鞄用芯材
【課題】鞄に多く用いても鞄の重量が大きくならず、しかも鞄の取り付けたい位置への位置決めが簡単になり、その取り付けたい位置に正確に取り付けることのできる鞄用芯材を提供する。
【解決手段】線状にした形状保持樹脂1をメッシュ状に織って熱溶着により固定し、定形に裁断可能としたものとしている。さらに、背負いベルトBの使用者の身体に接触する部分の少なくとも一部に、背負いベルトBの形状を変形可能として、この背負いベルトBに付設可能としたものとしている。
【解決手段】線状にした形状保持樹脂1をメッシュ状に織って熱溶着により固定し、定形に裁断可能としたものとしている。さらに、背負いベルトBの使用者の身体に接触する部分の少なくとも一部に、背負いベルトBの形状を変形可能として、この背負いベルトBに付設可能としたものとしている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ランドセルやリュックサック等の背負い鞄、学生鞄やビジネスバッグ等のショルダーバッグ、その他各種鞄の背当て部や背負いベルト等に用いられる鞄用芯材に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の鞄用芯材としては、図7、8に示したように、ランドセルRの背部11から背負いベルトBに向かって湾曲させた形状記憶材料よりなる補強材12からなるものが存在する。この鞄用芯材は、背負いベルトBの表部材13とクッション材14の間に、この背負いベルトBの長手方向に沿って止着させたものとしている(特許文献1)。
【0003】
このような鞄用芯材を用いたランドセルRは、長期間の使用によっても背負いベルトBがへたばることがなく、使用者の肩にいつまでもフィットする形状を維持しており、背負ったランドセルRが重く感じることがないものとなるとしている。
【0004】
さらに、この種の鞄用芯材としては、図9〜11に示したように、樹脂製形状保持テープ21からなるものが存在する。この鞄用芯材は、ランドセルRにおける合成皮革などからなる外装生地22(表生地22a、裏生地22b)の間に合成樹脂などからなるクッション材23を挟み込んだ背負いベルトBに、その外装生地22とクッション材23の間に挟み込み、これらを一纏めにして縫着したものとしている(特許文献2)。
【0005】
このような鞄用芯材を用いたランドセルRは、どのような体格の使用者がそのランドセルRを背負ったときにも、背負いベルトBを使用者の身体にフィットさせることができるものとなるとしている。
【特許文献1】登録実用新案第3011707号公報(第5頁、図1、2)
【特許文献2】登録実用新案第3126887号公報(第3、4頁、図1、3、5)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記従来の鞄用芯材は、何れも板状体からなっているため、硬くて定形に裁断するのが困難であり、また鞄に多く用いると重量が大きくなり、芯材を用いることによって鞄の重量も大きくなるという問題点を有していた。
【0007】
さらに、上記従来の鞄用芯材は、何れも平滑な板状体からなっているため、背負いベルトのような細い部分に挟み込む場合であっても、その内部で移動してずれてしまうことがあり、鞄本体の胴部や底部、蓋部などの広い部分に挟み込む場合には、特にこれらの内部で移動してずれてしまい、取り付けたい位置に正確に取り付けることができなくなるという問題点を有していた。
【0008】
また、上記従来の鞄用芯材は、取り付けたい位置に正確に取り付けるために接着剤を用いても、平滑な板状体からなっているため背負いベルトや鞄本体と接着しにくく、その取り付けたい位置への位置決めが困難であるという問題点を有していた。
【0009】
そこで、この発明は、上記従来の問題点を解決するものであり、鞄に多く用いても鞄の重量が大きくならず、しかも鞄の取り付けたい位置への位置決めが簡単になり、その取り付けたい位置に正確に取り付けることのできる鞄用芯材を提供することを目的としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この発明の鞄用芯材は、線状にした形状保持樹脂1をメッシュ状に織って熱溶着により固定し、定形に裁断可能としたものとしている。
【0011】
さらに、この発明の鞄用芯材は、背負いベルトBの使用者の身体に接触する部分の少なくとも一部に、背負いベルトBの形状を変形可能として、この背負いベルトBに付設可能としたものとしている。
【発明の効果】
【0012】
この発明の鞄用芯材は、以上に述べたように構成されているので、鞄に多く用いても鞄の重量が大きくならず、しかも鞄の取り付けたい位置への位置決めが簡単になり、その取り付けたい位置に正確に取り付けることのできるものとなり、各種鞄に用いられるのに好適なものとなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、この発明の鞄用芯材を実施するための最良の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0014】
この発明の鞄用芯材Mは、図1に示したように、線状にした形状保持樹脂1をメッシュ状に織って熱溶着により固定し、定形に裁断可能としたものとしている。
【0015】
前記形状保持樹脂1は、直径約0.3〜1mmの略円形断面を有する線状体としており、一本または複数本を束にして、約0.5〜2mm角のメッシュ孔2を有するようにしてメッシュ状に織ったものとしている。
【0016】
この発明で形状保持樹脂1とは、形状保持性を有する塑性変形可能な合成樹脂からなるものをいい、手指などによって曲げると、任意の角度に曲げることができ、さらに異なる曲げ角度に曲げる力が加わるまでは、その曲げられた形状をそのまま保持し得るものをいう。このようなものとしては、ポリオレフィンを一軸方向に高倍率延伸することにより得られるものがあり、例えば積水化学工業株式会社製の合成樹脂製形状保持材料である「フォルテ」(商標名)を上げることができるが、これに限定されるものではない。
【0017】
この発明の鞄用芯材Mは、以上のような構成にすることにより、定形に裁断可能なものとなり、例えば図2〜4に示したように、ランドセルRの背負いベルトBの使用者の身体に接触する部分の少なくとも一部に、背負いベルトBの形状を変形可能として、この背負いベルトBに付設可能としたものとすることができる。
【0018】
すなわち、この発明の鞄用芯材Mを、図2、3に示したように、合成皮革などの外装生地3(表生地3a、裏生地3b)の間に合成樹脂などのクッション材4を挟み込んだ背負いベルトBの上ベルトB1 の略上半部に対応した形状に裁断し、接着剤を塗布して前記外装生地3とクッション材4との間に挟み込み位置決めしてから、これらを一纏めにして縫着して固定したものとしている。
【0019】
さらに、この発明の鞄用芯材Mを、図2、4に示したように、合成皮革などの表生地3aと裏生地3bを重ね合わせた外装生地3よりなる背負いベルトBの下ベルトB2 の略全体に対応した形状に裁断し、接着剤を塗布して前記表生地3aと裏生地3bとの間に挟み込み位置決めしてから、これらを一纏めにして鋲5で固定したものとしている。
【0020】
この場合、この発明の鞄用芯材Mは、メッシュ状に織ったものとしているので、摩擦抵抗が大きくなり、外装生地3とクッション材4の間、または表生地3aと裏生地3bの間に挟み込んだときに滑りにくくなり、位置決めがし易いものとなる。さらに、この発明の鞄用芯材Mでは、形状保持樹脂1に塗布した接着剤が、織り目やメッシュ孔3に行き渡り、形状保持樹脂1と背負いベルトBとの接触面積が広くなって固化するので、接着力が強くなり、位置決めがし易いものとなる。
【0021】
以上のようにしてこの発明の鞄用芯材Mを付設したランドセルRの背負いベルトBは、図5に示したように、鞄用芯材Mを付設した部分の形状を使用者の身体との間に隙間が生じないように面接着するように、すなわち使用者の身体に全幅が面接着するように調整する。
【0022】
前記背負いベルトBをこのように調整するには、背負いベルトBの上ベルトB1 の使用者の肩から胸に接触する部分を、使用者の肩から胸にかけての湾曲形状に合わせて折り曲げ、その折り曲げた形状に維持しておき、背負いベルトBの下ベルトB2 の外側縁が使用者の脇腹に近づくように傾斜させた状態に折り曲げ、その折り曲げた形状に維持しておけばよい。
【0023】
そして、背負いベルトBをこのように調整したランドセルRを背負った場合には、図6に示したように、使用者の肩の位置や、使用者の脇腹から胸にかけた位置において、 背負いベルトBの全幅が面接着するようになり、背負いベルトBが使用者の身体にフィットしたものとなる。
【0024】
さらに、この発明の鞄用芯材Mは、メッシュ状に織ったものとしており、非常に軽いものとなっているので、背負いベルトBも軽くなり、ランドセルRの使用者に重量面でも負担の与えないものとなる。なお、この発明の鞄用芯材Mは、上記実施形態のようにランドセルRの背負いベルトBに実施するといっても、従来のような平滑な板状体からなるものを使用すると、背負いベルトBが重くなり、重いランドセルRがさらに重くなって、使用者である小学生にとっては、ランドセルRを背負う場合に大きな負担を与えるものになってしまう。
【0025】
また、この発明の鞄用芯材Mは、鞄本体の胴部や底部の全体に使用する場合もあるが、このような場合にもその鞄の重量に影響を与えることなく、鞄をそれほど重くないものにすることができる。しかし、従来のような平滑な板状体からなる鞄用芯材では、その鞄の重量に相当な影響を与えるものとなり、鞄が非常に重いものになってしまう。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】この発明の鞄用芯材の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】この発明の鞄用芯材を背負いベルトに用いたランドセルの背面図である。
【図3】この発明の鞄用芯材を用いた背負いベルトの上ベルトの一部断面斜視図である。
【図4】この発明の鞄用芯材を用いた背負いベルトの下ベルトの平面図である。
【図5】この発明の鞄用芯材を用いた背負いベルトをランドセルが背負い易いように調整した状態を示す説明図である。
【図6】図5のように調整したランドセルを背負った状態を示す説明図である。
【図7】従来の鞄用芯材の一例を背負いベルトに用いたランドセルの斜視図である。
【図8】従来の鞄用芯材の一例を用いた背負いベルトの一部断面斜視図である。
【図9】従来の鞄用芯材の他の例を示す斜視図である。
【図10】図9に示す従来の鞄用芯材を背負いベルトに用いたランドセルの背面図である。
【図11】図9に示す従来の鞄用芯材を用いた背負いベルトの一部断面斜視図である。
【符号の説明】
【0027】
1 形状保持樹脂
B 背負いベルト
【技術分野】
【0001】
この発明は、ランドセルやリュックサック等の背負い鞄、学生鞄やビジネスバッグ等のショルダーバッグ、その他各種鞄の背当て部や背負いベルト等に用いられる鞄用芯材に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の鞄用芯材としては、図7、8に示したように、ランドセルRの背部11から背負いベルトBに向かって湾曲させた形状記憶材料よりなる補強材12からなるものが存在する。この鞄用芯材は、背負いベルトBの表部材13とクッション材14の間に、この背負いベルトBの長手方向に沿って止着させたものとしている(特許文献1)。
【0003】
このような鞄用芯材を用いたランドセルRは、長期間の使用によっても背負いベルトBがへたばることがなく、使用者の肩にいつまでもフィットする形状を維持しており、背負ったランドセルRが重く感じることがないものとなるとしている。
【0004】
さらに、この種の鞄用芯材としては、図9〜11に示したように、樹脂製形状保持テープ21からなるものが存在する。この鞄用芯材は、ランドセルRにおける合成皮革などからなる外装生地22(表生地22a、裏生地22b)の間に合成樹脂などからなるクッション材23を挟み込んだ背負いベルトBに、その外装生地22とクッション材23の間に挟み込み、これらを一纏めにして縫着したものとしている(特許文献2)。
【0005】
このような鞄用芯材を用いたランドセルRは、どのような体格の使用者がそのランドセルRを背負ったときにも、背負いベルトBを使用者の身体にフィットさせることができるものとなるとしている。
【特許文献1】登録実用新案第3011707号公報(第5頁、図1、2)
【特許文献2】登録実用新案第3126887号公報(第3、4頁、図1、3、5)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記従来の鞄用芯材は、何れも板状体からなっているため、硬くて定形に裁断するのが困難であり、また鞄に多く用いると重量が大きくなり、芯材を用いることによって鞄の重量も大きくなるという問題点を有していた。
【0007】
さらに、上記従来の鞄用芯材は、何れも平滑な板状体からなっているため、背負いベルトのような細い部分に挟み込む場合であっても、その内部で移動してずれてしまうことがあり、鞄本体の胴部や底部、蓋部などの広い部分に挟み込む場合には、特にこれらの内部で移動してずれてしまい、取り付けたい位置に正確に取り付けることができなくなるという問題点を有していた。
【0008】
また、上記従来の鞄用芯材は、取り付けたい位置に正確に取り付けるために接着剤を用いても、平滑な板状体からなっているため背負いベルトや鞄本体と接着しにくく、その取り付けたい位置への位置決めが困難であるという問題点を有していた。
【0009】
そこで、この発明は、上記従来の問題点を解決するものであり、鞄に多く用いても鞄の重量が大きくならず、しかも鞄の取り付けたい位置への位置決めが簡単になり、その取り付けたい位置に正確に取り付けることのできる鞄用芯材を提供することを目的としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この発明の鞄用芯材は、線状にした形状保持樹脂1をメッシュ状に織って熱溶着により固定し、定形に裁断可能としたものとしている。
【0011】
さらに、この発明の鞄用芯材は、背負いベルトBの使用者の身体に接触する部分の少なくとも一部に、背負いベルトBの形状を変形可能として、この背負いベルトBに付設可能としたものとしている。
【発明の効果】
【0012】
この発明の鞄用芯材は、以上に述べたように構成されているので、鞄に多く用いても鞄の重量が大きくならず、しかも鞄の取り付けたい位置への位置決めが簡単になり、その取り付けたい位置に正確に取り付けることのできるものとなり、各種鞄に用いられるのに好適なものとなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、この発明の鞄用芯材を実施するための最良の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0014】
この発明の鞄用芯材Mは、図1に示したように、線状にした形状保持樹脂1をメッシュ状に織って熱溶着により固定し、定形に裁断可能としたものとしている。
【0015】
前記形状保持樹脂1は、直径約0.3〜1mmの略円形断面を有する線状体としており、一本または複数本を束にして、約0.5〜2mm角のメッシュ孔2を有するようにしてメッシュ状に織ったものとしている。
【0016】
この発明で形状保持樹脂1とは、形状保持性を有する塑性変形可能な合成樹脂からなるものをいい、手指などによって曲げると、任意の角度に曲げることができ、さらに異なる曲げ角度に曲げる力が加わるまでは、その曲げられた形状をそのまま保持し得るものをいう。このようなものとしては、ポリオレフィンを一軸方向に高倍率延伸することにより得られるものがあり、例えば積水化学工業株式会社製の合成樹脂製形状保持材料である「フォルテ」(商標名)を上げることができるが、これに限定されるものではない。
【0017】
この発明の鞄用芯材Mは、以上のような構成にすることにより、定形に裁断可能なものとなり、例えば図2〜4に示したように、ランドセルRの背負いベルトBの使用者の身体に接触する部分の少なくとも一部に、背負いベルトBの形状を変形可能として、この背負いベルトBに付設可能としたものとすることができる。
【0018】
すなわち、この発明の鞄用芯材Mを、図2、3に示したように、合成皮革などの外装生地3(表生地3a、裏生地3b)の間に合成樹脂などのクッション材4を挟み込んだ背負いベルトBの上ベルトB1 の略上半部に対応した形状に裁断し、接着剤を塗布して前記外装生地3とクッション材4との間に挟み込み位置決めしてから、これらを一纏めにして縫着して固定したものとしている。
【0019】
さらに、この発明の鞄用芯材Mを、図2、4に示したように、合成皮革などの表生地3aと裏生地3bを重ね合わせた外装生地3よりなる背負いベルトBの下ベルトB2 の略全体に対応した形状に裁断し、接着剤を塗布して前記表生地3aと裏生地3bとの間に挟み込み位置決めしてから、これらを一纏めにして鋲5で固定したものとしている。
【0020】
この場合、この発明の鞄用芯材Mは、メッシュ状に織ったものとしているので、摩擦抵抗が大きくなり、外装生地3とクッション材4の間、または表生地3aと裏生地3bの間に挟み込んだときに滑りにくくなり、位置決めがし易いものとなる。さらに、この発明の鞄用芯材Mでは、形状保持樹脂1に塗布した接着剤が、織り目やメッシュ孔3に行き渡り、形状保持樹脂1と背負いベルトBとの接触面積が広くなって固化するので、接着力が強くなり、位置決めがし易いものとなる。
【0021】
以上のようにしてこの発明の鞄用芯材Mを付設したランドセルRの背負いベルトBは、図5に示したように、鞄用芯材Mを付設した部分の形状を使用者の身体との間に隙間が生じないように面接着するように、すなわち使用者の身体に全幅が面接着するように調整する。
【0022】
前記背負いベルトBをこのように調整するには、背負いベルトBの上ベルトB1 の使用者の肩から胸に接触する部分を、使用者の肩から胸にかけての湾曲形状に合わせて折り曲げ、その折り曲げた形状に維持しておき、背負いベルトBの下ベルトB2 の外側縁が使用者の脇腹に近づくように傾斜させた状態に折り曲げ、その折り曲げた形状に維持しておけばよい。
【0023】
そして、背負いベルトBをこのように調整したランドセルRを背負った場合には、図6に示したように、使用者の肩の位置や、使用者の脇腹から胸にかけた位置において、 背負いベルトBの全幅が面接着するようになり、背負いベルトBが使用者の身体にフィットしたものとなる。
【0024】
さらに、この発明の鞄用芯材Mは、メッシュ状に織ったものとしており、非常に軽いものとなっているので、背負いベルトBも軽くなり、ランドセルRの使用者に重量面でも負担の与えないものとなる。なお、この発明の鞄用芯材Mは、上記実施形態のようにランドセルRの背負いベルトBに実施するといっても、従来のような平滑な板状体からなるものを使用すると、背負いベルトBが重くなり、重いランドセルRがさらに重くなって、使用者である小学生にとっては、ランドセルRを背負う場合に大きな負担を与えるものになってしまう。
【0025】
また、この発明の鞄用芯材Mは、鞄本体の胴部や底部の全体に使用する場合もあるが、このような場合にもその鞄の重量に影響を与えることなく、鞄をそれほど重くないものにすることができる。しかし、従来のような平滑な板状体からなる鞄用芯材では、その鞄の重量に相当な影響を与えるものとなり、鞄が非常に重いものになってしまう。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】この発明の鞄用芯材の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】この発明の鞄用芯材を背負いベルトに用いたランドセルの背面図である。
【図3】この発明の鞄用芯材を用いた背負いベルトの上ベルトの一部断面斜視図である。
【図4】この発明の鞄用芯材を用いた背負いベルトの下ベルトの平面図である。
【図5】この発明の鞄用芯材を用いた背負いベルトをランドセルが背負い易いように調整した状態を示す説明図である。
【図6】図5のように調整したランドセルを背負った状態を示す説明図である。
【図7】従来の鞄用芯材の一例を背負いベルトに用いたランドセルの斜視図である。
【図8】従来の鞄用芯材の一例を用いた背負いベルトの一部断面斜視図である。
【図9】従来の鞄用芯材の他の例を示す斜視図である。
【図10】図9に示す従来の鞄用芯材を背負いベルトに用いたランドセルの背面図である。
【図11】図9に示す従来の鞄用芯材を用いた背負いベルトの一部断面斜視図である。
【符号の説明】
【0027】
1 形状保持樹脂
B 背負いベルト
【特許請求の範囲】
【請求項1】
線状にした形状保持樹脂をメッシュ状に織って熱溶着により固定し、定形に裁断可能としたことを特徴とする鞄用芯材。
【請求項2】
背負いベルト(B)の使用者の身体に接触する部分の少なくとも一部に、背負いベルト(B)の形状を変形可能として、この背負いベルト(1)に付設可能としたことを特徴とする請求項1記載の鞄用芯材。
【請求項1】
線状にした形状保持樹脂をメッシュ状に織って熱溶着により固定し、定形に裁断可能としたことを特徴とする鞄用芯材。
【請求項2】
背負いベルト(B)の使用者の身体に接触する部分の少なくとも一部に、背負いベルト(B)の形状を変形可能として、この背負いベルト(1)に付設可能としたことを特徴とする請求項1記載の鞄用芯材。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2009−77991(P2009−77991A)
【公開日】平成21年4月16日(2009.4.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−250186(P2007−250186)
【出願日】平成19年9月26日(2007.9.26)
【出願人】(391043756)株式会社セイバン (33)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年4月16日(2009.4.16)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年9月26日(2007.9.26)
【出願人】(391043756)株式会社セイバン (33)
【Fターム(参考)】
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