食品用簡易容器
【課題】 容器本体と蓋との嵌合性にも優れた有底の紙製縁枠を使用した加工食品用簡易容器を提供すること。
【解決手段】 外側面にテーパーを設けた紙製縁枠1の上縁周縁は内側に向かって傾斜した係止突起11が設けられ、加工食品を収納した紙製縁枠1からなる容器本体を覆う透明なプラスチック製の蓋材2の側部下方には、紙製縁枠1内への挿入部22が形成されており、その下端には外方に向けて、上記紙製縁枠1の係止突起11と当接係止する突起21が形成されている。蓋材2の下面外周に形成した係止突起21が、紙製縁枠1の係止突起11の下面に入り、相互の弾力によって、紙製縁枠1の係止突起11の下面が、蓋材2の係止突起21の上面と当接係止し、紙製縁枠1と蓋材2は離脱可能に結合する。
【解決手段】 外側面にテーパーを設けた紙製縁枠1の上縁周縁は内側に向かって傾斜した係止突起11が設けられ、加工食品を収納した紙製縁枠1からなる容器本体を覆う透明なプラスチック製の蓋材2の側部下方には、紙製縁枠1内への挿入部22が形成されており、その下端には外方に向けて、上記紙製縁枠1の係止突起11と当接係止する突起21が形成されている。蓋材2の下面外周に形成した係止突起21が、紙製縁枠1の係止突起11の下面に入り、相互の弾力によって、紙製縁枠1の係止突起11の下面が、蓋材2の係止突起21の上面と当接係止し、紙製縁枠1と蓋材2は離脱可能に結合する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、加工食品を収納し持ち帰るための紙製の縁枠を有する食品用簡易容器に関する。
【背景技術】
【0002】
本願の出願人は、従来から使用されてきた縁枠も内容器もプラスチックからなる食品用簡易容器の原材料が、石油という限りある資源であり、その資源をできるだけ長く使用するために、プラスチックの使用を最小にした簡易容器として、先に下記特許文献1において開示した。この簡易容器は、紙シートを折り曲げて縁枠とし、薄いプラスチック製の底材の周縁をこの縁枠に係止したものである。
【0003】
さらに、本願の出願人は、係る紙シートを折り曲げた縁枠とプラスチック製の内容器とからなる加工食品容器の組立を簡便化し、且つ、確実にするために、紙製の縁枠の内側上部周面に端縁を形成し、プラスチック製の内容器の外周面に形成した突出をこの紙製の縁枠の内側周面に形成した端縁の下端に係止できるようにした構造を下記特許文献2において開示した。
【特許文献1】特開平11−334720号
【特許文献2】特許第3965278号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記特許文献2に記載の紙製の縁枠とプラスチック製の内容器とからなる食品用簡易容器の蓋材としては、紙製の縁枠の上部の一端縁を延長して縁枠と一体化した構造のものが開示されている。
【0005】
そのため、その食品用簡易容器は、縁枠用の紙シートの形状を特殊な形状としているために、容器本体への被蓋に手間を要し、また、蓋の取り付け状態も不完全であるために容器全体をゴム輪による緊締が必要になったり、蓋そのものが紙製であるために、不透明で収納物が確認できない等の問題がある。
【0006】
また、紙製容器本体にプラスチック製蓋を被せる試みもされているが、この場合には、プラスチック製蓋は紙製容器に嵌合するのは難しいため、蓋がはずれないようにするためには、粘着テープでとめる等の余分な手段を必要としていた。
【0007】
この発明の課題は、有底の紙製縁枠を使用した容器において、作成上も手間が省け、容器本体への被蓋作業も簡単にでき、さらには、容器本体と蓋との嵌合性にも優れた加工食品用簡易容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明は、外側面にテーパーを設けた有底の紙製縁枠と薄いプラスチックからなる蓋材のそれぞれに重なり合って当接し合う係止片を設け、紙製縁枠の上方から蓋材を被せることによって、係止片が有するそれぞれの弾力によって、蓋材の係止片を紙製縁枠の係止片の下側に入り込ませて、蓋材と紙製縁枠とを取り外し可能に接合するものである。
【0009】
この発明は、紙製縁枠と蓋との間を充分な密着状態で接合しているため、内容器を有する簡易容器や、紙製縁枠そのものを容器としたものに対しても充分に適用できる。
【発明の効果】
【0010】
この発明によって、紙製縁枠そのもの、または、紙製縁枠と薄い一体成形体からなるプラスチック製の内容器とからなる容器本体に、同じく薄いプラスチック製の蓋材を安全、確実、簡単に被せることができ、且つ、収納食品の取り出しに際しての除蓋も簡単に行うことができる。
【0011】
したがって、内容器を有する紙製縁枠、または、防水加工を施した紙製縁枠そのものを容器本体として使用することによって、収納食材が水分を含んだ加工食品であっても、食材からの容器外への漏水をもたらすことなく安全に収納でき持ち運びできる。
【0012】
加工食品を収納した後、蓋材を簡単、確実に容器本体に装着できるので、全体をプラスチック材によって作成した従前の食品用簡易容器と同等の便利さを得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明の実施の形態を添付図に示す実施例によって説明する。
【0014】
実施例1
この実施例は、図1に示すように、紙製縁枠1を容器本体とし、これに、透明のプラスチック製蓋材2を装着した簡易容器10である。
図2は、図1に示す簡易容器10の構成部材を断面によって示す。同図において、外側面にテーパーを設けた紙製縁枠1の上縁周縁は内側に向かって傾斜した係止突起11が設けられている。この例の場合、紙製縁枠1の内面に防水加工を施すことによって、それ自体が水漏れのない容器本体を形成し、この容器本体に加工食品を収納する。
【0015】
加工食品を収納した紙製縁枠1からなる容器本体を覆う透明なプラスチック製の蓋材2の側部下方には、紙製縁枠1内への挿入部22が形成されており、その下端には外方に向けて、上記紙製縁枠1の係止突起11と当接係止する突起21が形成されている。
【0016】
そして、縁枠1の係止突起11と蓋材2の係止突起21は、図3に示すように、蓋材2を紙製縁枠1の上方から押し付けることによって、図4に示すように、蓋材2の下面外周に形成した係止突起21が、紙製縁枠1の係止突起11の下面に入り、相互の弾力によって、紙製縁枠1の係止突起11の下面が、蓋材2の係止突起21の上面と当接係止し、紙製縁枠1と蓋材2は離脱可能に結合する。
【0017】
実施例2
この実施例は、図5に示すように、紙製縁枠1に薄いプラスチックからなる内容器3を取り付けた容器本体に蓋材2を被せた簡易容器20である。
【0018】
図6はこの簡易容器20の構成部材の外観を示し、図7はこれらの部材を断面によって示す図である。
【0019】
図7に示すように、紙製縁枠1には、実施例1の場合と同様に、紙製縁枠1の上縁周縁には内側に向かって傾斜した係止突起11が設けられ、また、容器本体を覆う蓋材2の側部下方には、紙製縁枠1内への挿入部22が形成されており、その下端には外方に向けて、上記紙製縁枠1の係止突起11と当接係止する突起21が設けられている。
【0020】
この実施例が第1の実施例と異なるところは、紙製縁枠1に内容器3が装着されて容器本体を形成している点にあるが、これの装着構造は、基本的には先に挙げた特許文献2に記載の構造と同様である。すなわち、図7において、内容器3の上部には外側周縁32が形成され、さらにその下端に外方に向かって係止突起31が設けられている。そして、図8に示すように、紙製縁枠1の上方から、この内容器3を紙製縁枠1内に押し込むことによって、図9と図10に示すように、内容器3の係止突起31は紙製縁枠1の係止突起11の下面に挿入されて、内容器3は紙製縁枠1と結合される。
【0021】
そして、このように内容器3と縁枠1とを結合した容器本体への蓋材2の着蓋は、図8に示すように、蓋材2を容器本体に上方から押し込んで行う。
【0022】
図11はその着蓋の状況を示す。同図に示すように、縁枠1の係止突起11は、その下に内容器3の係止突起31を当接した状態のまま、蓋材2の係止突起21によって押し付けられる。そして、図12に示すように、蓋材2の係止突起21は、先に縁枠1の係止突起11の下面に挿入された内容器3の係止突起31の上面と縁枠1の係止突起11の下面に挿入され、蓋材2は除蓋可能に容器本体に着蓋する。
【0023】
実施例3
図13と図14は、複数の内容器を紙製縁枠1に取り付けて、蓋材2を取り付け可能にした本発明の容器30,40を示す。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】紙製縁枠を容器本体とし、これに、プラスチック製蓋材を装着したこの発明の第1の実施例に係る簡易容器の外観を示す。
【図2】図1に示す簡易容器の構成部材を断面によって示す。
【図3】紙製縁枠と蓋材との係止突起の作動状態を示す。
【図4】紙製縁枠と蓋材との係止突起の係止状態を示す。
【図5】紙製縁枠に内容器を取り付けた容器本体に適用した例を示す。
【図6】図5の容器の構成部材を示す。
【図7】図6の部材を断面によって示す。
【図8】内容器を紙製縁枠に取り付けた状態を示す。
【図9】紙製縁枠と内容器との係止突起の作動状態を示す。
【図10】紙製縁枠と内容器との係止突起の係止状態を示す。
【図11】紙製縁枠と内容器と蓋材との係止突起の作動状態を示す。
【図12】紙製縁枠と内容器と蓋材との係止突起の係止状態を示す。
【図13】2個の内容器を紙製縁枠取り付けた実施例を示す。
【図14】4個の内容器を紙製縁枠取り付けた実施例を示す。
【符号の説明】
【0025】
紙製縁枠1 縁枠の係止突起11
蓋材2 蓋材の係止突起21 挿入部22
内容器3 内容器の係止突起31 外側周縁32
簡易容器10、20、30,40
【技術分野】
【0001】
この発明は、加工食品を収納し持ち帰るための紙製の縁枠を有する食品用簡易容器に関する。
【背景技術】
【0002】
本願の出願人は、従来から使用されてきた縁枠も内容器もプラスチックからなる食品用簡易容器の原材料が、石油という限りある資源であり、その資源をできるだけ長く使用するために、プラスチックの使用を最小にした簡易容器として、先に下記特許文献1において開示した。この簡易容器は、紙シートを折り曲げて縁枠とし、薄いプラスチック製の底材の周縁をこの縁枠に係止したものである。
【0003】
さらに、本願の出願人は、係る紙シートを折り曲げた縁枠とプラスチック製の内容器とからなる加工食品容器の組立を簡便化し、且つ、確実にするために、紙製の縁枠の内側上部周面に端縁を形成し、プラスチック製の内容器の外周面に形成した突出をこの紙製の縁枠の内側周面に形成した端縁の下端に係止できるようにした構造を下記特許文献2において開示した。
【特許文献1】特開平11−334720号
【特許文献2】特許第3965278号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記特許文献2に記載の紙製の縁枠とプラスチック製の内容器とからなる食品用簡易容器の蓋材としては、紙製の縁枠の上部の一端縁を延長して縁枠と一体化した構造のものが開示されている。
【0005】
そのため、その食品用簡易容器は、縁枠用の紙シートの形状を特殊な形状としているために、容器本体への被蓋に手間を要し、また、蓋の取り付け状態も不完全であるために容器全体をゴム輪による緊締が必要になったり、蓋そのものが紙製であるために、不透明で収納物が確認できない等の問題がある。
【0006】
また、紙製容器本体にプラスチック製蓋を被せる試みもされているが、この場合には、プラスチック製蓋は紙製容器に嵌合するのは難しいため、蓋がはずれないようにするためには、粘着テープでとめる等の余分な手段を必要としていた。
【0007】
この発明の課題は、有底の紙製縁枠を使用した容器において、作成上も手間が省け、容器本体への被蓋作業も簡単にでき、さらには、容器本体と蓋との嵌合性にも優れた加工食品用簡易容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明は、外側面にテーパーを設けた有底の紙製縁枠と薄いプラスチックからなる蓋材のそれぞれに重なり合って当接し合う係止片を設け、紙製縁枠の上方から蓋材を被せることによって、係止片が有するそれぞれの弾力によって、蓋材の係止片を紙製縁枠の係止片の下側に入り込ませて、蓋材と紙製縁枠とを取り外し可能に接合するものである。
【0009】
この発明は、紙製縁枠と蓋との間を充分な密着状態で接合しているため、内容器を有する簡易容器や、紙製縁枠そのものを容器としたものに対しても充分に適用できる。
【発明の効果】
【0010】
この発明によって、紙製縁枠そのもの、または、紙製縁枠と薄い一体成形体からなるプラスチック製の内容器とからなる容器本体に、同じく薄いプラスチック製の蓋材を安全、確実、簡単に被せることができ、且つ、収納食品の取り出しに際しての除蓋も簡単に行うことができる。
【0011】
したがって、内容器を有する紙製縁枠、または、防水加工を施した紙製縁枠そのものを容器本体として使用することによって、収納食材が水分を含んだ加工食品であっても、食材からの容器外への漏水をもたらすことなく安全に収納でき持ち運びできる。
【0012】
加工食品を収納した後、蓋材を簡単、確実に容器本体に装着できるので、全体をプラスチック材によって作成した従前の食品用簡易容器と同等の便利さを得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明の実施の形態を添付図に示す実施例によって説明する。
【0014】
実施例1
この実施例は、図1に示すように、紙製縁枠1を容器本体とし、これに、透明のプラスチック製蓋材2を装着した簡易容器10である。
図2は、図1に示す簡易容器10の構成部材を断面によって示す。同図において、外側面にテーパーを設けた紙製縁枠1の上縁周縁は内側に向かって傾斜した係止突起11が設けられている。この例の場合、紙製縁枠1の内面に防水加工を施すことによって、それ自体が水漏れのない容器本体を形成し、この容器本体に加工食品を収納する。
【0015】
加工食品を収納した紙製縁枠1からなる容器本体を覆う透明なプラスチック製の蓋材2の側部下方には、紙製縁枠1内への挿入部22が形成されており、その下端には外方に向けて、上記紙製縁枠1の係止突起11と当接係止する突起21が形成されている。
【0016】
そして、縁枠1の係止突起11と蓋材2の係止突起21は、図3に示すように、蓋材2を紙製縁枠1の上方から押し付けることによって、図4に示すように、蓋材2の下面外周に形成した係止突起21が、紙製縁枠1の係止突起11の下面に入り、相互の弾力によって、紙製縁枠1の係止突起11の下面が、蓋材2の係止突起21の上面と当接係止し、紙製縁枠1と蓋材2は離脱可能に結合する。
【0017】
実施例2
この実施例は、図5に示すように、紙製縁枠1に薄いプラスチックからなる内容器3を取り付けた容器本体に蓋材2を被せた簡易容器20である。
【0018】
図6はこの簡易容器20の構成部材の外観を示し、図7はこれらの部材を断面によって示す図である。
【0019】
図7に示すように、紙製縁枠1には、実施例1の場合と同様に、紙製縁枠1の上縁周縁には内側に向かって傾斜した係止突起11が設けられ、また、容器本体を覆う蓋材2の側部下方には、紙製縁枠1内への挿入部22が形成されており、その下端には外方に向けて、上記紙製縁枠1の係止突起11と当接係止する突起21が設けられている。
【0020】
この実施例が第1の実施例と異なるところは、紙製縁枠1に内容器3が装着されて容器本体を形成している点にあるが、これの装着構造は、基本的には先に挙げた特許文献2に記載の構造と同様である。すなわち、図7において、内容器3の上部には外側周縁32が形成され、さらにその下端に外方に向かって係止突起31が設けられている。そして、図8に示すように、紙製縁枠1の上方から、この内容器3を紙製縁枠1内に押し込むことによって、図9と図10に示すように、内容器3の係止突起31は紙製縁枠1の係止突起11の下面に挿入されて、内容器3は紙製縁枠1と結合される。
【0021】
そして、このように内容器3と縁枠1とを結合した容器本体への蓋材2の着蓋は、図8に示すように、蓋材2を容器本体に上方から押し込んで行う。
【0022】
図11はその着蓋の状況を示す。同図に示すように、縁枠1の係止突起11は、その下に内容器3の係止突起31を当接した状態のまま、蓋材2の係止突起21によって押し付けられる。そして、図12に示すように、蓋材2の係止突起21は、先に縁枠1の係止突起11の下面に挿入された内容器3の係止突起31の上面と縁枠1の係止突起11の下面に挿入され、蓋材2は除蓋可能に容器本体に着蓋する。
【0023】
実施例3
図13と図14は、複数の内容器を紙製縁枠1に取り付けて、蓋材2を取り付け可能にした本発明の容器30,40を示す。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】紙製縁枠を容器本体とし、これに、プラスチック製蓋材を装着したこの発明の第1の実施例に係る簡易容器の外観を示す。
【図2】図1に示す簡易容器の構成部材を断面によって示す。
【図3】紙製縁枠と蓋材との係止突起の作動状態を示す。
【図4】紙製縁枠と蓋材との係止突起の係止状態を示す。
【図5】紙製縁枠に内容器を取り付けた容器本体に適用した例を示す。
【図6】図5の容器の構成部材を示す。
【図7】図6の部材を断面によって示す。
【図8】内容器を紙製縁枠に取り付けた状態を示す。
【図9】紙製縁枠と内容器との係止突起の作動状態を示す。
【図10】紙製縁枠と内容器との係止突起の係止状態を示す。
【図11】紙製縁枠と内容器と蓋材との係止突起の作動状態を示す。
【図12】紙製縁枠と内容器と蓋材との係止突起の係止状態を示す。
【図13】2個の内容器を紙製縁枠取り付けた実施例を示す。
【図14】4個の内容器を紙製縁枠取り付けた実施例を示す。
【符号の説明】
【0025】
紙製縁枠1 縁枠の係止突起11
蓋材2 蓋材の係止突起21 挿入部22
内容器3 内容器の係止突起31 外側周縁32
簡易容器10、20、30,40
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外側面にテーパーを設けた有底の紙製縁枠からなる容器本体にプラスチック製の蓋材を被せる食品用簡易容器であって、
前記紙製縁枠には、上縁周縁を内側に折り曲げて係止突起が設けられ、且つ、前記蓋材の下面外周には前記紙製縁枠の係止突起と当接する係止突起が設けられており、
前記紙製縁枠の上方から前記蓋材を押し付けることによって、蓋材の下面外周に形成した係止突起の上面を、前記紙製縁枠の上縁内側周縁の係止突起の下面と当接係止した食品用簡易容器。
【請求項2】
有底の紙製縁枠の内側にプラスチック製の内容器を取り付けた容器本体にプラスチック製の蓋材を被せる食品用簡易容器であって、
前記紙製縁枠には、上縁周縁を内側に折り曲げて係止突起が設けられ、前記内容器の上部外縁には前記紙製縁枠を係止する突起が設けられており、且つ、前記蓋材の下面外周には前記紙製縁枠の係止突起と当接する係止突起が設けられており、
前記紙製縁枠の上方から前記内容器を押し付けることによって、内容器の上部外縁に形成した係止突起の上面を、前記紙製縁枠の上縁内側周縁の係止突起の下面と当接係止して容器本体を形成し、
さらに、
前記容器本体の上方から前記蓋材を押し付けることによって、蓋材の下面外周に形成した係止突起の上面を、前記紙製縁枠の上縁内側周縁の係止突起の下面と当接係止した食品用簡易容器。
【請求項3】
紙製縁枠の上方から複数個の前記内容器を押し付けることによって複数個の内容器を有する容器本体を形成した請求項2に記載の食品用簡易容器。
【請求項1】
外側面にテーパーを設けた有底の紙製縁枠からなる容器本体にプラスチック製の蓋材を被せる食品用簡易容器であって、
前記紙製縁枠には、上縁周縁を内側に折り曲げて係止突起が設けられ、且つ、前記蓋材の下面外周には前記紙製縁枠の係止突起と当接する係止突起が設けられており、
前記紙製縁枠の上方から前記蓋材を押し付けることによって、蓋材の下面外周に形成した係止突起の上面を、前記紙製縁枠の上縁内側周縁の係止突起の下面と当接係止した食品用簡易容器。
【請求項2】
有底の紙製縁枠の内側にプラスチック製の内容器を取り付けた容器本体にプラスチック製の蓋材を被せる食品用簡易容器であって、
前記紙製縁枠には、上縁周縁を内側に折り曲げて係止突起が設けられ、前記内容器の上部外縁には前記紙製縁枠を係止する突起が設けられており、且つ、前記蓋材の下面外周には前記紙製縁枠の係止突起と当接する係止突起が設けられており、
前記紙製縁枠の上方から前記内容器を押し付けることによって、内容器の上部外縁に形成した係止突起の上面を、前記紙製縁枠の上縁内側周縁の係止突起の下面と当接係止して容器本体を形成し、
さらに、
前記容器本体の上方から前記蓋材を押し付けることによって、蓋材の下面外周に形成した係止突起の上面を、前記紙製縁枠の上縁内側周縁の係止突起の下面と当接係止した食品用簡易容器。
【請求項3】
紙製縁枠の上方から複数個の前記内容器を押し付けることによって複数個の内容器を有する容器本体を形成した請求項2に記載の食品用簡易容器。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2010−155625(P2010−155625A)
【公開日】平成22年7月15日(2010.7.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−334300(P2008−334300)
【出願日】平成20年12月26日(2008.12.26)
【出願人】(000145231)株式会社アクタ (6)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年7月15日(2010.7.15)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年12月26日(2008.12.26)
【出願人】(000145231)株式会社アクタ (6)
【Fターム(参考)】
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