説明

顧客情報収集装置、顧客情報収集方法及び顧客情報収集プログラム

【課題】 エリアマーケティングに使用するために適切な顧客情報を収集できる顧客情報収集装置、顧客情報収集方法及び顧客情報収集プログラムを提供する。
【解決手段】 顧客が、顧客端末14から顧客情報収集サーバ10にアクセスすると、興味情報提示部16が興味選択ページを顧客端末14に表示する。顧客は興味がある店舗等の種類を興味対象として選択する。拠点情報提示部18は、上記顧客の拠点情報を取得するための拠点情報取得ページを顧客端末14に表示する。顧客が自宅、勤務地等の位置情報を入力すると、地図情報提示部20は、この位置情報に対応する地図情報を顧客端末14に表示し、顧客が地図上で拠点位置を指定すると、そこから一定範囲にある興味対象を表示する。また、座標情報取得部22は、上記地図情報からその中心点の座標等を拠点関連座標情報として取得し、興味情報と関連付けて記憶部26に記憶させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、顧客の興味、拠点等の情報を収集するための顧客情報収集装置、顧客情報収集方法及び顧客情報収集プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、エリアマーケティング等で使用される顧客の分布を把握する方法として、顧客リストを収集し、収集した住所を地図上にプロットする等の手法がある。
【0003】
しかし、上記顧客リストを収集するためには時間とコストがかかる上、個人情報保護の観点から、収集自体が困難となっているという問題があった。
【0004】
そこで、下記特許文献1及び特許文献2には、携帯電話等から使用者の位置情報を取得し、顧客の動向を把握する技術が開示されている。
【特許文献1】特開2003−85450号公報
【特許文献2】特開2003−91536号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記従来の技術においては、顧客の位置情報を携帯端末から取得しているので、収集される位置情報は、顧客がアクセスした時点における位置を表すものであって、顧客の居住地、勤務地等の顧客の拠点に関連する拠点情報ではなかった。このため、エリアマーケティングに使用するための位置情報としては適切ではないという問題があった。
【0006】
本発明は、上記従来の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、エリアマーケティングに使用するために適切な顧客情報を収集できる顧客情報収集装置、顧客情報収集方法及び顧客情報収集プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明は、顧客情報収集装置であって、顧客の興味を特定する興味情報を提示する興味情報提示手段と、顧客の拠点に関連する拠点関連情報を提示する拠点情報提示手段と、顧客が前記提示された拠点関連情報から特定の位置情報を指定した場合に、当該位置情報に対応する地図情報を提示する地図情報提示手段と、前記地図情報から所定の座標情報を拠点関連座標情報として取得する座標情報取得手段と、前記拠点関連座標情報を前記興味情報と関連付けて記憶する記憶手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、顧客情報収集装置であって、顧客の興味を特定する興味情報を取得する興味情報取得手段と、顧客の拠点に関連する拠点関連情報を提示する拠点情報提示手段と、顧客が前記提示された拠点関連情報から特定の位置情報を指定した場合に、当該位置情報に対応する地図情報を提示する地図情報提示手段と、前記地図情報から所定の座標情報を拠点関連座標情報として取得する座標情報取得手段と、前記拠点関連座標情報を前記興味情報と関連付けて記憶する記憶手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】
ここで、上記座標情報取得手段は、前記地図情報により表される地図の中心位置の座標情報または前記地図情報により表される地図上で、顧客が指定した位置の座標情報を拠点関連座標情報として取得することを特徴とする。
【0010】
また、上記地図情報提示手段は、前記地図情報上で顧客が指定した拠点位置から一定の距離範囲にある興味対象を含む地図情報を提示することを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、顧客情報収集方法であって、顧客の興味を特定する興味情報を取得するステップと、顧客の拠点に関連する拠点関連情報を提示するステップと、顧客が前記提示された拠点関連情報から特定の位置情報を指定した場合に、当該位置情報に対応する地図情報を提示するステップと、前記地図情報から所定の座標情報を拠点関連座標情報として取得するステップと、前記拠点関連座標情報を前記興味情報と関連付けて記憶するステップと、を備えることを特徴とする。
【0012】
また、本発明は、顧客情報収集プログラムであって、顧客の興味を特定する興味情報を取得し、顧客の拠点に関連する拠点関連情報を提示し、顧客が前記提示された拠点関連情報から特定の位置情報を指定した場合に、当該位置情報に対応する地図情報を提示し、前記地図情報から所定の座標情報を拠点関連座標情報として取得し、前記拠点関連座標情報を前記興味情報と関連付けて記憶する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、顧客の拠点に関連する拠点関連座標情報を顧客の興味を特定する興味情報と関連付けて記憶するので、エリアマーケティングに使用するために適切な顧客情報を収集することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という)を、図面に従って説明する。
【0015】
図1には、本発明にかかる顧客情報収集装置の一実施形態を表すブロック図が示される。図1において、顧客情報収集装置を構成する顧客情報収集サーバ10は、インターネット等のネットワーク12に接続されている。また、ネットワーク12には、顧客のパーソナルコンピュータ等の顧客端末14も接続されている。
【0016】
上記顧客情報収集サーバ10は、興味情報提示部16、興味情報取得部17、拠点情報提示部18、地図情報提示部20、座標情報取得部22、通信部24及び記憶部26を含んで構成されている。
【0017】
興味情報提示部16は、顧客の興味を特定する興味情報を顧客端末14に配信し、顧客端末14の表示画面に表示させる制御を実行する。ここで、興味情報とは、例えば顧客が興味を有する個々の店舗や不動産の情報、あるいはその種類等、顧客の消費行動に直接、間接に関係する情報をいう。
【0018】
興味情報取得部17は、ネットワーク12上に存在するウェブサイトに顧客がアクセスした場合に、当該ウェブサイトから顧客の興味を特定する興味情報を取得する動作を実行する。このウェブサイトのアドレス情報は、上記興味情報提示部16から顧客端末14に配信してもよい。また、顧客が所定のウェブサイトにアクセスしたときに、そのウェブサイトからアクセスがあった旨の情報を取得してもよい。この場合には、興味情報提示部16から顧客端末14へのアドレス情報の配信は必要ない。上記興味情報の取得は、顧客のアクセスがある都度、ウェブサイトから興味情報自体を送信させてもよいし、予めウェブサイトと興味情報とを関連付けて記憶部26に記憶しておき、ウェブサイトから顧客のアクセスがあった旨の情報を取得したときに、興味情報取得部17が対応する興味情報を記憶部26から取得してもよい。
【0019】
拠点情報提示部18は、顧客の拠点に関連する拠点関連情報を顧客端末14に配信し、顧客端末14の表示画面に表示させる制御を実行する。ここで、拠点関連情報とは、顧客の居住地、勤務地等の顧客の生活の拠点となる地点に関する情報をいう。また、上記拠点関連情報には、顧客の拠点に関する情報を取得するための拠点情報取得ページ等が含まれる。
【0020】
地図情報提示部20は、上記顧客の拠点情報及び興味情報に対応する地図を表す地図情報を顧客端末14に配信し、顧客端末14の表示画面に表示させる制御を実行する。
【0021】
座標情報取得部22は、上記顧客の拠点情報に対応する地図を表す地図情報から所定の座標情報を拠点関連座標情報として取得する。ここで、所定の座標情報(拠点関連座標情報)とは、例えば当該地図の中心点の座標、あるいは当該地図上で顧客が指定した点の座標を表す情報である。また、座標情報取得部22は、上記拠点関連座標情報を、上記興味情報と関連付けて記憶部26に記憶させ、顧客データベースを作成する。
【0022】
通信部24は、公知の方法によりネットワーク12を介して各顧客端末14と通信し、データのやり取りを行う。
【0023】
記憶部26は、例えばCPUの作業用のRAM、不揮発性メモリとしてのフラッシュメモリ、磁気記憶媒体等で構成されており、上記興味情報、地図情報等の各種データ及びプログラムが記憶される。
【0024】
なお、上述した顧客情報収集サーバ10は、CPUを中心として構成されたコンピュータであってよく、この場合、メモリカードその他の媒体に格納されたプログラムをCPUが実行することで顧客情報収集サーバ10の各機能が実現される。
【0025】
図2には、図1に示された顧客情報収集サーバ10及び顧客端末14の動作例のフローが示される。図2において、顧客端末14のユーザが顧客端末14から顧客情報収集サーバ10にアクセスし、興味がある店舗等の情報を要求すると(S1)、顧客情報収集サーバ10の興味情報提示部16は、記憶部26に記憶された店舗等に関する情報に基づき、顧客の興味の対象となり得る店舗等の種類を含む興味選択ページを、通信部24により顧客端末14に向けて配信する(S2)。なお、上記店舗等に関する情報は、記憶部26から取得する代わりに、顧客情報収集サーバ10の外部の適宜なサーバ等から取得する構成としてもよい。
【0026】
顧客端末14では、上記興味選択ページが表示されるので(S3)、顧客は興味がある店舗等の種類を興味対象として選択する(S4)。選択された興味対象を表す興味情報は、顧客情報収集サーバ10に送られる。
【0027】
顧客情報収集サーバ10の拠点情報提示部18は、上記興味対象を送ってきた顧客の住所または勤務地等の拠点情報を取得するための拠点情報取得ページを、通信部24により顧客端末14に向けて配信する(S5)。
【0028】
顧客端末14では、上記拠点情報取得ページが表示されるので(S6)、顧客は自宅、勤務地またはこれらの最寄り駅等の位置情報を、具体的な拠点情報として入力する(S7)。入力された位置情報は、顧客情報収集サーバ10に送られる。
【0029】
顧客情報収集サーバ10の地図情報提示部20は、上記位置情報に対応する地図を表す地図情報を記憶部26から取得し(S8)、通信部24により顧客端末14に向けて配信する(S9)。なお、地図情報は、記憶部26から取得する代わりに、顧客情報収集サーバ10の外部の適宜なサーバ等から取得する構成としてもよい。このとき、座標情報取得部22は、上記地図情報からその中心点の座標等の所定の座標情報を拠点関連座標情報として取得する(S10)。また、座標情報取得部22は、上記拠点関連座標情報を、S4で選択された興味情報と関連付けて記憶部26に記憶させ、顧客データベースを作成する(S11)。なお、この顧客データベースには、上記拠点関連座標情報及び興味情報に加えて、顧客が顧客情報収集サーバ10にアクセスした日付、曜日、時刻等を含ませるのが好適である。
【0030】
また、顧客端末14では、上記地図情報により表される地図が表示されるので(S12)、顧客は、この地図上で自分の自宅、勤務地等の拠点位置を指定する(S13)。入力された拠点位置は、顧客情報収集サーバ10に送られ、サーバ10では、座標情報取得部22にて地図上で指定した拠点位置座標を取得する(S14)。なお、ここで指定した拠点位置の座標を、上記S10で取得した所定の座標情報の代わりに拠点関連座標情報として使用してもよい。
【0031】
顧客情報収集サーバ10の地図情報提示部20は、上記S4で顧客が選択した興味対象としての店舗等の種類に応じて、S10にて取得した中心点座標、あるいはS14にて取得した顧客が地図上で指定した拠点位置から一定の距離範囲にある店舗等(以下、「近隣興味対象」とする)を記憶部26から検索し(S15)、取得された店舗等が含まれる地図情報を、通信部24により顧客端末14に向けて配信する(S16)。なお、上記店舗等は、記憶部26から取得する代わりに、顧客情報収集サーバ10の外部の適宜なサーバ等から取得する構成としてもよい。さらに、拠点位置からの距離は必ずしも直線距離である必要はなく、例えば道路に沿った実際の移動距離を用いることも可能である。
【0032】
顧客端末14では、上記店舗等が含まれる近隣興味対象の地図情報が表示される(S17)。更に、顧客が顧客端末14に表示された複数の近隣店舗の中から更に特定の店舗を指定した場合には(S18)、指定された店舗の位置情報が顧客情報収集サーバ10に送られる(S19)。顧客情報収集サーバ10の座標情報取得部22は、上記近隣店舗の拠点位置座標を取得するようにしてもよい。この場合には、興味情報として個々の店舗や不動産の位置情報を取得することができ、個々の店舗に対応した、より詳細なエリアマーケティングが可能となる。
【0033】
図3には、S11で作成した顧客データベースの例が示される。図3において、顧客データベースには、顧客が顧客情報収集サーバ10にアクセスした日付、曜日、時刻、拠点関連座標情報及び興味情報が、アクセスの順序に従って格納されている。また、地図を参照しなくても拠点情報が得られるよう、図3に示すように拠点関連座標情報と合わせて当該座標に相当する住所や駅名等の拠点位置情報を格納してもよい。この顧客データベースを使用すれば、どの地域に居住地、勤務地等の拠点を有する顧客がどのくらいの数存在するか等を把握することができ、エリアマーケティングを効率的に実施することができる。なお、本実施形態では、興味情報として店舗の種類を例に説明したが、これに限られるものではない。例えば、個々の店舗名を記憶してもよく、また店舗の種類と個々の店舗名を共に記憶してもよい。
【0034】
図4には、図2に示された動作中に、顧客端末14に表示される画面の例が示される。図4において、まず顧客情報収集サーバ10から送られた興味選択ページが顧客端末14に表示される(S101)。図4の例では、「1.ガーデニング」、「2.スポーツ」、「3.車」に関する店舗が興味対象として提示されている。
【0035】
顧客が興味対象として、例えばガーデニングを選択すると、次に顧客情報収集サーバ10から拠点情報取得ページを構成する検索方法ページが送られ、顧客端末14に表示される(S102)。検索方法ページでは、顧客に自宅から検索するか、勤務地から検索するかを選択させる。
【0036】
顧客が検索方法ページにより居住地を選択すると、顧客情報収集サーバ10から拠点情報取得ページを構成する住所、駅検索ページが送られ、顧客端末14に表示される(S103)。
【0037】
顧客が住所、駅検索ページから自分の自宅住所を入力すると、その住所に対応する地図情報が顧客情報収集サーバ10から送られ、顧客端末14に表示される(S104)。この地図情報は、図2で説明したように、記憶部26から検索して取得するように構成してもよいし、顧客情報収集サーバ10の外部の適宜なサーバ等から取得するように構成してもよい。地図情報は、自宅や勤務地を地図上で指定することができるように構成しておく。
【0038】
顧客が自宅位置を上記地図上で指定すると、指定した位置から一定の距離範囲にあるガーデニング関連の店舗等が含まれる地図情報が顧客情報収集サーバ10から送られ、顧客端末14に表示される(S105)。この店舗等の情報は、図2で説明したように、記憶部26から検索して取得するように構成してもよいし、顧客情報収集サーバ10の外部の適宜なサーバ等から取得するように構成してもよい。また、上記店舗等が含まれた地図情報には、上記顧客が指定した位置から店舗等までの道順を含ませるのが好適である。
【0039】
顧客が、上記舗等が含まれる地図情報から目的の店舗をクリック等により指示すると、顧客情報収集サーバ10が当該店舗の詳細情報を記憶部26または顧客情報収集サーバ10の外部の適宜なサーバ等から取得し、この詳細情報が顧客端末14に表示される(S106)。
【0040】
なお、以上の動作で顧客から取得した情報は、ログとして記憶部26に蓄積される。
【0041】
図5には、図1に示された顧客情報収集サーバ10及び顧客端末14の他の動作例のフローが示される。図5において、顧客が顧客端末14から所望の店舗等のウェブサイトにアクセスすると(S201)、顧客情報収集サーバ10の興味情報取得部17は、通信部24を介して、当該ウェブサイトからアクセスがあった旨の情報を受け取る。興味情報取得部17は、アクセスがあった旨の情報に基づき、興味情報として予め記憶部26に記憶されている当該ウェブサイトを運営する、あるいは当該ウェブサイトに掲載されている店舗等の位置情報、名称、種類等を取得する。なお、興味情報取得部17が当該ウェブサイトから興味情報を受信するように構成してもよい(S202)。
【0042】
次に、顧客情報収集サーバ10の拠点情報提示部18は、顧客の住所または勤務地等の拠点情報を取得するための拠点情報取得ページを、通信部24から、上記ウェブサイトを経由して、または直接に顧客端末14に向けて配信する(S203)。この拠点情報取得ページには、例えば顧客の拠点位置から上記ウェブサイトを運営する、あるいは当該ウェブサイトに掲載されている店舗等までの経路を検索して表示するので拠点位置の入力をして欲しい旨の記載をするのが好適である。
【0043】
顧客端末14では、上記拠点情報取得ページが表示されるので(S204)、顧客は自分の自宅、勤務地またはこれらの最寄り駅等の位置情報を、具体的な拠点情報として入力する(S205)。入力された位置情報は、顧客情報収集サーバ10に送られる。
【0044】
顧客情報収集サーバ10の地図情報提示部20は、上記位置情報に対応する地図を表す地図情報を記憶部26から取得し(S206)、通信部24により顧客端末14に向けて配信する(S207)。なお、地図情報は、記憶部26から取得する代わりに、顧客情報収集サーバ10の外部の適宜なサーバ等から取得する構成としてもよい。このとき、座標情報取得部22は、上記地図情報からその中心点の座標等の所定の座標情報を拠点関連座標情報として取得する(S208)。また、座標情報取得部22は、上記拠点関連座標情報を、S202で取得された興味情報と関連付けて記憶部26に記憶させ、顧客データベースを作成する(S209)。なお、この顧客データベースには、上記拠点関連座標情報及び興味情報に加えて、顧客が顧客情報収集サーバ10にアクセスした日付、曜日、時刻等を含ませるのが好適である。
【0045】
また、顧客端末14では、上記地図情報により表される地図が表示されるので(S210)、顧客は、この地図上で自分の自宅、勤務地等の拠点位置を指定する(S211)。入力された拠点位置は、顧客情報収集サーバ10に送られ、サーバ10では、座標情報取得部22にて地図上で指定した拠点位置座標を取得する(S212)。なお、ここで指定した拠点位置の座標を、上記S208で取得した所定の座標情報の代わりに拠点関連座標情報として使用してもよい。
【0046】
顧客情報収集サーバ10の地図情報提示部20は、S212にて取得した顧客の拠点位置から上記ウェブサイトを運営する店舗等までの経路を記憶部26から検索し(S213)、当該店舗等への経路が含まれる地図情報を、通信部24により顧客端末14に向けて配信する(S214)。なお、上記店舗等への経路は、記憶部26から取得する代わりに、顧客情報収集サーバ10の外部の適宜なサーバ等から取得する構成としてもよい。
【0047】
顧客端末14では、上記店舗等への経路が含まれる地図情報が表示される(S215)。また、この地図情報には、上記顧客が指定した位置から店舗等までの道順を含ませるのが好適である。この道順は、例えば道の色を変える等により表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明にかかる顧客情報収集装置の一実施形態を表すブロック図である。
【図2】図1に示された顧客情報収集サーバ及び顧客端末の動作例のフロー図である。
【図3】顧客データベースの例を示す図である。
【図4】顧客端末に表示される画面の例を示す図である。
【図5】図1に示された顧客情報収集サーバ及び顧客端末の他の動作例のフロー図である。
【符号の説明】
【0049】
10 顧客情報収集サーバ、12 ネットワーク、14 顧客端末、16 興味情報提示部、17 興味情報取得部、18 拠点情報提示部、20 地図情報提示部、22 座標情報取得部、24 通信部、26 記憶部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
顧客の興味を特定する興味情報を提示する興味情報提示手段と、
顧客の拠点に関連する拠点関連情報を提示する拠点情報提示手段と、
顧客が前記提示された拠点関連情報から特定の位置情報を指定した場合に、当該位置情報に対応する地図情報を提示する地図情報提示手段と、
前記地図情報から所定の座標情報を拠点関連座標情報として取得する座標情報取得手段と、
前記拠点関連座標情報を前記興味情報と関連付けて記憶する記憶手段と、
を備えることを特徴とする顧客情報収集装置。
【請求項2】
顧客の興味を特定する興味情報を取得する興味情報取得手段と、
顧客の拠点に関連する拠点関連情報を提示する拠点情報提示手段と、
顧客が前記提示された拠点関連情報から特定の位置情報を指定した場合に、当該位置情報に対応する地図情報を提示する地図情報提示手段と、
前記地図情報から所定の座標情報を拠点関連座標情報として取得する座標情報取得手段と、
前記拠点関連座標情報を前記興味情報と関連付けて記憶する記憶手段と、
を備えることを特徴とする顧客情報収集装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2記載の顧客情報収集装置において、前記座標情報取得手段は、前記地図情報により表される地図の中心位置の座標情報を拠点関連座標情報として取得することを特徴とする顧客情報収集装置。
【請求項4】
請求項1または請求項2記載の顧客情報収集装置において、前記座標情報取得手段は、前記地図情報により表される地図上で、顧客が指定した位置の座標情報を拠点関連座標情報として取得することを特徴とする顧客情報収集装置。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか一項記載の顧客情報収集装置において、前記地図情報提示手段は、前記地図情報上で顧客が指定した拠点位置から一定の距離範囲にある興味対象を含む地図情報を提示することを特徴とする顧客情報収集装置。
【請求項6】
顧客の興味を特定する興味情報を取得するステップと、
顧客の拠点に関連する拠点関連情報を提示するステップと、
顧客が前記提示された拠点関連情報から特定の位置情報を指定した場合に、当該位置情報に対応する地図情報を提示するステップと、
前記地図情報から所定の座標情報を拠点関連座標情報として取得するステップと、
前記拠点関連座標情報を前記興味情報と関連付けて記憶するステップと、
を備えることを特徴とする顧客情報収集方法。
【請求項7】
顧客の興味を特定する興味情報を取得し、
顧客の拠点に関連する拠点関連情報を提示し、
顧客が前記提示された拠点関連情報から特定の位置情報を指定した場合に、当該位置情報に対応する地図情報を提示し、
前記地図情報から所定の座標情報を拠点関連座標情報として取得し、
前記拠点関連座標情報を前記興味情報と関連付けて記憶する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする顧客情報収集プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−65905(P2007−65905A)
【公開日】平成19年3月15日(2007.3.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−250032(P2005−250032)
【出願日】平成17年8月30日(2005.8.30)
【出願人】(000135771)株式会社パスコ (102)
【Fターム(参考)】