説明

頭髪用洗浄剤

【課題】使用時の泡立ちのよさ、すすぎ時のなめらかさ、すすぎ後のなめらかさおよびしなやかさに優れた頭髪用洗浄剤を提供する。
【解決手段】(a)質量平均分子量2万〜400万の高重合ポリエチレングリコールを0.01〜1質量%、(b)ジメチルジアリルアンモニウムハライド、(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸メチル、および(メタ)アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムハライドの中から選ばれる2種または3種以上のモノマーからなるカチオン性ポリマー(例えば、ポリクオタニウム−7、ポリクオタニウム−39等)を0.01〜2質量%、並びに(c)アニオン性界面活性剤(例えば、長鎖アシルスルホン酸塩、アルキルエーテル硫酸エステル塩等)および/または両性界面活性剤を5〜50質量%含有する、頭髪用洗浄剤。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は頭髪用洗浄剤に関する。さらに詳しくは、使用時の泡立ちのよさ、すすぎ時のなめらかさ、すすぎ後のなめらかさおよびしなやかさに優れた頭髪用洗浄剤に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、身体や頭髪等に用いられる洗浄剤組成物は、毛髪・頭皮の汚れや、頭髪に塗布したスタイリグ剤などをきれいに落とすために、洗浄成分として、アニオン性界面活性剤や両性界面活性剤を主成分として配合している(例えば、特許文献1〜3参照)。また低刺激性のシャンプー組成物として特定の非イオン界面活性剤を配合した技術も提案されている(例えば、特許文献4参照)。しかしながら、これら洗浄成分だけでは、十分な泡立ちが得られず、また使用感が損われるといった問題があった。このため、泡立ちの良さを付与するため、アニオン性界面活性剤として高級脂肪酸セッケンを配合した系に、カチオン性ポリマーとポリエチレングリコールを添加することで、泡立ち性、泡のクリーミーさ等を向上させた液体セッケンが提案されているが(例えば、特許文献5参照)、この液体セッケンは、泡のクリーミー性は得られるものの、特に毛髪用洗浄料として用いた場合、すすぎ時にきしみを生じ、使用時のなめらかさに欠けるという不具合がある。
【0003】
【特許文献1】特開平9−175952号公報
【特許文献2】特表平11−513685号公報
【特許文献3】特表2000−510168号公報
【特許文献4】特開平5−43434号公報
【特許文献5】特許第2501632号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、アニオン性界面活性剤や両性界面活性剤を配合する洗浄剤において、使用時の泡立ちのよさ、すすぎ時のなめらかさ、すすぎ後のなめらかさおよびしなやかさに優れた頭髪用洗浄剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために本発明は、(a)質量平均分子量2万〜400万の高重合ポリエチレングリコールを0.01〜1質量%、(b)ジメチルジアリルアンモニウムハライド、(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸メチル、および(メタ)アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムハライドの中から選ばれる2種または3種以上のモノマーからなるカチオン性ポリマーを0.01〜2質量%、並びに(c)アニオン性界面活性剤および/または両性界面活性剤を5〜50質量%含有する、頭髪用洗浄剤を提供する。
【0006】
また本発明は、(b)成分がポリ(ジメチルジアリルアンモニウムハライド)型カチオン性ポリマーである、上記頭髪用洗浄剤を提供する。
【0007】
また本発明は、ポリ(ジメチルジアリルアンモニウムハライド)型カチオン性ポリマーが、ジメチルジアリルアンモニウムクロリド・アクリルアミド共重合体、あるいはジメチルジアリルアンモニウムクロリド・アクリル酸・アクリルアミド共重合体である、上記頭髪用洗浄剤を提供する。
【0008】
また本発明は、(c)成分としてのアニオン界面活性剤が、長鎖アシルスルホン酸塩、アルキルエーテル硫酸エステル塩の中から選ばれる1種または2種以上である、上記頭髪用洗浄剤を提供する。
【0009】
また本発明は、(c)成分としてのアニオン界面活性剤が、長鎖アシルスルホン酸塩とアルキルエーテル硫酸エステル塩を、長鎖アシルスルホン酸塩:アルキルエーテル硫酸エステル塩=1:2〜1:10(質量比)の割合で含有する、上記頭髪用洗浄剤を提供する。
【発明の効果】
【0010】
本発明により、使用時の泡立ちのよさ、すすぎ時のなめらかさ、すすぎ後のなめらかさおよびしなやかさに優れた頭髪用洗浄剤が提供される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明について詳述する。
【0012】
本発明における(a)成分は、質量平均分子量2万〜400万の高重合ポリエチレングリコールである。ポリエチレングリコールの質量平均分子量が2万未満であると、十分な泡立ちを得ることが難しく、またすすぎ時にきしみ感を生じ、滑らかさを得ることができない。一方、質量平均分子量が400万を超えると頭髪用洗浄剤組成物の安定性が損なわれる。(a)成分は、例えば、ポリオックスWSRシリーズ(ユニオンカーバイド社製)等として市販されており、これらを好適に用いることができる。ただしこれら例示に限定されるものでない。(a)成分は1種または2種以上を用いることができる。
【0013】
(a)成分の配合量は、本発明の頭髪用洗浄剤中、0.01〜1質量%(実分)であり、好ましくは0.03〜1質量%である。配合量が0.01質量%未満では十分な泡立ちを得ることが難しく、またすすぎ時の滑らかさが得られない。一方、1質量%を超えて配合すると、かえってすすぎ時にぬめりを生じ、使用性上好ましくない。
【0014】
本発明における(b)成分は、ジメチルジアリルアンモニウムハライド、(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸メチル、および(メタ)アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムハライドの中から選ばれる2種または3種以上のモノマーからなるカチオン性ポリマーである。
【0015】
(b)成分は具体的には、例えば、ポリクオタニウム−7等のジメチルジアリルアンモニウムクロリド・アクリルアミド共重合体、ポリクオタニウム−22等のジメチルジアリルアンモニウムクロリド・アクリル酸共重合体、ポリクオタニウム−39等のジメチルジアリルアンモニウムクロリド・アクリル酸・アクリルアミド共重合体などのポリ(ジメチルジアリルアンモニウムハライド)型カチオン性ポリマーが好適なものとして挙げられる。また、ポリクオタニウム−47等のアクリル酸・アクリル酸メチル・メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド共重合体等も挙げられる。さらにアクリル酸・カチオン化メタアクリル酸エステル共重合体、アクリル酸・カチオン化メタアクリル酸アミド共重合体なども挙げられる。
【0016】
本発明では中でも、ポリ(ジメチルジアリルアンモニウムハライド)型カチオン性ポリマーが好ましく用いられ、特には、ポリクオタニウム−7等のジメチルジアリルアンモニウムクロリド・アクリルアミド共重合体、ポリクオタニウム−39等のジメチルジアリルアンモニウムクロリド・アクリル酸・アクリルアミド共重合体が好ましく用いられる。ポリクオタニウム−7は「マーコート550」(ナルコ社製)等として市販され、ポリクオタニウム−39は「マーコートPLUS3330」(ナルコ社製)等として市販され、これら市販品を好適に用いることができる。ただしこれら例示に限定されるものでない。(b)成分は1種または2種以上を用いることができる。
【0017】
(b)成分の配合量は、本発明の頭髪用洗浄剤中、0.01〜2質量%(実分)であり、好ましくは0.01〜1質量%である。配合量が0.01質量%未満では十分な効果が発揮されず泡立ちの良さ、すすぎ時のなめらかさを付与することができない。一方、1質量%を超えて配合すると、効果が向上せずかえって使用感上悪影響を及ぼすことがある。
【0018】
本発明に用いられる(c)成分は、アニオン界面活性剤および/または両性界面活性剤である。
【0019】
〈アニオン界面活性剤〉
本発明では、起泡性、洗浄性等の点から、長鎖アシルスルホン酸塩、高級アルキル硫酸エステル塩、アルキルエーテル硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、N−アシル硫酸エステル塩等のアニオン界面活性剤が好ましく用いられる。なお以下において「POE」はポリオキシエチレンを意味する。
【0020】
長鎖アシルスルホン酸塩としては、例えば、N−ラウロイル−N−メチルタウリン塩、N−ミリストイル−N−メチルタウリン塩、N−パルミトイル−N−メチルタウリン塩、N−ステアロイル−N−メチルタウリン塩、N−ココイル−N−メチルタウリン塩等が挙げられる。
【0021】
高級アルキル硫酸エステル塩としては、例えば、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸トリエチルアミン、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸モノエタノールアミン、ラウリル硫酸ジエタノールアミン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム、ココイル硫酸アンモニウム、ココイル硫酸ナトリウム、ココイル硫酸カリウム、ココイル硫酸モノエタノールアミン等が挙げられる。
【0022】
アルキルエーテル硫酸エステル塩としては、例えば、ラウレス硫酸アンモニウム(=POEラウリル硫酸アンモニウム)、ラウレス硫酸トリエチルアミン(=POEラウリル硫酸トリエチルアミン)、ラウレス硫酸トリエタノールアミン(=POEラウリル硫酸トリエタノールアミン)、ラウレス硫酸モノエタノールアミン(=POEラウリル硫酸モノエタノールアミン)、ラウレス硫酸ジエタノールアミン(=POEラウリル硫酸ジエタノールアミン)、ラウレス硫酸ナトリウム(=POEラウリル硫酸ナトリウム)、ラウレス硫酸カリウム(=POEラウリル硫酸カリウム)等が挙げられる。
【0023】
アルキルベンゼンスルホン酸塩としては、例えば、トリデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等が挙げられる。
【0024】
N−アシル硫酸エステル塩としては、例えば、ラウロイル硫酸アンモニウム、ラウロイル硫酸ナトリウム、ラウロイル硫酸カリウム、ラウロイル硫酸トリエタノールアミン、ラウロイル硫酸モノエタノールアミン等が挙げられる。
【0025】
上記以外にも、例えば、ラウリルサルコシン、ココイルサルコシン、ラウリルサルコシン酸ナトリウム、ラウロイルサルコシン酸ナトリウム、ラウリルモノグリセリド硫酸ナトリウム等が挙げられる。
【0026】
アニオン性界面活性剤は1種または2種以上を用いることができる。本発明では中でも長鎖アシルスルホン酸塩、アルキルエーテル硫酸エステル塩が好ましく用いられ、使用性等の点から、特に好ましくは長鎖アシルスルオン酸塩とアルキルエーテル硫酸エステル塩を、長鎖アシルスルホン酸塩:アルキルエーテル硫酸エステル塩=1:2〜1:10(質量比)、より好ましくは1:2〜1:7(質量比)の割合で組合せ配合するのが好ましい。
【0027】
なお上記において塩の対イオンとしては、水素原子、アルカリ金属類(例えば、リチウム、カリウム、ナトリウム等)、アルカリ土類金属類(例えば、カルシウム、マグネシウム等)、アンモニウム、および有機アミン類(例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、タウリンナトリウム、N−メチルタウリンナトリウム等)等のカチオンが挙げられる。ただしこれら例示に限定されるものでない。
【0028】
〈両性界面活性剤〉
両性界面活性剤としては、通常化粧品に用いられるものであれば特に限定されるものでなく、例えば、2−ウンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)−2−イミダゾリンナトリウム、2−ココイル−2−イミタゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等のイミダゾリン系両性界面活性剤;2−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等のベタイン系界面活性剤などが例示される。
【0029】
本発明では、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤の中から1種または2種以上を用いるが、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤の双方を含む態様が好ましい。本発明ではアニオン性界面活性剤:両性界面活性剤(質量比)1:1〜20:1の割合で配合するのが好ましく、より好ましくは2:1〜10:1である。
【0030】
(c)成分の配合量(総計)は、本発明の頭髪用洗浄剤中、5〜50質量%(実分)であり、好ましくは10〜30質量%である。配合量が5質量%未満では洗浄効果を十分に得ることができない。一方、50質量%を超えて配合すると、頭髪洗浄組成物の粘度が上昇し使用上、好ましくない。
【0031】
本発明の頭髪洗浄剤は、上記成分に加えて、目的に応じて本発明の効果を損なわない量的、質的範囲で、例えば、カチオン界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、増泡剤、増粘剤、水溶性高分子、パール剤、粉体、スクラブ剤、湿潤剤、紫外線吸収剤、抗フケ剤、酸化防止剤、防腐剤、キレート剤、pH調整剤、電解質、着色剤、香料、ヘアケア用の美容成分等など、頭髪洗浄剤に一般に配合され得る成分を任意に添加してもよい。ただしこれら例示に限定されるものでない。
【実施例】
【0032】
本発明について以下に実施例を挙げてさらに詳述するが、本発明はこれによりなんら限定されるものではない。配合量は特記しない限り、その成分が配合される系に対する質量%で示す。化粧品原料は使用のしやすさから水希釈で販売されているがここで表記する配合量は全て純分である。
実施例に先立ち、本実施例で用いた各評価の試験方法、評価基準について説明する。
【0033】
[泡立ちの良さ]
専門パネル(女性10名)により、各試料を用いて実使用(頭髪洗浄)試験を行い、使用中の泡立ちの良さを官能評価した。評価基準は以下のとおりである。
(評価)
◎:8名以上が、使用中の泡立ちが良いと回答
○:6〜7名が、使用中の泡立ちが良いと回答
△:3〜5名が、使用中の泡立ちが良いと回答
×:2名以下が、使用中の泡立ちが良いと回答
【0034】
[すすぎ時のなめらかさ]
専門パネル(女性10名)により、各試料を用いて実使用(頭髪洗浄)試験を行い、すすぎ時のなめらかさ(きしみ感のなさ)を官能評価した。評価基準は以下のとおりである。
(評価)
◎:8名以上が、すすぎ時になめらかさがある(きしみ感がない)と回答
○:6〜7名が、すすぎ時になめらかさがある(きしみ感がない)と回答
△:3〜5名が、すすぎ時になめらかさがある(きしみ感がない)と回答
×:2名以下が、すすぎ時になめらかさがある(きしみ感がない)と回答
【0035】
[すすぎ後のなめらかさ]
専門パネル(女性10名)により、各試料を用いて実使用(頭髪洗浄)試験を行い、すすぎ後のなめらかさ(きしみ感のなさ)を官能評価した。評価基準は以下のとおりである。
(評価)
◎:8名以上が、すすぎ後になめらかさがある(きしみ感がない)と回答
○:6〜7名が、すすぎ後になめらかさがある(きしみ感がない)と回答
△:3〜5名が、すすぎ後になめらかさがある(きしみ感がない)と回答
×:2名以下が、すすぎ後になめらかさがある(きしみ感がない)と回答
【0036】
[すすぎ後のしなやかさ]
専門パネル(女性10名)により、各試料を用いて実使用(頭髪洗浄)試験を行い、すすぎ後のしなやかさを官能評価した。評価基準は以下のとおりである。
(評価)
◎:8名以上が、すすぎ後にしなやかさがあると回答
○:6〜7名が、すすぎ後にしなやかさがあると回答
△:3〜5名が、すすぎ後にしなやかさがあると回答
×:2名以下が、すすぎ後にしなやかさがあると回答
【0037】
(実施例1〜4および比較例1〜3、実施例5〜7および比較例4〜6)
下記表1、2に示す組成の頭髪用洗浄剤を調製した。調製方法は、ジプロピレングリコールにポリエチレングリコールを分散し、これをイオン交換水に添加して加熱溶解した。均一になった後、ここに残りの成分を加えて撹拌し、冷却して各試料を得た。これら試料を用いて、上記評価方法により泡立ちのよさ、すすぎ時のなめらかさ、すすぎ後のなめらかさ、すすぎ後のしなやかさについて評価した。結果を表1、2に示す。
なお表1、2中、下記成分はそれぞれ下記製品を用いた。
【0038】
ジメチルジアリルアンモニウムクロリド・アルクリアミド共重合体(*):「マーコート550」(ナルコ社製)、
ジメチルジアリルアンモニウムクロリド・アクリル酸・アルクリアミド共重合体(**):「マーコートPLUS3330」(ナルコ社製)、
カチオン化セルロース(***):「ポリマーJR−400」(ユニオン・カーバイド社製)。
【0039】
【表1】

【0040】
【表2】

【0041】
表1、2に示すように、(a)〜(c)成分を配合した実施例1〜4、実施例5〜7では、泡立ちの良さ、すすぎ時のなめらかさ、すすぎ後のなめらかさ、すすぎ後のしなやかさのいずれにおいても優れ、本発明効果が得られた。特に(c)成分のアニオン界面活性剤として、長鎖アシルスルホン酸塩とアルキルエーテル硫酸エステル塩を1:2〜1:10(質量比)の割合で併用した実施例1〜4では使用性の点において格段にきわめて優れた効果が得られた。
一方、(a)〜(c)成分のいずれかの配合を欠く比較例1〜3、比較例4〜6では本願発明効果を得ることができなかった。
【0042】
以下にさらに処方例を示す。
【0043】
(実施例8)
(配合成分) (質量%)
ポリエチレングリコール(質量平均分子量60万) 0.05
ジメチルジアリルアンモニウムクロリド・アクリルアミド共重合体 0.1
(「マーコート550」)
カチオン化グアガム 0.3
ポリオキシエチレンラウリル硫酸ナトリウム 14.0
ココイルメチルタウリンタウリンナトリウム 3.0
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 5.0
ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド 1.0
ジステアリン酸エチレングリコール 1.5
クエン酸 0.2
ジプロピレングリコール 2.0
安息香酸ナトリウム 適量
イオン交換水 残余
【0044】
(実施例9)
(配合成分) (質量%)
ポリエチレングリコール(平均分子量400万) 0.02
ジメチルジアリルアンモニウムクロリド・アクリル酸・
アクリルアミド共重合体(「マーコートPLUS3330」) 0.1
ポリオキシエチレンラウリル硫酸ナトリウム 14.0
ココイルメチルタウリンタウリンナトリウム 5.0
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 3.0
2−ウンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)
−2−イミダゾリンナトリウム 3.0
ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド 1.0
ジステアリン酸エチレングリコール 2.0
クエン酸 0.2
ジプロピレングリコール 2.0
ジメチコン 1.0
安息香酸ナトリウム 適量
イオン交換水 残余
【0045】
(実施例10)
(配合成分) (質量%)
ポリエチレングリコール(平均分子量400万) 0.02
ジメチルジアリルアンモニウムクロリド・アクリル酸・
アクリルアミド共重合体(「マーコートPLUS3330」) 0.1
カチオン化ローカストビーンガム 0.6
ポリオキシエチレンラウリル硫酸ナトリウム 10.0
ココイルメチルタウリンタウリンナトリウム 2.0
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 1.0
2−ウンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)
−2−イミダゾリンナトリウム 1.0
ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド 1.0
ジステアリン酸エチレングリコール 2.0
クエン酸 0.2
グルタミン酸 0.1
ジプロピレングリコール 2.0
ジメチコン 1.0
安息香酸ナトリウム 適量
イオン交換水 残余
【0046】
(実施例11)
(配合成分) (質量%)
ポリエチレングリコール(平均分子量60万) 0.05
ジメチルジアリルアンモニウムクロリド・アクリル酸・
アクリルアミド共重合体(「マーコートPLUS3330」) 0.1
ポリオキシエチレンラウリル硫酸ナトリウム 14.0
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 6.0
アシルメチルタウリンナトリウム 4.0
ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド 2.0
ジステアリン酸エチレングリコール 1.5
クエン酸 0.2
ジプロピレングリコール 2.0
安息香酸ナトリウム 適量
イオン交換水 残余

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)質量平均分子量2万〜400万の高重合ポリエチレングリコールを0.01〜1質量%、(b)ジメチルジアリルアンモニウムハライド、(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸メチル、および(メタ)アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムハライドの中から選ばれる2種または3種以上のモノマーからなるカチオン性ポリマーを0.01〜2質量%、並びに(c)アニオン性界面活性剤および/または両性界面活性剤を5〜50質量%含有する、頭髪用洗浄剤。
【請求項2】
(b)成分がポリ(ジメチルジアリルアンモニウムハライド)型カチオン性ポリマーである、請求項1記載の頭髪用洗浄剤。
【請求項3】
ポリ(ジメチルジアリルアンモニウムハライド)型カチオン性ポリマーが、ジメチルジアリルアンモニウムクロリド・アクリルアミド共重合体、あるいはジメチルジアリルアンモニウムクロリド・アクリル酸・アクリルアミド共重合体である、請求項2記載の頭髪用洗浄剤。
【請求項4】
(c)成分としてのアニオン界面活性剤が、長鎖アシルスルホン酸塩、アルキルエーテル硫酸エステル塩の中から選ばれる1種または2種以上である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の頭髪用洗浄剤。
【請求項5】
(c)成分としてのアニオン界面活性剤が、長鎖アシルスルホン酸塩とアルキルエーテル硫酸エステル塩を、長鎖アシルスルホン酸塩:アルキルエーテル硫酸エステル塩=1:2〜1:10(質量比)の割合で含有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の頭髪用洗浄剤。

【公開番号】特開2010−6744(P2010−6744A)
【公開日】平成22年1月14日(2010.1.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−167749(P2008−167749)
【出願日】平成20年6月26日(2008.6.26)
【出願人】(000001959)株式会社資生堂 (1,748)
【Fターム(参考)】