説明

餃子成形器

【課題】一般家庭で手作業によって形状の異なる餃子を容易に成形することができる餃子成形器を提供する。
【解決手段】成形部3、4が設けられた本体1と、成形部20が設けられた押え部材19を有し、本体1の成形部4と押え部材19の成形部20が協働して餃子を成形する餃子成形器であって、本体1には少なくとも2つの形状の異なる成形部3、4が設けられており、本体1の成形部3,4と押え部材19を組み合わせることにより、大きさの異なる2種類の餃子を成形することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主に一般家庭で使用する餃子成形器に関する。
【背景技術】
【0002】
1つの餃子成形器で様々な重量の餃子を成形できる成形装置は存在する(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2002−112756号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、形状の異なる餃子を容易に成形することができる餃子成形器を提供することを課題とする。さらには、機械装置で自動的に成形するのではなく、一般家庭で手作業によって形状の異なる餃子を容易に成形することができる餃子成形器を提供しようとするものである。
【0004】
特許文献1において様々の重量の餃子を成形できる成形装置が提案されている。この成形装置は、ステンレスの丸棒で偏平半楕円形に形成された大きさの異なる複数の外皮耳押杆を外皮置台に回動可能に取り付け、この外皮耳押杆を押台に押し付け餃子の耳を強く押圧することによって餃子を成形する構造である。
【0005】
ところで、この特許文献1の成形装置は機械的に餃子を成形するための装置であって、一般家庭で使用する装置ではない。この装置はターンテーブルの上に載せて回転させながら自動的に成形するものである。ステンレス製の外皮耳押杆で餃子の耳を押圧する構造であるが、各外皮耳押杆の間隔は狭く手で円滑に作業することは困難で手では扱いづらい装置である。この装置は、機械による工程だからこそ押圧できるのであって、外皮の下にあって目視できない一つの外皮耳押杆を選択し、外皮の下から選択した外皮耳押杆を手作業で持ち上げて成形することは非常に困難な作業であって家庭で使用することはほとんど不可能である。そこで、本発明は家庭で形状の異なる餃子を容易に成形することができる餃子成形器を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の請求項1は、成形部が設けられた本体と成形部が設けられた押え部材を有し、本体の成形部と押え部材の成形部が協働して餃子を成形する餃子成形器であって、本体には少なくとも2つの形状の異なる成形部が設けられている構成である。
【0007】
請求項2は、押え部材に少なくとも2つの成形部が設けられている要素が請求項1に付加された構成である。
【0008】
請求項3は、押え部材が本体に対して相対的に可動となるように結合されている要素が請求項1又は請求項2に付加された構成である。
【0009】
請求項4は、本体の上面に第一成形部と第二成形部が隣接して設けられ、押え部材が本体の第一成形部と第二成形部との間に回動可能に取り付けられ、且つ押え部材は、その一方の表面部が第一成形部を覆う位置と、押え部材の他方の表面部が第二成形部を覆う位置の角度の範囲で回動可能であり、押え部材の一方の表面部には第一成形部と協働して餃子を成形する第三成形部が設けられ、押え部材の他方の表面部には第二成形部と協働して餃子を成形する第四成形部が設けられている構成が請求項2又は請求項3に付加された構成である。
【0010】
請求項5は、成形部が設けられた本体と成形部が設けられた押え部材を有し、押え部材が回動軸線を中心に回動し本体の成形部と協働して餃子を成形する餃子成形器であって、本体には少なくとも2つの形状の異なる成形部が設けられ、押え部材には本体の成形部と協働して餃子を成形する少なくとも2つの成形部が設けられ、押え部材が回動しその成形部が本体の対応する各成形部と協働して餃子を成形するための複数の回動軸線が存在する構成である。
【発明の効果】
【0011】
請求項1は、成形部が設けられた本体と成形部が設けられた押え部材を有し、本体の成形部と押え部材の成形部が協働して餃子を成形する餃子成形器であって、本体には少なくとも2つの形状の異なる成形部が設けられている。本体には少なくとも2つの形状の異なる成形部が設けられているので1つの成形器で形状の異なる餃子を成形することができる。ここで形状の異なるとは、一般的に形状が異なるもののほか相似形であって大きさのみが異なる場合も含む趣旨である。そして餃子を成形するときは、本体を調理台などの上に置き、本体に押え部材を宛がって折り畳んだ餃子を上から押圧したり、成形器を両手で持って両手の力を加えて押圧することなどによって形状の異なる餃子を容易に成形することができる。
【0012】
請求項2は、押え部材に少なくとも2つの成形部が設けられている。本体の成形部が複数あっても押え部材を平面に形成すればすべてに対応できる。しかし、押え部材を平面にして餃子を成形したときに、押え部材は餃子の耳のひだを成形するためのひだ成形部がないから、餃子の耳は本体の成形部に設けたひだ形成部によって耳の片面のみにひだが形成されるだけであって見栄えが悪い。そこで、押え部材にも複数の成形部を設けることにより餃子の耳の両面にひだを付けることができる。
【0013】
請求項3は、押え部材が本体に対して相対的に可動となるように結合されている。したがって、本体あるいは押え部材の一方を紛失することがない。
【0014】
請求項4は、本体の上面に第一成形部と第二成形部が隣接して設けられ、押え部材が本体の第一成形部と第二成形部との間に回動可能に取り付けられ、且つ押え部材は、その一方の表面部が第一成形部を覆う位置と、押え部材の他方の表面部が第二成形部を覆う位置の角度の範囲で回動可能であり、押え部材の一方の表面部には第一成形部と協働して餃子を成形する第三成形部が設けられ、押え部材の他方の表面部には第二成形部と協働して餃子を成形する第四成形部が設けられている。すなわち、押え部材はその両面に成形部が設けられており、本体も2つの成形部が設けられている。したがって、1つの成形器で形状の異なる2種類の餃子を成形できるから、大人用の餃子のほかに子供用に小さな餃子が必要な家庭にとって非常に有用な成形器を提供することができる。あるいは、人によっては通常の大きさの餃子よりも大判の餃子を好む場合もある。このような人のために通常の大きさの成形部と大判の成形部を設けた餃子成形器とすることによって、大判の餃子を好む人に対応することができる。また、1つの押え部材を回動するという簡単な操作だけで形状の異なる餃子を成形することができる。
【0015】
請求項5は、成形部が設けられた本体と成形部が設けられた押え部材を有し、押え部材が回動軸線を中心に回動し本体の成形部と協働して餃子を成形する餃子成形器であって、本体には少なくとも2つの形状の異なる成形部が設けられ、押え部材には本体の成形部と協働して餃子を成形する少なくとも2つの成形部が設けられ、押え部材が回動しその成形部が本体の対応する各成形部と協働して餃子を成形するための複数の回動軸線が存在する構成である。請求項5は、主に本体の複数の成形部を本体の上面などの同じ面に設けるのではなく、例えば本体の上面に1つの成形部を設け底面にもう1つの成形部を設けることを目的とするものである。このようにすると、本体の上面の面積を狭くすることができるので不使用時に場所をとらずに保管することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
次に本発明の実施形態について説明する。図1が餃子成形器である。図2に示すように餃子成形器の本体1は完全な円形でなくやや長円形に形成されている。その長円形の長径は約123mmであり、短径は約112mmである。本体1は合成樹脂で一体に形成され、その内部は中空であって底は開放されている。本体1の材料は合成樹脂に限定されるものではなく例えば金属や木材であってもよい。本体1の上面2に半円形の2つの成形部3,4が設けられている。成形部3,4はそれらの直線部5,6がやや間隔をあけて平行になるように隣接して設けられている。間隔は約10mmであるがこれに限定されるものではない。右側の成形部3は大判の餃子を成形するためのものであって、その直線部5の長さは約92mmであり、並判の餃子を成形するための左側の成形部4の直線部6よりも長くなるように形成されている。その直線部6の長さは約77mmである。なお、成形部3,4は大判と並判との組み合わせでなくてもよく、例えば並判とそれよりも小さな小判であってもよい。
【0017】
成形部3には凹所7が設けられ、成形部4には凹所8が設けられている。凹所7は凹所8よりも大きく深さも深い。凹所8の境界部14寄りの内面は平面部43に形成されている。図示しないが凹所7の境界部14寄りの内面も平面部に形成されている。凹所8の平面部43及び凹所7の平面部は垂直面であっても傾斜面であってもよいし、あるいは平面でなくてもよい。凹所7,8の内面にエンボス加工やフッ素樹脂被膜処理を施し、餃子の皮を離れやすくしたり、凹所7,8の内面に例えば花柄や動物柄などの模様を凹又は凸形状で設け、餃子成形時にその模様が餃子の皮に転写されるようにしてもよい。さらに、成形部3の凹所7の外側に餃子の耳にひだを成形するためのひだ成形部9が設けられ、成形部4の凹所8の外側にひだ成形部10が設けられている。成形部3のひだ成形部9のひだのピッチは成形部4のひだ成形部10のひだのピッチよりも大きくなるように形成されている。
【0018】
本体1にはその外周面11の上縁であって、半円形の成形部3の中央から外側に水平に突出する板状の指宛て部12が一体に設けられている。この成形部3が大判の餃子を成形することに対応して指宛て部12の表面に大判の文字が表示されている。また、半円形の成形部4の中央から外側に水平に突出する板状の指宛て部13が本体1に一体に設けられている。この成形部4が並判の餃子を成形することに対応して指宛て部13の表面に並判の文字が表示されている。指宛て部12,13は共にその端部が斜め下方に曲げられて指の掛かりを良くしている。
【0019】
成形部3の直線部5と成形部4の直線部6との間に平面状の境界部14が形成されている。本体1の上面2であって境界部14の両端の延長上には軸受15,15が設けられている。また、本体1の外周面11の下縁であって指宛て部12,13の下方に該当する部分に切欠16,16が設けられている(一方は図示せず。)。切欠16,16は、図4に示すように餃子の具の計量スプーン17の柄18を嵌合して取り付けておくためのものである。
【0020】
図3に示すように餃子成形器の押え部材19はほぼ半円形の板状に形成されている。押え部材19は合成樹脂で一体に成形されているが材料は合成樹脂に限定されるものでない。押え部材19の一方の表面には本体1の成形部4と協働して餃子を成形するための成形部20が設けられている。この成形部20はほぼ半円形の平面部21の外周に沿ってひだ成形部22が設けられている。ほぼ半円形の押え部材19には、その円弧状外周の中央から外側に押え部材19と同じ平面で突出する板状の指宛て部23が一体に設けられている。成形部20が並判の餃子を成形することに対応して指宛て部23の表面に並判の文字が表示されている。なお、図示しないが押え部材19の他方の表面には本体1の成形部3と協働して大判の餃子を成形するための成形部が設けられ、これに対応して指宛て部23の他方の表面に大判の文字が表示されている。押え部材19の一方の成形部20の平面部21及び他方の成形部にエンボス加工やフッ素樹脂被膜処理を施し、餃子の皮を離れやすくしたり、例えば花柄や動物柄などの模様を凹又は凸形状で設け、餃子成形時にその模様が餃子の皮に転写されるようにしてもよい。
【0021】
押え部材19の直線部24の両端にジャーナル軸25,25が一体に設けられている。両ジャーナル軸の両端部間の長さは約103mmである。押え部材19を本体1に回動可能に取り付けるときは、ジャーナル軸25,25を本体1の軸受15,15に結合する。軸受15,15と本体1との間に隙間26,26が設けられているので、ジャーナル軸25,25の外周面を隙間26,26に宛がって強く押すと、ジャーナル軸25,25は隙間26,26を通って軸受15,15に結合する。ジャーナル軸25,25が軸受15,15にジャーナル結合することによって、押え部材19は境界部14上の位置で本体に対して180°回動可能となる。なお、押え部材19の色彩を本体1と異なる色彩にすることが好ましい。これは、押え部材19の外周は本体1の外周にほぼ沿っており、本体1の成形部3,4にひだ成形部9,10が設けられ、それと同様に押え部材19にもひだ成形部22が設けられて形状的に紛らわしいのでそれを避けるためである。
【0022】
図5は餃子の具を計量するための計量スプーン17である。その柄18の両端に計量部28,29が設けられている。計量部28は大判の餃子用のものであって計量部29よりも大きく形成されている。計量部28の一方の側面は平面部27に形成され餃子の形に合わせてあるので、成形時に具が本体1の成形部3の凹所7からはみ出すことを防止できる。平面部27は垂直面であっても傾斜面であってもよく、平面でなくてもよい。他方の計量部29は並判の餃子用のものである。2つの計量部28,29は大判の餃子用と並判の餃子用の組み合わせに限定されるものではなく、例えば並判とそれよりも小さな小判の餃子用の組み合せであってもよい。計量部29の一方の側面を平面部に形成してあることは計量部28と同じである。平面部は垂直面であっても傾斜面であってもよく、平面でなくてもよい。計量スプーン17は合成樹脂で一体に形成されているが材料はこれに限定されるものではない。各計量部28,29の内部にはエンボス加工やフッ素樹脂被覆処理を施し、計量した具を取り出しやすくすることが好ましい。図4に示すように計量スプーン17の柄18を本体1の切欠16に取り付けるときは計量部28,29の開放口が下を向くようにして取り付ける。これは、計量部28,29の開放口の縁が柄18の平面と面一に形成してあり、本体1を平らな状態で置くことができるからである。計量スプーン17の全長は約220mmであり、柄18の幅は約20mmである。また、計量部28の最大幅は約34mmであり、計量部29の最大幅は約29mmである。
【0023】
次に、餃子成形器の使用方法について説明する。図4に示すように、餃子成形器は通常その不使用時において本体1の切欠16に計量スプーン17を嵌合させて保管されている。そこで、使用の際にまず計量スプーン17を本体1から外す。図4は、押え部材19が右側に開いている状態であり、この状態は並判の餃子を成形するための状態である。次に、餃子の皮の半分が本体1の成形部4を覆い、他の半分の皮が押え部材19の成形部20を覆うように、並判用の餃子の皮を餃子成形器の上に載せる。次に、載せた皮の耳を水で濡らす。
【0024】
次に、計量スプーン17の並判用計量部29で餃子の具を計量する。計量部29の摺り切りが並判の具の量となる。次に、計量部29を成形部4の凹所8を覆っている皮の部分の上に位置させ、計量スプーン17を手で軽くたたいて具を皮の上に落下させる。このとき、落下した具を少し下に押して凹所8にやや入り込ませておくことが好ましい。計量スプーン17の計量部28,29の内面にはエンボス加工が施されているので具を容易に落下させることができる。次に、押え部材19の指宛て部23に指を掛けて押え部材19を反転させる。この際、本体1の指宛て部12の端部が斜め下方に曲げられているので、この端部と押え部材19の指宛て部23の端部との間に隙間があいて指を掛けやすい。押え部材19を反転させた後に本体1の指宛て部13と押え部材19の指宛て部23を2つの指で挟んで圧迫する。この際、本体1の指宛て部13の端部が斜め下方に曲げられているので指の掛りが良く指が滑らない。押え部材19の成形部20のひだ成形部22に囲まれた部分は平面部21であるから、具が凹所8内にむらなく行渡ると共に餃子を成形したときに一方の側を平面状に成形する。したがって、餃子を焼くときに餃子の平面側を下にして焼くとむらなく焼くことができる。また、成形部3,4の凹所7,8の境界部14寄りの内面は平面部43(他方は図示せず。)に形成されている。したがって、この平面部43によっても餃子に平面が形成される。すなわち、成形された餃子は2つの平面を持っているから、餃子を焼く際に調理人は自分の好みでどの平面を下側にして焼くかについて自由に選択することができる。
【0025】
図6及び図7は他の実施形態である。この餃子成形器は本体31と連結板32がヒンジ35で連結され、さらに連結板32と押え部材34がヒンジ33を介して連結している。本体31の上面30には第一の成形部(図示せず。)が設けられており、その成形部は凹所(図示せず。)を有する。また、下面36には第二の成形部(図示せず。)が設けられており、その成形部も凹所(図示せず。)を有する。また、押え部材34の上面37には第三の成形部(図示せず。)が設けられており、下面38には第四の成形部(図示せず。)が設けられている。前記第一の成形部と第三の成形部が協働して餃子を成形し、第二の成形部と第四の成形部が協働して餃子を成形する。
【0026】
図6に示すように、本体31に磁石39が埋め込まれており、それに対応するように連結板32に磁石に吸い付く性質を有する磁性材40が取り付けられている。また、押え部材34にも磁石41が埋め込まれており、それに対応するように連結板32に磁石に吸い付く性質を有する磁性材42が取り付けられている。したがって、図6に示す状態で本体31と押え部材34は連結板32を介して磁力により安定的に結合している。磁石39,41に代えて他の係合手段を磁石39,41の付近に設けてもよい。
【0027】
この餃子成形器を使用するときは、図6の状態で餃子の皮の中心が連結板32の上方に位置するように餃子成形器に載せる。次に、餃子の具を本体31の上面の凹所(図示せず。)に該当する位置で餃子の具を皮の上に載せる。次に、図7に示すように押え部材34を反転させて本体31の上に載せ上から押す。これにより餃子を成形することができる。本体31の下面36の成形部で餃子を成形するときは、図6の状態にある餃子成形器を上下裏返して前述した方法と同様の方法で餃子を成形する。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の斜視図である。
【図2】本体の斜視図である。
【図3】押え部材の斜視図である。
【図4】本発明の保管時の斜視図である。
【図5】計量スプーンの斜視図である。
【図6】他の実施形態の餃子の皮を載せる直前の状態を示す正面図である。
【図7】図6の実施形態の保管時の状態あるいは餃子を成形している状態を示す正面図である。
【符号の説明】
【0029】
1 本体
2 本体の上面
3 成形部
4 成形部
5 直線部
6 直線部
7 凹所
8 凹所
9 ひだ成形部
10 ひだ成形部
11 本体の外周面
12 指宛て部
13 指宛て部
14 境界部
15 軸受
16 切欠
17 計量スプーン
18 柄
19 押え部材
20 成形部
21 平面部
22 ひだ成形部
23 指宛て部
24 直線部
25 ジャーナル軸
26 隙間
27 計量部の平面部
28 計量部
29 計量部
30 本体の上面
31 本体
32 連結板
33 ヒンジ
34 押え部材
35 ヒンジ
36 本体の下面
37 押え部材の上面
38 押え部材の下面
39 磁石
40 磁性材
41 磁石
42 磁性材
43 平面部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
成形部が設けられた本体と成形部が設けられた押え部材を有し、本体の成形部と押え部材の成形部が協働して餃子を成形する餃子成形器であって、本体には少なくとも2つの形状の異なる成形部が設けられていることを特徴とする餃子成形器。
【請求項2】
押え部材に少なくとも2つの成形部が設けられている請求項1記載の餃子成形器。
【請求項3】
押え部材が本体に対して相対的に可動となるように結合されている請求項1又は請求項2記載の餃子成形器。
【請求項4】
本体の上面に第一成形部と第二成形部が隣接して設けられ、押え部材は前記本体の第一成形部と第二成形部との間に回動可能に取り付けられ、且つ押え部材は、その一方の表面部が第一成形部を覆う位置と、押え部材の他方の表面部が第二成形部を覆う位置の角度の範囲で回動可能であり、押え部材の一方の表面部には第一成形部と協働して餃子を成形する第三成形部が設けられ、押え部材の他方の表面部には第二成形部と協働して餃子を成形する第四成形部が設けられている請求項2又は請求項3記載の餃子成形器。
【請求項5】
成形部が設けられた本体と成形部が設けられた押え部材を有し、押え部材が回動軸線を中心に回動し本体の成形部と協働して餃子を成形する餃子成形器であって、本体には少なくとも2つの形状の異なる成形部が設けられ、押え部材には本体の成形部と協働して餃子を成形する少なくとも2つの成形部が設けられ、押え部材が回動しその成形部が本体の対応する各成形部と協働して餃子を成形するための複数の回動軸線が存在する餃子成形器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−271921(P2008−271921A)
【公開日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−122138(P2007−122138)
【出願日】平成19年5月7日(2007.5.7)
【出願人】(000001454)株式会社貝印刃物開発センター (123)
【Fターム(参考)】