説明

香料系

本願は、ポリマー補助香料送達系及びこのような香料送達系を含む消費者製品に加えて、このような香料送達系及び消費者製品を製造並びに使用するプロセスに関する。本明細書に開示される送達系は、このような送達系が特徴に多様性をもたらすことができ、また所望の匂いプロファイルを提供することができることから香料業界の選択肢を広げる。有益剤送達粒子はシェル及びコア材料を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、ポリマー補助香料送達系、例えばコアシェル系、及びこのような香料送達系を含む消費者製品に加えて、このような香料送達系及び消費者製品を製造並びに使用するプロセスに関する。
【背景技術】
【0002】
消費者製品は、このような製品及び/若しくはこのような製品と接触する部位へ所望の香りを提供することができ、並びに/又は望ましくない匂いを隠すことができる香料及び/若しくは香料送達系の1種以上を含むことができる。現行の香料及び香料送達系は望ましい匂いを提供しているが、消費者は、香りがより長時間持続し、かつ各消費者の好みに合っているような製品を探し続けている(例えば、米国特許出願第2007/0275866(A1)号及び米国特許公開番号第12/133866号を参照のこと)−残念なことに、香料マイクロカプセルが使用されるときに、これらのカプセルは、誤ったタイミングでカプセルから香料が拡散及び/又は漏出することから、所望の香料送達特性を有していない。
【0003】
出願者らは、特定の香料を特定の香料マイクロカプセル壁構造と共に使用した場合、香料送達特性を改善することができることを認識した。理論に束縛されるものではないが、出願者らは、本明細書で開示される香料マイクロカプセルでは、香料は乾燥環境(限定するものではないが、例えば、乾いた衣類、毛髪、皮膚)において拡散及び/又は漏出し、一方で液体環境(限定するものではないが、例えば、洗濯及び/又はパーソナルケア製品といった液体消費者製品など)においては拡散及び/又は漏出しないと考えている。したがって、香料は製品中では香料マイクロカプセルから漏出せずに、その代わり、香料マイクロカプセルを含有する製品で処理される部位にこのようなカプセルが適用された後に香料はカプセルから出てくる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許出願第2007/0275866(A1)号
【特許文献2】米国特許公開番号第12/133866号
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願は、ポリマー補助香料送達系、例えばコアシェル系及びこのような香料送達系を含む消費者製品に加えて、このような香料送達系及び消費者製品を製造並びに使用するプロセスに関する。
【発明を実施するための形態】
【0006】
定義
本明細書で使用するとき、「消費者製品」は、販売される形態での使用又は消費を一般に意図する、ベビーケア、ビューティケア、衣類及びホームケア、ファミリーケア、フェミニンケア、ヘルスケア、スナック、並びに/又は飲料製品若しくは装置を意味する。このような製品としては、おむつ、よだれかけ、拭き取り用品;脱色、着色、染色、コンディショニング、シャンプー、スタイリングなどの毛髪(ヒト、イヌ及び/若しくはネコ)処理用製品及び/又はその処理に関する方法;脱臭剤及び制汗剤;パーソナルクレンジング;化粧品;クリーム、ローション、及び高級芳香剤を含む消費者使用のための他の局所塗布製品などのスキンケア;シェービング製品;エアフレッシュナー及び香り送達系、自動車ケア、食器洗浄、布地コンディショニング(柔軟化及び/若しくはフレッシュニングを含む)、洗濯洗浄、洗濯及びすすぎ添加剤及び/又はケア、床及び便器クリーナーなどの硬質表面の洗浄及び/又は処理、消費者若しくは業務用の他の洗浄などの、布地及びホームケアの領域のうちの布地、硬質表面及び任意の他の表面の処理用製品及び/又はその処理に関する方法;トイレットペ−パー、顔用ティッシュ、紙ハンカチ及び/若しくはペーパータオルに関する製品及び/又は方法;タンポン、女性用ナプキン;練り歯磨き、歯用ゲル、歯用リンス、義歯接着剤、歯のホワイトニングなどの口腔ケアに関する製品及び/又は方法;咳及び風邪治療薬、鎮痛剤、処方薬、ペットヘルスと栄養などの店頭販売ヘルスケア;主として慣習的な食事間用又は食事随伴物としての消費が意図される加工食品(非限定的な実施例としては、ポテトチップス、トルティーヤチップス、ポップコーン、プレッツェル、コーンチップス、シリアルバー、野菜チップス又はクリスプ、スナックミックス、パーティミックス、マルチグレインチップス、スナッククラッカー、チーズスナック、ポークラインズ、コーンスナック、ペレットスナック、押出成形スナック及びベーグルチップが挙げられる);並びにコーヒーが挙げられるが、これらに限定されない。
【0007】
本明細書で使用するとき、用語「洗浄及び/又は処理組成物」は、特に断りのない限り、ビューティケア、布地及びホームケア製品を包含する消費者製品の部分集合である。このような製品としては、脱色、着色、染色、コンディショニング、シャンプー、スタイリングなどの毛髪(ヒト、イヌ及び/若しくはネコ)処理用製品及び/又はその処理に関する方法;脱臭剤及び制汗剤;パーソナルクレンジング;化粧品;クリーム、ローション、及び高級芳香剤を含む消費者使用のための他の局所塗布製品などのスキンケア;シェービング製品;エアフレッシュナー及び香り送達系、自動車ケア、食器洗浄、布地コンディショニング(柔軟化及び/若しくはフレッシュニングを含む)、洗濯洗浄、洗濯及びすすぎ添加剤及び/又はケア、床及び便器クリーナーなどの硬質表面の洗浄及び/又は処理、粒状若しくは粉末形態の、汎用若しくは「強力」洗浄剤、特に洗濯洗剤などの布地、布地及びホームケアの領域のうちの布地、硬質表面及び任意の他の表面の処理用製品;液体、ゲル又はペースト形態の汎用洗浄剤、特にいわゆる強力液体タイプ;高級布地用液体洗剤;手洗い用食器洗剤又は低負荷用食器洗剤、特に高発泡型のもの;家庭用及び業務用の様々なタブレット、粒、液体及びすすぎ補助型などの機械用食器洗剤;抗菌手洗い型、洗浄バー、マウスウォッシュ、義歯洗浄剤、歯磨き、自動車若しくはカーペットシャンプー、便器クリーナーなどの浴室洗剤などの、液体の洗剤及び消毒剤;ヘアシャンプー及びヘアリンス;シャワーゲル、高級芳香剤及び発泡入浴剤及び金属洗浄剤;並びに、漂白添加剤、及び「ステインスティック」などのクリーニング補助剤、又はドライヤー付与シート、乾燥、及び湿潤型拭取り布、及びパッドなどの前処理型基材付与製品、不織基材、及びスポンジ;並びに、全ての家庭用及び/又は業務用のスプレー剤、及びミスト剤;並びに/あるいは、練り歯磨き、歯用ゲル、歯用リンス、義歯接着剤、歯のホワイトニングなどの口腔ケアに関する方法が挙げられるが、これらに限定されない。
【0008】
本明細書で使用するとき、用語「布地及び/又は硬質表面の洗浄及び/又は処理組成物」は、特に断りのない限り、粒状若しくは粉末形態の、汎用若しくは「強力」洗浄剤、特に洗濯洗剤;液体、ゲル若しくはペースト形態の汎用洗浄剤、特にいわゆる強力液体タイプ;高級布地用液体洗剤;手洗い用食器洗剤又は低負荷用食器洗剤、特に高発泡型のもの;家庭用及び業務用の様々なタブレット、粒、液体及びすすぎ補助型などの機械用食器洗剤;抗菌手洗い型、洗浄バー、自動車若しくはカーペットシャンプー、便器クリーナーなどの浴室洗剤などの、液体の洗剤及び消毒剤;並びに、金属洗浄剤、液体、固体及び/若しくは乾燥シート形態であり得る柔軟剤及び/又はフレッシュニング剤を含む布地コンディショニング剤;並びに、漂白添加剤及び「ステインスティック」などのクリーニング補助剤、又は、ドライヤー付与シート、乾燥、及び湿潤型拭取り布、及びパッドなどの前処理型基材付与製品、不織基材、及びスポンジ;並びに、スプレー剤及びミスト剤が挙げられる洗浄及び処理組成物を包含する、これらの部分集合である。このような製品の全ては標準形態又は濃縮形態であり得、又は特定の態様では、このような製品は非水性であるような程度にまで更に高度に濃縮された形態であり得る。
【0009】
本明細書で使用するとき、「a」及び「an」のような冠詞は、特許請求の範囲で使用されるときには、1つ以上の請求又は記載されるものを意味するものと理解される。
【0010】
本明細書で使用するとき、「含む/挙げられる/包含する(include)」、「含む/挙げられる/包含する(includes)」及び「含んでいる/挙げられる/包含している(including)」という言葉は、非限定的であるように意味される。
【0011】
本明細書で使用するとき、用語「固体」は、顆粒、粉末、塊、及び錠剤の製品形態を含む。
【0012】
本明細書で使用するとき、用語「流体」は、液体、ゲル、ペースト及びガスの製品形態を含む。
【0013】
本明細書で使用するとき、用語「部位(situs)」には、紙製品、繊維、衣服、硬質表面、毛髪、及び皮膚が含まれる。
【0014】
特に指示しない限り、成分又は組成物の濃度は全て、当該成分又は組成物の活性部分に関するものであり、このような成分又は組成物の市販の供給源に存在し得る不純物、例えば残留溶媒又は副生成物は除外される。
【0015】
百分率及び比率は全て、特に指示しない限り、重量で計算される。百分率及び比率は全て、特に指示しない限り、組成物全体を基準にして計算される。
【0016】
本明細書全体にわたって記載されるあらゆる最大数値限定は、それより小さいあらゆる数値限定を、そのような小さい数値限定が本明細書に明示的に記載されたものとして包含すると理解されるべきである。本明細書全体を通じて記載される最小数値限定は、それより大きいあらゆる数値限定を、そのような大きい数値限定が本明細書に明確に記載されているかのように含む。本明細書全体を通じて記載される数値範囲は、そのようなより広い数値範囲内に入るそれよりも狭いあらゆる数値範囲を、そのようなより狭い数値範囲が全て本明細書に明確に記載されているかのように含む。
【0017】
消費者製品
出願者らは、表1の材料及びその立体異性体は、カプセルが消費者製品(例えば洗浄及び/又は処理組成物)中に存在する場合に、カプセル壁を介して非常にゆっくりと拡散及び/又は漏出することを認識した。但し、このようなカプセルは、このような製品により布地、硬質表面、皮膚又は毛髪などの部位に送達された後、所望の方式で香料を放出する。このような放出プロファイルは、本明細書に包含されるヘッドスペース比測定法及び有益剤漏出率測定法により測定することができる。
【表1−1】

【表1−2】

【表1−3】

【表1−4】

【0018】
したがって、一態様では、消費者製品補助剤成分と有益剤送達粒子とを含み得る消費者製品が開示される。この場合、上記有益剤送達粒子はシェル材料とコア材料とを含むことができ、上記シェル材料は上記コア材料を封入し、上記コア材料は表1の物質及び/又はそれらの立体異性体を1種以上含むことができる。
【0019】
上記消費者製品の一態様では、このような製品の有益剤送達粒子のコア材料は、表1の材料番号1、2、4、5、13、15、18、22、23、24、31、35、37、38、41、45、47、49、50、51、52、53、54、58、59、60、61、63、66、67、68、70、71、72、76、77、78、79、80、81、82、85、86、87、93、94、95、97、99、100、102、103、104、105、106、107、111、112、113、114、116、117、120、122、124、125、126、127、128、129、130、132、134、136、137、140、141、143、144、145、146、149、151、155、156、160、162、165、166及び167からなる群から選択される、表1の材料及び/又はこれらの立体異性体を1種以上含むことができ、上記材料はコアの合計重量に基づいて約0.1%〜約80%、0.1%〜約50%、又は0.1%〜約30%の濃度で存在し得る。
【0020】
上記消費者製品の一態様では、上記有益剤送達粒子の少なくとも75%は約0.2MPa〜約10MPa、約0.4MPa〜約5MPa、約0.6MPa〜約3.5MPa、又は更には約0.7MPa〜約3MPaの破壊強度を有すことができ、上記有益剤送達粒子は約0%〜約30%、約0%〜約20%、又は更には約0%〜約5%の有益剤漏出率を有することができ、かつ上記有益剤送達粒子のコア材料は約2〜約10,000、約3〜約1,000、又は更には約5〜約1,000のヘッドスペース比を有することができる。
【0021】
上記消費者製品の一態様では、このような製品の有益剤送達粒子のコア材料は、以下のa)、b)及びc)を含むことができる:
a.)表1の材料番号1、2、4、5、13、15、18、22、23、24、31、35、37、38、41、45、47、49、50、51、52、53、54、58、59、60、61、63、66、67、68、70、71、72、76、77、78、79、80、81、82、85、86、87、93、94、95、97、99、100、102、103、104、105、106、107、111、112、113、114、116、117、120、122、124、125、126、127、128、129、130、132、134、136、137、140、141、143、144、145、146、149、151、155、156、160、162、165、166、167からなる群から選択される、1種以上の表1の材料及び/又はそれらの立体異性体;
b.)シェル(上記シェルは上記コア材料を封入する。上記シェルは、アルデヒド、一態様ではホルムアルデヒドと、アミン(メラミン、尿素、ベンゾグアナミン、グリコルリル、及びこれらの混合物からなる群から選択されるアミンなど)との反応生成物からなる群から選択される樹脂を含むことができる);及び
c.)有益剤送達粒子(少なくとも75%、少なくとも85%、又は更には少なくとも90%が、約0.2MPa〜約10MPa、約0.4MPa〜約5MPa、約0.6MPa〜約3.5MPa、又は更には約0.7MPa〜約3MPaの破壊強度を有し、並びに有益剤の漏出率が約0%〜約30%、約0%〜約20%、又は更には約0%〜約5%であり得る);
このような消費者製品は消費者製品補助材料を含むことができ、上記補助材料は構造剤を含むことができ、上記構造剤は多糖、変性セルロース、修飾タンパク質、無機塩、四級化高分子材料、イミダゾール;pKaが6.0未満の非イオン性ポリマー、ポリウレタン、及びこれらの混合物;並びにホルムアルデヒドスカベンジャーからなる群から選択される材料を含み得る。
【0022】
前述の消費者製品の一態様では、上記有益剤送達粒子の少なくとも75%、少なくとも85%、又は更には少なくとも90%が、約1ミクロン〜約80ミクロン、約5ミクロン〜60ミクロン、約6ミクロン〜約40ミクロン、又は約10ミクロン〜約35ミクロンの粒径を有してもよい。
【0023】
前述の消費者製品の一態様では、上記有益剤送達粒子の少なくとも75%、少なくとも85%、又は更には少なくとも90%が、約40nm〜約250nm、約50nm〜約180nm、又は更には約60nm〜約160nmの粒子壁厚を有してもよい。
【0024】
前述の消費者製品の一態様では、上記有益剤送達粒子は、有益剤送達粒子の合計重量に基づいて、少なくとも1重量%、約20〜約95重量%、約50〜約90重量%、又は更には約80〜約85重量%の有益剤を含んでもよい。
【0025】
前述の消費者製品の一態様では、上記有益剤送達粒子のコア材料は、コア材料の合計重量に基づいて、少なくとも約20、約50〜70、又は更には約60〜約100重量%の有益剤を含んでもよい。
【0026】
前述の消費者製品の一態様では、上記有益剤は香料組成物を含んでもよく、上記粒子は、粒子の合計重量に基づいて、約20重量%〜約95重量%、約50重量%〜約90重量%、約70重量%〜約85重量%、又は更には約80重量%〜約85重量%の上記香料組成物を含んでもよい。
【0027】
前述の消費者製品の一態様では、上記消費者製品は、ホルムアルデヒドスカベンジャー、構造剤、抗凝集剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される材料を含み得る。
【0028】
前述の消費者製品の一態様では、消費者製品は、消費者製品の総質量重量に基づいて、約0.001%〜約25%、約0.001%〜約10%、又は約0.01%〜約3%の上記有益剤送達粒子を含み得る。
【0029】
処理部位
一態様では、本明細書で開示される任意の消費者製品により処理される部位を開示する。このような部位は、本明細書で開示される任意の方法により処理され得る。
【0030】
消費者製品の製造プロセス
一態様では、消費者製品の製造プロセスが開示される。上記プロセスは、消費者補助材料と、以下のa)〜h)のプロセスにより製造された有益剤送達粒子とを組み合わせることを含み得る:
a.)溶液の合計重量に基づいて、約20重量%〜約90重量%、約40重量%〜約80重量%、又は更には約60重量%〜約80重量%の水、第1乳化剤及び第1樹脂を含み得る第1溶液を調製することであって、上記第1乳化剤と上記第1樹脂との比が約0.1:1〜約10:1、約0.5:1〜約3:1、又は更には約0.8:1〜約1.1:1であり得る、調製する工程と、
b.)溶液の合計重量に基づいて、約20重量%〜約95重量%の水、第2乳化剤及び第2樹脂を含み得る第2溶液を調製することであって、このような第2乳化剤とこのような第2樹脂との比が約0:1〜約3:1、約0.04:1〜約0.2:1、又は更には約0.05:1〜約0.15:1であり得る、調製する工程と、
c.)表1の材料1、2、4、5、13、15、18、22、23、24、31、35、37、38、41、45、47、49、50、51、52、53、54、58、59、60、61、63、66、67、68、70、71、72、76、77、78、79、80、81、82、85、86、87、93、94、95、97、99、100、102、103、104、105、106、107、111、112、113、114、116、117、120、122、124、125、126、127、128、129、130、132、134、136、137、140、141、143、144、145、146、149、151、155、156、160、162、165、166、167、このような表1の材料の立体異性体、及びこれらの混合物からなる群から選択される材料を含み得る、コア材料と、上記第1溶液とを組み合わせて、第1組成物を形成する工程と、
d.)上記第1組成物を乳化させること;
e.)上記第1組成物と上記第2溶液とを組み合わせて第2組成物を形成し、所望により、任意の加工助剤と上記第2組成物とを組み合わせる工程と、
f.)上記第2組成物を、少なくとも15分間、少なくとも1時間、又は更には4時間〜100時間にわたって、約25℃〜約100℃、約45℃〜約90℃、又は更には約60℃〜約85℃に熱した温度にて混合し、所望により任意の加工助剤と上記第2組成物とを組み合わせる工程と、
g.)所望により任意のスカベンジャー材料、構造剤、及び/又は抗凝集剤と、上記第2組成物とを、工程f.)又はそれ以降で組み合わせる工程と、
h.)上記第2組成物を所望により噴霧乾燥する工程。
【0031】
一態様では、前述の消費者製品は、前述のプロセスにより製造することができ、ここで上記乳化剤は、カルボキシ、ヒドロキシ、チオール、アミン、アミド、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される部分を含み、このような乳化剤は5未満、好ましくは0超過5未満のpKaを有する。
【0032】
一態様では、前述の消費者製品は前述のプロセスにより製造することができ、プロセス工程の任意の時点で、第1及び第2溶液のpHは、約3〜約7;約4.5〜約7;又は約5〜約6.5であるように調整される。
【0033】
一態様では、前述の消費者製品は前述のプロセスに従って製造することができ、工程f.)において、第2の組成物の合計重量に基づいて、0重量%〜約10重量%、約1重量%〜約5重量%、又は更には約2重量%〜約4重量%の、アニオンとカチオンとを含む塩が、上記第2の組成物と組み合わされ、上記アニオンは塩化物、硫酸、リン酸、硝酸、ポリリン酸、クエン酸、マレイン酸、フマル酸、及びこれらの混合物からなる群から選択され、かつ上記カチオンは周期表のIA族元素、周期表のIIA族元素、アンモニウムカチオン及びこれらの混合物からなる群から選択される。一態様では、上記イオン供給源は硫酸ナトリウムであり得る。
【0034】
一態様では、本明細書に開示されている香料送達系は、消費者製品合計重量に基づいて、約0.001%〜約20%、約0.01%〜約10%、約0.05%〜約5%、約0.1%〜約0.5%の濃度で、消費者製品、洗浄及び処理組成物、並びに、布地及び硬質表面用の、洗浄及び/又は処理組成物、洗剤、並びに、超コンパクト化消費者製品(超コンパクト化布地及び硬質表面洗浄及び/又は処理組成物が挙げられ、例えば、固体又は液体であり得る超コンパクト化洗剤)において使用するに好適である。
【0035】
本明細書に開示されている香料送達系としても既知の香料送達技術は、任意のタイプの消費者製品、洗浄及び/又は処理組成物、布地及び硬質表面用の洗浄及び/又は処理組成物、洗剤、並びに超コンパクト洗剤において、任意に組み合わせて使用され得る。更に、このような香料送達系は、以下に記載の香料送達系(例えば米国特許出願第2007/0275866(A1)号に記載):分子補助送達系(MAD);繊維補助送達系(FAD);アミン補助送達(AAD);シクロデキストリン送達系(CD);デンプンカプセル化アコード(Starch Encapsulated Accord)(SEA);無機担体送達系(ZIC);(アミン反応生成物(ARP)が挙げられるプロ−香料(PP));その他のポリマー補助送達(PAD)系及びこれらの混合物などの任意の方法で、任意の種類の消費者製品、洗浄及び/又は処理組成物、布地及び硬質表面洗浄及び/又は処理組成物、洗剤、及び非常に小型の洗剤と組み合わせることができる。
【0036】
補助材料
本発明の目的のために、以下に例示される補助剤の非限定的な一覧は、本発明の組成物での使用に適しており、例えば、性能を補助若しくは向上させるために、洗浄される基材の処理のために、又は香料、着色剤、染料などを用いる場合のように組成物の審美性を変化させるために、望ましくは本発明の特定の実施形態に組み込むことができる。このような補助剤は、本出願人らの香料及び/又は香料系を介して供給される構成成分に追加されると理解される。このような追加的構成成分の明確な性質、及びそれを組み込む濃度は、組成物の物理的形態及び使用されるべき作業の性質に依存する。好適な補助材料としては、界面活性剤、ビルダー、キレート剤、移染防止剤、分散剤、酵素、及び酵素安定剤、触媒材料、漂白活性化剤、ポリマー分散剤、粘土汚れ除去/再付着防止剤、増白剤、発泡抑制剤、染料、付加香料及び香料送達系、構造弾性化剤、柔軟仕上げ剤、キャリア、向水性物質、レオロジー改質剤、水加工助剤(water processing aids)及び/又は顔料が挙げられるが、これらに限定されない。下記開示に加えて、このような他の補助剤の好適な例、及び使用濃度は、米国特許第5,576,282号、同第6,306,812(B1)号及び同第6,326,348(B1)号に見られ、これらは参照により組み込まれる。
【0037】
各補助成分は、本出願者らの組成物にとって本質的なものではない。したがって、本出願人らの組成物の特定の実施形態は、以下の補助材料の1つ以上を含有しない:漂白活性化剤、界面活性剤、ビルダー、キレート化剤、移染防止剤、分散剤、酵素及び酵素安定剤、触媒金属錯体、ポリマー分散剤、粘土及び汚れ除去/再付着防止剤、増白剤、泡抑制剤、染料、追加の香料及び香料送達系、構造弾性化剤、柔軟仕上げ剤、キャリア、向水性物質、加工助剤、及び/又は顔料。しかし、1つ以上の補助剤が存在する場合、このような1つ以上の補助剤は、以下に詳述されるように存在することも可能である。
【0038】
界面活性剤−本発明による組成物は、界面活性剤又は界面活性剤系を含むことができ、その際、界面活性剤は、非イオン性及び/若しくはアニオン性及び/若しくはカチオン性界面活性剤並びに/又は両性及び/若しくは双極性及び/若しくは半極性非イオン性界面活性剤から選択できる。界面活性剤は、典型的には洗浄組成物の約0.1重量%から、約1重量%から、又は更には約5重量%から、洗浄組成物の約99.9重量%まで、約80重量%まで、約35重量%まで、又は更には約30重量%までの濃度で存在する。
【0039】
ビルダー−本発明の組成物は、1つ以上の洗剤ビルダー又はビルダー系を含むことができる。存在する場合、組成物は典型的には、少なくとも約1重量%のビルダー、又は約5重量%又は10重量%から約80重量%まで、50重量%まで、又は更には30重量%までのこのようなビルダーを含む。ビルダーとしては、ポリホスフェートのアルカリ金属、アンモニウム及びアルカノールアンモニウム塩、アルカリ金属ケイ酸塩、アルカリ土類及びアルカリ金属炭酸塩、アルミノシリケートビルダー、ポリカルボキシラート化合物、エーテルヒドロキシポリカルボキシラート、無水マレイン酸とエチレン又はビニルメチルエーテルとのコポリマー、1,3,5−トリヒドロキシベンゼン−2,4,6−トリスルホン酸、及びカルボキシメチルオキシコハク酸、エチレンジアミン四酢酸及びニトリロ三酢酸のようなポリ酢酸の種々のアルカリ金属、アンモニウム及び置換アンモニウム塩、並びにメリト酸、コハク酸、オキシジコハク酸、ポリマレイン酸、ベンゼン1,3,5−トリカルボン酸、カルボキシメチルオキシコハク酸、及びそれらの可溶性塩のようなポリカルボン酸塩が挙げられるが、これらに限定されない。
【0040】
キレート化剤−本明細書の組成物はまた、任意で1つ以上の銅、鉄、及び/又はマンガンキレート化剤を含有してもよい。使用される場合、キレート化剤は、一般に、本明細書の組成物の約0.1重量%〜約15重量%、又は更には本明細書の組成物の約3.0重量%〜約15重量%を構成する。
【0041】
移染防止剤−本発明の組成物はまた、1つ以上の移染防止剤を含んでもよい。好適なポリマー移染防止剤としては、ポリビニルピロリドンポリマー、ポリアミンN−オキシドポリマー、N−ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾールのコポリマー、ポリビニルオキサゾリドン及びポリビニルイミダゾール又はこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。本明細書の組成物中に存在する場合、移染防止剤は、洗浄組成物の約0.0001重量%から、約0.01重量%から、約0.05重量%から、洗浄組成物の約10重量%まで、約2重量%まで、又は更には約1重量%までの濃度で存在する。
【0042】
分散剤−本発明の組成物はまた、分散剤を含むことができる。好適な水溶性有機材料は、ホモポリマー又はコポリマーの酸又はそれらの塩であり、それらのうちのポリカルボン酸は、互いに炭素原子2個を超えない程度に離れている少なくとも2個のカルボキシル基を含み得る。
【0043】
酵素−組成物は、洗浄性能効果、及び/又は布地ケア効果を提供する1つ以上の洗浄性酵素を含むことができる。好適な酵素の例としては、ヘミセルラーゼ、ペルオキシダーゼ、プロテアーゼ、セルラーゼ、キシラナーゼ、リパーゼ、ホスホリパーゼ、エステラーゼ、クチナーゼ、ペクチナーゼ、ケラタナーゼ、レダクターゼ、オキシダーゼ、フェノールオキシダーゼ、リポキシゲナーゼ、リグニナーゼ、プルラナーゼ、タンナーゼ、ペントサナーゼ、マラナーゼ、β−グルカナーゼ、アラビノシダーゼ、ヒアルロニダーゼ、コンドロイチナーゼ、ラッカーゼ、及びアミラーゼ、又はこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。典型的な組み合わせは、プロテアーゼ、リパーゼ、クチナーゼ、及び/又はセルラーゼのような従来の適用可能な酵素をアミラーゼと組み合わせた混液である。
【0044】
酵素安定剤−組成物、例えば洗剤において使用するための酵素は、さまざまな技術によって安定化可能である本明細書に用いられる酵素は、カルシウムイオン及び/又はマグネシウムイオンを酵素に供給する、最終組成物中のカルシウム及び/又はマグネシウムイオンの水溶性供給源の存在によって安定化させることができる。
【0045】
触媒金属錯体−本出願人らの組成物は、触媒金属錯体を含んでもよい。金属含有漂白触媒の1つの種類は、銅、鉄、チタン、ルテニウム、タングステン、モリブデン、又はマンガンのカチオンのような、限定された漂白触媒活性の遷移金属カチオン、亜鉛又はアルミニウムのカチオンのような、漂白触媒活性をほとんど又は全くもたない補助金属カチオン、並びに触媒金属及び補助金属のカチオンに対して限定された安定度定数を有する金属イオン封鎖剤、特にエチレンジアミン四酢酸、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)及びそれらの水溶性の塩を含む触媒系である。このような触媒は、米国特許第4,430,243号に開示される。
【0046】
所望する場合、本明細書の組成物はマンガン化合物を用いて触媒可能である。このような化合物及び使用濃度は当該技術分野で周知であり、例えば、米国特許第5,576,282号に開示されるマンガン系触媒が挙げられる。
【0047】
本明細書において有用なコバルト漂白触媒は既知であり、例えば、米国特許第5,597,936号及び第5,595,967号に記載されている。このようなコバルト触媒は、既知の手順、例えば、米国特許第5,597,936号及び第5,595,967号において教示されているような手順によって容易に製造される。
【0048】
本明細書の組成物はまた、好適なことに、大多環状の剛性配位子(「MRL」と省略される)の遷移金属錯体を含んでもよい。実際的な事柄として、限定するためではないが、本明細書の組成物及び洗浄法を水性洗浄媒体において少なくとも1億分の1のオーダーの有益剤MRL種を提供するように調整して、約0.005ppm〜約25ppm、約0.05ppm〜約10ppm、又は更には約0.1ppm〜約5ppmのMRLを洗浄溶液中に提供することができる。
【0049】
本遷移金属漂白剤触媒中の好適な遷移金属としては、マンガン、鉄、及びクロムが挙げられる。本明細書における好適なMRLは、架橋した特定の種類の超剛性配位子、例えば、5,12−ジエチル−1,5,8,12−テトラアザビシクロ[6.6.2]ヘキサデカンである。
【0050】
好適な遷移金属MRLは、既知の手順、例えば、国際公開第00/32601号及び米国特許第6,225,464号で教示されているような手順によって容易に製造される。
【0051】
使用方法
本明細書に開示される消費者製品を用いて、部位、とりわけ表面若しくは布地を洗浄又は処理することができる。通常、このような部位の少なくとも一部は、未希釈形態又は液体で希釈された、例えば洗浄液の、本出願人らの組成物の実施形態と接触させ、そしてその後、任意に、その部位を洗浄及び/又はすすぎ洗いしてもよい。一態様では、ある部位が任意で洗浄及び/又はすすがれ、本発明による粒子に又はこの粒子を含む組成物に接触され、次に任意で洗浄及び/又はすすがれる。本発明の目的のために、洗浄には擦ること及び機械的撹拌が含まれるが、これらに限定されない。部位が布地を含む場合、布地は、通常の消費者使用条件で洗濯又は処理できる、ほとんどの任意の布地を含み得る。開示される組成物を含み得る液体のpHは、約3〜約11.5であってよい。こうした組成物は、典型的には溶液中で約500ppm〜約15,000ppmの濃度で使用される。洗浄溶媒が水である場合、水の温度は通常約5℃〜約90℃であり、部位が布地を含む場合、水対布地の比は通常約1:1〜約30:1である。
【0052】
試験方法
(1)破壊強度
a.)蒸留脱イオン(DI)水1Lの中に粒子1グラムを入れる。
b.)粒子をDI水の中に10分間にわたって留まらせておき、その後、60mL注射器フィルター、1.2ミクロンニトロセルロースフィルター(Millipore、25mm直径)を使用して濾過により粒子を回収する。
c.)30個の粒子の破裂力を求める。粒子の破断力は、Zhang,Z.、Sun,G、「Mechanical Properties of Melamine−Formaldehyde microcapsules」、J.Microencapsulation,vol 18,no.5,pages 593〜602,2001に与えられている手順を使用して決定される。次に、破裂力(ニュートン)をそれぞれの球状粒子の断面積(πr、式中、rは圧縮前の粒子の半径である)で除算することにより各粒子の破壊強度を計算するが、上記断面積は、Zhang,Z.、Sun,G、「Mechanical Properties of Melamine−Formaldehyde microcapsules」、J.Microencapsulation,vol 18,no.5,pages 593〜602,2001の実験装置及び方法を使用して各々の粒子の粒径を測定することにより求められる。
d.)上記c.)からの30個の独立した測定値を使用して、要求される範囲の破壊強度範囲内の破壊強度を有する粒子の百分率を計算する。
【0053】
(2)粒径
a.)蒸留脱イオン(DI)水1Lの中に粒子1グラムを入れる。
b.)粒子をDI水の中に10分間にわたって漬け置き、その後、60mL注射器フィルター、1.2ミクロンのニトロセルロースフィルター(Millipore、25mm直径)を使用して濾過により粒子を回収する。
c.)Zhang,Z.、Sun,G、「Mechanical Properties of Melamine−Formaldehyde microcapsules」、J.Microencapsulation,vol 18,no.5,pages 593〜602,2001の実験装置及び方法を使用して、30個の個々の粒子の粒径を求める。
d.)上記c.)からの30個の独立した測定値を使用して、要求される範囲内の粒径を有する粒子の百分率を計算する。
【0054】
(3)粒子壁厚
Leica Microsystemsに対する全ての参照は、次の住所に位置する企業本社を指す:
Leica Microsystems GmbH
Ernst−Leitz−Strasse 17〜37
35578 Wetzlar
Drummondに対する全ての参照は、次の住所に位置する企業を指す:
Drummond Scientific Company
500 Parkway,Box 700
Broomall,PA 19008
日立に対する全ての参照は、次の住所に位置する企業本社を指す:
日立ハイテク
東京都港区西新橋一丁目24−14
日本、105−8717
Gatanに対する全ての参照は、次の住所に位置する企業本社を指す:
Gatan,Inc.
5933 Coronado Lane
Pleasanton,CA 94588
Quartzに対する全ての参照は、次の住所に位置する企業オフィスを指す:
Quartz Imaging Corporation
Technology Enterprise Facility III
6190 Agronomy Rd,Suite 406
Vancouver,B.C.Canada V6T 1Z3
材料:
メチルシクロヘキサン−Alfa Aesarカタログ番号A16057又は同等物
キャピラリーピペット−Drummondカタログ番号5−000−1005又は同等物
平板試料キャリア−Leica Microsystems製品番号706897又は同等物
銅ワッシャ−Leica Microsystems製品番号706867又は同等物
平板試料ポッド−Leica Microsystems製品番号706839又は同等物
平板試料ホルダー用載荷装置−Leica Microsystems製品番号706832又は同等物
トルクレンチ−Leica Microsystems製品番号870071又は同等物
アレンビット(Allen Bit)、2mm−Leica Microsystems製品番号870072又は同等物
ピンセット−Leica Microsystems製品番号840105又は同等物
Gatan Planchette Collet−Gatan製品番号PEP5099
Gatan Planchette試料片ホルダー−Gatan製品番号PEP1395
器具:
走査型電子顕微鏡−日立モデルS−5200 SEM/STEM又は同等物
高圧凍結機−Leica Microsystemsモデル706802 EM Pact又は同等物
クライオトランスファ装置−Gatan Model CT3500又は同等物
クライオトランスファシステム−Gatan Model CT2500又は同等物
Gatan ITC 温度制御機−Gatan Model ITC502又は同等物
画像解析ソフトウェア−Quartz PCI Version 5又は同等物
試料:上記表題「破壊強度」の手順1のようにマイクロカプセル試料を入手する。50個の試料を必要とする。
【0055】
試験手順
1)Leica Microsystems製高圧凍結機(Leica Microsystemsモデル番号706802)の電源を入れる。
2)メチルシクロヘキサン(Alfa Aesar Cat.# A16057又は同等物)で、高圧凍結機のメチルシクロヘキサン容器を充填する。
3)高圧凍結機上の液体窒素デュワーを充填する。
4)高圧凍結機上の液体窒素槽を充填する。
5)高圧凍結機上のディスプレイは、器具が使用可能になるとフロントパネル上に「試料充填(Load Sample)」と表示する。
6)日立モデルS−5200 SEM/STEMを始動し、加速電圧を3.0KVに、放出電流を20μAに設定する。
7)日立モデルS−5200 SEM/STEM顕微鏡カラムの下方右側に配置されたアンチコンタミネーターデュワー(Anti-contaminator Dewar)を液体窒素で充填する。
8)Gatan Alto 2500クライオトランスファシステム(GatanモデルCT2500)上の液体窒素デュワーを充填する。デュワーが満杯になるまで液体窒素を補給する。装置は、プレップチャンバー温度(prepchamber temperature)が−190℃より下の読み取り値になると使用可能になる。
9)ワッシャの穴が平板試料キャリアのウェルと整列するように、平板試料キャリアの頂部の上に銅ワッシャ(Leica Microsystems製品番号706867)を配置する。
10)ガラスキャピラリーピペット(Drummond製品番号5−000−1005又は同等物)を取り、用意されたワイヤ・プランジャーをピペットの一端に挿入する。
11)ピペットをマイクロカプセル分散液中に挿入して、プランジャーを途中まで引き出して、ピペット中に数マイクロリットルの分散液を引き上げる。
12)ピペットの先端を平板試料キャリアのウェルの中に配置し、プランジャーをピペットの中に押して、少量の液体をウェルがほんのわずかに過剰になるまで分与する。
13)2mmアレンキービット(Allen key bit)(Leica Microsystems製品番号870072)をトルクレンチ(Leica Microsystems製品番号870071)の中に挿入する。
14)ビットを有するトルクレンチを使用して、平板試料ポッド(Leica Microsystems製品番号706839)のダイヤモンドロッキングねじ(Diamond Locking Screw)をゆるめる。
15)平板試料ホルダー及び銅ワッシャを平板試料ポッドの中に配置する。
16)2mmアレンキービットを有するトルクレンチを使用して、平板試料ポッドのダイヤモンドロッキングねじを、トルクレンチが2回カチッと音を立てるまで、試料に向けて締める。
17)平板試料ホルダー用載荷装置(Leica Microsystems製品番号706832)を、ダイヤモンドロッキングねじの露出したねじ山に向かってねじ締めすることによって、平板試料ポッドに取り付ける。
18)平板試料ポッドを有する平板試料ホルダー用載荷装置をEMパクト高圧凍結機(EM Pact High Pressure Freezer)(Leica Microsystems製品番号706802)上に配置し、これを高圧凍結機に挿入する。
19)高圧凍結機を使用して試料を凍結させる。
20)平板試料ポッドを除荷ステーション(Unloading Station)に移動し、平板試料キャリア用載荷装置をねじって外し、注意深く液体窒素槽の中に浸しておく。
21)トルクレンチを使用して、ダイヤモンドロッキングねじをゆるめる。
22)液体窒素が沸騰を停止するまで液体窒素中で先端を冷却されたピンセットを使用して、平板試料ポッドから平板試料キャリアを取り外し、それを液体窒素槽内の小さな容器の中に配置する。
23)Gatan CT3500クライオトランスファ装置(Gatanモデル番号CT3500)をGatan試料ワークステーションの中に配置する。
24)液体窒素の急速沸騰が停止するまで必要に応じて液体窒素を補給しながら、Gatan CT3500クライオトランスファ装置上の液体窒素デュワーを充填し、Gatan試料ワークステーション上のデュワーを充填する。
25)液体窒素の容器内に置いたまま、平板試料ホルダーをGatan試料ワークステーションに移動する。
26)液体窒素が沸騰を停止するまで液体窒素中で冷却されたピンセットを使用して、平板試料ホルダーをGatan Planchette Collet(Gatan製品番号PEP5099)の中に配置し、しっかりと下方に押圧する。
27)工程26からの組立品をGatan Planchette試料ホルダー(Gatan製品番号PEP1395)の中に配置し、しっかりと下方に押圧する。
28)Gatanクライオトランスファ装置をGatan試料ワークステーションの中に押し戻す。
29)Gatanから供給される5mm摩擦器具(Friction Tool)を使用して、Gatan Planchette試料ホルダーをGatanクライオトランスファ装置の中にねじ入れる。
30)Gatan試料ワークステーションからGatanクライオトランスファ装置を取り出し、それをGatan Alto 2500クライオトランスファシステムの中に挿入する。
31)温度測定リード(Temperature Measurement Lead)をGatan ITC制御機からGatanクライオトランスファ装置の頂部上のコネクタに取り付けることによって、Gatan ITC温度制御機(Gatanモデル番号ITC502)をGatanクライオトランスファ装置に取り付ける。
32)Gatan ITC制御機を使用して、試料の温度を−120℃に上げる。
33)割断ナイフ(fracturing knife)を使用して、銅ワッシャを取り外して試料を破砕する。
34)試料の温度を−160℃よりも下げる。
35)電圧を6KVに設定し、ガス流を、10mAスパッタ電流を供給するように設定し、スパッタボタンを押し、電流が10mAを表示したら、コーティング機を60〜90秒間にわたって運転して、金/パラジウムで試料をコーティングする。
36)Gatan CT3500クライオトランスファ装置の霜除けを閉じ、試料を日立S−5200 SEM/STEMに移動する。
37)Gatan CT3500クライオトランスファ装置の温度が安定化するのを待つが、これは典型的には−170℃〜−172℃である。
38)霜除け制御ノブを反時計回りに回転させることによって、Gatan CT3500クライオトランスファ装置の霜除けを開く。
39)ステージ制御トラックボール(stage control trackball)を使用して試料を動かし、破砕されたマイクロカプセルを位置決めし、倍率を50,000〜150,000Xに調整する。
40)焦点及び非点補正(stigmation)制御を調整して最良の画像を得る。
41)カプセル壁の断面の画像を得る。
【0056】
計算
1)Quartz PCIソフトウェアの定規ツール(ruler tool)を選択する。
2)カーソルをマイクロカプセル壁の一端に動かす。
3)左マウスボタンをクリックしたまま保持しながら、カプセル壁の反対側にマウスカーソルをドラッグし、描線をカプセル壁の面に垂直にしておいて、壁厚を測定する。
4)50個の独立した測定値(各カプセルに1つの測定値)を使用して要求される範囲の壁厚を有する粒子の百分率を計算する。
【0057】
(4)有益剤漏出率
a.)有益剤粒子組成物の1グラム試料を2つ得る。
b.)粒子組成物1グラム(試料1)を粒子が採用される製品マトリックス99グラムに添加し、第2の試料は以下の手順dに直ちに進む。
c.)上記a.)の粒子含有製品マトリックス(試料1)を、密閉したガラス製ジャーの中で、35℃にて1週間にわたって経時処理する。
d.)粒子組成物の粒子を、c.)の製品マトリックス(製品マトリックスの試料1)から、及び上記粒子組成物(試料2)から濾過により回収する。
e.)上記d.)からの各粒子試料を、各試料の粒子から全ての有益剤を抽出する溶媒で処理する。
f.)上記e.)からの各試料からガスクロマトグラフに有益剤含有溶媒を注入し、ピーク面積を積分して、各試料から抽出された有益剤の総量を求める。
g.)有益剤漏出率は次のように定義される:
試料2についての上記f.)からの数値−試料1についての上記f.)からの数値。
【0058】
5.ヘッドスペース比の測定方法
上記被処理布地の動的ヘッドスペース(蒸気相)サンプリングは、香料揮発物の検出と定量を可能にする。基本的に、布地上のヘッドスペース中に存在する揮発物は、制御された(既知のヘッドスペース容量、サンプリング流量、温度及び圧力)方法でTenax−TA吸着トラップで回収する。これは、吸着媒質上で揮発物を捕捉するための、不活性ガス流(例えばヘリウム)による蒸気層の置換により、又はヘッドスペースサンプリングポンプ手段により、達成される。続いて、捕捉した揮発物をGCの注入ポートへとオンラインで熱的に脱着し、クライオフォーカスする。最後に、ヘッドスペース抽出物を、質量分析計につないだキャピラリーGCにより分析する。
【0059】
−技術の確立のために、同量の香料を含有している本発明は不含の処理を付した布地(参照)を並行して解析する必要がある。
【0060】
−方法詳細:
・閉鎖した1L容器のヘッドスペースに布地約40gを配置し、周囲条件で一晩保管する。
・周囲条件(既知の温度、圧力)にて、2LのヘッドスペースをTenax−TAトラップに回収する(50mL/分流量で40分)。
・トラップを180℃で10分にわたって熱的に脱着してGCの注入ポートに入れる。
・GC−MS分析の実施:無極性固定相でのGC分離後にフルスキャンモード(70eV)で質量分析を実施する。
・適用された香油中の各香料成分に関するヘッドスペース応答(フルスキャン及び/又はSIM MS系)を本発明を使用及び未使用の両方でモニターする。各香料成分に関するヘッドスペース比は、本発明の使用により送達される香料化合物のヘッドスペースを、本発明は未使用で送達される香料化合物のヘッドスペースにより除算したものとして定義する。
【0061】
有益剤粒子送達粒子についての平均的な全般的ヘッドスペース比は、各コアの有益剤についてのヘッドスペース比の合計を、コア有益剤の合計数により除算したものとして定義する。
【実施例】
【0062】
本発明の特定の実施形態が例示され、記載されてきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、他の様々な変更及び修正を実施できることが、当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのような全ての変更及び修正を、添付の「特許請求の範囲」で扱うものとする。
【0063】
実施例1:84重量%コア/16重量%メラミンホルムアルデヒド(MF)壁カプセル
25グラムのブチルアクリレート−アクリル酸コポリマー乳化剤(Colloid C351、25%固形分、pKa 4.5〜4.7、Kemira Chemicals,Inc.Kennesaw,Georgia U.S.A.)を脱イオン水200グラムに溶解及び混合する。溶液のpHを、水酸化ナトリウム溶液でpH 4.0に調整する。部分メチル化メチロールメラミン樹脂(Cymel 385、80%固形分、Cytec Industries West Paterson(New Jersey,U.S.A.))8グラムを乳化剤溶液に添加する。機械的撹拌下での混合前に200gの香油を添加し、温度を50℃へと上昇させた。安定なエマルションが得られるまで高速で混合した後に、第2の溶液及び4グラムの硫酸ナトリウム塩をこのエマルションに添加する。この第2の溶液は、ブチルアクリレート−アクリル酸コポリマー乳化剤(Colloid C351、25%固形分、pKa 4.5〜4.7、Kemira)10グラム、蒸留水120グラム、pHを4.8に調整するための水酸化ナトリウム溶液、部分メチル化メチロールメラミン樹脂(Cymel 385、80%固形分、Cytec)25グラムを含有する。この混合物を70℃に加熱し、連続的に撹拌しながら一晩にわたって維持して、封入プロセスを完了させる。アセトアセトアミド(Sigma−Aldrich,Saint Louis,Missouri,U.S.A.)23グラムをこの懸濁液に添加する。780型Accusizerにより分析したときに30μmの平均カプセルサイズを得る。
【0064】
実施例2:80重量%コア/20重量%メラミンホルムアルデヒド壁カプセル
ブチルアクリレート−アクリル酸コポリマー乳化剤(Colloid C351、25%固形分、pKa 4.5〜4.7、Kemira)50%とポリアクリル酸(35%固形分、pKa 1.5〜2.5、Aldrich)50%とのブレンド18グラムを脱イオン水200グラムに溶解及び混合する。溶液のpHを、水酸化ナトリウム水溶液でpH 3.5に調整する。この乳化剤溶液に部分メチル化メチロールメラミン樹脂(Cymel 385、80%固形分、Cytec)6.5グラムを添加する。前述の混合物に機械的撹拌の下で香油200グラムを添加し、温度を60℃まで上げる。安定なエマルションが得られるまで高速で混合した後に、第2の溶液及び3.5グラムの硫酸ナトリウム塩をこのエマルションの中に注ぐ。この第2の溶液は、ブチルアクリレート−アクリル酸コポリマー乳化剤(Colloid C351、25%固形分、pKa 4.5〜4.7、Kemira)10グラム、蒸留水120グラム、pHを4.6に調整するための水酸化ナトリウム溶液、部分メチル化メチロールメラミン樹脂(Cymel 385、80%、Cytec)30グラムを含有する。この混合物を75℃まで加熱し、連続的に撹拌しながら6時間にわたって維持して、カプセル封入プロセスを完了させる。アセトアセトアミド(Sigma−Aldrich,Saint Louis,Missouri,U.S.A.)23グラムをこの懸濁液に添加する。
【0065】
実施例3:80重量%コア/20重量%メラミンホルムアルデヒド壁カプセル
ブチルアクリレート−アクリル酸コポリマー乳化剤(Colloid C351、25%固形分、pKa 4.5〜4.7、Kemira)36グラムを脱イオン水200グラムに溶解及び混合する。溶液のpHを、水酸化ナトリウム溶液でpH 5.0に調整する。この乳化剤溶液に部分メチル化メチロールメラミン樹脂(Cymel 385、80%固形分、Cytec)12グラムを添加する。前述の混合物に機械的撹拌の下で香油200グラムを添加し、温度を65℃まで上げる。安定なエマルションが得られるまで高速で混合した後に、第2の溶液及び5グラムの硫酸ナトリウム塩をこのエマルションに添加する。この第2の溶液は、ブチルアクリレート−アクリル酸コポリマー乳化剤(Colloid C351、25%固形分、pKa 4.5〜4.7、Kemira)12グラム、蒸留水120グラム、pHを5に調整するための水酸化ナトリウム溶液、部分メチル化メチロールメラミン樹脂(Cymel 385、80%固形分、Cytec)33グラムを含有する。この混合物を65℃に加熱し、持続的に撹拌しながら一晩にわたって維持して、封入プロセスを完了させる。アセトアセトアミド(Sigma−Aldrich,Saint Louis,Missouri,U.S.A.)23グラムをこの懸濁液に添加する。
【0066】
実施例4:80重量%コア/20重量%メラミンホルムアルデヒド壁カプセル
ブチルアクリレート−アクリル酸コポリマー乳化剤(Colloid C351、25%固形分、pKa 4.5〜4.7、Kemira)20グラムを脱イオン水200グラムに溶解及び混合する。溶液のpHを、水酸化ナトリウム水溶液でpH 5.5に調整する。この乳化剤溶液に部分メチル化メチロールメラミン樹脂(Cymel 385、80%固形分、Cytec)6グラムを添加する。前述の混合物に機械的撹拌の下で香油200グラムを添加し、温度を55℃まで上げる。安定なエマルションが得られるまで高速で混合した後に、第2の溶液及び9グラムの硫酸ナトリウム塩をこのエマルションに添加する。この第2の溶液は、ポリアクリル酸(35%固形分、pKa 1.5〜2.5、Aldrich)8グラム、蒸留水120グラム、pHを4.4に調整するための水酸化ナトリウム溶液、部分メチル化メチロールメラミン樹脂(Cymel 385、80%固形分、Cytec)35グラムを含有する。この混合物を85℃まで加熱し、持続的に撹拌しながら8時間にわたって維持して、カプセル封入プロセスを完了させる。アセトアセトアミド(Sigma−Aldrich,Saint Louis,Missouri,U.S.A.)23グラムをこの懸濁液に添加する。
【0067】
実施例5:メラミンホルムアルデヒドカプセル
このカプセルの組成物及び調製手順は、このメラミンホルムアルデヒド樹脂が、部分メチル化メチロールメラミン樹脂80%と完全メチル化メラミン樹脂20%との混合物であることを除いて、実施例4と同一の組成物である。
【0068】
実施例6:メラミンホルムアルデヒドカプセル
このカプセルの調製手順は、香料乳化液(第1の溶液)についての組成変更を除いて実施例4と同一である。
【表2】

【0069】
このカプセルの調製手順は、第2の溶液についての以下の組成変更を除いて実施例4と同一である。
【表3】

【0070】
これに続いて、バッチの重量の5重量%の濃度でアセトアセトアミドの添加を行う。
【0071】
実施例7:メラミンホルムアルデヒドカプセル
このカプセルの組成物及び調製手順は、0.7%の水酸化アンモニウムをアセトアセトアミドの代わりに懸濁液に添加することを除いて、実施例4と同一の組成物である。
【0072】
実施例8:噴霧乾燥マイクロカプセルの製造
R1382取り付け具を装備したIKA Eurostarミキサーを180rpmの速度で用いて、本明細書に開示される1種以上の異なるマイクロカプセルを含有している香料マイクロカプセルスラリー1200gを、水700gと10分にわたって混合する。次いで混合物を供給容器に移し、直径1.2mのNiro Production Minorで噴霧乾燥させる。Watson−Marlow 504U蠕動ポンプを使用してスラリーをタワーの中に供給し、100mm直径回転噴霧器を18000rpmにて運転し、乾燥のための並流空気流と共に使用して霧状にする。200℃の入口温度及び95℃の出口温度を使用してスラリーを乾燥させて微細粉末を形成する。噴霧乾燥プロセスで使用される機器は以下の供給元から入手することができる:IKA Werke GmbH & Co.KG(Janke and Kunkel(Str.10,D79219 Staufen,Germany));Niro A/S(Gladsaxevej 305,P.O.Box 45,2860 Soeborg,Denmark)及びWatson−Marlow Bredel Pumps Limited(Falmouth,Cornwall,TR11 4RU,England)。
【0073】
実施例9:製品配合
本明細書に開示されたPRM、香料及びアミンを含有する製品配合の非限定的な例を、以下の表に要約する。
【表4】

N,N−ジ(タローオイルオキシエチル)−N,N−ジメチルアンモニウムクロリド。
メチル−ビス(タローアミドエチル)−2−ヒドロキシエチルアンモニウムメチルサルフェート。
脂肪酸とメチルジエタノールアミンとのモル比1.5:1での反応生成物を塩化メチルで四級化して得られる、N,N−ビス(ステアロイル−オキシ−エチル)N,N−ジメチルアンモニウムクロリドとN−(ステアロイル−オキシ−エチル)N−ヒドロキシエチルN,Nジメチルアンモニウムクロリドとの1:1モル混合物。
National Starchから商品名CATO(登録商標)で入手可能なカチオン性高アミローストウモロコシデンプン。
本明細書に開示される任意の有益剤送達粒子の形態の粒子。
米国特許第5,574,179号、第15段、1〜5行目に記載の式を有する、エチレンオキシドとテレフタレートとのコポリマーであって、式中、各Xはメチルであり、各nは40であり、uは4であり、各R1は本質的に1,4−フェニレン部分であり、各R2は、本質的にエチレン、1,2−プロピレン部分、又はこれらの混合物である。
WackerからのSE39
ジエチレントリアミン五酢酸。
Rohm and Haas Co.から入手可能なKATHON(登録商標)CG.「PPM」は、「百万分の一」。
グルタルアルデヒド
Dow Corning Corp.から商品名DC2310で入手可能なシリコーン消泡剤。
Rohm and Haasから商品名Aculan 44で入手可能な、疎水変性エトキシル化ウレタン。
+残部
【0074】
実施例10:洗濯用乾燥配合
【表5】

本明細書に開示される任意の有益剤送達粒子の形態の香料。
** 任意
【0075】
実施例11:液体洗濯配合(HDL)
【表6】

本明細書に開示される任意の有益剤送達粒子の形態の香料。
** 任意。
【0076】
本明細書に開示されている寸法及び値は、列挙した正確な数値に厳しく制限されるものとして理解すべきではない。それよりむしろ、特に規定がない限り、こうした各寸法は、列挙された値とその値周辺の機能的に同等の範囲との両方を意味することが意図される。例えば、「40mm」として開示された寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。
【0077】
「発明を実施するための形態」で引用した全ての文献は、関連部分において本明細書に参考として組み込まれるが、いずれの文献の引用も、それが本発明に関して先行技術であることを容認するものとして解釈すべきではない。本書における用語のいずれかの意味又は定義が、参考として組み込まれた文献における同一の用語のいずれかの意味又は定義と相反する限りにおいては、本書においてその用語に与えられた意味又は定義が適用されるものとする。
【0078】
本発明の特定の実施形態が例示され、記載されてきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、他の様々な変更及び修正を実施できることが、当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのような全ての変更及び修正を、添付の「特許請求の範囲」で扱うものとする。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
有益剤送達粒子を含む消費者製品であって、前記有益剤送達粒子がシェル材料及びコア材料を含み、前記シェル材料が前記コア材料を封入し、前記コア材料が、(5−メチル−2−プロパン−2−イルシクロヘキシル)アセタート;3,7−ジメチルオクタ−6−エン−1−アール;2−(フェノキシ)エチル2−メチルプロパノアート;プロパ−2−エニル2−(3−メチルブトキシ)アセタート;3−メチル−1−イソブチルブチルアセタート;プロパ−2−エニルヘキサノアート;プロパ−2−エニル3−シクロヘキシルプロパノアート;プロパ−2−エニルヘプタノアート;(E)−1−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキサ−2−エニル)ブタ−2−エン−1−オン;(E)−4−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキサ−2−エニル)ブタ−3−エン−2−オン;(E)−3−メチル−4−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキサ−2−エニル)ブタ−3−エン−2−オン;1−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキサ−2−エニル)ペンタ−1−エン−3−オン;6,6,9a−トリメチル−1,2,3a,4,5,5a,7,8,9,9b−デカヒドロナフト[2,1−b]フラン;ペンチル2−ヒドロキシベンゾアート;7,7−ジメチル−2−メチリデン−ノルボルナン;(E)−1−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセニル)ブタ−2−エン−1−オン;(E)−4−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセニル)ブタ−3−エン−2−オン;4−エトキシ−4,8,8−トリメチル−9−メチリデンビシクロ[3.3.1]ノナン;(1,7,7−トリメチル−6−ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル)アセタート;3−(4−tert−ブチルフェニル)プロパナール;1,1,2,3,3−ペンタメチル−2,5,6,7−テトラヒドロインデン−4−オン;2−オキサビシクロ2.2.2オクタン,1メチル4(2,2,3トリメチルシクロペンチル);[(Z)−ヘキサ−3−エニル]アセタート;[(Z)−ヘキサ−3−エニル]2−メチルブタノアート;シス−3−ヘキセニル2−ヒドロキシベンゾアート;3,7−ジメチルオクタ−2,6−ジエナール;3,7−ジメチルオクタ−6−エン−1−アール;3,7−ジメチル−6−オクテン−1−オール;3,7−ジメチルオクタ−6−エニルアセタート;3,7−ジメチルオクタ−6−エンニトリル;2−(3,7−ジメチルオクタ−6−エノキシ)アセトアルデヒド;テトラヒドロ−4−メチル−2−プロピル−2h−ピラン−4−イルアセタート;エチル3−フェニルオキシラン−2−カルボキシラート;ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インデニルイソブチラート;2,4−ジメチルシクロヘキサ−3−エン−1−カルボアルデヒド;ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−インデニルプロピオナート;2−シクロヘキシルエチルアセタート;2−ペンチルシクロペンタン−1−オール;(2R,3R,4S,5S,6R)−2−[(2R,3S,4R,5R,6R)−6−(6−シクロヘキシルヘキソキシ)−4,5−ジヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)オキサン−3−イル]オキシ−6−(ヒドロキシメチル)オキサン−3,4,5−トリオール;(E)−1−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキサ−1,3−ジエニル)ブタ−2−エン−1−オン;1−シクロヘキシルエチル(E)−ブタ−2−エノアート;デカナール;(E)−1−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキサ−3−エニル)ブタ−2−エン−1−オン;(5E)−3−メチルシクロペンタデカ−5−エン−1−オン;4−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキサ−2−エニル)ブタン−2−オン;2−メトキシ−4−プロピルフェノール;メチル2−ヘキシル−3−オキソシクロペンタン−1−カルボキシラート;2,6−ジメチルオクタ−7−エン−2−オール;4,7−ジメチルオクタ−6−エン−3−オン;4−(オクタヒドロ−4,7−メタノ−5H−インデン−5−イリデン)ブタナール;アセトアルデヒドエチルリナリルアセタール;エチル3,7−ジメチル−2,6−オクタジエノアート;エチル2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−1,3−ジエン−1−カルボキシラート;2−エチルヘキサノアート;(6E)−3,7−ジメチルノナ−1,6−ジエン−3−オール;エチル2−メチルブタノアート;エチル2−メチルペンタノアート;エチルテトラデカノアート;エチルノナノアート;エチル3−フェニルオキシラン−2−カルボキシラート;1,4−ジオキサシクロヘプタデカン−5,17−ジオン;1,3,3−トリメチル−2−オキサビシクロ[2,2,2]オクタン;[精油];オキサシクロ−ヘキサデカン−2−オン;3−(4−エチルフェニル)−2,2−ジメチルプロパナール;2−ブタン−2−イルシクロヘキサン−1−オン;1,4−シクロヘキサンジカルボン酸ジエチルエステル;(3aα,4β,7β,7aα)−オクタヒドロ−4,7−メタノ−3aH−インデン−3a−カルボン酸エチルエステル;ヘキサヒドロ−4−7,メンタノ−1H−インデン−6−イルプロピオナート;1−(2,6−ジメチル−6−メチレンシクロヘキシル)−2−ブテノン−1−オン;(E)−4−(2,2−ジメチル−6−メチリデンシクロヘキシル)ブタ−3−エン−2−オン;1−メチル−4−プロパン−2−イルシクロヘキサ−1,4−ジエン;5−ヘプチルオキソラン−2−オン;3,7−ジメチルオクタ−2,6−ジエン−1−オール;[(2E)−3,7−ジメチルオクタ−2,6−ジエニル]アセタート;[(2E)−3,7−ジメチルオクタ−2,6−ジエニル]オクタノアート;エチル2−エチル−6,6−ジメチルシクロヘキサ−2−エン−1−カルボキシラート;(4−メチル−1−プロパン−2−イル−1−シクロヘキサ−2−エニル)アセタート;2−ブチル−4,6−ジメチル−5,6−ジヒドロ−2H−ピラン;オキサシクロヘキサデカン−2−オン;1−プロパノール,2−[1−(3,3−ジメチル−シクロヘキシル)エトキシ]−2−メチル−プロパノアート;1−ヘプチルアセタート;1−ヘキシルアセタート;ヘキシル2−メチルプロパノアート;(2−(1−エトキシエトキシ)エチル)ベンゼン;4,4a,5,9b−テトラヒドロインデノ[1,2−d][1,3]ジオキシン;ウンデカ−10−エナール;3−メチル−4−(2,6,6−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−イル)−3−ブテン−2−オン;1−(1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ−2,3,8,8−テトラメチル−2−ナフタレニル)−エタン−1−オン;7−アセチル,1,2,3,4,5,6,7−オクタヒドロ−1,1,6,7,−テトラメチルナフタレン;3−メチルブチル2−ヒドロキシベンゾアート;[(1R,4S,6R)−1,7,7−トリメチル−6−ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル]アセタート;[(1R,4R,6R)−1,7,7−トリメチル−6−ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル]2−メチルプロパノアート;(1,7,7−トリメチル−5−ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル)プロパノアート;2−メチルプロピルヘキサノアート;[2−メトキシ−4−[(E)−プロパ−1−エニル]フェニル]アセタート;2−ヘキシルシクロペンタ−2−エン−1−オン;5−メチル−2−プロパン−2−イルシクロヘキサン−1−オン;7−メチルオクチルアセタート;プロパン−2−イル2−メチルブタノアート;3,4,5,6,6−ペンタメチルヘプテノン−2;ヘキサヒドロ−3,6−ジメチル−2(3H)−ベンゾフラノン;2,4,4,7−テトラメチル−6,8−ノナジエン−3−オンオキシム;ドデシルアセタート;[精油];3,7−ジメチルノナ−2,6−ジエンニトリル;[(Z)−ヘキサ−3−エニル]メチルカーボネート;2−メチル−3−(4−tert−ブチルフェニル)プロパナール;3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オール;3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−イルアセタート;3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−イルブタノアート;3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−イルホルマート;3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−イル2−メチルプロパノアート;3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−イルプロパノアート;3−メチル−7−プロパン−2−イルビシクロ[2.2.2]オクタ−2−エン−5−カルボアルデヒド;2,2−ジメチル−3−(3−メチルフェニル)プロパン−1−オール;3−(4−tert−ブチルフェニル)ブタナール;2,6−ジメチルヘプタ−5−エナール;5−メチル−2−プロパン−2−イル−シクロヘキサン−1−オール;1−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセニル)ペンタ−1−エン−3−オン;メチル3−オキソ−2−ペンチルシクロペンタンアセタート;メチルテトラデカノアート;2−メチルウンデカナール;2−メチルデカナール;1,1−ジメトキシ−2,2,5−トリメチル−4−ヘキセン;[(1S)−3−(4−メチルペンタ−3−エニル)−1−シクロヘキサ−3−エニル]メチルアセタート;2−(2−(4−メチル−3−シクロヘキセン−1−イル)プロピル)シクロ−ペンタノン;4−ペンテン−1−オン,1−(5,5−ジメチル−1−シクロヘキセン−1−イル;1H−インデン−ar−プロパナール,2,3,−ジヒドロ−1,1−ジメチル−(9CI);2−エトキシナフタレン;ノナナール;2−(7,7−ジメチル−4−ビシクロ[3.1.1]ヘプタ−3−エニル)エチルアセタート;オクタナール;4−(1−メトキシ−1−メチルエチル)−1−メチルシクロヘキセン;(2−tert−ブチルシクロヘキシル)アセタート;(E)−1−エトキシ−4−(2−メチルブタン−2−イル)シクロヘキサン;1,1−ジメトキシノナ−2−イン;[精油];2−シクロヘキシリデン−2−フェニルアセトニトリル;2−シクロヘキシル−1,6−ヘプタジエン−3−オン;4−シクロヘキシル−2−メチルブタン−2−オール;2−フェニルエチル2−フェニルアセタート;(2E,5E/Z)−5,6,7−トリメチルオクタ−2,5−ジエン−4−オン;1−メチル−3−(4−メチルペンタ−3−エニル)シクロヘキサ−3−エン−1−カルボアルデヒド;メチル2,2−ジメチル−6−メチリデンシクロヘキサン−1−カルボキシラート;1−(3,3−ジメチルシクロヘキシル)エチルアセタート;4−メチル−2−(2−メチルプロパ−1−エニル)オキサン;1−スピロ(4.5)−7−デカン−7−イル−4−ペンテン−1−オン;4−(2−ブテニリデン)−3,5,5−トリメチルシクロヘキサ−2−エン−1−オン;2−(4−メチル−1−シクロヘキサ−3−エニル)プロパン−2−オール;4−イソプロピリデン−1−メチル−シクロヘキセン;2−(4−メチル−1−シクロヘキサ−3−エニル)プロパン−2−イルアセタート;3,7−ジメチルオクタン−3−オール;3,7−ジメチルオクタン−3−オール;3,7−ジメチルオクタン−3−イルアセタート;3−フェニルブタナール;(2,5−ジメチル−4−オキソフラン−3−イル)アセタート;4−メチル−3−デカン−5−オール;ウンデカ−10−エナール;(4−ホルミル−2−メトキシフェニル)2−メチルプロパノアート;2,2,5−トリメチル−5−ペンチルシクロペンタン−1−オン;2−tert−ブチルシクロヘキサン−1−オール;(2−tert−ブチルシクロヘキシル)アセタート;4−tert−ブチルシクロヘキシルアセタート;1−(3−メチル−7−プロパン−2−イル−6−ビシクロ[2.2.2]オクタ−3−エニル)エタノン;(4,8−ジメチル−2−プロパン−2−イリデン−3,3a,4,5,6,8a−ヘキサヒドロ−1H−アズレン−6−イル)アセタート;[(4Z)−1−シクロオクタ−4−エニル]メチルカーボネート;メチルβナフチルエーテル;からなる群から選択される1種以上の材料及びそれらの立体異性体、並びに消費者製品補助剤成分を含む、有益剤送達粒子を含む消費者製品。
【請求項2】
前記有益剤送達粒子のコア材料が、(5−メチル−2−プロパン−2−イルシクロヘキシル)アセタート;3,7−ジメチルオクタ−6−エン−1−アール;プロパ−2−エニル2−(3−メチルブトキシ)アセタート;3−メチル−1−イソブチルブチルアセタート;6,6,9a−トリメチル−1,2,3a,4,5,5a,7,8,9,9b−デカヒドロナフト[2,1−b]フラン;7,7−ジメチル−2−メチリデン−ノルボルナン;4−エトキシ−4,8,8−トリメチル−9−メチリデンビシクロ[3.3.1]ノナン;2−オキサビシクロ2.2.2オクタン,1メチル4(2,2,3トリメチルシクロペンチル);[(Z)−ヘキサ−3−エニル]アセタート;[(Z)−ヘキサ−3−エニル]2−メチルブタノアート;2−(3,7−ジメチルオクタ−6−エノキシ)アセトアルデヒド;2,4−ジメチルシクロヘキサ−3−エン−1−カルボアルデヒド;2−シクロヘキシルエチルアセタート;2−ペンチルシクロペンタン−1−オール;1−シクロヘキシルエチル(E)−ブタ−2−エノアート;4−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキサ−2−エニル)ブタン−2−オン;メチル2−ヘキシル−3−オキソシクロペンタン−1−カルボキシラート;4,7−ジメチルオクタ−6−エン−3−オン;4−(オクタヒドロ−4,7−メタノ−5H−インデン−5−イリデン)ブタナール;アセトアルデヒドエチルリナリルアセタール;エチル3,7−ジメチル−2,6−オクタジエノアート;エチル2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−1,3−ジエン−1−カルボキシラート;2−エチルヘキサノアート;エチルテトラデカノアート;エチルノナノアート;エチル3−フェニルオキシラン−2−カルボキシラート;1,4−ジオキサシクロヘプタデカン−5,17−ジオン;[精油];2−ブタン−2−イルシクロヘキサン−1−オン;1,4−シクロヘキサンジカルボン酸,ジエチルエステル;(3aα,4β,7β,7aα)−オクタヒドロ−4,7−メタノ−3aH−インデン−3a−カルボン酸エチルエステル;1−(2,6−ジメチル−6−メチレンシクロヘキシル)−2−ブテノン−1−オン;(E)−4−(2,2−ジメチル−6−メチリデンシクロヘキシル)ブタ−3−エン−2−オン;1−メチル−4−プロパン−2−イルシクロヘキサ−1,4−ジエン;[(2E)−3,7−ジメチルオクタ−2,6−ジエニル]オクタノアート;エチル2−エチル−6,6−ジメチルシクロヘキサ−2−エン−1−カルボキシラート;(4−メチル−1−プロパン−2−イル−1−シクロヘキサ−2−エニル)アセタート;2−ブチル−4,6−ジメチル−5,6−ジヒドロ−2H−ピラン;オキサシクロヘキサデカン−2−オン;1−プロパノール,2−[1−(3,3−ジメチル−シクロヘキシル)エトキシ]−2−メチル−プロパノアート;1−ヘプチルアセタート;(2−(1−エトキシエトキシ)エチル)ベンゼン;4,4a,5,9b−テトラヒドロインデノ[1,2−d][1,3]ジオキシン;ウンデカ−10−エナール;[(1R,4R,6R)−1,7,7−トリメチル−6−ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル]2−メチルプロパノアート;(1,7,7−トリメチル−5−ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル)プロパノアート;2−メチルプロピルヘキサノアート;2−ヘキシルシクロペンタ−2−エン−1−オン;7−メチルオクチルアセタート;プロパン−2−イル2−メチルブタノアート;ヘキサヒドロ−3,6−ジメチル−2(3H)−ベンゾフラノン;2,4,4,7−テトラメチル−6,8−ノナジエン−3−オンオキシム;ドデシルアセタート;[精油];3,7−ジメチルノナ−2,6−ジエンニトリル;[(Z)−ヘキサ−3−エニル]メチルカーボネート;3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−イルブタノアート;3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−イルホルマート;3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−イル2−メチルプロパノアート;3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−イルプロパノアート;2,2−ジメチル−3−(3−メチルフェニル)プロパン−1−オール;3−(4−tert−ブチルフェニル)ブタナール;1−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセニル)ペンタ−1−エン−3−オン;メチルテトラデカノアート;2−メチルデカナール;1,1−ジメトキシ−2,2,5−トリメチル−4−ヘキセン;[(1S)−3−(4−メチルペンタ−3−エニル)−1−シクロヘキサ−3−エニル]メチルアセタート;2−(2−(4−メチル−3−シクロヘキセン−1−イル)プロピル)シクロ−ペンタノン;4−ペンテン−1−オン,1−(5,5−ジメチル−1−シクロヘキセン−1−イル);1H−インデン−ar−プロパナール,2,3,−ジヒドロ−1,1−ジメチル−(9CI);2−エトキシナフタレン;2−(7,7−ジメチル−4−ビシクロ[3.1.1]ヘプタ−3−エニル)エチルアセタート;4−(1−メトキシ−1−メチルエチル)−1−メチルシクロヘキセン;(E)−1−エトキシ−4−(2−メチルブタン−2−イル)シクロヘキサン;1,1−ジメトキシノナ−2−イン;2−シクロヘキシル−1,6−ヘプタジエン−3−オン;4−シクロヘキシル−2−メチルブタン−2−オール;(2E,5E/Z)−5,6,7−トリメチルオクタ−2,5−ジエン−4−オン;1−メチル−3−(4−メチルペンタ−3−エニル)シクロヘキサ−3−エン−1−カルボアルデヒド;メチル2,2−ジメチル−6−メチリデンシクロヘキサン−1−カルボキシラート;1−(3,3−ジメチルシクロヘキシル)エチルアセタート;4−(2−ブテニリデン)−3,5,5−トリメチルシクロヘキサ−2−エン−1−オン;4−イソプロピリデン−1−メチル−シクロヘキセン;3,7−ジメチルオクタン−3−イルアセタート;3−フェニルブタナール;(4−ホルミル−2−メトキシフェニル)2−メチルプロパノアート;2−tert−ブチルシクロヘキサン−1−オール;1−(3−メチル−7−プロパン−2−イル−6−ビシクロ[2.2.2]オクタ−3−エニル)エタノン;(4,8−ジメチル−2−プロパン−2−イリデン−3,3a,4,5,6,8a−ヘキサヒドロ−1H−アズレン−6−イル)アセタート;[(4Z)−1−シクロオクタ−4−エニル]メチルカーボネート、からなる群から選択される表1の材料及び/又はそれらの立体異性体を1種以上含み、存在する場合前記材料がコアの合計重量に基づいて、0.1重量%〜80重量%、0.1重量%〜50重量%、又は0.1重量%〜30重量%の濃度で存在する、請求項1に記載の消費者製品。
【請求項3】
a)前記有益剤送達粒子の少なくとも75%が0.2MPa〜10MPa、好ましくは0.4MPa〜5MPa、より好ましくは0.6MPa〜3.5MPa、最も好ましくは0.7MPa〜3MPaの破壊強度を有し、
b)前記有益剤送達粒子が0%〜30%、好ましくは0%〜20%、より好ましくは0%〜5%の有益剤漏出率を有し、並びに
c)前記有益剤送達粒子が2〜10,000、3〜1,000、又は更には5〜1,000のヘッドスペース比を有する、請求項1に記載の消費者製品。
【請求項4】
a)(5−メチル−2−プロパン−2−イルシクロヘキシル)アセタート;3,7−ジメチルオクタ−6−エン−1−アール;プロパ−2−エニル2−(3−メチルブトキシ)アセタート;3−メチル−1−イソブチルブチルアセタート;6,6,9a−トリメチル−1,2,3a,4,5,5a,7,8,9,9b−デカヒドロナフト[2,1−b]フラン;7,7−ジメチル−2−メチリデン−ノルボルナン;4−エトキシ−4,8,8−トリメチル−9−メチリデンビシクロ[3.3.1]ノナン;2−オキサビシクロ2.2.2オクタン,1メチル4(2,2,3トリメチルシクロペンチル);[(Z)−ヘキサ−3−エニル]アセタート;[(Z)−ヘキサ−3−エニル]2−メチルブタノアート;2−(3,7−ジメチルオクタ−6−エノキシ)アセトアルデヒド;2,4−ジメチルシクロヘキサ−3−エン−1−カルボアルデヒド;2−シクロヘキシルエチルアセタート;2−ペンチルシクロペンタン−1−オール;1−シクロヘキシルエチル(E)−ブタ−2−エノアート;4−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキサ−2−エニル)ブタン−2−オン;メチル2−ヘキシル−3−オキソシクロペンタン−1−カルボキシラート;4,7−ジメチルオクタ−6−エン−3−オン;4−(オクタヒドロ−4,7−メタノ−5H−インデン−5−イリデン)ブタナール;アセトアルデヒドエチルリナリルアセタール;エチル3,7−ジメチル−2,6−オクタジエノアート;エチル2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−1,3−ジエン−1−カルボキシラート;2−エチルヘキサノアート;エチルテトラデカノアート;エチルノナノアート;エチル3−フェニルオキシラン−2−カルボキシラート;1,4−ジオキサシクロヘプタデカン−5,17−ジオン;[精油];2−ブタン−2−イルシクロヘキサン−1−オン;1,4−シクロヘキサンジカルボン酸,ジエチルエステル;(3aα,4β,7β,7aα)−オクタヒドロ−4,7−メタノ−3aH−インデン−3a−カルボン酸エチルエステル;1−(2,6−ジメチル−6−メチレンシクロヘキシル)−2−ブテノン−1−オン;(E)−4−(2,2−ジメチル−6−メチリデンシクロヘキシル)ブタ−3−エン−2−オン;1−メチル−4−プロパン−2−イルシクロヘキサ−1,4−ジエン;[(2E)−3,7−ジメチルオクタ−2,6−ジエニル]オクタノアート;エチル2−エチル−6,6−ジメチルシクロヘキサ−2−エン−1−カルボキシラート;(4−メチル−1−プロパン−2−イル−1−シクロヘキサ−2−エニル)アセタート;2−ブチル−4,6−ジメチル−5,6−ジヒドロ−2H−ピラン;オキサシクロヘキサデカン−2−オン;1−プロパノール,2−[1−(3,3−ジメチル−シクロヘキシル)エトキシ]−2−メチル−プロパノアート;1−ヘプチルアセタート;(2−(1−エトキシエトキシ)エチル)ベンゼン;4,4a,5,9b−テトラヒドロインデノ[1,2−d][1,3]ジオキシン;ウンデカ−10−エナール;[(1R,4R,6R)−1,7,7−トリメチル−6−ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル]2−メチルプロパノアート;(1,7,7−トリメチル−5−ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル)プロパノアート;2−メチルプロピルヘキサノアート;2−ヘキシルシクロペンタ−2−エン−1−オン;7−メチルオクチルアセタート;プロパン−2−イル2−メチルブタノアート;ヘキサヒドロ−3,6−ジメチル−2(3H)−ベンゾフラノン;2,4,4,7−テトラメチル−6,8−ノナジエン−3−オンオキシム;ドデシルアセタート;[精油];3,7−ジメチルノナ−2,6−ジエンニトリル;[(Z)−ヘキサ−3−エニル]メチルカーボネート;3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−イルブタノアート;3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−イルホルマート;3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−イル2−メチルプロパノアート;3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−イルプロパノアート;2,2−ジメチル−3−(3−メチルフェニル)プロパン−1−オール;3−(4−tert−ブチルフェニル)ブタナール;1−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセニル)ペンタ−1−エン−3−オン;メチルテトラデカノアート;2−メチルデカナール;1,1−ジメトキシ−2,2,5−トリメチル−4−ヘキセン;[(1S)−3−(4−メチルペンタ−3−エニル)−1−シクロヘキサ−3−エニル]メチルアセタート;2−(2−(4−メチル−3−シクロヘキセン−1−イル)プロピル)シクロ−ペンタノン;4−ペンテン−1−オン,1−(5,5−ジメチル−1−シクロヘキセン−1−イル);1H−インデン−ar−プロパナール,2,3,−ジヒドロ−1,1−ジメチル−(9CI);2−エトキシナフタレン;2−(7,7−ジメチル−4−ビシクロ[3.1.1]ヘプタ−3−エニル)エチルアセタート;4−(1−メトキシ−1−メチルエチル)−1−メチルシクロヘキセン;(E)−1−エトキシ−4−(2−メチルブタン−2−イル)シクロヘキサン;1,1−ジメトキシノナ−2−イン;2−シクロヘキシル−1,6−ヘプタジエン−3−オン;4−シクロヘキシル−2−メチルブタン−2−オール;(2E,5E/Z)−5,6,7−トリメチルオクタ−2,5−ジエン−4−オン;1−メチル−3−(4−メチルペンタ−3−エニル)シクロヘキサ−3−エン−1−カルボアルデヒド;メチル2,2−ジメチル−6−メチリデンシクロヘキサン−1−カルボキシラート;1−(3,3−ジメチルシクロヘキシル)エチルアセタート;4−(2−ブテニリデン)−3,5,5−トリメチルシクロヘキサ−2−エン−1−オン;4−イソプロピリデン−1−メチル−シクロヘキセン;3,7−ジメチルオクタン−3−イルアセタート;3−フェニルブタナール;(4−ホルミル−2−メトキシフェニル)2−メチルプロパノアート;2−tert−ブチルシクロヘキサン−1−オール;1−(3−メチル−7−プロパン−2−イル−6−ビシクロ[2.2.2]オクタ−3−エニル)エタノン;(4,8−ジメチル−2−プロパン−2−イリデン−3,3a,4,5,6,8a−ヘキサヒドロ−1H−アズラン−6−イル)アセタート;[(4Z)−1−シクロオクタ−4−エニル]メチルカーボネート、前記表1の材料の立体異性体、及びこれらの混合物からなる群から選択されるコア材料、並びにシェルを含む、有益剤送達粒子であって、前記シェルが前記コア材料を封入し、好ましくは前記シェルが、アルデヒドと、好ましくはホルムアルデヒドと、アミンとの反応生成物からなる群から選択される樹脂を含み、好ましくは前記アミンが、メラミン、尿素、ベンゾグアナミン、グリコルリル、及びこれらの混合物からなる群から選択され、
ii.前記有益剤送達粒子の少なくとも75%、好ましくは少なくとも85%、より好ましくは少なくとも90%が、0.2MPa〜10MPa、好ましくは0.4MPa〜5MPa、より好ましくは0.6MPa〜3.5MPa、最も好ましくは0.7MPa〜3MPaの破壊強度を有し、及び
iii.前記粒子が、0%〜30%、好ましくは0%〜20%、より好ましくは0%〜5%の有益剤漏出率を有する、有益剤送達粒子と、
b)消費者製品補助材料であって、好ましくは前記補助材料が構造剤を含み、前記構造剤が、多糖、変性セルロース、修飾タンパク質、無機塩、第四級化高分子材料、イミダゾール、6.0未満のpKaを有する非イオン性ポリマー、ポリウレタン、及びこれらの混合物からなる群から選択される材料を含む、補助材料と、
c)好ましくは、ホルムアルデヒドスカベンジャー、抗凝集剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される材料と、
を含む、請求項1に記載の消費者製品。
【請求項5】
前記有益剤送達粒子の少なくとも75%、好ましくは少なくとも85%、より好ましくは少なくとも90%が、1ミクロン〜80ミクロン、好ましくは5ミクロン〜60ミクロン、より好ましくは6ミクロン〜40ミクロン、最も好ましくは10ミクロン〜35ミクロンの粒径を有する、請求項4に記載の消費者製品。
【請求項6】
前記有益剤送達粒子の少なくとも75%、好ましくは少なくとも85%、より好ましくは少なくとも90%が、40nm〜250nm、好ましくは50nm〜180nm、最も好ましくは60nm〜160nmの厚さの粒子壁を有する、請求項4又は5に記載の消費者製品。
【請求項7】
前記有益剤送達粒子が、該有益剤送達粒子の合計重量に基づいて、少なくとも1重量%、20重量%〜95重量%、50重量%〜90重量%、又は更には80〜85重量%の有益剤を含む、請求項4〜6のいずれか一項に記載の消費者製品。
【請求項8】
前記有益剤送達粒子のコア材料が、該コア材料の合計重量に基づいて、少なくとも20重量%、50重量%〜70重量%、又は更には60重量%〜100重量%の有益剤を含む、請求項4〜7のいずれか一項に記載の消費者製品。
【請求項9】
前記有益剤が香料組成物を含み、前記粒子が、該粒子の合計重量に基づいて、20重量%〜95重量%、50重量%〜90重量%、70重量%〜85重量%、又は更には80重量%〜85重量%の前記香料組成物を含む、請求項4〜8のいずれか一項に記載の消費者製品。
【請求項10】
前記消費者製品の合計質量重量に基づいて、0.001重量%〜25重量%、0.001重量%〜10重量%、又は0.01重量%〜3重量%の前記有益剤送達粒子を含む、請求項4〜9のいずれか一項に記載の消費者製品。
【請求項11】
部位を処理及び/又は洗浄する方法であって、該方法が、
a)所望により、前記部位を洗浄及び/又はすすぐ工程と、
b)前記部位を請求項1〜9のいずれか一項に記載の消費者製品と接触させる工程と、
c)所望により、前記部位を洗浄及び/又はすすぐ工程と、
を含む、方法。
【請求項12】
請求項1〜9のいずれか一項による消費者製品で処理される部位。
【請求項13】
請求項4〜9のいずれか一項に記載の消費者製品の製造方法であって、消費者補助材料と、下記のプロセス:
a.)溶液の合計重量に基づいて、20重量%〜90重量%、40重量%〜80重量%、又は更には60重量%〜80重量%の水、第1乳化剤及び第1樹脂を含む第1溶液を調製することであって、前記第1乳化剤と前記第1樹脂との比が0.1:1〜10:1、0.5:1〜3:1、又は更には0.8:1〜1.1:1であり得る、第1溶液を調製する工程と、
b.)溶液の合計重量に基づいて、20重量%〜95重量%の水、第2乳化剤及び第2樹脂を含む第2溶液を調製することであって、前記第2乳化剤と前記第2樹脂との比が0:1〜3:1、0.04:1〜0.2:1、又は更には0.05:1〜0.15:1であり得る、第2溶液を調製する工程と、
c.)
(5−メチル−2−プロパン−2−イルシクロヘキシル)アセタート;3,7−ジメチルオクタ−6−エン−1−アール;プロパ−2−エニル2−(3−メチルブトキシ)アセタート;3−メチル−1−イソブチルブチルアセタート;6,6,9a−トリメチル−1,2,3a,4,5,5a,7,8,9,9b−デカヒドロナフト[2,1−b]フラン;7,7−ジメチル−2−メチリデン−ノルボルナン;4−エトキシ−4,8,8−トリメチル−9−メチリデンビシクロ[3.3.1]ノナン;2−オキサビシクロ2.2.2オクタン,1メチル4(2,2,3トリメチルシクロペンチル);[(Z)−ヘキサ−3−エニル]アセタート;[(Z)−ヘキサ−3−エニル]2−メチルブタノアート;2−(3,7−ジメチルオクタ−6−エノキシ)アセトアルデヒド;2,4−ジメチルシクロヘキサ−3−エン−1−カルボアルデヒド;2−シクロヘキシルエチルアセタート;2−ペンチルシクロペンタン−1−オール;1−シクロヘキシルエチル(E)−ブタ−2−エノアート;4−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキサ−2−エニル)ブタン−2−オン;メチル2−ヘキシル−3−オキソシクロペンタン−1−カルボキシラート;4,7−ジメチルオクタ−6−エン−3−オン;4−(オクタヒドロ−4,7−メタノ−5H−インデン−5−イリデン)ブタナール;アセトアルデヒドエチルリナリルアセタール;エチル3,7−ジメチル−2,6−オクタジエノアート;エチル2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−1,3−ジエン−1−カルボキシラート;2−エチルヘキサノアート;エチルテトラデカノアート;エチルノナノアート;エチル3−フェニルオキシラン−2−カルボキシラート;1,4−ジオキサシクロヘプタデカン−5,17−ジオン;[精油];2−ブタン−2−イルシクロヘキサン−1−オン;1,4−シクロヘキサンジカルボン酸,ジエチルエステル;(3aα,4β,7β,7aα)−オクタヒドロ−4,7−メタノ−3aH−インデン−3a−カルボン酸エチルエステル;1−(2,6−ジメチル−6−メチレンシクロヘキシル)−2−ブテノン−1−オン;(E)−4−(2,2−ジメチル−6−メチリデンシクロヘキシル)ブタ−3−エン−2−オン;1−メチル−4−プロパン−2−イルシクロヘキサ−1,4−ジエン;[(2E)−3,7−ジメチルオクタ−2,6−ジエニル]オクタノアート;エチル2−エチル−6,6−ジメチルシクロヘキサ−2−エン−1−カルボキシラート;(4−メチル−1−プロパン−2−イル−1−シクロヘキサ−2−エニル)アセタート;2−ブチル−4,6−ジメチル−5,6−ジヒドロ−2H−ピラン;オキサシクロヘキサデカン−2−オン;1−プロパノール,2−[1−(3,3−ジメチル−シクロヘキシル)エトキシ]−2−メチル−プロパノアート;1−ヘプチルアセタート;(2−(1−エトキシエトキシ)エチル)ベンゼン;4,4a,5,9b−テトラヒドロインデノ[1,2−d][1,3]ジオキシン;ウンデカ−10−エナール;[(1R,4R,6R)−1,7,7−トリメチル−6−ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル]2−メチルプロパノアート;(1,7,7−トリメチル−5−ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル)プロパノアート;2−メチルプロピルヘキサノアート;2−ヘキシルシクロペンタ−2−エン−1−オン;7−メチルオクチルアセタート;プロパン−2−イル2−メチルブタノアート;ヘキサヒドロ−3,6−ジメチル−2(3H)−ベンゾフラノン;2,4,4,7−テトラメチル−6,8−ノナジエン−3−オンオキシム;ドデシルアセタート;[精油];3,7−ジメチルノナ−2,6−ジエンニトリル;[(Z)−ヘキサ−3−エニル]メチルカーボネート;3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−イルブタノアート;3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−イルホルマート;3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−イル2−メチルプロパノアート;3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−イルプロパノアート;2,2−ジメチル−3−(3−メチルフェニル)プロパン−1−オール;3−(4−tert−ブチルフェニル)ブタナール;1−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセニル)ペンタ−1−エン−3−オン;メチルテトラデカノアート;2−メチルデカナール;1,1−ジメトキシ−2,2,5−トリメチル−4−ヘキセン;[(1S)−3−(4−メチルペンタ−3−エニル)−1−シクロヘキサ−3−エニル]メチルアセタート;2−(2−(4−メチル−3−シクロヘキセン−1−イル)プロピル)シクロ−ペンタノン;4−ペンテン−1−オン,1−(5,5−ジメチル−1−シクロヘキセン−1−イル);1H−インデン−ar−プロパナール,2,3,−ジヒドロ−1,1−ジメチル−(9CI);2−エトキシナフタレン;2−(7,7−ジメチル−4−ビシクロ[3.1.1]ヘプタ−3−エニル)エチルアセタート;4−(1−メトキシ−1−メチルエチル)−1−メチルシクロヘキセン;(E)−1−エトキシ−4−(2−メチルブタン−2−イル)シクロヘキサン;1,1−ジメトキシノナ−2−イン;2−シクロヘキシル−1,6−ヘプタジエン−3−オン;4−シクロヘキシル−2−メチルブタン−2−オール;(2E,5E/Z)−5,6,7−トリメチルオクタ−2,5−ジエン−4−オン;1−メチル−3−(4−メチルペンタ−3−エニル)シクロヘキサ−3−エン−1−カルボアルデヒド;メチル2,2−ジメチル−6−メチリデンシクロヘキサン−1−カルボキシラート;1−(3,3−ジメチルシクロヘキシル)エチルアセタート;4−(2−ブテニリデン)−3,5,5−トリメチルシクロヘキサ−2−エン−1−オン;4−イソプロピリデン−1−メチル−シクロヘキセン;3,7−ジメチルオクタン−3−イルアセタート;3−フェニルブタナール;(4−ホルミル−2−メトキシフェニル)2−メチルプロパノアート;2−tert−ブチルシクロヘキサン−1−オール;1−(3−メチル−7−プロパン−2−イル−6−ビシクロ[2.2.2]オクタ−3−エニル)エタノン;(4,8−ジメチル−2−プロパン−2−イリデン−3,3a,4,5,6,8a−ヘキサヒドロ−1H−アズレン−6−イル)アセタート;[(4Z)−1−シクロオクタ−4−エニル]メチルカーボネート、表1の立体異性体材料及びこれらの混合物からなる群からなる群から選択されるコア材料と、前記第1溶液とを組み合わせて第1組成物を形成する工程と、
d.)前記第1組成物を乳化させる工程と、
e.)前記第1組成物と前記第2溶液とを組み合わせて第2組成物を形成し、所望により、任意の加工助剤と前記第2組成物とを組み合わせる工程と、
f.)前記第2組成物を、少なくとも15分間、少なくとも1時間、又は更には4時間〜100時間にわたって、25℃〜100℃、45℃〜90℃、又は更には60℃〜85℃に熱した温度にて混合し、所望により任意の加工助剤と前記第2組成物とを組み合わせる工程と、
g.)所望により任意のスカベンジャー材料、構造剤、及び/又は抗凝集剤と、前記第2組成物とを、工程f.)又はそれ以降で組み合わせる工程と、
h.)前記第2組成物を所望により噴霧乾燥する工程と、
により製造された有益剤送達粒子とを組み合わせることを含み、好ましくは前記プロセス工程のいずれかで、前記第1及び第2溶液のpHは、3〜7、4.5〜7、又は5〜6.5であるように調整される、製造方法。
【請求項14】
請求項13に記載の方法に従って製造された消費者製品であって、前記乳化剤が、カルボキシ、ヒドロキシ、チオール、アミン、アミド、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される部分を含み、前記乳化剤が5未満、好ましくは0超過5未満のpKaを有する、消費者製品。
【請求項15】
請求項13又は14の方法に従って製造された消費者製品であって、工程f.)において前記第2組成物の合計重量に基づいて、0重量%〜10重量%、1重量%〜5重量%、又は更には2重量%〜4重量%の、アニオンとカチオンとを含む塩が、前記第2組成物と組み合わされ、前記アニオンが塩化物、硫酸、リン酸、硝酸、ポリリン酸、クエン酸、マレイン酸、フマル酸、及びこれらの混合物からなる群から選択され、かつ前記カチオンが周期表のIA族元素、周期表のIIA族元素、アンモニウムカチオン、及びこれらの混合物からなる群から選択され、好ましくは硫酸ナトリウムである、消費者製品。

【公表番号】特表2012−526187(P2012−526187A)
【公表日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−510970(P2012−510970)
【出願日】平成22年5月12日(2010.5.12)
【国際出願番号】PCT/US2010/034490
【国際公開番号】WO2010/132531
【国際公開日】平成22年11月18日(2010.11.18)
【出願人】(590005058)ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー (2,280)
【Fターム(参考)】