説明

音声でプログラム可能であって音声で作動する車両ベースの電気製品遠隔制御

【課題】作動信号によって制御される電気製品を作動させるための、音声でプログラム可能であって音声で作動するプログラム可能な制御器を提供すること。
【解決手段】電気製品がローリング・コードの作動信号によって作動させられることをユーザが言語で示せば、制御器は合格のローリング・コードの送信をユーザが言語で示すまで多様なローリング・コードの作動信号の配列を送信する。制御器は合格のローリング・コード送信を表すデータを保存する。電気製品が固定コードの作動信号によって作動させられることをユーザが言語で示せば、制御器は合格の固定コード送信をユーザが言語で示すまで多様な固定コードの作動信号の配列の各々を送信するために固定コードのワードを使用する。次いで制御器は合格の固定コード送信を作り出すために使用される固定コードのワードおよび固定コードの仕組みを表すデータを保存する。作動入力部を言語で特定するユーザに応答して、制御器は保存されたデータに基づいて作動信号を送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばガレージ扉開閉器などの電気製品の車内での無線遠隔制御に関する。
【背景技術】
【0002】
ガレージ扉開閉器、防犯ゲート、住宅用警報器、照明などといった家庭用電気製品は遠隔制御で便利に操作されることが可能である。一般に、遠隔制御器は電気製品と一緒に購入される。遠隔制御器は無線周波数(RF)の作動信号を送信し、これが電気製品に付随する受信器によって認識される。アフター・マーケットの遠隔制御器は、本来の機器の遠隔制御器と異なる機能を提供することができる制御器として多く出回っている。そのような機能は小さくなったサイズ、多数の電気製品間の相互操作性、高められた性能などを含む。アフター・マーケットの制御器はまた、紛失もしくは破損した制御器に置き換えるため、または電気製品の利用のための別の遠隔制御器を単純に供給するために購入される。
【0003】
アフター・マーケットの遠隔制御器に関する一例の用途は自動車の中に一体化された遠隔ガレージ扉開閉器である。これらの一体型遠隔制御器は顧客の利便性、電気製品間の相互操作性、向上した安全性、および強化された車両価値を提供する。現在の車載の一体型遠隔制御器は、既にある送信器から受信される作動信号の特性を学習し、次いでユーザに指示されると同じ特性を有する単一の作動信号を作り出す「世界共通の」またはプログラム可能なガレージ扉開閉器を提供する。そのような装置に伴なう問題はこれらの装置のプログラミングにおいてユーザにより体験される難題である。
【0004】
自動車はユーザと対話するますます多種多様な標準特性およびオプションを有する。実例は車載型娯楽システム、地図マッピングおよび測位システム、一体型電話器、人工言語状態情報システム、音声認識システムなどを含む。これらのシステムはユーザが多量の情報および複雑な概念を入力することおよび受け取ることを可能にする。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
必要とされることは車載の一体型遠隔制御器のプログラミングおよび作動過程の中に人間−車両インターフェースの進歩を組入れることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は音声でプログラム可能であって音声で作動する世界共通の車載型遠隔制御器を提供する。
【0007】
本発明の実施形態は複数の送信スキームのうちの1つに応答して無線で電気製品を作動させるためのシステムを提供する。このシステムは複数の送信スキームのいずれかに基づいて無線周波数の作動信号を送信するように動作する送信器を含む。このシステムは少なくとも1つのユーザ作動入力部を含み、各々の作動入力部が無線チャンネルを識別する。このシステムは複数のローリング・コード送信スキームと複数の固定コード送信スキームを記述するデータを保持するメモリを含む。このシステムは人間ユーザの言語を電気信号へと変換するための音声識別器、および電気信号を人間ユーザの言語へと変換するための音声発生器を含む。このシステムは送信器、少なくとも1つのユーザ作動入力部、音声識別器、音声発生器、およびメモリと通信する制御論理を含む。この制御論理はローリング・コード・プログラミング・モード、固定コード・プログラミング・モード、および動作モードを実行する。
【0008】
ローリング・コード・プログラミング・モードにある制御論理は音声識別器が合格したローリング・コード送信スキームを示す人間言語をユーザから受信するまでローリング・コードの作動信号の配列を作り出して送信する。このローリング・コードの作動信号の配列の中の各々のローリング・コードの作動信号はローリング・コード送信スキームのうちの異なる1つに基づいている。制御論理は少なくとも1つの作動入力部のうちの1つに付随する合格したローリング・コード送信スキームを特定し、かつこの合格したローリング・コード送信スキームに付随する作動入力部を示す人間言語をユーザが聞くように音声発生器に可聴式で発生させるデータを保存する。
【0009】
固定コード・プログラミング・モードにある制御論理は音声識別器がユーザから固定コードを識別する人間言語を受信すると音声識別器から固定コードを受信する。次いで制御論理は音声識別器が合格した固定コード送信スキームを示す人間言語をユーザから受信するまで固定コードの作動信号の配列を作り出して送信する。固定コードの作動信号の配列の中の各々の固定コードの作動信号は複数の固定コード送信スキームのうちの1つに基づいており、受信された固定コードを各々が送信する。制御論理は少なくとも1つの作動入力部のうちの1つに付随する合格した固定コード送信スキームを特定し、かつこの合格した固定コード送信スキームに付随する作動入力部を示す人間言語をユーザが聞くように音声発生器に発生させる固定コードとデータを保存する。
【0010】
動作モードにある制御論理は、作動させられるべき作動入力部を識別する人間言語を音声識別器がユーザから受け取ると作動させられるべき作動入力部の識別を音声識別器から受け取り、識別された作動入力部に付随するデータを読み出し、読み出したデータに基づいて作動信号を送信する。
【0011】
本発明の他の実施形態は電気製品を作動させる方法を提供し、この電気製品はRF作動信号によって制御される。この方法は、電気製品がローリング・コードの作動信号によって作動させられることをユーザが言語で示せば、合格したローリング・コード送信をユーザが言語で示すまで多様なローリング・コードの作動信号の配列を送信する工程、次いで合格したローリング・コード送信を作り出すために使用されるローリング・コードのスキームを表すデータを保存する工程を含む。この方法は、電気製品が固定コードの作動信号によって作動させられることをユーザが言語で示せば、合格した固定コード送信をユーザが言語で示すまで多様な固定コードの作動信号の配列を作り出して送信するために固定コードのワードを使用する工程、次いで合格した固定コード送信を作り出すために使用される固定コードのワードおよび固定コードのスキームを表すデータを保存する工程を含む。作動入力部を言語で特定するユーザに応答して、本方法は保存されたデータに基づいて作動信号を作り出し、送信する工程を含む。
【0012】
本発明の他の実施形態はプログラム可能な遠隔制御器を複数の電気製品作動スキームのうちの1つに対してプログラムする方法を提供する。この方法は作動信号のタイプを特定するユーザ・タイプの音声入力を受け取る工程を含む。この方法は、ユーザ・タイプの音声入力が可変コード・タイプを指定すれば目標の電気製品が作動させられたことを示すユーザの合格した音声入力を受け取るまで可変コードの作動信号を送信する工程を含む。この方法は、ユーザ・タイプの音声入力が固定コード・タイプを指定すれば固定コードを与えるユーザの固定コード音声入力を受け取り、目標の電気製品が作動させられたことを示すユーザの合格した音声入力を受け取るまで固定コードの作動信号を送信する工程を含む。この方法は、受信されたユーザの合格の音声入力に基づいて目標の電気製品を作動させるための作動信号を特定する情報を保存する工程を含む。
【0013】
本発明の以上の特徴およびその他の特徴と利点は添付の図面と結び付けると以下の詳細な説明から容易に明らかになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1を参照すると、本発明の一実施形態による電気製品制御システム20を具体的に示すブロック図が示されている。電気製品制御システム20は無線送信器を使用して1つまたは複数の電気製品が遠隔制御されることを可能にする。示された実例では無線周波数(RF)の遠隔制御器はガレージ扉開閉器(GDO)を操作するために使用される。しかしながら、本発明は他の機械的な障害物、照明、警報システム、温度制御システムなどといった多種多様な電気製品を制御するために応用されることが可能である。
【0015】
電気製品制御システム20はガレージ扉を有するガレージ22を含む。GDO受信器24がGDOを制御するためのRF制御信号26を受信する。作動信号は受信器特性のセットとして表されることが可能である送信スキームを有する。ユーザの作動動作に応答して1つまたは複数の現行の送信器(ET)28が受信器特性を示すRF作動信号26を作り出す。
【0016】
電気製品制御システム20のユーザがシステム20に新たな送信器を追加するように望むこともあり得る。例えば、プログラム可能な制御器を含む車両ベースの送信器(VBT)30が車両32に導入されてもよい。VBT30はGDOの受信器24を作動させるために適した特性を有する作動信号を含む作動信号の配列34を作り出す。示された実例ではプログラム可能な制御器30は車両32に搭載されている。しかしながら、本発明は携帯型、壁掛け型、鍵容器内などであることもやはりあり得る一般的な遠隔制御器にも当てはまる。
【0017】
ここで図2を参照すると、本発明の一実施形態による作動信号の特性を具体的に示す概略図が示されている。作動信号の中の送信情報は通常ではバイナリ・データ・ワード60として表される。データ・ワード60は送信器識別子62、機能表示子64、コード・ワード66などの1つまたは複数の領域を含んでもよい。送信器識別子(TRANS ID)62は遠隔制御送信器を独自に見分ける。機能表示子64は遠隔制御送信器上の複数の機能ボタンのうちのいずれが作動させられたかを示す。コード・ワード66は誤作動および不正なアクセスを阻止するのに役立つ。
【0018】
いくつかのタイプのコード66が見込まれる。1つのタイプのコードは固定コードであり、ここでは所定の遠隔制御送信器からの各々の送信は同じコード66を有する。対照的に、可変コードのスキームは各々の作動でコード66のビット・パターンを変える。ローリング・コードとして知られている最も一般的な可変コードのスキームは同期(sync)カウンタの値を暗号化することによってコード66を作り出す。各々の作動後にカウンタがインクリメントされる。暗号化技法は暗号化されたカウンタ値の配列が乱数であると見えるようにされる。
【0019】
データ・ワード60は、通常では高電圧レベルと低電圧レベルとの間で推移するアナログ信号であるベースバンド・ストリーム70に変換される。多重レベル送信もやはり可能である。極性信号方式、オンオフ信号方式、バイポーラ信号方式、デュオバイナリ信号方式、マンチェスタ信号方式などを含めた様々なベースバンド符号化または変調のスキームが知られている。ベースバンド・ストリーム70は周波数ゼロ付近に中心を置くベースバンド電力スペクトル密度72を有する。
【0020】
ベースバンド・ストリーム70は概して80で示される変調過程を通じてRF信号へと変換される。ベースバンド・ストリーム70は搬送波82の1つまたは複数の特性を変調することで広帯域信号84を作り出すために使用される。図2に乗算によって数学的に例示される変調過程80は一般的にオンオフ・キーイングと称される振幅変調の形式を実施する。当業者によって認識されるであろうが、周波数変調、位相変調などを含めた多くの他の変調形式が可能である。示された実例では、ベースバンド・ストリーム70は搬送波82を変調する包絡線86を形成する。広帯域電力スペクトル密度88に例示されるように、周波数領域の効果は搬送波82の搬送波周波数f付近に中心を置くようにベースバンド電力スペクトル密度72を上の周波数にシフトすることである。
【0021】
ここで図3を参照すると、本発明で使用されることが可能であるローリング・コード動作を具体的に示すブロック図が示されている。ローリング・コードを使用する遠隔制御システムは通常動作のために送信器と受信器の両方で暗号キー100を必要とする。良好に設計されたローリング・コードのスキームでは、暗号キー100は送信器から受信器へと送信されない。通常、暗号キー100は送信器識別子62および製造(MFG)キー104に基づいてキー発生アルゴリズム102を使用して作り出される。次いで、暗号キー100および送信器識別子62は特定の送信器内に保存される。カウンタ106もやはり送信器内で初期化される。毎回作動信号が送られる度に、暗号キー100を使用してカウンタ106からローリング・コード値110を作り出すために送信器は暗号化アルゴリズム108を使用する。送信される作動信号はローリング・コード110および送信器識別子62を含む。
【0022】
ローリング・コード受信器は通常動作の前に準拠する送信器に教育される。受信器は学習モードに置かれる。作動信号を受信すると、受信器は送信器識別子62を抽出する。次いで、受信器は製造キー104を備えたキー作成アルゴリズム102および受信した送信器識別子62を使用して送信器によって使用される暗号キーと同じ暗号キー100を作り出す。新たに作り出された暗号キー100はローリング・コード110を解読するために解読アルゴリズム112によって使用され、カウンタ106に等しいカウンタ114を作り出す。次いで、受信器はカウンタ114および送信器識別子62に付随する暗号キー100を保存する。暗号化アルゴリズム108と解読アルゴリズム112は同じアルゴリズムであることが可能である。
【0023】
通常動作において、受信器が作動信号を受信すると最初に受信器は送信器識別子62を抽出し、送信器識別子62をすべての学習した送信器識別子と比較する。合致が見出されなければ、受信器は作動信号を拒絶する。合致が見出されれば、受信器は受信した送信器識別子62に付随する暗号キー100を回収し、受信した作動信号からローリング・コード110を解読してカウンタ114を作り出す。受信したカウンタ106が送信器識別子62に付随するカウンタ114に合致すれば作動が進行する。受信したカウンタ106が保存されたカウンタ114を合格した作動に関して予め設定された量で超えることもやはりあり得る。
【0024】
他のローリング・コードのスキームは製造キー104および「種」もしくは乱数に基づいて暗号キー100を発生する。現行の送信器は受信器が学習モードに置かれているときにこの種を電気製品の受信器に送信する。この送信器は通常では、例えば特定の組合せのボタンを押すことによって入力される種を送信するための特別のモードを有する。受信器は暗号キー100を作り出すためにこの種を使用する。本発明は暗号キーを作り出すための種の使用ならびに他のいずれかの可変コードのスキームに当てはまる。
【0025】
ここで図4を参照すると、本発明の一実施形態により使用されることが可能である固定コード設定を具体的に示す概略図が示されている。固定コード・システムは通常、ユーザがDIPスイッチまたはジャンパのセットを通じて固定コードの値を設定することを可能にする。例えば、固定コードの受信器24と送信器28は、そのうちの1本が122で示される複数のピンを有するプリント回路基板120を支持電子装置と一体で各々含んでもよい。ピン122は3本の横列および固定コードの値の中のビット数に等しいいくつかの縦列で格子状に配列される。そのうちの1つが124で示されるジャンパが第1と第2のピンまたは第2と第3のピンを跨いで各々の縦列に置かれる。一方の位置は論理「1」を表し、他方の位置は論理「0」を表す。様々な代替のスキームもやはり可能である。例えば、ジャンパ124の存在下または不在下で2本の横列が使用され、論理2進値の1つを示すことも可能である。別の代替例として、DIPスイッチのセットが使用され、「上」が一方の2進値を表し、「下」が他方を表すことも可能である。
【0026】
本発明の様々な実施形態において、ユーザは現行の送信器28または電気製品の受信器24から固定コードの値を読み取り、プログラム可能な制御器30による受信のためにこの固定コードの値を音声で話すように依頼される。そのような値を読み取るように依頼されるユーザによって体験される難題はいずれの最後から出発するか判定することにある。別の難題はいずれの設定が2進の「1」を表し、いずれの設定が2進の「0」を表すか判定することにある。例えば、図4に表されたパターンは「00011010」、「11100101」、「01011000」、または「10100111」として解釈されることが可能である。誤った値を入力することは自分の固定コード送信器をプログラムできない理由が不明確であるユーザにフラストレーションを与えかねない。この状況を矯正するために、本発明の実施形態はユーザによって入力される固定コードの値、および固定コードのビット単位の逆順、固定コードのビット単位の反転、およびビット単位の逆順と反転の両方のうちの少なくとも1つに基づいて固定コードの作動信号を送信する。
【0027】
ここで図5を参照すると、本発明の一実施形態によるプログラム可能な遠隔制御器30を具体的に示すブロック図が示されている。プログラム可能な制御器30は制御論理130、および概して132で示される送信器部分を含む。送信器部分132は可変周波数発振器134、変調器136、可変利得増幅器138、およびアンテナ140を含む。作動信号34の配列の中の各々の作動信号について、制御論理130は周波数制御信号142を使用して可変周波数発振器134によって作り出される作動信号の搬送波周波数を設定する。制御論理130は変調器136でこの搬送波周波数を変調することで作動信号を作り出し、これが可変利得増幅器138によって増幅される。変調器136はデータ・ワードを変調制御信号144上で直列にシフトすることによって制御されてもよい。周波数変調、位相変調などといった他の形態の変調も可能である。可変利得増幅器138は利得制御信号146を使用してアンテナ140に最大許容可能な出力電力を供給するように設定される。
【0028】
制御論理130は遠隔制御プログラミングおよび人間ユーザによって話された作動命令を含むユーザ入力148を受け取る。ユーザ音声入力148はマイクロフォンと制御論理130に直接接続された音声識別ユニット(VRU)、シリアル・バスを介して間接的に制御論理130に接続されたVRU、制御論理130と合体したVRUなどを通してユーザから制御論理130へと供給されることが可能である。制御論理130はユーザがコンピュータの合成音声として聞くように遠隔制御プログラミングおよび作動情報を含むユーザ出力150を作り出す。ユーザ音声出力150はスピーカと制御論理130に直接接続された音声合成器、制御論理130に間接的に接続された音声合成器、制御論理130と合体した音声合成器などを通して制御論理130からユーザに供給されることが可能である。
【0029】
ここで図6を参照すると、本発明の一実施形態による制御論理130とユーザ・インターフェース160を具体的に示す概略図が示されている。制御論理130およびユーザ・インターフェース160用の電子装置はマイクロコントローラ162で実施されることも可能である。ユーザ・インターフェース160は少なくとも1つの作動入力部164を含む。3つの作動入力部164が「A」、「B」、および「C」で標識されて示されている。各々の作動入力部164はマイクロコントローラ162のためのデジタル入力(DI)に電圧信号を供給する押しボタン・スイッチ166で実施される。ユーザ・インターフェース160は各々の作動入力部164に付随する表示ランプ168を含む。各々の表示ランプ168はマイクロコントローラ162からデジタル出力(DO)によって供給される1つまたは複数の発光ダイオードを使用して実施されてもよい。
【0030】
ユーザ・インターフェース160はプログラム可能な制御器30の人間ユーザがユーザ入力148をマイクロコントローラ162に供給することを可能にする。上記で示されたように、かつ下記で述べられるであろうが、ユーザ入力148はユーザによって話される情報、命令、要求その他を含んでもよい。本発明によると、ユーザ音声入力148はユーザによって話されるプログラミングおよび/または作動情報を含む。この目的のために、ユーザ・インターフェース160はマイクロフォン170、およびマイクロコントローラ162に接続されたVRU172を含む。動作時では、ユーザはプログラミングまたは作動命令などの情報をマイクロフォン170に話す。マイクロフォン170は話された命令を電気信号に変換する。VRU172がこの電気信号を分析してマイクロコントローラ162への命令を示す信号を供給する。
【0031】
ユーザ・インターフェース160はプログラム可能な制御器30がユーザ出力150をユーザに提供することを可能にする。上記で示されたように、かつ下記で述べられるであろうが、ユーザ出力150はユーザが聞くようにマイクロコントローラ162によってコンピュータ処理された音声として話される情報、命令、要求その他を含んでもよい。上記で示されたように、かつ下記で述べられるであろうが、コンピュータ処理された音声出力150はユーザが聞くようにマイクロコントローラ162によって作り出されるプログラミングおよび/または作動情報を含んでもよい。この目的のために、ユーザ・インターフェース160は音声発生器174、およびマイクロコントローラ162に接続されたスピーカ176を含む。動作時では、マイクロコントローラ162はプログラミング要求などの情報を示す電気信号を音声発生器174に出力する。音声発生器174はこの電気信号をコンピュータ処理された音声信号に変換する。スピーカ176はユーザがプログラミング要求を聞くようにこのコンピュータ処理された音声信号を出力する。
【0032】
マイクロコントローラ162は送信された作動信号の特性を判定する制御信号を作り出す。周波数制御信号142はアナログ出力部(AO)からマイクロコントローラ162に供給される。例えば、電圧制御型発振器を使用して可変周波数発振器134が導入される場合、周波数制御信号142の電圧を変えることが作動信号の搬送波周波数を制御する。周波数制御信号142もやはり固定周波数源の間で選択を行うために使用される1つまたは複数のデジタル出力であってもよい。変調制御信号144はデジタル出力によってマイクロコントローラ162に供給される。固定コードまたはローリング・コードのデータ・ワードは実施される作動スキームのベースバンド変調およびビットレート特性と一致して変調制御144で出される。マイクロコントローラ162は作り出される作動信号の振幅を制御するために利得制御信号146をアナログ出力として作り出す。アナログ出力信号は外部のデジタル/アナログ変換器に供給するデジタル出力信号で置き換えられてもよい。
【0033】
ここで図7を参照すると、本発明の一実施形態による制御モードを実行するためのメモリ・マップ190が示されている。メモリ・マップ190はプログラム可能な制御器30によって使用されるデータ・テーブルのためのメモリの割り当てを表す。このデータはフラッシュメモリなどの不揮発性メモリに保持されてもよい。メモリ・マップ190はチャンネル・テーブル192、モード・テーブル194、およびスキームテーブル196を含む。
【0034】
チャンネル・テーブル192はプログラム可能な制御器30によってサポートされる各々のチャンネルについて、そのうちの1つが198で示されるチャンネル記入項目を含む。通常、各々のチャンネルはユーザ作動入力部に対応する。図7に例示された実例では、3つのチャンネルがサポートされる。各々のチャンネル記入項目198は2つの領域、モード表示子200と固定コード202を有する。モード表示子200はそのチャンネルに関してプログラムされたモードを示す。示された実施形態ではモード表示子200内のゼロはローリング・コードのモードを示す。モード表示子200内のゼロ以外の整数はその整数値に等しいコード・サイズを備えた固定コードのモードを示す。例えば、第1のチャンネル(CHAN1)は8ビットの固定コードの動作のためにプログラムされており、第2のチャンネル(CHAN2)はローリング・コードの動作のためにプログラムされており、第3のチャンネル(CHAN3)は10ビットの固定コードの動作のためにプログラムされている。固定コードの値202は固定コードのモードのためのプログラムされた固定コードを保持する。固定コードの値202は固定コードのモードの機能コード64を保持することもやはりあり得る。固定コードの値202は機能コード64を保持してもよく、またはローリング・コードのモードのためにプログラムされたチャンネル内でまったく使用されなくてもよい。
【0035】
モード・テーブル194はサポートされる各々のモードのための記入項目を含む。例示された4つの記入項目はローリング・コードの記入項目204、8ビットの固定コード記入項目206、9ビットの固定コード記入項目208、および10ビットの固定コード記入項目210である。各々の記入項目は表されるモードのためのモード表示子200で始まり、次の値はそのモードで直列に送信されるスキームの数を示すスキームの総数212である。スキームの総数212に続くものは各々のスキームに関するスキームのアドレス214である。モード・テーブル194の第1の記入項目のアドレスは制御論理130によって知られているテーブル開始ポインタ216内に保持される。特定のモードに関してデータにアクセスすると、制御論理130は所望のモードに合致するモード表示子200についてモード・テーブル194を通じて検索する。モード表示子200およびスキーム総数212の使用は各々のモードに新たなスキームを追加するため、およびモード・テーブル194に新たなモードを追加するための柔軟性のある表現を供給する。
【0036】
スキームテーブル196は作動信号34の配列内の各々の作動信号を作り出すために必要な特性および他の情報を保持する。スキームテーブル196はそのうちの1つが220で示される複数のローリング・コード記入項目、およびそのうちの1つが222で示される複数の固定コード記入項目を含む。各々のローリング・コード記入項目220は送信器識別子62、カウンタ106、暗号キー100、搬送波周波数224、およびサブルーチン・アドレス226を含む。サブルーチン・アドレス226は作動信号を作り出すために制御論理130によって実行可能なコードを指し示す。追加的な特性がこのコードの中に内蔵されてもよい。各々の固定コード記入項目222は搬送波周波数224とサブルーチン・アドレス226を含む。次期ポインタ228はスキームテーブル196の後の次に開く場所を指し示す。制御論理130によって受け取られたいずれの新たなスキームも次期ポインタ228によってスキームテーブル196に付け加えられることが可能である。
【0037】
メモリ・マップ190は固定コードのサイズに基づいて単一のローリング・コードのモードおよび3つの固定コードのモードを導入する。他のモード配列も可能である。例えば、複数のローリング・コードのモードが使用されてもよい。1つの固定コードのモードのみが使用されてもよい。複数の固定コードのモードが使用される場合、固定コードのモード間の区別をするために固定コードのサイズ以外の特性が使用されてもよい。例えば、固定コードのスキームが搬送波周波数、変調技法、ベースバンド変調などによって分類されることも可能である。
【0038】
代替の実施形態では、チャンネル・テーブル192がチャンネル記入項目198に関して異なる値を保持してもよい。例えば、各々のチャンネル記入項目198は成功裏に教育されたスキームのスキームアドレス214ならびに固定コードの値202を含むこともあり得る。
【0039】
ここで図8、9、10、および11を参照すると、本発明の一実施形態によるプログラム可能な制御器の動作を具体的に示すフローチャートが示されている。図8では、ローリング・コードの教育、固定コードの教育、および作動を含むユーザ入力処理が与えられる。ブロック350にあるように、ユーザ音声入力148が調べられる。ブロック356にあるように、ユーザ音声入力148がローリング・コードの教育を指定しているか否かに関して判定が為される。そうであれば、ブロック358にあるように、ローリング・コードの教育ルーチンが呼び出される。そうでなければ、ブロック360にあるように、ユーザ音声入力148が固定コードの教育を指定しているかどうかに関して判定が為される。そうであれば、ブロック362にあるように、固定コードの教育ルーチンが呼び出される。そうでなければ、ブロック364にあるように、ユーザ音声入力148が作動を指定しているかどうかに関して判定が為される。そうであれば、ブロック366にあるように、作動ルーチンが呼び出される。
【0040】
ここで図9を参照すると、ローリング・コードの教育ルーチンが与えられる。このルーチンは1つまたは複数のローリング・コードの作動信号が試験として送信されるループを含む。ユーザは目標の電気製品が作動したか否かを示すユーザ音声入力148をフィードバックとして供給する。
【0041】
ブロック370にあるように、配列内の次のローリング・コードのスキームがロードされる。ブロック372にあるように、ローリング・コードが土台を置くsyncカウンタが初期化される。ブロック374にあるように、ローリング・コードの値を作り出すためにsyncカウンタが現在のスキームに従って暗号化される。ブロック376にあるように、作り出されたローリング・コードの値を含むデータ・ワードが形成される。ブロック378にあるように、搬送波が設定される。ブロック380にあるように、現在のスキームに従って搬送波を変調するためにこのデータ・ワードが使用される。次いで、結果として生じた作動信号が送信される。
【0042】
ブロック382にあるように、推測と検証の手法がユーザとの対話を要求する。一実施形態では、この検証は予め設定された時間量について休止する。現在の検証が合格であることを示すユーザ音声入力148がこの時間内に受信されなければ、システムは現在の検証が不合格であったと仮定する。ブロック384にあるように、合格のためのチェックが為される。ユーザ音声入力148が目標の電気製品の作動を示せば、ブロック386にあるように、1つまたは複数の合格したスキームを示す情報が保存される。この情報は特定のユーザ作動入力部164に関連付けられてもよい。ユーザは特定のユーザ作動入力部164をブロック382の一部として割り当ててもよく、またはブロック386の一部として作動入力部を指定するように音声で指示されてもよい。
【0043】
ブロック384に戻って、ユーザが合格した作動を示さなければ、ブロック390にあるように、いずれかのスキームが残っているかどうか判定するためにチェックが為される。残っていなければ、ブロック392にあるように、音声の失敗表示などがユーザに供給される。いずれかのスキームが残っていれば、検証ループが繰り返される。
【0044】
図9に例示された教育ルーチンは各々の検証について単一の作動信号が作り出されることを示している。しかしながら、各々の検証で多数の作動信号が作り出されて送信されることも可能である。一実施形態では、成功裏に電気製品を作動させたスキームまたは複数のスキームを絞り込むためにさらなる検証が実施される。他の実施形態では、適切な作動入力が受信される度に合格した配列が再送信されるように、プログラム可能な制御器が合格した配列を示す情報を保存する。
【0045】
ここで図10を参照すると、固定コードの教育ルーチンが与えられる。ブロック400にあるように、ユーザは固定コードの値を示すユーザ音声入力148を催促される。ブロック402にあるように、ユーザ音声入力148が受信される。ブロック402でいったん固定コードの値が受信されると推測と検証のループが入力される。ブロック416にあるように、検証が進行していることを示すディスプレイがユーザに提供されてもよい。ブロック418にあるように、次の固定コードのスキームを記述する情報がロードされる。ブロック420にあるように、固定コードを含むデータ・ワードが形成される。ブロック422にあるように、搬送波周波数が設定される。ブロック424にあるように、搬送波を変調するためにこのデータ・ワードが使用されることで作動信号を作り出し、次いでこれが送信される。ブロック426にあるように、検証の合格に関するユーザ音声入力148が受信される。再び、システムは予め設定された時間量について休止してもよく、入力が受信されなければ検証が不合格であったと仮定する。場合によっては、システムは合格もしくは不合格を特に示すユーザ音声入力を待ってもよい。ブロック428にあるように、検証が合格であったか否かを判定するためにチェックが為される。合格であれば、1つまたは複数の合格したスキームおよび固定コードの値を特定する情報が保存される。この情報はユーザによって指定される特定の作動入力部164と関連付けられてもよい。さらに、モードは選択された作動入力部164に対して固定されたモードに変更される。合格が示されなければ、ブロック432にあるように、いずれかのスキームが残っているかどうか判定するためにチェックが為される。残っていなければ、ブロック434にあるように、不合格が言葉でユーザに出力される。いずれかのスキームが残っていれば、検証ループが繰り返される。
【0046】
図10に例示された推測と検証のスキームはループを通過する度に単一の作動信号を作り出して送信する。しかしながら、ローリング・コードの教育と同様に各々の検証の中で複数の固定コードの作動信号が送信されてもよい。いったん合格がユーザによって示されて音声で示されると、合格の作動信号の選択をさらに絞り込むためにユーザが音声で催促されてもよい。場合によっては、配列を記述する情報が保存されてもよく、この配列に付随する作動信号が受信されると配列全体が再送信される。
【0047】
ここで図11を参照すると、本発明の一実施形態による作動ルーチンを具体的に示すフローチャートが示されている。ブロック440にあるように、ユーザ音声入力148としてユーザによって音声で主張された作動入力部164に付随する情報が取り出される。ブロック442にあるように、この作動チャンネルに付随するモードがローリングであるかどうか判定するためにチェックが為される。そうであれば、ブロック444にあるように、syncカウンタがロードされてインクリメントされる。ブロック446にあるように、ローリング・コードの値を作り出すためにsyncカウンタが暗号化される。ブロック448にあるように、このローリング・コードの値を含むデータ・ワードが形成される。ブロック450にあるように、搬送波周波数が設定される。ブロック452にあるように、搬送波を変調するためにこのデータ・ワードが使用されることで作動信号を作り出し、次いでこれが送信される。ブロック454にあるように、syncカウンタが保存される。
【0048】
ブロック442に戻って、モードがローリングでなければ、ブロック456にあるように、保存された固定コードの値が取り出される。ブロック458にあるように、取り出された固定コードを含むデータ・ワードが形成される。ブロック460にあるように、搬送波周波数が設定される。ブロック462にあるように、搬送波を変調するためにこのデータ・ワードが使用されることで作動信号を作り出し、次いでこれが送信される。
【0049】
固定コードおよびローリング・コードの電気製品へのプログラミングのため、および固定コードおよびローリング・コードの電気製品に関する作動入力に応答するための様々な実施形態が提供されることが可能である。例えば、プログラム可能な制御器30はローリング・コードのチャンネルの作動ですべてのローリング・コードの作動信号を送信し、固定コードのチャンネルをプログラムするための推測と検証の教育を使用するシステムを導入することが可能である。他の実例として、プログラム可能な制御器30はすべての可能なローリング・コードのスキームを使用する推測と検証の教育用に構成されることが可能であるが、しかし固定コードを教育するときに、ユーザによって入力される固定コードの値のビット数に等しいビット数を有する固定コードの値で使用されることが知られている固定コードのスキームのみに基づいて作動信号を作り出して送信する。
【0050】
ここで図12、13、および14を参照すると、本発明の一実施形態によるプログラム可能な制御動作を具体的に示すフローチャートが示されている。図12、13、および14のフローチャートはプログラム可能な制御器30の音声プログラミングおよび音声作動の実例を記述している。概して、ユーザはプログラム可能な制御器30による受信のためのプログラミングおよび/または作動情報を話し、プログラム可能な制御器はユーザがプログラム可能な制御器30のプログラミングおよび/または電気製品作動の期間に聞くようにコンピュータ処理されたプログラミングおよび/または作動情報を作り出す。
【0051】
図12のフローチャート600はユーザがプログラム可能な制御器30をプログラムすることまたは作動させることを望んでいるかどうか判定するためのプログラム可能な制御動作を記述している。フローチャート600はさらに、プログラム可能な制御器30の作動入力部164が固定コードの電気製品またはローリング・コードの電気製品についてプログラムされるべきかどうかを示すユーザを得るためのプログラム可能な制御動作を記述している。フローチャート600はさらに、ユーザによる命令でプログラム可能な制御器30が作動入力部164に付随する電気製品作動信号を送信するためのプログラム可能な制御動作を記述している。図13のフローチャート700はローリング・コードの電気製品についてプログラム可能な制御器30の作動入力部164のローリング・コード・プログラミング(すなわち教育、学習など)のためのプログラム可能な制御動作を記述している。図14のフローチャート800は固定コードの電気製品についてプログラム可能な制御器30の作動入力部164の固定コード・プログラミング(すなわち教育、学習など)のためのプログラム可能な制御動作を記述している。
【0052】
プログラム可能な制御器と連絡している音声応答(VR)ボタンを動作させるとプログラム可能な制御器30はユーザのプログラミングおよび作動情報を聞いて応答するためのモードに入れられる。VRボタンは作動入力部164の1つであってもよい。このケースでは、所定の作動入力部164が従来式の作動入力部として働く役割りに加えてVRボタンの役割りを有すると見込まれる。
【0053】
図12を参照すると、ブロック602にあるように、ユーザはプログラム可能な制御器30による受信のためのプログラム可能な制御器の作業を示すユーザ音声入力148を話す。プログラム可能な制御器30によって認識可能なプログラム可能な制御器の作業は「プログラム」および「作動」を含む。この準備段階でプログラム可能な制御器30がプログラム可能な制御器の作業を聞かなければ、ブロック604にあるように、プログラム可能な制御器は利用可能なプログラミングと作動の選択肢をユーザにアドバイスするユーザ出力150を可聴式に作り出す。次いで、プログラム可能な制御器30は所望のプログラム可能な制御器の作業を示すユーザ音声入力148の受信を待つ。次いで、ブロック606にあるように、プログラム可能な制御器30はユーザによって望まれるプログラム可能な制御器の作業を判定するためにユーザ音声入力148を分析する。
【0054】
ブロック608にあるように、望まれるプログラム可能な制御器の作業がプログラム可能な制御器30を「プログラム」することであれば、ブロック610にあるようにプログラム可能な制御器30はユーザ出力150を可聴式に作り出す。このユーザ出力150は「固定コードの装置またはローリング・コードの装置をプログラムすることを望むか?」を発効させる何かである。次いで、プログラム可能な制御器30は望まれるタイプのプログラミングを示すユーザ音声入力148の受信を待つ。次いでブロック612にあるように、プログラム可能な制御器30はユーザによって望まれるプログラミングのタイプを判定するためにユーザ音声入力148を分析する。ブロック614にあるように、望まれるプログラミングのタイプがローリング・コードの電気製品に関してプログラム可能な制御器30をプログラムすることであれば、プログラム可能な制御器30はローリング・コードのプログラミング(図13に示される)を開始する。同様に、ブロック614にあるように、望まれるプログラミングのタイプが固定コードの電気製品に関してプログラム可能な制御器30をプログラムすることであれば、プログラム可能な制御器30は固定コードのプログラミング(図14に示される)を開始する。
【0055】
望まれるプログラム可能な制御器の作業がブロック616にあるようにプログラム可能な制御器30を「作動」させることであれば、プログラム可能な制御器30はブロック618に示されるように電気製品信号の発生のためにいずれの作動入力部164が作動させられるべきかを示すユーザ音声入力148の受信を待つ。ユーザ音声入力148は、作動入力部164の「番号1」がGDOに対応することがユーザおよびプログラム可能な制御器30に知られているときに「ボタン番号1」または「ガレージ扉開閉器」としての効力に対する何かであってもよい。
【0056】
いずれの作動入力部164が作動させられるべきかに関してプログラム可能な制御器30が指示を聞かなければ、プログラム可能な制御器はブロック620にあるように作動させられるべき作動入力部164を識別するようにユーザにアドバイスするユーザ出力150を可聴式に作り出す。次いで、プログラム可能な制御器30は作動させられるべき所望の作動入力部164を示すユーザ音声入力148の受信を待つ。次いでブロック622にあるように、プログラム可能な制御器30はいずれの作動入力部164が作動させられるべきか判定するためにユーザ音声入力148を分析する。
【0057】
一例として、ブロック624にあるように作動入力部164が「ボタン番号1」であれば、この作動入力部に対応するRF作動信号を送信するようにプログラム可能な制御器30が作動する。プログラム可能な制御器30の素子は制御論理130と送信器部分132が母線を介して互いに接続されるように配分されてもよい。このケースではそれ自体、ブロック626にあるように、送信器部分による受信のために母線全体にわたって制御論理130は制御信号を送信する。この制御信号は作動させられるべき作動入力部164に基づいており、作動させられるべき作動入力部164に付随する保存された作動信号特性を表す。今度は他方で、送信器部分132がこの制御信号に従ってRFの電気製品信号を送信する。
【0058】
図13を参照すると、ローリング・コードのプログラミングが開始される。最初に、プログラム可能な制御器30の素子はブロック702にあるように、ローリング・コードのプログラムが開始されることをプログラム可能な制御器の様々な素子が知るように車両の母線に信号を作り出す。次いで、プログラム可能な制御器30はブロック704にあるように、ユーザが電気製品に付随するべき作動入力部164を可聴式に識別することを要求するようにユーザ出力150を可聴式に作り出す。次いでブロック706にあるように、プログラム可能な制御器30は作動入力部164を示すユーザ音声入力148の受信を待つ。そのようなユーザ音声入力148の受信の後に、ブロック708にあるように、プログラム可能な制御器30は電気製品を学習モードに置くようにユーザにアドバイスするユーザ出力150を可聴式に作り出す。今度は他方で、ユーザが電気製品を学習モードに置き、次いで、この作業が終えられたことをプログラム可能な制御器30に示す。例えば、ブロック710にあるように、この電気製品が学習モードに置かれたことをプログラム可能な制御器30にアドバイスするためにユーザはVRボタンを押す。この電気製品が学習モードに置かれたことがアドバイスされた後に、ブロック712にあるように、プログラム可能な制御器30は本願明細書に述べられたように1回に1つの異なるローリング・コードの作動信号を送信することによって推測と検証のローリング・コードのプログラミングを実行する。この推測と検証のローリング・コードのプログラミングを実行する前に、ブロック714にあるように、プログラム可能な制御器30はいったんこの電気製品が作動させられるとVRボタンを押すようにユーザにアドバイスするユーザ出力150を可聴式に作り出す。本願明細書に述べられたように、プログラム可能な制御器30から多くの異なるローリング・コードの作動信号のうちの適切な1つを受信するとこの電気製品は作動させられるであろう。この電気製品が適切なローリング・コードの作動信号を受信すると起こる指摘であって、この電気製品が作動させられたというユーザの指摘を受信すると、プログラム可能な制御器30はこの適切なローリング・コードの作動信号を示す信号特性をこの電気製品に付随する作動入力部164と結び付ける。次いで、ブロック716にあるように、プログラム可能な制御器30はこれを示すユーザ出力150をユーザが聞くように可聴式に作り出す。
【0059】
図14を参照すると、固定コードのプログラミングが開始される。ブロック802にあるように、プログラム可能な制御器30はユーザが電気製品に付随するべき作動入力部164を識別することを要求するユーザ出力150を可聴式に作り出す。ブロック804にあるように、プログラム可能な制御器30はこれを示すユーザ音声入力148を待つ。そのようなユーザ音声入力148を受信後に、ブロック806にあるように、プログラム可能な制御器30はユーザがこの電気製品上の固定コードのDIPスイッチなどの量を識別することを要求するユーザ出力150を可聴式に作り出す。ブロック808にあるように、プログラム可能な制御器30はこれを示すユーザ音声入力148を待ち、ブロック810、812、および814にあるように確認処理を実行する。
【0060】
次いで、概して816で識別されるように、プログラム可能な制御器30はスイッチ位置を示すユーザ音声入力148を得るための処理を開始する。述べられたように、スイッチ位置はこの電気製品に使用されるべき固定コードを示す。この方式で固定コードを学習すると、プログラム可能な制御器30はこの固定コードに従って作動信号を送信する。次いで、プログラム可能な制御器30はブロック818にあるように、この電気製品が作動させられたことをユーザが示すのを待つ。ユーザがこれを確認した後、プログラム可能な制御器30はこの固定コードのプログラミング情報をこの電気製品に付随する作動入力部164と結び付ける。引き続いて、ブロック820にあるように、プログラム可能な制御器30はこれを示すユーザ出力150をユーザが聞くように可聴式に作り出す。
【0061】
ここで図15を参照すると、本発明の一実施形態によるプログラム可能な制御器をプログラムするために使用されることが可能な車両の内装470を具体的に示す図が示されている。車両の内装470は様々なユーザ・インターフェース部品のうちの1つまたは複数を有するコンソール472を含む。グラフィック・ディスプレイ474およびこれに付随するディスプレイ制御器476がHVAC制御、無線制御、照明制御、車両の状態と情報の表示、マップと測位の表示、経路指定と進路の計画情報などのための対話型の装置を提供する。ディスプレイ204はプログラム可能な制御器30をプログラムおよび使用するための命令を供給することが可能である。ディスプレイ474は教育モードと動作モードにおいてユーザに状態および制御のフィードバックを供給することが可能である。利用可能であればディスプレイ474によって供給されるタッチスクリーン入力部を含むディスプレイ制御器476が、ユーザからプログラム可能な制御器30へのプログラミング入力を供給するために使用されることもあり得る。付け加えると、ディスプレイ474および制御器476はプログラム可能な制御器30のための作動入力部として使用されることが可能である。
【0062】
コンソール472は車載電話器に付随する数字キーパッド478を含む。固定コードの教育に関して、固定コードの値を入力するために数字キーパッド478が使用されることが可能である。プログラム可能な制御器30はキーパッド478のキーの1つまたは配列の押し下げを作動入力として識別することもやはり可能である。
【0063】
コンソール472は車載電話器に付随するスピーカ480とマイクロフォン482、音声で作動する制御システム、娯楽システム、可聴式警報システムなどを含む。マイクロフォン482はプログラム可能な制御器30による受信のためにユーザが作動および/またはプログラミング情報を話すことを可能にする。スピーカ480はプログラミングおよび/または作動モードの期間にユーザが聞くようにプログラム可能な制御器30から音声フィードバックを供給する。マイクロフォン482とスピーカ480はプログラミング命令、対話支援などを供給するために使用される。
【0064】
ここで図16を参照すると、本発明の一実施形態による母線を基本とした自動車の電子システム490を具体的に示すブロック図が示されている。電子システム490は相互接続用母線492を含む。車両の中の多種多様な部品であってそのうちのいくつかは電気製品の制御をプログラムまたは作動させるためのインターフェース装置として機能することもあり得る部品を相互接続するために自動車用コミュニケーション・バスが使用されてもよい。母線の動作を特定するために、例えばSAE J−1850、Controller Area Network(CAN)などといった多数の規格が存在する。様々な製造業者が低レベル信号方式、初期接続手順、プロトコル実行、および他のバス・コミュニケーション動作を扱うバス・インターフェース224を提供する。
【0065】
電子システム490はプログラム可能な制御器30を含む。プログラム可能な制御器30は少なくとも1つの制御論理130および送信器(TRANS)132を含む。制御論理130は複数の作動スキームを保持するメモリ496にアクセスする。各々のスキームは、送信器132によって作動信号を送信するために制御論理130によって使用される作動制御信号を記述する。ユーザ・インターフェース160は制御論理130をユーザ作動入力部および出力部とインターフェースで接続する。ユーザ・インターフェース160は制御論理130に直接接続されてもよく、または母線492を通じて接続されてもよい。この後者の選択肢は制御論理130と送信器132が車両32内のいずれの場所に配置されることも可能にする。
【0066】
電子システム490は母線492にインターフェース接続された無線電話器498を含んでもよい。電話器498はキーパッド478から、およびマイクロフォン入力部500を通じてマイクロフォン482から入力を受信することが可能である。電話器498はユーザが聞くように制御論理130からスピーカ・ドライバ502を通じてスピーカ480へと音声出力150を供給する。電話器498は人間または自動支援システムに接触するために使用されることが可能であり、スキームおよびソフトウェアの更新をメモリ496の中にダウンロードするためのデータ・ポートとして使用されることもやはり可能である。キーパッド478は、キーパッド478が制御論理130にユーザ入力148を供給することを可能にするように直接母線にインターフェース接続されてもよい。マイクロフォン482はマイクロフォン入力部500を通じて言語識別器504にユーザ音声入力148を供給する。言語識別器504は、マイクロフォン482が制御論理130のためにユーザ音声入力148を供給することを可能にするように母線492にインターフェース接続される。音声発生器506は可聴式の再生のためのコンピュータ処理された音声信号150を、スピーカ・ドライバ502を通じてスピーカ480へと供給する。音声発生器506は人工の言語信号に加えてトーン・ベースの信号を供給することが可能である。音声発生器506は母線492にインターフェース接続され、それにより、ユーザが聞くように制御論理130が可聴信号148を作り出すことを可能にする。
【0067】
ディスプレイ制御器508はディスプレイ474を制御する信号を作り出し、ディスプレイ制御入力476を受け取る。ディスプレイ制御器508は母線492にインターフェース接続され、それにより、制御論理130がディスプレイ474へのグラフィック出力を開始することおよび制御器476からユーザ入力148を受信することを可能にする。
【0068】
ラジオ510は母線492にインターフェース接続され、それにより、制御論理130がラジオ510を通じて表示を開始することラジオ510の制御部から入力を受けることを可能にする。例えば、固定コードの値を入力するためにラジオ510の音量および同調制御部が使用されることが可能である。音量ノブを回すとコードの最上位のビットを順々に繰り返し循環させることが可能であり、同調ノブを回すとコードの最下位のビットを順々に繰り返し循環させることが可能である。次いでラジオ制御部を押すと固定コードを制御論理130に送ることが可能である。
【0069】
無線トランシーバ512はバス・インターフェース494を通じて母線492にインターフェース接続される。無線トランシーバ512は赤外または短い範囲のRF信号を通じて514および516で表される携帯電話器、パーソナル・デジタル・アシスタント、ラップトップ・コンピュータなどの無線通信装置と通信する。そのような通信のために例えばIEEE802.11、Bluetooth、IrDAなどといった様々な規格が存在する。無線トランシーバ512は母線492にインターフェース接続され、無線装置514、516が制御論理130に入力を供給することおよび制御論理130から出力を受け取ることを可能にする。無線装置514、516はコードおよびスキームのデータをメモリ496にアップロードするため、および/またはプログラミングを補助するためにプログラム可能な制御器30とデータを交換するためのデータ・ポートとして使用されることもやはり可能である。
【0070】
データ・ポート518はバス・インターフェース494を通じて母線492にインターフェース接続されるデータ接続を実行する。データ・ポート518はデジタル情報を交換するためのインターフェースを供給する。例えばIEEE1394、RS−232、SCSI、USB、PCMCIAなどといった1つまたは複数の規格がサポートされることが可能である。データ・ポート518はコードおよびスキームのデータをメモリ496にアップロードするため、および/またはプログラミングを補助するためにプログラム可能な制御器30とデータを交換するために使用されることが可能である。
【0071】
ここで図17を参照すると、本発明の一実施形態に従って車両の母線により相互接続された分布型制御素子を具体的に示すブロック図が示されている。母線492はCANバスである。バス・インターフェース494はCANトランシーバ530とCAN制御器532で実施されてもよい。CANトランシーバ530はPhilips Semiconductors社から得られるPCA82C250であってもよい。CAN制御器532はPhilips Semiconductors社から得られるSJA1000制御器であってもよい。CAN制御器532は、例えばIntel Corporationから得られる80C51系マイクロコントローラなどの或る種のマイクロコントローラのデータ、アドレス、および制御ピンと直接接続する。
【0072】
示された実例では、制御論理130と送信器132は第1のバス・インターフェース494によってサポートされる。作動入力部164は第2のバス・インターフェース494によってサポートされるマイクロコントローラ534に入力を供給し、表示器168はマイクロコントローラ534によって駆動される。ユーザ音声入力148のためのマイクロフォン170とVRU172は第3のバス・インターフェース494によってサポートされるマイクロコントローラ536に接続される。同様に、ユーザ音声出力150のための音声発生器174とスピーカ176はやはり第3のバス・インターフェース494によってサポートされるマイクロコントローラ536に接続される。シリアル・バス492および別個のインターフェース494はプログラム可能な制御器30の様々な部品が車両32内の多様な場所に置かれることを可能にする。別々の場所の1つの利点は、送信器132が車両32からのRF送信を最適化する場所に置かれることができることである。プログラム可能な制御器30の部品類を別々に配置する別の利点は、車両の内装470の設計を容易にすることである。例えば、作動入力部164および表示ランプは容易なユーザのアクセスのためにオーバーヘッド・コンソール、バイザー、天井などに置かれることが可能である。母線に基づくプログラム可能な制御器30の別の利点は制御論理130を多種多様な車両制御部およびディスプレイとインターフェース接続する能力である。
【0073】
本発明の実施形態が具体的に示されて述べられてきたが、これらの実施形態が本発明のすべての見込まれる形態を具体的に示して述べることが意図されているわけではない。そうではなく、本願明細書に使用された言葉は限定ではなく説明の言葉であり、本発明の精神と範囲から逸脱することなく様々な変形が為され得ることは理解される。
【図面の簡単な説明】
【0074】
【図1】本発明の一実施形態による電気製品制御システムを具体的に示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態による作動信号の特性を具体的に示す図である。
【図3】本発明で使用されることが可能であるローリング・コード動作を具体的に示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態により使用されることが可能である固定コード設定を具体的に示す図である。
【図5】本発明の一実施形態によるプログラム可能な遠隔制御器を具体的に示すブロック図である。
【図6】本発明の一実施形態による制御論理とユーザ・インターフェースを具体的に示すブロック図である。
【図7】本発明の一実施形態による制御モードを実行するためのメモリ・マップを示す図である。
【図8】本発明の一実施形態によるプログラム可能な制御器の動作を具体的に示すフロー図である。
【図9】本発明の一実施形態によるプログラム可能な制御器の動作を具体的に示すフロー図である。
【図10】本発明の一実施形態によるプログラム可能な制御器の動作を具体的に示すフロー図である。
【図11】本発明の一実施形態によるプログラム可能な制御器の動作を具体的に示すフロー図である。
【図12】本発明の一実施形態による音声プログラミングおよび音声作動型のプログラム可能な制御器の動作を具体的に示すフロー図である。
【図13】本発明の一実施形態による音声プログラミングおよび音声作動型のプログラム可能な制御器の動作を具体的に示すフロー図である。
【図14】本発明の一実施形態による音声プログラミングおよび音声作動型のプログラム可能な制御器の動作を具体的に示すフロー図である。
【図15】本発明の一実施形態によるプログラム可能な制御器をプログラムするために使用されることが可能な車両の内装を具体的に示す図である。
【図16】本発明の一実施形態による母線を基本とした自動車の電子システムを具体的に示す図である。
【図17】本発明の一実施形態に従って車両の母線により相互接続された分布型制御素子を具体的に示すブロック図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の送信スキームのうちの1つに応答する電気製品を無線で作動させるシステムであって、
前記複数の送信スキームのうちのいずれかに基づいて無線周波数の作動信号を送信するように動作する送信器と、
各々の作動入力部が無線チャンネルを識別する少なくとも1つのユーザ作動入力部と、
複数のローリング・コードの送信スキームおよび複数の固定コードの送信スキームを記述するデータを保持するメモリと、
人間ユーザの言語を電気信号に変換する音声識別器、および電気信号を人間ユーザの言語に変換する音声発生器と、
前記送信器、前記少なくとも1つのユーザ作動入力部、前記音声識別器、前記音声発生器、および前記メモリと通信し、ローリング・コードのプログラミング・モード、固定コードのプログラミング・モード、および動作モードを実行する制御論理とを含み、
ローリング・コードのプログラミング・モードにある前記制御論理が、前記音声識別器が合格のローリング・コード送信スキームを示す人間言語をユーザから受信するまでローリング・コードの作動信号の配列を作り出して送信し、前記ローリング・コードの作動信号の配列の中の各々のローリング・コードの作動信号が複数のローリング・コード送信スキームのうちの異なる1つに基づいており、前記制御論理が、少なくとも1つの作動入力部のうちの1つに付随する前記合格のローリング・コード送信スキームを特定してかつ前記合格のローリング・コード送信スキームに付随する作動入力部を示す人間言語を前記ユーザが聞くように音声発生器に可聴式で発生させるデータを保存し、
固定コードのプログラミング・モードにある前記制御論理が、前記音声識別器がユーザから固定コードを識別する人間言語を受信すると前記音声識別器から前記固定コードを受信し、次いで前記制御論理が、前記音声識別器が合格の固定コード送信スキームを示す人間言語をユーザから受信するまで固定コードの作動信号の配列を作り出して送信し、固定コードの作動信号の前記配列の中の各々の固定コードの作動信号が前記複数の固定コード送信スキームのうちの1つに基づいており、かつ各々が前記受信された固定コードを送信し、前記制御論理が、前記少なくとも1つの作動入力部のうちの1つに付随する前記合格の固定コード送信スキームを特定してかつ前記合格の固定コード送信スキームに付随する作動入力部を示す人間言語を前記ユーザが聞くように前記音声発生器に発生させる前記固定コードとデータを保存し、
動作モードにある前記制御論理が、作動させられるべき作動入力部を識別する人間言語を前記音声識別器がユーザから受け取ると前記作動させられるべき作動入力部の識別を前記音声識別器から受け取り、前記識別された作動入力部に付随するデータを読み出し、前記読み出したデータに基づいて作動信号を送信することを特徴とするシステム。
【請求項2】
前記少なくとも1つの作動入力部が複数の作動入力部であることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
各々の作動入力部がスイッチを含み、ユーザ・プログラミング入力部が同じスイッチを複数含むことを特徴とする請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記制御論理が固定コードの作動信号の前記配列内の少なくとも1つの固定コードの作動信号の送信後にユーザ入力部を一時停止することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記制御論理がローリング・コードの作動信号の前記配列内の少なくとも1つのローリング・コードの作動信号の送信後にユーザ入力部を一時停止することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
固定コードの信号の前記送信された配列内の一員が前記受信した固定コード内のビット数に基づいていることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
固定コード信号の前記配列が同じ固定コードの送信スキームに基づいた固定コードの作動信号の少なくとも1つの対を含み、各々の対の中の1つの固定コードの作動信号が前記固定コードの逆順に基づいていることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
固定コード信号の前記配列が同じ固定コードの送信スキームに基づいた固定コードの作動信号の少なくとも1つの対を含み、各々の対の中の1つの固定コードの作動信号が前記固定コードの反転に基づいていることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
固定コードの信号の前記配列とローリング・コードの信号の前記配列のうちの少なくとも一方がスキームの普及度に基づいて順序立てられ、それにより、ユーザ入力が合格のスキームを示すまでの平均待ち時間を削減することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
前記制御論理と連絡している車両用の母線をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項11】
無線周波数の作動信号によって制御される電気製品を作動させる方法であって、
前記電気製品がローリング・コードの作動信号によって作動させられることをユーザが言語で示せば、合格のローリング・コードの送信を前記ユーザが言語で示すまで多様なローリング・コードの作動信号の配列を送信する工程、次いで前記合格のローリング・コード送信を作り出すために使用されるローリング・コードのスキームを表すデータを保存する工程と、
前記電気製品が固定コードの作動信号によって作動させられることをユーザが言語で示せば、合格の固定コード送信を前記ユーザが言語で示すまで多様な固定コードの作動信号の配列の各々を作り出して送信するために固定コードのワードを使用する工程、次いで前記合格の固定コード送信を作り出すために使用される前記固定コードのワードおよび固定コードのスキームを表すデータを保存する工程と、
作動入力部を言語で特定する前記ユーザに応答して、保存されたデータに基づいて作動信号を作り出して送信する工程と
を含むことを特徴とする方法。
【請求項12】
複数の作動入力部のうちの1つに付随する前記合格のローリング・コードの送信を作り出すために使用される前記ローリング・コードのスキーム、または前記合格の固定コードの送信を作り出すために使用される前記固定コードのワードと前記固定コードのスキームのいずれかを表すデータを保存する工程をさらに含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
複数の固定コードの送信スキームのうちのいずれが前記固定コードのワード内のビット数に基づいて多様な固定コードの作動信号の前記配列内で使用されるか判定する工程をされに含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項14】
多様な固定コードの作動信号の前記配列と多様なローリング・コードの作動信号の前記配列のうちの少なくとも一方がスキームの普及度に基づいて順序立てられることを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項15】
複数の電気製品作動スキームのうちの1つにプログラム可能であるプログラム可能な遠隔制御器をプログラムする方法であって、
作動信号のタイプを指定するユーザ型音声入力を受信する工程と、
前記ユーザ型音声入力が可変コードのタイプを指定すれば、目標の電気製品が作動させられたことを示すユーザの合格音声入力を受信するまで可変コードの作動信号を送信する工程と、
前記ユーザ型音声入力が固定コードのタイプを指定すれば、固定コードを与えるユーザの固定コード音声入力を受信し、前記目標の電気製品が作動させられたことを示すユーザの合格音声入力を受信するまで固定コードの作動信号を送信する工程と、
前記受信したユーザの合格音声入力に基づいて前記目標の電気製品を作動させるための作動信号を特定する情報を保存する工程と
を含む方法。
【請求項16】
車両用の母線全体にわたる複数の電気製品作動スキームのうちの少なくとも1つの特性を特定するデータを受信する工程をさらに含むことを特徴とする請求項15に記載の方法。
【請求項17】
シリアル・バス全体にわたる複数の電気製品作動スキームのうちの少なくとも1つの特性を特定するデータを受信する工程をさらに含むことを特徴とする請求項15に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2008−193673(P2008−193673A)
【公開日】平成20年8月21日(2008.8.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−3772(P2008−3772)
【出願日】平成20年1月11日(2008.1.11)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(599094510)リア・コーポレーション (4)
【氏名又は名称原語表記】Lear Corporation
【Fターム(参考)】