頭部保護具
【課題】
乳幼児や体の不自由な方が転倒時や衝突時に頭部を保護し、頭部の形状にとらわれず、また締め付けなくとも密着使用でき、汗や油を吸収し通気性がよく快的に使用できる頭部保護具であり、また頭部装着用ベルトと衝撃吸収材が簡単に分割でき、洗濯が簡単な上、コンパクトに携行でき任意で使用できる、衛生的でファッション性に優れた頭部保護具。
【解決手段】
本発明は布でできた、内部を袋状にした頭部装着用ベルトの内側中央に開放口を設け、頭部装着用ベルトの袋状内部に衝撃吸収材を挿着し着脱自在に使用する頭部保護具である。
乳幼児や体の不自由な方が転倒時や衝突時に頭部を保護し、頭部の形状にとらわれず、また締め付けなくとも密着使用でき、汗や油を吸収し通気性がよく快的に使用できる頭部保護具であり、また頭部装着用ベルトと衝撃吸収材が簡単に分割でき、洗濯が簡単な上、コンパクトに携行でき任意で使用できる、衛生的でファッション性に優れた頭部保護具。
【解決手段】
本発明は布でできた、内部を袋状にした頭部装着用ベルトの内側中央に開放口を設け、頭部装着用ベルトの袋状内部に衝撃吸収材を挿着し着脱自在に使用する頭部保護具である。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、乳幼児や体の不自由な方の転倒時や衝突時に頭部を保護する頭部保護具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、頭部保護具としてヘルメットなどがあるが、重量が重く形状が固定されている。
【0003】
また、頭部保護具として帽子形状の頭部保護具などもある。
【0004】
また、頭部へ装着するものとして、帽子・バンダナ・鉢巻などがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ヘルメットは重量が重く体の小さな乳幼児や体の不自由な方が装着使用するには負担が大きい。
【0006】
ヘルメットやヘッドギア・帽子形状の頭部保護具などは、全体が一体となっているため、汗や油で汚れた場合に全体を洗わなければならず、手間がかかり不便である。
【0007】
ヘルメットやヘッドギア・帽子形状の頭部保護具などは、全体が一体となっているため、鞄やバッグに入り難く、重量も重いため持ち運びに不便であり、手軽に携行し使用できない。
【0008】
帽子形状の頭部保護具などは頭部に装着する帽子に衝撃吸収材を装着するものもあるが、帽子に前記衝撃吸収材をファスナーやフックなどで固定しなければならず、頭部へ装着するのに手間がかかり、手軽に使用できず不便である。
【0009】
ヘルメットやヘッドギアなどを頭部に密着させようとすると、きつく締め付けなければならず、頭部が苦しく不快感や時には痛みを感じる。
【0010】
ヘルメットやヘッドギアなどを使用していると、頭部が蒸れやすく汗や油で不快で不衛生である。
【0011】
帽子やバンダナ・鉢巻などは、頭部を保護するには機能が不十分である。
【0012】
本発明は、乳幼児や体の不自由な方が本発明品の頭部保護具を使用する事により、転倒時や衝突時に頭部を保護し、頭部の形状に関わらず、きつく締め付けなくても密着使用でき、通気性が良く、汗や油を吸収する上、頭部に接着している頭部保護具の頭部装着用ベルトと頭部装着用ベルト袋部内部に装着している衝撃吸収材を、ファスナーやフック・ボタンなどの固定手段を設けず、前記頭部装着用ベルト袋部内部に前記衝撃吸収材を着脱自在に挿着できることにより、手軽に洗濯でき衛生的でファッション性に優れ、携行に便利な上任意で使用できる頭部保護具を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0013】
布でできた内部が袋状の袋部、前記袋部から繋がる装着部、及び前記袋部の一部に設けられた開口部を備えた頭部装着用ベルトと、前記袋部の内部に装着可能な形状に成型された衝撃吸収材を備え、前期開口部を介して前記袋部に対して着脱自在とした頭部保護具であり、前記開口部の一部に仕込まれた伸縮体を備え、前記開口部から前記衝撃吸収材を前記袋部に対して装着時に前記開口部を広げる事と、前記袋部の一部が伸縮可能とした頭部保護具である。
【発明の効果】
【0014】
本発明により、乳幼児や体の不自由な方が転倒時や衝突時に頭部が保護されるのは勿論の事、軽量なので負担なく長時間使用でき、締め付け感が無く汗や油を吸収するので快適に装着使用できる頭部保護具であり、汗や油で汚れた場合は布で出来ている頭部装着用ベルトのみ簡単に洗濯できる利便性をもち、通気性が良く携行に便利で場所や時間帯に関わらず手軽に任意で装着使用できる頭部保護具である。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】頭部装着用ベルト平面図
【図2】頭部装着用ベルト裏面図
【図3】頭部装着用ベルト内部に仕込んだ伸縮体の図
【図4】衝撃吸収材平面図
【図5】衝撃吸収材断面図
【図6】頭部装着用ベルト袋部に対し衝撃吸収材を挿着する手順
【図7】頭部装着用ベルト袋部へ衝撃吸収材を装着した頭部保護具の裏面図と一部破断面
【図8】図7の断面図
【図9】頭部保護具の使用時の形態と一部破断面
【図10】頭部保護具の頭部への装着図
【図11】頭部保護具の裏面を上にした断面図
【図12】頭部保護具の裏面を上にし開口部を中心点に装着部の左右両端を下に折り曲げた図
【図13】図12の形態から衝撃吸収材を簡単に挿脱する方法-1
【図14】図12の形態から衝撃吸収材を簡単に挿脱する方法-2
【図15A】頭部保護具裏面開口部位置の応用例
【図15B】頭部保護具裏面開口部位置の応用例
【図15C】頭部保護具裏面開口部位置の応用例
【図15D】頭部保護具裏面開口部位置の応用例
【図16】頭部保護具の帽子への装着使用例1
【図17】頭部保護具の帽子への装着使用例2
【図18】頭部保護具応用例の一体型帯状ベルト
【図19】頭部保護具応用例の分割型
【図20】頭部保護具応用例の頭頂用ベルト装着図
【図21】頭部保護具応用例の頭頂用ベルトとあご用ベルト装着図
【図22】図21の頭部装着時の側面図
【図23】図21の頭部装着時の正面図
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明を実施するために最良の形態を説明する。
【実施例1】
【0017】
図1、は本発明の実施の形態による頭部装着用ベルト平面図、図2はその裏面図、図3は頭部装着用ベルト内部に設けた伸縮体3の取り付け図、図4は衝撃吸収材6の平面図、図5は衝撃吸収材6の断面図、図6は頭部装着用ベルト1裏面に対し衝撃吸収材6を挿着する手順、図7は図6の手順で頭部装着用ベルトに衝撃吸収材6を挿着した頭部保護具本体の裏面図と一部破断面、図8は図7の断面図であり、図9は頭部保護具の使用時の形態と一部破断面、図10は頭部保護具の頭部への装着図、図11は、頭部保護具の裏面を上にした断面図、図12は図11頭部保護具の裏面を上にした状態から開口部5を中心点に装着部12の左右両端を下に向けて折り曲げ開口部5を大きく広げた図、図13、図14、は図12の状態から衝撃吸収材6を上下に挿脱する手順図、図15A,B,C,Dは開口部5の位置の応用例、図16、17は頭部保護具を帽子へ装着使用する応用例、図18は頭部保護具の装着部12を無くし一体型帯状ベルトにした応用例、図19は後側頭部保護具8と前頭部ベルト9に分割し装着時に一体で使用する分割型の応用例、図20と図21は頭部保護具に頭頂用ベルト10とあご用ベルト11を装着する応用例、図22と図23は図21の頭部保護具の形態で頭頂用ベルト10・あご用ベルト11を頭部に装着した側面図と正面図である。
【0018】
本発明は、布でできた内部が袋状の頭部装着用ベルト1、前記頭部装着用ベルト1から繋がる装着部12、及び前記頭部装着用ベルト袋部2の一部に設けられた開口部5を備えた頭部装着用ベルト1と、前記頭部装着用ベルト袋部2の内部に装着可能な形状に成型された衝撃吸収材6を備え、前期開口部5を介して前記頭部装着用ベルト袋部2に対して着脱自在とした頭部保護具。
【0019】
本発明は、前記開口部5の一部に仕込まれた伸縮体3を備え、前記開口部5から前記衝撃吸収材6を前記頭部装着用ベルト袋部2に対して装着時に前記開口部5を広げる事と前記頭部装着用ベルト袋部2の一部が伸縮可能とした頭部保護具。
【0020】
本発明は、頭部装着用ベルト1は布などの軽量で柔軟性・通気性・伸縮性を有するものを使用し、柔らかく通気性があり伸縮するうえに軽量で使い心地が良い頭部保護具である。
【0021】
本発明は、衝撃吸収材6は発泡ウレタン、発泡されたエラストマーや軟質性のゴムなどの衝撃吸収性のあるものがよく、他にも簡易に綿や布を多重に重ね合わせたものや、プチプチなど軟らかな素材を使用する事もできる。また、衝撃吸収材に通気性を持たせるために通気穴7を設けることにより、装着時に頭部の通気性を良くした頭部保護具である。
【0022】
本発明は、頭部装着用ベルト袋部2の中央に設けた、開口部5から衝撃吸収材6を図6の手順で頭部装着用ベルト袋部2の内部へ挿着し、図7の形態で頭部保護具となし、図10の要領で頭部へ装着するが、頭部装着用ベルト1と、衝撃吸収材6を固定するための、ファスナーやボタン・フックなどの固定用取り付け具を頭部装着用ベルト1と衝撃吸収材6のどちらにも取り付けることなく、手軽で簡単に衝撃吸収材6を頭部装着用ベルト1に挿着し固定できる上、転倒時や衝突時に取り付け具による怪我を無くし、より安全で手軽に装着使用できる頭部保護具である。
【0023】
本発明は、頭部装着用ベルト袋部2の中央に設けた開口部5から衝撃吸収材6を挿着使用するが、より着脱自在にするための着脱法として、図11頭部装着用ベルト袋部2を上にし、図12の開口部5を中心点に左右の装着部12を下へ折り曲げれば開口部5が左右に大きく開けることができる。大きく開かれた図12、開口部5から衝撃吸収材6を図13,14の手順で挿脱すれば簡単に着脱自在に挿着でき、その結果頭部装着用ベルト1のみを取り外し洗濯でき、頭部装着用ベルト1の洗い替えがあれば継続的に頭部保護具を使用でき、また頭部装着用ベルト1と衝撃吸収材6を分割し、使用時より小さく折りたため、携行にも便利な頭部保護具である。
【0024】
本発明は、頭部装着用ベルト1、衝撃吸収材6、は共に軽量で柔軟性があるので携行時は、使用時より小さく折りたたむ事が出来、バッグやポケットに入れて携行できる。その結果持ち運びに便利で任意に装着使用できる頭部保護具である。
【0025】
本発明は、頭部装着用ベルト1が布で出来ていて、衝撃吸収材6は発泡ウレタン、発泡されたエストマーや軟質のゴム、または布や綿を折り重ねたもので出来ているので、軽量で乳幼児や体の不自由な方が装着しても首や頭への動量感がなく、負担を感じず装着でき軽量で携行にも便利な頭部保護具である。
【0026】
本発明は、頭部装着用ベルト1の布は伸縮性を有する素材が良いが、より伸縮性をもたせるために伸縮体3を図3のように頭部装着用ベルト1の内部へ仕込むことにより、左右への伸縮性を確保している。また、頭部装着用ベルト1の内部に限らず表面、裏面に設けてもよく、左右への伸縮性を持たせる事により、頭部への密着性を持たせる事が出来、頭部の形状に関わらず密着使用出来る事でずれがなくなり、また締め付けることなく快適に使用できる頭部保護具である。
【0027】
本発明は、頭部装着用ベルト1は布でできているので、通気性が良く使用時に頭部が蒸れることを防ぐ効果がある。また、衝撃吸収材6にも通気穴7を多数設けることにより、通気性をより向上させている。その結果装着時に頭部の蒸れや不快感を無くし、快適に装着使用できる頭部保護具である。
【0028】
本発明は、頭部装着用ベルト1は布でできているので、吸水性を有し、装着時に自然に汗を吸収し、頭部の不快感を無くすと共に、汗でずれることを無くした快適に使用できる頭部保護具である。
【0029】
本発明は、頭部装着用ベルト1に繋がる装着部12の一部にファスナー4を儲けることにより長さを調整できるようにしている。その結果、装着時に頭部保護具の長さを頭部の形状に合わせ調整し使用できる頭部保護具である。
【実施例2】
【0030】
本発明の頭部保護具は、頭部装着用ベルト袋部2の中央に開口部5を設け、衝撃吸収材6を開口部5から着脱自在に挿着できる頭部保護具であるが、開口部5を図15A頭部装着用ベルト袋部2に横長に、図15B頭部装着用ベルト袋部2の上部に横長に、図15C頭部装着用ベルト袋部2の下面の横長に、図15D頭部装着用ベルト袋部2の左右縦方向に設けても良い。
【0031】
本発明の頭部保護具は、図10の形態で頭部へ装着使用し頭部を保護するが、図16.17帽子の上からの装着使用も可能である。その結果屋外の日差しが強い日中などにも適し、屋内・屋外ともに使用できる頭部保護具である。
【0032】
本発明は、図9の形状を頭部へ装着するときの基本の形状としているが、応用例として頭部装着用ベルト1の装着部12を無くし頭部装着用ベルトが一体の帯状となった図18一体形帯状ベルト型や、図19、後側頭部保護具8と前頭部ベルト9に分割され、装着時には一体で使用する図19分割形型でもよい。その場合、後側頭部保護具8の表面の一部にファスナー4を設け、前頭部ベルト9の内側の一部にもファスナー4を設け、装着時に任意の長さに調整固定し装着使用する。
【0033】
本発明は、図9の形状を頭部へ装着する時の基本の形状としているが、図20.頭部保護具に頭頂用ベルト10を設ければ下部へのずれを無くす事が出来る。その場合、頭部装着用ベルト1の表面の後頭部・前頭部の一部にファスナー4を設け、頭頂用ベルト10裏側の一部にファスナー4を設け、頭部保護具と頭頂用ベルト10を固定し頭部へ装着する事により、下へのずれが解消される。
【0034】
本発明は、図9の形状を頭部へ装着する時の基本の形状としているが、図21.あご用ベルト11を頭部保護具に設ければ上へのずれを無くす事ができる。その場合、頭部装着用ベルト1の表面の左右側面の一部にファスナー4を設け、あご用ベルト11の裏面の一部にファスナー4を設け頭部保護具とあご用ベルト11を固定し装着する事により上へのずれを無くす事が出来る。
【0035】
本発明は、図9の形態で、図10の形状が頭部へ装着時の基本形態だが、図22.23装着使用図のように、頭頂用固定ベルト10とあご用ベルト11を同時に頭部保護具に固定し頭部へ装着使用する事により上下のずれを解消する事が出来、転倒時・衝突時に確実に頭部を保護し、任意に着脱自在に使用できる頭部保護具である。
【0036】
本発明は、乳幼児や体の不自由な方が転倒時や衝突時に頭部を保護し頭部の形状に関わらずきつく締め付けなくても密着使用でき、汗や油を吸収し通気性がよく快適に装着使用できる頭部保護具であり、頭部装着用ベルトと衝撃吸収材が簡単に分割でき、手軽に洗濯できる上、コンパクトに携行できる、手軽で衛生的でファッション性に優れた頭部保護具である。
【符号の説明】
【0037】
1 頭部装着用ベルト
2 頭部装着用ベルト袋部
3 伸縮体
4 ファスナー
5 開口部
6 衝撃吸収材
7 通気穴
8 後側頭部保護具
9 前頭部ベルト
10 頭頂用ベルト
11 あご用ベルト
12 装着部
【技術分野】
【0001】
本発明は、乳幼児や体の不自由な方の転倒時や衝突時に頭部を保護する頭部保護具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、頭部保護具としてヘルメットなどがあるが、重量が重く形状が固定されている。
【0003】
また、頭部保護具として帽子形状の頭部保護具などもある。
【0004】
また、頭部へ装着するものとして、帽子・バンダナ・鉢巻などがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ヘルメットは重量が重く体の小さな乳幼児や体の不自由な方が装着使用するには負担が大きい。
【0006】
ヘルメットやヘッドギア・帽子形状の頭部保護具などは、全体が一体となっているため、汗や油で汚れた場合に全体を洗わなければならず、手間がかかり不便である。
【0007】
ヘルメットやヘッドギア・帽子形状の頭部保護具などは、全体が一体となっているため、鞄やバッグに入り難く、重量も重いため持ち運びに不便であり、手軽に携行し使用できない。
【0008】
帽子形状の頭部保護具などは頭部に装着する帽子に衝撃吸収材を装着するものもあるが、帽子に前記衝撃吸収材をファスナーやフックなどで固定しなければならず、頭部へ装着するのに手間がかかり、手軽に使用できず不便である。
【0009】
ヘルメットやヘッドギアなどを頭部に密着させようとすると、きつく締め付けなければならず、頭部が苦しく不快感や時には痛みを感じる。
【0010】
ヘルメットやヘッドギアなどを使用していると、頭部が蒸れやすく汗や油で不快で不衛生である。
【0011】
帽子やバンダナ・鉢巻などは、頭部を保護するには機能が不十分である。
【0012】
本発明は、乳幼児や体の不自由な方が本発明品の頭部保護具を使用する事により、転倒時や衝突時に頭部を保護し、頭部の形状に関わらず、きつく締め付けなくても密着使用でき、通気性が良く、汗や油を吸収する上、頭部に接着している頭部保護具の頭部装着用ベルトと頭部装着用ベルト袋部内部に装着している衝撃吸収材を、ファスナーやフック・ボタンなどの固定手段を設けず、前記頭部装着用ベルト袋部内部に前記衝撃吸収材を着脱自在に挿着できることにより、手軽に洗濯でき衛生的でファッション性に優れ、携行に便利な上任意で使用できる頭部保護具を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0013】
布でできた内部が袋状の袋部、前記袋部から繋がる装着部、及び前記袋部の一部に設けられた開口部を備えた頭部装着用ベルトと、前記袋部の内部に装着可能な形状に成型された衝撃吸収材を備え、前期開口部を介して前記袋部に対して着脱自在とした頭部保護具であり、前記開口部の一部に仕込まれた伸縮体を備え、前記開口部から前記衝撃吸収材を前記袋部に対して装着時に前記開口部を広げる事と、前記袋部の一部が伸縮可能とした頭部保護具である。
【発明の効果】
【0014】
本発明により、乳幼児や体の不自由な方が転倒時や衝突時に頭部が保護されるのは勿論の事、軽量なので負担なく長時間使用でき、締め付け感が無く汗や油を吸収するので快適に装着使用できる頭部保護具であり、汗や油で汚れた場合は布で出来ている頭部装着用ベルトのみ簡単に洗濯できる利便性をもち、通気性が良く携行に便利で場所や時間帯に関わらず手軽に任意で装着使用できる頭部保護具である。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】頭部装着用ベルト平面図
【図2】頭部装着用ベルト裏面図
【図3】頭部装着用ベルト内部に仕込んだ伸縮体の図
【図4】衝撃吸収材平面図
【図5】衝撃吸収材断面図
【図6】頭部装着用ベルト袋部に対し衝撃吸収材を挿着する手順
【図7】頭部装着用ベルト袋部へ衝撃吸収材を装着した頭部保護具の裏面図と一部破断面
【図8】図7の断面図
【図9】頭部保護具の使用時の形態と一部破断面
【図10】頭部保護具の頭部への装着図
【図11】頭部保護具の裏面を上にした断面図
【図12】頭部保護具の裏面を上にし開口部を中心点に装着部の左右両端を下に折り曲げた図
【図13】図12の形態から衝撃吸収材を簡単に挿脱する方法-1
【図14】図12の形態から衝撃吸収材を簡単に挿脱する方法-2
【図15A】頭部保護具裏面開口部位置の応用例
【図15B】頭部保護具裏面開口部位置の応用例
【図15C】頭部保護具裏面開口部位置の応用例
【図15D】頭部保護具裏面開口部位置の応用例
【図16】頭部保護具の帽子への装着使用例1
【図17】頭部保護具の帽子への装着使用例2
【図18】頭部保護具応用例の一体型帯状ベルト
【図19】頭部保護具応用例の分割型
【図20】頭部保護具応用例の頭頂用ベルト装着図
【図21】頭部保護具応用例の頭頂用ベルトとあご用ベルト装着図
【図22】図21の頭部装着時の側面図
【図23】図21の頭部装着時の正面図
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明を実施するために最良の形態を説明する。
【実施例1】
【0017】
図1、は本発明の実施の形態による頭部装着用ベルト平面図、図2はその裏面図、図3は頭部装着用ベルト内部に設けた伸縮体3の取り付け図、図4は衝撃吸収材6の平面図、図5は衝撃吸収材6の断面図、図6は頭部装着用ベルト1裏面に対し衝撃吸収材6を挿着する手順、図7は図6の手順で頭部装着用ベルトに衝撃吸収材6を挿着した頭部保護具本体の裏面図と一部破断面、図8は図7の断面図であり、図9は頭部保護具の使用時の形態と一部破断面、図10は頭部保護具の頭部への装着図、図11は、頭部保護具の裏面を上にした断面図、図12は図11頭部保護具の裏面を上にした状態から開口部5を中心点に装着部12の左右両端を下に向けて折り曲げ開口部5を大きく広げた図、図13、図14、は図12の状態から衝撃吸収材6を上下に挿脱する手順図、図15A,B,C,Dは開口部5の位置の応用例、図16、17は頭部保護具を帽子へ装着使用する応用例、図18は頭部保護具の装着部12を無くし一体型帯状ベルトにした応用例、図19は後側頭部保護具8と前頭部ベルト9に分割し装着時に一体で使用する分割型の応用例、図20と図21は頭部保護具に頭頂用ベルト10とあご用ベルト11を装着する応用例、図22と図23は図21の頭部保護具の形態で頭頂用ベルト10・あご用ベルト11を頭部に装着した側面図と正面図である。
【0018】
本発明は、布でできた内部が袋状の頭部装着用ベルト1、前記頭部装着用ベルト1から繋がる装着部12、及び前記頭部装着用ベルト袋部2の一部に設けられた開口部5を備えた頭部装着用ベルト1と、前記頭部装着用ベルト袋部2の内部に装着可能な形状に成型された衝撃吸収材6を備え、前期開口部5を介して前記頭部装着用ベルト袋部2に対して着脱自在とした頭部保護具。
【0019】
本発明は、前記開口部5の一部に仕込まれた伸縮体3を備え、前記開口部5から前記衝撃吸収材6を前記頭部装着用ベルト袋部2に対して装着時に前記開口部5を広げる事と前記頭部装着用ベルト袋部2の一部が伸縮可能とした頭部保護具。
【0020】
本発明は、頭部装着用ベルト1は布などの軽量で柔軟性・通気性・伸縮性を有するものを使用し、柔らかく通気性があり伸縮するうえに軽量で使い心地が良い頭部保護具である。
【0021】
本発明は、衝撃吸収材6は発泡ウレタン、発泡されたエラストマーや軟質性のゴムなどの衝撃吸収性のあるものがよく、他にも簡易に綿や布を多重に重ね合わせたものや、プチプチなど軟らかな素材を使用する事もできる。また、衝撃吸収材に通気性を持たせるために通気穴7を設けることにより、装着時に頭部の通気性を良くした頭部保護具である。
【0022】
本発明は、頭部装着用ベルト袋部2の中央に設けた、開口部5から衝撃吸収材6を図6の手順で頭部装着用ベルト袋部2の内部へ挿着し、図7の形態で頭部保護具となし、図10の要領で頭部へ装着するが、頭部装着用ベルト1と、衝撃吸収材6を固定するための、ファスナーやボタン・フックなどの固定用取り付け具を頭部装着用ベルト1と衝撃吸収材6のどちらにも取り付けることなく、手軽で簡単に衝撃吸収材6を頭部装着用ベルト1に挿着し固定できる上、転倒時や衝突時に取り付け具による怪我を無くし、より安全で手軽に装着使用できる頭部保護具である。
【0023】
本発明は、頭部装着用ベルト袋部2の中央に設けた開口部5から衝撃吸収材6を挿着使用するが、より着脱自在にするための着脱法として、図11頭部装着用ベルト袋部2を上にし、図12の開口部5を中心点に左右の装着部12を下へ折り曲げれば開口部5が左右に大きく開けることができる。大きく開かれた図12、開口部5から衝撃吸収材6を図13,14の手順で挿脱すれば簡単に着脱自在に挿着でき、その結果頭部装着用ベルト1のみを取り外し洗濯でき、頭部装着用ベルト1の洗い替えがあれば継続的に頭部保護具を使用でき、また頭部装着用ベルト1と衝撃吸収材6を分割し、使用時より小さく折りたため、携行にも便利な頭部保護具である。
【0024】
本発明は、頭部装着用ベルト1、衝撃吸収材6、は共に軽量で柔軟性があるので携行時は、使用時より小さく折りたたむ事が出来、バッグやポケットに入れて携行できる。その結果持ち運びに便利で任意に装着使用できる頭部保護具である。
【0025】
本発明は、頭部装着用ベルト1が布で出来ていて、衝撃吸収材6は発泡ウレタン、発泡されたエストマーや軟質のゴム、または布や綿を折り重ねたもので出来ているので、軽量で乳幼児や体の不自由な方が装着しても首や頭への動量感がなく、負担を感じず装着でき軽量で携行にも便利な頭部保護具である。
【0026】
本発明は、頭部装着用ベルト1の布は伸縮性を有する素材が良いが、より伸縮性をもたせるために伸縮体3を図3のように頭部装着用ベルト1の内部へ仕込むことにより、左右への伸縮性を確保している。また、頭部装着用ベルト1の内部に限らず表面、裏面に設けてもよく、左右への伸縮性を持たせる事により、頭部への密着性を持たせる事が出来、頭部の形状に関わらず密着使用出来る事でずれがなくなり、また締め付けることなく快適に使用できる頭部保護具である。
【0027】
本発明は、頭部装着用ベルト1は布でできているので、通気性が良く使用時に頭部が蒸れることを防ぐ効果がある。また、衝撃吸収材6にも通気穴7を多数設けることにより、通気性をより向上させている。その結果装着時に頭部の蒸れや不快感を無くし、快適に装着使用できる頭部保護具である。
【0028】
本発明は、頭部装着用ベルト1は布でできているので、吸水性を有し、装着時に自然に汗を吸収し、頭部の不快感を無くすと共に、汗でずれることを無くした快適に使用できる頭部保護具である。
【0029】
本発明は、頭部装着用ベルト1に繋がる装着部12の一部にファスナー4を儲けることにより長さを調整できるようにしている。その結果、装着時に頭部保護具の長さを頭部の形状に合わせ調整し使用できる頭部保護具である。
【実施例2】
【0030】
本発明の頭部保護具は、頭部装着用ベルト袋部2の中央に開口部5を設け、衝撃吸収材6を開口部5から着脱自在に挿着できる頭部保護具であるが、開口部5を図15A頭部装着用ベルト袋部2に横長に、図15B頭部装着用ベルト袋部2の上部に横長に、図15C頭部装着用ベルト袋部2の下面の横長に、図15D頭部装着用ベルト袋部2の左右縦方向に設けても良い。
【0031】
本発明の頭部保護具は、図10の形態で頭部へ装着使用し頭部を保護するが、図16.17帽子の上からの装着使用も可能である。その結果屋外の日差しが強い日中などにも適し、屋内・屋外ともに使用できる頭部保護具である。
【0032】
本発明は、図9の形状を頭部へ装着するときの基本の形状としているが、応用例として頭部装着用ベルト1の装着部12を無くし頭部装着用ベルトが一体の帯状となった図18一体形帯状ベルト型や、図19、後側頭部保護具8と前頭部ベルト9に分割され、装着時には一体で使用する図19分割形型でもよい。その場合、後側頭部保護具8の表面の一部にファスナー4を設け、前頭部ベルト9の内側の一部にもファスナー4を設け、装着時に任意の長さに調整固定し装着使用する。
【0033】
本発明は、図9の形状を頭部へ装着する時の基本の形状としているが、図20.頭部保護具に頭頂用ベルト10を設ければ下部へのずれを無くす事が出来る。その場合、頭部装着用ベルト1の表面の後頭部・前頭部の一部にファスナー4を設け、頭頂用ベルト10裏側の一部にファスナー4を設け、頭部保護具と頭頂用ベルト10を固定し頭部へ装着する事により、下へのずれが解消される。
【0034】
本発明は、図9の形状を頭部へ装着する時の基本の形状としているが、図21.あご用ベルト11を頭部保護具に設ければ上へのずれを無くす事ができる。その場合、頭部装着用ベルト1の表面の左右側面の一部にファスナー4を設け、あご用ベルト11の裏面の一部にファスナー4を設け頭部保護具とあご用ベルト11を固定し装着する事により上へのずれを無くす事が出来る。
【0035】
本発明は、図9の形態で、図10の形状が頭部へ装着時の基本形態だが、図22.23装着使用図のように、頭頂用固定ベルト10とあご用ベルト11を同時に頭部保護具に固定し頭部へ装着使用する事により上下のずれを解消する事が出来、転倒時・衝突時に確実に頭部を保護し、任意に着脱自在に使用できる頭部保護具である。
【0036】
本発明は、乳幼児や体の不自由な方が転倒時や衝突時に頭部を保護し頭部の形状に関わらずきつく締め付けなくても密着使用でき、汗や油を吸収し通気性がよく快適に装着使用できる頭部保護具であり、頭部装着用ベルトと衝撃吸収材が簡単に分割でき、手軽に洗濯できる上、コンパクトに携行できる、手軽で衛生的でファッション性に優れた頭部保護具である。
【符号の説明】
【0037】
1 頭部装着用ベルト
2 頭部装着用ベルト袋部
3 伸縮体
4 ファスナー
5 開口部
6 衝撃吸収材
7 通気穴
8 後側頭部保護具
9 前頭部ベルト
10 頭頂用ベルト
11 あご用ベルト
12 装着部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
布でできた内部が袋状の袋部、前記袋部から繋がる装着部、及び前記袋部の一部に設けられた開口部を備えた頭部装着用ベルトと、前記袋部の内部に装着可能な形状に成型された衝撃吸収材を備え、前期開口部を介して前記袋部に対して着脱自在とした頭部保護具。
【請求項2】
前記開口部の一部に仕込まれた伸縮体を備え、前記開口部から前記衝撃吸収材を前記袋部に対して装着時に前記開口部を広げる事と前記袋部の一部が伸縮可能とした請求項1に記載の頭部保護具。
【請求項1】
布でできた内部が袋状の袋部、前記袋部から繋がる装着部、及び前記袋部の一部に設けられた開口部を備えた頭部装着用ベルトと、前記袋部の内部に装着可能な形状に成型された衝撃吸収材を備え、前期開口部を介して前記袋部に対して着脱自在とした頭部保護具。
【請求項2】
前記開口部の一部に仕込まれた伸縮体を備え、前記開口部から前記衝撃吸収材を前記袋部に対して装着時に前記開口部を広げる事と前記袋部の一部が伸縮可能とした請求項1に記載の頭部保護具。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15A】
【図15B】
【図15C】
【図15D】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15A】
【図15B】
【図15C】
【図15D】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【公開番号】特開2012−72527(P2012−72527A)
【公開日】平成24年4月12日(2012.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−219853(P2010−219853)
【出願日】平成22年9月29日(2010.9.29)
【出願人】(710011084)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年4月12日(2012.4.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年9月29日(2010.9.29)
【出願人】(710011084)
【Fターム(参考)】
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