説明

飲料サーバー

【課題】 ペットボトルを所定の向きに合わせてスタンドにセットできる飲料サーバーの提供。
【解決手段】 ペットボトル1を逆立ち状態にスタンド6で保持して飲料を注出する飲料サーバーであって、ボトル口部2に取付けるアダプター3と、アダプターに連結するエルボ4と、エルボに連結するコック5と、スタンド6とを備え、アダプター3は、ボトル口部2に合致する雌ネジ部7を有するボトル側アダプター3aと、エルボ4の一端部に接続するネジ部8を有するエルボ側アダプター3bとを有し、ボトル側アダプター3aとエルボ側アダプター3bとが中心軸C回りに相対回転可能に結合してある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ペットボトルを利用する飲料サーバーに関する。
【背景技術】
【0002】
本出願人は、ペットボトルの口部にエルボとコックとを連結した上で、スタンドに逆立ち状態で保持して飲料を注出する飲料サーバーを開発している(特許文献1参照。)。
この飲料サーバーにおいてペットボトルの口部にエルボ及びコックを取付ける際には、特許文献1の図5に記載されているように、ペットボトルをテーブル等においた状態で、エルボを回転させながらエルボの一端部に形成された雌ネジ穴にボトル口部を捻じ込んで取付けるが、ボトル口部はボトル本体の向きとは関係なく取付けられているため、エルボを適当な締付力で締め込んだ時点で、ボトル本体に対してエルボがどの方向(方角)を向くかは個々のペットボトルによって異なり、エルボの向きを後から調整することもできなかった。そのため、図9に示すように、エルボ90及びコック91を取付けたペットボトル92をスタンド93に立たせると、ペットボトル92の向きはまちまちになり、ペットボトルに貼ってある商品名等を表示したラベル95が正面からよく見えず、飲料の銘柄を直ちに認識できなかったり、ペットボトルの持手94が前の方にきて見た目が良くなかったりする不都合があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−120221号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は以上に述べた実情に鑑み、ペットボトルを所定の向きに合わせてスタンドにセットできる飲料サーバーの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を達成するために請求項1記載の発明は、ペットボトルを逆立ち状態にスタンドで保持して飲料を注出する飲料サーバーであって、ボトル口部に取付けるアダプターと、アダプターに連結するエルボと、エルボに連結するコックと、スタンドとを備え、アダプターは、ボトル口部に合致する雌ネジ部を有するボトル側アダプターと、エルボの一端部に接続するネジ部を有するエルボ側アダプターとを有し、ボトル側アダプターとエルボ側アダプターとが中心軸回りに相対回転可能に結合してあることを特徴とする。
【0006】
請求項2記載の発明による飲料サーバーは、請求項1記載の発明の構成に加え、ボトル側アダプターとエルボ側アダプターとに鍔状の回転操作部が各々形成してあることを特徴とする。
【0007】
請求項3記載の発明による飲料サーバーは、請求項2記載の発明の構成に加え、スタンドは、アダプターを受け入れる凹部を有し、ボトル側アダプターの回転操作部が凹部の入口側をほぼ塞いでいることを特徴とする。
【0008】
請求項4記載の発明による飲料サーバーは、請求項1,2又は3記載の発明の構成に加え、エルボ側アダプターの外周にボトル側アダプターの先端部が係止する係止部が形成してあると共に、係止部に係止してボトル口部の端面に当接するパッキンが設けてあり、ボトル側アダプターをボトル口部に取付けたときに、ボトル口部の端面とボトル側アダプターの先端部とでエルボ側アダプターの係止部が挟持され、ボトル側アダプターとエルボ側アダプターとの相対回転が規制されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
請求項1記載の発明による飲料サーバーは、ボトル口部とエルボとの間に、ボトル口部に合致する雌ネジ部を有するボトル側アダプターと、エルボの一端部に接続するネジ部を有するエルボ側アダプターとを中心軸回りに相対回転可能に結合したアダプターを介在させたことにより、ボトル口部に設けられた雄ネジの状態にかかわらず、ボトル本体に対してエルボ及びコックを使用者の思い通りの向きで簡単に取付けることが可能となり、これをスタンドにセットすることでペットボトルを所定の向きでセットできる。
【0010】
請求項2記載の発明による飲料サーバーは、ボトル側アダプターとエルボ側アダプターとに鍔状の回転操作部が各々形成してあるので、アダプターをエルボと連結する際には、エルボ側アダプターの回転操作部に手指を掛けてエルボ側アダプターを回転させ、アダプターをボトル口部に取付ける際には、ボトル側アダプターの回転操作部に手指を掛けてボトル側アダプターを回転させることで、工具を使用することなく取付け作業が簡単に行える。
【0011】
請求項3記載の発明による飲料サーバーは、ボトル側アダプターの回転操作部がスタンドのアダプターを受け入れる凹部の入口側をほぼ塞いでいるため、凹部内にゴミ等が入るのを防止できると共に、逆立ち状態に起立したペットボトルの倒伏や傾きを規制できる。
【0012】
請求項4記載の発明による飲料サーバーは、ボトル側アダプターをボトル口部に取付けたときに、ボトル口部の端面とボトル側アダプターの先端部とでエルボ側アダプターの係止部が挟持され、ボトル側アダプターとエルボ側アダプターとの相対回転が規制されるため、ペットボトルを逆さにしてスタンドにセットする間にエルボ及びコックの向きが変わることがない。ボトル口部の端面にパッキンが当接するため、ペットボトルを逆さにしてもボトル口部から飲料が漏れない。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の飲料サーバーの使用状態における要部拡大縦断面図である。
【図2】本発明の飲料サーバーの使用状態における縦断面図である。
【図3】本発明の飲料サーバーの使用状態における斜視図である。
【図4】(a)はコックとエルボの連結方法を示す側面図であり、(b)はエルボとアダプターの連結方法を示す側面図である。
【図5】ボトル口部とアダプターの連結方法を示す側面図である。
【図6】アダプターを介してエルボ及びコックを取付けたペットボトルを、スタンドにセットするときの様子を示す斜視図である。
【図7】アダプターの分解側面図である。
【図8】アダプターの組立手順を示す側面図である。
【図9】従来の飲料サーバーの使用状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜図3は、本発明の飲料サーバーの一実施形態を示している。本飲料サーバーは、ペットボトル1のボトル口部2にアダプター3とエルボ4を介してコック5を接続し、それをスタンド6に逆立ち状態で立たせてコック5から飲料を自由に注出できるようにしたものである。ペットボトル1は、容積が4リットルの焼酎入りのペットボトルであって、本飲料サーバーはこのペットボトル1をそのまま利用して焼酎サーバーとして機能するものである。
【0015】
アダプター3は、図1に示すように、ボトル側アダプター3aとエルボ側アダプター3bの二部材を、中心軸C回りに相対回転可能に結合した構造となっている。ボトル側アダプター3aは、中央にボトル口部2が挿入される口部挿入孔14が形成してあり、その口部挿入孔14の下部内周面に、ボトル口部2の外周に形成された雄ネジと螺合する雌ネジ部7が形成されている。ボトル側アダプター3aの先端部(下端部)13は、内周側にすぼまった形になっている。またボトル側アダプター3aの上部には、円形の鍔状に外周側に広がった回転操作部9aが一体に形成されている。回転操作部9aの外周面には、滑り止めのための凹凸15が形成してある。
エルボ側アダプター3bは、円筒状のパイプ部材16と、パイプ部材16の外周に嵌め込んで固定したフランジ部材17とで形成してある。
パイプ部材16は、上側の外周部に係止突条11が形成してあり、係止突条11の下側にボトル側アダプター3aの先端部13が係止している。係止突条11の上面側にはパッキン保持溝18が形成してあり、パッキン保持溝18に保持してリング状のパッキン12が取付けてあり、ボトル口部2の端面がパッキン12に密着している。パイプ部材16の下部は一段細く形成してあり、その細くなった部分の外周には雄ネジ8が形成してある。パイプ部材16の、細くなった部分の上側の肩部分の周囲には、フランジ部材17の内周部が係止する溝部19が形成してあり、図7に示すように、溝部19の周囲4箇所にはフランジ部材17の回り止め用の突起20が形成されている。
フランジ部材17は、パイプ部材16の中間部の周囲を囲むように形成され、その上部には円形の鍔状に外周側に広がった回転操作部9bが一体に形成されている。回転操作部9bの外周面には、滑り止めのための凹凸15が形成してある。フランジ部材17の内周部には、パイプ部材16に形成した回り止め用の突起20と嵌合する突起嵌合溝21が上下方向に形成してある。エルボ側アダプター3bの回転操作部9bは、ボトル側アダプター3aの回転操作部9aよりも小径である。
アダプター3は、図8(a)に示すように、まずパイプ部材16の周囲にボトル側アダプター3aを下方より嵌め入れ、その後、図8(b)に示すように、パイプ部材16の下部にフランジ部材17を下方より嵌合取付けすることで、ボトル側アダプター3aが上方にも下方にも抜けなくなる。フランジ部材17は、内周部がパイプ部材16の外周に形成した溝部19に係止すると共に、パイプ部材16に形成した回り止め用の突起20が内周部の突起嵌合溝21と嵌合するため、パイプ部材16に対して回転不能に結合される。
【0016】
エルボ4は、図1に示すように、飲料を導く管路22が上方のペットボトル1から飲料サーバー正面側の斜め下向きに曲がった形で形成され、上向きの開口部にはアダプター接続部23が形成してあり、他方の開口部にはコック接続部24が形成してある。アダプター接続部23には、エルボ側アダプター3b下部の雄ネジ8と螺合する雌ネジ部25が形成してあると共に、エルボ側アダプター3bの下端面と密着するようにパッキン26を取付けてある。
コック接続部24には、左右両側にL字形の係合溝27が形成してあると共に、コック差込部28の端面が密着するパッキン29を取付けてある。
さらに本エルボ4は、アダプター接続部23の中心軸C(ペットボトルの中心軸と一致する)の延長線上に、軸部30が下方に垂下して設けてある。軸部30は、断面形状が十字形となっており、軸部30の下端部はアール状に形成してある。また、アダプター接続部23の下部には、スタンド6への当接部31が円形の鍔状に形成してある。当接部31は、軸部30と中心が一致し、軸部30から上方に離間した位置にある。
【0017】
スタンド6は、図1〜3に示すように、ペットボトル1を支持する支持部材6aをベース部材6bの上に嵌合状態に重ねて構成してある。スタンド6は略円柱状に形成され、ベース部材6bの下部が平面視正方形状に外周側に拡がっている。支持部材6aは、上面に略すり鉢状の凹部10を形成すると共に正面側に上方から切り欠き部32を形成して、アダプター3及びエルボ4の収納空間を構成してある。
凹部10の底面には、エルボ4の当接部31を受ける受座部33が円形に設けてあり、受座部33の下方の中心位置にはエルボ4の軸部30を差し込む縦穴34が貫通して設けてある。切り欠き部32の底面には、結露水の水抜き孔35が形成してあると共に、水抜き孔35の前方に起立壁36が設けてあり、起立壁36でコック5の下部側を受けている。このように、エルボ4の当接部31を受座部33で受けると共に、軸部30を縦穴34に差し込むことにより、ペットボトル1を常にスタンド6の中心に垂直に安定して保持することができる。また、ボトル側アダプター3aの回転操作部9aがスタンド6の凹部10の入口側を塞いでおり、これにより凹部10内にゴミ等が入るのを防止できると共に、ペットボトル1の倒伏や傾きを規制できる。起立壁36は、ペットボトル1の支持の安定性を一層高めると共に、結露水をせき止める働きがある。
【0018】
ベース部材6bは、上面に結露水の受け皿37を設けてある。ペットボトル1の表面に生じた結露水は、エルボ4の軸部30を伝って縦穴34から流下し、受け皿37に溜まる。またエルボ4のコック5側に伝った結露水も、支持部材6aの切り欠き部32の底面に形成された水抜き孔35から受け皿37に落ちる。そのため、飲料サーバーを設置しているテーブルが結露水で濡れることがない。ベース部材6bの前面部には、グラス置き台38を設けてある。
【0019】
コック5は、特許文献1に記載されたものと同じもので、操作レバー39を前側に倒すことで内部の弁棒(図示省略)が上方に持ち上がり、飲料注出口40が開いて飲料が注出される。本コック5は、部品ごとに分解して洗浄できるようになっている。
コック5には、エルボ4と接続するための接続管41が、飲料注出口40と連通して斜め上向きに設けてある。接続管41の先端部には、エルボの接続部24に差し込む差込部28が形成してあり、差込部28の左右両側に円形断面の突起42が形成してある。コック5をエルボ4と接続するときは、突起42が係合溝27に係合するように差込部28をエルボ4のコック接続部24に差し込んだ上で、コック5を少しねじって突起42を係合溝27の先端部に係止させることで、差込部28がエルボ4のコック接続部24に固定される。このようにコック5は、エルボ4への取付け取外しが簡単に行え、しかも取付け状態では常にまっすぐ縦向きになる。
【0020】
コック5の接続管41の側面には、図1に示すように、空気孔43が形成してあり、空気孔43と連通するように空気導入管44が設けてある。空気導入管44は、可撓性を有する樹脂チューブよりなり、エルボ4及びアダプター3内を挿通してペットボトル1内部に差し込んである。
空気導入管44の先端部には、空気導入管44内に飲料が流入するのを防止する逆止弁45を取付けてある。
飲料注出時には、空気孔43と空気導入管44を通じてペットボトル1内に空気が送り込まれ、ペットボトル1内の飲料と空気の置換が行われるため、コック5の飲料注出口40から飲料を脈動することなくスムーズに注出できる。
【0021】
次に、本飲料サーバーにペットボトル1をセットするときの手順を説明する。まず、図4(a)に示すように、コック5の差込部28をエルボ4のコック接続部24に差込み、コック5を少しねじってコック5の突起42をエルボ4の係合溝27の奥まで係合させて、コック5をエルボ4に連結固定する。
次に、図4(b)に示すように、エルボ側アダプター3bの下部をエルボ4のもう一方の接続部23に差し入れ、回転操作部9bを操作してエルボ側アダプター3bを回転させることで、エルボ側アダプター3b下部の雄ネジ8をエルボ4の雌ネジ部25にねじ込み、エルボ4とアダプター3とを連結する。
次に、ペットボトル1をテーブル等に置き、ボトル口部2のキャップを外し、図5に示すように、コック5がペットボトル1本体の正面(ペットボトルのラベル46の中央部。持手47の反対側。)を向く位置に合わせてコック5側を片方の手で支え、もう片方の手でボトル側アダプター3aの回転操作部9aを操作してボトル側アダプター3aを回転させ、ボトル側アダプター3aの雌ネジ部7にボトル口部2をしっかりとねじ込む。このように、ボトル側アダプター3aのみを回転させてボトル口部2にねじ込むことで、コック5の向きを常にペットボトル1本体の正面に合わせて固定できる。
その後、図6に示すように、ペットボトル1を持ち上げて上下逆さまにし、エルボ4の軸部30をスタンド6の縦穴34に差込んでセットする。
このように本飲料サーバーは、ペットボトル1を誰にでも簡単にセットでき、しかもエルボ4の軸部30がスタンド6の縦穴34と嵌合し且つエルボ4の当接部31をスタンド6の受座部33で受けているため、大きなペットボトル1でもぐらつくことなく垂直に安定して支持できる。アダプター3をボトル口部2に接続した時点で、図1に示すように、ボトル側アダプター3aの先端部13とボトル口部2の端面とでパイプ部材16の係止突条11が挟持され、ボトル側アダプター3aとエルボ側アダプター3bの相対回転が規制されるため、ペットボトル1を逆さにしてスタンド6にセットする間にエルボ4及びコック5の向きが変わることがない。ボトル口部2の端面にパッキン12が当接するため、ペットボトル1を逆さにしてもボトル口部2から飲料が漏れない。
【0022】
以上に述べたように本飲料サーバーは、ボトル口部2とエルボ4との間に、ボトル口部2に合致する雌ネジ部7を有するボトル側アダプター3aと、エルボ4の一端部に接続する雄ネジ8を有するエルボ側アダプター3bとを中心軸C回りに相対回転可能に結合したアダプター3を介在させたことにより、ボトル口部2に設けられた雄ネジの状態にかかわらず、ペットボトル1本体に対してエルボ4及びコック5を使用者の思い通りの向きで簡単に取付けることが可能となり、これをスタンド6にセットすることでペットボトル1を所定の向きでセットできる。すなわち、ペットボトル1本体に貼ってあるラベル46の商品名が常に正面側に向けられるため、ペットボトル1の中身が何なのか一目瞭然となり、またペットボトルの持手47が真後ろの位置にくるため見栄えがよくなり、特に飲食店やイベント会場等の公共の場で本飲料サーバーを用いる場合に利便性が高まる。
ボトル側アダプター3aとエルボ側アダプター3bには、それぞれ鍔状の回転操作部9a,9bを有しているので、各アダプター3a,3bを手で回転させてエルボ4及びボトル口部2と簡単に連結できる。また、ボトル側アダプター3aの回転操作部9aがスタンド6の凹部10の入口側を塞いでいるため、凹部10内にゴミ等が入るのを防止できると共に、ペットボトル1の倒伏や傾きを規制できる。
【0023】
以上の説明は、焼酎を容積4リットル入れることのできるペットボトル1のボトル口部2を、アダプター3を介してエルボ4に接続する場合について述べたが、本飲料サーバーは、容積がより小さいペットボトル(例えば容積2リットルの緑茶等のペットボトル)のボトル口部2を、アダプター3を介さずに直接エルボ4に接続する使い方もできる。
【0024】
本発明は、以上に述べた実施形態に限定されない。アダプター3、エルボ4、コック5及びスタンド6の形態は、適宜変更することができる。ペットボトル1の容積、飲料の種類は任意であり、ボトル口部2の形状に合わせてアダプター3の大きさ等を決めればよい。
【符号の説明】
【0025】
1 ペットボトル
2 ボトル口部
3 アダプター、3a ボトル側アダプター、3b エルボ側アダプター
4 エルボ
5 コック
6 スタンド
7 雌ネジ部
8 雄ネジ(ネジ部)
9a,9b 回転操作部
10 スタンド凹部
11 係止突条(係止部)
12,26,29 パッキン
13 ボトル側アダプターの先端部
14 口部挿入孔
15 凹凸
16 パイプ部材
17 フランジ部材
18 パッキン保持溝
19 溝部
20,42 突起、30 軸部、40 飲料注出口
22 管路、32 切り欠き部
23 アダプター接続部、33 受座部、43 空気孔
24 コック接続部、34 縦穴、44 空気導入管
35 水抜き孔、45 逆止弁
36 起立壁、46 ラベル
27 係合溝、37 受け皿、47 持手
28 コック差込部、38 グラス置き台
39 操作レバー
C 中心軸

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ペットボトル(1)を逆立ち状態にスタンド(6)で保持して飲料を注出する飲料サーバーであって、ボトル口部(2)に取付けるアダプター(3)と、アダプターに連結するエルボ(4)と、エルボに連結するコック(5)と、スタンド(6)とを備え、
アダプター(3)は、ボトル口部(2)に合致する雌ネジ部(7)を有するボトル側アダプター(3a)と、エルボ(4)の一端部に接続するネジ部(8)を有するエルボ側アダプター(3b)とを有し、ボトル側アダプター(3a)とエルボ側アダプター(3b)とが中心軸(C)回りに相対回転可能に結合してあることを特徴とする飲料サーバー。
【請求項2】
ボトル側アダプター(3a)とエルボ側アダプター(3b)とに鍔状の回転操作部(9a,9b)が各々形成してあることを特徴とする請求項1記載の飲料サーバー。
【請求項3】
スタンド(6)は、アダプター(3)を受け入れる凹部(10)を有し、ボトル側アダプターの回転操作部(9a)が凹部(10)の入口側をほぼ塞いでいることを特徴とする請求項2記載の飲料サーバー。
【請求項4】
エルボ側アダプター(3b)の外周にボトル側アダプター(3a)の先端部(13)が係止する係止部(11)が形成してあると共に、係止部(11)に係止してボトル口部(2)の端面に当接するパッキン(12)が設けてあり、ボトル側アダプター(3a)をボトル口部(2)に取付けたときに、ボトル口部(2)の端面とボトル側アダプター(3a)の先端部(13)とでエルボ側アダプター(3b)の係止部(11)が挟持され、ボトル側アダプター(3a)とエルボ側アダプター(3b)との相対回転が規制されることを特徴とする請求項1,2又は3記載の飲料サーバー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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