説明

音響促進器

【課題】弦楽器本体の分解等をせず、そのままの状態で自動的に弾き込まれることを提供する。
【解決手段】音響促進器本体に、振動を与える、1/fゆらぎ、通常、特殊回転及び振動等するはねとっき物、クッションラバーその他など設けた器具を弦楽器本体ピアノなどを分解等せず弦楽器本体の弦もしくは本体に直接接触させ、自動的に反復振動を与える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、弦楽器 ピアノ等の本体音質向上 その他に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の、弦楽器本体音質向上は 図6に示すように 自らが弾き込まなければならなかったものである。
【特許文献1】特許公開 2004-093095
【非特許文献1】加振加工 ジーセブンギターズ
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、以上の技術によれば 弦楽器本体が 自らの手等で弾き込まなければならず 労力と 時間がかかった。そこで、この発明は弦楽器本体が 分解等をせず そのままの状態で 自動的に弾き込まれることを提供することを課題とする。

【課題を解決するための手段】
【0004】
以上の課題を解決するために、この発明は 弦楽器本体の調律された弦に 直接回転 振動するはね2 とっき物 クッションラバー等を接触させ 弦及び本体に 直接振動を与える器具を設け この器具は 1/fゆらぎ 通常 特殊回転及び振動を 設けたことを 特徴とする音響促進器である。
【発明の効果】
【0005】
この発明によれば、音響促進器に モーター等で回転及び振動するはね2その他と 1/fゆらぎその他の回転 振動数を設け 弦楽器本体の弦に 1/f回転等するはね等を 接触させ 弦振動 直接振動を与えられた弦楽器本体分子が 揺り動かされ その熱によって 木材内部の水分料(結合水)が 蒸発する事により軽減して行き 本体がより乾燥した状態へ移行するため 弦楽器を弾いた際の鳴音が 本体の乾燥状態(含水率=(水の重さ÷細胞壁の重さ)×100)(図4)にあわせて変化していく。
【0006】
ビンテージギター(弾き込んだ弦楽器等)は、この乾燥状態がより合理的に進んだものであり 一般的に鳴りが良いとされ(ヤング率)(図5)、同様の状態を作り出すことにより 本体音質向上が望まれる(電子レンジと同様の作用 熱力学(S=Q/T)。又、木材 金属等内の分子ベクトルが 調律された弦音階上に 1/fゆらぎ振動等を 反復して与えられる事により 弦楽器本体が アルファ波を誘発しやすい分子構造へと再構築され続け 徐々に定着していき、同一化され 条件反射として 弦楽器本体内部がより共鳴しやすい振動 反響パターン(不規則性の中の調和)(図3)等へと誘導され 全体音質が向上していく E=m*c^2。
【0007】
又、エレキギターのピックアップ内部コイルが振動を与えられることにより 磁界が発生し ポールピースに振動摩擦が起り ピックアップ本体のエイジング(熟成)を 同時に促進することを特徴とする。
【0008】
更に、音響促進器を継続 反復して施術することにより 弦楽器本体内部分子内に 熱が発生しやすくなり 木材内等の結合水が蒸発しやすくなることによって 弦楽器本体の乾燥状態が 調律された 音階上の反復振動を与えられる事により合理的に進み 音質の変化、向上が望まれる。
【0009】
又、弦楽器本体が、調律された弦音階上の反復振動を 音響促進器によって与えられることにより 弦楽器全体が その振動に少しづつ慣れ 同化し 自ら弾く音に条件反射的に反応するようになるため 音響促進器の施術が増すごとに 音質が向上する。
【0010】
図18、図19はKORG GT-1 ギターチュウナー MANLモード、デジタルストップウォッチを使い、フェンダーJ 図20,図21 ST62-70TX新品(440HZで調律)の振動周波数の 減衰率を測定した表である。 5時間ごとに日々継続して 音響促進器を施術し(1から3回) 2本共同様のセッティングで リアピックアップポジションで センターピックアップの3弦ポールピース上の弦を ピックで一弦側に4ミリ引き 放した際の弦の減衰率数値(単位は秒)である。AからCはチュウナーの針が、430HZ側に振れ込むタイミングである。Dは針が0になる時間(秒)である。表から、共に音響促進器施術50時間後 3割以上振動周波数の減衰率が低下し このことによりギターのボディ鳴り 又は鳴音が体感的にも向上した。
【0011】
更に、防音装置内部に セラミックシートなどを貼ることにより 弦楽器本体へ 振動周波の反射を助け 防音装置本体の強度も高める。
【0012】
又、弦楽器本体の経年変化的 引き込みを 短時間で、飛躍的に行うことが可能で それにより、弦楽器本体のレゾナンスを上げることが出来る。
【0013】
更に、新品弦楽器 ピアノ等を 短時間で 飛躍的に 音質の向上を行うことが出来るため 使用する弦楽器等 選択の幅を広げる。
【0014】
又,音響促進器に 安全性 ファッション性のため カバーなどを設けることが出来る。なお、はね とっき物 クッションラバー等は すみやかに交換可能である。更に、弦楽器本体の許容範囲(材質 作りその他)に比例して 音響促進器の効果も表れる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
この発明の一実施形態を、図13に示す。
音響促進器の本体1は 防音装置内に 設置され 更に、弦楽器等を 防音装置内 所定の場所へ吊るし 弦楽器本体の弦に 音響促進器の はね等を 接触させる。
【実施例1】
【0016】
この実施形態によれば、弦楽器本体を、専用スタンド等に立てかけ 又は吊るし そのスタンド等に固定パイプ5等を取り付け それに可動式アーム4 6 15を接続し それに位置変更板3(位置変更つまみ8)を接続し 本体1 モーター等を 位置変更板3にはめ込む。
【0017】
又、本体1に設けたはね2等のビニール等の働きで クッション作用ができ 弦への振動圧力が緩和される。
【0018】
更に モーター等の本体外部に クッション作用を作ることにより はね モーター等の振動圧力を緩和することができる。
【0019】
又、位置変更板3の働きで 本体1が位置変更板上を移動 脱着でき 速やかに1〜他弦に回転するはね2等を 直接 弦楽器本体弦にあて 振動を与えることができる。したがって 弦楽器本体の共鳴する 振動周波数の領域を 広げることができる。
【0020】
更に、可動式アーム4 7等の働きで 容易に 本体1を動かすことができ 弦楽器本体の弦もしくは 弦楽器本体へはね2等を 接触させることができる。又、固定パイプ5等の働きで 本体1を 弦楽器専用スタンド等へ接続できる。又は、固定パイプの先に クリップ5等を設けて 他の媒体と接続できる。
【0021】
なお、本体1は直流14 (ふた等 9) 交流式 太陽電池等が使えるため 直流式では 場所を選ばない。(スイッチ 10 16)
【0022】
更に, 防音装置 図14と一体化することにより 音響促進器によって与えられた振動やそれによる音響が防音装置内で反射し 弦楽器本体に跳ね返るため より弦楽器本体の音質向上が望める よって、防音装置内で 音響促進器の施術を行うことにより 防音装置の効果が得られる。
【0023】
又、音響促進器のモーター等は 前後左右 円運動等に可動することにより 振動圧力を緩和することが出来る。
【0024】
更に,音響促進器本体は 前後左右 上下部等に連結 17でき 直接 弦楽器本体 ピアノ等に接続可能である。
【0025】
又,プログラムされたICチップ等 13(楕円軸 18)を使用することにより 個々の弦を独立して 押さえ 又は弾く事ができるため 弦楽器の左右手側の自動演奏が可能である。
【0026】
更に,防音装置は 外壁等を二重構造 補助足等の設置をすることにより 大型弦楽器に対応できる。
【0027】
なお、音響促進器及び防音装置その他の 材質、形状は問わない 又、準ずるすべてのものを含む。
【0028】
更に、音響促進器の 施術概念等は シュタイナー ギャン理論等 振動の法則 カタカムナ文献 ハイゼンベルグの不確定性原理 相対性理論等を 参考にした。又,音響促進器は 別名 レゾナンス・アクセラレーター/ハミング・バードと言う。
【実施例2】
【0029】
図1の実施形態では、弦楽器本体に振動を与えるのは 回転するはね2等であったが 他の実施形態では 左右に動くつめ(ピック等) 円運動等する クッションラバー等を 設けたものでも良い。
【産業上の利用可能性】
【0030】
弦楽器等の音質が向上することにより 演奏者及び傍聴者の快感を促進し ストレス等を軽減する 更に、使用する弦楽器本体の 選択の幅を広げる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】発明本体の斜視図
【図2】この発明の一実施形態を示す斜視図である。
【図3】1/fゆらぎ
【図4】含水率の差
【図5】鳴音周波数の差
【図6】従来技術を示す斜視図である。
【図7】発明本体の斜視図
【図8】発明本体の斜視図
【図9】発明本体の斜視図
【図10】発明本体の斜視図
【図11】この発明の一実施形態を示す斜視図である
【図12】この発明の一実施形態を示す斜視図である
【図13】この発明の一実施形態を示す斜視図である。
【図14】防音装置
【図15】防音装置
【図16】防音装置
【図17】この発明の一実施形態を示す斜視図である
【図18】振動周波数の減衰率の図である
【図19】振動周波数の減衰率の図である
【図20】ギターの保証書
【図21】ギターの保証書
【図22】発明本体の斜視図
【符号の説明】
【0032】
1 音響促進器 2 はね、とっき物、クッションラバー等
3 位置変更板
4 可動、可変、伸縮式アーム等 5 固定パイプ、クリップ等
6 伸縮アーム等 7 本体可動つまみ 8 位置変更つまみ
9 ふた等 10 スイッチ 11 開口 12 モーター等 13 ICチップ等
バッテリー等 15 脱着式可動アーム 16 リモコンスイッチ等
17 連結タイプ 18 楕円軸
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、弦楽器、ピアノ等の本体音質向上、その他に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の、弦楽器本体音質向上は、図6に示すように、自らが弾き込まなければならなかったものである。
【特許文献1】特許公開9-247779 特許公開10-143144 特許公開9-274485 特許公開6-19459
【非特許文献1】加振加工 ジーセブンギターズ
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、以上の技術によれば、弦楽器本体が、自らの手等で弾き込まなければならず、労力と、時間がかかった。そこで、この発明は弦楽器本体、ピアノ等が、分解等をせず、そのままの状態で、自動的に弾き込まれることを提供することを課題とする。

【課題を解決するための手段】
【0004】
以上の課題を解決するために、この発明は、弦楽器本体の調律された各弦、又は、質量部に、回転、振動するはね(2)、とっき物、切り込みを入れた クッションラバー等振動伝達部材を直接、接触させ、弦及び質量部に、直接振動を与える器具を設け、この器具は、1/Fλ(β)ゆらぎ、通常、特殊回転及び振動する駆動手段を設けたことを特徴とする音響促進器である。
【発明の効果】
【0005】
この発明によれば、音響促進器に、ステッピングモーター等駆動部材で、回転及び振動するはね(2)その他振動伝達部材と、1/Fλ(β)ゆらぎその他の回転、振動数を設け、弦楽器本体の弦、又は質量部に、1/Fλ(β)回転等するはね(2)等振動伝達部材を接触させ、弦振動、直接振動を与えられた弦楽器本体分子が、揺り動かされ、その熱によって木材内部の水分料(含水率)(結合水、自由水)が、蒸発する事により軽減して行き、本体がより乾燥した状態へ移行するため、弦楽器を弾いた際の鳴音が、本体の乾燥状態(含水率=(水の重さ÷細胞壁の重さ)×100)(図4)にあわせて変化していく。
【0006】
ビンテージギター(弾き込んだ弦楽器等)(図23、図24、図25)は、この乾燥状態がより合理的に進んだものであり、一般的に鳴りが良いとされ(ヤング率-ひずみ=応力/ヤング率 ) (フックの法則)(図5)、同様の状態を作り出すことにより、本体音質向上が望まれる(電子レンジと同様の作用 熱力学(S=Q/T)。又、木材、金属等内の分子ベクトルが調律された弦音階上に、1/Fλ(β)ゆらぎ振動等を反復して与えられる事により、弦楽器本体が、アルファ波を誘発しやすい分子構造へと再構築(化学変化)され続け、徐々に定着していき、同一化され反射増幅として、弦楽器本体内部がより共鳴しやすい振動、反響パターン(不規則性の中の調和)(図3)等へと誘導され全体音質が向上していくと考えられる。 E=m*c^2。(弦楽器本体は、常に自然法則上の1/Fゆらぎを受けている)。
【0007】
反射では、媒質中を進む光、音などの波動が、媒質の境界面にあたって向きを変え、もとの媒質に戻ってすすむことであり、ヤング率では、原子間の凝集力が弾性的性質をきめるため、応力と変形の機構が同じ種類の材質間では、融点と弾性係数の間には、ある種相関があるので、応力がある大きさ(比例限度)をこえると、結晶の不完全な部分が不可逆的にうごくことによって変形することになるため、応力とひずみの関係は線形ではなくなり、応力を除いても、もとの寸法に戻らなくなることである(※1)。よって、結晶の不完全な部分の弾性的性質が弱まるため、弦楽器内部の比例限度を超えた部分が、外部からの弾く力に対して抵抗が弱まることになる。そのため、鳴らされた音(振動)と共振、同化しようとする部分(原子)(弾音の振動にゆだねられる状態)が増え、木材内部振動が強調される状態に移行するため、鳴音が向上する。
【0008】
弾き込まれた弦楽器では、この上記比例限度、変形する部分(化学変化)が増えることにより(応力を除いたもとの寸法に戻らない)原子間の抵抗値の下がった部分が、経年変化や演奏使用により、より多く存在すると考えられる。そのため、弾音(弦をはじく、こする、たたく)に対し、共振性、同調性が増し、音質向上の一部分を担うと思われる。又、弦楽器は、主に複合的に木材を使用しており、使い込むことにより、それぞれのヤング率の差、及び弾性的性質とすり合わせのような状態と変化していくと考えられ、これらによって、音質が向上していく。音響促進器を施術することで、上記のような状態を促進すると考えられる。
【0009】
又、エレキギターのピックアップ内部コイルが振動を与えられることにより、磁界が発生しポールピースに振動摩擦が起り、 ピックアップ本体のエイジング(熟成)を、同時に促進することを特徴とする。
【0010】
更に、音響促進器を継続、反復して施術することにより、弦楽器本体内部分子内に、熱が発生しやすくなり、木材内等の結合水が蒸発しやすくなることによって、弦楽器本体の乾燥状態が、調律された音階上の反復振動を与えられる事により、合理的に進み、音質の変化、向上が望まれる。P=1/Fλ(β)の記号λ(β)の部分に入る数値を入れ替えることで、放物線の出方が変わる。弦楽器それぞれのフーリエ分析(スペクトル解析)を行い、その数値を元に回転数に変換して、その回転、振動するはね等振動伝達部材を、直接弦楽器本体、又は弦に接触させることにより、弦楽器本体が同調、及び共鳴作用を起こす。共鳴により、振動数と被振動体の固有振動数が近ければ、より大きな共鳴を得ることができ、振動エネルギーが、共鳴体に伝わる事で、より大きな音を得ることができる(※2)。
【0011】
素粒子に関する加速器による実験では特定の衝突エネルギーのところで、反応の頻度(反応断面積)が急激に大きくなることがある。この際には生成した複数のハドロンや中間子が複合した状態を形成していると考えられる。この状態を共鳴状態にあるという。量子力学においてはある状態がエネルギーの期待値が近い2つ以上の状態の線形結合で近似できるとき、2つ以上の状態が量子力学的共鳴状態にあるという(ハイゼンベルク)(※3)。前記を元に、音響促進器によって各弦楽器の振動特性に合わせた固有振動を、弦楽器全体に反復して与えるため、前記共鳴状態を作り出すことで、弦楽器の音質が向上する。
【0012】
前述の各弦楽器、振動特性(1/Fλ(β))の分析法としては、弦楽器の音(各弦ごと又は和音、演奏など)を、録音したCDやテープなどから、20〜20000HZの信号をだし、25msごとに区切る。その区間で、波形が何回ゼロクロスするかカウントし、その1/2をその区間の平均周波数とする。こうして、連続的に最後までデータをとる。データを、AD変換機で連続的にコンピュータに取り込む、このデータをコンピュータでフーリエ分析して、スペクトル表示する(図24、25)(※4)。上記を元に、数値データをCPU等(駆動手段)に入力し、それを、ステッピングモーター等(駆動部材)に出力することで、個々の弦楽器特性に合わせた、1/Fλ(β)ゆらぎ回転を得ることができる。その回転エネルギーをはね等(振動伝達部材)により、直接弦楽器本体、又は、弦に反復接触させることで、共鳴作用(ヘルムホルツ共鳴、ファンダメンタルトーン、グラドニ法、干渉ホログラフ手法にて)を起こし、化学変化(ブラウン運動)を増幅(フラクショナルブラウン運動にて)することで、経年変化的弾き込みが促進され、弾音、鳴音が向上する。
【0013】
各弦に対し、別々に施術することで、個々の振動特性を向上させることもできる。(ギブソン、フェンダー、マーチン、各メーカー、その他各形式弦楽器(オールド含む)を上記手法により、何本か測定することで、各弦楽器の品質の高いレベルデータを集めることができ、その平均化した数値を、CPU等駆動手段に入力し、ステッピングモーター等駆動部材に出力、前述法で施術することで、手持ちの同形式弦楽器に、共振、同調(固有振動その他)する部分の反射向上(化学変化)を促進する。個人レベルのひとつひとつに対しても対応可能である。(例 図23 品質の高いアコースティクギター波形)(※5)
【0014】
ギター音は、基音と、倍音が合成されており、時間経過とともに、音圧と成分音が変化していく。ギター、ピアノなどの弦楽器は、発音初期における音の上がり、成分音の構造、成長期からすぐ減衰期に移る時間的経過が音色を特徴づける要素になるため、過渡的な音が、音色の特徴になる。音の分析には、音色の時間経過が分析できるサウンドスペトログラフ(ソナグラフ)がある。測定法には、共振法(動的弾性率、振動損失正接)と、自由減振動法(動的弾性率、対数減衰率)がある(※6)。
【0015】
共振(共鳴)では、外部から力が加わって振動した場合、力の周波数が、固有周波数と一致したときに、物体が著しく振動する現象で、固有振動を持つ共振系といい、どんな物体でも、決まった周波数で、決まった形に振動する性質があり、固有振動は、一般にひとつではなく、無数にあり、弦の場合は、長さ、重さ、(太さ)および、張力によって固有周波数が決まる。固有振動と、倍音とは、弦をはじいて振動させた場合、固有振動を始める。その振動はすべての固有振動が同時に、発生して重なりあった形になっており、すべての固有周波数に対応する音が発生する。又、基音、上音がどのように出るかによって、音色を示す重要な要因になる(※7)。
【0016】
又、音は、空気の振動であり、空気には弾力があり、これがバネとして働く。空気は1立方メートルあたり、1.2グラムの重さをもっており、これが質量として働く。この振動が波動として空間を伝わっていく、圧力の変動の波である。又、伝わり方として、反射と吸音、屈折と、回折がある、又、音には純音と複合音、倍音など。(※8)。又、経年変化(年数とともに向上する木材音響性能、弦楽器のしくみとメンテナンスなど)がある(※10)。
【0017】
以上から、音響促進器によって、それぞれの特性にあわせた固有振動を反復して与えることにより、弦楽器本体、固有振動の反射、吸音が活発化し、1/Fλ(β)振動熱による合理的な含水率の低下、木材内部摩擦等(化学変化)による、経年変化的弾き込みを促進することによって、固有振動率を上げ、鳴音の弾力(波)等が増すことにより、音の反射、吸音も増加する。又、弦楽器本体が、調律された弦音階上の反復振動を、与えられることにより、弦楽器全体が、その振動に少しずつ慣れ同化し、1/Fλ(β)振動により、木材内弾性的性質の比例限度を超える部分を、より多く作ることにより、応力の弱くなった部分の共振性が上がる、振動熱による含水率の低下により、原子間の凝集が縮むため、振動が速く伝わる、又、開放する(圧力変化など)、化学変化(複数のハドロンや中間子が複合した状態を形成)(経年変化促進)による内部構造変化(反射、吸音、共鳴、同化、振動周波、及び倍音向上(結晶の不完全な部分が不可逆的に動くことによって変形する)、連続的な固有周波数を与えるなど前述が複合的に作用し、自ら弾く音に条件反射的(ビブラート、チョーキング、アーミングその他奏法など含む)に反応するようになるため、音響促進器の施術が増すごとに音質が向上する。(金属疲労なども加味される)。(木材を長時間振動させると、疲労による被回復性の振動損失の増加現象、回復性や、蓄積疲労による振動損失の増加と回復があるとの報告がある)(※9)。
【0018】
図18、図19はKORG GT-1、ギターチューナーMANLモード、デジタルストップウォッチを使い、フェンダーJ、図20,図21 ST62-70TX新品(440HZで調律)の振動周波数の減衰率を測定した表である。 5時間ごとに日々継続して、音響促進器を施術し(1から3回)、2本共同様のセッティングで、リアピックアップポジションで、センターピックアップの3弦ポールピース上の弦を、ピックで一弦側に4ミリ引き放した際の弦の減衰率数値(単位は秒)である。AからCはチューナーの針が、430HZ側に振れ込むタイミングである。Dは針が0になる時間(秒)である。表から、共に音響促進器施術50時間後、3割以上振動周波数の減衰率が低下し、このことによりギターのボディ鳴り 又は鳴音が体感的にも向上した。
【0019】
更に、防音装置内部に、セラミックシートその他、反射材などを貼ることにより、弦楽器本体へ振動周波の反射を助け、防音装置本体の強度も高める。又、防音装置は、軟性材、及び、硬性材からなり、防音シートなどを内側、及び、外側に使用することにより、音響促進器施術の際に、弦楽器より出る音を、防音することができる。
【0020】
又、弦楽器本体の経年変化的弾き込み込みを、短時間で、飛躍的に行うことが可能で、それにより、弦楽器本体のレゾナンスを上げることが出来る。
【0021】
更に、新品弦楽器、ピアノ等を短時間で、飛躍的に音質の向上を行うことが出来るため、使用する弦楽器等選択の幅を広げる。
【0022】
又,音響促進器に、安全性、ファッション性のため、カバーなどを設けることが出来る。なお、はね、とっき物、切り込みを入れたクッションラバー等振動伝達部材は、すみやかに交換可能である。又、弦楽器本体の許容範囲(材質、作りその他)に比例して、音響促進器の効果も表れる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
この発明の一実施形態を、図13に示す。
音響促進器の本体(1)は 防音装置(24)内に設置され、更に、弦楽器等を、防音装置内(24)、所定の場所へ吊るし(図13)、弦楽器本体の弦に、音響促進器のはね等(2)振動伝達部材を接触させる。
【実施例1】
【0024】
この実施形態によれば、弦楽器本体を、専用スタンド等に立てかけ(図2)、又は吊るし(図13)、そのスタンド等に固定パイプ(5)等硬性部材を(23)の支柱や、(22)の穴に取り付け、それに可動式アーム、フレキシブル等(4、6、15)を接続し、それに位置変更板(3)位置変更つまみ(8)を接続し、本体(1)モーター等(12)を、位置変更板(3)にはめ込む。
【0025】
又、本体(1)に設けたはね(2)等振動伝達部材のビニールその他と、弾性部材(26)の働きで、クッション作用ができ、弦への振動圧力が緩和される。
【0026】
更に各モーター等の本体外部に、軟性、及び弾性部材でクッション作用を作ることにより、はね、各モーター等駆動部材の振動圧力を緩和することができる。
【0027】
又、位置変更板(3)の働きで、本体(1)が位置変更板上を移動、着脱でき、速やかに1〜他弦に回転、振動するはね(2)等振動伝達部材を、直接、弦楽器本体弦にあて、振動を与えることができる。したがって、弦楽器本体、ピアノの共鳴、同調する、振動周波数の領域を、広げることができる。
【0028】
更に、可動式アーム(4、6、7)フレキシブル等の働きで、容易に、本体(1)を動かすことができ、弦楽器本体、ピアノの弦もしくは、弦楽器本体へはね(2)等振動伝達部材を、接触させることができる。又、固定パイプ(5)等の働きで、本体(1)を弦楽器専用スタンド等(21)へ接続できる。又は、固定パイプの先に、クリップ(5A)等を設けて、他の媒体と接続できる。(5B)の折れ線(屈折部)により、固定パイプ(5A)の片側が、スタンドより着脱できるため、弦楽器を容易に出し入れ可能である。
【0029】
なお、本体(1)は直流式(14)(ふた等 9) 交流式、太陽電池等が使えるため、直流式では場所を選ばない。(スイッチ、操作パネル 10、16)又、音響促進器本体へ、外部からプログラムされたデータ等を、リモコン等で飛ばすことも可能である。
【0030】
更に,軟性材及び、硬性材よりなる防音装置(図14)と一体化することにより、音響促進器によって、弦楽器に与えられた振動やそれによる音響が防音装置内で反射し、弦楽器本体に跳ね返るため、より弦楽器本体の音質向上が望める。又、施術時に発生する音を、外部にもらさないようにするため、騒音対策となる。よって、防音装置内で音響促進器の施術を行うことにより、防音装置の効果が得られる。
【0031】
又、音響促進器のモーター等駆動部材は、前後左右、円運動等に可動することにより、弦楽器本体への振動圧力を緩和することが出来る。
【0032】
更に,音響促進器本体は、前後左右、上下部等に連結 (17)(図22、図26)でき、クリップその他の接続部材によって、直接弦楽器本体、ピアノ等に接続可能である。
【0033】
又,プログラムされたICチップ等 (13)(楕円軸 18)を使用することにより、個々の各弦、フレット、その他ポジションに、軟性材を駆動部材にて回転させ、あてることで独立して押さえ、又は、駆動部材での回転により振動伝達部材の先端で、はじく、又はたたくことで弦を弾く事ができるため、 弦楽器の左右手側の自動演奏が可能である。
【0034】
更に,防音装置は、外壁等を二重構造、補助足等の設置をすることにより大型弦楽器に対応できる。又、(25)のとってによって、持ち運べる。
【0035】
なお、音響促進器及び防音装置その他の、材質、形状は問わない 又、準ずるすべてのものを含む。
【0036】
音響促進器は別名、レゾナンス・アクセラレーターと言う。(※1、2、3、ウィキペディア
※4 音楽における1/Fゆらぎ分析の理解 ※5 淫痴奇ギター音響物理学 ※6、9 音のメカニズム ※7、8 楽器の音響学 音のなんでも小事典 ※10 佐々木朗氏著)=参照
【実施例2】
【0037】
図1の実施形態では、弦楽器本体に振動を与えるのは、回転するはね(2)等振動伝達部材であったが、他の実施形態では、左右に動くつめ(ピック等) 円運動等する切り込みを入れたクッションラバー等振動伝達部材を、設けたものでも良い。
【産業上の利用可能性】
【0038】
弦楽器等の音質が向上することにより、演奏者及び傍聴者の快感を促進し、ストレス等を軽減する。更に、使用する弦楽器本体の選択の幅を広げる。又、高額な施設など必要とせず、コストも抑えられるため、個人レベルで、弾かない時間を有効利用し、音質促進ができる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】発明本体の斜視図
【図2】この発明の一実施形態を示す斜視図である。
【図3】1/fゆらぎ
【図4】含水率の差
【図5】鳴音周波数の差
【図6】従来技術を示す斜視図である。
【図7】発明本体の斜視図
【図8】発明本体の斜視図
【図9】発明本体の斜視図
【図10】発明本体の斜視図
【図11】この発明の一実施形態を示す斜視図である
【図12】この発明の一実施形態を示す斜視図である
【図13】この発明の一実施形態を示す斜視図である。
【図14】防音装置
【図15】防音装置
【図16】防音装置
【図17】この発明の一実施形態を示す斜視図である
【図18】振動周波数の減衰率の図である
【図19】振動周波数の減衰率の図である
【図20】ギターの保証書
【図21】ギターの保証書
【図22】発明本体の斜視図
【図23】品質の良いアコースティクギター波形
【図24】ヴァイオリンの波形
【図25】ヴァイオリンのスペクトル(440%)
【図26】発明本体の斜視図
【符号の説明】
【0040】
1 音響促進器 2 はね、とっき物、クッションラバー等 3 位置変更板
4 可動、可変、伸縮式アーム等 5A 固定パイプ、クリップ等 5B 折れ線(屈折部)6 伸縮アーム等 7 本体可動つまみ 8 位置変更つまみ
9 ふた等 A、B 10 スイッチ(操作パネル) 11 開口 12 モーター等 13 ICチップ等
14 バッテリー等 15 着脱式可動アーム 16 リモコンスイッチ等
17連結タイプ 18 楕円軸 19手 20弦楽器(ピアノ) 21 スタンド 22穴 23支柱 24防音装置 25とって26弾性材(軟性材)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
弦楽器本体に、直接弦振動を与えるはね等を設け そのはね等の回転数を1/fゆらぎにしたことを 特徴とする音響促進器。
【請求項2】
その音響促進器が、弦楽器本体に直接振動を与えるのは 回転するはね とっき物 クッションラバーその他と 円運動 前後左右 通常および特殊回転又は振動を 特徴とする請求項1記載の音響促進器。
【請求項3】
更に、その振動等を与えるモーター その他の機器類を制御 調整するのは各種モーター 各種ギア− CPU ICチップ 各種コンデンサー 内外部コントロールボックス などを特徴とする請求項1記載の音響促進器。
【請求項4】
又,音響促進器本体は、弦楽器本体 ピアノなどを 分解等せず 直接弦や弦楽器本体に振動を 自動的に反復して 与え 更に連結して使用できることを特徴とする請求項1記載の音響促進器。
【請求項5】
更に、音響促進器は、防音装置等と一体化 脱着可能で 音響促進器と 防音装置は コンパクトに収納して 持ち運び可能と 場所を選ばないことを特徴とする請求項1記載の音響促進器。
【請求項6】
又、ICチップ プログラム内臓物 楕円軸等で 弦楽器左右 手側の 自動演奏が可能であることを特徴とする請求項1記載の音響促進器。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
弦楽器本体、ピアノ等を分解せず、該、質量部と隔設された振動部材と、内外部からの電気信号によって、前記振動部材を、振動せしめる駆動手段と駆動部材と、先端部が、質量部、又は、調律した各弦に独立した形で、直接接触される振動伝達部材と、前記振動伝達部材と、振動部材と、駆動部材と、駆動手段との間に介在して保持する、弾性部材、及び、硬性部材と、軟性部材からなり、前記部材は、連結と、着脱可能と、前記駆動手段を1/Fλ(β)ゆらぎにしたことを特徴とする音響促進器
【請求項2】
前記部材は、はね、とっき物、切り込みを入れた、クッションラバー、ゴム、塩ビ、ポリエチレン、布などの軟性材と、木材、金属、合金、陶器、セラミック、プラスチックなどの硬性材からなり、前記駆動手段は、円運動、前後左右、特殊回転運動を保持されてなることを特徴とする請求項1記載の音響促進器
【請求項3】
前記駆動手段は、各種モーター、各種ギア、各種コンデンサー、ICチップ、CPU、内外部コントロールボックス、直流、交流、太陽電池を介在してなり、質量部全体を覆う硬性材、及び軟性材よりなる防音装置と、一体化可能と、コンパクトに収納と、持ち運び可能でなることを特徴とする請求項1、2記載の音響促進器
【請求項4】
前記部材と、楕円軸等で、弦楽器左右手側の、各弦、分離した自動演奏が可能であることを特徴とする請求項1、2、3記載の音響促進器

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図22】
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【図20】
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【図21】
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