うように、上紙用および下紙用印刷部5および6間で幅方向に折られる。かくして、上紙用印刷部5を有する連続基材シート10の部分と下紙用印刷部6を有する連続基材シート10の部分との間にインレット2を挟持した重ね合せが行われる。
【実施例2】
【0022】
図6は、本発明の実施例2による非接触ICカード製造機の重ね合せ装置を模式的に示す図3と同様な図で、連続基材シート10にタック紙を使用することと、ホットメルト塗工装置20の代わりにセパレータ巻取装置50を使用することを除き、実施例1と同様に構成される。上紙用および下紙用印刷部5および6は、連続基材シート10のセパレータ付着面に対向する面に印刷される。セパレータ巻取装置50は、タック紙である連続基材シート10からセパレータ11を剥ぎ取ることにより粘着面を露呈させ、上述したホットメルトが行った連続基材シート10へのインレット2の付着並びに重ね合せ時の連続基材シート10自体の付着を行わせることができる。
【実施例3】
【0023】
図7は、本発明の実施例2による非接触ICカード製造機の重ね合せ装置を模式的に示す図4と同様な図で、連続基材シート10はインレット2の幅の少なくと4倍の幅を有しており、連続基材シート10の一面には2組の上紙用および下紙用印刷部5Aおよび6A、5Bおよび6Bが幅方向に整列するように印刷される。
【0024】
前述の実施例におけるのと同様に、本実施例の重ね合せ装置もまたホットメルト塗工装置20またはセパレータ巻取装置50(図示の場合、ホットメルト塗工装置20)を備えており、連続基材シート10の印刷面に対向する面にホットメルトを塗布するか或いはセパレータを剥ぎ取ることにより、付着力を具備させる。本実施例におけるインレット供給装置30はインレット2を2列で供給できるように構成され、上紙用および下紙用印刷部5Aおよび6Aと上紙用および下紙用印刷部5Bおよび6Bのうちの内方側に位置する2つの印刷部(図示の場合、下紙用印刷部6Aおよび6B)に対応する位置にインレット2をそれぞれ付着させる。
【0025】
本実施例における縦折り装置40は、各組の印刷部間、すなわち、上紙用および下紙用印刷部5Aおよび6A間と上紙用および下紙用印刷部5Bおよび6B間の位置で連続基材シート10をそれぞれ縦折りするように構成される。ここにおいて、2組の印刷部の幅方向における順序は、各組の2つの印刷部がそれぞれ隣接しさえすれば、どのような配列であってもよいことは当業者にとって容易に理解されよう。
【0026】
上述の説明において、連続基材シート10への印刷部等を印刷するための印刷装置や、折り重ねられた連続基材シート10から所定のカード形状を打ち抜くための型抜き装置について触れていないが、これらについては、一連の工程として組み込んでも、別工程として行ってもよいことは明らかである。
【産業上の利用可能性】
【0027】
本発明は、カード製造においてトレーディングカードなどを封入する際にも利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の重ね合せ装置を用いた非接触ICカード製造機により作成される非接触ICカードを説明するための図である。
【図2】本発明において用いられる連続基材シートを説明するための図である。
【図3】本発明の実施例1による非接触ICカード製造機の重ね合せ装置を示す模式的な図である。
【図4】図3に示す重ね合せ装置を平面的に示す図である。
【図5】本発明の重ね合せ装置に用いられるインレット供給装置を示す図である。
【図6】本発明の実施例2による非接触ICカード製造機の重ね合せ装置を示す図3と同様な図である。
【図7】本発明の実施例3による非接触ICカード製造機の重ね合せ装置を示す図4と同様な図である。
【符号の説明】
【0029】
1 非接触ICカード 2 インレット
3 上紙用基材シート 4 下紙用基材シート
5、5A、5B 上紙用印刷部
6、6A、6B 下紙用印刷部
10 連続基材シート 11 セパレータ
20 ホットメルト塗工装置
30 インレット供給装置
31 インレットストッカ 32 受け胴
33 バキュームロール 34、35 バキューム口
36 バキューム溝 37 取出し口
40 縦折り装置
50 セパレータ巻取装置
Sl 印刷部の長さ方向の間隔
Sw 印刷部の幅方向の間隔
Wi インレットの幅
Ws 連続基材シートの幅

【特許請求の範囲】
【請求項1】
インレットの幅方向長さの少なくとも2倍の幅方向長さを有しかつその一方の面に上紙用印刷部と下紙用印刷部とからなる少なくとも1対の印刷部が幅方向に相互に所定の間隔だけ離間して整列しかつ各対の印刷部の各々が長さ方向に相互に所定の間隔だけ離間して整列するように印刷された連続基材シートの他方の面にホットメルトを塗布するためのホットメルト塗工装置と、
連続基材シートのホットメルト塗布面の幅方向一端側の上紙用または下紙用印刷部に対応した位置にインレットを供給するためのインレット供給装置と、
連続基材シートの幅方向他端側のホットメルト塗布面が連続基材シートの幅方向一端側のホットメルト塗布面に接合してインレットをその間に挟持するように連続基材シートを幅方向長さの中間位置で幅方向へ折り畳むための縦折り装置と
を有する、非接触ICカード製造機の重ね合せ装置。
【請求項2】
タック紙からなり、インレットの幅方向長さの少なくとも2倍の幅方向長さを有しかつそのセパレータ付着面に対向する面に上紙用印刷部と下紙用印刷部とからなる少なくとも1対の印刷部が幅方向に相互に所定の間隔だけ離間して整列しかつ各対の印刷部の各々が長さ方向に相互に所定の間隔だけ離間して整列するように印刷された連続基材シートからセパレータを剥離して巻き取るためのセパレータ巻取装置と、
連続基材シートのセパレータ剥離面の幅方向一端側の上紙用または下紙用印刷部に対応した位置にインレットを供給するためのインレット供給装置と、
連続基材シートの幅方向他端側のセパレータ剥離面が連続基材シートの幅方向一端側のセパレータ剥離面に接合してインレットをその間に挟持するように連続基材シートを幅方向長さの中間位置で幅方向へ折り畳むための縦折り装置と
を有する、非接触ICカード製造機の重ね合せ装置。
【請求項3】
前記連続基材シートはインレットの幅方向長さの少なくとも4倍の幅方向長さを有し、当該連続基材シートには2対の印刷部が印刷されており、前記縦折り装置は各対における印刷部間においてそれぞれ連続基材シートを折り畳む、請求項1または2に記載の非接触ICカード製造機の重ね合せ装置。
【請求項4】
前記インレット供給装置は、インレットを重ねて保持するためのインレットストッカと、その周面上を連続基材シートが走行する受け胴と、インレットストッカに収納されたインレットを受け胴上を走行する連続基材シートに載置するためのバキュームロールとから構成され、前記バキュームロールは、インレットの長さに対応して相互に離間してバキュームロールの周面に配設される少なくとも1つのバキューム口を備え、かつ、バキューム口がインレットストッカの底部に設けられた取出し口に対応する位置から受け胴に隣接する位置までの領域に位置するときにバキューム口を介してインレットをバキュームロールの周面に吸着するように構成される、請求項1、2または3に記載の非接触ICカード製造機の重ね合せ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−302040(P2006−302040A)
【公開日】平成18年11月2日(2006.11.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−124003(P2005−124003)
【出願日】平成17年4月21日(2005.4.21)
【出願人】(392032410)株式会社太陽機械製作所 (3)
【Fターム(参考)】