説明

顧客の繋ぎ止めと、製品の展示と、店舗/コンタクト・センタ/インターネットを結合するシステムと方法

【課題】 製品特にソフトを顧客に所定の時間提供する。
【解決手段】 本発明の製品を顧客に所定の時間提供する方法は、(A)小売りサーバ・ノードが、店舗内の顧客のプレゼンスの検知を受領するステップと、(B)前記小売りサーバ・ノードが、顧客を特定するステップと、(C)前記小売りサーバ・ノードが、前記顧客が製品に関し過去に問い合わせを行ったか否かを決定するステップと、(D)前記小売りサーバ・ノードが、過去の問い合わせに対する問い合わせ情報を取り出すステップと、(E)前記小売りサーバ・ノードが、前記製品を前記顧客の携帯デバイスに、前記取り出した問い合わせ情報に基づいて、入れるステップと、を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、顧客のロイヤリティと、製品の展示と、店舗と、コンタクト・センタ/インターネットを結合するシステムと方法に関する。
【背景技術】
【0002】
会社は、顧客の商品購入に関する情報をしばしば保存しておく。例えばウエブサイトを有する小売業者は、ウエブサイト上での過去の購入に関するデータを保存している。別の例としては、ロイヤリティ・プログラムを有する小売業者は、ロイヤリティ番号を使用して、店舗における顧客の購入を追跡している。しかし、これらのデータは、様々なタイプの顧客の活動に関し相関づけてはいない。例えば、ウエブサイトでの購入は、店舗における購入と関連付けられてはいない。更に会社は、調査結果の情報を記録しておらず、単に購入に関する情報のみを記憶している。
【0003】
他の顧客の調査結果と商品購入に関する情報がないと、会社は、様々な顧客の動きについて関連付けた販売の効率を上げることは、できない。例えばインターネット上で商品購入に関する情報をサーチした顧客が、その後その製品を購入するために、店舗にどの程度いくかについての調査、あるいはユーザがウエブサイト上で製品を買うために店舗でその製品を調査するかについての割合について調査を、していない。更に会社は、顧客により行われた製品調査を、プロモートする機会も失っている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般的に、ソフトウエアア・プリケーションを購入用にテストするには、ユーザは、テスト用アプリケーションを自分のコンピュータシステムにダウンロードしなければならない。かくして、ユーザがソフトウエアの購入を検討している場合には、ユーザは、自分のパソコン上でアプリケーションを検査する必要がある。これらのテスト用アプリケーションは、登録キーが提供されない限り、限られた期間のみ提供されるだけである。所定時間経過後は、テスト用アプリケーションは、アンインストールされたり修正されたりして、使用できなくなる。しかし、これらのテストアプリケーションは、時にハッカーに会い、悪意あるユーザは、このアプリケーションを購入せず、使用することができる。更にユーザは、この方法でテストアプリケーションを用いる時には、ガイダンス等他の補助手段を有しない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものである。本発明によれば、顧客による調査あるいは問い合わせに関する情報を記憶するシステムを提供する。本発明のシステムは、顧客サービス・サーバを有する。このサーバが、複数のソースから情報を受領する。例えば、店舗のセールスエージェントやウエブサイトあるいはコールセンターのエージェントから情報を受領する。これらの情報は、集められ関連付けられ、更に様々なソースからの問い合わせを相関付ける。更にユーザが店舗に入った時に、ノードあるいは店舗におけるサーバが、テストアプリケーションをユーザの携帯機器に入ることができる。これらのテストアプリケーションは、顧客が店舗にいる間のみ提供される。かくして、アプリケーションのハッキングは阻止できる。更に店舗でアプリケーションを使用する顧客において、セールス・エージェントは、顧客をアシストすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】顧客との相互会話と顧客の動きの情報を記憶するシステムのブロック図。
【図2】小売りサーバ・ノードの一実施例のブロック図。
【図3】携帯装置の一実施例のブロック図。
【図4】コンピュータシステムにより記憶され送受信され、顧客の動きの記録を表すデータ構造のブロック図。
【図5】顧客の動きの情報を受領し記憶するプロセスのフローチャート図。
【図6】過去の顧客の動きに基づいてテスト用に顧客に提供する製品を決定するプロセスのフローチャート図。
【図7A】テスト用のソフトウエアアプリケーションを顧客の携帯装置に入れ込むプロセスのフローチャート図。
【図7B】テスト用のソフトウエアアプリケーションを顧客の携帯装置に入れ込むプロセスのフローチャート図。
【図8】本発明のシステムと方法を実行するコンピュータシステムのブロック図。
【図9】本発明のシステムと方法を実行するコンピュータシステムのブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
システム100は、顧客情報を登録し、この顧客情報と製品とサービスを関連付ける。システム100は、顧客サービス・サーバ110を含む。顧客サービス・サーバ110は、ハードウエアあるいはソフトウエアであり、これに関しては図8,9で説明する。一般的に、顧客サービス・サーバ110は、コンピュータシステムで、複数のソースから顧客に関する入力を受領し、この入力を関連付け、統合して、顧客情報データベース112に記憶させる。この入力情報は、会社あるいは組織に関連するリテール・アウトレットにおける顧客による顧客のアクティビティ(以下「行動」とも称する)である。顧客の行動は、商品の購入に関する情報、インターネット、店舗あるいは電話等で行われるサーチ、支払い方法のオプションに関する問い合わせ、製品保証に関する問い合わせ、店舗への訪問回数、店舗の位置、訪問時間、あるいは他の情報、会社に関連するウエブサイトへの訪問回数、訪問時間、あるいは他の情報等を含む。リテール・アウトレットは、店舗、インターネットサイト、コールセンター、あるいは他のエンティティ、あるいはロケーションのいずれかである。このリテール・アウトレットでは、顧客は、会社あるいは組織に関連する製品あるいはサービスの購入あるいは調査ができる。
【0008】
図1に、様々なリテールアウトレットとの接続を示す。一実施例において、顧客は、ユーザのコンピュータ114を用いて、ネットワーク116を介して、ウエブサイト(図示せず)と通信する。ユーザのコンピュータ114は、図8,9に記載したコンピューティング・システムである。同様に、ネットワーク116は、図8,9で説明する通信システムあるいはプロトコルである。ウエブサイトによる通信は、顧客サービス・サーバ110によりモニターされる。ユーザが、例えば製品あるいはサービスのサーチを行うと、要求されたサーチと受領した結果とその製品に関する更なる情報を、モニターし、顧客情報データベース112に記憶する。
【0009】
更なる実施例においては、顧客サービス・エージェント118は、顧客サービス・サーバ110と通信する。顧客サービス・エージェント118は、コールセンター・システムであり、電話の呼び、他の顧客とのコンタクト、例えばeメールメッセージ、インスタントメッセージ等を受領する。かくして、顧客サービス・エージェント118は、図8,9で説明するように、コールセンターとなりうるコンピュータシステムあるいはコンピュータネットワークである。更に、顧客サービス・エージェント118は、図8,9で説明するコンピュータシステムあるいはネットワークであり、これはメールオーダー処理システムの一部でもよい。顧客サービス・エージェント118を実現する様々な種類のシステムは、黒丸の小売アウトレット122で表す。顧客サービス・エージェント118は、サーチ、問い合わせ、購入あるいは他の顧客アクティビティを、顧客サービス・サーバ110に通知する。
【0010】
システム100は、店舗102を有する。店舗102は、実際の店舗でもよく、顧客は製品、サービスを見ることができ、更にこれらの製品あるいはサービスに関する情報を集めることができる場所を指す。店舗102は、小売りサーバ・ノードであるサーバ106を有する。サーバ106は、図8,9に示すコンピュータシステムである。他の実施例においては、サーバ106は、ネットワークノード、例えば無線アクセスポイント、物理的ネットワーク接続(例えば携帯機器108に接続されるイーサーネットケーブル)でもよい。サーバ106は、携帯機器108と通信する。他の実施例においては、顧客サービス・サーバ110は、携帯機器108と、サーバ106を介して、通信する。店舗102内のシステムは、顧客に関連する携帯機器108と通信することもできる。携帯機器108は、あらゆるタイプのコンピューティング・システムであり、携帯用あるいは図8,9に示すものである。例えば携帯機器108は、携帯電話、パーソナルデジタルアシスタント、ラップトップコンピュータ、ネットブックコンピュータ等である。
【0011】
店舗102は、geo-fence境界104で規定されるか、携帯機器108が、境界104内にあるよう規定される。geo-fence境界104は、店舗102の実際の大きさに類似する。これにより、サーバ106は、顧客に関連する携帯機器108が店舗102内にあるかその近傍にあるかを決定できる。Geo-fencingとロケーションの決定は、米国特許出願第12/566,558、米国特許出願第12/240,256、米国特許出願第12/561,459に開示されている。一実施例において、サーバ106は、携帯機器108と通信できるのは、携帯機器108が境界104あるいは店舗102内にある時である。携帯機器108の位置は、GPS、geo-fence、三角測定法、携帯機器108のプレゼンスを決定し発行するスループレゼンス・システムにより決定される。
【0012】
店舗102は、店内エージェント120を有する。この店内エージェント120は、図8,9に記載するコンピュータシステムである。顧客サービス・エージェント118と同様に、店内エージェント120のコンピュータ・システムにより、店舗102にいるセールスエージェントあるいは顧客サービスエージェントは、顧客サービス・サーバ110に情報を通知することができる。顧客サービス・サーバ110に通知された情報は、サーチ、問い合わせ、購入あるいは顧客のアクティビティを含む。
【0013】
顧客サービス・サーバ110は、顧客サービス・エージェント118,小売アウトレット122,ユーザのコンピュータ114,店舗102から、様々な情報を受領する。一実施例においては、顧客サービス・サーバ110は、顧客サービス・エージェント118,小売アウトレット122,ユーザのコンピュータ114,店舗102からの入力を顧客に関連付ける。顧客サービス・サーバ110は、ユーザネーム、パスワード、顧客ネーム、携帯電話番号、固定電話番号、他の生体情報を、関連付ける。これらは、顧客サービス・エージェント118,小売アウトレット122,ユーザのコンピュータ114,店舗102からの通信によって得られたものである。入力情報を送る顧客サービス・エージェント118,小売アウトレット122,ユーザのコンピュータ114,店舗102であれ、顧客サービス・サーバ110は、入力情報をその顧客と関連付け、この入力情報を顧客の顧客アクティビティ履歴に記憶する。
【0014】
一実施例において、サーバ106は、情報を携帯機器108に入れる。例えば、サーバ106は、携帯機器108に、ソフトウエア・アプリケーションあるいは携帯機器108上に既にあるソフトウエア・アプリケーションへ、修正情報を入れる。この修正情報は、新たな機能あるいは追加的な機能あるいは修正を含む。これにより、携帯機器108上でのフューチャーの利用が可能になったり不可能になったりする。かくして、顧客サービス・サーバ110が、顧客のアクティビティからあるいは携帯機器108からの通信から、ユーザはソフトウエアアプリケーションをテストしようとしていると決定すると、サーバ106は、ソフトウエアアプリケーションを携帯機器108に入れる。一実施例において、ソフトウエアアプリケーションは、携帯機器108が境界104又は店舗102の内部あるいはその近傍にいる時のみ機能する。ソフトウエア、製品あるいはサービスを携帯機器108に入れるサーバ106の実施例を図2に示す。
【0015】
一実施例において、サーバ106は、製品又はサービスに関する情報を入れる。かくして、サーバ106は、顧客サービス・サーバ110からの過去の顧客アクティビティを決定し受領する。その後サーバ106は、過去の顧客アクティビティを、店舗102内の携帯機器の物理的位置に関連付ける。ユーザが過去の顧客アクティビティに関連する製品又はサービスを展示する店舗102の領域内にいる場合には、サーバ106は、その製品又はサービスに関する情報を、携帯機器108に送る。この送られた情報は、セールス情報あるいは製品情報である。
【0016】
一実施例において、顧客サービス・サーバ110は、データ要素(例、クッキー)をユーザのコンピュータ114に入れる。クッキーは、顧客用に、顧客情報デーテベース112内のデータの一部を記憶する。クッキーは、将来取り出せるように、情報を記憶する。ある状況において、クッキーは、特定の業者に関連せずに他の業者に関連する顧客アクティビティも記憶することもできる。かくしてクッキーは、別の業者あるいは小売業者により提供される様々な製品に関連する顧客のアクティビティ情報を記憶する。クッキーは、顧客アクティビティの記録の一部を含み、これに関しては図4で説明する。
【0017】
図2の小売サーバノード200の実施例は、図1のサーバ106のそれ同一又は類似である。小売サーバノード200は、図8,9で説明するコンピュータシステムである。そのため、小売サーバノード200の構成要素は、プロセッサー上で実行されるソフトウエアあるいはインストラクションである。他の実施例においては、小売サーバノード200は、ASIC(application specific integrated circuit)、FPGA(field programmable gate array)で実現される特殊目的のハードウエアあるいは他のハードウエア・デバイスである。図2の構成要素は、ハードウエア、ソフトウエア、ファームウエアの組み合わせでもよい。
【0018】
小売サーバノード200は、インターフェース202を有する。インターフェース202は、携帯機器108と通信するハードウエアあるいはソフトウエアである。代表的なインターフェースは、規格802.11g,規格802.11N、Bluetooth、他の無線システムで通信できる無線アクセス・ポイントを含む。他の実施例においては、インターフェース202は、有線の通信リンク、例えば店舗102内のイーサーネットあるいはLANへの他の接続媒体である。インターフェース202は、携帯機器108との間でデータのやり取りをする。一実施例においては、インターフェース202は、利用可能な接続を全ての携帯機器にブロードキャスト(放送)することにより、通信セッションを開始する。インターフェース202は、リクエストを受領し通信セッションを開始する。
【0019】
初期接続をインターフェースに行うと、携帯機器108は、小売サーバ(ノード)200に、登録要素208を介して、登録することが要求される。登録要素208は、インターフェース202と通信して、登録手続きを完了させる。登録要素208は、識別情報(例えばユーザネーム、パスワード、携帯機器の識別子、他の識別子)を要求する。登録は、ユーザに対し、あるアプリケーションをインストールすること、あるいは小売サーバノード200にアカウントを確立することを、要求する。登録後、登録要素208は、アプリケーション・エンジン210と、携帯機器108のプレゼンスと登録を、通信する。携帯機器108のプレゼンスは、携帯機器の物理的プレゼンス(物理的ロケーションにより定義される)により行われるか、あるいは他の実施例においては、プレゼンスサーバあるいはシステムにより定義される。更に登録要素208は、登録情報を、アプリケーション・エンジン210に通信する。これにより、アプリケーション・エンジン210は、携帯機器108に関連する顧客を同定(特定)する。
【0020】
一実施例においては、ハートビート要素206は、ハートビート信号を携帯機器108に送ることを、開始する。ハートビート信号は周期的信号であり、これにより、小売サーバノード200が、携帯機器108は店舗102内にいるか否かを、決定できる。他の実施例において、ハートビート要素206は、アプリケーションを携帯機器108内に入れ、これにより、携帯機器108が、ハートビート信号を小売サーバノード200に送る。すると、ハートビート要素206は、このハートビート信号を受領し、携帯機器108が店舗102内にいると決定する。
【0021】
プレゼンス・検出要素204は、携帯機器108のプレゼンスが継続していると決定する。例えばハートビート要素206は、プレゼンス・検出要素204に、ハートビート信号を受領し続けている旨の信号を送る。ハートビート信号が停止すると、ハートビート要素206は、プレゼンス・検出要素204に信号を送る。すると、プレゼンス・検出要素204は、アプリケーション・エンジン210と通信して、携帯機器108は既に店内にはいないことを通知する。或いは他の実施例においては、プレゼンス・検出要素204は、携帯機器108が店内にいることを決定する。例えば、プレゼンス・検出要素204は、ロケーション識別子(GPSのロケーション識別子あるいは3個以上の携帯電話の通信タワーからの三角法によるロケーション識別子)を携帯機器108から受領する。プレゼンス・検出要素204は、このロケーション識別子を店舗102のロケーションと比較する。ロケーションを比較した結果、プレゼンス・検出要素204は、アプリケーション・エンジン210に、携帯機器108のプレゼンスを通知する。
【0022】
アプリケーション・エンジン210は、アプリケーションを携帯機器108に入れるソフトウエアである。一実施例において、アプリケーション・エンジン210は、携帯機器108との通信を開始する。この通信は、インターネットページを介した、携帯機器108に送られるインスタントメッセージ、eメール、電話の呼び、あるいは他の通信である。通信は、顧客が、携帯機器108に入れるべきアプリケーションを(顧客がテストするために)望んでいるか否かのリクエストである。小売サーバノード200は、顧客データと他の情報を、顧客サービス・サーバ110に送る。顧客データで、顧客サービス・サーバ110は、顧客を特定し、顧客によるアクティビティを記録し、顧客が興味を有するテスト用アプリケーションを、小売サーバノード200に入れる。
【0023】
顧客がアプリケーションをテストすることを望むと、アプリケーション・エンジン210は、アプリケーション・データベース212からアプリケーションを取り出す。アプリケーション・データベース212は、図8,9で説明するアプリケーションあるいはハードウエアである。アプリケーション・データベース212は、携帯機器108用のアプリケーションを記憶する。顧客サービス・サーバ110は、アプリケーションを、小売サーバノード200に送り、それをアプリケーション・データベース212に記録する。小売サーバノード200に顧客サービス・サーバ110により送信されたアプリケーションは、顧客のIDに依存する。
【0024】
顧客が、テストアプリケーションを購入しようと決定すると、携帯機器108は、購入要求信号を、アプリケーション・エンジン210に送る。すると、アプリケーション・エンジン210は、セールス・アプリケーション214に、顧客の決定を伝える。セールス・アプリケーション214は、ソフトウエアの購入を実行する。他の実施例においてはセールス・アプリケーションは、店舗102にいるセールス・エージェントあるいはコンピュータに、要求された購入に関し警報を発する。その後、購入は、店舗102内で通常の手順で行われる。
【0025】
図3に、携帯機器300の実施例を示す。携帯機器300は、携帯機器108と同一あるいは類似である。携帯機器300は、図8,9で説明するコンピュータ・システムである。携帯機器300の構成要素は、プロセッサ上で実行されるソフトウエアあるいはインストラクションである。携帯機器300は、図3に示されていない他の構成要素も含む。図3で説明される構成要素は、小売サーバノード200との相互作用の間、携帯機器300に対し行われる変更に関連する。
【0026】
携帯機器300は、インターフェース302を有する。インターフェース302は、小売サーバノード200と通信するハードウエアあるいはソフトウエアである。代表的なインターフェースは、規格802.11g,規格802.11N、Bluetooth、他の無線システムで通信できる無線アクセス・ポイントを含む。他の実施例においては、インターフェース302は、有線の通信リンク、例えば店舗102内のイーサーネットあるいはLANへの他の接続媒体である。インターフェース302は、小売サーバノード200との間でデータのやり取りをする。一実施例においては、インターフェース302は、利用可能な接続を全ての携帯機器にブロードキャスト(放送)することにより、通信セッションを開始する。インターフェース302は、リクエストを受領し通信セッションを開始する。
【0027】
一実施例においては、ハートビート要素304は、ハートビート・アプリケーションを受領し、それをインストールし、ハートビート信号を小売サーバノード200に送ることを、開始する。ハートビート信号は周期的信号であり、これにより、携帯機器300が店舗102内にいるか否かを、示す。他の実施例において、ハートビート・アプリケーションは、ハートビート信号を、小売サーバノード200から受領する。これにより、携帯機器300が、携帯機器300が領域104内にいるか、店舗102内にいるか否かを、決定できる。ハートビート信号を受領すると、携帯機器300は店舗102内にいると決定できる。
【0028】
アプリケーション306は、小売サーバノード200からダウンロードできるアプリケーションである。アプリケーション306は、携帯機器300上でファンクションを実行するプロセスあるいはソフトウエアプログラムである。アプリケーション306は、アプリケーション・データベース308内に記憶され、携帯機器300上でプロセッサにより実行される。アプリケーション・データベース308は、図8,9で説明する記憶媒体あるいはデータベースである。一実施例においては、アプリケーション306は携帯機器300のユーザにより選択され、インターフェース302か送信されたリクエストに応じて、携帯機器に入れられ、更に小売サーバノード200に入れられる。
【0029】
一実施例において、小売サーバノード200は、アンインストール・プログラム310を携帯機器300に入れる。アンインストール・プログラム310は、携帯機器300が境界104あるいは店舗102を出た時に、アプリケーション306をアンインストールするソフトウエアプロセスあるいはアプリケーションである。かくして、アンインストール・プログラム310は、アプリケーション306をアプリケーション・データベース308から消去するか、アプリケーション306の一部を上書きして、アプリケーションを実行不可能にする、あるいはアプリケーション306の実行を禁止をするようなアクションを実行する。一実施例において、アンインストール・プログラム310は、アプリケーション306と共に携帯機器300に入れられる。これは、ユーザに知らせずに行われる。アプリケーション306をアンインストールした後、アンインストール・プログラム310は、それ自身をもアンインストールして、携帯機器に入れられたダウンロード・プログラムを削除する。ユーザが、アプリケーション306を小売サーバノード200を介して、購入した場合には、インターフェース302は、購入を確認する信号を受領する。この受領した信号は、アンインストール・プログラム310に送られ、これによりアンインストール・プログラム310をジスエーブルあるいは消去する。これにより、携帯機器が境界104又は店舗102を出た場合でも、アプリケーション306の実行が可能となる。
【0030】
図4に、顧客のアクティビティを記憶するデータ構造400の実施例を示す。データ構造400は、1人の顧客用の顧客アクティビティ記録を表す。顧客情報データベース112内に記憶された複数の顧客には複数のデータ構造400がある。各顧客は、別々のデータ構造400を有する。一実施例において、データ構造400は、顧客により購入されたり調査されたりする製品又はサービス用に、エントリ412,414,416を有する。例えばエントリ412は、ACME Ray 製品に関連する顧客アクティビティを記憶し、エントリ414は、ACME Hole 製品に関連する顧客アクティビティを記憶し、エントリ416は、ACME Paint serviceに関連する顧客アクティビティを記憶する。
【0031】
各エントリ412,414,416は、フィールドを有する。一実施例において、エントリ412,414,416は、製品又はサービスのフィールド402、店内で製品を顧客がサーチしたか否かのフィールド404、インターネットウエブサイト上で製品を顧客が調査したか否かのフィールド406、データフィールドへ電話で製品の調査を顧客がしたか否かのフィールド408、顧客が製品を購入したか否かのフィールド410を含む。他のフィールド(図示せず)は、例えば、顧客が製品をいかに購入したか(例、電話で、インターネットウエブサイトで、店舗で)の表示、顧客が製品を購入した店舗のID、情報を顧客に提供した顧客エージェント、コールセンター、ウエブサイト、製品又はサービスを店舗の顧客に販売した顧客エージェント、コールセンター、ウエブサイト、他のリテールアウトレット(メールオーダー、アウトレットストアー、第三者の小売業者の小売業者等)、顧客ID情報、顧客生体情報、あるいは他の情報を含む。
【0032】
代表的なデータエントリは、顧客アクティビティ記録であるデータ構造400に含まれる。例えば、顧客アクティビティ記録400に関連する顧客が、エントリ412内のACME Ray 製品を店舗(エントリ412の店舗404内のYes418で示される)で、インターネットウエブサイト(エントリ412内のインターネットウエブサイト406内のYes420で示される)で調査する。顧客は、ACME Ray 製品を購入する(エントリ412用の製品410内のYes424により表される)、同様に、顧客は、エントリ416内のACME Paint serviceを調査する。顧客は、ACME Paint serviceをインターネットウエブサイト(エントリ416用のインターネットウエブサイト406内のYes420で示される)で、顧客サービスエージェントへの電話(エントリ416用のデータフィールド408内のYes422により示される)を介して、顧客は、このサービスを購入する(エントリ416用の製品410内のYes426により示される)。反対に、顧客がエントリ414に関連するACME Hole 製品を調査するが、その製品を買わない(エントリ414用の製品410内のNoにより示される)。
【0033】
図5に顧客アクティビティの情報を集める方法500を示す。本発明の方法500は、ステップ502で開始し、ステップ520で終了する。図5に、本発明の方法500のステップの順番を示すが、本発明の方法500は、図5とは異なるステップの順番あるいは数でもよい。本発明の方法500は、コンピュータシステムで実行可能なインストラクションとして実行され、記憶媒体上に記憶される。以下、本発明の方法500を、図1−4のシステム要素、モジュール、ソフトウエア、データ構造を参照して、以下説明する。
【0034】
システム100は、ステップ504で、製品又はサービスに関する問い合わせを受領する。この問い合わせは、情報のリクエスト、製品またはサービスのサーチ、購入決定、苦情、推薦状、他の顧客アクティビティを含む。問い合わせは、顧客とのインターフェースで受領する。例えば、問い合わせは、コールセンターあるいはメールオーダーセンターで動作する顧客サービス・エージェント118により、顧客サービス・サーバ110上で実行されるウエブサイトにより、店舗102上の店内エージェント120により、第三者のベンダーにより、顧客サービス・サーバ110と通信する他のエンティティあるいはシステムにより、受領される。顧客サービス・サーバ110は、顧客情報データベース112内に、顧客アクティビティ記録400への問い合わせを、記憶する。
【0035】
この問い合わせに応答して、本発明のシステム100は、問い合わせに関連する結果を顧客に送る(ステップ506)。この結果は、問い合わせへの適切な応答である。この応答には、例えば情報の提供、サーチ結果の提供、購入の完了、製品又はサービスの提供、苦情への応答、推薦状への応答、顧客アクティビティへの他の応答を含む。一実施例においては、顧客サービス・サーバ110は、この応答をインターフェースを介して、提供する。例えば、コールセンターあるいはメールオーダーセンターで動作する顧客サービス・エージェント118により、顧客サービス・サーバ110上で実行されるウエブサイトにより、店舗102上の店内エージェント120により、第三者のベンダーにより、顧客サービス・サーバ110と通信する他のエンティティあるいはシステムにより、受領する。顧客サービス・サーバ110は、顧客情報データベース112内に、顧客アクティビティ記録400への問い合わせを、記憶する。
【0036】
問い合わせの指示、問い合わせのコンテンツ、あるいは問い合わせの結果を記憶するために、顧客サービス・サーバ110は、問い合わせが、前の問い合わせに関連するか否かを決定する(ステップ508)。この為、顧客サービス・サーバ110は、顧客情報データベース112に登録されている顧客アクティビティ記録400をサーチする。顧客ID(例、顧客の名前、クレジットカード番号、ロイヤリティプログラム識別子等)と製品又はサービスのID(例、在庫番号、製品又はサービス番号、)が、問い合わせの間に、提供される。顧客アクティビティを用いて、その顧客に関連する顧客アクティビティ記録400を見出す。その後、顧客サービス・サーバ110は、顧客アクティビティ記録400をサーチして、製品又はサービスが、製品データ・フィールド402にリストアップされているか否かを決定する。製品又はサービスが製品データ・フィールド402内にリストアップされている場合には、本発明の方法500は、YESでステップ512に行く。逆に、そうでない場合には、本発明の方法500は、NOで、ステップ510に行く。
【0037】
ステップ512で、顧客サービス・サーバ110は、顧客アクティビティを顧客アクティビティ記録400に追加する。例えば、顧客アクティビティがインターネット上のACME Holeサーチ問い合わせの場合には、顧客サービス・サーバ110は、エントリ414用のインターネット・データ・フィールド406内にYESを登録する。その製品又はサービス用のエントリフィールドがないか、あるいはユーザ用の顧客アクティビティの記録がない場合には、顧客サービス・サーバ110は、問い合わせ情報を新たなエントリとして作り、記憶する(ステップ510)。かくして、顧客サービス・サーバ110は、顧客アクティビティ記録400を作るか、あるいは既存の顧客アクティビティ記録400内に、新たなエントリを作る。その後この情報をエントリ内に記憶する。例えばサービスACME Paint の名前を、製品名フィールド402に書き込み、YESを、エントリ416用のインターネット・データ・フィールド406内に記憶する。その結果、顧客サービス・サーバ110は、顧客が興味を持っている製品又はサービスに関連する顧客アクティビティを、追跡できる。この追跡情報により、会社は、顧客のアクティビティを決定し、電話、ウエブサイト、メールオーダープロセス、店舗における問い合わせの間の相関関係を規定することができる。
【0038】
顧客サービス・サーバ110は、問い合わせに関連する製品の購入がなされたか否かを決定する(ステップ514)。顧客サービス・サーバ110は、製品又はサービスが販売された場合には、顧客アクティビティインターフェースから販売(購入)情報を受領する。販売(購入)情報を受領すると、顧客サービス・サーバ110は、購入がなされたと決定し、本発明の方法500は、YESでステップ516に行く。購入がなされない場合には、本発明の方法500は、NOでステップ518に行く。ステップ516で、顧客サービス・サーバ110は、購入情報を顧客アクティビティ記録400に追加する。例えば購入がACME Reyに対しなされた場合には、顧客サービス・サーバ110は、YESを、エントリ412の購入フィールド424に記憶する。この変更された顧客アクティビティ記録400を顧客情報データ・ベース112内に記憶するか、ユーザのコンピュータ114上のクッキーあるいはデータ要素として記憶する。
【0039】
その後、顧客サービス・サーバ110は、別の問い合わせがあるか否かを決定する(ステップ518)。顧客サービス・サーバ110は、同一あるいは別の顧客から、別の問い合わせを待つ。別の問い合わせを受領すると、本発明の方法500は、YESでステップ504に戻る。別の問い合わせがない場合には、本発明の方法500は、NOで最終ステップ520に行く。顧客サービス・サーバ110は、これ以降別の問い合わせを待つ。かくして、本発明のシステム100は、全ての組織のインターフェースに跨る顧客アクティビティを追跡する。この顧客アクティビティは、複数回の購入決定である。
【0040】
図6に、問い合わせに関連するデモ製品を顧客に与える本発明の方法600を示す。本発明の方法600は、ステップ602で開始し、ステップ618で終了する。図6に、本発明の方法600のステップの順番を示すが、本発明の方法600は、図6とは異なるステップの順番あるいは数でもよい。本発明の方法600は、コンピュータシステムで実行可能なインストラクションとして実行され、記憶媒体上に記憶される。以下、本発明の方法600を、図1−4のシステム要素、モジュール、ソフトウエア、データ構造を参照して、以下説明する。
【0041】
小売りサーバノード106は、店舗102内の顧客のプレゼンスの検知を受領する(ステップ604)。この実施例において、顧客に関連する携帯機器108は、店舗102内で携帯機器108のプレゼンス信号を発する。例えば、携帯機器108は、Bluetooth接続のリクエストをブロードキャストするか、店舗間のネットワークに物理的に接続された後、ハンドシェイク・シーケンスを開始させる。他の実施例においては、小売りサーバノード106は、通信開始信号を送り、携帯機器108のプレゼンス信号として、応答を受領する。
【0042】
その後、小売りサーバノード106は、顧客のIDを決定する(ステップ606)。顧客を特定するために、小売サーバノード200の登録要素208は、登録リクエストを、インターフェース202から携帯機器300のインターフェース302に送る。登録リクエストは、携帯機器300のユーザにより入力されるべき情報のアイテムに対するリクエストを含む。ユーザはこのリクエストに応答するが、これは、小売サーバノード200のユーザインターフェースに情報を入力することより、行われる。登録に関連する情報は、その後インターフェース302により、小売サーバノード200のインターフェース202に送られる。その後、この情報は、登録要素208にインターフェース202から送られる。顧客IDは登録情報から決定される。例えば、ユーザが、名前あるいは他のIDを入力すると、小売サーバノード200は、その情報を顧客サービス・サーバ110に送る。そして顧客サービス・サーバ110は、顧客情報データベース112を調査して、顧客IDを得る。一実施例において、小売サーバノード200も、登録のIDを、アプリケーション・エンジン210に送ることができる。
【0043】
顧客は買い物を開始する。一実施例において、顧客は製品に関する問い合わせをする。製品用の製品IDは、小売サーバノード200により顧客サービス・サーバ110に送られる。しかし、顧客サービス・サーバ110は、顧客が製品IDで製品への問い合わせを過去に行ったか否か、製品又はサービスへの問い合わせを行ったか否かの決定をする(ステップ608)。顧客サービス・サーバ110は、顧客情報データベース112を調査して、顧客に関連する顧客アクティビティ記録400を得る。言い換えると、顧客サービス・サーバ110は、顧客アクティビティ記録400が顧客のID情報を含むか否かを決定する。顧客アクティビティ記録400が顧客IDを含む場合には、顧客サービス・サーバ110は、製品又はサービスに関連するエントリ412,414,416のサーチを行う。エントリ412,414,416が存在する場合には、本発明の方法600は、YESでステップ610に行く。存在しない場合には、本発明の方法600は、NOでステップ610行く。
【0044】
ステップ612において、顧客サービス・サーバ110は、問い合わせ情報を顧客アクティビティ記録400から取り出す。例えば顧客サービス・サーバ110は、エントリ412,414,416内の顧客により問い合わせられた製品又はサービス402を取り出す。例えば顧客サービス・サーバ110は、製品データ・フィールド410内の購入に関連する問い合わせ情報を削除する。かくして情報は、顧客が興味を持っているが未購入の製品又はサービスのみを含む。
【0045】
小売サーバノード200又は顧客サービス・サーバ110は、現在問い合わせをしたか否かを決定する。一実施例において、小売サーバノード200又は顧客サービス・サーバ110は、メッセージを携帯機器300に送る。このメッセージは、顧客が製品(例、携帯機器300用のソフトウエア・アプリケーション)に興味を持っているか否かのリクエストである。インターフェース302は、このリクエストを受領し、このリクエストを携帯機器のユーザ・インターフェース上に表示する。他の実施例においては、セールス・エージェントが、情報を、店内エージェント・コンピュータ120から小売サーバノード200又は顧客サービス・サーバ110に送る。この情報は、店舗102内で問い合わされた製品/サービスの詳細である。現在問い合わせがなされた場合には、本発明の方法600は、YESでステップ614に進む。なされない場合には、本発明の方法600は、NOでステップ616に進む。
【0046】
小売サーバノード200は、製品(ソフトウエア)を携帯機器108に入れる(ステップ614)。製品に関しユーザが過去又は現在に問い合わせ行っている場合には、小売サーバノード200は、その製品を携帯機器108に入れる。製品は、携帯機器108上で実行されるソフトウエア・アプリケーションである。かくして顧客は、アプリケーションが用いられるのと同一環境(即ち、携帯機器108がアプリケーションを実行する環境)で、アプリケーションをテストできる。このソフトウエア・アプリケーションは、顧客サービス・サーバ110から、小売サーバノード200に送られ、更に携帯機器108に送られる。図7A,7Bに、製品を携帯機器108に入れる方法の実施例を示す。
【0047】
小売サーバノード200は、顧客との相互作用で集められた情報を、顧客サービス・サーバ110に送る。顧客サービス・サーバ110は、問い合わせ又は購入情報を、顧客情報データベース112内に登録する(ステップ616)。顧客サービス・サーバ110は、顧客アクティビティ記録400を創設し、新たな情報を顧客アクティビティ記録400内に入れる。入れられた情報により、YESをデータ・フィールド404内に書き込み、新たな即ち修正されたエントリ412,414,416得る。更にこの情報は、顧客が製品を購入した場合には、YESをデータ・フィールド410内に描き込む。
【0048】
図7A,7Bに、製品(例えばソフトウエアアプリケーション)を顧客の携帯装置に入れる本発明の方法700を示す。図7Aは、小売サーバノードの観点からプロセス700を示し、図7Bは、携帯機器の観点からのプロセス719を示す。一般に本発明の方法700,719は、ステップ702,720開始し、ステップ718,736で終了する。図7A,7Bに、本発明の方法700,719のステップの順番を示すが、本発明の方法700,719は、図7A,7Bとは異なるステップの順番あるいは数でもよい。本発明の方法700,719は、コンピュータシステムで実行可能なインストラクションとして実行され、記憶媒体上に記憶される。以下、本発明の方法700,719を、図1−4のシステム要素、モジュール、ソフトウエア、データ構造を参照して、以下説明する。
【0049】
携帯機器108を持った顧客が、店舗102に入る(ステップ722)。顧客が境界104に入ると、小売サーバノード200は、携帯機器108のプレゼンスを検知する(ステップ704)。携帯機器108のプレゼンスの決定、登録、相互作用は、図6で説明したとおりである。その後、小売サーバノード200は、テスト用に利用できるソフトウエアアプリケーションの通知を入れる(ステップ706)。この通知は、ウエブページあるいは他の表示可能なアラートであり、このアラートを、顧客は携帯機器108のインターフェース上で見ることができる。一実施例においては、小売サーバノード200のアプリケーション・エンジン210は、通知を生成し、この通知をインターフェース202に送り、更に携帯機器108に送る。携帯機器108は、利用可能なソフトウエアアプリケーションの通知を受領する(ステップ724)。インターフェース302は、この通知を受領し、この通知をプロセッサに送る。携帯機器108は、この通知をユーザインターフェース上で、顧客に表示する。
【0050】
顧客が、ソフトウエア・アプリケーションをテストしようとする時には、顧客は、ユーザインターフェース・デバイスを選択して、アプリケーションを要求する。顧客がアプリケーションを要求すると、携帯機器108はその通知に応答する。これは、アプリケーションを要求するリクエストをインターフェース302から送ることにより、行われる(ステップ728)。小売サーバノード200のインターフェース202は、アプリケーションのリクエストを受領し、このリクエストをアプリケーション・エンジン210に送る。アプリケーション・エンジン210は、顧客がアプリケーションを要求しているか否かを決定する(ステップ708)。アプリケーション・エンジン210は、このリクエストを受領すると、顧客はアプリケーションを要求していると決定する。その後、本発明の方法700は、YESでステップ710に進む。アプリケーション・エンジン210は、所定の間待機してもリクエストを受領しない時には、顧客はアプリケーションを要求していないと決定する。その後、本発明の方法700は、NOでステップ718に行く。他の実施例において、本発明の方法700が、NOでステップ706に行くと、そこで小売りサーバノード106は、別のアプリケーションの新たな通知を、顧客の携帯機器108に入れる。
【0051】
ステップ710において、アプリケーション・エンジン210は、あるパッケージを作り、それを携帯機器300に送る。このパッケージは、アプリケーションとアンインストール・アプリケーションを含む。このアプリケーションは、アプリケーション・データベース212から取り出したものである。このパッケージは、インターフェース202に送られ、インターフェース202が、このパッケージを携帯機器300に送る。携帯機器300のインターフェース302が、アプリケーションとアンインストールアプリケーションの両方を受領する(ステップ728)。携帯機器300のプロセッサは、アプリケーションをアプリケーション・データベース308内に記憶し、アプリケーション306をインストールし実行する。更にプロセッサは、アンインストール・プログラム310をインストールし実行する。アンインストール・プログラム310のプレゼンスと実行は、顧客には知らされていない。携帯機器300は、アプリケーションの実行を継続する。
【0052】
携帯機器300がアプリケーションを実行している間、小売サーバノード200は、顧客が店舗102内にしているか否かを決定する(ステップ712)。一実施例においては、小売サーバノード200は、携帯機器108が境界104内にあるか否かを、決定する。他の実施例においては、小売サーバノード200が、ハートビート・アプリケーション304からのハートビート信号を受領する。ハートビート・アプリケーションは、アプリケーション306と共にインストールされていたものである。ハートビート信号がある場合には、携帯機器108(即ち、顧客)は店舗102内にある。携帯機器108が、店舗102内にある場合には、本発明の方法700は、YESで714に行き、そこで、小売サーバノード200は所定の間待って、その後携帯機器108が存在するか否かを決定する(ステップ712)。顧客が店舗102から出ると(ステップ730)、本発明の方法は、NOでステップ716に行く。
【0053】
小売サーバノード200と携帯機器300の一方又は両方が、アプリケーションのアンインストールに関与する(ステップ716,734)。一実施例において、ハートビート・アプリケーション(要素)206が、ハートビート信号を携帯機器300から受領していないと、ハートビート要素206は、信号をプレゼンス・検出要素204に送り、携帯機器300は店舗102内にはいない旨を示す。プレゼンス・検出要素204は、アプリケーション・エンジン210に、プレゼンス状態の変更について知らせる。この状態変更の応答して、アプリケーション・エンジン210は、アンインストール信号をインターフェース202に送り、このインターフェース202が、アンインストール信号を更に携帯機器300に送る。アンインストール信号の受領に応答して、アンインストール・プログラム310は、アプリケーション306をアンインストールする、アプリケーション・データベース308からアプリケーションを削除する、アプリケーション306を使用できないようにする、のいずれかを行う。
【0054】
他の実施例において、小売サーバノード200のハートビート・アプリケーション(要素)206が、ハートビート信号を携帯機器300のハートビート・アプリケーション304に送る。顧客が店舗(境界)104から出ている(中にいない)と、ハートビート信号は消滅し、最早受け取ることができない。ハートビート信号の喪失に応答して、ハートビート・アプリケーション304は、アンインストール・プログラム310に、プレゼンス状態の変化を通知する。この状態変化に応答して、アンインストール・プログラム310は、アプリケーション306をアンインストールする、このアプリケーションをアプリケーション・データベース308から削除する、アプリケーション306を使えないようにする、のいずれかを行う。小売サーバノード200又は携帯機器300のいずれかが、ハートビート信号を喪失した後、所定の間待機して、アンインストール手順を開始する。かくして、顧客は、ハートビート信号を少しの間失うか、店舗を出て直ぐに再度入る(例えば友人あるいは親戚に挨拶する為に一寸の間店を出る)と、アンインストール手順は起動されない。待機すべき所定の時間は、ハートビート信号を失った後、プロセッサによりカウントされる。
【0055】
図8において、本発明のコンピュータ環境800は、携帯機器108と、小売りサーバノード106、顧客サービス・サーバ110、ユーザ・コンピュータ114、店内エージェント・コンピュータ120、顧客サービス・エージェント・コンピュータ118を有する。コンピュータ環境800は、ユーザ・コンピュータ805,810,815を有する。ユーザ・コンピュータ8005,810,815は、汎用コンピュータ(例、パソコン、ラップトップコンピュータ、マイクロソフトのウィンドウズの様々なバージョンで動作するコンピュータ、アップル社のマッキントッシュのOSで動作するコンピュータ、UNIXのOSで動作するワークスステーションコンピュータ)である。ユーザのコンピュータ805,810,815は、様々なアプリケーション、例えばデータベース・クライアント、サーバアプリケーション、ウエブブラウザ・アプリケーションを含む。別の構成として、ユーザのコンピュータ805,810,815は、他の電子機器、シンクライアント・コンピュータ、携帯電話、携帯機器、インターネットによる携帯電話、パーソナルデジタルアシスタント、あるいはネットワークを介した通信装置あるいはウエブページの表示あるいはナビゲートシステムである。コンピュータ環境800は3個のコンピュータを有するよう示したが、その数はいくつでもよい。
【0056】
本発明のコンピュータ環境800は、ネットワーク820を含む。ネットワーク820は、当業者に公知の様々なネットワークである。これらは、例えば、TCP/IP、SNA、IPX、AppleTalk等を含む。一例として、コンピュータ環境800は、LAN、イーサーネット、トークンリング・ネットワーク、WAN、仮想ネットワーク、仮想プライベートネットワーク、VPN、インターネット、イントラネット、イクストラネット、PSTN、赤外線ネットワーク、無線ネットワーク(IEEE802.11のプロトコル動作するネットワーク、Bliutoothプロトコル、あるいは他の無線プロトコルで動作するネットワークあるいはそれらの組み合わせ)を含む。ネットワーク820は、ネットワーク116に同一又は類似のもので、様々なシステムとコンポーネントの間での通信が可能となる。
【0057】
本発明のコンピュータ環境800は、サーバ・コンピュータ825,830を含む。このサーバ・コンピュータ825,830は、小売りサーバノード106,顧客サービス・サーバ110,ユーザ・コンピュータ114,店内エージェント・コンピュータ120,顧客サービス・エージェント・コンピュータ118のいずれかを表す。1つのサーバは、ウエブサーバである。このウエブサーバを用いて、ユーザのコンピュータ805,810,ネットワーク820からのウエブページ、他の電子ドキュメントの要求を処理する。ウエブサーバは、上記のオペレーティングシステムあるいは市販されたサーバオペレーティングシステムを動かす。ウエブサーバサーバ・コンピュータ825は、様々なサーバアプリケーション、HTTPサーバ、FTPサーバ、CGIサーバ、データベースサーバ、javaサーバ等を動かす。一例においては、ウエブサーバサーバ・コンピュータ825は、ウエブサービスとしてオペレーションをパブリッシュする。
【0058】
本発明のコンピュータ環境800は、ファイル・サーバ、アプリケーション・サーバ830を含む。サーバ・コンピュータ830は、OSに加えて、ユーザのコンピュータ805,810,815を動作させるクライアントによりアクセス可能なアプリケーションを含む。サーバ・コンピュータ830は、汎用コンピュータで、ユーザのコンピュータ805,810,815に応答して、プログラムあるいはスクリプトを実行する。一例として、サーバは、ウエブアプリケーションを実行する。ウエブアプリケーションは、プログラムランゲージ、javaTM,C,C#TM C++で書かれたプログラムあるいはパール、ペイトン、TCLあるいはプログラミングあるいはscripting languagesの組み合わせで書かれたプログラムを含む。サーバ・コンピュータ830は、データベースサーバを含む。これはOracle Microsoft, SybaseTM, IBMのコンピュータ等を含み、これらはユーザのコンピュータ805上で動くデータベースクライアントからのリクエストを処理する。
【0059】
サーバ・コンピュータ830により生成されたウエブページは、ユーザのコンピュータ805に、サーバ・コンピュータ825を介して転送される。同様にサーバ・コンピュータ825は、ウエブページリクエスト、ウエブサービス起動、ユーザのコンピュータ805からの入力データを受領し、このウエブページリクエストあるいは入力データをサーバ・コンピュータ830に転送する。他の実施例においては、サーバ・コンピュータ830は、ファイルサーバとして機能することもできる。図8は、サーバ・コンピュータ825とサーバ・コンピュータ830を示すが、これらは、1個のサーバあるいは複数の特殊なサーバにより実行される。
【0060】
本発明のコンピュータ環境800は、データベース835を含む。データベース835は、顧客情報データベース112,アプリケーション・データベース212,アプリケーション・データベース308と同一又は類似である。データベース835は、様々な場所に配置される。一例として、データベース835は、ユーザのコンピュータ805,810,815,サーバ・コンピュータ825,830から離れた場所にある記憶装置内にある。別の構成として、ユーザのコンピュータ805,810,815,サーバ・コンピュータ825,830のいずれかから離れており、これらとネットワーク820を介してつながれている。一実施例においては、データベース835は、SAN(storage-area network)内にある。同様に、ユーザのコンピュータ805,810,815,サーバ・コンピュータ825,830に属性を有する機能を実行する必要なファイルは、それぞれのコンピュータあるいは遠隔地に配置されたコンピュータ内にある。一実施例においては、データベース835は、関連性のデータベースである。例えばOracle 10i(登録商標)であり、これは、SQLフォーマット化されたコマンドに応答してデータを記録し、更新し、取り出すことができる。データベース835は、顧客アクティビティ記録400を記憶することができる。
【0061】
図9は、コンピュータ・システム900の一実施例を示す。このコンピュータ・システム900に、携帯機器108,小売りサーバノード106,顧客サービス・サーバ110,ユーザのコンピュータ114,店内エージェント120,顧客サービス・エージェント118,あるいは他のシステムが配置される。コンピュータ・システム900は、バス955を介して電気的に結合されたハードウエア要素を有する。このハードウエア要素は、CPU905,入力装置910(マウス、キーボード等),出力装置915(ディスプレイ装置、プリンター等)を有する。900は記憶装置920を含む。一例として記憶装置920はディスクドライブ、光学記憶装置、個体記憶装置、RAM、ROMあるいはプログラム可能なフラッシュメモリーである。
【0062】
コンピュータ・システム900は、更に、記憶媒体925,通信システム930(モデム、ネットワークカード、赤外線通信デバイス),作動メモリ940、RAM、ROM等を含む。一実施例において、コンピュータ・システム900は、処理加速器935を含み、この処理加速器935は、DSP特殊専用プロセッサ等を含む。
【0063】
記憶媒体925は、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体を含み、これらは遠隔地あるいは固定あるいは可動の記憶入力装置である。通信システム930は、通信システム930によりデータは、記憶装置920あるいはコンピュータ・システム900に関連する他のコンピュータを交換される。
【0064】
コンピュータ・システム900は、ソフトウエア要素を含み、これらは作動メモリ940内に配置されて、オペレーティング・システム945と他のコード950を含む。例えばソフトウエアあるいはそのコンポーネントを実行するプログラム・コードである。コンピュータ・システム900は、様々な形態を採る。例えば、カスタマイズしたハードウエアを用いてあるいは特定の要素をハードウエア、ソフトウエアで実行することもできる。更に他のコンピューティング装置への接続、例えばネットワーク入力出力装置も採用できる。
【0065】
用語「コンピュータで読み取り可能な媒体」とは、コンピュータが実行するプロセスを記憶する媒体或いは伝送媒体を意味する。媒体とは、非揮発性媒体、揮発性媒体、伝送媒体を意味する。非揮発性の媒体とは、NVRAM、磁気ディスク又は光学ディスクである。揮発性媒体とは、DRAM、メインメモリを意味する。このコンピュータで読み取り可能な媒体の一般的なものとしては、フロッピーディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気ディスク、他の磁気媒体、磁気光学媒体、CD−ROM、パンチカード、ペーパーテープ等、更にRAM、PROM、EPROM、FLASH−EPROM、メモリカード、メモリチップ、或いはカートリッジ等がある。e−mail或いは他の自己保存型の情報アーカイブに付属したデジタルファイルは、記憶媒体に等価な分配型の記憶媒体であり、本発明でいう記憶媒体と見なすことができる。コンピュータで読み取り可能な媒体がデータベースとして構築された場合には、このデータベースは、あらゆる種類のデータベース、例えば関連型、階層型、オブジェクト志向型のいずれをも含む。
本発明のリンクは、回路交換又はパケット交換型の通信のリンクを例に説明した。しかし他の通信システム、例えば、SIPベースの通信システムとそのエンドポイントもも利用可能である。リンクとして使用される伝送媒体は、電気信号を搬送できる媒体(同軸ケーブル、銅線ワイヤ、光ファイバー)、音波或い光波を搬送できる媒体、或いは無線やインフラレッド(赤外線)の通信媒体も含む。
本発明は、インターネット・プロトコルで接続されたネットワーク環境を例に説明する。本発明のシステムと方法は、ソフトウエアとモジュールとそれらに関連するハードウエアとネットワークを例に説明するが、公知の構造、構成要素、装置は、ブラックボックスの形態で示し単に概要を示すに留める。本発明は、実施例以外に様々な方法で実現できる。
冗長な説明を回避するために公知の構造については省略した、或いはブラックボックスの形態で示している。この省略は本発明の範囲を制限するものではない。ここに開示した実施例は、発明を理解するためのものであり、本発明は個々に述べた特定の実施例以外の様々な方法で実現できる。
上記の実施例では、システムの様々な構成要素或いはシステムのある構成要素は、遠隔地に即ち分散型ネットワーク(LAN、ケーブルネットワーク、インターネット)のノードに、又は専用のシステム内の離れた点に配置されている。しかしシステムのこれ等の構成要素は、1つの装置例えばゲートウエイに組み込むこともできる。或いは分散型ネットワーク(例えばアナログ又はデジタルの通信ネットワーク、パケット交換ネットワーク、回路交換ネットワーク、ケーブルネットワーク)の特定のノード上に、集めることもできる。
計算効率を上げるために、システムの構成要素は、分散型ネットワーク内のあらゆる点に配置することができ、これによりシステムの操作に影響を及ぼすことはない。例えば本発明の様々な構成要素は、交換器、PBX、メディアサーバ、ゲートウエイ、ケーブルプロバイダ、企業内のシステム或いは通信システムに、そしてユーザーの構内で或いはそれらの組合せた構成内に配置することができる。同様にシステムの機能の一部は、通信装置とそれに関連する計算装置の間で分配することもできる。
ここで議論したフローチャートは、特定のイベントのシーケンスを例に説明するが、本発明の操作に影響を及ぼすことなく、これ等のシーケンスの変更、追加、一部省略も可能である。本発明のシステムと方法は、特殊コンピュータ、プログラムされたマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、ASIC、他の集積回路DSP、ハードワイヤド電子素子、論理素子、例えばディスクリートな要素回路、プログラム可能な論理回路、ゲートアレイ、例えばPLD、PLA、FPGA、PAL、特殊目的コンピュータ或いは他の手段で実現できる。
本発明を実施するのに用いられるハードウエアは、コンピュータ、携帯用装置、電話器(携帯電話、インターネット電話、デジタル、アナログそれ等の組合せの電話)や他の公知のハードウエアである。これ等の装置のあるものは、プロセッサ(例;シングル又はマルチプルのマイクロプロセッサ)、メモリ、非揮発性記憶媒体、入力装置、出力装置等を含む。更に別の形態のソフトウエアの実行は、分散型の処理、要素/目的型の分散型処理、並列処理或いは仮想機械処理で実行される。
他の実施例に於いては、ここに開示された方法は、オブジェクト指向のソフトウエア開発環境を用いたソフトウエアと組み合わせて実現できる。このソフトウエア環境は、様々なコンピュータ又はワークステーションで使用されるポータブルなソースコードを提供する。別の構成として、開示されたシステムは、標準の論理回路又はVLSIデザインを用いて一部又は全部のハードウエアで実現できる。本発明のシステムを実行するのにハードウエア又はソフトウエアを用いるかは、システムに要求される速度と効率に依存する。特に使用される特定のソフトウエア、ハードウエアのシステム、マイクロプロセッサ又はマイクロコンピュータシステムに依存する。
他の実施例に於いては、開示された方法は、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶されたソフトウエアで実行され、コントローラとメモリとを有するプログラムされた汎用コンピュータ、特殊目的コンピュータ、マイクロプロセッサ等で実施される。これ等の実施例に於いては、本発明のシステムと方法は、パソコンに組み込まれたプログラムで実行できる。例えばアプレット、JAVA、CGIスクプリト、サーバ或いはコンピュータ、ワークステーションに記録された資源或いは専用の測定システムに組み込まれたルーチン等で実施できる。
本発明のシステムは、本発明のシステムと方法をソフトウエア又はハードウエアのシステムに物理的に組み込むことにより実施することもできる。 本発明は、特定の標準及びプロトコルを例に説明したが、本発明はこのような標準とプロトコルに制限されるものではない。他の類似の標準とプロトコルも本発明で用いることができる。これ等の標準とプロトコルは、今後開発されるより効率的な標準とプロトコルで置換されるかも知れないが、このような置換も本発明の一態様(一実施例)と考えられる。
【0066】
以上の説明は、本発明の一実施例に関するもので、この技術分野の当業者であれば、本発明の種々の変形例を考え得るが、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。特許請求の範囲の構成要素の後に記載した括弧内の番号は、図面の部品番号に対応し、発明の容易なる理解の為に付したものであり、発明を限定的に解釈するために用いてはならない。また、同一番号でも明細書と特許請求の範囲の部品名は必ずしも同一ではない。これは上記した理由による。用語「又は」に関して、例えば「A又はB」は、「Aのみ」、「Bのみ」ならず、「AとBの両方」を選択することも含む。特に記載のない限り、装置又は手段の数は、単数か複数かを問わない。
【符号の説明】
【0067】
100 システム
102 店舗
104 境界
106 サーバ(ノード)
108 携帯機器
110 顧客サービス・サーバ
112 顧客情報
114 ユーザのコンピュータ
116 ネットワーク
118 顧客サービス・エージェント
120 店内エージェント
122 小売アウトレット
200 小売サーバノード
202 インターフェース
204 プレゼンス・検出
206 ハートビート
208 登録
210 アプリケーション・エンジン
212 アプリケーション
214 セールス・アプリケーション
300 携帯機器
302 インターフェース
304 ハートビート
306 アプリケーション
308 アプリケーション
310 アンインストール・プログラム
400 顧客アクティビティ記録
412,414,416 エントリ
402 製品又はサービス
404 店内
406 インターネット
408 電話での注文
410 購入済み
410 製品
408,410 データフィールド
805,810,815 ユーザのコンピュータ
820 ネットワーク
825,830 サーバ・コンピュータ
835 データベース
905 CPU
910 入力装置
915 出力装置
920 記憶装置
925 記憶媒体
930 通信システム
935 処理加速器
940 作動メモリ
945 オペレーティング・システム
950 他のコード
955 バス


図5
502:開始
504:製品/サービスに関する問い合わせを受領する
506:問い合わせの結果を提供する
508:今回の問い合わせは前の問い合わせに関連する問い合わせか?
510:問い合わせ/結果を新たなエントリとして登録する
512:前のエントリを新たな問い合わせ/結果で修正する
514:購入されたか?
516:前のエントリを購入結果で修正する
518:別の問い合わせが行われたか?
520:終了


図6
602:開始
604:顧客のプレゼンスの検知を受領
606:顧客を特定する
608:過去の問い合わせがあるか?
610:現在問い合わせがなされたか?
612:問い合わせ情報を取り出す
614:製品を顧客の携帯機器に入れる
616:問い合わせ/購入情報を記録する
618:終了


図7A
702:開始
704:顧客のプレゼンスを検知する
706:テスト用に利用できるアプリケーションの通知を入れる
708:顧客がアプリケーションを要求したか?
710:アプリケーション/アンインストール・アプリケーションを入れる
712:顧客は依然としているか?
714:待機する
716:アプリケーションをアンインストールする
718:終了


図7B
720:開始
722:店舗に入る
724:テスト用に利用可能なアプリケーションの通知を受領する
726:アプリケーションを要求する
728:アプリケーションを受領する
730:店舗を出る
734:アプリケーションをアンインストールする
736:終了

図8
805,810,815 ユーザのコンピュータ
820 ネットワーク
825,830 サーバ
835 データベース

図9
905 CPU
910 入力装置
915 出力装置
920 記憶装置
925 記憶媒体の読みとり機
930 通信システム
935 処理アクセレーション
940 作動メモリ
945 オペレーティング・システム
950 他のコード(プログラム)
955 バス




【特許請求の範囲】
【請求項1】
製品を顧客に所定の時間提供する方法において、
(A)小売りサーバ・ノードが、店舗内の顧客のプレゼンスの検知を受領するステップと、
(B)前記小売りサーバ・ノードが、顧客を特定するステップと、
(C)前記小売りサーバ・ノードが、前記顧客が製品に関し過去に問い合わせを行ったか否かを決定するステップと、
(D)前記小売りサーバ・ノードが、過去の問い合わせに対する問い合わせ情報を取り出すステップと、
(E)前記小売りサーバ・ノードが、前記製品を前記顧客の携帯デバイスに、前記取り出した問い合わせ情報に基づいて、入れるステップと、
を有する
ことを特徴とする所定の時間商品を顧客に提供する方法。
【請求項2】
(F)顧客が製品に関する過去の問い合わせを行わなていなかった場合に、前記小売りサーバ・ノードは、前記顧客は、製品に関する現在の問い合わせを行っているか否かを決定するステップと、
(G)現在の問い合わせに応答して、前記小売りサーバ・ノードは、前記製品を現在の問い合わせ情報に基づいて、前記顧客の携帯機器に入れるステップと、
を更に有する
ことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項3】
(H)問い合わせ情報と購入情報からなるグループから少なくとも一方を、登録するステップ
を更に有する
ことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項4】
前記(H)ステップは、前記製品に関連する前の顧客アクティビティを含む顧客アクティビティ記録を修正するステップを含み、
これにより、問い合わせ情報と購入情報を含める
ことを特徴とする請求項3記載の方法。
【請求項5】
(I)クッキーを、前記顧客に関連するコンピュータに入れるステップ
を更に有し、
前記クッキーは、コンピュータ上の顧客アクティビティの記録の一部を記憶する
ことを特徴とする請求項4記載の方法。
【請求項6】
前記顧客のプレゼンスは、前記小売りサーバ・ノードに登録された携帯機器で検出される
ことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項7】
前記小売りサーバ・ノードは、前記顧客のIDを、前記小売りサーバ・ノードに登録された携帯機器から受領した情報から、決定する
ことを特徴とする請求項6記載の方法。
【請求項8】
前記顧客のIDを用いて、前記顧客の情報データベースをサーチし、前記顧客に関連する問い合わせ情報を取り出す
ことを特徴とする請求項7記載の方法。
【請求項9】
前記製品は、テスト用のソフトウエアアプリケーションである
ことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項10】
前記(E)ステップは、
(E1)前記小売りサーバ・ノードが、テスト用のソフトウエア・アプリケーションの通知を、前記携帯機器に入れるステップと、
(E2)前記小売りサーバ・ノードが、顧客が前記ソフトウエア・アプリケーションを要求しているか否かを、決定するステップと、
(E3)前記顧客がソフトウエアアプリケーションを要求しているとする決定に応じて、前記小売りサーバ・ノードは、ソフトウエア・アプリケーションとアンインストール・アプリケーションを、前記携帯機器に入れるステップと、
(E4)前記小売りサーバ・ノードが、前記顧客は店内にいるか否かを決定するステップと、
(E5)前記顧客がいる場合には、所定の期間待機するステップと、
(E6)前記顧客がいない場合には、前記アプリケーションをアンインストールするステップと、
を有する
ことを特徴とする請求項1記載の方法。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−70662(P2011−70662A)
【公開日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2010−208461(P2010−208461)
【出願日】平成22年9月16日(2010.9.16)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
2.UNIX
3.フロッピー
【出願人】(508214019)アバイア インク. (75)