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領域貸与サービス提供システム
説明

領域貸与サービス提供システム

【課題】 加盟店側で、顧客の購入情報を管理することを可能にすると共に、カードや携帯電話等の媒体に搭載する専用のICチップを発行することなく加盟店独自のサービスを実現する。
【解決手段】 提携事業者サーバ40aは、提携事業者において所定の媒体1を用いた決済が行われた場合、ICチップ1aの領域に記憶されている顧客IDを取得し、取得した顧客IDに対応する顧客情報をICチップ領域貸与サービス提供事業者サーバ30aから取得するように構成されている提携事業者側顧客情報管理部44と、ICチップ領域貸与サービス提供事業者サーバ30aに対して、取得した顧客IDを送信することによって、顧客IDに対応する顧客情報の送信を要求するように構成されている顧客情報要求部43とを具備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カードや携帯電話等の所定の媒体に搭載されているICチップの領域貸与サービスを提携事業者に対して提供する領域貸与サービス提供システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、カードや携帯電話等の媒体に搭載されたICチップを用いた電子マネーサービスがよく知られている。かかる電子マネーサービスにおいて、電子マネーサービス提供事業者は、該電子マネーサービスの加盟店を募集して、該電子マネーサービスの利用範囲を拡大させ、ICチップを搭載した媒体の数を増やすことによって、手数料(すなわち、売上金額に応じて加盟店が支払う手数料)収入を増やすことができる。
【0003】
また、加盟店は、ICチップを搭載した媒体を用いた決済を利用する顧客の増加に伴って売上を増やすことができ、カードや携帯電話等の媒体に搭載する独自のICチップを発行する際に生じる経費(発行費用や情報管理費用等)の低減を図ることができる。
【0004】
以下、図7及び図8を参照して、従来の電子マネーサービスの仕組みについて説明する。
【0005】
図7に示すように、ステップS101において、ICチップ発行機10が、ICチップ1aにカードIDを記録し、カードや携帯電話等の媒体1にICチップ1aを搭載する。
【0006】
ステップS102において、ICチップ発行機10は、媒体1に搭載するICチップ1aを発行した顧客に係る顧客情報及びカードIDを、電子マネーサービス提供事業者側に設置されている電子マネーサービス提供事業者サーバ30の顧客情報管理部31に蓄積する。ここで、顧客情報には、該顧客の住所、氏名、生年月日、性別、電話番号、電子メールアドレス等が含まれる。
【0007】
ステップS103において、顧客が、加盟店において、ICチップ1aを搭載した媒体1を用いた決済を行った場合、加盟店側に設置されている端末機20が、ICチップ1aに記録されているカードID及び該決済に係る購入情報を抽出する。
【0008】
ステップS104において、端末機20が、抽出したカードID及び購入情報を、電子マネーサービス提供事業者サーバ30に送信する。ここで、購入情報には、該決済が行われた場所(例えば、端末機ID又は加盟店ID)や、該決済が行われた時間や、該決済における決済金額等が含まれる。
【0009】
ステップS105において、電子マネーサービス提供事業者サーバ30の売上集計部32が、受信したカードID及び購入情報に基づいて、該カードIDに対応する当月売上合計金額を集計して清算部33に送信する。
【0010】
清算部33が、取得した当月売上合計金額及び所定の加盟店手数料率(例えば、c%)に基づいて、当月分として加盟店が電子マネーサービス提供事業者に対して支払うべき当月清算金額を算出して、ステップS106aにおいて、加盟店側に設置されている加盟店サーバ40に当月清算金額を送信すると共に、ステップS106bにおいて、当月清算金額を含む明細情報を帳票出力部34に送信する。
【0011】
ステップS107において、帳票出力部34が、受信した明細情報に基づいて、精算金明細等を含む帳票3(図8参照)を出力して、加盟店サーバ40に送付する。
【0012】
図8に示すように、当月清算金額(a円)は、当月売上合計金額(b円)から、当月売上合計金額(b円)と加盟店手数料率(c%)とを乗じた金額を引いた金額を100で除算した金額である。
【0013】
ステップS108において、加盟店サーバ40の照合部41が、電子マネーサービス提供事業者サーバ30の清算部33から送信された当月清算金額と、送付された精算金明細上の当月清算金額とを照合する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
しかしながら、従来の電子マネーサービスでは、電子マネーサービス提供事業者が、加盟店側に端末機20を設置するため、加盟店側で、該加盟店における電子マネーサービスを利用した顧客の購入情報を記録できないという問題点があった。
【0015】
また、従来の電子マネーサービスでは、カードや携帯電話等の媒体1に搭載されているICチップ1aの領域は、電子マネーサービス提供事業者が独占的に管理するため、加盟店側が、独自のサービスを提供する場合には、カード、携帯電話等の媒体に搭載する別の専用のICチップを発行しなければならないという問題点や、電子マネーサービス提供事業者が、加盟店へ支払う清算金額を加盟店の売上合計金額から算出する仕組みをつくり込まなければならないという問題点があった。
【0016】
そこで、本発明は、以上の点に鑑みてなされたもので、加盟店側で、顧客の購入情報を管理することを可能にすると共に、加盟店側が、カードや携帯電話等の媒体に搭載する専用のICチップを発行することなく加盟店独自のサービスを実現する領域貸与サービスを提供することができ、サービス提供事業者が、提携事業者に支払う提携手数料を算出する仕組みをつくり込む必要がなくなる領域貸与サービス提供システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0017】
本発明の第1の特徴は、所定の媒体に搭載されているICチップの領域貸与サービスを提携事業者に対して提供する領域貸与サービス提供システムであって、前記提携事業者に対して貸与されている前記ICチップ上の領域に、該提携事業者用の顧客IDが記憶されており、前記提携事業者側に設置された提携事業者サーバが、前記提携事業者において前記所定の媒体を用いた決済が行われた場合、前記領域に記憶されている前記顧客IDを取得し、取得した該顧客IDに対応する顧客情報を、前記ICチップの領域貸与サービスを提供するICチップ領域貸与サービス提供事業者側に設置されたICチップ領域貸与サービス提供事業者サーバから取得するように構成されている提携事業者側顧客情報管理部と、前記ICチップ領域貸与サービス提供事業者サーバに対して、取得した前記顧客IDを送信することによって、該顧客IDに対応する顧客情報の送信を要求するように構成されている顧客情報要求部とを具備しており、前記ICチップ領域貸与サービス提供事業者サーバが、前記ICチップを発行した顧客に係る顧客IDと顧客情報とを対応付けて管理するように構成されているICチップ領域貸与サービス提供事業者側顧客情報管理部を具備することを要旨とする。
【0018】
本発明の第1の特徴において、前記提携事業者サーバが、前記提携事業者において前記所定の媒体を用いた決済が行われた場合、前記領域に記憶されている前記顧客IDを取得するように構成されている売上集計部と、前記ICチップ領域貸与サービス提供事業者サーバに対して前記顧客IDに対応する顧客情報の送信を要求した回数とに基づいて、前記提携事業者が前記ICチップ領域貸与サービス提供事業者に振り込むべき領域貸与サービスの利用手数料を算出するように構成されている清算部とを具備してもよい。
【0019】
かかる発明によれば、前記提携事業者側に設置された提携事業者サーバの売上集計部が、前記提携事業者において前記ICチップを搭載した媒体を用いた決済が行われた場合、該提携事業者に対して貸与されている前記ICチップ上の領域に記憶されている該提携事業者用の顧客ID及び決済金額に基づいて、該顧客IDに対応する売上合計金額を集計することができるため、従来の電子マネーサービスのように、加盟店側で、該加盟店における前記電子マネーサービスを利用した顧客の購入情報を記録できないという問題点を解決することができる。
【0020】
本発明の第1の特徴において、前記清算部が、前記顧客情報の送信を要求した回数と1回当たりのサービス利用手数料とを乗算することによって、前記領域貸与サービスの利用手数料を算出するように構成されていてもよい。
【0021】
本発明の第1の特徴において、前記清算部が、前記ICチップ領域貸与サービス提供事業者サーバではなく、前記提携事業者サーバに具備されるように構成されていてもよい。
【0022】
かかる発明によれば、ICチップ領域貸与サービス提供事業者が、領域貸与サービスを利用している提携事業者に対して、ICチップを搭載した媒体を用いた決済を行った顧客に係る顧客情報を提供した回数に応じて、一定の手数料を徴収することができ、ICチップ領域貸与サービス提供事業者側で、前記清算部を構築する負担がなくなる。
【発明の効果】
【0023】
以上説明したように、本発明によれば、加盟店側で、顧客の購入情報を管理することを可能にすると共に、加盟店側が、カードや携帯電話等の媒体に搭載する専用のICチップを発行することなく加盟店独自のサービスを実現する領域貸与サービスを提供することができ、サービス提供事業者が、提携事業者に支払う提携手数料を算出する仕組みをつくり込む必要がなくなる領域貸与サービス提供システムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
(本発明の第1の実施形態に係る領域貸与サービス提供システムの構成)
図1乃至図3を参照して、本発明の第1の実施形態に係る領域貸与サービス提供システムの構成について説明する。
【0025】
本実施形態に係る領域貸与サービス提供システムは、カードや携帯電話等の所定の媒体1に搭載するICチップ1aの領域貸与サービスを提携事業者に対して提供するように構成されている。
【0026】
ここで、領域貸与サービスとは、ICチップ領域貸与サービス提供事業者によって発行されたICチップ1aの余剰領域を、提携事業者に貸与することによって、所定の手数料を徴収するものである。
【0027】
図2に示すように、ICチップ1aの基本機能領域1bには、ICチップ1aのOS機能やICチップ領域貸与サービス提供事業者が使用するプログラム等が記憶され、ICチップ1aの貸与領域1c(提携事業者に対して貸与されている領域)に、提携事業者用の顧客IDやプログラムが記憶されるように構成されている。
【0028】
また、領域貸与サービスの手数料は、貸与する領域サイズに応じて決定される固定額であってもよいし、後述するように、ICチップ領域貸与サービス提供事業者サーバ30aから顧客情報を取得した回数に応じて決定される変動額であってもよい。
【0029】
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係る領域貸与サービス提供システムは、ICチップ発行機10と、端末機20と、ICチップ領域貸与サービス提供事業者サーバ30aと、提携事業者サーバ40aとを具備している。
【0030】
ICチップ発行機10は、カードや携帯電話等の媒体1に搭載するICチップ1aを発行し、媒体1に搭載するものである。ここで、ICチップ発行機10は、提携事業者に対して貸与している領域(貸与領域1c)に、該提携事業者用の顧客ID及びプログラムを記憶するように構成されている。
【0031】
また、ICチップ発行機10は、媒体1に搭載するICチップ1aを発行した顧客に係る顧客情報及び該提携事業者用の顧客IDを、ICチップ領域貸与サービス提供事業者側に設置されているICチップ領域貸与サービス提供事業者サーバ30aの顧客情報管理部31aに蓄積する。ここで、顧客情報には、該顧客の住所、氏名、生年月日、性別、電話番号、電子メールアドレス等が含まれる。また、提携事業者用の顧客IDは、該提携事業者においてユニークな該顧客を識別するためのIDである。
【0032】
端末機20は、提携事業者側に設置されており、媒体1を用いた決済を行った際に、ICチップ1aとの間で該決済に係る購入情報の書き込み及び読み込みを行うように構成されている。
【0033】
また、端末機20は、提携事業者において媒体1を用いた決済が行われた場合、ICチップ1aに記憶されている顧客ID及び購入情報を抽出して、提携事業者サーバ40aに送信する。
【0034】
提携事業者サーバ40aは、提携事業者側に設置されており、売上集計部42と、顧客情報要求部43と、顧客情報管理部44と、清算部45とを具備している。
【0035】
売上集計部42は、提携事業者において媒体1を用いた決済が行われた場合、ICチップ1a内の該提携事業者に対して貸与されている領域に記憶されている顧客ID及び購入情報(決済場所や決済時間や決済金額等)を取得するように構成されている。
【0036】
また、売上集計部42は、該顧客IDを顧客情報要求部43に送信し、ネットワークを介して該購入情報をICチップ領域貸与サービス提供事業者サーバ30aに送信する。
【0037】
なお、かかる顧客IDは、提携事業者において媒体1を用いた決済を初めて行った顧客に係る顧客IDを対象とするため、端末機20から送られる顧客IDのうち、顧客情報管理部44から送られる顧客情報取得顧客IDを除いたものとする。
【0038】
顧客情報要求部43は、ICチップ領域貸与サービス提供事業者サーバ30aに対して、売上集計部42から取得した顧客IDを送信することによって、該顧客IDに対応する顧客情報の送信を要求するように構成されている。
【0039】
また、顧客情報要求部43は、所定期間に、ICチップ領域貸与サービス提供事業者サーバ30aに対して顧客情報の送信を要求した回数(要求回数)を、清算部45に送信する。以下、所定期間が1ヶ月間である例について説明する。
【0040】
なお、かかる要求回数には、ICチップ領域貸与サービス提供事業者サーバ30aに対して顧客情報の送信を要求したが、該顧客情報を取得することができなかった回数を含まないものとする。
【0041】
顧客情報管理部44は、ICチップ領域貸与サービス提供事業者サーバ30aから取得した顧客IDに対応する顧客情報を取得して管理するように構成されている。
【0042】
また、顧客情報管理部44は、ICチップ領域貸与サービス提供事業者サーバ30aから取得した顧客情報に対応する顧客ID(顧客情報取得顧客ID)を、売上集計部42へ送信する。
【0043】
清算部45は、提携事業者がICチップ領域貸与サービス提供事業者に振り込むべき領域貸与サービスの当月利用手数料を算出するように構成されている。
【0044】
例えば、清算部45は、提携事業者がICチップ領域貸与サービス提供事業者に振り込むべき領域貸与サービスの当月利用手数料として、当月分の要求回数を用いて算出される変動額を用いるように構成されていてもよいし、貸与領域サイズに応じて決定される固定額を用いるように構成されていてもよい。
【0045】
具体的には、清算部45は、当月分の要求回数(例えば、N回)と1回当たりのサービス利用手数料(例えば、B円)とを乗算することによって算出された領域貸与サービスの当月利用手数料(例えば、A円)を算出する(図3参照)。
【0046】
清算部45は、ネットワークを介して、算出した領域貸与サービスの当月利用手数料を、ICチップ領域貸与サービス提供事業者サーバ30aに対して送信する。
【0047】
ICチップ領域貸与サービス提供事業者サーバ30aは、ICチップ領域貸与サービス提供事業者側に設置されており、顧客情報管理部31aと、照合部35と、帳票出力部34aとを具備している。
【0048】
顧客情報管理部31aは、媒体1に搭載するICチップ1aを発行した顧客に係る顧客IDと顧客情報とを対応付けて管理するように構成されている。
【0049】
照合部35は、顧客情報管理部31aからの要求回数に基づいて、提携事業者サーバ40aから送信された領域貸与サービスの当月利用手数料が正しいかについて確認するように構成されている。
【0050】
帳票出力部34aは、照合部35からの明細情報に基づいて、帳票2(図3参照)を出力するように構成されている。
【0051】
ここで、出力される帳票2の例を、図3に示す。図3に示す手数料明細には、領域貸与サービスの当月利用手数料が記載されている。
【0052】
(本実施形態に係る領域貸与サービス提供システムの動作)
以下、図4及び図5を参照して、本実施形態に係る領域貸与サービス提供システムの動作について説明する。
【0053】
第1に、図4を参照して、本実施形態に係る領域貸与サービス提供システムにおいて、提携事業者側でICチップ1aを搭載した媒体1を用いた決済を行った顧客の顧客情報が、提携事業者サーバ40aによって取得される動作について説明する。
【0054】
図4に示すように、ステップS1001において、提携事業者サーバ40aの売上集計部42が、端末機20から該媒体1に搭載されているICチップ1a上の該提携事業者の貸与領域1cに記憶されている該提携事業者用の顧客ID、及び、該決済に係る購入情報(決済場所や決済時間や決済金額等を含む)を取得する。
【0055】
ステップS1002において、提携事業者サーバ40aの顧客情報要求部43が、該顧客IDを含む顧客情報送信要求を、ネットワークを介してICチップ領域貸与サービス提供事業者サーバ30aに送信する。
【0056】
ステップS1003において、ICチップ領域貸与サービス提供事業者サーバ30aの顧客情報管理部31aが、受信した顧客IDに係る顧客情報を管理しているか否かについて判定する。
【0057】
管理していると判定した場合、ステップS1004において、ICチップ領域貸与サービス提供事業者サーバ30aの顧客情報管理部31aが、ネットワークを介して該顧客情報を提携事業者サーバ40aに送信する。
【0058】
ステップS1005において、提携事業者サーバ40aの顧客情報管理部44が、受信した顧客情報を該顧客IDと対応付けて管理する。
【0059】
第2に、図5を参照して、本実施形態に係る領域貸与サービス提供システムにおいて、当月分の帳票が出力される動作について説明する。
【0060】
図5に示すように、ステップS2001において、提携事業者サーバ40aの顧客情報要求部43が、当月分の要求回数を計測する。
【0061】
なお、かかる要求回数は、提携事業者において媒体1を用いた決済が初めて行われた場合に、ICチップ領域貸与サービス提供事業者サーバ30aへ送信される顧客IDのみを対象とする。
【0062】
清算部45は、ステップS2002において、顧客情報要求部43からの当月分の要求回数に基づいて、該顧客IDに対応する領域貸与サービスの当月利用手数料を算出し、ステップS2003において、算出した領域貸与サービスの当月利用手数料をICチップ領域貸与サービス提供事業者サーバ30aに送信する。
【0063】
ステップS2004において、ICチップ領域貸与サービス提供事業者サーバ30aの照合部35が、ICチップ領域貸与サービス提供事業者サーバ30aの顧客情報管理部31aからの要求回数に基づいて、提携事業者サーバ40aから送信された領域貸与サービスの当月利用手数料が正しいか否かについて確認する。
【0064】
かかる領域貸与サービスの当月利用手数料が正しいことが確認された場合、ステップS2005において、ICチップ領域貸与サービス提供事業者サーバ30aの帳票出力部34aが、該顧客IDに対応する帳票2を出力する。
【0065】
(本実施形態に係る領域貸与サービス提供システムにおける作用・効果)
本実施形態に係る領域貸与サービス提供システムによれば、提携事業者サーバ40aの売上集計部42が、提携事業者においてICチップ1aを搭載した媒体1を用いた決済が行われた場合、該提携事業者に対して貸与されているICチップ1a上の領域(貸与領域1c)に記憶されている該提携事業者用の顧客ID及び決済金額(購入情報)に基づいて、該顧客IDに対応する(当月)売上合計金額を集計することができるため、従来の電子マネーサービスのように、加盟店側で、該加盟店における顧客の購入情報を記録できないという問題点を解決することができる。
【0066】
また、本実施形態に係る領域貸与サービス提供システムによれば、提携事業者サーバ40aの顧客情報管理部44が、顧客情報管理部31aにおいて管理されている顧客情報の中から、ICチップ1aを搭載した媒体1を用いた決済を行った顧客に係る顧客情報を取得するように構成されているため、提携事業者側は、該提携事業者において媒体1を用いた決済を行った顧客については、該決済に係る購入情報に加えて、ICチップ領域貸与サービス提供事業者によって管理されている顧客情報をも取得することができる。
【0067】
また、本実施形態に係る領域貸与サービス提供システムによれば、ICチップ領域貸与サービス提供事業者が、領域貸与サービスを利用している提携事業者に対して、媒体1を用いた決済を行った場合、媒体1を用いた決済を行った顧客に係る顧客情報を提供した回数(要求回数)に応じて、一定の手数料(領域貸与サービスの当月利用手数料)を徴収することができ、ICチップ領域貸与サービス提供事業者が、提携事業者に支払う提携手数料を算出する仕組みをつくり込む必要がなくなる。
【0068】
(変更例)
上述の実施形態に係る領域貸与サービス提供システムは、図6に示すように、ICチップ領域貸与サービス提供事業者が、複数の提携事業者(B社〜E社)に対して領域貸与サービスを提供する場合にも適用することができる。
【0069】
かかる変更例では、1個の媒体1に搭載されているICチップ1aの貸与領域1cに、複数の提携事業者(B社〜E社)用の顧客ID及びプログラムが記録されるように構成されている。
【0070】
そして、各提携事業者(B社〜E社)側に設置されている端末機20B〜20Eは、各提携事業者に対して貸与されている領域に記録されている顧客ID及び購入情報を読み取ったり、書き込んだりするように構成されている。
【0071】
本変更例によれば、各提携事業者(B社〜E社)は、カードや携帯電話等の媒体1に搭載するための独自のICチップ1aを発行することなく、他の提携事業者と共通のICチップ1aを搭載した媒体1を用いたサービスを共有することができるので、他の提携事業者の顧客を、自身の顧客として取り込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【0072】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る領域貸与サービス提供システムの全体構成図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る領域貸与サービスで用いられる媒体に搭載するICチップについて説明するための図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る領域貸与サービス提供システムのICチップ領域貸与サービス提供事業者サーバによって作成される帳票の一例を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る領域貸与サービス提供システムの動作を示すシーケンス図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る領域貸与サービス提供システムの動作を示すシーケンス図である。
【図6】本発明の変更例に係る領域貸与サービス提供システムの全体構成図である。
【図7】従来の領域貸与サービス提供システムの全体構成図である。
【図8】従来の領域貸与サービス提供システムのICチップ領域貸与サービス提供事業者サーバによって作成される帳票の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0073】
1…ICチップを搭載する媒体
1a…ICチップ
2、3…帳票
10…ICチップ発行機
20…端末機
30…電子マネーサービス提供事業者サーバ
30a…ICチップ領域貸与サービス提供事業者サーバ
31、31a、44…顧客情報管理部
32、42…売上集計部
33、45…清算部
34、34a…帳票出力部
35、41…照合部
40…加盟店サーバ
40a…提携事業者サーバ
43…顧客情報要求部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の媒体に搭載されているICチップの領域貸与サービスを提携事業者に対して提供する領域貸与サービス提供システムであって、
前記提携事業者に対して貸与されている前記ICチップ上の領域に、該提携事業者用の顧客IDが記憶されており、
前記提携事業者側に設置された提携事業者サーバは、
前記提携事業者において前記所定の媒体を用いた決済が行われた場合、前記領域に記憶されている前記顧客IDを取得し、取得した該顧客IDに対応する顧客情報を、前記ICチップの領域貸与サービスを提供するICチップ領域貸与サービス提供事業者側に設置されたICチップ領域貸与サービス提供事業者サーバから取得するように構成されている提携事業者側顧客情報管理部と、
前記ICチップ領域貸与サービス提供事業者サーバに対して、取得した前記顧客IDを送信することによって、該顧客IDに対応する顧客情報の送信を要求するように構成されている顧客情報要求部とを具備しており、
前記ICチップ領域貸与サービス提供事業者サーバは、
前記ICチップを発行した顧客に係る顧客IDと顧客情報とを対応付けて管理するように構成されているICチップ領域貸与サービス提供事業者側顧客情報管理部を具備することを特徴とする領域貸与サービス提供システム。
【請求項2】
前記提携事業者サーバは、前記提携事業者において前記所定の媒体を用いた決済が行われた場合、前記領域に記憶されている前記顧客IDを取得する売上集計部と、
前記ICチップ領域貸与サービス提供事業者サーバに対して前記顧客IDに対応する顧客情報の送信を要求した回数に基づいて、前記提携事業者が前記ICチップ領域貸与サービス提供事業者に振り込むべき領域貸与サービスの利用手数料を算出するように構成されている清算部とを具備することを特徴とする請求項1に記載の領域貸与サービス提供システム。
【請求項3】
前記清算部は、前記顧客情報の送信を要求した回数と1回当たりのサービス利用手数料とを乗算することによって前記領域貸与サービスの利用手数料を算出するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の領域貸与サービス提供システム。
【請求項4】
前記清算部は、前記ICチップ領域貸与サービス提供事業者サーバではなく、前記提携事業者サーバに具備されるように構成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の領域貸与サービス提供システム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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