説明

顔・首用スポーツマスク

【課題】 顔・首の紫外線防止を主な目的として,スポーツや屋外作業等の激しい行動時にも,呼吸が困難とならず,吸汗・速乾性があり,汗によるムレを防止し,サラサラ快適感を保つ,スポーツマスクを提供する。
【解決手段】 本格的なスポーツマスクとして,紫外線をカットし,サラっとした快適さが必要なため,素材には紫外線遮断繊維はもとより,汗を吸汗・速乾する機能を持つ繊維を使用する。また,マスクの形状はズレ防止と呼吸障害除去のため鼻の突起部分(3)と鼻筋(4)を設けるとともに,鼻孔の部分(1)に大きく穴を開ける。また,マスクの上部は目の形に添うように軽く曲線(6)をつける。さらに,激しい動きに対応するためには,口での呼吸が不可欠であり,口の部分(2)にも大きく穴を開ける。また,耳の周辺や首の部分(7)もカバーできる大きさを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は,顔・首の紫外線防止を主な目的として,スポーツや屋外作業等の激しい行動時にも,呼吸が困難とならず,吸汗・速乾性があり,汗によるムレを防止し,サラサラ快適感を保つ,スポーツマスクに関するものである。
【背景技術】
【0002】
顔・首を紫外線から一体的・効果的に防御するマスクがなかった。
また,スポーツ等の時に呼吸困難を充分に克服するマスクがなかった。
さらに発汗によるベトベト感を払拭できるマスクがなく,マスクをはずさざるを得ない状況となっていた。
【先行技術文献】
【0003】
【特許文献1】
【非特許文献1】 ▲1▼登録実用新案第3147099号 ▲2▼意匠登録第1323912号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これは,次のような欠点があった。
(イ)近年,オゾン層の破壊等により,紫外線が健康面・美容面に及ぼす悪影響は増大している。特にスポーツ等の屋外時には沢山の紫外線を浴びることとなり,これを防御するためにはマスクが最適であるが,本格的な対応マスクがなかった。
(ロ)スポーツや屋外作業等の激しい行動時には,呼吸と発汗対策は欠かせない要件であるが,現存するマスクでは,激しい呼吸に対応できるものは皆無であり,息苦しくてとても着用できるものではない。また,発汗によるムレは殆ど除去できておらず,しかも吸汗によりマスクが重くなることやマスクが動きズレが生じること,そして,呼気によるメガネやサングラスのクモリ等,マスクを付けることはスポーツ等での大きな障害となっており,着用は不可能となっていた。
(ハ)顔部分だけでなく首までカバーする一体型のマスクがなかった。
本発明は,以上のような欠点をなくすためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本格的なスポーツマスクとして,紫外線をカットし,吸汗・速乾・ドライ作用もあり,暑さにも強く,サラっと快適さが必要なため,素材には紫外線遮断繊維はもとより,汗を吸汗・速乾する機能を持つ繊維を使用する。
マスクの形状はズレ防止と呼吸障害除去のため鼻の形状の突起部分(3)と鼻筋(4)を設けるとともに,鼻孔の部分に大きく穴(1)を開ける。また,マスクの上部は目の形に添うように軽く曲線(6)をつける。
さらに,激しい動きに対応するには,鼻だけでなく,口での呼吸が不可欠であり,口の部分にも大きく穴(2)を開ける。また,耳の周辺や首の部分(7)もカバーできる大きさとする。
本発明は,以上の構成よりなる顔・首用スポーツマスクである。
【発明の効果】
【0006】
▲1▼顔から耳周辺や顎・首の部分までの広い範囲を紫外線から守り,日焼けを防ぎ,暑さにも強く,健康面・美容面に及ぼす悪影響を除去する。
▲2▼汗をすばやく吸い取り,乾かすことにより,ムレ・不快感を防止し,快適さを保つことができる。紫外線対策以外の目的でも使用できる。
▲3▼鼻と口に大きな穴を設けるため,呼吸障害を完全に克服できる。また,発声障害も解消でき,大声での発声や電話も可能となり,簡単な飲食等も可能となる。
▲4▼ズレ防止とムレ防止対策により,極めて激しい動きにも適応できる。
▲5▼ムレ防止と鼻・口の穴開けによりメガネ・サングラスがくもらない。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の側面図である。
【図2】本発明の側面図(立体図・使用例)である。
【図3】本発明の斜視図である。
【図4】本発明の正面図(立体図・使用例)である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下,本発明を実施するための形態について説明する。
▲1▼マスクの素材には紫外線遮断繊維はもとより,汗を吸汗・速乾する繊維を使用する。
▲2▼マスクは鼻の形状の突起部分(3)と鼻筋(4)を設けるとともに,鼻孔の部分(1)と口の部分(2)に大きく穴を開ける。また,マスクの上部は目の形に添うように軽く曲線(6)をつける。
▲3▼顔の部分だけでなく,耳周辺や顎の下・首の部分(7)も紫外線を防げる大きさとする。
本発明は,以上のような構造である。
【符号の説明】
【0009】
1 鼻呼吸用穴
2 口呼吸用穴
3 鼻突起部分
4 鼻筋
5 耳掛用穴
6 眼下曲線
7 首

【特許請求の範囲】
【請求項1】
マスクの大きさを,顔の部分だけでなく,耳周辺や首の部分(7)までも紫外線を防げる一体型の大きさとした。
【請求項2】
マスクには鼻の形状の突起部分(3)と鼻筋(4)を設けるとともに,鼻孔の部分と(1)口の部分(2)にも大きく穴を開ける。また,マスク上部は目の形に添うように軽く曲線(6)をつける。
【請求項3】
マスクの素材は紫外線遮断繊維および汗を吸汗・速乾する繊維を使用する。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−30020(P2012−30020A)
【公開日】平成24年2月16日(2012.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−181931(P2010−181931)
【出願日】平成22年7月29日(2010.7.29)
【出願人】(510222073)
【Fターム(参考)】