説明

靴底

【課題】靴底を開示する。
【解決手段】靴底は、連結座、連結子および止めピンを具備する。連結座は、リアミッドソールの下面から突出し、その中央部に貫通孔を備え、貫通孔の周りに弛み止め用溝を形成し、少なくとも4個のピンスリットを一定間隔で形成する。連結子をコイルバネの先端に結合し、連結子は弛み止め用溝に対応する弛み止め用突起、内面螺子切り部、および連結子の上面端部に沿って設けたバネ座を備える。止めピンをバネの上端に設け、そして、止めピンは、組み合わさるピンスリットに嵌め込まれるように突出する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に履物に関し、より詳細には、バネを取り付けたことで筋骨格障害の治療、予防および処置を実現するのに貢献する靴底に関する。
【背景技術】
【0002】
日常生活の必需品である履物は、単に足を保護するという本来の機能に加えて、特別な用途に適するようデザインされ、また、様々な付加機能を持つように開発されてきた。
【0003】
競技や医療のために使用される様々な履物が人々に知られている。履物の一例として、特願2007−020476が提案され、これは、本発明と同じ発明者(イ・ウンジェ)による歩行矯正用靴底という名称で出願されたものである。
【0004】
図1は、従来の歩行矯正用靴底の要部を示す分解斜視図である。
【0005】
図示するように、従来の靴底は、メインソール100、補助ソール200および連結座を含む。アッパー400がメインソール100の上側部分に結合することで履物を形成する。とりわけ、メインソール100を、フロントミッドソール110とリアミッドソール120とに分け、それらを互いに結合している。フロントミッドソール110は軟質材でできており、一方、リアミッドソール120は硬質材でできている。補助ソール200は、リアミッドソール120に結合している。このため、リアミッドソール120の下面に平坦な連結座を設け、そして補助ソール200に含まれるコイルバネの先端に連結部材が結合する。リアミッドソール120と補助ソール200とは、ボルトを連結部材中に嵌め込むことで互いに固定される。連結部材をコイルバネと結合するために、連結部材を、コイルバネの先端に射出成型法で積み重ねるように取り付けられる。
【0006】
しかし、連結部材を上記したように作製することは極めて困難である。さらに、大量生産には多くの制約が存在する。さらに、人間は左と右とで互いに長さがかなり異なる足を有することがあり得る。この場合、使用者の先天的または後天的な問題を解決可能な履物が求められる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
したがって、本発明は従来技術で生じた上記課題を念頭に置いて、本発明の目的は、コイルバネとリアミッドソールとをより利便に互いに結合でき、そして補助ソールの高さを使用者の体形に従って適当に調整できるよう構築された靴底を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明は、軟質のフロントミッドソール、フロントミッドソールの下面に設けられたフロントアウトソール、フロントミッドソールに結合した硬質のリアミッドソール、および、該リアミッドソールの下面に取り付けられかつ地面に接触するリアアウトソールに結合したコイルバネを持った補助ソールを有する靴底を提供する。該靴底は、連結座(coupling seat)、連結子(connector)および止めピン(locking pin)を含む。該連結座は、該リアミッドソールの下面から突出し、そして、該連結座の中央部に垂直方向に貫通するように形成した貫通孔、該貫通孔の周りに形成した弛み止め用溝(locking recess)、および、該弛み止め用溝と独立に一定間隔に設けた少なくとも4個のピンスリットを含む。該連結子は、該コイルバネの先端に結合し、そして、該弛み止め用溝に対応する弛み止め用突起(locking protrusion)、該連結子の中央部に設けた内面螺子切り部(internal threaded part)、および、該連結子の上面の端部に沿って設け、かつ、該コイルバネと接着剤で接着したバネ座(spring seat)を含む。該止めピンは、バネの上端に設けられ、かつ、組み合わさるピンスリットに嵌め込まれるように突出する。
【0009】
前記連結子は、さらに、該バネ座の出発点を切断することにより形成した位置決め孔(positioning hole)を含み、そして、位置決めストッパ(positioning stopper)が、該コイルバネの端部の下面から突出し、かつ該位置決め孔に嵌め込まれるように該位置決め孔と対応する。
【0010】
前記靴底は、さらに、該連結座と該コイルバネとの間に設置し、かつ、使用者の体の特徴に従って該補助ソールの高さを調整する補助座(auxiliary seat)を含む。
【0011】
さらに、前記該連結子は、該コイルバネにプラスチック用接着剤で取り付け、そして該コイルバネの表面を電着塗装または粉体塗装で滑らかに形成する。
【0012】
上記目的を達成するために、本発明は、軟質のフロントミッドソール、フロントミッドソールの下面に設けられたフロントアウトソール、フロントミッドソールに結合した硬質のリアミッドソール、および、該リアミッドソールに下面に設けられかつ地面に接触するリアアウトソールに結合したコイルバネを持った補助ソールを有する靴底を提供する。該靴底は、連結座および連結子を含む。該連結座は、該リアミッドソールの下面から突出し、そして、該連結座の中央部に垂直方向に貫通するように形成した貫通孔、該貫通孔の周りに形成した弛み止め用溝、および、該弛み止め用溝の外側に予め決められた曲率をもって形成した複数の湾曲溝(curved groove)を含む。該連結子は、該コイルバネの先端に結合し、そして、該弛み止め用溝に対応する弛み止め用突起、該連結子に中央部に設けた内面螺子切り部、および、該連結子の上面の端部に設けられ、かつ、該コイルバネと接着剤で接着したバネ座を含む。
【0013】
各湾曲溝は、急激に外方へ曲げられるように形成することで湾曲を有し、そして、該コイルバネの端部は該湾曲溝に嵌め込まれるように曲げられる。
【0014】
上記目的を達成するために、本発明は、軟質のフロントミッドソール、フロントミッドソールの下面に設けられたフロントアウトソール、フロントミッドソールに結合した硬質のリアミッドソール、および、該リアミッドソールの下面に設けられかつ地面に接触するリアアウトソールに結合したコイルバネを持った補助ソールを有する靴底を提供する。該連結座は、該リアミッドソールの下面から突出し、そして、交差形を形成しかつ水平滑動を許容するがそこからの縦方向の離脱を防止するように形成したレール溝(rail groove)を含む。
【0015】
該連結子は、該コイルバネの先端に結合し、そして、該レール溝に沿って滑らせるために突出した直線形レール、および、該連結子の上面の端部に沿って設けられ、かつ、該コイルバネと接着剤で接着したバネ座を含む。
【0016】
該連結座の中央部に垂直に貫通孔を設け、そして、前記レールの中央部に内面螺子切り部を該貫通孔に対応するように設けて、ボルトを該貫通孔および該内面螺子切り部を固定する。
【0017】
さらに、上記目的を達成するために、本発明は、軟質のフロントミッドソール、フロントミッドソールの下面に設けられたフロントアウトソール、フロントミッドソールに結合した硬質のリアミッドソール、および、該リアミッドソールの下面に設けられかつ地面に接触するリアアウトソールに結合したコイルバネを持った補助ソールを有する靴底を提供する。該靴底は、連結座、連結子およびコイルバネを含む。該連結座は、該リアミッドソールの下面から突出し、そして、該連結座の中央部に垂直方向に貫通するように形成した貫通孔、該貫通孔の周りに形成した弛み止め用溝、および、該弛み止め用溝の外方に一定間隔にて位置するように設けた複数の縦孔(vertical holes)を含む。該連結子は、該コイルバネの先端に結合し、そして、該弛み止め用溝に対応する弛み止め用突起、および、該連結子の中央部に設けた内面螺子切り部、および、該連結子の上面の端部に沿って設けられ、かつ、コイルバネと接着剤で接着するバネ座を含む。前記コイルバネは、その終点が組み合わさる縦孔に嵌め込まれるように上方に曲げられる。
【0018】
上記目的を達成するために、本発明は、軟質のフロントミッドソール、フロントミッドソールの下面に設けられたフロントアウトソール、フロントミッドソールに結合した硬質のリアミッドソール、および、該リアミッドソールの下面に設けられかつ地面に接触するリアアウトソールに結合したコイルバネを持った補助ソールを有する靴底を提供する。該靴底は、連結座、連結子およびコイルバネを備える。該連結座は、該リアミッドソールの下面から突出し、そして、該連結座の中央部に垂直方向に貫通するように形成した貫通孔、および、該貫通孔の周りに突出しかつ仮想円(imaginary circle)を形成しそして載置ブロック(mounting block)内に交差形の嵌入空間を形成した載置ブロックを含む。該コイルバネは、その底部にて該リアアウトソールに結合しかつその先端にてコイルバネの中央部に向かって突出する連結腕(coupling arm)を有する。該連結子は、その中央部に内面螺子切り部を有しかつその側壁に側方溝を有して、該連結腕が該側方溝内に嵌め込まれるようにし、該連結子は、該載置ブロックの内部に突出しかつボルトで該貫通孔および該内面螺子切り部を固定する。さらに、該連結子は、該載置ブロックの内部に位置し、そして、該コイルバネの連結腕は複数の嵌入空間のいずれかに嵌め込まれる。
【0019】
該載置ブロックは、さらに、該コイルバネの内周に接触するために突出する案内部(guide part)を含む。
【0020】
上記目的を達成するために、本発明は、軟質のフロントミッドソール、フロントミッドソールの下面に設けられたフロントアウトソール、フロントミッドソールに結合した硬質のリアミッドソール、および、該リアミッドソールの下面に設けられかつ地面に接触するリアアウトソールに結合したコイルバネを持った補助ソールを有する靴底を提供する。該靴底は、連結座、連結子およびアウトソールを含む。該連結座は、該リアミッドソールの下面から突出し、そして、該連結座の中央部に垂直方向に貫通するように形成した貫通孔、および、該貫通孔の周りに形成した弛み止め用溝を含む。該連結子は、該連結子の中央部に該貫通孔に対応するように設けた内面螺子切り部、該弛み止め用溝内に嵌め込まれる弛み止め用突起、および、該連結子の上面の端部に沿って設けられ、該コイルバネを取り付けるようにしたバネ座を含む。該アウトソールは、該フロントミッドソールの下面から該リアミッドソールに延在し、該コイルバネの底部が固定される。
【0021】
該アウトソールは、該フロントミッドソールと該リアミッドソールとの接合部の付近で二つの部分に分けられる。
【0022】
さらに、該フロントミッドソールの後部終点と該アウトソールとの間に形成される楔形空間(wedge−shaped space)内に機能挿入部(functional insertion part)を設ける。
【0023】
該フロントミッドソールの一部が沈下して窪んだ空間(depressed space)を形成し、そして軟質材でできた衝撃吸収部で該窪んだ空間を埋める。
【0024】
さらに、トンネル形ハウジングを該アウトソールまたは該リアアウトソールの上面に設け、そこへ該コイルバネの底面を固定した該コイルバネの一部を該ハウジングに嵌め込むようにし、そして、ハウジング孔を該アウトソールまたは該リアアウトソールの下面に形成したハウジングの内部と係合させ、螺子孔を該コイルバネの端部に形成して該ハウジングを嵌め込み、ボルトを該螺子孔に垂直方向に固定して、該コイルバネを該アウトソールまたは該リアアウトソールに固定する。
【発明の効果】
【0025】
本発明の靴底は、従来の靴底と比べて作製がより利便であり、また靴底の高さを使用者の体形を考慮して調整可能である点で有利である。さらに、本発明の靴底は、様々な種類の履物に適用でき、そして、優れた衝撃吸収機能を有し、したがって様々な疾病を患う人の役に立ち、とりわけ筋骨格障害を患う人のための特殊な履物として有用であり、したがって疾患の治療および予防に寄与する。
【0026】
本発明の上記および他の目的、特徴ならびに利点は、以下の詳細な説明と添付図面からより詳細に理解される。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】従来の歩行矯正用靴底の要部の斜視図を示す。
【図2】本発明の第一の実施態様に従う靴底の概略斜視図を示す。
【図3】前記靴底の要部分解斜視図を示す。
【図4】前記靴底に含まれる連結子の斜視図を示す。
【図5】前記靴底に含まれる補助座の斜視図を示す。
【図6】本発明の第二の実施態様に従う靴底の要部分解斜視図を示す。
【図7】本発明の第三の実施態様に従う靴底の分解斜視図を示す。
【図8】本発明の第四の実施態様に従う靴底の分解斜視図を示す。
【図9】本発明の第五の実施態様に従う靴底の分解斜視図を示す。
【図10】本発明の第六の実施態様に従う靴底の分解斜視図を示す。
【図11】本発明の第七の実施態様に従う靴底の要部の結合部の斜視図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下に、本発明の靴底を説明する。詳細には、添付の図面を参照する。図面は、本発明の理解のために添付されている。したがって、本発明の精神および範囲を逸脱することなく、様々な変更や修正をなし得ることが理解されるべきである。
【0029】
まず、本発明の第一の実施態様を以下に説明する。図2は第一実施態様に従う靴底を示す概略斜視図である。図3は靴底の要部を示す分解斜視図である。図4は連結子を示す斜視図である。そして、図5は補助座を示す斜視図である。
【0030】
靴底は、主たるメインソール100および補助ソール200を含む。メインソール100は、予め製作したミッドソールであり、これはフロントミッドソール100aにリアミッドソール100bを結合することにより得られる。もちろん、フロントアウトソール110は、フロントミッドソール100aの下面に結合する。フロントミッドソール100aは、軟質特性を有し、なぜならファイロンやウレタンのような発泡体を用いて形成されるためである。フロントミッドソール100aと比べて硬い性質を有するリアミッドソール100bは、硬質表面を持ち、そして合成樹脂を用いて作製される。すなわち、フロントミッドソール100aはクッションであるのに対して、リアミッドソール100bは衝撃を吸収するクッション機能を持たない。
【0031】
補助ソール200は、リアミッドソール100bの下面に結合する。補助ソール200は、リアアウトソール210、および、リアアウトソール210の上方部分に取り付けたコイルバネ220を備える。以下に詳細に説明する連結子230を、コイルバネ220の先端に据え付けて、補助ソール200をリアミッドソール100bに連結子230で固定するようにする。本発明の靴底の一般的構成および結合の構造は、従来の靴底のものと同じままである。
【0032】
さらに、本発明は、従来の靴底を改良し、そして進歩性を提供する。
【0033】
連結座120は、詳細には、着装者の踵が位置する場所付近であるようなリアミッドソール100bの下面から突出している。連結座120は殆ど平坦であるが、連結座120の中央部に貫通孔121を垂直に形成する。さらに、弛み止め用溝122を貫通孔121の周りに設ける。少なくとも4個のピンスリット123を、弛み止め用溝122と独立に一定間隔で設ける。すなわち、図示するように、この実施態様によれば、4個のピンスリット123を連結座120内に90°の角度間隔で形成する。各ピンスリット123は、狭い幅を有する直線形の開口である。
【0034】
コイルバネ220を連結座120に結合するが、そしてコイルバネ220を連結座120に据え付けるために連結子230をコイルバネ220の先端に設ける。連結子230は、従来の連結部材に対応する。しかし、本発明の場合、連結子230を別個に作製し、そして、コイルバネの先端に接着剤で取り付ける。
【0035】
連結子230は、連結座120に形成した弛み止め用溝122に対応して挿入される弛み止め用突起231を含む。内面螺子切り部232を弛み止め用突起231で囲まれ場所の中央部に設ける。弛み止め用突起231の内側に設けた内面螺子切り部232は、従来の内面螺子切り部と同形であるように作製する。一方で、図示するように、バネ座233を連結子230の上面の端部に沿って設け、コイルバネ220を連結子230に円滑に結合させる。バネ座233は、コイルバネ220が一部でバネ座223と接触し、かつ、コイルバネ220の先端がバネ座233に接着剤で取り付くように浅く下向ける。
【0036】
好ましくは、本発明によれば、コイルバネ220は、円錐コイルバネからなる。コイルバネ220の表面を滑らかになるように電着塗装や粉体塗装で塗装する。さらに、コイルバネ220と連結子230とは、互いにプラスチック用接着剤で取り付けることが好ましい。これは、発明者が長い研究期間をかけて得た経験を通して学んだことである。
【0037】
ここで、粉体塗装とは、合成樹脂を粉体にし、この粉体を金属表面に塗布し、そして、粉体を高温で溶かす塗装方法である。一方、電着塗装は、薄膜を形成する対象であって負または正極性を有する対象を、電着のために逆の極性を有する水溶性樹脂塗料溶液内に入れ、直流を対象と逆の極性を有する溶液との間に流すことにより電気的に塗膜を対象の表面に堆積させる塗装方法である。
【0038】
プラスチック用接着剤は、60〜90重量%のCR(ポリクロロプレン)またはPU(ポリウレタン)系接着剤、10〜30重量%のシアノアクリレート系接着剤、および、3〜10重量%の硬化促進剤を混合することで作製する。
【0039】
一方、止めピン221が、コイルバネ220の先端から突出し、連結座120に形成した組み合わさるピンスリット123内に嵌め込まれる。すなわち、本発明によれば、補助ソール200がリアミッドソール100bに結合するとき、連結子230の弛み止め用突起231が連結座120の弛み止め用溝122内に嵌め込まれ、同時にコイルバネ220の先端に設けられた止めピン221が連結座120の端部の周りに形成したピンスリット123のいずれか一つの中に嵌め込まれる。最後に、ボルトを貫通孔121内に挿入し、そして、連結子230の中央部に設けた内面螺子切り部232に固定する。
【0040】
いかなる使用者も、先天的または後天的理由から、長さが左と右とで互いに異なる足を有するかもしれない。この場合、足の長さを矯正する必要である。このため、必要なら、補助ソール200を連結座120に直接結合せず、追加の補助座130を使用してもよい。すなわち、左足と右足の長さが互いに異なる場合、長さの違いを補償するのに十分な高さの補助座130を、まず、短い方の脚のリアミッドソール100bの底面に設けた連結座120に結合し、次に、補助ソール200を補助座130に結合する。
【0041】
コイルバネ220の先端に結合した連結子230は、補助座130と合わさり、そして、コイルバネ220に設けた止めピン221は、補助座130に設けた補助ピンスリット131のいずれか一と合わさる。最後に、ボルトを固定し締め込む。このため、図示するように、補助座130は、その上面に、連結座120に結合すべきものと同じものである補助の弛み止め用突起132を有する。さらに、翼片(wing pieces)133が、補助座130の上面から、連結座120の対応のピンスリット123に嵌入するように突出する。補助弛み止め用溝134および4個の補助ピンスリット131が、連結座120にあるように、補助座130の下面に設ける。
【0042】
様々な高さの補助座130を用意してもよい。こうすると、使用者の体の特徴に従って適当な高さの補助座130を選び、脚の長さの違いを利便に矯正する。
【0043】
連結子230およびコイルバネ220では、より簡便に連結子230内をコイルバネ220の先端に取り付けるために、位置決め孔234を連結子230に形成し、そして、位置決めストッパ222を、コイルバネ220の端部の下面から対応の位置決め孔234まで突出させる。詳細には、位置決め孔234が、連結子230の上面の端部に沿って形成したバネ座233の出発点に形成させ、そして、位置決めストッパ222が、位置決め孔234に嵌め込まれ、こうして連結子230の結合位置を利便に決定する。
【0044】
上記したように、円錐コイルバネを使用する本発明の靴底の実施態様を説明した。しかし、コイルバネには、円錐形に加えて、円筒形、砂時計形、逆円錐形をはじめとするすべての知られた形を使用し得る。これは、使用者の体重や身長、疾病の有無、および疾病の種類を含む体調によって適宜に選択される。
【0045】
さらに、補助ソール200の一部であるコイルバネ220は、連結座120にいくつかの方向で固定してもよい。特に円錐コイルバネの場合、負荷に対する支持力は、方向によって変わる。したがって、使用者の歩行特性を考慮して、異なる方向に向けた後にコイルバネ220を設置してもよい。以下に詳述するので、ここでこれ以上の説明をしない。
【0046】
ここから、本発明の第二の実施態様を説明する。図6は、第二の実施態様に従う靴底を示す要部分解斜視図である。
【0047】
第一の実施態様と同様に、フロントミッドソール100aがリアミッドソール100bに結合し、そして補助ソール200をリアミッドソール100bの下面に取り付けることにより、靴底を形成する。
【0048】
特に、連結座120は、リアミッドソール100bの下面から突出し、そして、貫通孔121が連結座120の中央部を貫通して垂直に形成される。弛み止め用溝122を、貫通孔121の周りに設け、そして、それぞれが予め決められた曲率を有する複数の湾曲溝124を弛み止め用溝122の外側に形成する。図示するように、この実施態様によれば、同じ形を有するいくつかの湾曲溝124を、弛み止め用溝122の周りに配列する。コイルバネ220の先端が一部で湾曲溝124と接触するので、コイルバネ220の一部が湾曲溝124内に受け入れられるように各湾曲溝124の深さを決定する。
【0049】
好ましくは、各湾曲溝124は、急激に外方に曲がって湾曲を有するように形成する。そのようにして、湾曲溝124を急激な方向の変更から生じる湾曲と仮定する。したがって、コイルバネ220の端部もまた、湾曲溝に嵌入するように曲げられることが好ましい。
【0050】
さらに、連結子230を、コイルバネ220の先端に設置する。連結子230は、第一の実施態様と同一の連結子からなってもよい。すなわち、弛み止め用突起231を、弛み止め用溝122に対応するように設け、内面螺子切り部232を弛み止め用突起231で囲まれた場所の中央部に設ける。さらに、コイルバネ220を連結子230に接着剤で取り付けるために、バネ座を連結子230上に設ける。
【0051】
第二の実施態様によれば、ピンスリットを連結座から省略し得る。この場合、止めピンをコイルバネから省略する。
【0052】
次に、本発明の第三の実施態様を説明する。図7は、第三の実施態様に従う靴底の要部を示す分解斜視図である。
【0053】
図示するように、連結座120が、靴底を形成するリアミッドソールの下面から突出する。特に、この実施態様では、交差形に窪んだレール溝127を連結座120内に形成する。以下に詳述する連結子230のレール236を、レール溝127内に嵌め込む。ここでは、レール236の水平滑動は許容するが、レール236の垂直離脱は阻止する。図はレール溝127の一例を表す。
【0054】
コイルバネ220を連結座120に結合するために、連結子230をコイルバネ220の先端に取り付ける。直線形レール236を、連結子230の上方部分に設け、そして、レール溝127に滑るように嵌め込む。もちろん、バネ座233を連結子230の上面の端部に沿って設け、そしてコイルバネ220を接着剤で接着する。
【0055】
リアミッドソール100bおよびコイルバネ220を連結座120内に形成したレール溝127および連結子230上に設けたレール236を用いて互いに結合する際に、より信頼性の高い結合を維持するために、貫通孔121を連結座120の中央部に垂直に形成し、かつ、内面螺子切り部232を、レール236の中央部に貫通孔121に対応するように設ける。これにより、ボルトを貫通孔121に挿入し、内面螺子切り部232に固定する。
【0056】
次に、本発明の第四の実施態様を説明する。図8は、第四の実施態様の靴底を示す分解斜視図である。
【0057】
図示するように、フロントアウトソールを、軟質のフロントミッドソールの下面に設け、硬質のリアミッドソールをフロントミッドソールに結合し、そして、リアミッドソール下で地面と接触して補助ソールを形成するリアアウトソールにコイルバネを結合する。そのような構造は、上記した実施態様のものと同じである。
【0058】
特に、貫通孔121および弛み止め用溝122を連結座120に設ける。複数の縦孔126を、弛み止め用溝122の外側に一定間隔で設ける。縦孔126は、コイルバネ220を連結座120に結合する際に使用する。
【0059】
この実施態様によれば、コイルバネ220の先端の遠位端が上方に曲げられる。曲げた遠位端を挿入遠位端224と呼ぶ。補助ソールを連結座120に取り付けられるように、挿入遠位端224を組み合わさる縦孔126に嵌め込む。さらに、連結子をコイルバネの先端に設ける。連結子は弛み止め用突起および内面螺子切り部を、連結子の上面の端部に沿って設けたバネ座とともに具備する。
【0060】
ここから、第五の実施態様を説明する。図9は、この実施態様に従う靴底を示す分解斜視図である。
【0061】
他の実施態様と同様に、フロントミッドソールおよびリアミッドソールを互いに結合してメインソールを形成し、そしてコイルバネを補助ソールとリアミッドソールに結合する。
【0062】
連結座120が、リアミッドソール100bの下面から突出し、連結座120の中央部に形成した貫通孔121をもつ。特に、突出する載置ブロック125を、貫通孔121の周りに仮想円を描きながら設ける。この実施態様によれば、載置ブロック125は、4個のユニットブロック125−1を含む。ユニットブロック125−1は、互いに離隔して、円形に配置される。隣接するユニットブロック125−1間の空間を、嵌入空間125aと呼ぶ。嵌入空間125aは交差形に配置されるので、嵌入空間125aは、4個の場所に設けられる。
【0063】
補助ソール200を、上記したような構造の連結座120に取り付ける。この実施態様では、逆円錐形のコイルバネ220を、図示するように補助ソール200に適用する。これは、履物等の大きさに従って選択されるので、コイルバネのいかなる形状も使用し得る。リアアウトソール210は、コイルバネ220の底面に結合する。コイルバネ220の先端を、コイルバネ220の中央部の方に急激に曲げ、こうして連結腕223を形成する。
【0064】
連結腕223を、連結子230に結合する。内面螺子切り部232を、連結子230の中央部に設け、そして、リアミッドソール100bの連結座120に形成した貫通孔121にボルトで固定する。この実施態様によれば、連結子230は、予め決められた高さの円板である。連結腕223を連結子230に結合するために、側方溝235を、連結子230の側壁に形成する。連結腕223を、連結子230の側方溝235に嵌め込む。連結子230を、載置ブロック125の内部に位置させ、連結座120に固定する。特に、連結腕223の一部を、載置ブロック125内に形成した組み合わさる嵌入空間125aに嵌め込み、こうして補助ソール200を予め決められた位置にて固定する。4個の嵌入空間125aを形成するので、補助ソール200の設置方向を、使用者が適宜に変更し得る。
【0065】
連結座120上に設けた載置ブロック125にコイルバネ220を取り付ける際、コイルバネ220の直径を、好ましくはコイルバネ220の上方部分の内周が載置ブロック125の外周上にしっかりと嵌るように選択する。
【0066】
一方、載置ブロック125を設ける際、好ましくは、案内部125bを、付加的に載置ブロック125上に設け、コイルバネの内周220と接触させるために突出させる。より好ましくは、外方に突出した案内部125bを、載置ブロック125を構成する各ユニットブロック125−1の外面に設けて、コイルバネの内周220を案内部125bに接触させるようにする。
【0067】
この実施態様では、逆円錐コイルバネを適用すると、女性の履物に適する。
【0068】
次に、第六の実施態様を説明する。図10は、第六の実施態様に従う靴底を示す概略斜視図である。
【0069】
第六の実施態様によれば、靴底もまた、フロントミッドソール100aおよびリアミッドソール100bを有する。連結座120を、リアミッドソール100bの下面に設け、貫通孔121を、連結座120の中央部に垂直に通して設け、そして、弛み止め用溝122を貫通孔121の周りに設ける。
【0070】
さらに、連結子230を、コイルバネ220の先端に結合し、内面螺子切り部232および弛み止め用突起231を連結子230の中央部に設ける。コイルバネ220がバネ座233に接触した状態で、連結子230をコイルバネに接着剤で接着する。
【0071】
特に、この実施態様は、アウトソール300がフロントミッドソール100aからリアミッドソール100bへ縦方向に延在し、コイルバネ220の底面と結合する点が上記した実施態様と相違する。すなわち、アウトソール300が、フロントミッドソール100aからコイルバネ220の底面に延在して、アウトソール300に切断部分が存在しないようにする。
【0072】
好ましくは、アウトソール300は、必要なら複数の部分に分ける。このため、アウトソール300の部分は、フロントミッドソール100aとリアミッドソール100bとの結合部分付近で互いに分離または結合する。すなわち、アウトソール300を、切断部分を持たないが複数の部分に分けるようにする。アウトソール300を複数の部分に分け、または部分をアウトソール300に結合するために、様々な構造を採用し得、例えば、スライドファスナー500を結合部分に取り付ける。
【0073】
さらに、本発明の第六の実施態様では、楔形空間をフロントミッドソール100aの後端とアウトソール300との間に設ける。機能挿入部400を楔形空間に嵌め込む。ここで、機能挿入部400は、衝撃吸収効果を増すのに優れた弾性を有する付加的部分である。
【0074】
一方、上記した第一、第二、第三、第四および第五の実施態様では、第六の実施態様と同様に、フロントミッドソール100aの予め決められた部分に窪んだ空間を設けてもよく、窪んだ空間を軟質材でできた衝撃吸収部140で埋める。フロントミッドソール100aより柔らかい材質でできた衝撃吸収部140をフロントミッドソール100aに取り付けるので、歩くときに足裏に直接伝わる衝撃を和らげ、そして疲労感覚を改善する。
【0075】
最後に、第七の実施態様を説明する。図11は、第七の実施態様に従う靴底要部の結合を示す斜視図である。
【0076】
この実施態様の靴底は、基本的にアウトソール300またはリアアウトソール210をコイルバネ220の下方部に設けるように構築する。コイルバネ220を、アウトソール300またはリアアウトソール210に接着剤で取り付けてもよい。とりわけ、この実施態様では、トンネル形ハウジングHを、アウトソール300またはリアアウトソール210の上面に設け、コイルバネ220の一部をハウジングHに嵌め込む。
【0077】
ハウジングHの位置は、コイルバネを置こうとする際に位置を考慮して決める。ハウジング孔H1を、アウトソール300またはリアアウトソール210の下面に、ハウジングHと係合するすように設ける。一方、ハウジングH内にハウジング孔H1に対応するようにしたコイルバネ220の端部に螺子孔225を設けて、コイルバネを、アウトソール300またはリアアウトソール210にボルトで固定するようにする。コイルバネをアウトソール300またはリアアウトソール210に固定する際、接着剤もまた、ハウジング孔H1を用いたボルト固定方法に加えて使用し得る。
【0078】
上記したように、本発明は、ランニングシューズ、ドレスシューズやカジュアルシューズを含む様々な種類の履物に適用可能であり、かつ着装者が歩く時の衝撃を最小にし、したがって筋骨格障害を患う人を治療し、あるいは筋骨格障害の悪化を防止するために使用する靴底を提供する。それゆえ、本発明の靴底は、高い産業上の利用性を有する。
【0079】
本発明の好ましい実施態様を説明の目的で開示してきたが、当業者は、様々な改変、付加および置換を、添付の図面に開示した本発明の範囲および精神を逸脱せずになし得ることに気づくはずである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
軟質のフロントミッドソール、該フロントミッドソールの下面に設けられたフロントアウトソール、該フロントミッドソールに結合した硬質のリアミッドソール、および、該リアミッドソールの下面に設けられかつ地面に接触するリアアウトソールに結合したコイルバネを持った補助ソールを有する靴底であって、
該リアミッドソールの下面から突出する連結座であって、連結座の中央部に垂直方向に貫通するように設けた貫通孔、該貫通孔の周りに形成した弛み止め用溝、および、該弛み止め用溝と独立に一定間隔に設けた少なくとも4個のピンスリットを含む前記連結座と、
該コイルバネの先端に結合した連結子であって、該弛み止め用溝に対応する弛み止め用突起、該連結子の中央部に設けた内面螺子切り部、および、該連結子の上面の端部に沿って設けられ、かつ、該コイルバネに接着剤で接着したバネ座を有する前記連結子と、
バネの上端に設けられ、かつ、組み合わさるピンスリットに嵌め込まれるように突出した止めピンとを含む前記靴底。
【請求項2】
前記連結子は、さらに、該バネ座の出発点を切断することにより形成した位置決め孔を含み、そして、位置決めストッパが、コイルバネの端部の下面から突出し、かつ、該位置決め孔に嵌め込まれるように該位置決め孔と対応した、請求項1に記載の靴底。
【請求項3】
さらに、該連結座と該コイルバネとの間に設置し、かつ、使用者の体の特徴に従って該補助ソールの高さを調整する補助座を含む、請求項1または2に記載の靴底。
【請求項4】
前記連結子を、該コイルバネにプラスチック用接着剤で取り付け、そして該コイルバネの表面を電着塗装または粉体塗装により滑らかに形成した、請求項1または2に記載の靴底。
【請求項5】
軟質のフロントミッドソール、該フロントミッドソールの下面に設けられたフロントアウトソール、該フロントミッドソールに結合した硬質のリアミッドソール、および、該リアミッドソールの下面に設けられかつ地面に接触するリアアウトソールに結合したコイルバネを持った補助ソールを有する靴底であって、
該リアミッドソールの下面から突出する連結座であって、連結座の中央部に垂直方向に貫通するように設けた貫通孔、該貫通孔の周りに形成した弛み止め用溝、および、該弛み止め用溝の外側に予め決められた曲率をもって位置するように該連結座に設けた複数の湾曲溝を含む前記連結座と、
該コイルバネの先端に結合した連結子であって、該弛み止め用溝に対応する弛み止め用突起、該連結子の中央部に設けた内面螺子切り部、および、該連結子の上面の端部に沿って設けられ、かつ、該コイルバネに接着剤で接着したバネ座を有する前記連結子とを含む前記靴底。
【請求項6】
各湾曲溝は急激に外方に曲げられるように形成することで湾曲を有し、そして、該コイルバネの端部は該湾曲溝に嵌め込まれるように曲げられた、請求項5に記載の靴底。
【請求項7】
軟質のフロントミッドソール、該フロントミッドソールの下面に設けられたフロントアウトソール、該フロントミッドソールに結合した硬質のリアミッドソール、および、該リアミッドソールの下面に設けられかつ地面に接触するリアアウトソールに結合したコイルバネを持った補助ソールを有する靴底であって、
該リアミッドソールの下面から突出する連結座であって、交差形に形成しかつ水平活動を許容するがそこから縦方向の離脱を防止するように形成したレール溝を含む前記連結座と、
該コイルバネの先端に結合した連結子であって、該レール溝に沿って滑らせるために突出した直線形レール、および、該連結子の上面の端部に沿って設けられ、かつ、該コイルバネに接着剤で接着したバネ座を有する前記連結子とを有する前記靴底。
【請求項8】
前記連結座の中央部に垂直に貫通孔を設け、そして、前記レールの中央部に内面螺子切り部を該貫通孔と対応するように設けて、ボルトを該貫通孔および該内面螺子切り部に固定するようにした、請求項7に記載の靴底。
【請求項9】
軟質のフロントミッドソール、該フロントミッドソールの下面に設けられたフロントアウトソール、該フロントミッドソールに結合した硬質のリアミッドソール、および、該リアミッドソールの下面に設けられかつ地面に接触するリアアウトソールに結合したコイルバネを持った補助ソールを有する靴底であって、
該リアミッドソールの下面から突出する連結座であって、連結座の中央部に垂直方向に貫通するように設けた貫通孔、該貫通孔の周りに形成した弛み止め用溝、および、該弛み止め用溝の外側に一定間隔にて位置するように該連結座に設けた複数の縦孔を有する前記連結座と、
該コイルバネの先端に結合した連結子であって、該弛み止め用溝に対応する弛み止め用突起、該連結子の中央部に設けた内面螺子切り部、および、該連結子の上面の端部に沿って設けられ、かつ、該コイルバネに接着剤で接着したバネ座を有する前記連結子と、
その終点が組み合わさる縦孔に嵌め込まれるように上方に曲げられたコイルバネとを有する前記靴底。
【請求項10】
軟質のフロントミッドソール、該フロントミッドソールの下面に設けられたフロントアウトソール、該フロントミッドソールに結合した硬質のリアミッドソール、および、該リアミッドソールの下面に設けられかつ地面に接触するリアアウトソールに結合したコイルバネを持った補助ソールを有する靴底であって、
該リアミッドソールの下面から突出する連結座であって、連結座の中央部に垂直方向に貫通するように設けた貫通孔、および、該貫通孔の周りに突出しかつ仮想円を形成しそして載置ブロック内に交差形の嵌入空間を形成した載置ブロックを有する前記連結座と、
その底部にて該リアアウトソールに結合しかつその先端にてコイルバネの中央部に向かって突出する連結腕を有するコイルバネと、
その中央部に内面螺子切り部を有しかつその側壁に側方溝を有して、該連結腕が該側方溝の側壁に嵌め込まれるようにした連結子であって、該載置ブロックの内部に突出しかつボルトで該貫通孔および該内面螺子切り部を固定した前記連結子とを有する前記靴底。
【請求項11】
前記連結子は該載置ブロックの内部に位置し、そして、該コイルバネの連結腕は複数の嵌入空間のいずれかに嵌め込まれた、請求項10に記載の靴底。
【請求項12】
前記載置ブロックは、さらに、該コイルバネの内周に接触するために突出する案内部を含む、請求項11に記載の靴底。
【請求項13】
軟質のフロントミッドソール、該フロントミッドソールの下面に設けられたフロントアウトソール、該フロントミッドソールに結合した硬質のリアミッドソール、および、該リアミッドソールの下面に結合したコイルバネを有する靴底であって、
該リアミッドソールの下面から突出する連結座であって、該連結座の中央部に垂直方向に貫通するように設けた貫通孔、および、該貫通孔の周りに形成した弛み止め用溝を有する前記連結座と、
連結子であって、連結子の中央部に該貫通孔に対応するように設けた内面螺子切り部、該弛み止め用溝に嵌め込まれる弛み止め用突起、および、該連結子の上面に端部に沿って設け、該コイルバネを取り付けるようにしたバネ座を有する前記連結子と、
該フロントミッドソールの下面から該リアミッドソールに延在し、該コイルバネの底部が固定されるアウトソールとを含む前記靴底。
【請求項14】
該アウトソールを、該フロントミッドソールと該リアミッドソールとの結合部の付近で二つの部分に分けた、請求項13に記載の靴底。
【請求項15】
さらに、機能挿入部を、該フロントミッドソールの後部終点と該アウトソールとの間に形成される楔形空間内に設けた、請求項13または14に記載の靴底。
【請求項16】
該フロントミッドソールの一部が沈下して窪んだ空間を形成し、そして軟質材でできた衝撃吸収部を該窪んだ空間に埋めた、請求項1、5、7、9、10および13のいずれかに記載の靴底。
【請求項17】
トンネル形ハウジングを該アウトソールまたは該リアアウトソールの上面に設け、そこへ該コイルバネの底面を固定して該コイルバネの一部を該ハウジングに嵌め込むようにし、そして、ハウジング孔を該アウトソールまたは該リアアウトソールの下面に形成してハウジングの内部と係合させ、螺子孔を該コイルバネの端部に形成して該ハウジングを嵌め込み、ボルトを該螺子孔に垂直方向に固定して、該コイルバネを該アウトソールまたはリアアウトソールに固定できるようにした、請求項1、5、7、9、10および13のいずれかに記載の靴底。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2009−279402(P2009−279402A)
【公開日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−114246(P2009−114246)
【出願日】平成21年5月11日(2009.5.11)
【出願人】(505413923)ゼット−コイル エルティーディ (2)
【Fターム(参考)】