駆動可能なウォブルヘッド
ウォブルアクション人形であって、プリントが付され、成形されたボディと、それに固着されたイメージを含む。イメージは、デジタル写真により自由に設定できる。イメージは、組み立て部品を介して人形のボディに固定される。組み立て部品には、スプリングを含み、スプリングは少なくとも1つの基板に垂直に取り付けられ、イメージは、ボディに対しユニークな振る動きを行う。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は2003年4月15日に出願したアメリカ仮特許出願番号60/462,931の利益を享受するものである。
【0002】
本発明は立像型玩具に関し、さらに詳しくは設計自在なウォブル(首振り)人形に関する。
【背景技術】
【0003】
首振り人形は広く知られた立像型玩具であり、嵌め込まれたヘッドが動くことを特徴とする。多くの場合、ヘッドはスプリングに接続され、限られた方向に自在な動きをすることを特徴とする。この動きはしばしばボビングまたはボブリング(首振り)と呼ばれる。
【0004】
首振り人形の典型的な例は陶器、樹脂、またはプラスチックで形成された固定のボディ部とそこに嵌め込まれたヘッドからなり、種々のスター(例えば、スポーツ選手、俳優、歌手、歴史的人物)に似せた個性的な特徴を有するものである。立像型玩具の動きは、垂直方向に設けられたスプリングによって生み出され、そのスプリングは中空の首振りヘッドに内蔵されて、または首の部分として構成される。首振り人形の最近の傾向としては、顔面部にプラスチックで形成されたポートレート枠を含むものがある。
【発明の開示】
【0005】
発明の基本概念の理解を助けるため、以下に本発明の概要を説明する。この概要は発明の全てを包含するものではない。また、発明の骨子または必須要件を特定したり、発明の範囲を特定するものでもない。これは発明を単に簡単に説明するためのものであって、後で説明する詳細な説明のプレリュードのようなものである。
【0006】
本発明の1つの観点によれば、イメージのための組立部品が提供される。組立部品は、第1基板と、第1基板に固定されたスプリングが含まれる。スプリングは、固定用の基板に対して実質的に垂直方向に設けられている。設計自在なイメージは第1基板に固定される。
【0007】
本発明の別の観点によれば、イメージのための組立部品が提供される。組立部品はカムハウジンク内に設けられたカムを含み、カムの一部はカムハウジングの第1側部から突出し、カムハウジングから突出するカムの一部に連結される基板と、カムハウジングの第2側部に固定されたイメージを有する。
【0008】
本発明のさらに別の観点によれば、首振り人形であって、ボディ部と、ボディの垂直面とイメージの垂直面との間に実質的に垂直方向に延在する少なくとも1つのスプリングを介してボディに接続された少なくとも1つのイメージからなり、そのイメージは軽く触るだけで運動可能とし、慣性によりヘッドまたはイメージがウォブルまたは首振り動作を継続して行うものである。
【0009】
本発明のさらに別の観点によれば、ウォブル物体を創作するキットを提供するものである。このキットには、所望のイメージを描く紙と、イメージの裏側に固定される組立部品とが含まれる。組立部品は、少なくとも1つの組立基板と組立基板に対し実質的に垂直方向に固定可能な少なくとも1つのスプリングを含む。
【0010】
以下の説明および図面は本発明の種々の観点を表すものである。これらの観点は本発明を例示的に示すものであり、この観点およびそれらの同等物は全て本発明に含まれるものである。以下の説明および図面により、本発明の他の目的や利点や新規な構成が明確になるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明は設計自在なウォブルヘッドを組み立てるためのウォブルヘッドおよびそのキットに関する。以下、本発明を、図面を用いて説明するが、同様な部品に対しては同様な参照符号が付されている。種々の図面において縮尺は統一されたものではないし、各部品のサイズは図面を見やすくするために任意に書かれたものである。以下の説明において説明を理解しやすくするため種々の部品について詳細に説明する。しかし、これらの詳細な説明は一例であって、必ずしも本発明を限定するものではない。従って、公知の部分や構造については単にブロックで示し、その詳細は省略する。
【0012】
図1は本発明に係るウォブルヘッドの組立部品10の一例を示す。組立部品10は第1基板12とスプリング14を含む。スプリング14の第1端は少なくとも1つのスプリング台座16を介して第1基板12に接続されている。第1基板12は例えば薄い紙、プラスチック、板紙、または他の板状構造物であって、第1面と第2面を有するもので構成される。第1面は接着剤を用いて写真(図示せず)を貼り付けるための面である。接着剤は基板12の第1面に予め設けておくことでき、さらにその表面にフィルムを付着させておき、使用前にそのフィルムを取り外し可能となるように構成することも可能である。別の手段として、第1基板12に付着される写真は磁石またはファスナー(例えば、フックおよびループで構成されるファスナー)、吸盤状のもの、または他の接着または付着効果のあるものを用いることも可能である。スプリング14の第1端は第1基板12の第2面に対し、図2に示すように実質垂直な状態で設けられている。スプリング台座16は例えばエポキシ樹脂で構成され、基板12にスプリング14を強固に保持し、たとえ第1基板12が揺動されても第1基板12とスプリング14が外れることはない。
【0013】
さらに組立部品10はマイクロチップ17を含むことができる。マイクロチップ17はスプリング14と接続される。この場合、スプリング14の第2端にスプリング台座を介して接続される。接着剤18または同等のものを用いてマイクロチップを適当な表面に固定する。マイクロチップ17は組立部品10に固定されたイメージに対し、音声反応や音声出力を提供することができる。従ってウォブル組み立ては、例えば予め記録されたまたは記録できる挨拶文、動物の鳴き声(犬の鳴き声や猫の鳴き声)、車の警笛、音楽などを含むことができ、これらは、バッテリー、マイクロチップ、または太陽電池を用いて動作させることができる。
【0014】
図3において、組立部品10は第2スプリング台座20を介してスプリング14の第2端部に接続される第2基板19を含むことができる。別の構成として、もしマイクロチップ17が用いられておれば、第2基板19はマイクロチップ17に接続することができる。第1基板12と同様、第2基板19も接着剤、ファスナー等を用い、第2基板19は組立部品10を背景に組み込むようにすることができる。
【0015】
例えば、図4および図5に示すように、組立部品10はボディ24に写真を組み込んだヘッド22を設けるようにすることができる。ヘッド22は高解像度のデジタル写真を、厚い光沢のある写真用紙または他の適当な材料に貼り付けて用ることができる。ヘッド22には特定の人物(例えば作者自身、家族の一員、友達、セレブの人間)またはペット(例えば犬、猫)を表したものとすることができる。ボディ24は硬く圧縮された板紙、プラスチック、金属、木材等で構成することができ、カラーで印刷されたイメージとして、例えば、運動選手(例えばテニスプレイヤー、アイススケート選手、スケートボード選手、競輪選手、バスケットボール選手)や放送関係者、女優または男優、歌手など、またはスポーツカーやモーターボートなどの無生物をカラーで印刷したイメージであってもよい。ベース26にはスロット28が形成され、そのスロット28にボディ24が保持される。ベース26はプラスチック、木材、金属または他の適当な材料で構成することができる。
【0016】
ボディ24にヘッド22が接続されれば、ヘッド22はスプリング14を介してボディに対しウォブル(首振り)を行うことができる。ヘッド22のウォブル動作はスプリング14の長さ、材料およびワイヤーの直径に依存する。例えば、スプリング14は平坦な端部を持つ圧縮スプリングであって、メッキされたミュージックワイヤーであってもよい。この場合、遊び長さは0.625インチ(1.5875センチ)、外径は0.0180インチ(0.04572センチ)、内径は0.188インチ(0.47752センチ)、ワイヤーの直径は0.012インチ(0.03048センチ)、負荷は0.69ポンド(0.3129786キログラム)、スプリングビスは1.3ポンド(0.5896699キログラム)、圧縮したときの高さは0.099インチ(0.25146センチ)のものであってもよい。さらに、ボディ24に対しヘッド22は実質的に垂直に設けられているので、ヘッド22は独特の一方向の首振り動作を行い、それは30秒またはより長い時間継続させることができる。ヘッド22のウォブルアクションはスプリング24がピボット点として機能した場合、時計方向および反時計方向の動きを行う。なお、このウォブル動作はいろんな対象物を動かすことができる。例えば、組立部品10を介してボディにハンド(手)を取り付け、手を振る動作を与えることも可能である。組立部品に接続できる他の対象物の例として、例えば回転する道具、食品(コーヒーまたはティーカップ、ソーダまたはビールの缶、ドーナツ、アイスクリーム、クッキー、ホットドッグ、ハンバーガー)などや、本、花、ギフト、ブランド物、例えばCOKE(登録商標)、SNICKERS(登録商標)などであり、宣伝用として用いることも可能である。
【0017】
別の例として、図6、図7に示すウォブルヘッド人形26であってもよい。このウォブルヘッド人形26は第1スプリング32を介してボディ30、ヘッド28が設けられ、ヘッド28にウォブル動作させる。人形26はさらに第2物体を含み、この場合第2スプリング36を介してボディ30に接続された聖火34を含み、この聖火に対してもウォブル動作を与えることができる。さらにスペーサ38が設けられ、第2物体またはイメージにウォブルまたは振る動作をするための余裕のある空間を提供することができるようにすると共に、ウォブルヘッド人形26自身にも余裕のある空間を与えるようにしている。人形26は、図4および図5で説明した方法と同様の方法でベース40に保持されている。
【0018】
図8〜図12は種々のボディや背景を示し、それらはウォブルヘッド組立部品10およびヘッド22と組み合わせて用いることができる。ボディは光沢のあるカラープリントまたは黒白のイメージで構成することができ、それらは種々の材料、例えば板紙、発泡スチロール、プラスチック、金属、木材などの材料で構成されたものに取り付けることができる。ボディのポーズはイメージに関連した1つの動作をさらせることができる。ポーズはどのようなサイズであってもよく、取らせたポーズの形にもよるが、スタンダードなモデルの大きさは14インチ(35.56センチ)程度まで可能である。なお、ボディは予めプリンとされていたり、成形されていたり、どのような形のスタイルであってもよく、厚みやサイズや材料は自由に決めることができ、これらはいずれも本発明の範囲に含まれるものである。
【0019】
上述したごとく、ボディおよび/または背景はベースのスロットにボディの下部を挿入することにより保持される。例えばベースは4インチ×5インチ×3/4インチ(10.16センチ×12.7センチ×1.905センチ)の大きさの黒いガータフォーム(ガータ発泡材)で構成することができ、該ベースは表面処理がなされ、強度および耐年性を向上させることができる。ベースに形成されたスロットはボディまたは背景部品の厚みに対応し、スロットにウォブルヘッド人形を圧入することを可能とする。全体のサイズを変えたり、追加のスロットを設けることにより、ベースは複数の像、背景、宣伝文句、などの基板とすることができる。スロットの大きさは適宜決めることができ、また水平方向、垂直方向および/または斜め方向にベース上に設けることができる。さらに、ベース部材の側部に少なくとも1つの凹部(図示せず)と少なくとも1つの凸部(図示せず)を形成することにより、2つもしくはそれ以上のベースを連結させることができる。ベースは適当な形状で構成することにより複数のベースを互いに連結させることも可能である。
【0020】
図13〜図16は本発明に係る1つまたは複数のウォブルヘッド人形を組み立て可能な種々のベースの例を示したものである。図13は1つのウォブルヘッド人形を組み立てるための1つのスロット44がベース42の表面に切取りまたは形成によって作られた図である。2つのウォブルヘッド人形を相前後して、または2つのウォブルヘッド人形であって異なった高さのもの(例えば男の子といる)を搭載するためのベース46であって、2つのスロット48が形成されたものが図14に示されている。別の例として、図15は背景のためのスロット52と1つまたは複数のウォブルヘッド人形のための1つまたは複数のスロット54が形成されたベース50が示されている。従って、ベース50は音楽のグループ、映画の一シーン、スポーツチーム、漫画の登場人物などを表すのに用いることができる。さらに別の例として、階段状のベース56であって複数の段を有するものが示されており、各段においてはスロット58が形成され、そこに1つまた複数のウォブルヘッド人形が搭載される。階段状のベース56はスポーツチームや会社の従業員、学校の同級生、歴代の大統領などを表示または展示するのに用いることができる。
【0021】
図17および図18は本発明に係るベースおよびウォブル部品を用いて異なったシーンを構成することをできる例を示したものである。複数の背景および複数のウォブルヘッド人形はベースに設けられ、さらに複数のウォブル部品はベースの複数の面に設けることも可能である。ウォブル部品および/または背景イメージはベースに対して動きうる状態で設けることも可能であり、これについては後で詳述する。例えば、図18に示すように、ベースに対して前、後方向に動くように車が搭載され、あたかも車がレーストラック上を走行しているような視角的効果を与えることができる。
【0022】
図19は両面加工された背景62がベース60の中央スロット64に圧入された例が示されており、2つまたはそれ以上のウォブルヘッド人形を背景62のいずれか一方の面の側のスロット66に挿入することができる構成となっている。図20は多面背景構造70を搭載したベース68が示されている。背景構造70の一面の前に形成されたスロット72には1つまたは複数のウォブルヘッド人形を挿入することができる。ベースの形状は種々のものが考えられ、種々の形状を有する任意の数のスロットを設けることができ、これらはいずれも本発明に含まれるものである。
【0023】
図21および図22は1つまたはそれ以上のウォブルヘッド人形78を受けるためのベース74が示されている。ベース74であって本発明の別の実施の形態のものが示されている。ベース74は1つまたは複数のターンテーブル部76を有し、それらは搭載されたウォブルヘッド人形78を時計方向または反時計方向に回転可能に保持する。回転によりウォブルヘッド人形のヘッドのウォブル動作および/または他の特徴が発揮される。各ターンテーブル76の表面には少なくとも1つのスロット77が形成され、ウォブルヘッド人形78を保持する。ターンテーブル76の下部においては、複数の歯車の歯が外周面に沿って形成されている。従って、2つまたはそれ以上のターンテーブル76が用いられる場合、ターンテーブル76のそれぞれは互いに連結し合うので、1つのターンテーブル76にだけ動力を与えることにより、全てのターンテーブルを効率よく回転することができる。電池81または他の適当なパワーソース、例えば太陽電池、磁石、電気、マイクロチップ等を用いてターンテーブル76を駆動することができる。1つの形態として、ターンテーブル76はクランク構造または同等な構造により手動によって駆動することも可能である。
【0024】
図23および図24は本発明の別の実施の形態に基づくベース82であって、1つまたは複数のウォブルヘッド人形を回転するためのものが示されている。ベースの表面には少なくとも1つのスロット84が形成され、ベースの下部には円周凹部86が形成されている。スロット84は1つまたは複数のウォブルヘッド人形を保持するためのものである。ベース82の下部に形成された円周凹部86はシリンダ状の支持体88に係合され、支持体88に対し自由に回転可能に設けられている。これによりウォブルヘッド人形を回転させたり、ヘッドおよび/または他の特徴部についてウォブル動きを行なわしたりすることが可能となる。
【0025】
図21から図24で説明した回転可能なベースは種々の形状のベースまたは回転部を設けることが可能である。たとえば、ベース74は両面に形成された背景画または下面に形成された背景画であってかつまたはそれ以上のオーブル人形を有するターンテーブル部を含む構成であって、図19および図20で説明したものと同様なものを含むことが可能である。
【0026】
図21から図24で示した回転部材または他の部材においては、表面および裏面の両方にウォブルヘッド人形が描かれたものが好ましい。図25はウォブルヘッド人形90であってボディ部92と第1面94と第2面96を有するものが示されている。第1面94にはボディの正面のイメージがプリントされている。同様に第2面96にはボディの裏面のイメージがプリントされている。ボディ92のヘッド部、または他の部分において、第1および第2の組立て部品98、100がそれぞれボディの第1面94および第2面96に保持されている。第1組立て部品98には顔のイメージ102が形成されている一方、第2組立て部品96には頭の後ろのイメージ104が形成されている。したがって、ウォブルヘッド人形90がベース106によって回転すると、利用者は人形90の表のイメージと後のイメージを見ることができる。なお、別の構成として、人形はいずれも表のイメージであっていずれも顔のイメージであるように構成することも可能である。
【0027】
ウォブルヘッド人形を回転させるための回転部材を有する種々のベースを説明したが、ベースはさらにはねたり、前後動したりスライドしたり一つまたは複数のウォブルヘッド人形を動かしたりすることができるような構成とすることも可能である。たとえば、図25から図28はウォブル部品106を示し、それは可動式ウォブルヘッド108を揺動式部材と共に設けた例が示されている。揺動部材はバッテリー駆動のカム110と歯車駆動のラック112によって与えることができる。ウォブル部品108は一つまたは複数のスロットを有するベース114を含む。この例においては、ベース114は三つのスロット116、118、120を有する。スロット116、120はそれぞれ固定の前方面122と固定の背景面124を保持する。スロット118はスロット内に形成されたトラック部126を有し、移動体130の中またはその上に形成されたホイール128の歯と係合するように構成されている。したがって、移動体130はスロット118の長手方向に移動可能である。スロット118の両方の終端にはバンパー136が設けられ、移動体130がトラック126からはみ出すのを防止する。移動体130は第1突出部132を含みそこにウォブルヘッドボディまたはウォブル車両を保持できるようにする。第1突出部132はウォブルヘッドボディまたは車両のピボット軸として利用することも可能である。移動体130のホイール128は第2突出部134を含み、第2突出部134はホイール128がトラック126の動きに合わせて回転運動を行なう。可動式ウォブルヘッド108の一部は第2突出部134の上に配置することができる。したがって、第2突出部134が回転運動を行なえば、ウォブルヘッドボディまたは車両の端部は揺動すると共に第1突出部132に対してピボット運動を行なう。ホイール128の動きはバッテリー駆動および/または手動で駆動させることが可能である。
【0028】
ウォブルヘッドの組立て部品に設けたマイクロチップの代わりにまたは追加してベースに音声駆動型およびオーディオ出力型のマイクロチップを含めることが可能である。したがって、ウォブルヘッド組立て部品に予め記録された、または記録可能な挨拶や動物の鳴き声(たとえば犬の鳴き声または猫の鳴き声)や、車の警笛や音楽等を記録することができる。
【0029】
以上の説明ではウォブルヘッドはボディまたは背景イメージに固定する構造であったが、ウォブルヘッドに磁石、吸盤、フックとループのファスナー、安全ピン、リベット、ボタン、他の適当な固着装置などを設け、ウォブルヘッドを衣類、広告品、コンピュータ、事務用品、家具、車、窓、鏡、掲示板、黒板、その他の適当な部材や、構造物に付着するように構成することも可能である。図30から図33はウォブルヘッドを種々の材料や、構造体に付着するための組立て部品を示すものである。図30は本発明に基づき、ボタン式組立て部品138を示す。ボタン式組立て部品138はスプリング144を介してボタンシュラウド(覆い物)142に接続された基板140を含む。スプリング144はエポキシ樹脂(図示せず)を介してボタンシュラウド142および基板140に固着される。したがって、イメージを基板140に付与することができ、構造物全体を服の部分にボタンを介して固着することができる。
【0030】
図31はスナップ式組立て部品146を示し、それはウォブルヘッドを服、帽子、アクセサリー等に固着することができる。スナップ部品146は第1基板148を含み、その面に写真や他のイメージを付着する。第1基板148はスプリング150の第1端に接続され、写真またはイメージにウォブル動作を与える。第1スナップ部152はスプリング150の第2端に接続され第2スナップ部154と結合する構成を有する。したがって、スナップ部品146は第2スナップ部154を衣類の部分の一方の面に配置し、第1スナップ部152を衣類の他方の面に配置させ、ウォブル部品を衣服に付着させることができる。第1、第2スナップ部152、154に磁石を設けスナップ部品146の結合を容易にすることができる。
【0031】
図32はウォブルヘッドを装飾品や車両などに付着させるための磁石部品156を示す。磁石部品156は第1基板158を含み、そこに写真や他のイメージを付着させる。第1基板158はスプリング160の第1端に接続され、写真やイメージにウォブル動作を与える。スプリング160の第2端には磁石162が付着され、ウォブルヘッド部品を金属面に付着可能にしている。
【0032】
図33はウォブル部品を種々の場所に付着可能な吸盤部品164を示す。吸盤部品146は基板166を含み、そこに写真や他のイメージ167を付着させる。基板166はスプリング168の第1端に接続され、写真またはイメージ167にウォブル動作を与える。吸盤170はスプリング168の第2端に固定されている。したがって、ウォブル体は鏡、窓、装飾品、伝言板、コンピュータなどに付着させることができる。室内での動き、そよ風、振動等によりウォブル部品にウォブル動作を与えることができる。
【0033】
図33は本発明に基づき、ウォブルヘッド用の湾曲カム172が示されている。湾曲カム172はカムとスロットとを含みこれらは付着されたウォブルヘッドが捻る動作を行なうように構成されている。基板174は、少なくとも一つの突出部176の端部に係合され、少なくとも一つの突出部176の後に、ここでは好ましくは二つの突出部であって、カムハウジング180の第1面に設けたスロット開口178を貫通した突出端に、接続されている。したがってカムハウジング180は基板174に対してスロット開口178に案内されるように係合する。この後においては、スロット開口178は湾曲になっており、捻り動きを与えるように構成されている。写真またはイメージ182がカムハウジングの第2面に接着剤、ファスナーまたは他の接着手段により固着されている。
【0034】
図34および図35は、本発明の別の実施の形態に基づき、ウォブルヘッド用の振り子組み合わせ部品184が示されている。振り子組み合わせ部品184はカム188に接続された振り子186を有し、カム188はカムハウジング190に形成したスロット開口189内に延在する。スロット開口189は振り子186の自由端に付着された写真またはイメージ192にウォブルモーションを与える。振り子のピボット点194においてバネ力を与えることにより振り子186をバネ力で振らすことができる。したがって、振り子186を一方の方向に引っ張ると他方への方向に振られる動作を発することができる。
【0035】
バッテリで駆動されるウォブルヘッドの動きの例として、音声による駆動式、動きによる駆動式の他、所定の時間間隔をあけてウォブル動作を行ったり、定期的にウォブル動作を繰り返すようにプログラムすることも可能であり、および/または手動により駆動開始することなどが可能である。
【0036】
図37から図46に示すようにウォブルヘッドの概念は種々の異なった用途に用いることができる。図37から図39は挨拶カードに可動式ウォブル構造が用いられた例を示す。挨拶カードは基本的な折り畳み形状196(図37)や写真立て形状198(図38)で提供することが可能である。折り畳み形状の場合は、5インチ×7インチ(12.7センチ×17.78センチ)のイメージをベース200として用いることができる。写真立て形状198においては写真をベース202として用いることができる。ベース200、202には組立て部品(図示せず)を介してウォブルイメージ204が設けられている。もし必要であれば、ベース200、202とウォブルイメージ204との間に着脱可能な接合材(図示せず)を付与して、スプリングを圧縮された状態で保持するようにし、輸送中または配送中にウォブルイメージ204が破損されることから保護するようにすることもできる。カードが配達されれば、利用者は着脱可能な付着材を簡単に取り外すことができ、スプリングを開放し、ウォブルイメージ204を動作可能な状態にする。挨拶カード196および198にはさらにマイクロチップを設け、記録されたメッセージや音楽および/または音声動作を提供することができる。
【0037】
図39および図40は本発明に基づき、それ自身が配送される、セルフメーラー型の挨拶カード206が示されている。セルフメーラー型の挨拶カード206はスペーサーボックス208および挨拶パネル210を有する。スペーサーボックス208の四隅と挨拶パネル210の四隅にはフックとループのファスナーまたは着脱可能な接合ドット212を設け、配送中は挨拶カード206を一体構成になるように保持させることができる。スペーサーボックス208または挨拶パネル210のどちらかの外部の面には宛名を書く部分が設けられている。図40に示すようにウォブルイメージ214はスプリング216を介してスペーサーボックス208のバックパネル215の内部に固定する。スペーサーボックスのフロントパネル218には切り抜き部が設けられ、フロントパネル218から突出するようにスプリング216は設けられている。スペーサーボックス208はスプリング216が適当に圧縮された状態であっても、スプリングの本来の動作特性を保てるように保持する。たとえば、スペーサーボックス208は約8分の3インチ(0.9525センチ)の厚みを有するようにしてもよい。さらにスペーサーボックス208は一つまたは複数のマイクロチップや、バッテリーや、その他のものを入れるための空間を提供するものでもある。
【0038】
図41は固定基板220の上に設けられるウォブルイメージを示す。たとえばウォブルイメージ222は磁石の固定部品を介して冷蔵庫に固着されるビジネスカード220に用いることができる。別の例として、ウォブルイメージ222は基板や掲示板の上に用いられることができる。また別の例または付加的要件としてウォブルイメージ222は黒板または掲示板として用いられることができる。黒板または掲示板は印画紙の上にプリントされたイメージを含み、その印画紙には個人的なメセージを含むことも可能である。そしてイメージの表面には、インクなどをぬぐい取り可能なフイルムが付着されている。したがって、文字やイメージをウォブルイメージの上に自由に描くことができる。固定基板(たとえばビジネスカード、黒板または掲示板)の上にはマイクロチップを含むことができ、プログラム可能な名前、時間、覚書、セールス表示などを描くことが可能である。
【0039】
図42および図43において、ウォブルイメージは商業またはマーケッティングに用いられる例を示す。たとえば、ポスター224にはウォブルイメージとクーポンが設けられピザボックス228または同等なものに取り付けられた袋226中に入れて置くことができる。利用者は袋から折り畳まれたポスター224を取出し、ウォブルイメージおよび/またはクーポンをよみがえらせることができる。ウォブルイメージにはユニークで注目を浴びるデザインがなされており、セールスや他の宣伝用途に用いられる。たとえば、ウォブルイメージは、クーポンの配布、ポスター、マガジンおよび新聞の広告および他の広告用途に用いることができる。
【0040】
図44はウォブル部品を教育的用途に用いられた例を示す。ウォブル部品は子供にアルファベット、数字、歴史、地理、単語等を教える教材として用いることができる。ウォブル部品のウォブルアクションは子供達に興味を持続させる効果がある。たとえば、ボード230はアルファベットを表わすために用いることができる。複数のウォブルイメージ232を設け、これらのイメージの名前の頭文字をアルファベットの文字に対応させ、ゲーム感覚をそなえた装置を提供することができる。図示はされていないが、イメージ232のそれぞれにはイメージ232がウォブル動作を行なうための組立て部品が含まれている。ウォブルイメージ232には一つまたは複数のマイクロチップが設けられ、正しいウォブルイメージ232の文字が対応する正しいアルファベットの文字に置かれた時、音声による認証が発せられるようにすることもでき、これにより学習効果を上げることが可能である。
【0041】
図45および図46は本発明に係るウォブル部品を衣類または身に付けるものに設けた例を示す。特に、図45はウォブル部品234を帽子236に付けた例を示し、図46はウォブル部品をセーター240に付けた例を示す。ウォブル部品234、238は図1で示したような組立て部品が設けられている。組立て部品は帽子236またはセーター240に対しフックおよびループタイプのファスナーまたは接着剤またはスナップ部品または他の適当な手段により固着させることができる。
【0042】
以上ウォブル部品を種々の用途に用いられる例を示したが、ウォブル部品が用いられる用途はそれに限らず他の用途にも用いられることができ、それらはすべて本発明に含まれるものである。たとえば、ウォブル部品はCDやDVDのケース、種々の衣類、装飾用の梱包部材(たとえば箱、缶、袋)、書籍等に用いることができる。
【0043】
図47はウォブル部品を組立てるためのキット242を示す。キット242は好きな絵をプリントするための写真用紙244および少なくとも一つのウォブル動作をする組立て部品246が含まれている。また種々のファスナー(図示せず)を含むことができ、それによりウォブルイメージを望みの構造物または表面に付着させることができる。たとえば、ファスナーとしてスナップ、フックおよびループのファスナー、磁石等を含めることができる。さらにキット244には一つまたは複数のアクション人形および/または背景248や、一つまたは複数のベース250等を含むこともでき、ベース250の上に人形やバック背景を組立てることができる。たとえばまたは追加的にキットには挨拶状を書くためのカード群(図示せず)を含めることも可能である。
【0044】
図48は別のキット252を示し、それによりウォブル物体を作ることができる。キット252には一つまたは複数のイメージをプリントする写真用紙254と、ウォブルアクションを行なう少なくとも一つの組立て部品256が含まれる。またキット252は少なくとも一つのイーゼル(写真立て用のベース)258を含むことも可能である。写真立て用ベース258は予め印刷された写真は貼ってあってもいいし、利用者が好きな写真を貼ることができるような構成であってもよい。組立て部品256は写真立て用基板258に印刷イメージを固定するように構成されている。
【0045】
以上説明したのは本発明の例示的なものである。本発明を説明するためすべての可能な組合せや方法をここで開示することは不可能である。当業者が考え付く組合せや用途はすべて本発明に含まれるものである。したがって添付の請求の範囲に記載された範囲において含まれるすべての組合せや方法は本発明の範囲に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明に係るウォブルヘッドの組立部品の斜視図である。
【図2】本発明の図1に示した組立部品の側面図である。
【図3】本発明の図1に示した組立部品の側面図である。
【図4】本発明のウォブルヘッド人形の側面図である。
【図5】本発明のウォブルヘッド人形の正面図である。
【図6】本発明の別のウォブルヘッド人形の正面図である。
【図7】図6で示したウォブルヘッド人形の側面図であって、本発明のマルチレベルまたはマルチウォブル部品の側面図を示す。
【図8】本発明に係るウォブルヘッド人形の一例の正面図である。
【図9】本発明のウォブルヘッド人形の別の一例の正面図である。
【図10】本発明のウォブルヘッド人形の別の一例の正面図である。
【図11】本発明のウォブルヘッド人形の別の一例の正面図である。
【図12】本発明のウォブルヘッド人形の別の一例の正面図である。
【図13】本発明に係る、1つのスロットを有するベースの斜視図である。
【図14】本発明に係る、2つのスロットを有するベースの斜視図である。
【図15】本発明に係る、複数のスロットを有するベースの斜視図である。
【図16】本発明に係る、複数のスロットを有する階段状のベースの斜視図である。
【図17】本発明に係る、多層型のウォブルヘッドの斜視図である。
【図18】本発明に係るベースの斜視図である。
【図19】本発明に係る別のベースの斜視図である。
【図20】本発明に係る別のベースの斜視図である。
【図21】本発明に係る別のベースの斜視図である。
【図22】本発明に係る別のベースの斜視図である。
【図23】本発明に係る別のベースの斜視図である。
【図24】本発明に係る別のベースの斜視図である。
【図25】本発明の回転可能なウォブルヘッド人形の側面図である。
【図26】本発明に係る可動型ウォブル部品の斜視図である。
【図27】図26で示した本発明に係る可動型ウォブル部品の断面図である。
【図28】図26で示した本発明に係る可動型ウォブル部品の側面図である。
【図29】本発明に係る可動型ウォブル部品の斜視図である。
【図30】本発明に係るウォブルイメージのための組立部品の斜視図である。
【図31】本発明に係るウォブルイメージの別の組立部品の斜視図である。
【図32】本発明に係るウォブルイメージの別の組立部品の斜視図である。
【図33】本発明に係るウォブルイメージの別の組立部品の斜視図である。
【図34】本発明に係るウォブルイメージの曲げ用カム部品の斜視図である。
【図35】本発明に係るウォブルイメージの振り子部品の斜視図である。
【図36】図34で示した本発明に係る振り子部品の側面図である。
【図37】本発明に係るウォブルイメージを組み込んだグリティーングカードの斜視図である。
【図38】本発明に係る可動型ウォブル写真の斜視図である。
【図39】本発明に係るセルフメーラー型ウォブルイメージを組み込んだ挨拶カードの斜視図である。
【図40】本発明に係るセルフメーラー型ウォブルイメージを組み込んだ挨拶カードの側面図である。
【図41】本発明に係るウォブルイメージを組み込んだ固定板の斜視図である。
【図42】本発明に係るウォブルイメージを組み込んだ宣伝用品の斜視図である。
【図43】本発明に係るウォブルイメージを組み込んだポスターの正面図である。
【図44】本発明に係るウォブルイメージを用いた教育用ゲーム器の図面である。
【図45】本発明に係るウォブルイメージを帽子に用いた図面である。
【図46】本発明に係るウォブルイメージを衣類に用いた図面である。
【図47】本発明に係るウォブル物体を創作するキットの図面である。
【図48】本発明に係るウォブル物体を創作する別のキットの図面である。
【技術分野】
【0001】
本願は2003年4月15日に出願したアメリカ仮特許出願番号60/462,931の利益を享受するものである。
【0002】
本発明は立像型玩具に関し、さらに詳しくは設計自在なウォブル(首振り)人形に関する。
【背景技術】
【0003】
首振り人形は広く知られた立像型玩具であり、嵌め込まれたヘッドが動くことを特徴とする。多くの場合、ヘッドはスプリングに接続され、限られた方向に自在な動きをすることを特徴とする。この動きはしばしばボビングまたはボブリング(首振り)と呼ばれる。
【0004】
首振り人形の典型的な例は陶器、樹脂、またはプラスチックで形成された固定のボディ部とそこに嵌め込まれたヘッドからなり、種々のスター(例えば、スポーツ選手、俳優、歌手、歴史的人物)に似せた個性的な特徴を有するものである。立像型玩具の動きは、垂直方向に設けられたスプリングによって生み出され、そのスプリングは中空の首振りヘッドに内蔵されて、または首の部分として構成される。首振り人形の最近の傾向としては、顔面部にプラスチックで形成されたポートレート枠を含むものがある。
【発明の開示】
【0005】
発明の基本概念の理解を助けるため、以下に本発明の概要を説明する。この概要は発明の全てを包含するものではない。また、発明の骨子または必須要件を特定したり、発明の範囲を特定するものでもない。これは発明を単に簡単に説明するためのものであって、後で説明する詳細な説明のプレリュードのようなものである。
【0006】
本発明の1つの観点によれば、イメージのための組立部品が提供される。組立部品は、第1基板と、第1基板に固定されたスプリングが含まれる。スプリングは、固定用の基板に対して実質的に垂直方向に設けられている。設計自在なイメージは第1基板に固定される。
【0007】
本発明の別の観点によれば、イメージのための組立部品が提供される。組立部品はカムハウジンク内に設けられたカムを含み、カムの一部はカムハウジングの第1側部から突出し、カムハウジングから突出するカムの一部に連結される基板と、カムハウジングの第2側部に固定されたイメージを有する。
【0008】
本発明のさらに別の観点によれば、首振り人形であって、ボディ部と、ボディの垂直面とイメージの垂直面との間に実質的に垂直方向に延在する少なくとも1つのスプリングを介してボディに接続された少なくとも1つのイメージからなり、そのイメージは軽く触るだけで運動可能とし、慣性によりヘッドまたはイメージがウォブルまたは首振り動作を継続して行うものである。
【0009】
本発明のさらに別の観点によれば、ウォブル物体を創作するキットを提供するものである。このキットには、所望のイメージを描く紙と、イメージの裏側に固定される組立部品とが含まれる。組立部品は、少なくとも1つの組立基板と組立基板に対し実質的に垂直方向に固定可能な少なくとも1つのスプリングを含む。
【0010】
以下の説明および図面は本発明の種々の観点を表すものである。これらの観点は本発明を例示的に示すものであり、この観点およびそれらの同等物は全て本発明に含まれるものである。以下の説明および図面により、本発明の他の目的や利点や新規な構成が明確になるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明は設計自在なウォブルヘッドを組み立てるためのウォブルヘッドおよびそのキットに関する。以下、本発明を、図面を用いて説明するが、同様な部品に対しては同様な参照符号が付されている。種々の図面において縮尺は統一されたものではないし、各部品のサイズは図面を見やすくするために任意に書かれたものである。以下の説明において説明を理解しやすくするため種々の部品について詳細に説明する。しかし、これらの詳細な説明は一例であって、必ずしも本発明を限定するものではない。従って、公知の部分や構造については単にブロックで示し、その詳細は省略する。
【0012】
図1は本発明に係るウォブルヘッドの組立部品10の一例を示す。組立部品10は第1基板12とスプリング14を含む。スプリング14の第1端は少なくとも1つのスプリング台座16を介して第1基板12に接続されている。第1基板12は例えば薄い紙、プラスチック、板紙、または他の板状構造物であって、第1面と第2面を有するもので構成される。第1面は接着剤を用いて写真(図示せず)を貼り付けるための面である。接着剤は基板12の第1面に予め設けておくことでき、さらにその表面にフィルムを付着させておき、使用前にそのフィルムを取り外し可能となるように構成することも可能である。別の手段として、第1基板12に付着される写真は磁石またはファスナー(例えば、フックおよびループで構成されるファスナー)、吸盤状のもの、または他の接着または付着効果のあるものを用いることも可能である。スプリング14の第1端は第1基板12の第2面に対し、図2に示すように実質垂直な状態で設けられている。スプリング台座16は例えばエポキシ樹脂で構成され、基板12にスプリング14を強固に保持し、たとえ第1基板12が揺動されても第1基板12とスプリング14が外れることはない。
【0013】
さらに組立部品10はマイクロチップ17を含むことができる。マイクロチップ17はスプリング14と接続される。この場合、スプリング14の第2端にスプリング台座を介して接続される。接着剤18または同等のものを用いてマイクロチップを適当な表面に固定する。マイクロチップ17は組立部品10に固定されたイメージに対し、音声反応や音声出力を提供することができる。従ってウォブル組み立ては、例えば予め記録されたまたは記録できる挨拶文、動物の鳴き声(犬の鳴き声や猫の鳴き声)、車の警笛、音楽などを含むことができ、これらは、バッテリー、マイクロチップ、または太陽電池を用いて動作させることができる。
【0014】
図3において、組立部品10は第2スプリング台座20を介してスプリング14の第2端部に接続される第2基板19を含むことができる。別の構成として、もしマイクロチップ17が用いられておれば、第2基板19はマイクロチップ17に接続することができる。第1基板12と同様、第2基板19も接着剤、ファスナー等を用い、第2基板19は組立部品10を背景に組み込むようにすることができる。
【0015】
例えば、図4および図5に示すように、組立部品10はボディ24に写真を組み込んだヘッド22を設けるようにすることができる。ヘッド22は高解像度のデジタル写真を、厚い光沢のある写真用紙または他の適当な材料に貼り付けて用ることができる。ヘッド22には特定の人物(例えば作者自身、家族の一員、友達、セレブの人間)またはペット(例えば犬、猫)を表したものとすることができる。ボディ24は硬く圧縮された板紙、プラスチック、金属、木材等で構成することができ、カラーで印刷されたイメージとして、例えば、運動選手(例えばテニスプレイヤー、アイススケート選手、スケートボード選手、競輪選手、バスケットボール選手)や放送関係者、女優または男優、歌手など、またはスポーツカーやモーターボートなどの無生物をカラーで印刷したイメージであってもよい。ベース26にはスロット28が形成され、そのスロット28にボディ24が保持される。ベース26はプラスチック、木材、金属または他の適当な材料で構成することができる。
【0016】
ボディ24にヘッド22が接続されれば、ヘッド22はスプリング14を介してボディに対しウォブル(首振り)を行うことができる。ヘッド22のウォブル動作はスプリング14の長さ、材料およびワイヤーの直径に依存する。例えば、スプリング14は平坦な端部を持つ圧縮スプリングであって、メッキされたミュージックワイヤーであってもよい。この場合、遊び長さは0.625インチ(1.5875センチ)、外径は0.0180インチ(0.04572センチ)、内径は0.188インチ(0.47752センチ)、ワイヤーの直径は0.012インチ(0.03048センチ)、負荷は0.69ポンド(0.3129786キログラム)、スプリングビスは1.3ポンド(0.5896699キログラム)、圧縮したときの高さは0.099インチ(0.25146センチ)のものであってもよい。さらに、ボディ24に対しヘッド22は実質的に垂直に設けられているので、ヘッド22は独特の一方向の首振り動作を行い、それは30秒またはより長い時間継続させることができる。ヘッド22のウォブルアクションはスプリング24がピボット点として機能した場合、時計方向および反時計方向の動きを行う。なお、このウォブル動作はいろんな対象物を動かすことができる。例えば、組立部品10を介してボディにハンド(手)を取り付け、手を振る動作を与えることも可能である。組立部品に接続できる他の対象物の例として、例えば回転する道具、食品(コーヒーまたはティーカップ、ソーダまたはビールの缶、ドーナツ、アイスクリーム、クッキー、ホットドッグ、ハンバーガー)などや、本、花、ギフト、ブランド物、例えばCOKE(登録商標)、SNICKERS(登録商標)などであり、宣伝用として用いることも可能である。
【0017】
別の例として、図6、図7に示すウォブルヘッド人形26であってもよい。このウォブルヘッド人形26は第1スプリング32を介してボディ30、ヘッド28が設けられ、ヘッド28にウォブル動作させる。人形26はさらに第2物体を含み、この場合第2スプリング36を介してボディ30に接続された聖火34を含み、この聖火に対してもウォブル動作を与えることができる。さらにスペーサ38が設けられ、第2物体またはイメージにウォブルまたは振る動作をするための余裕のある空間を提供することができるようにすると共に、ウォブルヘッド人形26自身にも余裕のある空間を与えるようにしている。人形26は、図4および図5で説明した方法と同様の方法でベース40に保持されている。
【0018】
図8〜図12は種々のボディや背景を示し、それらはウォブルヘッド組立部品10およびヘッド22と組み合わせて用いることができる。ボディは光沢のあるカラープリントまたは黒白のイメージで構成することができ、それらは種々の材料、例えば板紙、発泡スチロール、プラスチック、金属、木材などの材料で構成されたものに取り付けることができる。ボディのポーズはイメージに関連した1つの動作をさらせることができる。ポーズはどのようなサイズであってもよく、取らせたポーズの形にもよるが、スタンダードなモデルの大きさは14インチ(35.56センチ)程度まで可能である。なお、ボディは予めプリンとされていたり、成形されていたり、どのような形のスタイルであってもよく、厚みやサイズや材料は自由に決めることができ、これらはいずれも本発明の範囲に含まれるものである。
【0019】
上述したごとく、ボディおよび/または背景はベースのスロットにボディの下部を挿入することにより保持される。例えばベースは4インチ×5インチ×3/4インチ(10.16センチ×12.7センチ×1.905センチ)の大きさの黒いガータフォーム(ガータ発泡材)で構成することができ、該ベースは表面処理がなされ、強度および耐年性を向上させることができる。ベースに形成されたスロットはボディまたは背景部品の厚みに対応し、スロットにウォブルヘッド人形を圧入することを可能とする。全体のサイズを変えたり、追加のスロットを設けることにより、ベースは複数の像、背景、宣伝文句、などの基板とすることができる。スロットの大きさは適宜決めることができ、また水平方向、垂直方向および/または斜め方向にベース上に設けることができる。さらに、ベース部材の側部に少なくとも1つの凹部(図示せず)と少なくとも1つの凸部(図示せず)を形成することにより、2つもしくはそれ以上のベースを連結させることができる。ベースは適当な形状で構成することにより複数のベースを互いに連結させることも可能である。
【0020】
図13〜図16は本発明に係る1つまたは複数のウォブルヘッド人形を組み立て可能な種々のベースの例を示したものである。図13は1つのウォブルヘッド人形を組み立てるための1つのスロット44がベース42の表面に切取りまたは形成によって作られた図である。2つのウォブルヘッド人形を相前後して、または2つのウォブルヘッド人形であって異なった高さのもの(例えば男の子といる)を搭載するためのベース46であって、2つのスロット48が形成されたものが図14に示されている。別の例として、図15は背景のためのスロット52と1つまたは複数のウォブルヘッド人形のための1つまたは複数のスロット54が形成されたベース50が示されている。従って、ベース50は音楽のグループ、映画の一シーン、スポーツチーム、漫画の登場人物などを表すのに用いることができる。さらに別の例として、階段状のベース56であって複数の段を有するものが示されており、各段においてはスロット58が形成され、そこに1つまた複数のウォブルヘッド人形が搭載される。階段状のベース56はスポーツチームや会社の従業員、学校の同級生、歴代の大統領などを表示または展示するのに用いることができる。
【0021】
図17および図18は本発明に係るベースおよびウォブル部品を用いて異なったシーンを構成することをできる例を示したものである。複数の背景および複数のウォブルヘッド人形はベースに設けられ、さらに複数のウォブル部品はベースの複数の面に設けることも可能である。ウォブル部品および/または背景イメージはベースに対して動きうる状態で設けることも可能であり、これについては後で詳述する。例えば、図18に示すように、ベースに対して前、後方向に動くように車が搭載され、あたかも車がレーストラック上を走行しているような視角的効果を与えることができる。
【0022】
図19は両面加工された背景62がベース60の中央スロット64に圧入された例が示されており、2つまたはそれ以上のウォブルヘッド人形を背景62のいずれか一方の面の側のスロット66に挿入することができる構成となっている。図20は多面背景構造70を搭載したベース68が示されている。背景構造70の一面の前に形成されたスロット72には1つまたは複数のウォブルヘッド人形を挿入することができる。ベースの形状は種々のものが考えられ、種々の形状を有する任意の数のスロットを設けることができ、これらはいずれも本発明に含まれるものである。
【0023】
図21および図22は1つまたはそれ以上のウォブルヘッド人形78を受けるためのベース74が示されている。ベース74であって本発明の別の実施の形態のものが示されている。ベース74は1つまたは複数のターンテーブル部76を有し、それらは搭載されたウォブルヘッド人形78を時計方向または反時計方向に回転可能に保持する。回転によりウォブルヘッド人形のヘッドのウォブル動作および/または他の特徴が発揮される。各ターンテーブル76の表面には少なくとも1つのスロット77が形成され、ウォブルヘッド人形78を保持する。ターンテーブル76の下部においては、複数の歯車の歯が外周面に沿って形成されている。従って、2つまたはそれ以上のターンテーブル76が用いられる場合、ターンテーブル76のそれぞれは互いに連結し合うので、1つのターンテーブル76にだけ動力を与えることにより、全てのターンテーブルを効率よく回転することができる。電池81または他の適当なパワーソース、例えば太陽電池、磁石、電気、マイクロチップ等を用いてターンテーブル76を駆動することができる。1つの形態として、ターンテーブル76はクランク構造または同等な構造により手動によって駆動することも可能である。
【0024】
図23および図24は本発明の別の実施の形態に基づくベース82であって、1つまたは複数のウォブルヘッド人形を回転するためのものが示されている。ベースの表面には少なくとも1つのスロット84が形成され、ベースの下部には円周凹部86が形成されている。スロット84は1つまたは複数のウォブルヘッド人形を保持するためのものである。ベース82の下部に形成された円周凹部86はシリンダ状の支持体88に係合され、支持体88に対し自由に回転可能に設けられている。これによりウォブルヘッド人形を回転させたり、ヘッドおよび/または他の特徴部についてウォブル動きを行なわしたりすることが可能となる。
【0025】
図21から図24で説明した回転可能なベースは種々の形状のベースまたは回転部を設けることが可能である。たとえば、ベース74は両面に形成された背景画または下面に形成された背景画であってかつまたはそれ以上のオーブル人形を有するターンテーブル部を含む構成であって、図19および図20で説明したものと同様なものを含むことが可能である。
【0026】
図21から図24で示した回転部材または他の部材においては、表面および裏面の両方にウォブルヘッド人形が描かれたものが好ましい。図25はウォブルヘッド人形90であってボディ部92と第1面94と第2面96を有するものが示されている。第1面94にはボディの正面のイメージがプリントされている。同様に第2面96にはボディの裏面のイメージがプリントされている。ボディ92のヘッド部、または他の部分において、第1および第2の組立て部品98、100がそれぞれボディの第1面94および第2面96に保持されている。第1組立て部品98には顔のイメージ102が形成されている一方、第2組立て部品96には頭の後ろのイメージ104が形成されている。したがって、ウォブルヘッド人形90がベース106によって回転すると、利用者は人形90の表のイメージと後のイメージを見ることができる。なお、別の構成として、人形はいずれも表のイメージであっていずれも顔のイメージであるように構成することも可能である。
【0027】
ウォブルヘッド人形を回転させるための回転部材を有する種々のベースを説明したが、ベースはさらにはねたり、前後動したりスライドしたり一つまたは複数のウォブルヘッド人形を動かしたりすることができるような構成とすることも可能である。たとえば、図25から図28はウォブル部品106を示し、それは可動式ウォブルヘッド108を揺動式部材と共に設けた例が示されている。揺動部材はバッテリー駆動のカム110と歯車駆動のラック112によって与えることができる。ウォブル部品108は一つまたは複数のスロットを有するベース114を含む。この例においては、ベース114は三つのスロット116、118、120を有する。スロット116、120はそれぞれ固定の前方面122と固定の背景面124を保持する。スロット118はスロット内に形成されたトラック部126を有し、移動体130の中またはその上に形成されたホイール128の歯と係合するように構成されている。したがって、移動体130はスロット118の長手方向に移動可能である。スロット118の両方の終端にはバンパー136が設けられ、移動体130がトラック126からはみ出すのを防止する。移動体130は第1突出部132を含みそこにウォブルヘッドボディまたはウォブル車両を保持できるようにする。第1突出部132はウォブルヘッドボディまたは車両のピボット軸として利用することも可能である。移動体130のホイール128は第2突出部134を含み、第2突出部134はホイール128がトラック126の動きに合わせて回転運動を行なう。可動式ウォブルヘッド108の一部は第2突出部134の上に配置することができる。したがって、第2突出部134が回転運動を行なえば、ウォブルヘッドボディまたは車両の端部は揺動すると共に第1突出部132に対してピボット運動を行なう。ホイール128の動きはバッテリー駆動および/または手動で駆動させることが可能である。
【0028】
ウォブルヘッドの組立て部品に設けたマイクロチップの代わりにまたは追加してベースに音声駆動型およびオーディオ出力型のマイクロチップを含めることが可能である。したがって、ウォブルヘッド組立て部品に予め記録された、または記録可能な挨拶や動物の鳴き声(たとえば犬の鳴き声または猫の鳴き声)や、車の警笛や音楽等を記録することができる。
【0029】
以上の説明ではウォブルヘッドはボディまたは背景イメージに固定する構造であったが、ウォブルヘッドに磁石、吸盤、フックとループのファスナー、安全ピン、リベット、ボタン、他の適当な固着装置などを設け、ウォブルヘッドを衣類、広告品、コンピュータ、事務用品、家具、車、窓、鏡、掲示板、黒板、その他の適当な部材や、構造物に付着するように構成することも可能である。図30から図33はウォブルヘッドを種々の材料や、構造体に付着するための組立て部品を示すものである。図30は本発明に基づき、ボタン式組立て部品138を示す。ボタン式組立て部品138はスプリング144を介してボタンシュラウド(覆い物)142に接続された基板140を含む。スプリング144はエポキシ樹脂(図示せず)を介してボタンシュラウド142および基板140に固着される。したがって、イメージを基板140に付与することができ、構造物全体を服の部分にボタンを介して固着することができる。
【0030】
図31はスナップ式組立て部品146を示し、それはウォブルヘッドを服、帽子、アクセサリー等に固着することができる。スナップ部品146は第1基板148を含み、その面に写真や他のイメージを付着する。第1基板148はスプリング150の第1端に接続され、写真またはイメージにウォブル動作を与える。第1スナップ部152はスプリング150の第2端に接続され第2スナップ部154と結合する構成を有する。したがって、スナップ部品146は第2スナップ部154を衣類の部分の一方の面に配置し、第1スナップ部152を衣類の他方の面に配置させ、ウォブル部品を衣服に付着させることができる。第1、第2スナップ部152、154に磁石を設けスナップ部品146の結合を容易にすることができる。
【0031】
図32はウォブルヘッドを装飾品や車両などに付着させるための磁石部品156を示す。磁石部品156は第1基板158を含み、そこに写真や他のイメージを付着させる。第1基板158はスプリング160の第1端に接続され、写真やイメージにウォブル動作を与える。スプリング160の第2端には磁石162が付着され、ウォブルヘッド部品を金属面に付着可能にしている。
【0032】
図33はウォブル部品を種々の場所に付着可能な吸盤部品164を示す。吸盤部品146は基板166を含み、そこに写真や他のイメージ167を付着させる。基板166はスプリング168の第1端に接続され、写真またはイメージ167にウォブル動作を与える。吸盤170はスプリング168の第2端に固定されている。したがって、ウォブル体は鏡、窓、装飾品、伝言板、コンピュータなどに付着させることができる。室内での動き、そよ風、振動等によりウォブル部品にウォブル動作を与えることができる。
【0033】
図33は本発明に基づき、ウォブルヘッド用の湾曲カム172が示されている。湾曲カム172はカムとスロットとを含みこれらは付着されたウォブルヘッドが捻る動作を行なうように構成されている。基板174は、少なくとも一つの突出部176の端部に係合され、少なくとも一つの突出部176の後に、ここでは好ましくは二つの突出部であって、カムハウジング180の第1面に設けたスロット開口178を貫通した突出端に、接続されている。したがってカムハウジング180は基板174に対してスロット開口178に案内されるように係合する。この後においては、スロット開口178は湾曲になっており、捻り動きを与えるように構成されている。写真またはイメージ182がカムハウジングの第2面に接着剤、ファスナーまたは他の接着手段により固着されている。
【0034】
図34および図35は、本発明の別の実施の形態に基づき、ウォブルヘッド用の振り子組み合わせ部品184が示されている。振り子組み合わせ部品184はカム188に接続された振り子186を有し、カム188はカムハウジング190に形成したスロット開口189内に延在する。スロット開口189は振り子186の自由端に付着された写真またはイメージ192にウォブルモーションを与える。振り子のピボット点194においてバネ力を与えることにより振り子186をバネ力で振らすことができる。したがって、振り子186を一方の方向に引っ張ると他方への方向に振られる動作を発することができる。
【0035】
バッテリで駆動されるウォブルヘッドの動きの例として、音声による駆動式、動きによる駆動式の他、所定の時間間隔をあけてウォブル動作を行ったり、定期的にウォブル動作を繰り返すようにプログラムすることも可能であり、および/または手動により駆動開始することなどが可能である。
【0036】
図37から図46に示すようにウォブルヘッドの概念は種々の異なった用途に用いることができる。図37から図39は挨拶カードに可動式ウォブル構造が用いられた例を示す。挨拶カードは基本的な折り畳み形状196(図37)や写真立て形状198(図38)で提供することが可能である。折り畳み形状の場合は、5インチ×7インチ(12.7センチ×17.78センチ)のイメージをベース200として用いることができる。写真立て形状198においては写真をベース202として用いることができる。ベース200、202には組立て部品(図示せず)を介してウォブルイメージ204が設けられている。もし必要であれば、ベース200、202とウォブルイメージ204との間に着脱可能な接合材(図示せず)を付与して、スプリングを圧縮された状態で保持するようにし、輸送中または配送中にウォブルイメージ204が破損されることから保護するようにすることもできる。カードが配達されれば、利用者は着脱可能な付着材を簡単に取り外すことができ、スプリングを開放し、ウォブルイメージ204を動作可能な状態にする。挨拶カード196および198にはさらにマイクロチップを設け、記録されたメッセージや音楽および/または音声動作を提供することができる。
【0037】
図39および図40は本発明に基づき、それ自身が配送される、セルフメーラー型の挨拶カード206が示されている。セルフメーラー型の挨拶カード206はスペーサーボックス208および挨拶パネル210を有する。スペーサーボックス208の四隅と挨拶パネル210の四隅にはフックとループのファスナーまたは着脱可能な接合ドット212を設け、配送中は挨拶カード206を一体構成になるように保持させることができる。スペーサーボックス208または挨拶パネル210のどちらかの外部の面には宛名を書く部分が設けられている。図40に示すようにウォブルイメージ214はスプリング216を介してスペーサーボックス208のバックパネル215の内部に固定する。スペーサーボックスのフロントパネル218には切り抜き部が設けられ、フロントパネル218から突出するようにスプリング216は設けられている。スペーサーボックス208はスプリング216が適当に圧縮された状態であっても、スプリングの本来の動作特性を保てるように保持する。たとえば、スペーサーボックス208は約8分の3インチ(0.9525センチ)の厚みを有するようにしてもよい。さらにスペーサーボックス208は一つまたは複数のマイクロチップや、バッテリーや、その他のものを入れるための空間を提供するものでもある。
【0038】
図41は固定基板220の上に設けられるウォブルイメージを示す。たとえばウォブルイメージ222は磁石の固定部品を介して冷蔵庫に固着されるビジネスカード220に用いることができる。別の例として、ウォブルイメージ222は基板や掲示板の上に用いられることができる。また別の例または付加的要件としてウォブルイメージ222は黒板または掲示板として用いられることができる。黒板または掲示板は印画紙の上にプリントされたイメージを含み、その印画紙には個人的なメセージを含むことも可能である。そしてイメージの表面には、インクなどをぬぐい取り可能なフイルムが付着されている。したがって、文字やイメージをウォブルイメージの上に自由に描くことができる。固定基板(たとえばビジネスカード、黒板または掲示板)の上にはマイクロチップを含むことができ、プログラム可能な名前、時間、覚書、セールス表示などを描くことが可能である。
【0039】
図42および図43において、ウォブルイメージは商業またはマーケッティングに用いられる例を示す。たとえば、ポスター224にはウォブルイメージとクーポンが設けられピザボックス228または同等なものに取り付けられた袋226中に入れて置くことができる。利用者は袋から折り畳まれたポスター224を取出し、ウォブルイメージおよび/またはクーポンをよみがえらせることができる。ウォブルイメージにはユニークで注目を浴びるデザインがなされており、セールスや他の宣伝用途に用いられる。たとえば、ウォブルイメージは、クーポンの配布、ポスター、マガジンおよび新聞の広告および他の広告用途に用いることができる。
【0040】
図44はウォブル部品を教育的用途に用いられた例を示す。ウォブル部品は子供にアルファベット、数字、歴史、地理、単語等を教える教材として用いることができる。ウォブル部品のウォブルアクションは子供達に興味を持続させる効果がある。たとえば、ボード230はアルファベットを表わすために用いることができる。複数のウォブルイメージ232を設け、これらのイメージの名前の頭文字をアルファベットの文字に対応させ、ゲーム感覚をそなえた装置を提供することができる。図示はされていないが、イメージ232のそれぞれにはイメージ232がウォブル動作を行なうための組立て部品が含まれている。ウォブルイメージ232には一つまたは複数のマイクロチップが設けられ、正しいウォブルイメージ232の文字が対応する正しいアルファベットの文字に置かれた時、音声による認証が発せられるようにすることもでき、これにより学習効果を上げることが可能である。
【0041】
図45および図46は本発明に係るウォブル部品を衣類または身に付けるものに設けた例を示す。特に、図45はウォブル部品234を帽子236に付けた例を示し、図46はウォブル部品をセーター240に付けた例を示す。ウォブル部品234、238は図1で示したような組立て部品が設けられている。組立て部品は帽子236またはセーター240に対しフックおよびループタイプのファスナーまたは接着剤またはスナップ部品または他の適当な手段により固着させることができる。
【0042】
以上ウォブル部品を種々の用途に用いられる例を示したが、ウォブル部品が用いられる用途はそれに限らず他の用途にも用いられることができ、それらはすべて本発明に含まれるものである。たとえば、ウォブル部品はCDやDVDのケース、種々の衣類、装飾用の梱包部材(たとえば箱、缶、袋)、書籍等に用いることができる。
【0043】
図47はウォブル部品を組立てるためのキット242を示す。キット242は好きな絵をプリントするための写真用紙244および少なくとも一つのウォブル動作をする組立て部品246が含まれている。また種々のファスナー(図示せず)を含むことができ、それによりウォブルイメージを望みの構造物または表面に付着させることができる。たとえば、ファスナーとしてスナップ、フックおよびループのファスナー、磁石等を含めることができる。さらにキット244には一つまたは複数のアクション人形および/または背景248や、一つまたは複数のベース250等を含むこともでき、ベース250の上に人形やバック背景を組立てることができる。たとえばまたは追加的にキットには挨拶状を書くためのカード群(図示せず)を含めることも可能である。
【0044】
図48は別のキット252を示し、それによりウォブル物体を作ることができる。キット252には一つまたは複数のイメージをプリントする写真用紙254と、ウォブルアクションを行なう少なくとも一つの組立て部品256が含まれる。またキット252は少なくとも一つのイーゼル(写真立て用のベース)258を含むことも可能である。写真立て用ベース258は予め印刷された写真は貼ってあってもいいし、利用者が好きな写真を貼ることができるような構成であってもよい。組立て部品256は写真立て用基板258に印刷イメージを固定するように構成されている。
【0045】
以上説明したのは本発明の例示的なものである。本発明を説明するためすべての可能な組合せや方法をここで開示することは不可能である。当業者が考え付く組合せや用途はすべて本発明に含まれるものである。したがって添付の請求の範囲に記載された範囲において含まれるすべての組合せや方法は本発明の範囲に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明に係るウォブルヘッドの組立部品の斜視図である。
【図2】本発明の図1に示した組立部品の側面図である。
【図3】本発明の図1に示した組立部品の側面図である。
【図4】本発明のウォブルヘッド人形の側面図である。
【図5】本発明のウォブルヘッド人形の正面図である。
【図6】本発明の別のウォブルヘッド人形の正面図である。
【図7】図6で示したウォブルヘッド人形の側面図であって、本発明のマルチレベルまたはマルチウォブル部品の側面図を示す。
【図8】本発明に係るウォブルヘッド人形の一例の正面図である。
【図9】本発明のウォブルヘッド人形の別の一例の正面図である。
【図10】本発明のウォブルヘッド人形の別の一例の正面図である。
【図11】本発明のウォブルヘッド人形の別の一例の正面図である。
【図12】本発明のウォブルヘッド人形の別の一例の正面図である。
【図13】本発明に係る、1つのスロットを有するベースの斜視図である。
【図14】本発明に係る、2つのスロットを有するベースの斜視図である。
【図15】本発明に係る、複数のスロットを有するベースの斜視図である。
【図16】本発明に係る、複数のスロットを有する階段状のベースの斜視図である。
【図17】本発明に係る、多層型のウォブルヘッドの斜視図である。
【図18】本発明に係るベースの斜視図である。
【図19】本発明に係る別のベースの斜視図である。
【図20】本発明に係る別のベースの斜視図である。
【図21】本発明に係る別のベースの斜視図である。
【図22】本発明に係る別のベースの斜視図である。
【図23】本発明に係る別のベースの斜視図である。
【図24】本発明に係る別のベースの斜視図である。
【図25】本発明の回転可能なウォブルヘッド人形の側面図である。
【図26】本発明に係る可動型ウォブル部品の斜視図である。
【図27】図26で示した本発明に係る可動型ウォブル部品の断面図である。
【図28】図26で示した本発明に係る可動型ウォブル部品の側面図である。
【図29】本発明に係る可動型ウォブル部品の斜視図である。
【図30】本発明に係るウォブルイメージのための組立部品の斜視図である。
【図31】本発明に係るウォブルイメージの別の組立部品の斜視図である。
【図32】本発明に係るウォブルイメージの別の組立部品の斜視図である。
【図33】本発明に係るウォブルイメージの別の組立部品の斜視図である。
【図34】本発明に係るウォブルイメージの曲げ用カム部品の斜視図である。
【図35】本発明に係るウォブルイメージの振り子部品の斜視図である。
【図36】図34で示した本発明に係る振り子部品の側面図である。
【図37】本発明に係るウォブルイメージを組み込んだグリティーングカードの斜視図である。
【図38】本発明に係る可動型ウォブル写真の斜視図である。
【図39】本発明に係るセルフメーラー型ウォブルイメージを組み込んだ挨拶カードの斜視図である。
【図40】本発明に係るセルフメーラー型ウォブルイメージを組み込んだ挨拶カードの側面図である。
【図41】本発明に係るウォブルイメージを組み込んだ固定板の斜視図である。
【図42】本発明に係るウォブルイメージを組み込んだ宣伝用品の斜視図である。
【図43】本発明に係るウォブルイメージを組み込んだポスターの正面図である。
【図44】本発明に係るウォブルイメージを用いた教育用ゲーム器の図面である。
【図45】本発明に係るウォブルイメージを帽子に用いた図面である。
【図46】本発明に係るウォブルイメージを衣類に用いた図面である。
【図47】本発明に係るウォブル物体を創作するキットの図面である。
【図48】本発明に係るウォブル物体を創作する別のキットの図面である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
イメージ用の組み立て部品であって、
第1組み立て基板と、
前記第1組み立て基板に第1端部が固定され、第1組み立て部品に対し、実質垂直方向に設けられたスプリングと、
第1組み立て基板に固定されたイメージと
を有することを特徴とするイメージ用の組み立て部品。
【請求項2】
さらに、前記スプリングの第2端部に固定され、スプリングに対し実質垂直方向に設けられた第2組み立て基板を有することを特徴とする請求項1記載の組み立て部品。
【請求項3】
さらに、前記スプリングを第1組み立て基板に取り付けるためのスプリング台座を有することを特徴とする請求項1記載の組み立て部品。
【請求項4】
前記スプリング台座は、エポキシ樹脂で構成されていることを特徴とする請求項3記載の組み立て部品。
【請求項5】
前記イメージは、写真であることを特徴とする請求項1記載の組み立て部品。
【請求項6】
さらに、スプリングの第2端部に固定され、スプリングに対し、実質垂直になるように設けられた磁石を有することを特徴とする請求項1記載の組み立て部品。
【請求項7】
さらに、スプリングの第2端部に設けられたボタン用シュラウドを有することを特徴とする請求項1記載の組み立て部品。
【請求項8】
さらに、スプリングの第2端部に設けられたスナップ部品を有することを特徴とする請求項1記載の組み立て部品。
【請求項9】
さらに、スプリングの第2端部に設けられた吸着部品を有することを特徴とする請求項1記載の組み立て部品。
【請求項10】
さらに、スプリングの第2端部に設けられ、音声又は画像の少なくともいずれか一方を出力するマイクロチップを有することを特徴とする請求項1記載の組み立て部品。
【請求項11】
イメージ用の組み立て部品であって、
カムハウジング内に納められると共に、カムハウジングの第1側部から一部が突出するカムと、
カムハウジングから突出するカムの一部に固着された組み立て基板と、
カムハウジングの第2側部に固定されたイメージと
を有することを特徴とするイメージ用組み立て部品。
【請求項12】
前記カムハウジングには、ハウジングの第1側部に湾曲スロットが形成され、湾曲スロットからカムの一部が突出することを特徴とする請求項11記載の組み立て部品。
【請求項13】
さらに、組み立て基板とカムの突出部を連結する振り子を有することを特徴とする請求項11記載の組み立て部品。
【請求項14】
前記振り子は、そのピボット点において、スプリングで付勢されていることを特徴とする請求項11記載の組み立て部品。
【請求項15】
ウォブルヘッド人形であって、
ボディと、
ボディの垂直面に対し直角に延在する少なくとも1つのスプリングを介してボディに取り付けられる少なくとも1つのイメージと
を有し、イメージは時計方向または反時計方向に回動可能に設けられたことを特徴とするウォブルヘッド人形。
【請求項16】
前記ボディは、イメージが貼り付けられた板紙で構成されていることを特徴とする請求項15記載のウォブルヘッド人形。
【請求項17】
前記少なくとも1つのイメージは、写真であることを特徴とする請求項15記載のウォブルヘッド人形。
【請求項18】
さらに、ボディを保持するためのベースを有することを特徴とする請求項15記載のウォブルヘッド人形。
【請求項19】
前記ベースの上部には、ボディの下端部と係合するスロットが形成されていることを特徴とする請求項18記載のウォブルヘッド人形。
【請求項20】
前記ベースは、ウォブルヘッドを回転されるためのターンテーブル部を有することを特徴とする請求項18記載のウォブルヘッド人形。
【請求項21】
前記ターンテーブル部は、少なくとも、バッテリパワー、太陽電池のパワー、磁気によるパワー、電気によるパワー、マイクロチップによるパワー、手動によるパワーのいずれか1つにより駆動されることを特徴とする請求項20記載のウォブルヘッド人形。
【請求項22】
前記ボディの垂直面に対し直角に延在する少なくとも2つのスプリングを介して、それぞれボディに取り付けられる少なくとも2つのイメージを有することを特徴とする請求項15記載のウォブルヘッド人形。
【請求項23】
ウォブル物体を組み立てるためのキットであって、
所望のイメージを印刷する紙と、
イメージの裏面が固着される組み立て部品と
を有し、
該組み立て部品は、少なくとも1つの組み立て基板と、組み立て基板に対し実質垂直方向に設けられた少なくとも1つのスプリングとを有することを特徴とするキット。
【請求項24】
さらに、前記組み立て部品とイメージを取り付けるために少なくとも1つのボディまたは背景を有することを特徴する請求23に記載のキット。
【請求項25】
さらに、ボディまたは背景を保持するためのベースを有することを特徴とする請求項23に記載のキット。
【請求項1】
イメージ用の組み立て部品であって、
第1組み立て基板と、
前記第1組み立て基板に第1端部が固定され、第1組み立て部品に対し、実質垂直方向に設けられたスプリングと、
第1組み立て基板に固定されたイメージと
を有することを特徴とするイメージ用の組み立て部品。
【請求項2】
さらに、前記スプリングの第2端部に固定され、スプリングに対し実質垂直方向に設けられた第2組み立て基板を有することを特徴とする請求項1記載の組み立て部品。
【請求項3】
さらに、前記スプリングを第1組み立て基板に取り付けるためのスプリング台座を有することを特徴とする請求項1記載の組み立て部品。
【請求項4】
前記スプリング台座は、エポキシ樹脂で構成されていることを特徴とする請求項3記載の組み立て部品。
【請求項5】
前記イメージは、写真であることを特徴とする請求項1記載の組み立て部品。
【請求項6】
さらに、スプリングの第2端部に固定され、スプリングに対し、実質垂直になるように設けられた磁石を有することを特徴とする請求項1記載の組み立て部品。
【請求項7】
さらに、スプリングの第2端部に設けられたボタン用シュラウドを有することを特徴とする請求項1記載の組み立て部品。
【請求項8】
さらに、スプリングの第2端部に設けられたスナップ部品を有することを特徴とする請求項1記載の組み立て部品。
【請求項9】
さらに、スプリングの第2端部に設けられた吸着部品を有することを特徴とする請求項1記載の組み立て部品。
【請求項10】
さらに、スプリングの第2端部に設けられ、音声又は画像の少なくともいずれか一方を出力するマイクロチップを有することを特徴とする請求項1記載の組み立て部品。
【請求項11】
イメージ用の組み立て部品であって、
カムハウジング内に納められると共に、カムハウジングの第1側部から一部が突出するカムと、
カムハウジングから突出するカムの一部に固着された組み立て基板と、
カムハウジングの第2側部に固定されたイメージと
を有することを特徴とするイメージ用組み立て部品。
【請求項12】
前記カムハウジングには、ハウジングの第1側部に湾曲スロットが形成され、湾曲スロットからカムの一部が突出することを特徴とする請求項11記載の組み立て部品。
【請求項13】
さらに、組み立て基板とカムの突出部を連結する振り子を有することを特徴とする請求項11記載の組み立て部品。
【請求項14】
前記振り子は、そのピボット点において、スプリングで付勢されていることを特徴とする請求項11記載の組み立て部品。
【請求項15】
ウォブルヘッド人形であって、
ボディと、
ボディの垂直面に対し直角に延在する少なくとも1つのスプリングを介してボディに取り付けられる少なくとも1つのイメージと
を有し、イメージは時計方向または反時計方向に回動可能に設けられたことを特徴とするウォブルヘッド人形。
【請求項16】
前記ボディは、イメージが貼り付けられた板紙で構成されていることを特徴とする請求項15記載のウォブルヘッド人形。
【請求項17】
前記少なくとも1つのイメージは、写真であることを特徴とする請求項15記載のウォブルヘッド人形。
【請求項18】
さらに、ボディを保持するためのベースを有することを特徴とする請求項15記載のウォブルヘッド人形。
【請求項19】
前記ベースの上部には、ボディの下端部と係合するスロットが形成されていることを特徴とする請求項18記載のウォブルヘッド人形。
【請求項20】
前記ベースは、ウォブルヘッドを回転されるためのターンテーブル部を有することを特徴とする請求項18記載のウォブルヘッド人形。
【請求項21】
前記ターンテーブル部は、少なくとも、バッテリパワー、太陽電池のパワー、磁気によるパワー、電気によるパワー、マイクロチップによるパワー、手動によるパワーのいずれか1つにより駆動されることを特徴とする請求項20記載のウォブルヘッド人形。
【請求項22】
前記ボディの垂直面に対し直角に延在する少なくとも2つのスプリングを介して、それぞれボディに取り付けられる少なくとも2つのイメージを有することを特徴とする請求項15記載のウォブルヘッド人形。
【請求項23】
ウォブル物体を組み立てるためのキットであって、
所望のイメージを印刷する紙と、
イメージの裏面が固着される組み立て部品と
を有し、
該組み立て部品は、少なくとも1つの組み立て基板と、組み立て基板に対し実質垂直方向に設けられた少なくとも1つのスプリングとを有することを特徴とするキット。
【請求項24】
さらに、前記組み立て部品とイメージを取り付けるために少なくとも1つのボディまたは背景を有することを特徴する請求23に記載のキット。
【請求項25】
さらに、ボディまたは背景を保持するためのベースを有することを特徴とする請求項23に記載のキット。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【公表番号】特表2007−525239(P2007−525239A)
【公表日】平成19年9月6日(2007.9.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−510057(P2006−510057)
【出願日】平成16年4月15日(2004.4.15)
【国際出願番号】PCT/US2004/011583
【国際公開番号】WO2004/091744
【国際公開日】平成16年10月28日(2004.10.28)
【出願人】(306034697)アクション・ウォブル・インコーポレイテッド (2)
【氏名又は名称原語表記】ACTION WOBBLE, INC.
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年9月6日(2007.9.6)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年4月15日(2004.4.15)
【国際出願番号】PCT/US2004/011583
【国際公開番号】WO2004/091744
【国際公開日】平成16年10月28日(2004.10.28)
【出願人】(306034697)アクション・ウォブル・インコーポレイテッド (2)
【氏名又は名称原語表記】ACTION WOBBLE, INC.
【Fターム(参考)】
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