説明

駅務機器制御システム

【課題】 自動改札機等の駅務機器の上位装置から誤ったプログラムがダウンロードされたときの不整合を未然に防止できるようにする。
【解決手段】 所定のプログラムに従って所定の処理を行う互いにインターフェース回路を介して接続された複数の処理部を備えた制御器により駆動制御される駅務機器と、その駅務機器の駆動状態を管理制御するとともに、上記制御器に対して所定のプログラムをダウンロードする上位装置とからなる駅務機器制御システムにおいて、上記制御器中の各処理部のインターフェース回路に対する整合性の有無をそれぞれ判定する判定手段と、その判定手段で整合性がないと判定されたときに上記制御器による上記駅務機器の稼動を禁止させる禁止手段とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動改札機や自動券売機等の駅務機器を駆動制御する駅務機器制御システムに係り、特に駅務機器の制御器に格納されているプログラムのバージョンの整合性をチェックできるようにしたものに関する。
【背景技術】
【0002】
自動改札機等の駅務機器は、CPUを中心に形成された制御器によって駆動制御されるように構成されている(特許文献1参照)。そして、その駅務機器に設けられている制御器は、処理速度の高速化等を図るために磁気券や非接触型ICカードからなる乗車券類の有効性を判定してドアの開閉制御等の所定の制御を司さどる本体制御処理部や運賃を判定する運賃判定処理部等の複数の処理部を組合せて構成され、これら複数の処理部もCPUを中心にそれぞれ構成されているとともに、各処理部間はインターフェース回路を介して接続されている。
【0003】
上記制御器のメモリに格納されるプログラムデータは、上位装置からダウンロードにより設定されるように構成されている。駅務機器が自動改札機の場合は、改札口に設置されている複数台の自動改札機を一括管理する係員コーナーに設置されている監視盤を介して自動改札機の制御器が必要とするプログラムデータがダウンロードされるように構成されている(特許文献2参照)。
【0004】
また、駅務機器の制御器もCPUを中心に形成されているので、CPUを中心に形成された制御器で駆動制御される各種処理機と同様に、駅務機器の制御器のプログラムも必要に応じてバージョンアップが行われている。そして、現在、どのバージョンのプログラムが設定(格納)されているかは、所定の操作を行うことにより確認できるように構成されている。例えば駅務機器が自動改札機の場合は、その自動改札機を係員処理モードに設定することにより、本体制御処理部の現在のプログラムバージョンNo.や運賃判定処理部の現在のプログラムバージョンNo.等の各処理部のプログラムのバージョンNo.を表示画面に表示させて確認することができるように構成されている。
【0005】
【特許文献1】特開平11−272487号公報
【特許文献2】特開昭57−164391号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述のように、駅務機器の制御器に格納されるプログラムは、必要に応じてバージョンアップして更新されるとともに、そのプログラムは、上位装置からダウンロードされるように構成されているために、極めて希ではあるが、係員の誤操作により上位装置から後退したバージョンのプログラムが制御器にダウンロードされ、その誤操作に気付かずに駅務機器が運転されてデータが破壊され、データの復旧が困難になるという欠点があった。
【0007】
例えば駅務機器が自動改札機の場合、制御器中の本体制御処理部のプログラムバージョンがNo.2であり、そして運賃判定処理部のプログラムバージョンがNo.5で正常に運転できるようになっているとき、両処理部間を接続するインターフェース回路のプログラム間インターフェースは、本体処理部のプログラムバージョンがNo.2で整合がとられ、運賃判定処理部のプログラムバージョンがNo.5のときに整合がとられて、運賃判定処理部で生成された所定の運賃データがデータ保存メモリの所定の番地(例えば1000h)に格納されるように構成されている。
【0008】
上述のように、両処理部のインターフェース回路に対する整合性がとれている状態において、監視盤から本体制御処理部に係員の誤操作により更新前の後退したNo.1のバージョンのプログラムがダウンロードされ、それまでのNo.2のバージョンのプログラムに置き換えられたときは、両処理部間を接続するインターフェース回路のプログラム間インターフェースの整合性に異常を来たし、運賃判定処理部で生成された所定の運賃データが誤った番地(例えば上述の1000hを4で割り算した値の400h)に格納されて運賃データが破壊されてしまう。このようなデータの破壊は後に発覚するが、そのときには、破壊されたデータを元に戻すことができず、その後の集計処理等に不便を来たすおそれがあった。
【0009】
そこで本発明は、上記欠点を解決するためになされたものであって、その目的は、上位装置から誤ったプログラムがダウンロードされた場合でも、データの破壊を未然に防止でき、しかも誤ったプログラムがダウンロードされたことを係員に報知することのできる駅務機器制御システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る自動改札機は、上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、所定のプログラムに従って所定の処理を行う互いにインターフェース回路を介して接続された複数の処理部を備えた制御器により駆動制御される駅務機器と、その駅務機器の駆動状態を管理制御するとともに、上記制御器に対して所定のプログラムをダウンロードする上位装置とからなる駅務機器制御システムにおいて、前記制御器中の各処理部のインターフェース回路に対する整合性の有無を判定する判定手段と、前記判定手段で整合性がないと判定されたときに前記制御器による前記駅務機器の稼動を禁止させる禁止手段とからなることを特徴としている。
本発明の請求項2に記載の駅務機器制御システムは、前記判定手段が整合性がないと判定したときに、プログラムの異常を報知する報知手段を備えたことを特徴としている。
本発明の請求項3に記載の駅務機器制御システムは、前記判定手段が整合性がないと判定したときに、整合性が得られているときの所定のプログラムに自動的に復帰させる復帰手段を設けたことを特徴としている。
本発明の請求項4に記載の駅務機器制御システムは、前記報知手段は、前記上位装置に設けられていることを特徴としている。
本発明の請求項5に記載の駅務機器制御システムは、前記上位装置は監視盤であり、前記駅務機器は自動改札機であることを特徴としている。
本発明の請求項6に記載の駅務機器制御システムは、前記上位装置は駅務機器制御装置であり、前記駅務機器は自動券売機等の出札機であることを特徴としている。
【発明の効果】
【0011】
本発明の請求項1に記載の駅務機器制御システムは、制御器中の各処理部のインターフェース回路に対する整合性の有無を判定する判定手段と、その判定手段で整合性がないと判定されたときに前記制御器による駅務機器の稼動を禁止させる禁止手段とからなるので、データ破壊を未然に防止することができるという特長を有している。
本発明の請求項2に記載の駅務機器制御システムは、判定手段が整合性がないと判定したときに、プログラムの異常を報知する報知手段を備えているので、誤ったプログラムが設定されたことを事前に知ることができる効果がある。
本発明の請求項3に記載の駅務機器制御システムは、判定手段が整合性がないと判定したときに、整合性が得られているときの所定のプログラムに自動的に復帰させる復帰手段を設けたので、誤ったプログラムは、自動的に正常なプログラムに変換され、その後の処理を正常に行うことができる。
本発明の請求項4に記載の駅務機器制御システムにおいて、報知手段は、上位装置に設けられているので、誤ったプログラムを送信した上位装置でプログラムミスを知ることができる。
本発明の請求項5に記載の駅務機器制御システムは、上位装置は監視盤であり、駅務機器は自動改札機であるので、自動改札機のプログラムミスを効果的に回避することができる。
本発明の請求項6に記載の駅務機器制御システムは、上位装置は駅務機器制御装置であり、駅務機器は自動券売機等の出札機であるので、出札機のプログラムミスを効果的に回避することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係る駅務機器制御システムを自動改札システムに適用したときの概略構成図である。図1中、1は、本発明の上位装置に相当する監視盤であり、駅の改札口の係員コーナーに設置されている。また、G,G…は、改札口に設置されている本発明の駅務機器に相当する複数(図示の例では2台)の自動改札機であって、通信回線Lを介して監視盤1に接続されている。
【0013】
監視盤1は、周知の監視盤と同様に、改札口に設置されている各自動改札機G,G…の動作状態をそれぞれ監視することができるとともに、必要に応じて各自動改札機G,G…をそれぞれ駆動制御できるように構成されている。また、各自動改札機G,G…に対して所定のプログラムデータをダウンロードでき、さらに、各自動改札機G,G…でそれぞれ生成された運賃データや通過人員データ等の所定のデータをさらに上位に位置する図示しない駅務機器制御装置(駅制)に送信できるように構成されている。
【0014】
すなわち、この監視盤1は、メモリ1aに格納されているシステムプログラムデータ及びワーキングデータを用いて所定の演算処理を行う中央処理部(CPU)1bを有しているとともに、タッチパネルからなる表示入力ユニット1cを有して構成されている。そして、この監視盤1は、通信制御部1dを介して各自動改札機G,G…とそれぞれ接続され、また、通信制御部1eを介して駅制に接続されている。
【0015】
各自動改札機G,G…(各自動改札機G,G…は、それぞれ同一構成なので、以下、1台の自動改札機で説明する。)は、周知の自動改札機と同様にCPUを中心に形成された、上記監視盤1と通信回線Lを介して接続された制御器Cによって統括的に駆動制御されるように構成されている。
【0016】
図示の自動改札機Gは、普通乗車や回数券等の磁気券の他に非接触型ICカードからなる非接触券も処理できる兼用型として示されているが、磁気券専用型又は非接触券専用型とすることもできる。この自動改札機Gは、有効な磁気券又は非接触券が使用されたときはドアを開いて(自動改札機Gがノーマルオープン型のときはそのまま)、利用者の改札通路の通過を許容し、期限切れや残額不足等の無効の磁気券又は非接触券が使用されたときは、ドアが閉じられて利用者の改札通路の通過が阻止されるように構成されている。なお、この自動改札機Gの処理状態は、上記監視盤1の表示入力ユニット1cにより表示されて係員によって監視されるように構成されている。
【0017】
図2は、自動改札機Gの制御器Cの中の一部の処理部を説明のために抜き出して示したもので、ここでは、プログラムバージョンNo.2の所定のプログラムによって自動改札機Gの本体を制御する本体制御処理部10と、この本体制御処理部10にインターフェース回路12を介してプログラムバージョンNo.5のプログラムによって運賃処理を行う運賃判定処理部13が接続されている。また、図2中、14はデータ保存メモリであって、自動改札機Gが収受した運賃データを保存(記憶)できるように構成されている。つまり、この図2に示される制御器Cの部分は、磁気券からなるSFカード又は非接触券に含まれるSFデータが使用されたときのデータを収集して記憶する部分が示されている。なお、このデータ保存メモリ14に記憶されたデータは、周知の自動改札機と同様に、定期的に通信回線L及び監視盤1を介して駅制に送信されて集計処理されるように構成さている。
【0018】
上記インターフェース回路12は、本体制御処理部11に格納されているプログラムバージョンがNo.2の所定のプログラムのときに整合性がとられ、また運賃判定処理部13に格納されているプログラムバージョンがNo.5のときに整合性がとれるように決められている。図2中、インターフェース回路12の一点鎖線内で示される図形は、両処理部11,13のプログラムバージョンの整合性がとれていることを模式的に示している。
【0019】
上述のように両処理部11,13のプログラムバージョンがインターフェース回路に対してそれぞれ整合性がとれているとき、すなわち、両処理部11,13の整合性バージョンが共に「1」のときは、自動改札機Gで収集された運賃データ(売上データ)がデータ保存メモリ14の正常な番地(図示の例では1000h)に記憶されるように構成されている。
【0020】
図3は、監視盤1から本体制御部10のプログラムとして、それまでよりも後退したバージョンNo.1のプログラムが係員の誤操作によりダウンロードされた例が示されている。この場合、インターフェース回路12は、本体制御処理部10のバージョンNo.2のときに整合がとれ、プログラムと運賃判定制御部13のバージョンNo.5のプログラムが整合がとれるようになっているので、インターフェース回路12は、本体制御処理部のバージョンNo.1のプログラムとの間では整合性がとれない状態になる。図3中のインターフェース回路12の一点鎖線内で示される図形は、両処理部11,13のプログラムの整合性がとれなくなった状態を模式的に示している。なお、図3に示されるような本体制御処理部11のプログラムのバージョンがインターフェース回路12に対して整合性がとられていない状態で、すなわち、本体処理部11の整合性バージョンが「0」の状態で運賃の収受が行われると、そのデータは本来の番地(図示の例では1000h)に記憶されずに他の番地(図3の例では400h)に記憶され、後の集計処理が困難になってしまう事態が発生する。
【0021】
以下、上記図2、図3及び図4のフローチャートを用いて本発明に係る制御動作について説明する。今、自動改札機Gは、制御器Cの中の本体制御処理部11にはバージョンNo.2のプログラムが格納され、また運賃判定制御部13にはバージョンNo.5のプログラムが格納され、そしてインターフェース回路12には両処理部11,13にそれぞれ格納されているプログラムのバージョンがNo.2及びNo.5のときに、インターフェース回路12に対するの整合性が共に得られているものとする。したがって、監視盤1がプログラムのダウンロードモードに設定されることなく、自動改札機Gの稼動モードに設定されると(ステップ100否定(N)、ステップ101肯定(Y)、以下、ステップを「S」とする。)、自動改札機Gは正常な入出場を行うことができる。
【0022】
自動改札機Gが上述の正常な入出場処理状態において、例えばSFカード又は非接触券のSFデータが使用されたときは、運賃判定制御部13で収受した運賃データは、図2に示されるように、データ保存メモリ14の正常な番地(図2の例では1000h)に格納(記憶)される。そしてこのデータ保存メモリ14に格納された運賃データは、後に監視盤1を介して駅制に送られて集計処理に利用される。
【0023】
ところで、プログラムのダウンロードモードを行うべきでないときに、何らかの誤操作により、監視盤1がプログラムのダウンロードモードに設定され、本体制御処理部11に所定のプログラムがダウンロードされたとする(S100肯定、S102)。本体制御処理部11では、監視盤1からプログラムがダウンロードされると、インターフェース回路12に対する整合性が得られているかのチェックが行われる(S104)。
【0024】
インターフェース回路12に対して整合性が得られているときは(S106肯定)、すなわち、監視盤1から本体制御処理部10にダウンロードされたプログラムがバージョンNo.2のプログラムであるときは、ダウンロードされる以前と同様に整合性が得られているので、自動改札機Gの稼動が許容される。
【0025】
しかし、監視盤1からダウンロードされた本体制御処理部10のプログラムがそれまで格納されているプログラムと異なるときは、例えば図2に示されるように、それまでに格納されていたバージョンNo.2よりも後退したバージョンNo.1のプログラムの場合は、インターフェース回路12に対する整合性が得られず、このまま自動改札機Gが稼動されて運賃データがデータ保存メモリ14に記憶されたときは、正規の番地と異なる番地(図示の例では400h)に記憶され、その後の集計処理等の処理に支障を来たすことになる。そこで、このように本体制御処理部10のインターフェース回路12に対する整合性が得られないときは、監視盤1の表示入力ユニット1cにプログラムの異常発生が表示されて係員に報知されるとともに、自動改札機Gの稼動は禁止される(S108)。そして、この場合は、監視盤1から異常発生前のそれまでに整合性の得られていたプログラム(バージョンNo.2のプログラム)が強制的にダウンロードされて自動的に修正処理されて復旧される(S110、S112肯定)。もちろん、この自動修正処理が正常に行われないときは(S112否定)、係員によって異常状態の復旧処理が行われる(S114)。
【0026】
なお、上述の例では、本体制御処理部11にプログラムがダウンロードされた例を示したが、運賃判定処理部13に対してプログラムがダウンロードされた場合も同様に判定され、さらに、制御器C内の他の処理部にプログラムがダウンロードされた場合も同様に判定される。
【0027】
また、上述の例では、駅務機器を自動改札機としたが、これを自動券売機、自動精算機、自動定期券発売機あるいはカード発行機等の出札機であってもよい。この場合は、これら出札機を管理する駅制が上位装置とされる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の一実施の形態に係る駅務機器制御システムの概略構成図である。
【図2】自動改札機の制御器の一部分の詳細図である。
【図3】自動改札機の制御器の一部分の動作状態を説明する説明図である。
【図4】制御動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0029】
1 監視盤
10 本体制御部
11 本体制御処理部
12 インターフェース回路
13 運賃判定処理部
14 データ保存メモリ
C 制御器
G 自動改札機
L 通信回線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定のプログラムに従って所定の処理を行う互いにインターフェース回路を介して接続された複数の処理部を備えた制御器により駆動制御される駅務機器と、その駅務機器の駆動状態を管理制御するとともに、上記制御器に対して所定のプログラムをダウンロードする上位装置とからなる駅務機器制御システムにおいて、
前記制御器中の各処理部のインターフェース回路に対する整合性の有無をそれぞれ判定する判定手段と、
前記判定手段で整合性がないと判定されたときに前記制御器による前記駅務機器の稼動を禁止させる禁止手段と、
とからなることを特徴とする駅務機器制御システム。
【請求項2】
請求項1に記載の駅務機器制御システムにおいて、前記判定手段が整合性がないと判定したときに、プログラムの異常を報知する報知手段を備えたことを特徴とする駅務機器制御システム。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の駅務機器制御システムにおいて、前記判定手段が整合性がないと判定したときに、整合性が得られているときの所定のプログラムに自動的に復帰させる復帰手段を設けたことを特徴とする駅務機器制御システム。
【請求項4】
請求項1から3のいずれかに記載の駅務機器制御システムにおいて、前記報知手段は、前記上位装置に設けられていることを特徴とする駅務機器制御システム。
【請求項5】
請求項1から4のいずれかに記載の駅務機器制御システムにおいて、前記上位装置は監視盤であり、前記駅務機器は自動改札機であることを特徴とする駅務機器制御システム。
【請求項6】
請求項1から5のいずれかに記載の駅務機器制御システムにおいて、前記上位装置は駅務機器制御装置であり、前記駅務機器は自動券売機等の出札機であることを特徴とする駅務機器制御システム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2006−301841(P2006−301841A)
【公開日】平成18年11月2日(2006.11.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−120975(P2005−120975)
【出願日】平成17年4月19日(2005.4.19)
【出願人】(000004651)日本信号株式会社 (720)