Notice: Undefined variable: fterm_desc_sub in /mnt/www/biblio_conv.php on line 353
音声出力装置
説明

音声出力装置

【課題】音声出力のタイミングが重なる場合であってもそれらの内容を確実に伝えることができる音声出力装置を提供すること。
【解決手段】音声情報に対応する音声を出力する音声出力部部36と、音声出力部36に対して、音声の出力タイミングを指示する出力タイミング指示部32と、音声情報の分割位置を設定する音声情報分割部34とを備えている。出力タイミング指示部32は、音声出力部36によって第1の音声情報に対応する第1の音声を出力中に、第2の音声情報に対応する第2の音声の出力開始タイミングが到来する場合に、この出力開始タイミングよりも前に到来する分割位置で第1の音声の出力を中断する指示を音声出力部36に対して行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、優先度の異なる2つの音声を出力する音声出力装置に関する。
【背景技術】
【0002】
昨今のカーナビゲーションシステムでは、目的地へのルート案内を行う音声案内をはじめ、VICSなどによる渋滞情報の音声案内や、テレマティックサービスを利用したニュースやメールの読み上げなど、さまざまな音声案内が行われている。また、DSRC車載機を車両に搭載し、観光地での観光案内を音声で行うことも検討されている。
【0003】
このため、音声案内を行っている最中に別の音声案内が発生する事態が生じており、そのような場合には再生中の音声案内を中断して、新たに発生した音声案内を行う方法が一般的に行われている。しかし、この方法では、再生中の音声案内を途中で停止することになり、利用者には中途半端な情報しか伝わらないという不都合がある。このような不都合を解決する従来技術としては、音声案内が終了する前に次の音声案内が行われることがわかっている場合に、先の中断されてしまう音声案内を行わないようにした音声案内装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
また、他の従来技術としては、合成音声の再生要求が同時に発生した場合に、一方の合成音声の再生タイミングを前あるいは後にずらすとともに、合成音声の内容に含まれる時間や距離を示す内容を再生タイミングをずらした分だけ変更するようにした情報提供装置が知られている(例えば、特許文献2参照。)。また、この装置では、合成音声の内容を要約することで、再生時間を短縮する手法も提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006−267328号公報(第3−7頁、図1−4)
【特許文献2】国際公開第WO2006/070566号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上述した特許文献1に開示された音声案内装置では、音声案内の再生が途中で中断されることがわかっている場合にその音声案内を行わないため、中断により中途半端な情報しか伝わらないことは回避できるが、音声案内自体を行わないことになるため、本来利用者に伝えるべき情報が伝わらないという問題があった。
【0007】
また、上述した特許文献2に開示された情報提供装置では、ルート案内や渋滞情報案内などの比較的短い音声案内同士が重なった場合には対処できるが、ニュース読み上げや、メール読み上げや観光案内などの比較的長い文章の読み上げと、ルート案内とが重なった場合には対処できないという問題があった。例えば、ルート案内を前にずらした場合に、「500m先左折して下さい」という内容が「2km先左折して下さい」のようになってしまい、利用者にとっては早すぎる案内となる場合がある。反対にルート案内を後にずらした場合には、案内が行われないまま案内対象の交差点を通過してしまう場合がある。また、ルート案内を優先させた場合には、ルート案内が頻繁に行われるような場所では、比較的長い文章の読み上げがいつまでたっても行われないことになる。
【0008】
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、音声出力のタイミングが重なる場合であってもそれらの内容を確実に伝えることができる音声出力装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した課題を解決するために、本発明の音声出力装置は、音声情報に対応する音声を出力する音声出力手段と、音声出力手段に対して、音声の出力タイミングを指示する出力タイミング指示手段と、音声情報の分割位置を設定する音声情報分割手段とを備え、出力タイミング指示手段は、音声出力手段によって第1の音声情報に対応する第1の音声を出力中に、第2の音声情報に対応する第2の音声の出力開始タイミングが到来する場合に、この出力開始タイミングよりも前に到来する分割位置で第1の音声の出力を中断する指示を音声出力手段に対して行っている。また、上述した出力タイミング指示手段は、第2の音声の出力が終了した後に、第1の音声の出力を、中断した分割位置から再開する指示を音声出力手段に対して行っている。
【0010】
これにより、2つの音声の出力タイミングが重なる場合であっても、一方の音声の出力を適切な位置で中断するため、出力時間が長い音声が全く出力されないことを回避するとともに、中断により中途半端な情報しか伝わらないことを防止することにより、音声出力のタイミングが重なる場合であってもそれらの内容を確実に伝えることができる。
【0011】
また、上述した音声情報分割手段による分割位置の設定は、出力対象となる音声情報の取得時に行われることが望ましい。これにより、第1の音声の出力を分割位置で中断する処理を速やかに実施することができる。
【0012】
また、上述した第2の音声情報は、ナビゲーション装置において車両の走行経路を案内する案内音声情報であり、第2の音声の出力開始タイミングは、第1の音声情報の取得時に算出可能であることが望ましい。これにより、第2の音声の出力タイミングが到来するまでの時間を知ることができ、出力タイミング到来までに出力可能な第1の音声の分割位置を事前に予測することが可能となる。
【0013】
また、上述した第2の音声の出力は、走行経路に沿った特定の場所において行われ、出力タイミング指示手段は、現在の車両位置から特定の場所までの距離と、車両の走行速度とに基づいて、第2の音声の出力開始タイミングを算出することが望ましい。具体的には、上述した走行速度は、その時点における車両の実際の走行速度や、その時点における車両の平均速度、走行中の道路に対応して予め設定されている走行速度が用いられることが望ましい。これにより、第2の音声の出力タイミングが到来するまでの時間を、車両の走行状態に合わせて適切に算出することが可能となる。
【0014】
また、上述した出力タイミング指示手段は、車両の走行速度の変更に伴って第2の音声出力開始タイミングが変化したときに、第1の音声の出力を中断する位置を別の分割位置に変更することが望ましい。具体的には、上述した出力タイミング指示手段は、予め想定した走行速度よりも車両の走行が遅くなったときに、第1の音声の出力を中断する位置を別の分割位置に変更することが望ましい。これにより、道路の混雑状況等に合わせて第1の音声の出力中断の位置を可変することができ、第1の音声情報に対応する第1の音声をより多く出力することが可能となる。
【0015】
また、上述した出力タイミング指示手段は、予め想定した走行速度よりも車両の走行が速くなった場合であって、第1の音声の出力を中断する時点が第2の音声の出力開始タイミングよりも遅くなる時間が所定時間以内のときに、第2の音声の出力開始タイミングを遅らせることが望ましい。これにより、第1の音声の出力中断のタイミングがわずかに遅くなった場合であっても、第2の音声の出力開始タイミングを遅くしてこれら2つの音声の出力が重ならないようにすることができる。特に、第2の音声の出力開始タイミングを遅らせる時間を所定時間以内とすることにより、出力開始タイミングを遅らせることに伴って第2の音声の内容が不自然になることを防止することができる。
【0016】
また、同一の案内対象に対応する複数の第2の音声情報がある場合に、出力タイミング指示手段は、これら複数の第2の音声情報のそれぞれに対応する複数の第2の音声の出力が終了した後、第1の音声の出力を、中断した分割位置から再開する指示を音声出力手段に対して行うことが望ましい。これらにより、同一の案内対象に対応する複数の音声出力がある場合に、これらの音声出力の間に、中断した第1の音声出力が割り込むことがないため、連続して出力される複数の第2の音声の内容把握が容易となる。
【0017】
また、上述した第2の音声の出力開始タイミングは、第1の音声情報の取得時に未知であり、出力タイミング指示手段は、第2の音声情報の出力が指示されたときに、次に到来する分割位置で第1の音声の出力を中断する指示を音声出力手段に対して行うことが望ましい。突然に第2の音声の出力が指示される場合であっても、それまで出力中の第1の音声を適切な箇所で中断することができ、中断により中途半端な情報しか伝わらないことを防止し、2つの音声の内容を確実に伝えることができる。
【0018】
また、上述した第1の音声と第2の音声は、音質が互いに識別可能に設定されていることが望ましい。これにより、2つの音声を切り替え出力する場合であって、別々の音声として認識することが可能となる。
【0019】
また、上述した第1の音声情報と第2の音声情報は、異なる優先度が設定されており、第2の音声情報の優先度の方が高い場合に、第1の音声の出力を分割位置で中断することが望ましい。また、上述した第1の音声情報と第2の音声情報は、異なる優先度が設定されており、第1の音声情報の優先度の方が高い場合に、第1の音声の出力が終了してから第2の音声の出力が開始されることが望ましい。
【0020】
これにより、優先度が低い音声情報については適切な位置で分割して出力を中断したり、優先度が高い音声情報については出力タイミングが他の音声と重なっても出力を中断せずに継続することができ、優先度に応じた音声出力を行うことができる。
【0021】
また、上述した第1の音声出力の中断から第2の音声の出力を開始するまでの間に、音声出力が行われない期間を所定時間以上確保することが望ましい。これにより、第1の音声と第2の音声の区別を容易にするとともに、後から出力される第2の音声の出力開始タイミングが多少ずれた場合であっても、予め設定された分割位置まで第1の音声の出力を行うことが可能となる。
【0022】
また、上述した第1の音声情報は、受信したニュースあるいは受信したメールの内容を示すテキスト情報を含んでおり、第1の音声は、このテキスト情報を読み上げる音声であることが望ましい。これにより、ニュースやメールの内容を読み上げる際に、別の音声出力が割り込む場合であっても、適切な位置で読み上げを中断することができ、読み上げた内容が中途半端な位置で中断された内容がわからなくなってしまうことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】一実施形態の車載システムの構成を示す図である。
【図2】観光案内の音声出力の動作手順を示す図である。
【図3】観光案内分の分割の具体例を示す図である。
【図4】観光案内分の分割の具体例を示す図である。
【図5】分割案内文の再生時間の具体例を示す図である。
【図6】観光案内情報の一連の音声出力動作の説明図である。
【図7】後に出力される音声の出力タイミングに合わせて観光案内音声の出力を中断する変形例の説明図である。
【図8】変形例の観光案内の音声出力の動作手順を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明を適用した一実施形態の車載システムについて、図面を参照しながら説明する。
【0025】
図1は、一実施形態の車載システムの構成を示す図である。図1に示す車載システムには、車両の走行を支援するナビゲーション機能を中心に、ITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)で採用されている通信方式であるDSRC(Dedicated Short Range Communication)を用いて案内情報を受信して音声案内を行う機能と、インターネット経由でのメールを送受信したりニュース文書を受信したりする機能とが備わっている。この車載システムは、ナビゲーションコントローラ1、DVD2、ディスク読取装置3、操作部4、車両位置検出部5、ディスプレイ装置6、オーディオ部7、DSRC送受信機8、通信装置9、携帯電話96を含んで構成されている。
【0026】
ナビゲーションコントローラ1は、CPU、ROM、RAM等を用いて所定の動作プログラムを実行することによりナビゲーション機能を実現する。ナビゲーションコントローラ1の詳細構成については後述する。
【0027】
DVD2は、地図表示、施設検索、経路探索などに必要な地図データが格納されている情報記録媒体である。このDVD2には、経度および緯度で適当な大きさに区切られた矩形形状の図葉を単位とした地図データが格納されている。各図葉の地図データは、図葉番号を指定することにより特定され、読み出すことが可能となる。ディスク読取装置3は、1枚あるいは複数枚のDVD2が装填可能であり、ナビゲーションコントローラ1の制御によっていずれかのDVD2から地図データの読み出しを行う。なお、装填されるディスクは必ずしもDVDでなくてもよく、CDでもよい。また、DVDとCDの双方を選択的に装填可能としてもよい。あるいは、DVD2とディスク読取装置3に代えてハードディスク装置を用いるようにしてもよい。また、これらの記録媒体に格納された地図データを用いる代わりに、後述する通信装置9等を用いて外部(例えば、地図配信サーバ)から通信によって地図データを取得するようにしてもよい。
【0028】
操作部4は、利用者の操作を受け付けるためのものであり、各種の操作ボタンや操作つまみ類を備えている。また、操作部4は、ディスプレイ装置6の画面に取り付けられたタッチパネルを含んでおり、画面上の一部を直接利用者が指等で指し示すことにより、操作指示を行うことができるようになっている。車両位置検出部5は、例えば、GPS受信機、方位センサ、距離センサなどを備えており、所定のタイミングで車両位置(経度、緯度)の検出を行い、検出結果を出力する。
【0029】
ディスプレイ装置6は、ナビゲーションコントローラ1から出力される映像信号に基づいて自車位置周辺の地図画像や交差点案内画像を表示したり、通信装置9によって受信したメールや各種ニュースに対応する文字情報等を表示する。オーディオ部7は、ナビゲーションコントローラ1から入力される音声信号に基づいて生成した案内音声や、DSRC送受信機8によって受信した案内情報に対応する案内音声、通信装置9によって受信したメールや各種ニュースに対応する読上音声等を車室内に出力する。
【0030】
DSRC送受信機8は、ITS車載器であって、路側無線装置との間でDSRCを用いた送受信動作を行い、各種の案内情報を受信する。本実施形態では、観光地の各所に設けられた路側無線装置から送られてくる観光案内情報を受信して、その内容を読み上げるための音声案内データがDSRC送受信機8から出力されるものとする。
【0031】
通信装置9は、メールや各種ニュースなどのデータをインターネットを経由して送受信するためのものであり、メールを送受信するメール処理部92と、インターネットを介して各種のウェブサイトに接続するウェブブラウザとして動作するネット処理部94とを備えている。通信装置9には携帯電話96が接続されており、電話回線を介してインターネットとの接続が行われる。なお、携帯電話96の代わりに、あるいは、携帯電話96ととともに無線LANユニットを備えて、車両の外部に設けられたアクセスポイントとの間で無線LANによる通信を行うことにより、メールや各種ニュースなどのデータを取り込むようにしてもよい。
【0032】
次に、ナビゲーションコントローラ1の詳細構成について説明する。図1に示すナビゲーションコントローラ1は、地図バッファ10、地図読出制御部12、地図描画部14、車両位置計算部20、経路探索処理部22、誘導経路描画部24、音声処理部30、目的地設定部40、入力処理部50、表示処理部60を含んで構成されている。
【0033】
地図バッファ10は、ディスク読取装置3によってDVD2から読み出された地図データを一時的に格納する。地図読出制御部12は、車両位置計算部20により算出される車両位置や入力処理部50からの指示に応じて、所定範囲の地図データの読み出し要求をディスク読取装置3に出力する。地図描画部14は、地図バッファ10に格納された地図データに基づいて、地図画像を表示するために必要な描画処理を行って地図画像描画データを作成する。
【0034】
車両位置計算部20は、車両位置検出部5から出力される検出データに基づいて自車位置を計算するとともに、計算した自車位置が地図データの道路上にない場合には、自車位置を修正するマップマッチング処理を行う。
【0035】
経路探索処理部22は、出発地と目的地(あるいは経由地)との間を所定の探索条件にしたがって結ぶ走行経路(誘導経路)を経路探索処理によって求める。誘導経路描画部24は、経路探索処理部22による経路探索処理によって得られた誘導経路を地図上に重ねて表示するための誘導経路描画データを生成する。音声処理部30は、経路探索処理部22による探索処理によって得られた誘導経路に沿って車両を誘導するために必要な交差点案内に必要な音声信号(交差点案内の内容を示す音声情報自体は地図バッファ10から読み出されるものとする)や、DSRC送受信機8から出力される音声案内データ(観光案内情報)に対応する音声信号や、通信装置9から出力されるメールや各種ニュースの内容を読み上げる音声信号を生成して出力する。
【0036】
目的地設定部40は、経路探索処理の目的地あるいは経由地を設定する。例えば、目的地設定部40は、利用者によって指定される検索条件を満足する施設を検索して目的地として設定する。入力処理部50は、操作部4から入力される各種の操作指示に対応する動作を行うための命令をナビゲーションコントローラ1内の各部に向けて出力する。表示処理部60は、地図描画部14によって生成される地図画像描画データが入力されており、この描画データに基づいて所定範囲の地図画像をディスプレイ装置6の画面に表示する。
【0037】
ところで、本実施形態では、交差点案内の音声信号の出力タイミングと、他の音声信号(観光案内の音声信号やメール等を読み上げる音声信号)の出力タイミングが重なる場合に、他の音声信号の出力を途中で中断し、交差点案内の音声信号の出力が終了した後再開する。このような出力タイミングの設定を行うために、音声処理部30は、音声情報分割部34、出力タイミング指示部32、音声出力部36を備えている。
【0038】
音声情報分割部34は、観光案内の内容を示す文章や、メールあるいは各種ニュースの内容を示す文章を、所定の分割ルールにしたがって複数に分割する。分割の具体例については後述する。出力タイミング指示部32は、交差点案内の音声信号の出力タイミングに合わせて、観光案内やメールあるいは各種ニュースの音声信号の出力タイミングを設定する。具体的には、出力タイミング指示部32は、観光案内やメールあるいは各種ニュースの音声信号が出力中に、交差点案内の音声信号の出力開始タイミングが到来する場合に、この出力開始タイミングよりも前に観光案内等の音声信号の出力を中断し、交差点案内の音声信号の出力が終了した後再開する。音声出力部36は、出力タイミング指示部32によって設定された出力タイミングで、各種の音声信号を出力する。
【0039】
上述した音声出力部36が音声出力手段に、出力タイミング指示部32が出力タイミング指示手段に、音声情報分割部34が音声情報分割手段にそれぞれ対応する。また、DSRC送受信機8によって受信される観光案内情報や通信装置9によって受信されるメールや各種ニュースなどのデータが優先度が低い第1の音声情報に、これらに対応して出力される音声が第1の音声にそれぞれ対応する。また、音声処理部30によって交差点案内を行うために用いられる交差点案内の内容を示す音声情報が優先度の高い第2の音声情報に、これに対応して出力される交差点案内の音声が第2の音声にそれぞれ対応する。
【0040】
本実施形態の車載システムはこのような構成を有しており、次に、複数の音声信号の出力タイミングが重なった場合の動作を説明する。以下の説明では、DSRC送受信機8によって受信した観光案内の音声出力中に、交差点案内の音声信号の出力タイミングが到来するものとする。また、交差点案内の音声出力は、誘導経路に沿って走行中に、予め決められた誘導経路上の位置(例えば、案内対象の交差点の700m手前)で行われるものとし、観光案内の音声出力が開始される位置(自車位置)とこの交差点案内の音声出力を行う位置とに基づいて交差点案内の音声出力を開始するまでの時間を算出するものとする。
【0041】
図2は、観光案内の音声出力の動作手順を示す図である。経路探索処理部22によって設定された誘導経路に沿って車両が走行中に観光案内情報を受信し、その時点で次に交差点案内の音声信号が出力される誘導経路上の位置が予めわかっているものとする。
【0042】
車両が路側無線装置の通信エリアに進入してDSRC送受信機8が観光案内情報を受信すると(ステップ100)、音声情報分割部34は、この受信した観光案内情報で示される観光案内文を所定の分割ルールにしたがって分割する(ステップ102)。
【0043】
図3および図4は、観光案内分の分割の具体例を示す図である。例えば、JEITA規格のTT−6004(ITS車載器で扱う音声合成記号についての規定)にしたがったデータ構造を有する観光案内情報が送られてくる場合の具体例が示されている。また、この観光案内文は、「いわき市石炭化石館」および「暮らしの伝承郷」の案内を内容とするものである。
【0044】
この観光案内情報としての合成音声記号には、テキストデータとしての観光案内文の他に、声の高さ、音量、発生速度、抑揚などのパラメータを指定する「制御記号」と、文末記号(句点(。)、ピリオド(.)、疑問符(?))とあわせてポーズ時間を指定する「センテンス間のポーズ記号」が含まれている。
【0045】
本実施形態では、(1)制御記号による分割、(2)センテンス間のポーズ記号による分割、(3)文末記号による分割、の3種類が行われる。図3(A)には合成音声記号の全体が、図3(B)には制御記号による分割例が、図4(C)にはセンテンス間のポーズ記号による分割例が、図4(D)には文末記号による分割例がそれぞれ示されている。図3および図4に示すように、分割間隔は、制御記号による分割の場合が最も長く、センテンス間のポーズによる分割の場合が次に長く、文末記号による分割の場合が最も短くなる。
【0046】
次に、音声情報分割部34は、分割した観光案内文(分割案内文)のそれぞれの再生時間を算出する(ステップ104)。音声出力部36は、分割案内文に対してテキスト読み上げ(TTS:text-to-speech)を行って分割案内文に対応する音声信号を生成する。このテキスト読み上げ処理を行う際のサンプルビット数をS、チャンネル数をN、サンプリングレート(Hz)をF、分割案内文のデータサイズ(Byte)をDすると、これらと分割案内文の再生時間T(秒)との関係は以下のようになる。
【0047】
T=D/((S/8)×N×F)
図5は、分割案内文の再生時間の具体例を示す図である。図5に示す各分割案内文は、図3および図4に示した分割内容に対応している。また、この再生時間の算出においては、サンプルビット数を16、チャンネル数を1(モノラル)、サンプリングレートを22050Hzとしている。図5に示すように、再生時間の算出は、制御記号毎、センテンス間のポーズ毎(制御記号毎の区切りも含まれる)、文末記号毎(制御記号毎あるいはセンテンス間のポーズ毎の区切りも含まれる)のそれぞれについて行われる。
【0048】
次に、出力タイミング指示部32は、交差点案内の音声出力を行うまでの時間を算出する(ステップ106)。次に交差点案内の音声出力を行う位置は予めわかっているため、自車位置に基づいて、次に交差点案内の音声出力を行う位置までの距離を知ることができる。この距離を車速で割れば、次に交差点案内の音声出力を行うまでの時間を算出することができる。車速としては、その時点(観光案内情報受信時)の実際の車速を用いる場合、その時点から所定時間前までの実際の平均速度を用いる場合、地図データに含まれる各道路毎の車速(経路探索処理や目的地前の時間算出用に用いられる車速)を用いる場合などが考えられる。また、予想よりも速い速度で車両が走行して、交差点案内の音声出力が開始される時点において、分割案内文の音声出力が終了しない事態を回避するために、これら複数の速度の中から最も速い速度を選択するようにしてもよい。
【0049】
次に、出力タイミング指示部32は、次の交差点案内の音声出力までに再生可能な分割案内文があるか否かを判定する(ステップ108)。図5に示す例では、各分割案内文の再生時間の算出を、制御記号毎、センテンス間のポーズ毎、文末記号毎のそれぞれについて行ったが、より多くの分割案内文を再生するためには、文末記号毎に分割した各分割案内文の再生時間を用いてステップ108の判定を行うことが望ましい。また、内容をわかりやすくするためには、センテンス間のポーズ毎に分割した各分割案内文の再生時間を用いて、さらに内容をわかりやすくするためには、制御記号毎に分割した各分割案内文の再生時間を用いて、ステップ108の判定を行うことが望ましい。あるいは、利用者が予めどの再生時間を用いるかを指定するようにしてもよい。
【0050】
次の交差点案内の音声出力までに再生可能な分割案内文がある場合には、ステップ108の判定において肯定判断が行われる。次に、音声出力部36は、ステップ108の判定において出力タイミング指示部32によって再生可能と判断された分割案内文の再生を行って、対応する音声出力を行う(ステップ110)。また、音声出力部36は、出力タイミング指示部32の指示にしたがって交差点案内の音声出力を行う(ステップ112)。
【0051】
次に、出力タイミング指示部32は、交差点案内が連続するか否かを判定する(ステップ114)。1つの交差点について複数の交差点案内がある場合には肯定判断が行われ、ステップ112に戻って、音声出力部36は、次の音声出力タイミングに合わせて次の交差点案内の音声出力を行う。また、交差点案内が連続しない場合、例えば1つの交差点について1つの交差点案内しかない場合や、複数あるが最後の交差点案内が終了した場合には、ステップ114の判断において否定判断が行われる。次に、出力タイミング指示部32は、再生が終わっていない観光案内文が残っているか否かを判定する(ステップ116)。残っている場合には肯定判断が行われ、ステップ106に戻って次に交差点案内の音声出力を行うまでの時間算出以降の動作が繰り返される。また、観光案内文の再生が終了している場合にはステップ116の判定において否定判断が行われ、今回受信した観光案内情報に関する一連の音声出力動作を終了する。
【0052】
図6は、上述した観光案内情報の一連の音声出力動作の説明図である。図6において、Pは、誘導経路上を走行中の車両が観光案内情報を受信した地点を示している。Qは、誘導経路上で交差点案内の対象となる交差点を示している。X1、X2、X3は、交差点Qに対応する交差点案内の音声出力を行う3つの地点を示している。例えば、地点Pから地点X1までの距離が1kmであり、この間の車両の速度を60km/hとする。
【0053】
地点Pで観光案内情報を受信した時点で次の観光案内の地点X1までは1kmあり、車両は60秒後に地点X1に到達する。一方、図5に示した観光案内の全文を再生(音声出力)しようとすると全体で約63.8秒かかるため、地点X1に到達する時点までに観光案内の全文を再生することはできない。そこで、図2のステップ110の音声出力は、図5のNo.1〜No.6の分割案内文を対象に行われる。残りのNo.7の分割案内文の再生は、地点X1、X2、X3のそれぞれの交差点案内の音声出力(図2のステップ112)が終了してから行われる。
【0054】
なお、この例では、各分割案内文の区切りをNo.6とNo.7の間に設定したが、このようにするとこれらの間に交差点案内の再生が割り込むことになって、観光案内がわかりづらくなってしまうおそれがある。このような事態を考慮して、文末記号による分割の区切りではなく、センテンス間のポーズ記号による分割の区切りや制御記号による分割の区切り(図5に示す例ではいずれの場合もNo.5とNo.6の間)で観光案内の再生を中断するようにしてもよい。
【0055】
このように、本実施形態の車載システムでは、2つの音声(観光案内音声と交差点案内音声)の出力タイミングが重なる場合であっても、観光案内音声の出力を適切な位置で中断するため、出力時間が長い観光案内音声が全く出力されないことを回避するとともに、中断により中途半端な情報しか伝わらないことを防止することにより、音声出力のタイミングが重なる場合であってもそれらの内容を確実に伝えることができる。特に、観光案内文の分割を観光案内情報の取得時(受信時)に行っているため、実際の観光案内音声の出力を分割位置で中断する処理を速やかに実施することができる。
【0056】
また、観光案内音声の出力を中断して優先的に出力される音声としてナビゲーション機能における交差点案内音声を考えた場合には、この交差点案内音声の出力開始タイミングは、観光案内情報の取得時に算出可能であるため、交差点案内音声の出力タイミング到来までに出力可能な観光案内音声の分割位置を事前に予測することが可能となる。また、交差点案内音声の出力開始タイミングの算出を、現在の車両位置から交差点案内音声を出力する特定の場所までの距離と、車両の走行速度とに基づいて行うことにより、この算出を車両の走行状態に合わせて適切に行うことが可能となる。
【0057】
また、同一の案内対象に対応する複数の交差点案内がある場合であっても、これらの音声出力の間に、観光案内音声の出力が割り込むことがないため、連続して出力される複数の交差点案内の内容把握が容易となる。
【0058】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、DSRC送受信機8によって受信した観光案内情報に対応する観光案内文の音声出力を行う場合について詳細に説明したが、通信装置9によって受信したメールや各種ニュースの内容を読み上げる音声を出力する場合にも本発明を適用することができる。但し、メールや各種ニュースのデータは、本来表示を行うためのものであって、図3および図4に示すような「制御記号」や「センテンス間のポーズ記号」は含まれないため、「文末記号」を用いて分割することになる。あるいは、分割記号とは別に「改行記号」が含まれる場合には、この改行記号を上述した「センテンス間のポーズ記号」の代わりに用いて、2段階の分割を行うようにしてもよい。
【0059】
また、上述した実施形態では、観光案内情報の受信時に観光案内文の分割を行って次の交差点案内音声の出力タイミングまでに出力が可能な分割案内文を決定したが、道路の混雑状況や途中の交差点における停車の状況等によっては次に交差点案内音声の出力を開始するまでの時間が変動する場合がある。このような場合には、交差点案内音声の出力を中断する位置を別の分割位置に変更するようにしてもよい。具体的には、予め想定した走行速度よりも車両の走行が遅くなった場合には、観光案内音声の出力を中断する分割位置を後にある分割位置に変更するようにしてもよい。これにより、道路の混雑状況等に合わせて観光案内音声の出力中断位置を可変することができ、観光案内音声をより多く出力することが可能となる。
【0060】
反対に、予め想定した走行速度よりも車両の走行が速くなった場合には、観光案内音声の出力を中断する分割位置を前にある分割位置に変更するようにしてもよい。あるいは、変更前の観光案内音声の中断時点が交差点案内音声の出力開始タイミングよりも遅くなる場合であっても、この重なる時間が所定時間(例えば数秒)以内のときには、交差点案内の内容を変えずに交差点案内音声の出力開始タイミングをその分だけ遅らせるようにしてもよい。交差点案内音声の出力開始タイミングを遅らせる時間を所定時間以内とすることにより、出力開始タイミングを遅らせることに伴って交差点案内音声の内容が不自然になることを防止することができる。
【0061】
また、上述した実施形態では、優先度が低い観光案内音声(あるいはメールや各種ニュースの読み上げ音声)の出力中に優先度が高い交差点案内を出力する場合について説明したが、反対に、優先度が高い音声が先に出力され、優先度が低い音声が後から出力される場合(例えば、優先度が高い交差点案内音声の出力中に優先度が低い観光案内音声の出力タイミングが到来するような場合の他、観光案内音声の方が交差点案内音声よりも優先度が高く設定されている場合などが考えられる)には、優先度が高い音声の出力が終了してから優先度が低い音声の出力を行うことが望ましい。このように、本実施形態では、優先度に応じた音声出力を行うことができる。
【0062】
また、上述した実施形態では、観光案内音声と交差点案内音声のそれぞれの音質については説明しなかったが、これらの音声の音質は、互いに識別可能なように異ならせることが望ましい。例えば、一方を女性の声に、他方を男性の声に設定したり、一方を低音に、他方を高音に設定したりしてもよい。これにより、2つの音声を切り替え出力する場合であって、別々の音声として認識することが可能となる。
【0063】
また、上述した実施形態では、観光案内音声の出力を中断してから交差点案内音声の出力が開始されるまでの期間については特に説明しなかったが、音声出力が行われない期間を所定時間(例えば1秒)以上確保することが望ましい。これにより、2種類の音声の区別が容易になるとともに、後から出力される交差点案内音声の出力開始タイミングが多少ずれた場合(例えば、車両が予定より早く走行する場合)であっても、予め設定された分割位置まで観光案内文の音声出力を行うことが可能となる。
【0064】
また、上述した実施形態では、観光案内音声と交差点案内音声とを組み合わせたが、2種類の音声の出力タイミングが重なる場合であって先に出力中の音声を途中で中断する場合に広く本発明を適用することができる。
【0065】
また、上述した実施形態では、後に出力される音声(交差点案内音声)の出力開始タイミングが観光案内情報の受信時に予め算出可能としたが、後に出力される音声の出力開始タイミングが未知の場合(算出できない場合)にも本発明を適用することができる。
【0066】
図7は、後に出力される音声の出力タイミングに合わせて観光案内音声の出力を中断する変形例の説明図である。例えば、観光案内音声の出力中に、突然、出力タイミングが予め決まっていないナビ案内音声の出力が指示(割り込み)される場合を想定している。
【0067】
図8は、変形例の観光案内の音声出力の動作手順を示す図である。ステップ100〜104については図2に示した動作手順と同じであり、観光案内情報受信時に観光案内文が分割され、各分割案内文の再生時間が算出される。その後、音声出力部36は、観光案内音声の再生を行う(ステップ200)。また、出力タイミング指示部32は、ナビ案内音声の出力指示(割り込み)があるか否かを判定する(ステップ202)。ナビ案内音声の出力指示(割り込み)があると肯定判断が行われ、次に、出力タイミング指示部32は、次に到来する分割位置で観光案内音声の出力を中断する指示を音声出力部36に対して行い、音声出力部36は、指示された中断位置で観光案内音声の再生を中断する(ステップ204)。その後、音声出力部36は、出力が指示されたナビ案内音声を再生する(ステップ206)。
【0068】
ナビ案内音声の再生が終了した後、あるいは、ナビ案内音声の出力指示(割り込み)がなくステップ202の判定において否定判断が行われた後、出力タイミング指示部32は、再生が終わっていない観光案内文が残っているか否かを判定する(ステップ208)。観光案内文が残っている場合には肯定判断が行われ、ステップ200に戻って観光案内文の再生動作が継続される。また、観光案内文の再生が終了している場合にはステップ208の判定において否定判断が行われ、今回受信した観光案内情報に関する一連の音声出力動作を終了する。このように、突然にナビ案内音声の出力が指示される場合であっても、それまで出力中の観光案内音声を適切な箇所で中断することができ、中断により中途半端な情報しか伝わらないことを防止し、2つの音声の内容を確実に伝えることができる。
【産業上の利用可能性】
【0069】
上述したように、本発明によれば、2つの音声(観光案内音声と交差点案内音声)の出力タイミングが重なる場合であっても、観光案内音声の出力を適切な位置で中断するため、出力時間が長い観光案内音声が全く出力されないことを回避するとともに、中断により中途半端な情報しか伝わらないことを防止し、それらの内容を確実に伝えることができる。
【符号の説明】
【0070】
1 ナビゲーションコントローラ
3 ディスク読取装置
4 操作部
5 車両位置検出部
6 ディスプレイ装置
7 オーディオ部
8 DSRC送受信機
9 通信装置
10 地図バッファ
12 地図読出制御部
14 地図描画部
20 車両位置計算部
22 経路探索処理部
24 誘導経路描画部
30 音声処理部
32 出力タイミング指示部
34 音声情報分割部
36 音声出力部
40 目的地設定部
50 入力処理部
60 表示処理部
92 メール処理部
94 ネット処理部
96 携帯電話

【特許請求の範囲】
【請求項1】
音声情報に対応する音声を出力する音声出力手段と、
前記音声出力手段に対して、音声の出力タイミングを指示する出力タイミング指示手段と、
前記音声情報の分割位置を設定する音声情報分割手段と、
を備え、前記出力タイミング指示手段は、前記音声出力手段によって第1の音声情報に対応する第1の音声を出力中に、第2の音声情報に対応する第2の音声の出力開始タイミングが到来する場合に、この出力開始タイミングよりも前に到来する前記分割位置で前記第1の音声の出力を中断する指示を前記音声出力手段に対して行うことを特徴とする音声出力装置。
【請求項2】
請求項1において、
前記出力タイミング指示手段は、前記第2の音声の出力が終了した後に、前記第1の音声の出力を、中断した前記分割位置から再開する指示を前記音声出力手段に対して行うことを特徴とする音声出力装置。
【請求項3】
請求項1または2において、
前記音声情報分割手段による前記分割位置の設定は、出力対象となる前記音声情報の取得時に行われることを特徴とする音声出力装置。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれかにおいて、
前記第2の音声情報は、ナビゲーション装置において車両の走行経路を案内する案内音声情報であり、
前記第2の音声の出力開始タイミングは、前記第1の音声情報の取得時に算出可能であることを特徴とする音声出力装置。
【請求項5】
請求項4において、
前記第2の音声の出力は、走行経路に沿った特定の場所において行われ、
前記出力タイミング指示手段は、現在の車両位置から前記特定の場所までの距離と、車両の走行速度とに基づいて、前記第2の音声の出力開始タイミングを算出することを特徴とする音声出力装置。
【請求項6】
請求項5において、
前記走行速度は、その時点における車両の実際の走行速度が用いられることを特徴とする音声出力装置。
【請求項7】
請求項5において、
前記走行速度は、その時点における車両の平均速度が用いられることを特徴とする音声出力装置。
【請求項8】
請求項5において、
前記走行速度は、走行中の道路に対応して予め設定されている走行速度が用いられることを特徴とする音声出力装置。
【請求項9】
請求項5〜8のいずれかにおいて、
前記出力タイミング指示手段は、車両の走行速度の変更に伴って前記第2の音声出力開始タイミングが変化したときに、前記第1の音声の出力を中断する位置を別の分割位置に変更することを特徴とする音声出力装置。
【請求項10】
請求項9において、
前記出力タイミング指示手段は、予め想定した走行速度よりも車両の走行が遅くなったときに、前記第1の音声の出力を中断する位置を別の分割位置に変更することを特徴とする音声出力装置。
【請求項11】
請求項9において、
前記出力タイミング指示手段は、予め想定した走行速度よりも車両の走行が速くなった場合であって、前記第1の音声の出力を中断する時点が前記第2の音声の出力開始タイミングよりも遅くなる時間が所定時間以内のときに、前記第2の音声の出力開始タイミングを遅らせることを特徴とする音声出力装置。
【請求項12】
請求項4〜11のいずれかにおいて、
同一の案内対象に対応する複数の前記第2の音声情報がある場合に、前記出力タイミング指示手段は、これら複数の前記第2の音声情報のそれぞれに対応する複数の前記第2の音声の出力が終了した後、前記第1の音声の出力を、中断した前記分割位置から再開する指示を前記音声出力手段に対して行うことを特徴とする音声出力装置。
【請求項13】
請求項1〜3のいずれかにおいて、
前記第2の音声の出力開始タイミングは、前記第1の音声情報の取得時に未知であり、
前記出力タイミング指示手段は、前記第2の音声情報の出力が指示されたときに、次に到来する前記分割位置で前記第1の音声の出力を中断する指示を前記音声出力手段に対して行うことを特徴とする音声出力装置。
【請求項14】
請求項1〜13のいずれかにおいて、
前記第1の音声と前記第2の音声は、音質が互いに識別可能に設定されていることを特徴とする音声出力装置。
【請求項15】
請求項1〜14のいずれかにおいて、
前記第1の音声情報と前記第2の音声情報は、異なる優先度が設定されており、
前記第2の音声情報の優先度の方が高い場合に、前記第1の音声の出力を前記分割位置で中断することを特徴とする音声出力装置。
【請求項16】
請求項1〜15のいずれかにおいて、
前記第1の音声情報と前記第2の音声情報は、異なる優先度が設定されており、
前記第1の音声情報の優先度の方が高い場合に、前記第1の音声の出力が終了してから前記第2の音声の出力が開始されることを特徴とする音声出力装置。
【請求項17】
請求項1〜16のいずれかにおいて、
前記第1の音声出力の中断から前記第2の音声の出力を開始するまでの間に、音声出力が行われない期間を所定時間以上確保することを特徴とする音声出力装置。
【請求項18】
請求項1〜17のいずれかにおいて、
前記第1の音声情報は、受信したニュースあるいは受信したメールの内容を示すテキスト情報を含んでおり、前記第1の音声は、このテキスト情報を読み上げる音声であることを特徴とする音声出力装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2012−168243(P2012−168243A)
【公開日】平成24年9月6日(2012.9.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−27039(P2011−27039)
【出願日】平成23年2月10日(2011.2.10)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.VICS
【出願人】(000101732)アルパイン株式会社 (2,424)
【Fターム(参考)】