説明

頭皮外用剤

【課題】
天然物由来で安全性の高く、長期間にわたって使用しても副作用がないかゆみ防止用、ふけ防止用、頭皮の脂質過酸化防止用、整肌用、荒れ防止用、頭皮老化防止用の頭皮外用剤を提供する。
【解決手段】
キサントフィルを含有する頭皮外用剤は、天然物であり非常に毒性が低く、安全性が高く、長期間に渡っての使用が可能である。さらに、ビタミン類や保湿成分、抗酸化物質などの効用成分を加えることによって効果を高めることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、キサントフィルを配合してなる頭皮のかゆみ、ふけ、整肌、荒れ、脂質過酸化の改善・予防効果のある新規な頭皮外用剤組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
これまで、頭皮外用剤として様々な種類が作られており、頭皮状態に対応した製品として頭皮用化粧料、養毛剤などとして開発されている。例えば、頭皮におけるフケやカユミを防止する製品が開発されている。
【0003】
キサントフィルは、動物、植物、および微生物に広く分布し、その数約600種におよぶ黄〜橙〜赤色を呈する脂溶性生体色素である。その一種であるアスタキサンチンは、オキアミ、エビ、カニなどの甲殻類、サケ・マスの筋肉・卵(イクラなど)、タイ・コイ・金魚などの体表などに含有されている。アスタキサンチンは、プロビタミンAとなり得ることや顕著な抗酸化作用を有することだけでなく、抗炎症作用を有することも知られている。また、皮膚や毛など外用に関しての効果として、キサントフィルを配合した化粧品(特許文献1、2、3)、育毛剤や発毛剤(特許文献4、5)が知られている。
【0004】
アスタキサンチンがかゆみを防止するものとしては、アスタキサンチンを含有するアトピー性皮膚炎抑制剤(特許文献6)が、アスタキサンチンがかゆみやフケを防止するものとしては、アスタキサンチンを含有するシャンプーやリンスが知られている(特許文献7)。
【0005】
しかし、キサントフィル、特にアスタキサンチンを頭皮に用いることによって、頭皮のかゆみ、ふけ、整肌、荒れ、脂質過酸化を改善・抑制することは知られてはいない。
【0006】
【特許文献1】特開平7−300421号公報
【特許文献2】特開平8−245335号公報
【特許文献3】特開平9−143063号公報
【特許文献4】国際公開WO03/105791パンフレット
【特許文献5】特開2007−001971号公報
【特許文献6】特開2005−002175号公報
【特許文献7】特開2006−022121号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
これまでの頭皮外用剤よりも副作用がなく、ふけ、かゆみ、整肌などの改善作用が優れた頭皮外用剤を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意研究した結果、頭皮のかゆみ、ふけ、整肌、荒れ、脂質過酸化などの改善・予防にキサントフィル配合した頭皮外用剤がより優れた効果を有することを見出した。
【発明の効果】
【0009】
本発明の頭皮外用剤は、医薬品、医薬部外品、化粧品などの形態で頭皮に塗布することによって、頭皮のフケやかゆみなどを改善することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明において、キサントフィルとは、アスタキサンチン、ゼアキサンチン、ルテイン、クリプトキサンチン、ツナキサンチン、サルモキサンチン、パラシロキサンチン、ビオラキサンチン、アンテラキサンチン、ククルビタキサンチン、ディアトキサンチン、アロキサンチン、ペクテノール、ペクテノロン、マクトラキサンチン、カプサンチン、カプサンチノール、フコキサンチン、フコキサンチノール、ペリジニン、ハロシンチアキサンチン、アマロウシアキサンチン、カンタキサンチン、エキネノン、ロドキサンチン、ビキシン、ノルビキシンなどであり、好ましくはアスタキサンチン、クリプトキサンチン、ゼアキサンチン、ルテイン、カンタキサンチン、カプサンチン、フコキサンチンであり、特に好ましくはアスタキサンチンである。これらのキサントフィルは、植物、動物、微生物などの天然物から抽出されたものや化学合成品を用いることができる。天然物からの物質を抽出物は、その原料種類、産地および製造方法は特に限定されない。
【0011】
本発明の記載で、特に記載がない限り、キサントフィルはキサントフィルおよび/またはそのエステル体を含む。さらに、キサントフィルのエステルにはモノエステル体および/またはジエステル体を含む。
【0012】
本発明のキサントフィルとしては、キサントフィルの遊離体、モノエステル体、ジエステル体の少なくとも一種を用いることができる。ジエステル体は2つの水酸基がエステル結合により保護されているため化学的および物理的に遊離体やモノエステル体よりも安定性が高く本発明の組成物中で酸化分解されにくい。しかし、腸内で酵素によりまたは、生体中に取り込まれると生体内酵素により速やかにキサントフィルに加水分解され、効果を示すものと考えられている。
【0013】
キサントフィルのモノエステルとしては、低級または高級飽和脂肪酸、あるいは低級または高級不飽和脂肪酸によりエステル化されたエステル類をあげることができる。前記低級または高級飽和脂肪酸、あるいは低級または高級不飽和脂肪酸の具体例としては、酢酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、パルミチン酸、パルミトオレイン酸、へブタデカン酸、エライジン酸、リシノール酸、ベトロセリン酸、バクセン酸、エレオステアリン酸、プニシン酸、リカン酸、パリナリン酸、ガドール酸、5−エイコセン酸、5−ドコセン酸、セトール酸、エルシン酸、5,13−ドコサジエン酸、セラコール酸、デセン酸、ステリング酸、ドデセン酸、オレイン酸、ステアリン酸、エイコサオペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸などをあげることができる。また、カロテノイドのジエステルとしては前記脂肪酸からなる群から選択される同一または異種の脂肪酸によりエステル化されたジエステル類をあげることができる。
【0014】
さらに、キサントフィルのモノエステルとしては、グリシン、アラニンなどのアミノ酸;酢酸、クエン酸などの一価または多価カルボン酸;リン酸、硫酸などの無機酸;グルコシドなどの糖;グリセロ糖脂肪酸、スフィンゴ糖脂肪酸などの糖脂肪酸;グリセロ脂肪酸などの脂肪酸;グリセロリン酸などによりエステル化されたモノエステル類をあげることができる。なお、考えられ得る場合は前記モノエステル類の塩も含む。脂肪酸の誘導体としては、上記脂肪酸のリン脂質型、アルコール型、エーテル型、ショ糖エステル型、ポリグリセリンエステル型があげられる。
【0015】
キサントフィルのジエステルとしては、前記低級飽和脂肪酸、高級飽和脂肪酸、低級不飽和脂肪酸、高級不飽和脂肪酸、アミノ酸、一価または多価カルボン酸、無機酸、糖、糖脂肪酸、脂肪酸およびグリセロリン酸からなる群から選択される同一または異種の酸によりエステル化されたジエステル類をあげることができる。なお、考えられ得る場合は前記ジエステル類の塩も含む。グリセロリン酸のジエステルとしては、グリセロリン酸の飽和脂肪酸エステル類、または高級不飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸または飽和脂肪酸から選択される脂肪酸類を含有するグリセロリン酸エステル類などをあげることができる。
【0016】
アスタキサンチンとは、天然物由来のものまたは合成により得られるものを意味する。天然物由来のものとしては、例えば、緑藻ヘマトコッカスなどの微細藻類、赤色酵母ファフィアなどの酵母類、エビ、オキアミ、カニなどの甲殻類の甲殻、イカ、タコなどの頭足類の内臓、種々の魚介類の皮やヒレ、ナツザキフクジュソウなどのAdonis属植物の花弁、Paracoccus sp. N81106、Brevundimonas sp. SD212、Erythrobacter sp. PC6などのα−プロテオバクテリア類、Gordonia sp. KANMONKAZ-1129などの放線菌、Schizochytriuym sp. KH105などのラビリンチュラ類(特にヤブレツボカビ科)やアスタキサンチン産生遺伝子組み換え生物体などから得られるものをあげることができる。天然からの抽出物および化学合成品は市販されており、入手は容易である。
【0017】
アスタキサンチンは、3,3'−ジヒドロキシ−β,β−カロテン−4,4'−ジオンであり、立体異性体を有する。具体的には、(3R,3'R)−アスタキサンチン、(3R,3'S)−アスタキサンチンおよび(3S,3'S)−アスタキサンチンの3種の立体異性体が知られているが、本発明にはそのいずれも用いることができる。本発明はこれらアスタキサンチン異性体のモノエステルおよびジエステルを含む。
【0018】
本発明において、アスタキサンチンの脂肪酸エステルは、天然物由来のものまたは合成により得られるもののいずれも用いることができるが、体内での吸収からアスタキサンチンエステルが各種の油脂に溶解した天然物由来が好ましい。天然物由来には、例えば、オキアミ抽出物、ファフィア酵母抽出物、ヘマトコッカス藻抽出物があるが、特に好ましいのはアスタキサンチンの安定性とアスタキサンチンのエステルの種類によりヘマトコッカス藻抽出物である。
【0019】
アスタキサンチンは、安全性が高い化合物であることが知られており、皮膚外用剤として用いられている(ヘマトコッカス由来アスタキサンチンの皮膚に及ぼす影響,FRAGRANCE JOURNAL 12月号,98−103,2001)。
【0020】
ヘマトコッカス藻は、ボルボックス目クラミドモナス科に属する緑藻類であり、通常は緑藻であるためクロロフィル含量が高く緑色であり、2本の鞭毛によって水中を遊泳しているが、栄養源欠乏や温度変化などの飢餓条件では休眠胞子を形成し、アスタキサンチン含量が高くなり赤い球形となる。本発明においては、いずれの状態でのヘマトコッカスを用いることができるが、アスタキサンチンを多く含有した休眠胞子となったヘマトコッカスを用いるのが好ましい。また、ヘマトコッカス属に属する緑藻類では、例えば、ヘマトコッカス・プルビイアリス(Haematococcus pluvialis)が好ましい。
【0021】
ヘマトコッカス緑藻類の培養方法としては、異種微生物の混入・繁殖がなく、その他の夾雑物の混入が少ない密閉型の培養方法が好ましく、例えば、一部解放型のドーム形状、円錐形状または円筒形状の培養装置と装置内で移動自在のガス吐出装置を有する培養基を用いて培養する方法(国際公開第99/50384号公報)や、密閉型の培養装置に光源を入れ内部から光を照射して培養する方法、平板状の培養槽やチューブ型の培養層を用いる方法が適している。
【0022】
本発明のヘマトコッカス藻から抽出物を得る方法としては、ヘマトコッカス藻を乾燥粉砕した後アセトンやアルコールなどの有機溶媒で抽出する方法、ヘマトコッカス藻を有機溶媒に懸濁させて粉砕し同時に抽出する方法、二酸化炭素などを用いる超臨界抽出する方法などで行うことができる。
【0023】
超臨界抽出法は、常法によって行うことができ、例えば、広瀬(Ind Eng Chem Res、2006、45(10)、3652-3657、Extraction of Astaxanthin from Haematococcus pluvialis Using Supercritical CO2 and Ethanol as Entrainer)らの方法で行うことができる。
【0024】
前記培養物または前記甲殻類から有機溶媒を用いて抽出および精製する方法については種々の方法が知られている。例えば、アスタキサンチンおよびそのエステルは油溶性物質であることから、アスタキサンチンを含有する天然物からアセトン、アルコール、酢酸エチル、ベンゼン、クロロホルムなどの油溶性有機溶媒でアスタキサンチン含有成分を抽出することができる。また、二酸化炭素や水などを用い超臨界抽出を行うこともできる。抽出後、常法に従って溶媒を除去してモノエステル型のアスタキサンチンとジエステル型のアスタキサンチンの混合濃縮物を得ることができる。得られた濃縮物は、所望により分離カラムやリパーゼ分解によりさらに精製することができる。
【0025】
前記のドーム型培養装置や密閉型の培養装置で培養したヘマトコッカス藻を乾燥させ、粉砕後にアセトンで抽出または、アセトン中で粉砕と抽出を同時に行ったのち、アセトンを除去してアスタキサンチン抽出する製法(特開2006−70114)が、空気に触れることがないことからアスタキサンチンの酸化がほとんどなく、夾雑物が少なく、すなわち本発明の効果を阻害する物質が少なく、アスタキサンチンとトリグリセリドを純度良く多く含むことができ好適である。
【0026】
本発明の皮膚外用剤の頭皮外用剤は、キサントフィルの効果を高めるために以下の群からなる効用成分を配合することにより、より効果を高めることができる。効用成分としては、ビタミンA類、カロテノイド類(キサントフィル除く)、ビタミンB類、ビタミンC類、ビタミンD類、ビタミンE類、トコトリエノール類、グルタチオン及びこれらの誘導体並びにこれらの塩;カテキン、アントシアニン、フラバンジェノール、タンニン、ルチン、イソフラボン、クロロゲン酸、エラグ酸、クルクミン、クマリン、リグナンなどのポリフェノール類;リノール酸、α−またはγ−リノレイン酸、アラキドン酸、エイコサペンタエン酸、イワシ酸、ドコサヘキサエン酸及びその誘導体並びにそれらの塩;コラーゲン、エラスチン、フィブロネクチン、ケラチンから選ばれるタンパク質及びそれらの誘導体並びに加水分解物;アラニン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、グルタミン、グルタミン酸、グリシン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リシン、メチオニン、フェニルアラニン、プロリン、セリン、スレオニン、トリプトファン、チロシン、バリンなどのアミノ酸及びこれらの誘導体並びにその塩類、ペプチド;グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸、サリチル酸などのα−ヒドロキシ酸及びそれらの誘導体並びにそれらの塩;血清除蛋白、脾臓、胎盤、鶏冠、ローヤルゼリー、酵母、乳酸菌、ビフィズス菌、霊芝、ニンジン、センブリ、ローズマリー、オウバク、ニンニク、ヒノキチオール、セファランチン、アロエ、サルビア、アルニカ、カミツレ、シラカバ、オトギリソウ、ユーカリ、ムクロジ、センプクカ、ケイケットウ、サンペンズ、ソウハクヒ、トウキ、イブキトラノオ、クララ、サンザシ、シラユリ、ホップ、ノイバラ、ヨクイニン、ドクダミ、海藻、納豆、レモングラス、ハイビスカスなどの天然物並びにそれらの抽出物;アデノシン三リン酸、アデノシン二リン酸、アデノシン一リン酸などのアデニル酸誘導体;鉄、バナジウム、モリブデン、マンガン、銅、カリウム、マグネシウム、カルシウム、亜鉛、セレン、ヨウ素などのミネラル類;マンニトール、キシリトール、グルコサミンなどの単糖類;ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、ヘパラン硫酸、ヘパリン、ケラタン硫酸、グリコーゲン、キチン、キトサンなどの多糖類;セサミン、アマニリグナンなどのリグナン類:デオキシリボ核酸、リボ核酸、グリチルリチン酸、グアニン、ムチン、ユビキノン、α−リポ酸、オクタコサノール、アリシン、アリインなどがあげられる。
【0027】
ビタミン類として、例えば、チアミン塩酸塩、チアミン硫酸塩(ビタミンB1)、リボフラビン(ビタミンB2)、ピリドキシン(ビタミンB6)、シアノコバラミン(ビタミンB12)、葉酸類、ニコチン酸類、パントテン酸類、ビオチン類、コリン、イノシトール類などのビタミンB群、ビタミンC酸又はその誘導体、エルゴカルシフェロール(ビタミンD2)、コレカルシフェロール(ビタミンD3)、ジヒドロタキステロールなどのビタミンD群、トコフェロール、トコトリエノール又はそれらの誘導体、ユビキノン類などのビタミンE群、フィトナジオン(ビタミンK1)、メナキノン(ビタミンK2)、メナジオン(ビタミンK3)、メナジオール(ビタミンK4)などのビタミンK群、カルニチン、フェルラ酸、γ−オリザノール、オロット酸などのビタミンF、ルチン、エリオシトリン、ヘスペリジンなどのビタミンP類、ビタミンUなどである。
【0028】
アミノ酸類としては、グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、トレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、アスパラギン、グルタミン、セリン、システイン、シスチン、チロシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、ヒドロキシリジン、アルギニン、オルニチン、ヒスチジンなど、又はそれらの硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩、クエン酸塩などである。
【0029】
α−ヒドロキシ酸類としては、グリコール酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸など又はそれらの塩類である。
【0030】
保湿剤としては、例えば、グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ヒアルロン酸又はその塩、コンドロイチン硫酸又はその塩、水溶性キチン又はその誘導体、ピロリドンカルボン酸又はその塩、乳酸ナトリウム、でんぷんなどの水溶性高分子、糖類、生体高分子、多価アルコール、天然保湿成分(NMF)などである。
【0031】
チロシナーゼ阻害剤としては、ビタミンC酸又はその誘導体、ビタミンE又はその誘導体、ハイドロキノン又はその誘導体、コウジ酸又はその誘導体、N−アセチルチロシン又はその誘導体、グルタチオン、過酸化水素、過酸化亜鉛、ハイドロキノンモノベンジルエ−テル、胎盤エキス、シルク抽出物、植物エキスなどである。
【0032】
細胞賦活物質としては、ビタミンA、ビタミンE、ハイドロキノン、乳酸菌エキス、胎盤エキス、霊芝エキス、アラントイン、脾臓エキス、胸腺エキス、各種酵母エキス、発酵乳エキス、植物エキスなどである。
【0033】
活性酸素消去物質としては、スーパーオキシドディスムターゼ(SOD)、カタラーゼ、グルタチオンパーオキシダーゼなどである。
【0034】
抗炎症物質としては、インドメタシン、イクタモール、サリチル酸、サリチル酸ナトリウム、サリチル酸メチル、アセチルサリチル酸、塩酸ジフェンヒドラミン、d−カンフル、dl−カンフル、ヒドロコルチゾン、グアイアズレン、カマズレン、マレイン酸クロルフェニラミン、グリチルリチン酸、グリチルレチン酸、甘草エキス、シコンエキス、エイジツエキスなどである。
【0035】
末梢血管血流促進物質としては、トコトリエノール又はその誘導体、ビタミンE又はその誘導体、センブリエキス、ニンニクエキス、人参エキス、アロエエキス、ゲンチアナエキス、トウキエキス、セファランチン、塩化カルプロニウム、ミノキシジルなどである。
【0036】
局所刺激物質としては、l−メントール、カンフル、トウガラシチンキ、カンタリスチンキ、ショウキョウチンキ、ハッカ油、ニコチン酸ベンジルなどを挙ることができる。
【0037】
代謝活性物質としては、ヒノキチオール、パントテン酸、アラントイン、胎盤エキス、ビオチン、ペンタデカン酸グリセリドなどである。角質溶解剤としては、レゾルシン、サリチル酸、尿素、乳酸などである。
【0038】
本発明の皮膚外用剤に用いられるキサントフィルの量は、キサントフィル遊離体換算量で0.00001〜5重量%、好ましくは0.0001〜0.1重量%の量で含有させることができる。外用剤の形態でこの配合量内で任意に選ぶことができる。
【0039】
本発明の皮膚外用剤に用いられる効用成分の量は、0.00001〜10重量%、好ましくは0.0001〜1重量%の量で含有させることができる。外用剤の形態でこの配合量内で任意に選ぶことができる。
【0040】
本発明の皮膚外用剤にキサントフィルと効用成分を配合する割合は、キサントフィルに対して他の効用成分の合計量は、1:0.01〜100000が好ましく、より好ましくは1:0.1〜10000である。効用成分の添加形態や配合量によって、この比率は適宜選ぶことができる。
【0041】
本発明キサントフィルを配合した頭皮外用剤の使用量は、成人では1回あたり、0.0〜100g、好ましくは0.1〜10gの量で用いる。使用量は、使用される患者の年齢、体重、症状の程度、投与形態によって異なる。
【0042】
本発明の皮膚外用剤の頭皮外用剤は、頭皮において、かゆみ防止、ふけ防止、頭皮の脂質過酸化防止、製肌、荒れ防止、頭皮老化防止の効果がある。
【0043】
本発明の皮膚外用剤の形状は、液状、固形状、霧状、泡状などのいずれでもよく、例えば、化粧水、乳液、美容液、クリーム、パック、トニック、チック、エアゾールなどの外用剤や化粧料などの形態である。
【0044】
本発明の皮膚外用剤は、本発明の効果を損なわない範囲内で、皮膚外用剤で通常使用される任意の成分を含有させることができる。
【0045】
本発明の皮膚外用剤を、外用剤や化粧品に用いるときは、他に、通常、外用剤や化粧品に用いられる成分、例えば、界面活性剤、アルコール類、油脂類、増粘剤、防腐剤、酸化防止剤、香料、色素・着色剤、紫外線吸収・遮断剤、美白剤、キレート剤、pH調製剤、及び水などを配合することができる。
【0046】
界面活性剤としては、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、その他の天然界面活性剤、タンパク質加水分解物の誘導体、高分子界面活性剤、チタン・ケイ素を含む界面活性剤、フッ化炭素系界面活性剤などである。
【0047】
アルコール類としては、エタノール、イソプロパノール、ラウリルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、2−ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ポリエチレングリコール、酸化プロピレン、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、ペンタエリトリトール、ソルビトール、マンニトールなどである。
【0048】
油脂類としては、アボガド油、アーモンド油、ウイキョウ油、エゴマ油、オリーブ油、オレンジ油、オレンジラファー油、ゴマ油、カカオ脂、カミツレ油、カロット油、キューカンバー油、牛脂脂肪酸、ククイナッツ油、サフラワー油、シア脂、大豆油、ツバキ油、トウモロコシ油、ナタネ油、パーシック油、ヒマシ油、綿実油、落花生油、タートル油、ミンク油、卵黄油、パーム油、パーム核油、モクロウ、ヤシ油、牛脂、馬油、豚脂又はこれら油脂類の水素添加物など、ミツロウ、カルナバロウ、鯨ロウ、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、カンデリラロウ、モンタンロウ、セラックロウ、ライスワックス、スクワレン、スクワラン、プリスタン、流動パラフィン、ワセリン、パラフィン、オゾケライド、セレシン、マイクロクリスタンワックスなどである。
【0049】
増粘剤としては、アラビアゴム、ベンゾインゴム、ダンマルゴム、グアヤク脂、カラヤゴム、トラガントゴム、キャロブゴム、クインシード、寒天、カゼイン、乳糖、果糖、ショ糖又はそのエステル、トレハロース又はその誘導体、デキストリン、ゼラチン、ペクチン、デンプン、カラギーナン、キチン又はキトサン又はキトサン塩、アルギン酸又はその塩、ヒアルロン酸又はその塩、コンドロイチン硫酸又はその塩、ヘパリン、エチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロース、カルボキシエチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ニトロセルロース、結晶セルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメタアクリレート、ポリアクリル酸塩、ポリエチレンオキサイドやポリプロピレンオキサイドなどのポリアルキレンオキサイド又はその架橋重合物、カルボキシビニルポリマー、ポリエチレンイミンなどである。
【0050】
防腐剤としては、アクリノール、イオウ、グルコン酸カルシウム、グルコン酸クロルヘキシジン、スルファミン、マーキュロクロム、ラクトフェリン又はその加水分解物、塩化アルキルジアミノエチルグリシン液、トリクロサン、次亜塩素酸ナトリウム、クロラミンT、サラシ粉、ヨウ素化合物、ヨードホルム、ソルビン酸又はその塩、サルチル酸、デヒドロ酢酸、パラヒドロキシ安息香酸エステル類、ウンデシレン酸、チアミンラウリル硫酸塩、チアミンラウリル硝酸塩、フェノール、クレゾール、p−クロロフェノール、p−クロロ−m−キシレノール、p−クロロ−m−クレゾール、チモール、フェネチルアルコール、o−フェニルフェノール、イルガサンCH3565、ハロカルバン、ヘキサクロロフェン、クロロヘキシジン、エタノール、メタノール、イソプロピルアルコール、ベンジルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、フェノキシエタノール、クロロブタノール、イソプロピルメチルフェノール、非イオン界面活性剤(ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテルなど)、両性界面活性剤、アニオン界面活性剤(ラウリル硫酸ナトリウム、ラウロイルサルコシンカリウムなど)、カチオン界面活性剤(臭化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化メチルロザニリン)、ホルムアルデヒド、ヘキサミン、ブリリアントグリーン、マラカイトグリーン、クリスタルバイオレット、ジャーマル、ヒノキチオールなどである。
【0051】
酸化防止剤としては、アスコルビン酸又はアスコルビン酸のリン酸エステル誘導体又はそれらの塩、ステアリン酸エステル、トコフェロール又はそれらの誘導体、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、ヒドロキシチロソール、パラヒドロキシアニソール、没食子酸プロピル、セサモール、セサモリン、ゴシポールなどである。
【0052】
香料としては、ジャコウ、シベット、カストリウム、アンバーグリス、アニス精油、アンゲリカ精油、イランイラン精油、イリス精油、ウイキョウ精油、オレンジ精油、カナンガ精油、カラウェー精油、カルダモン精油、グアヤクウッド精油、クミン精油、黒文字精油、ケイ皮精油、シンナモン精油、ゲラニウム精油、コパイババルサム精油、コリアンデル精油、シソ精油、シダーウッド精油、シトロネラ精油、ジャスミン精油、ジンジャーグラス精油、杉精油、スペアミント精油、西洋ハッカ精油、大茴香精油、チュベローズ精油、丁字精油、橙花精油、冬緑精油、トルーバルサム精油、バチュリー精油、バラ精油、パルマローザ精油、桧精油、ヒバ精油、白檀精油、プチグレン精油、ベイ精油、ベチバ精油、ベルガモット精油、ペルーバルサム精油、ボアドローズ精油、芳樟精油、マンダリン精油、ユーカリ精油、ライム精油、ラベンダー精油、リナロエ精油、レモングラス精油、レモン精油、和種ハッカ精油、ローズマリー精油などである。
【0053】
色素・着色剤としては、例えば、赤キャベツ、赤米、アカネ、ウコン、エンジュ、クチナシ、コーン、タマネギ、タマリンド、スピルリナ、チェリー、ハイビスカス、ブドウ果汁、マリーゴールド、紫イモなどの色素などである。
【0054】
紫外線吸収・遮断剤としては、ベンゾフェノン誘導体、p−アミノ安息香酸誘導体(パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸エチル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラジメチルアミノ安息香酸アミル、パラジメチルアミノ安息香酸オクチルなど)、メトキシ桂皮酸誘導体(パラメトキシ桂皮酸エチル、パラメトキシ桂皮酸イソプロピル、パラメトキシ桂皮酸オクチル、パラメトキシ桂皮酸2−エトキシエチル、パラメトキシ桂皮酸ナトリウム、パラメトキシ桂皮酸カリウム、ジパラメトキシ桂皮酸モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリルなど)、サリチル酸誘導体(サリチル酸オクチル、サリチルフェニル、サリチル酸ホモメンチル、サリチル酸ジプロピレングリコール、サリチル酸エチレングリコール、サリチル酸ミリスチル、サリチル酸メチルなど)、アントラニル酸誘導体(アントラニル酸メチルなど)、ウロカニン酸誘導体(ウロカニン酸、ウロカニン酸エチルなど)、クマリン誘導体、アミノ酸系化合物、ベンゾトリアゾール誘導体、テトラゾール誘導体、イミダゾリン誘導体、ピリミジン誘導体、ジオキサン誘導体、カンファー誘導体、フラン誘導体、ピロン誘導体核酸誘導体、アラントイン誘導体、ニコチン酸誘導体、ビタミンB6誘導体、ウンベリフェロン、エスクリン、桂皮酸ベンジル、シノキサート、オキシベンゾン、ジオキシベンゾン、オクタベンゾン、スリソベンゾン、ベンゾレソルシノール、アルブチン、グアイアズレン、シコニン、バイカリン、バイカレイン、ベルベリン、ネオヘリオパン、エスカロール、酸化亜鉛、タルク、カオリンなどである。
【0055】
美白剤としては、ビタミンC又はその誘導体、ビタミンE又はその誘導体、p−アミノ安息香酸誘導体、サルチル酸誘導体、アントラニル酸誘導体、クマリン誘導体、アミノ酸系化合物、ベンゾトリアゾール誘導体、テトラゾール誘導体、イミダゾリン誘導体、ピリミジン誘導体、ジオキサン誘導体、カンファー誘導体、フラン誘導体、ピロン誘導体、核酸誘導体、アラントイン誘導体、ニコチン酸誘導体、オキシベンゾン、ベンゾフェノン、アルブチン、グアイアズレン、シコニン、バイカリン、バイカレイン、ベルベリンなどである。
【0056】
本発明の頭皮外用剤において、キサントフィルや効用成分の効果を損なわない範囲内で、育毛剤・養毛剤を通常用いられる配合量の範囲内で加えることができる。育毛剤・養毛剤としては、ミコナゾールおよびその塩、カルノシンおよびその塩、ミトキシジェル、センブリエキス、6−ベンジルアミノプリン、ペンタデカン酸グリセリド、ニンジンエキス、アラントインエキス、ショウキョウチンキ、D-パントテニルアルコール、セファランチンなどである。
【実施例】
【0057】
本発明をさらに詳細に説明にするために以下に実施例をあげるが、本発明がこの実施例のみに限定されるものではない。
【0058】
[実施例1] 頭皮機能改善効果
下記の表1の処方に従って、常法に従って、混合・溶解し、頭皮用美容液を調製した。これらの頭皮用美容液を24−35歳の男性7人の頭部に2週間に渡って塗布し、その効果を調べた。この結果を表2に示す。
【0059】
[表1] 頭皮美容液

精製水を加えて全量を100としている。
【0060】
[表2] 試験結果

ここで、評価の○は5人以上が効果あること、△は2〜4人が効果あること、×は1人以下が効果あることを示す。
【0061】
アスタキサンチンを配合した頭皮用美容液は、保湿感があり、かゆみやふけの抑止、不快感がなく、皮膚の水分量が保持されており、頭皮の機能改善に良い効果があることがわかる。対して、ヒアルロン酸ナトリウム、セラミド、メントール、グリチルリチン酸ジカリウム、ヒノキチオールをそれぞれ配合したのものでは、全ての効果を示すものはない。なお、これらの効果は、アスタキサンチンが頭皮の水分量を増加し水分蒸発量を抑制していることから、頭皮の過乾燥を抑制していることが原因と考えられる。
【0062】
[実施例2] 過酸化脂質抑制による消臭効果
下記の表3の処方に従って、常法に従って、混合・溶解し、頭皮用美容液を調製した。これらの頭皮用美容液を24−35歳の男性7人の頭部に2週間に渡って塗布し、その効果を調べた。この結果を表4に示す。
【0063】
[表3] 頭皮美容液

精製水を加えて全量を100としている。
【0064】
[表4] 試験結果

ここで、評価の○は5人以上が効果あること、△は2〜4人が効果あること、×は1人以下が効果あることを示す。
【0065】
アスタキサンチンを配合した頭皮用美容液は、消臭効果があり、かゆみやふけの抑止されており、頭皮の消臭に良い効果があることがわかる。対して、ビタミンE、ビタミンC、カテキンをそれぞれ配合したのものでは、全ての効果を示すものはない。なお、これらの効果は、アスタキサンチンの過酸化脂質の抑制によるものと原因と考えられる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
キサントフィルを含有する、頭皮外用剤。
【請求項2】
キサントフィルを含有する、かゆみ防止用、ふけ防止用、頭皮の脂質過酸化防止用、整肌用、荒れ防止用、頭皮老化防止用の頭皮外用剤。
【請求項3】
キサントフィルに以下の群からなる効用成分を1種以上配合してなる、請求項1〜2のいずれか1項に記載の頭皮外用剤;
ビタミンA類、カロテノイド類(キサントフィル除く)、ビタミンB類、ビタミンC類、ビタミンD類、ビタミンE類、トコトリエノール類、グルタチオン及びこれらの誘導体並びにこれらの塩;カテキン、アントシアニン、フラバンジェノール、タンニン、ルチン、イソフラボン、クロロゲン酸、エラグ酸、クルクミン、クマリン、リグナンから選ばれるポリフェノール類;リノール酸、α−またはγ−リノレイン酸、アラキドン酸、エイコサペンタエン酸、イワシ酸、ドコサヘキサエン酸及びその誘導体並びにそれらの塩;コラーゲン、エラスチン、フィブロネクチン、ケラチンから選ばれるタンパク質及びそれらの誘導体並びに加水分解物;アラニン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、グルタミン、グルタミン酸、グリシン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リシン、メチオニン、フェニルアラニン、プロリン、セリン、スレオニン、トリプトファン、チロシン、バリン、タウリンから選ばれるアミノ酸及びこれらの誘導体並びにその塩類、ペプチド;グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸、サリチル酸から選ばれるα−ヒドロキシ酸及びそれらの誘導体並びにそれらの塩;血清除蛋白、脾臓、胎盤、鶏冠、ローヤルゼリー、酵母、乳酸菌、ビフィズス菌、霊芝、ニンジン、センブリ、ローズマリー、オウバク、ニンニク、ヒノキチオール、セファランチン、アロエ、サルビア、アルニカ、カミツレ、シラカバ、オトギリソウ、ユーカリ、ムクロジ、センプクカ、ケイケットウ、サンペンズ、ソウハクヒ、トウキ、イブキトラノオ、クララ、サンザシ、シラユリ、ホップ、ノイバラ、ヨクイニン、ドクダミ、海藻、納豆、レモングラス、ハイビスカスから選ばれる天然物並びにそれらの抽出物;アデノシン三リン酸、アデノシン二リン酸、アデノシン一リン酸から選ばれるアデニル酸誘導体;鉄、バナジウム、モリブデン、マンガン、銅、カリウム、マグネシウム、カルシウム、亜鉛、セレン、ヨウ素から選ばれるミネラル類及びそれらの固溶体;乳糖、マンニトール、エリスリトール、キシリトール、グルコサミン、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、ヘパラン硫酸、ヘパリン、ケラタン硫酸、グリコーゲン、キチン、キトサン、ムコ糖類から選ばれる糖類;セサミン、アマニリグナンから選ばれるリグナン類:デオキシリボ核酸、リボ核酸、グリチルリチン酸、グアニン、ムチン、ユビキノン、α−リポ酸、オクタコサノール、アリシン、アリイン。
【請求項4】
キサントフィルの配合量が0.00001〜5重量%である請求項1〜3のいずれか1項に記載の頭皮用外用剤。
【請求項5】
キサントフィルの配合量が0.0001〜0.1重量%である請求項1〜4のいずれか1項に記載の頭皮用外用剤。
【請求項6】
効用成分の配合量が0.00001〜10重量%である請求項3〜5のいずれか1項に記載の頭皮用外用剤。
【請求項7】
キサントフィルがアスタキサンチンである請求項1〜6のいずれか1項に記載の頭皮外用剤。

【公開番号】特開2008−273874(P2008−273874A)
【公開日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−119529(P2007−119529)
【出願日】平成19年4月27日(2007.4.27)
【出願人】(390011877)富士化学工業株式会社 (53)
【Fターム(参考)】