説明

食材購入先情報提供装置

【課題】 調理メニューで使用される食材に関連する食材購入先のうち所定の検索範囲内に位置する食材購入先を求め、その食材購入先の位置をわかりやすく表示できるようにする。
【解決手段】 ホーム端末1は、調理メニューを実施する場合に使用される食材に関連する食材購入先の位置情報をインターネット5を介して接続されるサーバ16から取得すると、前記食材購入先のうち設定された検索範囲内に位置する食材購入先を抽出すると共にその位置を地図と共にディスプレイ2に表示する。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、調理メニューで使用される食材の購入先に関連する情報を提供する食材購入先情報提供装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、様々な種類の調理メニューについてそのレシピが料理雑誌や書籍、テレビ番組等で紹介されており、例えばエスニック料理と称されるような珍しい調理メニューでも一般の家庭で作ることができるようになっている。ところが、このような調理メニューの場合、使用する食材も特別なものが多く、初めて作る者にとっては、どこへ行けばその食材を購入できるのか分からない場合が多い。
【0003】また、「肉じゃが」や「カレーライス」などの一般的な調理メニューであっても、使用者が自宅にいる場合は自宅近くの行きつけの食料品店で食材を購入することができるが、自宅とは異なる場所にいる場合は食料品店がどこにあるのか分からない。このため、食料品店を探すのに手間取り、食材購入に時間がかかってしまう。
【0004】さらに、調理メニューで使用される複数種の食材の全てが一つの食料品店に揃っていない場合は複数の食料品店にて食材を購入することになるが、このような場合には、複数の食料品店ができるだけ近接している方が食材購入に要する時間を短縮することができる。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、調理メニューで使用される食材に関連する食材購入先のうち所定の検索範囲内に位置する食材購入先を求め、その食材購入先の位置情報を提供することができる食材購入先情報提供装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の食材購入先情報提供装置は、検索対象となる地図上の領域の地図情報に対して検索範囲を設定する検索範囲設定手段と、1または複数の調理メニューについて使用される食材に関連する食材購入先の位置情報が与えられると、前記食材購入先について前記検索範囲内に位置する食材購入先を抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された食材購入先の位置を地図上に表示する表示手段とを備えたところに特徴を有する。
【0007】上記構成によれば、調理メニューが与えられると、その調理メニューで使用される食材の購入先のうち設定された検索範囲内に位置する食材購入先が抽出され、その位置が地図上に表示される。このため、特別な食材を使用する調理メニューを作る場合でも、食材購入先を探すのに手間取ることがない。特に、上記構成では、食材購入先を地図上に表示したため、食材購入先の位置をその周辺地域との関係で視覚的に把握することができ、食材購入先への移動を容易に行うことができる。
【0008】請求項2の食材購入先情報提供装置は、請求項1の発明において、前記検索範囲設定手段を、出発地及び目的地の位置情報が与えられることに基づいて検索範囲を設定するように構成したところに特徴を有する(請求項2の発明)。上記構成によれば、検索範囲を任意に設定することができる請求項3の食材購入先情報提供装置は、請求項1の発明において、前記検索範囲設定手段を、交通手段が入力されることに基づいて、前記交通手段に応じた広さの検索範囲を設定するように構成したところに特徴を有する。上記構成によれば、使用者が使用する交通手段により移動するに適切な広さの検索範囲を設定することができる。
【0009】また、請求項4の食材購入先情報提供装置は、請求項1の発明において、自己の現在地の位置情報を取得可能な自己位置情報取得手段を備え、検索範囲設定手段を、前記自己の現在地の位置情報に基づいて検索範囲を設定するように構成したところに特徴を有する。
【0010】上記構成によれば、自己の現在地、言い換えると使用者が居る場所の位置情報を自己位置情報取得手段により簡単に取得して、検索範囲を設定することができる。また、自己現在地の位置情報をリアルタイムで取得することができるので、装置が携帯可能に構成されている場合において、装置を携帯する使用者が移動する毎に現在地の位置情報を入力したり、検索範囲を設定する必要がなく、使い勝手が向上する。
【0011】請求項5の食材購入先情報提供装置は、請求項1ないし4の発明において、インターネット等の通信回線を介して調理メニュー情報を提供する調理メニュー情報提供源にアクセス可能な通信手段を備え、前記抽出手段を、前記通信手段を通じて前記調理メニュー情報提供源から調理メニュー情報を取得して、前記検索範囲内に位置する食材購入先を抽出するようにしたところに特徴を有する。
【0012】上記構成によれば、調理メニューの実施に際して必要となる調理メニュー情報が記録された記録媒体を装置本体に設けなくても、インターネットなどの通信回線を介して接続されたサーバ等の調理メニュー情報提供源から最新の調理メニュー情報をリアルタイムで取得することができる。
【0013】請求項6の食材購入先情報提供装置は、請求項1ないし4の発明において、インターネット等の通信回線を介して食材購入先の位置情報や食材情報等の食材購入先情報を提供する食材購入先情報提供源にアクセス可能な通信手段を備え、前記抽出手段は、前記通信手段を通じて前記食材購入先情報提供源から食材購入先情報を取得して、前記検索範囲内に位置する食材購入先を抽出するようにしたところに特徴を有する。
【0014】上記構成によれば、食材購入先の位置情報や食材情報等の食材購入先情報が記録された記録媒体を装置本体に設けなくても、インターネットなどの通信回線を介して接続されたサーバ等の食材購入先情報提供源から最新の食材購入先情報をリアルタイムで取得することができる。
【0015】この場合、食材購入先情報提供源から取得した食材購入先情報に基づいて、前記抽出手段を、検索範囲内に位置する食材購入先のうち食材の価格が最も安い食材購入先を優先的に抽出するように構成することができる(請求項7の発明)。上記構成によれば、検索範囲内に多数の食材購入先が位置する場合でも、経済的に有効な食材購入先を優先的に抽出することができる。
【0016】請求項8の食材購入先情報提供装置は、請求項1ないし7の発明において、前記抽出手段を、調理メニューで使用される食材のうち不要な食材を入力可能に構成し、前記不要な食材に関連する食材購入先を除いた食材購入先について検索範囲内に位置する食材購入先を抽出するように構成したところに特徴を有する。
【0017】請求項9の食材購入先情報提供装置は、請求項1ないし8の発明において、在庫の食材に関連する在庫情報を取得可能な在庫情報取得手段を備え、前記抽出手段を、前記在庫情報に基づいて調理メニューで使用する食材に対して不足する食材に関連する食材購入先について検索範囲内に位置する食材購入先を抽出するように構成したところに特徴を有する。
【0018】上記請求項8及び9の構成によれば、在庫が有る食材や不要な食材等の不必要な食材の購入先を除外することができるので、食材購入に際に不必要な食材を誤って購入してしまうことがなく、使い勝手が良い。
【0019】請求項10の食材購入先情報提供装置は、請求項1ないし9の発明において、前記表示手段を、食材購入先を指定可能に構成し、指定された食材購入先を優先的に表示するように構成したところに特徴を有する。
【0020】上記構成によれば、例えば使用者の行きつけの食材購入先等を指定することにより、個々の使用者に応じた食材購入先の位置を優先して使用者に知らせることができる。
【0021】請求項11の食材購入先情報提供装置は、請求項6の発明において、前記表示手段を、食材購入先の位置と共にその食材購入先情報を表示するように構成したところに特徴を有する。
【0022】上記構成によれば、この場合、前記表示手段は、食材購入先の位置と共にその食材購入先における食材の価格を表示するように構成することができる(請求項12の発明)。上記構成によれば、使用者は、食材購入先毎の食材の価格から、実際にどの食材購入先で食材を購入するかを判断することができる。
【0023】また、前記表示手段は、食材購入先の位置と共にその食材購入先の営業日及び営業時間を表示するように構成することができる(請求項13の発明)。上記構成によれば、現時点で食材購入可能な食材購入先を確認することができるので、使い勝手がよい。
【0024】請求項14の食材購入先情報提供装置は、請求項2の発明において、前記表示手段を、出発地から食材購入先を経由して目的地まで移動する際の移動時間が最短となるような食材購入経路を地図上に表示するように構成したところに特徴を有する。上記構成によれば、食材購入に要する時間を短くすることができる。
【0025】この場合、インターネット等の通信回線を介して交通情報を提供する交通情報提供源にアクセス可能な通信手段を備え、前記食材購入経路は、前記通信手段を通じて前記交通情報提供源から取得した交通情報に基づいて設定されるように構成すると良い(請求項15の発明)。
【0026】上記構成によれば、インターネットなどの通信回線を介して接続される交通情報提供源から道路の渋滞情報や通行止めなどの情報をリアルタイムで取得することができるので、食材購入に要する時間が確実に短くなるような食材購入経路を設定することができる。
【0027】また、前記表示手段を、交通手段が入力されることに基づいて前記交通手段に応じた食材購入経路の移動時間を表示するように構成すると、食材購入経路の実際の移動に要する時間を予想することができる(請求項16の発明)。
【0028】請求項17の食材購入先情報提供装置は、請求項1の発明において、前記表示手段を、食材購入先の位置が示された地図と共に調理メニュー情報を表示するように構成したところに特徴を有する。
【0029】上記構成によれば、使用者が実施しようと考えている調理メニューとともに食材購入先の位置を確認することができる。
【0030】請求項18の食材購入先情報提供装置は、携帯可能に構成されていることを特徴とする。上記構成によれば、装置本体を携帯することができるので、地図上に表示された食材購入先の位置を確認しながら食材購入先へ移動することができ、使い勝手が良い。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例を図1R>1ないし図22を参照しながら説明する。図1及び図2はシステム全体の構成を概略的に示すものである。図2において、ホーム端末1は、システム全体の制御を統括するものであり、食材購入先情報提供装置として機能する。
【0032】前記ホーム端末1は、パソコンとしての機能を備えたもので、表示部としての液晶ディスプレイ2や、キーボード3a及びマウス3bからなる入力部3を備えている。また、前記ホーム端末1には、音声発生装置としてのスピーカ4(図1にのみ図示)が設けられている。前記スピーカ4は、例えば不具合が発生した場合に音声により使用者に報知するようになっている。
【0033】前記ホーム端末1は、外部通信網としてのインターネット5に接続可能に設けられると共に、住宅内の各種電気機器と住宅内ネットワーク6を介して情報交換が可能となるように設定されている。前記住宅内ネットワーク6は、ブルートゥースなどの無線LANなどにより結合される構成としても良く、或いは、信号ケーブルなどで直接接続される構成としても良い。
【0034】前記住宅内ネットワーク6を通じて前記ホーム端末1と情報交換が可能な電気機器としては、食材保管庫としての冷蔵庫7及び食品ストッカー8の他、例えば調理機器としての電子レンジ9及びクッキングヒータ10、保温釜11などがある。また、図示はしないが、前記ホーム端末1は前記住宅内ネットワーク6を通じて洗濯機や乾燥機等のランドリー機器やエアコン等の家電機器との間で情報交換が可能に構成されている。
【0035】上記構成においては、前記冷蔵庫7及び食品ストッカー8の内部に収容される食材の情報を読み取ることができるように構成されている。これは、例えばスーパーマーケットなどでの食材購入時にPOS端末と連動して家庭内のホーム端末1にインターネット5などを介して受けるように構成したり、或いは食材毎にバーコードを付したり、食材識別コードを記録した無線タグなどを付して、前記バーコードや無線タグを介して食材情報を得るように構成することができる。
【0036】前記食材情報としては、食材の名称、分量、購入日或いは賞味期限といった種々の情報を含めることができる。また、前記食材情報は、冷蔵庫7や食品ストッカー8毎に管理したり、ホーム端末1側で一括管理したりするように構成することができる。
【0037】さて、図1に示すように、前記ホーム端末1の内部には、CPUを主体としてROM、RAMや各種回路を備えた制御回路12が開設されており、前記制御回路12には全体の動作を司る制御プログラムが記憶されている。
【0038】前記制御回路11には、前記液晶ディスプレイ2及び前記入力部3並びに前記スピーカ4が接続されていると共に、ハードディスク装置などからなる記憶部13が接続されている。これにより、前記制御回路11は、食材情報のデータベースを備えると共に各種のデータを記憶保持することができるように構成されている。また、前記制御回路12は、前述したように、冷蔵庫7、食品ストッカー8、電子レンジ9、クッキングヒータ10、保温釜11と住宅内ネットワーク6を介して無線により通信するための通信インターフェース14が接続されている。更に、前記制御回路12には、インターネット5にアクセスするための通信手段たる外部ネットワーク通信部15が接続されている。
【0039】前記ホーム端末1は、外部ネットワーク通信部14を通じてインターネットに接続すると、種々のサーバにアクセスすることができる。例えば、食材購入先情報提供サーバ16は、食材購入先情報提供源として機能するもので、多数の食材購入先としての店舗(食材販売店)をその位置情報や食材情報と共に記憶する食材購入先データベース17を備えている。
【0040】調理メニュー提供サーバ18は、調理メニュー情報提供源として機能するもので、多数の調理メニューを各調理メニューで使用される食材に関する情報や種々の属性データと共に記憶する調理メニューデータベース19を備えている。
【0041】安売り情報提供サーバ20は、食材情報提供源として機能するもので、アクセスしたホーム端末1の所在地の近傍の店舗A〜Nなどから提供される安売り情報や食材の情報を提供することができるように設定されている。
【0042】交通情報提供サーバ21は、交通情報源として機能するもので、各道路の渋滞情報、道路工事や交通事故等に伴う通行止め情報等の交通情報を提供することができるように設定されている。また、地図情報提供サーバ22は、地図情報源として機能するもので、検索対象となる地図上の領域、例えば日本全国の各地の地図情報を提供することができるように設定されている。
【0043】後述するように、前記制御回路12は、前記サーバ16,18,20,21、22からの各種情報を取得すると共に入力設定された各種の検索条件を取得すると、これらの情報及び条件に基づいて食材購入先の検索処理を実行し、検索した食材購入先に対応した位置を地図上に表示するようになっている。
【0044】尚、ここでは詳しい説明は省略するが、前記ホーム端末1は家事を執り行なうに際して必要となる種々の機能が実施可能に設けられている。例えば、前記ホーム端末1と通信可能なすべての家電機器の動作を把握してパワーマネージメントを行ったり、これらの家電機器のメインテナンスに関する処理を行ったり、さらには、電子メールの送受信の機能を備えており、家庭内で必要となる事項を総合的にサポートすることができるようにプログラム設定されている。
【0045】次に、本実施例の作用を食材購入先を検索するための手順を中心に説明する。ここでは、図3ないし図に示す各過程におけるディスプレイ2の表示画面を参照しながら説明する。ホーム端末1のディスプレイ2は、図示しないトップ画面に表示される多数のアイコンのうちの「家事の名人」のアイコンが前記入力操作部3を介して選択操作されると、図3に示すようなメニュー画面を表示する。前記メニュー画面には、「料理」,「食材管理」,「食材購入」,「メンテナンス」,「セキュリティ」,「洗濯」及び「家電モニタ」などの各種のマークが配置されている。
【0046】ここで、前記入力操作部3による選択操作とは、トップ画面上に表示される図示しない矢印キーをマウス3bにより選択対象となるアイコン上まで移動させて、クリックする操作を意味する。
【0047】本発明に関係する「食材購入」のマークが選択されると、前記制御回路12は、食材購入先を検索するためのプログラムを実行する。この場合、食材購入先の検索処理は、ホーム端末1と各サーバ16,18,20,21との間でやり取りすることにより行われる。
【0048】まず、前記ディスプレイ2は、図4に示す食材購入トップ画面を表示する。この食材購入トップ画面には、食材購入先を検索するために必要な各種の設定項目が表示される。使用者により設定項目が選択操作されると、ディスプレイ2は各項目に対応する設定画面を表示する。この場合、設定項目としては、調理メニューとしての献立、出発地・目的地、食材販売店表示条件、経路条件があり、これらの項目が入力設定されることに基づいて制御回路12は検索範囲を設定すると共にこの検索範囲内に位置する食材購入先を抽出してその食材購入先の地図上の位置をディスプレイ2に表示させるように構成されている。以下、(1)献立設定、(2)出発地・目的地設定、(3)食材販売店表示条件設定、(4)経路条件設定の過程を順に説明する。
【0049】尚、食材購入トップ画面の右下部に配置された「食材購入画面へ」という項目は、「食材購入先表示」画面へ移行するための操作ボタンである。また、食材購入に関する表示画面では、冷蔵庫7の運転状態を示すモニタとしての表示も右側の欄で行っている。具体的には、冷蔵室及び冷凍室の各室内温度のモニタ表示と切替室の設定状態(ここでは「チルド」に設定されている)を示すと共に、冷蔵庫7を冷却調理の調理機器として用いる場合の冷却調理のモードを示している。ここでは、冷却調理として「あら熱とり」、「熱もの冷蔵」、「熱もの冷凍」及び「急冷却」が絵表示と共に示されている。
【0050】(1)献立設定食材購入トップ画面にて、「献立設定」の項目が選択操作されると、ディスプレイ2には、図5に示すような「献立設定」というタイトルの献立設定メニュー画面が表示される。本実施例では、献立を設定する方法として、今日のおすすめの献立の中から選択する方法、調理方法別に分類された献立の中から選択する方法、食材別に分類された献立の中から選択する方法、キーワードの入力設定に基づいて検索される献立の中から選択する方法が設けられており、これに対応して献立設定メニュー画面には、「今日のおすすめ」、「調理方法別」、「素材別」、「検索」の設定項目が表示されている。
【0051】献立設定メニュー画面にて「今日のおすすめ」の項目が選択されると、ディスプレイ2は、図6に示すような「今日のおすすめメニュー」というタイトルの画面を表示する。「今日のおすすめメニュー」画面では、その中央部左側に「献立設定」というタイトルで多数の献立が表示され、右側には「食材リスト」というタイトルで食材の名称及びその分量が表示される。「献立設定」リスト及び「食材リスト」の個々の食材表示は、各欄の右側に示された三角印のボタンを操作することによりスクロールすることができる。また、「食材リスト」には、「献立設定」リストのうち選択されている献立で使用される食材が表示されており、図6は、献立として「肉じゃが」が選択された場合を例に挙げて示している。尚、図6では、便宜上、選択状態にある献立を矩形状の囲み枠で囲むことにより表現しているが、献立の選択操作は、囲み枠たるカーソルの移動により行われる。
【0052】また、「今日のおすすめメニュー」画面において「献立設定」リストの下側に設けられた「設定」ボタンを操作すると、選択状態にある献立が設定(確定)される。設定された献立は、その他の献立とは異なる態様、例えば色で表示される。更に、本実施例では、献立の選択及び「設定」ボタンの操作を繰り返すことにより複数の献立を設定することができるように構成されている。
【0053】「今日のおすすめメニュー」画面における献立の設定処理は、「OK」ボタンを操作することにより終了し、これに伴いディスプレイ2は再び図4の食材購入トップ画面を表示する。尚、「今日のおすすめメニュー」画面の下部に設けられた「キャンセル」ボタンを操作すると、献立の設定はキャンセルされる。また、「今日のおすすめメニュー」画面の下部に設けられた「戻る」ボタンを操作すると、ディスプレイ2の表示画面が前の表示画面、この場合は図5の「献立設定」画面に戻る。
【0054】ここで、「今日のおすすめメニュー」画面の献立リストに表示される献立(おすすめ調理メニュー)は、「季節情報」や「過去に選択された献立」、「家族情報」或いは「健康情報」等の推論条件に基づいて推論されるものである。本実施例では、この「おすすめ調理メニュー」の推論処理は、調理メニュー提供サーバ18側で実行するように構成されている。そして、前記ホーム端末1の制御回路12は、推論された「おすすめ調理メニュー」を前記サーバ18から取得してディスプレイ2に表示させるように構成されている。
【0055】尚、この「おすすめ調理メニュー」の推論処理は、ホーム端末1側で実行するように構成しても良い。この場合、推論過程で参照する調理メニューのデータはホーム端末1と調理メニュー提供サーバ18とでやり取りするか、調理メニュー提供サーバ18からホーム端末1側に予めダウンロードしておくか、いずれの方法を採用してもよい。
【0056】また、図5の献立設定メニュー画面にて「調理方法別」の項目が選択されると、ディスプレイ2は、図7に示すような「調理方法別メニュー」というタイトルの画面を表示する。「調理方法別メニュー」画面では、複数種類、例えば「煮物」、「焼き物」、「揚げ物」、「蒸し物」、「オーブンで焼く」という5種類の調理方法が表示される。この「調理方法別メニュー」画面にて、所望する調理方法を選択して「OK」ボタンを操作すると、調理方法の設定処理が終了し、続いてディスプレイ2は、設定された調理方法に対応する調理メニュー画面を表示する(図示せず)。
【0057】調理方法別の調理メニュー画面には、上記した「今日のおすすめメニュー」画面と同様に、「献立リスト」、「食材リスト」、「設定」ボタン、「OK」ボタン、「キャンセル」ボタン、「戻る」ボタンが表示されており、従って、「今日のおすすめメニュー」画面と同様の操作により献立を設定することができる。
【0058】更に、図5の献立設定メニュー画面にて「素材別」の項目が選択されると、ディスプレイ2は、図8に示すような「素材別メニュー」というタイトルの画面を表示する。「素材別メニュー」画面では、矩形枠内に多数の素材が表示される。尚、矩形枠内の表示は、枠の右側に示された三角印のボタン及び下側に示された三角印のボタンを操作することによりスクロールすることができる。この「素材別メニュー」画面にて、所望する素材を選択して「OK」ボタンを操作すると、素材の設定処理が終了し、続いてディスプレイ2は、設定された素材を用いた調理メニュー画面を表示する(図示せず)。
【0059】素材別の調理メニュー画面も、「今日のおすすめメニュー」画面と同様の画面であり、同様の操作により献立を設定することができる。
【0060】更にまた、図示は省略するが、図5の献立設定メニュー画面にて「検索」の項目が選択されると、ディスプレイ2は、「検索」というタイトルで献立設定に関するキーワード(例えば、素材名、調理方法、和食、洋食等)の入力を指示する画面を表示する。そして、使用者によりキーワードが入力されると、ディスプレイ2はその入力に基づいて検索された調理メニュー画面を表示する。
【0061】この画面も上記した「今日のおすすめ」メニュー画面と同様の画面であり、従って、同様の操作に献立を設定することができる。そして、上記したいずれかの方法による献立の設定処理が終了すると、ディスプレイ2は再び図4の食材購入トップ画面を表示する。
【0062】(2)出発地・目的地設定食材購入トップ画面にて、「出発地・目的地設定」の項目が選択操作されると、ディスプレイ2には、図9に示すような「出発地・目的地設定」というタイトルの画面が表示される。この画面では、「出発地設定」,「目的地設定」という設定項目が表示されており、「出発地設定」という項目が選択操作されると、ディスプレイ2は、図10に示すような「出発地設定メニュー」というタイトルの出発地設定メニュー画面を表示する。
【0063】本実施例では、出発地の設定方法として、地図から探す方法、住所から探す方法、登録リストから探す方法が設けられており、これに対応して出発地設定メニュー画面には、「地図から探す」、「住所から探す」、「登録リストから探す」の設定項目が表示されている。
【0064】「地図から探す」の項目が選択されると、ディスプレイ2は、図11に示すような地図及び複数の操作ボタンが配置された画面を表示する。この場合、表示される地図の範囲は、地図上の上下左右のそれぞれに表示された三角印のボタンを操作することにより変更することができる。また、「拡大」或いは「縮小」ボタンを操作することにより、表示される地図の縮尺を変更することができる。
【0065】そして、マウス3bにて操作される矢印キー(図示せず)を移動させて地図上の所望する出発地を指し示し「設定」ボタンを操作すると、出発地が設定される。尚、ここでは、出発地は、○印とV印とを組み合わせた印で示されるものとする。この状態で「OK」ボタンを操作すると、出発地の設定処理が終了する。
【0066】また、出発地を設定した後、「登録リスト」ボタンを選択操作することにより、設定した出発地を登録リストに加えることができ、「自宅登録」ボタンを選択操作すると、設定した出発地が自宅として登録される(図11では、出発地が自宅として登録された状態を示している。)。前記登録リストについては後述する。
【0067】出発地設定メニュー画面にて「住所から探す」の項目が選択操作されると、ディスプレイ2は、図1212に示すような画面を表示する。この画面にて、都道府県名、市・郡名、町名を入力した後、画面下の「OK」ボタンを選択すると、ディスプレイ2は入力された住所に対応する地図及び複数の操作ボタンが配置された画面を表示する。この画面は、図11に示したものと同様の画面であり、従って、同様の操作により出発地を設定することができる。
【0068】更に、出発地設定メニュー画面にて「登録リスト」の項目が選択操作されると、ディスプレイ2は、図13に示すような「登録リスト」というタイトルの画面を表示する。この画面では、登録リストに登録されている地点の名称が矩形枠内に表示されている。また、自宅登録されていれば、「自宅」という名称が表示される。
【0069】この画面にて所望の登録地点を選択して「OK」ボタンを操作すると、ディスプレイ2は選択された登録地点に対応する地図を表示する。この場合、地図上には、選択された登録地点が出発地として表示された状態となっている。従って、例えば「自宅」を選択した場合は、図11に示したような画面がディスプレイ2に表示される。そして、この画面にて地図上の出発地を確認し、「OK」ボタンを操作すると、出発地の設定処理が終了する。
【0070】出発地の設定処理が終了すると、ディスプレイ2は、再び「出発地・目的地設定」画面(図9参照)を表示する。この画面にて、「目的地設定」ボタンが選択されると、ディスプレイ2は、図14に示すような「目的地設定メニュー」というタイトルの画面を表示する。尚、目的地の設定方法及び手順は、上記した出発地の設定方法及び手順と略同じであるため、ここでは、異なるところを説明する。
【0071】即ち、「地図から探す」、「住所から探す」、「登録リストから探す」のいずれかの方法で目的地を設定すると、ディスプレイ2は図15に示すような画面を表示する。この場合、地図上には既に設定されている出発地と共に目的地を表示し(目的地は、○印と×印とを組み合わせた印で示される。)、更に、これら出発地及び目的地に基づいて設定される含む検索範囲S(図中、破線で囲まれた範囲)を表示する。前記検索範囲Sは、食材販売店を検索するための範囲であり、詳しくは後述する。
【0072】そして、図15の画面をみて、目的地の位置及び検索範囲Sを確認し、「OK」ボタンを操作すると、目的地の設定処理が終了する。ここでは、出発地と目的地とを異なる地点に設定したが、同一地点に設定することも可能である。
【0073】尚、図16は、目的地設定メニュー画面にて「住所から探す」の項目が選択された場合にディスプレイ2が表示する画面を示している。また、目的地設定メニュー画面にて「登録リストから探す」の項目が選択された場合は、ディスプレイ2は図13に示す画面を表示する。
【0074】目的地の設定処理が終了すると、ディスプレイ2は、再び図9に示す画面を表示する。この場合、「出発地設定」及び「目的地設定」の各項目の下の括弧内には、それぞれ設定された出発地及び目的地の名称が表示される。
【0075】尚、本実施例においては、設定された出発地及び目的地は、新たに設定されるまでその設定状態が保持されるように構成されている。即ち、次回の購入先検索処理の際に「出発地・目的地設定」画面を表示させると、画面上には前回設定された出発地及び目的地が表示された状態になっている。従って、「出発地・目的地設定」画面の出発地及び目的地の名称をみて変更が不要である場合は、再度設定する必要がない。そして、「出発地・目的地設定」画面の下側に配置されている「地図表示」ボタンを操作することにより、出発地及び目的地の位置を確認することができる。
【0076】(3)食材販売店表示条件設定食材購入トップ画面にて、「食材販売店表示条件設定」の項目が選択操作されると、ディスプレイ2は、図17に示すような「食材販売店表示条件」というタイトルの画面を表示する。この画面では、食材購入先としての食材販売店を検索範囲S内に表示させることに関する各種の項目(食材販売店表示項目)及び食材ラベルの表示に関する各種の項目(食材ラベル表示項目)について設定する。
【0077】「食材販売店表示項目」における「指定半径内」の項目がチェック(選択)されると、制御回路12は、使用者により指定された大きさの検索範囲Sを設定する。この場合、交通手段としての徒歩、自転車、原付バイク、自動車を指定するようになっており、これに応じて各交通手段にて移動可能な大きさの検索範囲Sが設定される。
【0078】例えば「徒歩」を指定すると、検索範囲Sの大きさは出発地及び目的地を結ぶ線分から0.5km以内の範囲に設定される。但し、各交通手段に対応する大きさは変更可能である。また、本実施例では、「指定半径内」の項目がチェックされない場合は、検索範囲Sは出発地及び目的地を結ぶ線分から例えば5km以内の範囲に設定されるように構成されている。
【0079】「食材販売店表示項目」における「最安値」の項目をチェックすると、食材価格が最も低い食材販売店を優先的に抽出させることができる。この場合、各食材販売店における食材の価格情報は、食材購入先情報提供サーバ16や安売り情報提供サーバ20から取得する。
【0080】「食材販売店表示項目」のうちの「営業時間中の店」の項目をチェックすると、現時点において営業している店を抽出させることができる。更に、「特売中の店」の項目がチェックされると、検索範囲S内の食材販売店のうち、特売中の店を優先的に抽出させることができる。各食材販売店についての営業時間情報や特売情報は、食材購入先情報提供サーバから取得する。
【0081】また、「食材販売店表示項目」のうちの「常連店にて入手」の項目をチェックすると、常連店リストに登録されている食材販売店を優先的に抽出させることができる。この場合、常連店リストの登録は、「常連店リスト」ボタンを操作することにより行う。
【0082】「常連店リスト」ボタンが操作されると、ディスプレイ2は図18に示すような「常連店リスト」というタイトルの表示画面を表示する。この画面の右側には、多数の食材販売店のリストである「店リスト」が表示されており、この中から使用者は行きつけの店等を「常連店リスト」に登録することができる。
【0083】「食材販売店表示項目」のうちの「食材毎の指定」の項目をチェックすると、抽出する食材販売店を食材毎に指定することができる。つまり、設定された献立で使用する各食材を購入する必要性の有無を使用者が指定することができる。この指定は「食材リスト」画面にて行う。
【0084】即ち、「食材リスト」ボタンを操作すると、ディスプレイ2は図19に示すような食材リストというタイトルの画面を表示する。この「食材リスト」画面では、冷蔵庫7や食品ストッカー8からの在庫情報に基づいて食材毎に在庫として有るか否かが表示されていると共に、使用者の設定に基づいて購入が不要であることが表示されている。在庫として有る食材(「有」の表示)及び購入が不要である食材(「不要」の表示)に関する食材販売店は抽出対象から除かれる。
【0085】また、「食材ラベル表示項目」は、地図上に示された食材販売店毎に付される食材ラベルL(図20R>0参照)の表示項目を設定するものである。前記食材ラベルLには、食材の名称と共に食材ラベル表示項目のうちのチェック項目が表示される。
【0086】そして、「食材販売店表示条件」画面にて「OK」ボタンを操作することにより、食材販売店表示条件の設定処理が終了し、ディスプレイ2は、再び図3に示す食材購入トップ画面を表示する。
【0087】以上の献立設定、出発地・目的地設定、食材入手表示条件設定の各処理が終了した時点で、食材購入トップ画面の下欄の「食材購入画面へ」というボタンを操作すると、ディスプレイ2は、図20に示すような食材購入画面を表示する。この食材購入画面では、抽出された食材販売店の位置が表示された地図と共に、設定された献立リスト及び食材リスト並びに献立の写真が配置されている。この場合、食材リスト及び写真は、献立リストにおいて選択状態にある献立に対応している(図2020では、「肉じゃが」が選択された状態を示す)。尚、図20では、食材ラベルLに食材の名称のみが表示された状態を示す。
【0088】(4)経路条件設定食材購入トップ画面にて、「経路条件設定」という項目が選択操作されると、ディスプレイ2は、図21に示すような「経路条件設定」というタイトルの画面を表示する。この画面では、抽出された食材販売店の購入経路を地図上に表示させるために必要な経路条件について設定する。例えば、「最短距離を優先」という項目がチェックされると、出発地から各食材販売店を経て目的地まで戻るまでの移動距離が最短となるような購入経路が食材販売店と共に地図上に表示される。
【0089】また、「最短時間を優先」の項目がチェックされた場合は、入手店の位置や交通状況を考慮して購入に要する時間が最短となる購入経路が表示される。更に、「空いている道を優先」の項目がチェックされた場合は、交通情報提供サーバから提供される渋滞情報に基づいて渋滞している道路を避けるような購入経路が表示される。
【0090】更にまた、「最安値(交通費)を優先」の項目がチェックされた場合は、交通費が安くなるような購入経路が表示される。この項目は、検索範囲Sが広く、交通手段が自動車、電車、バスである場合、高速道路等の有料道路を利用する場合に適用される。「最安値(食材費)を優先」の項目がチェックされた場合は、各食材について複数の食材販売店が抽出されている場合に食材の価格が低い食材販売店を組み合わせた購入経路が表示される。また、「指定時間以内にて」という項目がチェックされた場合は、移動に要する時間が指定時間以内となるような食材販売店について購入経路が表示される。
【0091】そして、「経路条件設定」画面にて「OK」ボタンを操作することにより、経路条件の設定処理が終了し、ディスプレイ2は、再び図3に示す食材購入トップ画面を表示する。この状態で食材購入トップ画面の下欄の「食材購入画面へ」というボタンを操作すると、ディスプレイ2は、図22に示すような食材購入画面を表示する。この画面では、地図上に食材販売店の位置と共に購入経路が地図上に表示される。また、画面の下側には、設定された交通手段、設定された購入経路の移動に要する時間、設定された献立の調理に要する時間、現在時刻、調理開始時刻、調理終了時刻が表示される。
【0092】図23ないし図25は本発明の第2の実施例を示しており、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、第1の実施例と同一部分には同一符号を付している。この第2の実施例では、ホーム端末31を携帯可能に構成したところに特徴を有する。図23及び図24に示すように、前記ホーム端末31は、手の平に載せることができるサイズに構成されており、その前面部には液晶画面を備えた表示パネル32が設けられている。前記表示パネル32は、画面上をタッチ操作することで入力操作が行える入力部33としての機能も備えている。
【0093】また、前記ホーム端末31においては、外部ネットワーク通信部15は、PHS回線網を介してインターネット5にアクセスできるように構成されており、そのための通信用のアンテナ34が設けられている。更に、前記ホーム端末31は、GPS受信機35及びGPSアンテナ36を備えており、GPS衛星からの電波を受信して自己の現在地の位置情報を取得することができるように構成されている。
【0094】このような構成によれば、ホーム端末31を携帯する使用者が購入経路に沿って移動する様子を食材購入画面の地図上に表示させることができる。例えば、図25の(a)及び(b)は、食材購入画面に表示される地図のみを示したもので、(a)は使用者が「曳馬駅」に位置する状態、(b)は使用者が「曳馬駅」から「じゃが芋」の食材販売店を通過した地点まで移動した状態を示している。このように、使用者は食材購入画面の地図上に表示される購入経路を見ながら、自己の現在地を確認することができる。
【0095】また、上記構成によれば、ホーム端末1を携帯する使用者の位置に基づいて、使用者の現在地に近い食材販売店を食材購入画面の地図上に表示させることができる。例えば図25の(a)では、使用者が「曳馬駅」の近くにある「じゃが芋」の食材販売店J1が表示されているが、図25の(b)に示すように、使用者が前記食材販売店J1を通過した地点まで移動すると、前記食材販売店J1の表示は消え、代わりに別の「じゃが芋」販売店J2が表示される。
【0096】従って、使用者が食材販売店J1にてじゃが芋を購入せずに通過してしまった場合でも、前記食材販売店J1まで戻らずに別の食材販売店J2にてじゃが芋を購入することができる。
【0097】更に、本実施例では、例えば出発地を自己の現在地として設定することができるように構成した場合に、ホーム端末31を携帯する使用者の移動に伴い検索範囲Sを変化させるように構成することができる。
【0098】図26は本発明の第3の実施例を示すものであり、第2の実施例と異なるところを説明する。この実施例では、ホーム端末41は、自動車の車体内に設けられた取付部に設置することによりカーナビゲーションシステムとして機能するように構成されている。尚、前記ホーム端末41は、前記取付部に対して着脱可能である。上記構成によれば、使用者が購入経路を自動車で移動する際に便利である。また、上記した以外の構成は第2の実施例と同様であり、従って第2の実施例と同様の作用、効果を得ることができる。
【0099】尚、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような変形が可能である。調理メニュー情報や地図情報は、装置に内蔵のROMやハードディスク等の記憶媒体から取得するように構成したり、CD−ROMなどの着脱可能な外部記憶装置から取得するように構成したりすることも可能である。電車やバスなどの交通手段を利用して移動する大きさの検索範囲を設定可能に構成しても良い。
【0100】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明の食材購入先情報提供装置によれば、調理メニューについて使用される食材に関連する食材購入先の位置情報が与えられると、前記食材購入先のうち検索範囲内に位置する食材購入先の位置を地図上に表示するので、使用者が特別な調理メニューを実施しようと考えた場合でもその調理メニューで使用される食材の購入先の位置を容易に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すものであり、システム全体の電気的構成を示すブロック図
【図2】システムの概略構成を示す概念図
【図3】ディスプレイに表示されるメニュー画面を示す図
【図4】食材購入処理のトップ画面を示す図
【図5】献立設定画面を示す図
【図6】「今日のおすすめ」メニュー画面を示す図
【図7】調理方法別メニュー画面を示す図
【図8】素材別メニュー画面を示す図
【図9】出発地・目的地設定画面を示す図
【図10】出発地設定メニュー画面を示す図
【図11】地図から探す場合の出発地設定画面を示す図
【図12】住所から探す場合の出発地設定画面を示す図
【図13】登録リスト画面を示す図
【図14】目的地設定メニュー画面を示す図
【図15】地図から探す場合の目的地設定画面を示す図
【図16】住所から探す場合の目的地設定画面を示す図
【図17】食材販売店表示条件設定画面を示す図
【図18】常連店リスト画面を示す図
【図19】食材リスト画面を示す図
【図20】食材購入画面の一例を示す図
【図21】経路条件設定画面を示す図
【図22】食材購入画面の他の例を示す図
【図23】本発明の第2の実施例を示すものであり、使用者がホーム端末を携帯する様子を示す図
【図24】ホーム端末の電気的構成を示すブロック図
【図25】食材購入画面に表示される地図の一例を示す図であり、(a)は使用者が「曳馬駅」にいるときの地図、使用者が移動したときの地図(b)
【図26】本発明の第3の実施例を示すものであり、ホーム端末を自動車に取付けた様子を示す図
【符号の説明】
図中、1、31、41はホーム端末(食材購入先情報提供装置)、2は液晶ディスプレイ(表示手段)、5はインターネット(通信回線)、12は制御回路(検索範囲設定手段、抽出手段、表示手段)、15は外部ネットワーク通信部(通信手段)、16は食材購入先情報提供サーバ(食材購入先情報提供源)、18は調理メニュー提供サーバ(調理メニュー情報提供源)、20は安売り情報提供サーバ(食材購入先情報提供源)、21は交通情報提供サーバ(交通情報提供源)、32は表示パネル(表示手段)、35はGPS受信機(自己位置情報取得手段)、36はGPSアンテナ(自己位置情報取得手段)を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】 検索対象となる地図上の領域の地図情報に対して検索範囲を設定する検索範囲設定手段と、1または複数の調理メニューについて使用される食材に関連する食材購入先の位置情報が与えられると、前記食材購入先について前記検索範囲内に位置する食材購入先を抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された食材購入先の位置を地図上に表示する表示手段とを備えたことを特徴とする食材購入先情報提供装置。
【請求項2】 検索範囲設定手段は、出発地及び目的地の位置情報が与えられることに基づいて検索範囲を設定することを特徴とする請求項1記載の食材購入先情報提供装置。
【請求項3】 検索範囲設定手段は、交通手段が入力されることに基づいて、前記交通手段に応じた広さの検索範囲を設定することを特徴とする請求項1または2記載の食材購入先情報提供装置。
【請求項4】 自己の現在地の位置情報を取得可能な自己位置情報取得手段を備え、検索範囲設定手段は、前記自己の現在地の位置情報に基づいて検索範囲を設定することを特徴とする請求項1記載の食材購入先情報提供装置。
【請求項5】 インターネット等の通信回線を介して調理メニュー情報を提供する調理メニュー情報提供源にアクセス可能な通信手段を備え、前記抽出手段は、前記通信手段を通じて前記調理メニュー情報提供源から調理メニュー情報を取得して、前記検索範囲内に位置する食材購入先を抽出することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の食材購入先情報提供装置。
【請求項6】 インターネット等の通信回線を介して食材購入先の位置情報や食材情報等の食材購入先情報を提供する食材購入先情報提供源にアクセス可能な通信手段を備え、前記抽出手段は、前記通信手段を通じて前記食材購入先情報提供源から食材購入先情報を取得して、前記検索範囲内に位置する食材購入先を抽出することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の食材購入先情報提供装置。
【請求項7】 抽出手段は、検索範囲内に位置する食材購入先のうち食材の価格が最も安い食材購入先を優先的に抽出することを特徴とする請求項6記載の食材購入先情報提供装置。
【請求項8】 抽出手段は、調理メニューで使用される食材のうち不要な食材を入力可能に構成され、前記不要な食材に関連する食材購入先を除いた食材購入先について検索範囲内に位置する食材購入先を抽出することを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の食材購入先情報提供装置。
【請求項9】 在庫の食材に関連する在庫情報を取得可能な在庫情報取得手段を備え、抽出手段は、前記在庫情報に基づいて調理メニューで使用する食材に対して不足する食材に関連する食材購入先について検索範囲内に位置する食材購入先を抽出することを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の食材購入先情報提供装置。
【請求項10】 表示手段は、食材購入先を指定可能に構成され、指定された食材購入先を優先的に表示することを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の食材購入先情報提供装置。
【請求項11】 表示手段は、食材購入先の位置と共にその食材購入先情報を表示することを特徴とする請求項6記載の食材購入先情報提供装置。
【請求項12】 表示手段は、食材購入先の位置と共にその食材購入先における食材の価格を表示することを特徴とする請求項11記載の食材購入先情報提供装置。
【請求項13】 表示手段は、食材購入先の位置と共にその食材購入先の営業日及び営業時間を表示することを特徴とする請求項11または12記載の食材購入先情報提供装置。
【請求項14】 表示手段は、出発地から食材購入先を経由して目的地まで移動する際の移動時間が最短となるような食材購入経路を地図上に表示するように構成されていることを特徴とする請求項2記載の食材購入先情報提供装置。
【請求項15】 インターネット等の通信回線を介して交通情報を提供する交通情報提供源にアクセス可能な通信手段を備え、食材購入経路は、前記通信手段を通じて前記交通情報提供源から取得した交通情報に基づいて設定されることを特徴とする請求項14記載の食材購入先情報提供装置。
【請求項16】 表示手段は、交通手段が入力されることに基づいて前記交通手段に応じた食材購入経路の移動時間を表示することを特徴とする請求項14または15記載の食材購入先情報提供装置。
【請求項17】 表示手段は、食材購入先の位置が示された地図と共に調理メニュー情報を表示するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の食材購入先情報提供装置。
【請求項18】 携帯可能に構成されていることを特徴とする請求項1記載の食材購入先情報提供装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図24】
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【図25】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図26】
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【公開番号】特開2002−183162(P2002−183162A)
【公開日】平成14年6月28日(2002.6.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2000−383651(P2000−383651)
【出願日】平成12年12月18日(2000.12.18)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】