面照明装置
【課題】本発明は、点光源の数を減らし輝度ムラを抑制した面照明装置を提供する。
【解決手段】面照明装置は、点光源が配置された基板と、筐体と、平面状の第1の光学部材と、第1の光学部材と基板との間に設置された平面状の第2の光学部材と、を備える。さらに、基板および筐体の少なくともいずれかに固定され、点光源と第2の光学部材の間に第1の間隙を介在させて第2の光学部材を支持する支持部と、第1の光学部材と第2の光学部材との間に第2の間隙を介在させて第1の光学部材を支持する先端部と、を有する支持部材を備える。支持部材は、第2の光学部材に設けられた開口に挿入され、先端部と支持部との間に第2の光学部材を挟持する。さらに、第1の間隙において、点光源から放射された光を反射する側面と、点光源から放射された光に対して透明な先端部と、先端部を透過して第2の光学部材の開口に入射した光を反射する反射面と、を有する。
【解決手段】面照明装置は、点光源が配置された基板と、筐体と、平面状の第1の光学部材と、第1の光学部材と基板との間に設置された平面状の第2の光学部材と、を備える。さらに、基板および筐体の少なくともいずれかに固定され、点光源と第2の光学部材の間に第1の間隙を介在させて第2の光学部材を支持する支持部と、第1の光学部材と第2の光学部材との間に第2の間隙を介在させて第1の光学部材を支持する先端部と、を有する支持部材を備える。支持部材は、第2の光学部材に設けられた開口に挿入され、先端部と支持部との間に第2の光学部材を挟持する。さらに、第1の間隙において、点光源から放射された光を反射する側面と、点光源から放射された光に対して透明な先端部と、先端部を透過して第2の光学部材の開口に入射した光を反射する反射面と、を有する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、面照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
液晶表示装置に用いられるバックライト装置などの面照明装置では、光源として発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)が用いられることが多くなっている。例えば、発光面の直下に複数のLEDを離散させて配置する直下方式の面照明装置は、光の利用効率が高く、LEDの熱を周囲に分散することが容易であり放熱性に優れている。さらに、発光面内に区画した領域毎に発光制御を行うことが容易であり、表示装置の高画質化や低消費電力化に適している。
【0003】
一方、表示装置の市場トレンドとして、例えば、大画面化および薄型化が強く求められている。これに対し、LEDのような点光源を用いる直下方式の照明装置では、発光面の輝度ムラを無くすために、発光面と光源との間に間隙を設ける必要がある。そして、薄膜化のためにその間隙を狭くすれば、輝度ムラを抑えるために、点光源の配置間隔も狭くする必要がある。結果として、大画面化の傾向と相俟って、発光面の直下に配置されるLEDの数が増加しコストが増大する問題があった。そこで、例えば、特許文献1には、LEDと発光面との間に透光性の光拡散板を配置し、輝度ムラを抑制する技術が提案されている。
【0004】
さらに、大画面の表示装置に用いる面照明装置では、発光面を構成する光学シートや光拡散板の撓みが問題となる場合がある。発光面と点光源との間における間隙の幅の変化が輝度ムラを生じさせるからである。これに対応するには、光学シートや光拡散板を支持する部材を、発光面内に配置することが有効である。
【0005】
しかしながら、発光面内に配置された支持部材は光を反射し、かえって輝度ムラを発生させてしまうことがある。そこで、点光源の数を減らし、支持部材の影響をなくして輝度ムラを抑制した面照明装置を実現する技術が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2004−125980号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、点光源の数を減らし輝度ムラを抑制した面照明装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一実施形態に係る面発光装置は、点光源が配置された基板と、前記基板を内面に固定した筐体と、前記点光源から放射された光の光路上に、前記光の伝播方向に交差して配置された平面状の第1の光学部材と、前記第1の光学部材と前記基板との間に設置された平面状の第2の光学部材と、を備える。前記基板の主面内において、前記基板および前記筐体の少なくともいずれかに固定され、前記点光源と前記第2の光学部材の間に第1の間隙を介在させて前記第2の光学部材を支持する支持部と、前記第1の光学部材と前記第2の光学部材との間に第2の間隙を介在させて前記第1の光学部材を支持する先端部と、を有する支持部材をさらに備える。前記支持部材は、前記第2の光学部材に設けられた開口に挿入され、前記先端部と前記支持部との間に前記第2の光学部材を挟持し、前記第1の間隙において、前記点光源から放射された光を反射する側面と、前記点光源から放射された光に対して透明な前記先端部と、前記先端部を透過して前記第2の光学部材の開口に入射した光を反射する反射面と、を有したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、点光源の数を減らし輝度ムラを抑制した面照明装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】一実施形態に係る面照明装置における点光源の配置を模式的に示す平面図である。
【図2】一実施形態に係る面照明装置の断面を示す模式図である。
【図3】第1の実施形態に係る支持部材の構造を模式的に示す断面図である。
【図4】第1の実施形態の変形例に係る支持部材の構造を模式的に示す断面図である。
【図5】第1の実施形態の変形例に係る支持部材を模式的に示す斜視図である。
【図6】第1の実施形態の別の変形例に係る支持部材の構造を模式的に示す断面図である。
【図7】第1の実施形態の別の変形例に係る支持部材の構造を模式的に示す断面図である。
【図8】第1の実施形態の別の変形例に係る支持部材の構造を模式的に示す断面図である。
【図9】第2の実施形態に係る支持部材の構造を模式的に示す断面図である。
【図10】第3の実施形態係る支持部材の構造を模式的に示す断面図である。
【図11】第3の実施形態の変形例に係る支持部材の構造を模式的に示す断面図である。
【図12】第4の実施形態に係る面照明装置の断面を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態では、図面中の同一部分には同一番号を付してその詳しい説明は適宜省略し、異なる部分について適宜説明する。
【0012】
図1は、本実施形態に係る面照明装置100における点光源4の配置を模式的に示す平面図である。面照明装置100は、例えば、バックライト装置であり、図1に示すように、筐体2の内面に固定された基板3に複数の点光源4が配置されている。
【0013】
点光源4には、例えば、白色光を放射する白色LEDを用いることができる。
点光源4は、輝度ムラを生じさせないように、基板3の主面13の上に一定の規則性を持たせて配置される。例えば、図1に示すように格子状に配置しても良いし、縦または横の列を交互にずらした千鳥状の配置であっても良い。
【0014】
基板3には、主面13に配置した点光源4に電力を供給する配線が設けられたプリント配線板を用いることができる。そして、映像情報にあわせて点光源毎に点灯制御が可能な配線を設けることができる。
【0015】
点光源4が配置された基板3の表面には、点光源4から放射された光を反射するための反射面25が形成される(図2参照)。例えば、白色のソルダーレジストがスクリーン印刷されても良いし、白色インキを塗布しても良い。また、銀またはアルミ等がコートされたPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムを貼り付けることもできる。
【0016】
図2は、面照明装置100のII−II断面を示す模式図である。
面照明装置100は、図2中に示すX方向の厚さを薄くして薄型化を図るために、点光源4と光学シート(拡散板5)との間を2つの空間に仕切る導光板7を備えている。さらに、点光源4からの放射光が出射する導光板7の主面7aに遮光パターン(図示しない)を設けることにより、拡散板5の主面である発光面9の明るさを均一化することができる。これにより、例えば、厚さ20mmの面照明装置を、約10mmに薄型化することが可能となる。
以下、図2を参照して、面照明装置100を詳細に説明する。
【0017】
基板3は筐体2の底面に固定される。筐体2は、点光源4から放射された光が伝播するX方向に開口を有している。そして、平面状の第1の光学部材である拡散板5が、その開口を塞ぐ位置に配置されている。
拡散板5は、点光源4から放射される光の光路上に、光の伝播方向であるX方向に交差して配置される。
【0018】
さらに、第2の光学部材である導光板7が、拡散板5と基板3との間に配置されている。
例えば、拡散板5および導光板7は、基板3の中央に取り付けられた支持部材10により支持される。支持部材10は、点光源4と導光板7との間に間隙15を介在させ、導光板7と拡散板5との間に間隙16を介在させる。
【0019】
支持部材10は、基板3の主面13の内側に配置され、拡散板5および導光板7の撓みを防止する。支持部材10は、図2に示すように主面13の中心に配置されても良いし、複数の支持部材10を配置し、拡散板5および導光板7を主面13の内側で均等に支持する構成としても良い。
【0020】
点光源4から放射された光は、導光板7により伝播方向が変えられ、拡散板5により放射方向が広げられる。さらに、点光源4と導光板7との間に設けられた間隙15、および、導光板7と拡散板5との間に設けられた間隙16の、それぞれの内面における光の多重反射の効果が加わる。これにより、点光源4から放射された光は、発光面9から均等に放出され、輝度ムラを低減することができる。
【0021】
導光板7および拡散板5には、アクリル樹脂、PC(ポリカーボネート)、PMMA(polymenthyl methacrylate)等の乳白・略透明色の樹脂を用いることができる。そして、導光板7および拡散板5の表面に、光の一部を反射、散乱、屈折させるパターンを設けていても良い。さらに、導光板7および拡散板5の材料に散乱材を混合することもできる。
導光板7の厚さは、例えば、0.5〜1.0mm、拡散板5の厚さは、例えば、1.0〜2.0mmとすることができる。
【0022】
導光板7には、点光源4に対向する部分の遮光率を高くし、点光源から遠ざかるほど遮光率が低下する遮光パターン(図示しない)を設けることができる。そして、遮光パターンは、導光板7の出射側の主面7aに設けられ、点光源4の直上部の明るさを抑えて放射光を周辺に分散させる。
遮光パターンは、例えば、白色ドット印刷・凹凸加工などを施すことにより形成できる。また、遮光パターンを形成したフィルムを表面に貼り付けても良い。
【0023】
一方、基板3は、支持部材10および固定ピン18により筐体2の底面に固定されている。例えば、図2に示すように、先端に係合爪の付いた係合ピン37を、基板3および筐体2に連通して設けられた開口21および22に挿入し、筐体2の表面2bに係合させることにより固定することができる。
【0024】
導光板7は、支持部材10と、基板3からX方向へ突出した固定ピン18の頭部により支持され、基板3と導光板7との間の間隙15は、一定の間隔に保たれる。
さらに、拡散板5は、支持部材10のX方向の先端と、筐体2のサイドフレーム24とによって保持されている。
【0025】
筐体2は、例えば、SECC(電気亜鉛メッキ鋼板),SPCC(冷間圧延鋼板),Al(アルミ)等の金属部材を用いることができる。熱的な問題がなく軽量化が必要な場合には、PC、ABS樹脂、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PS(ポリスチレン)などの樹脂材料を用いてもよい。
【0026】
面照明装置100を、例えば、液晶TVやPCモニターなど光源として使用する場合には、発光面9は、LCD(Liquid Crystal Display)のガラス板で押圧される。したがって、例えば、拡散板5を含む光学シートは、支持部材10およびサイドフレーム24と、ガラス板と、の間に挟持されるので、撓みや湾曲を生じることがない。
【0027】
さらに、液晶TVやPCのモニターなどの大半は、ユーザが視聴し易いように画面を立てた状態で設置される。このような場合にも、支持部材10を用いることにより、導光板7および拡散板5の変形を抑制することができる。そして、間隙16および間隙17の間隔が一定に保持され、輝度ムラの発生を防ぐことができる。
【0028】
(第1の実施形態)
図3は、第1の実施形態に係る支持部材10の構造を模式的に示す断面図であり、図2に示すAの部分を拡大したものである。以下、図4、図6〜図11において同様である。
本実施形態に係る支持部材10は、第1の部材31と、第2の部材32と、を係合させた構成を有している。第1の部材31は、支持部である台座面31aと係合ピン37とを有している。第2の部材32は、先端部32aと、第1の部材31に設けられたネジ穴31dに係合するネジ部32bと、を有している。
【0029】
第1の部材31に付設された係合ピン37は、軸部37aと係合爪37bを有し、基板3および筐体2を貫通した開口21に基板3の側から挿入される。係合爪37bは弾性を有し、開口21に挿入される際は、係合ピン37の軸部37aの側に閉じることができる。係合ピン37の先端が、筐体2に設けられた開口35の外側まで挿入されると、弾性を有する係合爪37bが開き、筐体2の表面2bに係合する。
【0030】
一方、基板3の主面13の側では、第1の部材の端面31eが、基板3に設けられた開口34の周りの表面に当接する。これにより、第1の部材31は、端面31eと係合爪37bとの間に、基板3および筐体2を挟持して固定される。
【0031】
台座面31aは、導光板7に設けられた開口7bの周辺に当接し、点光源4と導光板7との間に第1の間隙15を介在させて導光板7を支持する。
さらに、第1の部材31と第2の部材32とを係合させるために、導光板7の開口7bを介して、第2の部材32のネジ部32bが、第1の部材31に設けられたネジ穴31dにネジ止めされる。そして、導光板7は、先端部32aと台座面31aとの間に挟持される。先端部32aは、導光板7と拡散板5との間に第2の間隙16を介在させて、拡散板5を支持する。
【0032】
第1の部材31の側面31cは、間隙15において、点光源4から放射された光を反射する。そして、基板3の表面に設けられた反射面25が、表面31cに近接して設けられている。これにより、第1の部材31と基板3との境界に低反射領域が形成されないようにして、発光面9に点状の暗部が生じることを防いでいる。
【0033】
第2の部材32の先端部32aは、点光源4から放射された光に対して透明であり、さらに、第1の部材の端面31bは、先端部32aを透過して導光板7の開口7bに入射した光を反射することができる。すなわち、端面31bが反射面となって、点光源4の光を拡散板5の方向に反射する。これにより、第2の部材32の先端部32aが、発光面9の暗点部となることを防ぐことができる。
【0034】
上記の第1の部材31は、例えば、可視光を反射する白色系の樹脂を用いて成形することができる。第2の部材32には、例えば、アクリル系の透明樹脂を用いることができる。
【0035】
基板3と導光板7との間の間隙15の間隔H1は、基板3の表面に当接する第1の部材31の端面31eと台座面31aとの間の間隔に等しい。一方、導光板7と拡散板5との間の間隙15の間隔H2は、第2の部材32の先端部32aのX方向の幅に等しい。
すなわち、間隙15および16の間隔は、基板3の主面13を基準として、支持部材10のサイズにより一定の幅に保持することができる。これにより、発光面9の輝度を均一にすることができる。
【0036】
さらに、前述した遮光パターンが導光板7の表面に形成されている場合、間隙15を挟んで点光源4に対向する位置に、遮光率の最も高い位置を合わせることが望ましい。遮光パターンにおける遮光率の高い部分が光の強度の高い位置からずれると、遮光パターンが輝度ムラを生じさせるからである。
【0037】
そこで、導光板7の開口7bに挿入される第1の部材の端部31fを、導光板7の位置ガイドとして機能させることができる。すなわち、導光板7の開口7bのサイズに、端部31fのサイズを適合させることにより、導光板7に設けられた遮光パターンの位置を、点光源4から放出される光の強度が高い位置に精度良く合わせることができる。
【0038】
図4は、第1の実施形態の変形例に係る支持部材20の構造を模式的に示す断面図である。
本変形例に係る支持部材20は、第1の部材41と第2の部材42とを係合させた構成を有し、第1の部材41の端面41eに係合ピン37が付設された点において、図3に示す支持部材10と共通する。一方、第1の部材41と第2の部材42とを係合させる構成が相違する。
【0039】
第1の部材41は、内部に空隙41gを有し、導光板7に挿入される側の端面41bから空隙41gに連通する開口41dが設けられている。
一方、第2の部材42は、先端部42aと、先端部42aに一体成形された係合ピン42cと、を有している。係合ピン42cの先端には、係合爪42fが設けられている。
【0040】
後述するように、係合ピン42cは、開口41dから空隙41gに挿入され、空隙41gの内面に係合爪42fを掛止させることにより、第1の部材41に第2の部材42を係合させる。この際、空隙41gに掛止された係合爪42fを支点として、先端部42aと台座面41aとの間に導光板7を挟持することができる。
【0041】
第1の部材41は、例えば、点光源4から放出される光を反射する樹脂を用いて成形され、側面41cは、間隙15において点光源4の光を反射する。一方、端面41bは、先端部42aを透過して導光板7の開口7bに入射した光を、拡散板5の方向に反射する反射面として機能する。
【0042】
図5は、支持部材20を模式的に例示する斜視図である。図5(a)から図5(c)に示す手順により第1の部材41と第2の部材42とを係合させることができる。
まず、図5(a)に示すように、第1の部材41に設けられた開口41dに、第2の部材42の係合ピン42cを挿入する。開口41dは、係合ピン42cの先端の係合爪42fに合わせた長辺を有する形状に設けられている。
【0043】
次に、図5(b)に示すように、開口41dに係合ピン42cを挿入した後、第2の部材42を回転させ、図5(c)に示すように、第1の部材41の空隙41gの内面に、係合爪42fを掛止することができる。
【0044】
図6は、第1の実施形態の別の変形例に係る支持部材30の構造を模式的に示す断面図である。
支持部材30は、第1の部材51と第2の部材52を係合させた構成を有し、第1の部材51に設けられたネジ穴51dに、第2の部材52のネジ部52bをネジ止めした点において、図3に示す支持部材10と共通する。一方、第1の部材51の端面51eが、間隙15の側の基板3の表面に接着されている点において相違する。
【0045】
第1の部材51は、点光源4の放射光を反射する樹脂を成形して製作することができる。例えば、ハンダ付け用の金属端子51fを側面51cに取り付け、ハンダ56を用いて基板3の表面にハンダ付けすることができる。
【0046】
図7は、第1の実施形態の別の変形例に係る支持部材40の構造を模式的に示す断面図である。
支持部材40は、第1の部材61と第2の部材62を係合させた構成を有し、第1の部材51の端面51eが、間隙15側の基板3の表面にハンダ56を用いて接着されている点において、図6に示す支持部材30と共通する。一方、第1の部材61と第2の部材62を接続する係合構造は、図4に示す支持部材20と同じである。
【0047】
図8は、第1の実施形態の別の変形例に係る支持部材50の構造を模式的に示す断面図である。
【0048】
支持部材50は、第1の部材71と第2の部材72を係合させた構成を有し、第1の部材71に設けられたネジ穴71dに、第2の部材72のネジ部72cをネジ止めした点において、図3に示す支持部材10と共通する。
【0049】
図8に示すように、第1の部材71は、筐体2に設けられた開口78を介して、基板3に設けられた開口79に筐体2の側から挿入されている。そして、第1の部材71の一方の端部が、基板3の開口79に挟持されている。導光板7の開口7bに挿入された端面71bの側の端部は、基板3の主面13から導光板7の方向に突出し、支持部である台座面71aが設けられている。
【0050】
支持部材10および30と同じように、第2の部材72は、第1の部材71にネジ止めされ、導光板7は、第2の部材72の先端部72aと第1の部材71の台座面71aとの間に挟持される。基板3と導光板7との間の間隙15の間隔H1は、基板3の筐体2の側の主面13bを基準として定められる。
【0051】
(第2の実施形態)
図9は、第2の実施形態に係る支持部材60の構造を模式的に示す断面図である。
支持部材60は、第1の部材81と第2の部材82とで構成される点で、第1の実施形態に示した支持部材10〜50と共通する。
【0052】
一方、第1の部材81と第2の部材82とは、直接係合せず、第1の部材81に設けられた支持部である台座面81aと、第2の部材82の先端部82aと、の間に導光板7を挟持する点で、第1の実施形態に示した支持部材10〜50と相違する。
【0053】
第1の部材81は、中空の筒状の形状を有する。基板3に当接する側の端部には、基板3の開口34に挿入されるガイド部81eが設けられ、第1の部材81を基板3に対して位置決めすることができる。さらに、導光板7の開口7bに挿入される側の端部には、ガイド部81dが設けられ、例えば、基板3の主面13に配置された点光源4に対して、導光板7に設けられた遮光パターンの位置を合わせることができる。
【0054】
第2の部材82は、基板3および筐体2を貫通した開口21に、基板3の側から挿入される係合ピン37を有している。
第2の部材82は、導光板7の開口7bの側から第1の部材81の内部空間を貫いて開口21に挿入される。係合ピン37の先端は、係合爪37bにより筐体2の表面2bに係合し、先端部82aと台座面81aとの間に導光板7を挟持するための支点として機能する。
【0055】
一方、第2の部材82の先端部82aは、間隙16を介在させて拡散板5を支持する。
第2の部材82は、例えば、先端部82aとなる透明樹脂と、係合ピン37となる樹脂と、を一体の成形することにより製作することができる。係合ピン37には、点光源4から放射される光を反射する樹脂を用いることができる。
【0056】
そして、透明樹脂で形成される先端部82aと、係合ピン37と、の境界面37cを反射面とすることができる。境界面37cは、先端部82aを透過して導光板7の開口7bに入射した光を、拡散板5の方向に反射する。
【0057】
第1の部材81も、点光源4の放射光を反射する樹脂を用いて成形することができる。これにより、第1の部材の側面81cは、間隙15において点光源4の放射光を反射し、導光板7の開口7bに挿入されるガイド部81dの端面81bも反射面として機能し、開口7bに入射した光を拡散板5の方向に反射することができる。
【0058】
(第3の実施形態)
図10は、第3の実施形態に係る支持部材70の構造を模式的に示す断面図である。
支持部材70は、透明樹脂からなる透光部85と、係合ピン37とが、一体に成形された構成を有している。
【0059】
係合ピン37は、基板3および筐体2を貫通した開口21に基板3の側から挿入され、支持部材70を基板3および筐体2に固定する。係合ピン37の先端には、筐体2の表面2bに係合する係合爪37bが設けられている。係合爪37bは、開口21に挿入される際に軸部37aの側に閉じ、先端が開口21を通過して筐体2の外に突出すると軸部37aの側から開き、筐体2の表面2aに係合する。
【0060】
一方、透光部85は、先端部85aと支持部である台座面85dを有している。先端部85aにはスリット85cが設けられ、スリット85cによって分離された先端部85aは、弾性的に変形することができる。
【0061】
先端部85aは、導光板7に設けられた開口7bに、基板3の側から挿入される。この際、先端部85aは、スリット85c側に閉じて開口7bを通り抜け、間隙16の側で外側に開き、導光板7を台座面85dとの間に挟持することができる。
【0062】
さらに、先端部85aは、間隙16を介在させて拡散板5を支持する。間隙16において、先端部85aを透過して導光板7の開口に入射した光は、透光部85と係合ピン37との間の境界面37cで、拡散板5の方向に反射される。
【0063】
図11は、第3の実施形態の変形例に係る支持部材80の構造を模式的に示す断面図である。
支持部材80、透光部92とベース部91とを一体成形して構成され、透光部92は、先端部92aと台座面92dとを有している。スリット92cが設けられた先端部92aが、基板3の側から導光板7の開口7bに挿入され、台座面92dと先端部92aとの間に導光板7を挟持する点において、図10に示す支持部材70と共通する。
【0064】
一方、ベース部91は、ハンダ付け用の金属端子91dを有し、間隙15側の基板3の表面にハンダ付けされている点において、支持部材70と相違する。
ベース部91は、点光源4の放射光を反射する材料を用いて形成されており、透光部92との間の境界面91bは、間隙16から透光部92を透過し導光板7の開口7bに入射した光を、拡散板5の方向に反射することができる。
【0065】
(第4の実施形態)
図12は、第4の実施形態に係る面照明装置200の断面を示す模式図である。
面照明装置200では、図2に示す面照明装置100よりも薄型化を図るために、基板3と導光板8との間の間隙17の間隔H3を狭くしている。さらに、点光源4と導光板8との間に間隙を介在させるために、導光板8の表面に凹部8aが形成されている。
【0066】
導光板8と拡散板5を支持する支持部材90は、第1の部材96と第2の部材97が係合された構成を有している。第1の部材96には、例えば、図3に示す支持部材10において、基板3に当接する第1の部材31の端面31eと台座面31aとの間隔を狭くしたものを用いることができる。
【0067】
点光源4から放射された光は、導光板8により伝播方向が変えられ、間隙16の側の面から拡散板5に向けて出射される。間隙16において多重反射される効果と、拡散板5の拡散効果により、発光面9における輝度は均一化されムラを抑制することができる。
【0068】
さらに、面照明装置100の場合と同じように、支持部材90の第2の部材97が透明樹脂を用いて成形されている。導光板8の開口8bに挿入された第1の部材96の端面は、反射面として機能し、間隙16において多重反射し第2の部材97を透過して開口8bに入射する光を、拡散板5の方向に反射することができる。これにより、支持部材90を配置した位置に暗点部を生じることなく、発光面9の輝度ムラをなくすことができる。
【0069】
以上、本発明に係る第1〜第4の実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。また、出願時の技術水準に基づいて、当業者がなし得る設計変更や、材料の変更等、本発明と技術的思想を同じとする実施態様も本発明の技術的範囲に含有される。
【符号の説明】
【0070】
2・・・筐体、 2a、2b・・・表面、 3・・・基板、 4・・・点光源、 5・・・拡散板、 7、8・・・導光板、 7a、13、13b・・・主面、 8a・・・凹部、 9・・・発光面、 15、16、17・・・間隙、 18・・・固定ピン、 7b、8b、21、22、34、35、41d、78、79・・・開口、 24・・・サイドフレーム、 25・・・反射面、 31a、41a、51a、61a、71a、81a、85d、92d・・・台座面、 31b、31e、41b、41e、51b、51e、61b、71b、81b・・・端面、 31d、51d・・・ネジ穴、 31f・・・端部、 32a、42a、52a、62a、72a、82a、85a、92a・・・先端部、 32b、51d、52b、72c・・・ネジ部、 37、42c、62c・・・係合ピン、 37a・・・軸部、 37b、42f・・・係合爪、 37c、91b・・・境界面、 31c、41c、51c、81c・・・側面、 41g・・・空隙、 51f、61d、91d・・・金属端子、 81d、81e・・・ガイド部、 85、92・・・透光部、 91・・・ベース部、 85c、92c・・・スリット、 10〜90・・・支持部材、 31、41、51、61、71、81、96・・・第1の部材、 32、42、52、62、72、82、97・・・第2の部材、 100、200・・・面照明装置
【技術分野】
【0001】
本発明は、面照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
液晶表示装置に用いられるバックライト装置などの面照明装置では、光源として発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)が用いられることが多くなっている。例えば、発光面の直下に複数のLEDを離散させて配置する直下方式の面照明装置は、光の利用効率が高く、LEDの熱を周囲に分散することが容易であり放熱性に優れている。さらに、発光面内に区画した領域毎に発光制御を行うことが容易であり、表示装置の高画質化や低消費電力化に適している。
【0003】
一方、表示装置の市場トレンドとして、例えば、大画面化および薄型化が強く求められている。これに対し、LEDのような点光源を用いる直下方式の照明装置では、発光面の輝度ムラを無くすために、発光面と光源との間に間隙を設ける必要がある。そして、薄膜化のためにその間隙を狭くすれば、輝度ムラを抑えるために、点光源の配置間隔も狭くする必要がある。結果として、大画面化の傾向と相俟って、発光面の直下に配置されるLEDの数が増加しコストが増大する問題があった。そこで、例えば、特許文献1には、LEDと発光面との間に透光性の光拡散板を配置し、輝度ムラを抑制する技術が提案されている。
【0004】
さらに、大画面の表示装置に用いる面照明装置では、発光面を構成する光学シートや光拡散板の撓みが問題となる場合がある。発光面と点光源との間における間隙の幅の変化が輝度ムラを生じさせるからである。これに対応するには、光学シートや光拡散板を支持する部材を、発光面内に配置することが有効である。
【0005】
しかしながら、発光面内に配置された支持部材は光を反射し、かえって輝度ムラを発生させてしまうことがある。そこで、点光源の数を減らし、支持部材の影響をなくして輝度ムラを抑制した面照明装置を実現する技術が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2004−125980号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、点光源の数を減らし輝度ムラを抑制した面照明装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一実施形態に係る面発光装置は、点光源が配置された基板と、前記基板を内面に固定した筐体と、前記点光源から放射された光の光路上に、前記光の伝播方向に交差して配置された平面状の第1の光学部材と、前記第1の光学部材と前記基板との間に設置された平面状の第2の光学部材と、を備える。前記基板の主面内において、前記基板および前記筐体の少なくともいずれかに固定され、前記点光源と前記第2の光学部材の間に第1の間隙を介在させて前記第2の光学部材を支持する支持部と、前記第1の光学部材と前記第2の光学部材との間に第2の間隙を介在させて前記第1の光学部材を支持する先端部と、を有する支持部材をさらに備える。前記支持部材は、前記第2の光学部材に設けられた開口に挿入され、前記先端部と前記支持部との間に前記第2の光学部材を挟持し、前記第1の間隙において、前記点光源から放射された光を反射する側面と、前記点光源から放射された光に対して透明な前記先端部と、前記先端部を透過して前記第2の光学部材の開口に入射した光を反射する反射面と、を有したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、点光源の数を減らし輝度ムラを抑制した面照明装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】一実施形態に係る面照明装置における点光源の配置を模式的に示す平面図である。
【図2】一実施形態に係る面照明装置の断面を示す模式図である。
【図3】第1の実施形態に係る支持部材の構造を模式的に示す断面図である。
【図4】第1の実施形態の変形例に係る支持部材の構造を模式的に示す断面図である。
【図5】第1の実施形態の変形例に係る支持部材を模式的に示す斜視図である。
【図6】第1の実施形態の別の変形例に係る支持部材の構造を模式的に示す断面図である。
【図7】第1の実施形態の別の変形例に係る支持部材の構造を模式的に示す断面図である。
【図8】第1の実施形態の別の変形例に係る支持部材の構造を模式的に示す断面図である。
【図9】第2の実施形態に係る支持部材の構造を模式的に示す断面図である。
【図10】第3の実施形態係る支持部材の構造を模式的に示す断面図である。
【図11】第3の実施形態の変形例に係る支持部材の構造を模式的に示す断面図である。
【図12】第4の実施形態に係る面照明装置の断面を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態では、図面中の同一部分には同一番号を付してその詳しい説明は適宜省略し、異なる部分について適宜説明する。
【0012】
図1は、本実施形態に係る面照明装置100における点光源4の配置を模式的に示す平面図である。面照明装置100は、例えば、バックライト装置であり、図1に示すように、筐体2の内面に固定された基板3に複数の点光源4が配置されている。
【0013】
点光源4には、例えば、白色光を放射する白色LEDを用いることができる。
点光源4は、輝度ムラを生じさせないように、基板3の主面13の上に一定の規則性を持たせて配置される。例えば、図1に示すように格子状に配置しても良いし、縦または横の列を交互にずらした千鳥状の配置であっても良い。
【0014】
基板3には、主面13に配置した点光源4に電力を供給する配線が設けられたプリント配線板を用いることができる。そして、映像情報にあわせて点光源毎に点灯制御が可能な配線を設けることができる。
【0015】
点光源4が配置された基板3の表面には、点光源4から放射された光を反射するための反射面25が形成される(図2参照)。例えば、白色のソルダーレジストがスクリーン印刷されても良いし、白色インキを塗布しても良い。また、銀またはアルミ等がコートされたPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムを貼り付けることもできる。
【0016】
図2は、面照明装置100のII−II断面を示す模式図である。
面照明装置100は、図2中に示すX方向の厚さを薄くして薄型化を図るために、点光源4と光学シート(拡散板5)との間を2つの空間に仕切る導光板7を備えている。さらに、点光源4からの放射光が出射する導光板7の主面7aに遮光パターン(図示しない)を設けることにより、拡散板5の主面である発光面9の明るさを均一化することができる。これにより、例えば、厚さ20mmの面照明装置を、約10mmに薄型化することが可能となる。
以下、図2を参照して、面照明装置100を詳細に説明する。
【0017】
基板3は筐体2の底面に固定される。筐体2は、点光源4から放射された光が伝播するX方向に開口を有している。そして、平面状の第1の光学部材である拡散板5が、その開口を塞ぐ位置に配置されている。
拡散板5は、点光源4から放射される光の光路上に、光の伝播方向であるX方向に交差して配置される。
【0018】
さらに、第2の光学部材である導光板7が、拡散板5と基板3との間に配置されている。
例えば、拡散板5および導光板7は、基板3の中央に取り付けられた支持部材10により支持される。支持部材10は、点光源4と導光板7との間に間隙15を介在させ、導光板7と拡散板5との間に間隙16を介在させる。
【0019】
支持部材10は、基板3の主面13の内側に配置され、拡散板5および導光板7の撓みを防止する。支持部材10は、図2に示すように主面13の中心に配置されても良いし、複数の支持部材10を配置し、拡散板5および導光板7を主面13の内側で均等に支持する構成としても良い。
【0020】
点光源4から放射された光は、導光板7により伝播方向が変えられ、拡散板5により放射方向が広げられる。さらに、点光源4と導光板7との間に設けられた間隙15、および、導光板7と拡散板5との間に設けられた間隙16の、それぞれの内面における光の多重反射の効果が加わる。これにより、点光源4から放射された光は、発光面9から均等に放出され、輝度ムラを低減することができる。
【0021】
導光板7および拡散板5には、アクリル樹脂、PC(ポリカーボネート)、PMMA(polymenthyl methacrylate)等の乳白・略透明色の樹脂を用いることができる。そして、導光板7および拡散板5の表面に、光の一部を反射、散乱、屈折させるパターンを設けていても良い。さらに、導光板7および拡散板5の材料に散乱材を混合することもできる。
導光板7の厚さは、例えば、0.5〜1.0mm、拡散板5の厚さは、例えば、1.0〜2.0mmとすることができる。
【0022】
導光板7には、点光源4に対向する部分の遮光率を高くし、点光源から遠ざかるほど遮光率が低下する遮光パターン(図示しない)を設けることができる。そして、遮光パターンは、導光板7の出射側の主面7aに設けられ、点光源4の直上部の明るさを抑えて放射光を周辺に分散させる。
遮光パターンは、例えば、白色ドット印刷・凹凸加工などを施すことにより形成できる。また、遮光パターンを形成したフィルムを表面に貼り付けても良い。
【0023】
一方、基板3は、支持部材10および固定ピン18により筐体2の底面に固定されている。例えば、図2に示すように、先端に係合爪の付いた係合ピン37を、基板3および筐体2に連通して設けられた開口21および22に挿入し、筐体2の表面2bに係合させることにより固定することができる。
【0024】
導光板7は、支持部材10と、基板3からX方向へ突出した固定ピン18の頭部により支持され、基板3と導光板7との間の間隙15は、一定の間隔に保たれる。
さらに、拡散板5は、支持部材10のX方向の先端と、筐体2のサイドフレーム24とによって保持されている。
【0025】
筐体2は、例えば、SECC(電気亜鉛メッキ鋼板),SPCC(冷間圧延鋼板),Al(アルミ)等の金属部材を用いることができる。熱的な問題がなく軽量化が必要な場合には、PC、ABS樹脂、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PS(ポリスチレン)などの樹脂材料を用いてもよい。
【0026】
面照明装置100を、例えば、液晶TVやPCモニターなど光源として使用する場合には、発光面9は、LCD(Liquid Crystal Display)のガラス板で押圧される。したがって、例えば、拡散板5を含む光学シートは、支持部材10およびサイドフレーム24と、ガラス板と、の間に挟持されるので、撓みや湾曲を生じることがない。
【0027】
さらに、液晶TVやPCのモニターなどの大半は、ユーザが視聴し易いように画面を立てた状態で設置される。このような場合にも、支持部材10を用いることにより、導光板7および拡散板5の変形を抑制することができる。そして、間隙16および間隙17の間隔が一定に保持され、輝度ムラの発生を防ぐことができる。
【0028】
(第1の実施形態)
図3は、第1の実施形態に係る支持部材10の構造を模式的に示す断面図であり、図2に示すAの部分を拡大したものである。以下、図4、図6〜図11において同様である。
本実施形態に係る支持部材10は、第1の部材31と、第2の部材32と、を係合させた構成を有している。第1の部材31は、支持部である台座面31aと係合ピン37とを有している。第2の部材32は、先端部32aと、第1の部材31に設けられたネジ穴31dに係合するネジ部32bと、を有している。
【0029】
第1の部材31に付設された係合ピン37は、軸部37aと係合爪37bを有し、基板3および筐体2を貫通した開口21に基板3の側から挿入される。係合爪37bは弾性を有し、開口21に挿入される際は、係合ピン37の軸部37aの側に閉じることができる。係合ピン37の先端が、筐体2に設けられた開口35の外側まで挿入されると、弾性を有する係合爪37bが開き、筐体2の表面2bに係合する。
【0030】
一方、基板3の主面13の側では、第1の部材の端面31eが、基板3に設けられた開口34の周りの表面に当接する。これにより、第1の部材31は、端面31eと係合爪37bとの間に、基板3および筐体2を挟持して固定される。
【0031】
台座面31aは、導光板7に設けられた開口7bの周辺に当接し、点光源4と導光板7との間に第1の間隙15を介在させて導光板7を支持する。
さらに、第1の部材31と第2の部材32とを係合させるために、導光板7の開口7bを介して、第2の部材32のネジ部32bが、第1の部材31に設けられたネジ穴31dにネジ止めされる。そして、導光板7は、先端部32aと台座面31aとの間に挟持される。先端部32aは、導光板7と拡散板5との間に第2の間隙16を介在させて、拡散板5を支持する。
【0032】
第1の部材31の側面31cは、間隙15において、点光源4から放射された光を反射する。そして、基板3の表面に設けられた反射面25が、表面31cに近接して設けられている。これにより、第1の部材31と基板3との境界に低反射領域が形成されないようにして、発光面9に点状の暗部が生じることを防いでいる。
【0033】
第2の部材32の先端部32aは、点光源4から放射された光に対して透明であり、さらに、第1の部材の端面31bは、先端部32aを透過して導光板7の開口7bに入射した光を反射することができる。すなわち、端面31bが反射面となって、点光源4の光を拡散板5の方向に反射する。これにより、第2の部材32の先端部32aが、発光面9の暗点部となることを防ぐことができる。
【0034】
上記の第1の部材31は、例えば、可視光を反射する白色系の樹脂を用いて成形することができる。第2の部材32には、例えば、アクリル系の透明樹脂を用いることができる。
【0035】
基板3と導光板7との間の間隙15の間隔H1は、基板3の表面に当接する第1の部材31の端面31eと台座面31aとの間の間隔に等しい。一方、導光板7と拡散板5との間の間隙15の間隔H2は、第2の部材32の先端部32aのX方向の幅に等しい。
すなわち、間隙15および16の間隔は、基板3の主面13を基準として、支持部材10のサイズにより一定の幅に保持することができる。これにより、発光面9の輝度を均一にすることができる。
【0036】
さらに、前述した遮光パターンが導光板7の表面に形成されている場合、間隙15を挟んで点光源4に対向する位置に、遮光率の最も高い位置を合わせることが望ましい。遮光パターンにおける遮光率の高い部分が光の強度の高い位置からずれると、遮光パターンが輝度ムラを生じさせるからである。
【0037】
そこで、導光板7の開口7bに挿入される第1の部材の端部31fを、導光板7の位置ガイドとして機能させることができる。すなわち、導光板7の開口7bのサイズに、端部31fのサイズを適合させることにより、導光板7に設けられた遮光パターンの位置を、点光源4から放出される光の強度が高い位置に精度良く合わせることができる。
【0038】
図4は、第1の実施形態の変形例に係る支持部材20の構造を模式的に示す断面図である。
本変形例に係る支持部材20は、第1の部材41と第2の部材42とを係合させた構成を有し、第1の部材41の端面41eに係合ピン37が付設された点において、図3に示す支持部材10と共通する。一方、第1の部材41と第2の部材42とを係合させる構成が相違する。
【0039】
第1の部材41は、内部に空隙41gを有し、導光板7に挿入される側の端面41bから空隙41gに連通する開口41dが設けられている。
一方、第2の部材42は、先端部42aと、先端部42aに一体成形された係合ピン42cと、を有している。係合ピン42cの先端には、係合爪42fが設けられている。
【0040】
後述するように、係合ピン42cは、開口41dから空隙41gに挿入され、空隙41gの内面に係合爪42fを掛止させることにより、第1の部材41に第2の部材42を係合させる。この際、空隙41gに掛止された係合爪42fを支点として、先端部42aと台座面41aとの間に導光板7を挟持することができる。
【0041】
第1の部材41は、例えば、点光源4から放出される光を反射する樹脂を用いて成形され、側面41cは、間隙15において点光源4の光を反射する。一方、端面41bは、先端部42aを透過して導光板7の開口7bに入射した光を、拡散板5の方向に反射する反射面として機能する。
【0042】
図5は、支持部材20を模式的に例示する斜視図である。図5(a)から図5(c)に示す手順により第1の部材41と第2の部材42とを係合させることができる。
まず、図5(a)に示すように、第1の部材41に設けられた開口41dに、第2の部材42の係合ピン42cを挿入する。開口41dは、係合ピン42cの先端の係合爪42fに合わせた長辺を有する形状に設けられている。
【0043】
次に、図5(b)に示すように、開口41dに係合ピン42cを挿入した後、第2の部材42を回転させ、図5(c)に示すように、第1の部材41の空隙41gの内面に、係合爪42fを掛止することができる。
【0044】
図6は、第1の実施形態の別の変形例に係る支持部材30の構造を模式的に示す断面図である。
支持部材30は、第1の部材51と第2の部材52を係合させた構成を有し、第1の部材51に設けられたネジ穴51dに、第2の部材52のネジ部52bをネジ止めした点において、図3に示す支持部材10と共通する。一方、第1の部材51の端面51eが、間隙15の側の基板3の表面に接着されている点において相違する。
【0045】
第1の部材51は、点光源4の放射光を反射する樹脂を成形して製作することができる。例えば、ハンダ付け用の金属端子51fを側面51cに取り付け、ハンダ56を用いて基板3の表面にハンダ付けすることができる。
【0046】
図7は、第1の実施形態の別の変形例に係る支持部材40の構造を模式的に示す断面図である。
支持部材40は、第1の部材61と第2の部材62を係合させた構成を有し、第1の部材51の端面51eが、間隙15側の基板3の表面にハンダ56を用いて接着されている点において、図6に示す支持部材30と共通する。一方、第1の部材61と第2の部材62を接続する係合構造は、図4に示す支持部材20と同じである。
【0047】
図8は、第1の実施形態の別の変形例に係る支持部材50の構造を模式的に示す断面図である。
【0048】
支持部材50は、第1の部材71と第2の部材72を係合させた構成を有し、第1の部材71に設けられたネジ穴71dに、第2の部材72のネジ部72cをネジ止めした点において、図3に示す支持部材10と共通する。
【0049】
図8に示すように、第1の部材71は、筐体2に設けられた開口78を介して、基板3に設けられた開口79に筐体2の側から挿入されている。そして、第1の部材71の一方の端部が、基板3の開口79に挟持されている。導光板7の開口7bに挿入された端面71bの側の端部は、基板3の主面13から導光板7の方向に突出し、支持部である台座面71aが設けられている。
【0050】
支持部材10および30と同じように、第2の部材72は、第1の部材71にネジ止めされ、導光板7は、第2の部材72の先端部72aと第1の部材71の台座面71aとの間に挟持される。基板3と導光板7との間の間隙15の間隔H1は、基板3の筐体2の側の主面13bを基準として定められる。
【0051】
(第2の実施形態)
図9は、第2の実施形態に係る支持部材60の構造を模式的に示す断面図である。
支持部材60は、第1の部材81と第2の部材82とで構成される点で、第1の実施形態に示した支持部材10〜50と共通する。
【0052】
一方、第1の部材81と第2の部材82とは、直接係合せず、第1の部材81に設けられた支持部である台座面81aと、第2の部材82の先端部82aと、の間に導光板7を挟持する点で、第1の実施形態に示した支持部材10〜50と相違する。
【0053】
第1の部材81は、中空の筒状の形状を有する。基板3に当接する側の端部には、基板3の開口34に挿入されるガイド部81eが設けられ、第1の部材81を基板3に対して位置決めすることができる。さらに、導光板7の開口7bに挿入される側の端部には、ガイド部81dが設けられ、例えば、基板3の主面13に配置された点光源4に対して、導光板7に設けられた遮光パターンの位置を合わせることができる。
【0054】
第2の部材82は、基板3および筐体2を貫通した開口21に、基板3の側から挿入される係合ピン37を有している。
第2の部材82は、導光板7の開口7bの側から第1の部材81の内部空間を貫いて開口21に挿入される。係合ピン37の先端は、係合爪37bにより筐体2の表面2bに係合し、先端部82aと台座面81aとの間に導光板7を挟持するための支点として機能する。
【0055】
一方、第2の部材82の先端部82aは、間隙16を介在させて拡散板5を支持する。
第2の部材82は、例えば、先端部82aとなる透明樹脂と、係合ピン37となる樹脂と、を一体の成形することにより製作することができる。係合ピン37には、点光源4から放射される光を反射する樹脂を用いることができる。
【0056】
そして、透明樹脂で形成される先端部82aと、係合ピン37と、の境界面37cを反射面とすることができる。境界面37cは、先端部82aを透過して導光板7の開口7bに入射した光を、拡散板5の方向に反射する。
【0057】
第1の部材81も、点光源4の放射光を反射する樹脂を用いて成形することができる。これにより、第1の部材の側面81cは、間隙15において点光源4の放射光を反射し、導光板7の開口7bに挿入されるガイド部81dの端面81bも反射面として機能し、開口7bに入射した光を拡散板5の方向に反射することができる。
【0058】
(第3の実施形態)
図10は、第3の実施形態に係る支持部材70の構造を模式的に示す断面図である。
支持部材70は、透明樹脂からなる透光部85と、係合ピン37とが、一体に成形された構成を有している。
【0059】
係合ピン37は、基板3および筐体2を貫通した開口21に基板3の側から挿入され、支持部材70を基板3および筐体2に固定する。係合ピン37の先端には、筐体2の表面2bに係合する係合爪37bが設けられている。係合爪37bは、開口21に挿入される際に軸部37aの側に閉じ、先端が開口21を通過して筐体2の外に突出すると軸部37aの側から開き、筐体2の表面2aに係合する。
【0060】
一方、透光部85は、先端部85aと支持部である台座面85dを有している。先端部85aにはスリット85cが設けられ、スリット85cによって分離された先端部85aは、弾性的に変形することができる。
【0061】
先端部85aは、導光板7に設けられた開口7bに、基板3の側から挿入される。この際、先端部85aは、スリット85c側に閉じて開口7bを通り抜け、間隙16の側で外側に開き、導光板7を台座面85dとの間に挟持することができる。
【0062】
さらに、先端部85aは、間隙16を介在させて拡散板5を支持する。間隙16において、先端部85aを透過して導光板7の開口に入射した光は、透光部85と係合ピン37との間の境界面37cで、拡散板5の方向に反射される。
【0063】
図11は、第3の実施形態の変形例に係る支持部材80の構造を模式的に示す断面図である。
支持部材80、透光部92とベース部91とを一体成形して構成され、透光部92は、先端部92aと台座面92dとを有している。スリット92cが設けられた先端部92aが、基板3の側から導光板7の開口7bに挿入され、台座面92dと先端部92aとの間に導光板7を挟持する点において、図10に示す支持部材70と共通する。
【0064】
一方、ベース部91は、ハンダ付け用の金属端子91dを有し、間隙15側の基板3の表面にハンダ付けされている点において、支持部材70と相違する。
ベース部91は、点光源4の放射光を反射する材料を用いて形成されており、透光部92との間の境界面91bは、間隙16から透光部92を透過し導光板7の開口7bに入射した光を、拡散板5の方向に反射することができる。
【0065】
(第4の実施形態)
図12は、第4の実施形態に係る面照明装置200の断面を示す模式図である。
面照明装置200では、図2に示す面照明装置100よりも薄型化を図るために、基板3と導光板8との間の間隙17の間隔H3を狭くしている。さらに、点光源4と導光板8との間に間隙を介在させるために、導光板8の表面に凹部8aが形成されている。
【0066】
導光板8と拡散板5を支持する支持部材90は、第1の部材96と第2の部材97が係合された構成を有している。第1の部材96には、例えば、図3に示す支持部材10において、基板3に当接する第1の部材31の端面31eと台座面31aとの間隔を狭くしたものを用いることができる。
【0067】
点光源4から放射された光は、導光板8により伝播方向が変えられ、間隙16の側の面から拡散板5に向けて出射される。間隙16において多重反射される効果と、拡散板5の拡散効果により、発光面9における輝度は均一化されムラを抑制することができる。
【0068】
さらに、面照明装置100の場合と同じように、支持部材90の第2の部材97が透明樹脂を用いて成形されている。導光板8の開口8bに挿入された第1の部材96の端面は、反射面として機能し、間隙16において多重反射し第2の部材97を透過して開口8bに入射する光を、拡散板5の方向に反射することができる。これにより、支持部材90を配置した位置に暗点部を生じることなく、発光面9の輝度ムラをなくすことができる。
【0069】
以上、本発明に係る第1〜第4の実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。また、出願時の技術水準に基づいて、当業者がなし得る設計変更や、材料の変更等、本発明と技術的思想を同じとする実施態様も本発明の技術的範囲に含有される。
【符号の説明】
【0070】
2・・・筐体、 2a、2b・・・表面、 3・・・基板、 4・・・点光源、 5・・・拡散板、 7、8・・・導光板、 7a、13、13b・・・主面、 8a・・・凹部、 9・・・発光面、 15、16、17・・・間隙、 18・・・固定ピン、 7b、8b、21、22、34、35、41d、78、79・・・開口、 24・・・サイドフレーム、 25・・・反射面、 31a、41a、51a、61a、71a、81a、85d、92d・・・台座面、 31b、31e、41b、41e、51b、51e、61b、71b、81b・・・端面、 31d、51d・・・ネジ穴、 31f・・・端部、 32a、42a、52a、62a、72a、82a、85a、92a・・・先端部、 32b、51d、52b、72c・・・ネジ部、 37、42c、62c・・・係合ピン、 37a・・・軸部、 37b、42f・・・係合爪、 37c、91b・・・境界面、 31c、41c、51c、81c・・・側面、 41g・・・空隙、 51f、61d、91d・・・金属端子、 81d、81e・・・ガイド部、 85、92・・・透光部、 91・・・ベース部、 85c、92c・・・スリット、 10〜90・・・支持部材、 31、41、51、61、71、81、96・・・第1の部材、 32、42、52、62、72、82、97・・・第2の部材、 100、200・・・面照明装置
【特許請求の範囲】
【請求項1】
点光源が配置された基板と、
前記基板を内面に固定した筐体と、
前記点光源から放射された光の光路上に、前記光の伝播方向に交差して配置された平面状の第1の光学部材と、
前記第1の光学部材と前記基板との間に設置された平面状の第2の光学部材と、
前記基板の主面内において、前記基板および前記筐体の少なくともいずれかに固定され、前記点光源と前記第2の光学部材の間に第1の間隙を介在させて前記第2の光学部材を支持する支持部と、前記第1の光学部材と前記第2の光学部材との間に第2の間隙を介在させて前記第1の光学部材を支持する先端部と、を有する支持部材と、
を備え、
前記支持部材は、前記第2の光学部材に設けられた開口に挿入され、前記先端部と前記支持部との間に前記第2の光学部材を挟持し、
前記第1の間隙において、前記点光源から放射された光を反射する側面と、
前記点光源から放射された光に対して透明な前記先端部と、
前記先端部を透過して前記第2の光学部材の開口に入射した光を反射する反射面と、を有したことを特徴とする面照明装置。
【請求項2】
前記支持部材は、
前記基板および前記筐体を貫通した開口に前記基板側から挿入され、前記基板とは反対側の前記筐体の表面に係合する係合ピンを有したことを特徴とする請求項1記載の面照明装置。
【請求項3】
前記支持部材は、前記支持部を有する第1の部材と、
前記先端部を含み、前記第2の光学部材の開口に挿入され前記第1の部材と係合する第2の部材と、
を有したことを特徴とする請求項1または2に記載の面照明装置。
【請求項4】
前記第1の部材は、前記第2の光学部材の開口に挿入されるガイド部を有したことを特徴とする請求項3に記載の面照明装置。
【請求項1】
点光源が配置された基板と、
前記基板を内面に固定した筐体と、
前記点光源から放射された光の光路上に、前記光の伝播方向に交差して配置された平面状の第1の光学部材と、
前記第1の光学部材と前記基板との間に設置された平面状の第2の光学部材と、
前記基板の主面内において、前記基板および前記筐体の少なくともいずれかに固定され、前記点光源と前記第2の光学部材の間に第1の間隙を介在させて前記第2の光学部材を支持する支持部と、前記第1の光学部材と前記第2の光学部材との間に第2の間隙を介在させて前記第1の光学部材を支持する先端部と、を有する支持部材と、
を備え、
前記支持部材は、前記第2の光学部材に設けられた開口に挿入され、前記先端部と前記支持部との間に前記第2の光学部材を挟持し、
前記第1の間隙において、前記点光源から放射された光を反射する側面と、
前記点光源から放射された光に対して透明な前記先端部と、
前記先端部を透過して前記第2の光学部材の開口に入射した光を反射する反射面と、を有したことを特徴とする面照明装置。
【請求項2】
前記支持部材は、
前記基板および前記筐体を貫通した開口に前記基板側から挿入され、前記基板とは反対側の前記筐体の表面に係合する係合ピンを有したことを特徴とする請求項1記載の面照明装置。
【請求項3】
前記支持部材は、前記支持部を有する第1の部材と、
前記先端部を含み、前記第2の光学部材の開口に挿入され前記第1の部材と係合する第2の部材と、
を有したことを特徴とする請求項1または2に記載の面照明装置。
【請求項4】
前記第1の部材は、前記第2の光学部材の開口に挿入されるガイド部を有したことを特徴とする請求項3に記載の面照明装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2012−4067(P2012−4067A)
【公開日】平成24年1月5日(2012.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−140510(P2010−140510)
【出願日】平成22年6月21日(2010.6.21)
【出願人】(000111672)ハリソン東芝ライティング株式会社 (995)
【公開日】平成24年1月5日(2012.1.5)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年6月21日(2010.6.21)
【出願人】(000111672)ハリソン東芝ライティング株式会社 (995)
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