説明

風味付与剤

【課題】飲食品に、その素材に応じた豊かな風味を付与することができ、かつその風味を保持することができる風味付与剤を提供する。
【解決手段】タマネギ植物などのユリ科野菜の細胞組織から分離され、140メッシュ(140mesh;USA)を通過するリグニンまたはリグニン前駆体を含む植物由来固形分に、加熱調理により得られる風味成分などが吸着してなる風味付与剤。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、飲食品の風味改良技術に関するものであり、さらに詳しくは、飲食品に、その素材に応じた豊かな風味を付与するための風味付与剤、それを含有する調味料および飲食品、並びに飲食品の風味改良方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、飲食品に風味を付与する方法としては、例えば、セルロースやヘミセルロースを含む繊維材料からなり、これと親油性香料や親油性成分を含有する溶液とを含み、香料の制御放出をする香味放出材料が提案されている(特許文献1。)。しかしながら、本発明者らの検討結果によれば、前記セルロースやヘミセルロースによる風味成分の吸着および放出能力はそれほど顕著なものではなく、期待を満足しうるほどの風味の向上効果は得がたいものであった。
【0003】
また、一般に、飲食品に風味を付与する方法として、各種のフレーバーを添加する方法などが採用されている。しかし、フレーバーの多くは揮発性が高く、保存時はもとより、加熱調理時には、その殆どが散逸してしまい、添加量に見合う効果を維持および発揮できない場合が殆どである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特表2009−534050号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、飲食品に、その素材に応じた豊かな風味を付与することができ、かつその風味を保持することができる風味付与剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、飲食品の風味に関し、種々研究をしているなかで、加熱調理時に生ずるコク、とりわけ、タマネギ(オニオン)の加熱調理時に生ずる強いコクを有する植物エキスを開発した(特開2010−142147号公報および特開2010−142148号公報参照。)。この食品(タマネギエキス)は、搾汁したタマネギ原料を濃縮した後、薄膜状に拡げた状態で、流動させながら、品温が140℃に到達するまで加熱調理することによって得られるものである。この方法により得られたタマネギエキスは、タマネギを加熱した時に得られる濃厚な甘味とコクに寄与する香気成分を豊富に含むため、該タマネギエキスを添加することにより、強いコクが付与された食品を提供することができるというものである。
【0007】
さらに、本発明者らは、上記タマネギエキスの研究過程において、原料となるタマネギ搾汁液として、加圧ろ過などにより精製したものについては、得られるタマネギエキスにおいて、甘い風味やコクに関連する香気成分が減少することにより風味が低下するとの知見を得た。この知見に基づき、さらに研究を重ねた結果、タマネギ搾汁液中に含まれる、ある種の細胞由来成分(固形分)が、タマネギ本来の甘い風味やコク、更には加熱調理により生ずる旨味成分(香気成分)等の風味成分を吸着し、かつ食したときには口中で前記吸着した風味成分を放出する機能を有することの知見を得た。さらに、前記タマネギ由来の固形分による風味成分の吸着および放出機能は、単にタマネギにとどまることなく、タマネギ以外のユリ科野菜やリンゴなど、各種の植物の細胞由来固形分においても、発揮されるものであるとの知見を得た。本発明は、このような知見に基づき、前記植物細胞由来の固形分であって、風味の吸着能および口中での放出能を有する固形分に、各種風味成分を吸着させることで、添加した風味成分が、食するまでの間に散逸することがなく保持され、添加した風味成分の量に見合った風味を享受できるとの発想を得、本発明を完成させるに至った。
【0008】
本発明の第一は、植物の細胞組織から分離され、140メッシュ(140mesh;USA)を通過する植物由来固形分に風味成分が吸着してなることを特徴とする風味付与剤に関する。
【0009】
好ましい実施態様では、前記植物がユリ科野菜である。
好ましい実施態様では、前記ユリ科野菜がタマネギである。
好ましい実施態様では、前記植物由来固形分が、リグニンまたはリグニン前駆体を20重量%以上含有する。さらに好ましい実施態様では、前記植物由来固形分が、リグニンまたはリグニン前駆体を50重量%以上含有する。
好ましい実施態様では、前記風味成分が、前記固形分と同じ植物に由来する風味成分である。
また、好ましい実施態様では、前記風味成分が、加熱調理により得られる風味である。さらに好ましい実施態様では、前記加熱調理により得られる風味が、タマネギを加熱調理した風味である。
また、好ましい実施態様では、前記風味成分が、香料成分を含む。
【0010】
本発明の第二は、ユリ科野菜の搾汁液を遠心分離して得られた沈殿を、140メッシュ(140mesh;USA)の篩で濾して通過した固形分を得、該固形分に風味成分を吸着させることを特徴とする風味付与剤の製造方法に関する。
【0011】
好ましい実施態様では、前記篩で濾して通過した固形分を水またはアルコールで洗浄する。
【0012】
本発明の第三は、上記のような本発明の風味付与剤を含有する調味料に関する。
【0013】
本発明の第四は、上記のような本発明の風味付与剤を含有する香味料に関する。
【0014】
本発明の第五は、上記のような本発明の風味付与剤、調味料または香味料を含有する飲食品に関する。
【0015】
本発明の第六は、上記のような本発明の風味付与剤、調味料または香味料を飲食品に添加することを特徴とする飲食品の風味改良方法に関する。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、飲食品に、その素材に応じた豊かな風味を付与することができ、しかも付与した風味が、調理、保管、輸送などの間も保持されることで、添加した風味成分の量に見合った風味豊かな飲食品を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明に係る風味付与剤は、植物の細胞組織から分離され、140メッシュ(140mesh;USA)を通過する固形分(以下、「植物細胞由来固形分」ということもある。)に風味成分が吸着してなる。
【0018】
前記植物細胞由来の固形分としては、各種の植物に由来するものが使用できるが、タマネギなどの細胞由来の固形分のうち、特にリグニンまたはリグニン前駆体を主成分とする植物細胞由来の固形分は、飲食品における、旨味、コク、香気成分などの風味成分を吸着し、飲食品の加熱調理時にも前記風味成分が散逸せず、調理後の飲食品に優れた風味が保持される。本発明者らは、本発明の研究、発明過程において、植物由来の固形分であっても、セルロースやペクチンなどの植物由来のポリマーには、本発明の風味付与剤による、前記のような風味の保持および放出機能は見られないことの知見を得ている。従って、本発明の目的とする風味保持機能を発揮するには、植物細胞由来の固形分のうちでも、リグニンまたはリグニン前駆体が適していると考えられる。本発明の風味付与剤による前記のような風味成分保持機能の詳細な作用機序は必ずしも明らかではないが、リグニンポリマー中の疎水性領域に、揮発性の高い香気成分などの風味成分が適度の結合力でもって結合しているものと推定される。
【0019】
前記のような、本発明に係る風味付与剤に用いる植物細胞由来の固形分の原料として好ましい植物としては、前記タマネギを初めとするユリ科野菜である。ユリ科野菜としては、タマネギ、ニラ、ニンニク、ネギなどが挙げられる。これらは単独でまたは2種以上を混合して用いることができる。中でも、タマネギおよびニンニク、とりわけタマネギから得られるリグニンまたはリグニン前駆体は、本発明の目的とする、食品の風味成分の吸着および放出機能に優れることから好ましい。
【0020】
本発明における植物細胞由来の固形分は、植物の搾汁液から遠心分離により分離して得るが、好ましくは分離された固形分を洗浄し、更には、遠心分離にかけたり、セルラーゼ、ペクチナーゼ、プロテアーゼ等により酵素処理することによって精製することで、より純度の高いものが得られる。
【0021】
同じくタマネギなどのユリ科野菜などの植物細胞由来の固形分であっても、140メッシュ(140mesh;USA)を通過しないものについては、上記したような本発明が目的とする風味成分の吸着および放出効果が顕著ではない。この理由も必ずしも究明できてはいないが、そのような粗粒の固形分(ポリマー)については、セルロースやペクチン等が多く含まれていることが原因ではないかと考えられる。
【0022】
また、前記植物細胞由来の固形分に吸着させる風味成分についても、特に限定はなく、リグニンまたはリグニン前駆体と親和性のある成分であれば、どのような成分でも用いる事ができる。なかでも、前記固形分が由来する植物の風味成分が好ましい。例えば、前記固形分がタマネギ細胞由来の場合には、タマネギやニンニクの風味成分が好ましく、またタマネギやニンニクを加熱調理して得られる、甘味、旨味およびコクを有する風味成分なども好ましい実施態様である。また、風味成分として各種フレーバーを用いることもでき、複数の風味成分を組み合わせてもよい。
【0023】
さらに、ナス、ニンジン、ゴボウ、ショウガ、ゴーヤ、リンゴ、セロリ、ネギ、ダイコンなどに由来する植物の香気成分または、これらを加熱調理(ソテー)して得られる風味成分なども、本発明の風味成分として使用することができる。
【0024】
本発明の風味付与剤は、上記のようなタマネギなどの植物細胞由来の固形分(特に、リグニンまたはリグニン前駆体を主成分とするもの)に、上記のような各種風味成分を吸着させることで得ることができる。吸着させる方法としては、両者を別個に製造した後、混合すればよい。また、植物の搾汁液から固形分を分離する際に分離される上澄み液を、そのまま、あるいは濃縮して風味成分として吸着させてもよい。
【0025】
本発明の対象となる飲食品には特に制限はない。なお、本発明において、飲食品とは、調味料や香味料を含む場合もある。本発明の対象となる飲食品を一部例示すると、スープ、ラーメンスープ、うどん(そば)汁、ドレッシング、カレーなどが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【実施例】
【0026】
<製造例1:タマネギ細胞由来の固形分の調製>
すりおろしたタマネギ5kgを搾汁機(juice extractor GP−E1503 ; GREEN POWER)で搾汁した。得られた搾汁液を、遠心機で遠心(6574G,15分)し、沈殿161gを得た。該沈殿を、金属メッシュ(目開き106μm、140mesh)で濾した。メッシュを通過した画分について、さらに遠心機で遠心(6574G,15分)し、沈殿130gを回収した。そのうちの30gに、10倍量の温水(300ml,40℃)を加え、15分間攪拌しながら洗浄した。これをさらに遠心機で遠心(6574G,15分)し、得られた沈殿に、再度、10倍量の温水(300ml,40℃)を加えて15分攪拌した。前記同様に、これを再度、遠心し、沈殿を得た。この沈殿に、10倍量のエタノール(300ml)を加えて攪拌し、攪拌後、さらに遠心機で遠心(6574G,15分)し、沈殿を得た。この沈殿に、再度10倍量のエタノール(300ml)を加えて攪拌し、エバポレーターでエタノールを溜去し、タマネギ細胞由来の固形分を得た。前記固形分についてサイゼル法により分析を行なったところ、50〜60重量%が、メトキシル基を1つ有するグアイアシル型リグニンまたはその前駆体であることが確認された。なお、固形分中のその他の成分としては、セルロースやペクチンなどが考えられる。
【0027】
(サイゼル法)
第十四改正日本薬局方に準じて下記のようにして行なったメトキシル基の定量方法である。
吸収液(酢酸カリウムを氷酢酸・無水酢酸混液に溶かし、臭素を加えたもの)に植物細胞由来固形分を添加し、ヨウ化水素酸を加えて沸騰させた。反応後これを冷却し、臭素の赤色が消えるまでギ酸を滴下した。その後、ヨウ化カリウムと希硫酸を加え、遊離したヨウ素をチオ硫酸ナトリウムで滴定した。メトキシル基量=0.1mol/Lチオ硫酸ナトリウム滴定量×0.5172として、メトキシル基量を定量した。
【0028】
(実施例1)
製造例1で得られた、タマネギ細胞由来の固形分0.05gに、風味成分0.1gを加え、スパチュラなどでかき混ぜて、5〜10分間静置し、本発明の風味付与剤を得た。前記風味成分は、メチルプロピルジスルフィド、ジプロピルジスルフィド、5−メチル‐2‐フルアルデヒド、2‐アセチルフラン(いずれも試薬)、トマト、柚子などのフレーバー(食品用途用)を用いた。
比較対象として、タマネギ細胞由来固形分を添加せず、風味成分のみ添加したものを用いた。
これらに100mLの水を加え、ウォーターバスで約90℃で3時間加熱した。加熱後、お湯を加えて重さを合わせ、官能で風味成分のにおいの強さを比較した。
その結果、メチルプロピルジスルフィド、ジプロピルジスルフィドは固形分を添加していないものに比べて固形分を添加したもので極めて強くにおいが感じられた。5−メチル−2−フルアルデヒド、2−アセチルフランに関しては、固形分を添加していないものに比べて固形分を添加したもので明らかに強くにおいが感じられた。トマトフレーバーに関しては、固形分を添加していないものに比べて、固形分を添加したものでは特に甘いにおいが強く感じられた。また柚子フレーバーに関しては、固形分を添加していないものに比べて固形分を添加したもので柑橘系のにおいが強く感じられた。
【0029】
(実施例2)
実施例1と同様にして、りんご細胞由来固形分に、りんごの香気成分である酪酸エチルを加えた風味付与剤を作成した。
タマネギの代わりにりんごを用い、製造例1と同様にしてりんご細胞由来のリグニン含有固形分(以下、「りんごのリグニン含有画分」という)を得た。
ビーカーに、りんごのリグニン含有画分0.05gと酪酸エチル10μLを添加し、スパチュラで掻き混ぜて5〜10分間静置し、風味付与剤を得た。また、りんごのリグニン含有画分を添加せずに酪酸エチル10μLのみを加えたものを比較対象とした。これらに100mLの水を加え、ウォーターバスで約90℃で3時間加熱した。加熱後、お湯を加えて重さを合わせ、官能で酪酸エチルのにおいの強さを比較した。
その結果、りんごのリグニン含有画分と酪酸エチルを添加したものは、酪酸エチルのみ添加したものに比べて、明らかに酪酸エチルのにおいが強かった。この結果からりんごの香気成分のみを添加するより、りんごのリグニン含有画分とりんごの香気成分からなる風味付与剤を添加した方が、りんご風味が豊かになり、加熱による風味低下が起こりにくいことが明らかとなった。
【0030】
(実施例3)
市販のタマネギピューレを搾汁機(juice extractor GP−E1503 ; GREEN POWER)で搾汁した。搾汁液を遠心機で遠心(6574G, 15分)し、沈殿と上清とに分離した。鍋を二つ用意し、それぞれに前記上清を100gずつ入れた。二つの鍋のうちの一方に、前記分離した沈殿0.5g(0.5重量%)を加え、二つの鍋それぞれを火にかけて攪拌しながら加熱した。上清の重さが1/10になったところで火を止めた。
前記の二つの鍋のそれぞれで加熱したタマネギ液の風味を調べたところ、沈殿(固形分)を加えた方は、固形分を添加しなかったものに比べてタマネギ風味やタマネギの加熱調理香が強かった。
【0031】
(実施例4)
製造例1で得られたタマネギ細胞由来の固形分(以下、「タマネギ固形分」という。)と、オニオンオイルと、前記タマネギ固形分にオニオンオイルを染み込ませた風味付与剤を、下記表1に示す試験水準にてカレーに添加した場合の、タマネギ臭の増強効果を調べた。
【0032】
【表1】

【0033】
<評価の手順>
(1)カレーの作製
お湯1Lに、カレールゥ(ヱスビー、赤缶)100gを加え、火にかけた。約10分間攪拌しながら加熱した。
タマネギ固形分0.1gを量りとり、No.2とNo.4のビーカーに入れた。オニオンオイル1mg(小川香料株式会社製「スパイス OG オニオン」)をNO.3とNO.4のビーカーに量りとり、タマネギ固形分にオニオンオイルを染み込ませた状態で5分間静置した。
次いで、カレールゥをNo.1〜NO.4のビーカーに200gずつ加え、よく攪拌して官能評価を行なった。
【0034】
【表2】

【0035】
<官能評価II>
上記官能評価Iの後、80℃のウォーターバスで3時間加熱した。3時間後、再び官能評価を行なった。
【0036】
【表3】

【0037】
以上の官能評価IおよびIIの結果に示すとおり、タマネギ細胞由来固形分とオニオンオイルからなる本発明の風味付与剤をカレーに添加することにより、先味にタマネギ風味のインパクトがあり、中味、後味ともにタマネギ風味がハッキリした、風味のよいカレーを作製することができ、また、再加熱によっても、タマネギ風味が損なわれていない。これにより、飲食品に、その素材に応じた豊かな風味を付与することができ、かつその風味を保持することができるという、本発明の風味付与剤の効果が明らかとなった。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
植物の細胞組織から分離され、140メッシュ(140mesh;USA)を通過する植物由来固形分に風味成分が吸着してなることを特徴とする風味付与剤。
【請求項2】
前記植物がユリ科野菜である請求項1に記載の風味付与剤。
【請求項3】
前記ユリ科野菜がタマネギである請求項2に記載の風味付与剤。
【請求項4】
前記植物由来固形分が、リグニンまたはリグニン前駆体を20重量%以上含有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の風味付与剤。
【請求項5】
前記植物由来固形分が、リグニンまたはリグニン前駆体を50重量%以上含有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の風味付与剤。
【請求項6】
前記風味成分が、前記固形分と同じ植物に由来する風味成分である請求項1〜5のいずれか1項に記載の風味付与剤。
【請求項7】
前記風味成分が、加熱調理により得られる風味である請求項1〜6のいずれか1項に記載の風味付与剤。
【請求項8】
前記加熱調理により得られる風味が、タマネギを加熱調理した風味である請求項7に記載の風味付与剤。
【請求項9】
前記風味成分が、香料成分を含む請求項1〜8のいずれか1項に記載の風味付与剤。
【請求項10】
植物の搾汁液を遠心分離して得られた沈殿を、140メッシュ(140mesh;USA)の篩で濾して通過した固形分を得、該固形分に風味成分を吸着させることを特徴とする風味付与剤の製造方法。
【請求項11】
前記植物がユリ科野菜である請求項10に記載の風味付与剤の製造方法。
【請求項12】
前記篩で濾して通過した固形分を水またはアルコールで洗浄する請求項10または11に記載の風味付与剤の製造方法。
【請求項13】
請求項1〜9のいずれか1項に記載の風味付与剤を含有する調味料。
【請求項14】
請求項1〜9のいずれか1項に記載の風味付与剤を含有する香味料。
【請求項15】
請求項1〜9のいずれか1項に記載の風味付与剤、請求項13に記載の調味料または請求項14に記載の香味料を含有する飲食品。
【請求項16】
請求項1〜9のいずれか1項に記載の風味付与剤、請求項13に記載の調味料または請求項14に記載の香味料を飲食品に添加することを特徴とする飲食品の風味改良方法。

【公開番号】特開2012−200158(P2012−200158A)
【公開日】平成24年10月22日(2012.10.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−65046(P2011−65046)
【出願日】平成23年3月23日(2011.3.23)
【出願人】(000000941)株式会社カネカ (3,932)
【Fターム(参考)】